JP2023054401A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 プロテクション性能及びトラクション性能の両立を図りつつ、重量が重くなることを抑制することができるタイヤを提供する。【解決手段】 タイヤにおいては、第1サイドブロックは、タイヤ周方向のうち第1周方向へ向けて開放される第1凹みと、タイヤ周方向の第1周方向と反対方向である第2周方向へ向けて開放される第2凹みと、を備え、第1サイドブロックは、第1領域と、第2領域と、第1領域と第2領域との間に、第1領域と第2領域との突出高さの差によって形成される段差と、を備える。【選択図】 図4
Description
本開示は、タイヤに関する。
従来、例えば、タイヤは、サイドウォール基準面からタイヤ軸方向へ突出するサイドブロックを備えている(例えば、特許文献1)。これにより、サイドウォールのプロテクション性能(例えば、石、岩等が衝突したときに、カット傷が生じることを抑制する性能)を向上させることができる。
特許文献1に係るタイヤにおいては、第1サイドブロックは、タイヤ周方向の第1周方向へ向けて開放される第1凹みと、タイヤ周方向の第2周方向へ向けて開放される第2凹みとを備えている。これにより、タイヤの回転方向に応じて、第1凹み又は第2凹みにトラクションが発生するため、タイヤの回転方向に関わらず、トラクション性能(例えば、サイドブロックの面やエッジ成分が砂、岩、泥、雪等に接するときに、トラクションを発生させる能力)を向上させることができる。
ところで、サイドブロックの突出高さを高くすることによって、プロテクション性能及びトラクション性能を向上させることができる一方で、タイヤの重量が重くなる。これにより、タイヤが車両に装着されて、車両が走行した場合に、例えば、燃費を悪くすることがある。
本開示の目的は、プロテクション性能及びトラクション性能の両立を図りつつ、重量が重くなることを抑制することができるタイヤを提供することである。
タイヤは、サイドウォール基準面からタイヤ軸方向へ突出する第1サイドブロックを備え、前記第1サイドブロックは、タイヤ周方向のうち第1周方向へ向けて開放される第1凹みと、前記タイヤ周方向の前記第1周方向と反対方向である第2周方向へ向けて開放される第2凹みと、を備え、前記第1凹みは、タイヤ径方向に対して傾斜する第1外凹縁と、前記第1外凹縁よりも前記タイヤ径方向の内側に配置され、前記タイヤ径方向に対して傾斜する第1内凹縁と、を備え、前記第1外凹縁は、前記タイヤ径方向の外側へ行くにつれて、前記第1周方向へ行くように、延び、前記第1内凹縁は、前記タイヤ径方向の内側へ行くにつれて、前記第1周方向へ行くように、延び、前記第2凹みは、前記タイヤ径方向に対して傾斜する第2外凹縁と、前記第2外凹縁よりも前記タイヤ径方向の内側に配置され、前記タイヤ径方向に対して傾斜する第2内凹縁と、を備え、前記第2外凹縁は、前記タイヤ径方向の外側へ行くにつれて、前記第2周方向へ行くように、延び、前記第2内凹縁は、前記タイヤ径方向の内側へ行くにつれて、前記第2周方向へ行くように、延び、前記第1サイドブロックは、第1領域と、第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に、前記第1領域と前記第2領域との突出高さの差によって形成される段差と、を備える。
以下、タイヤにおける一実施形態について、図1~図9を参照しながら説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
各図において、第1の方向D1は、タイヤ回転軸と平行であるタイヤ軸方向D1であり、第2の方向D2は、タイヤ1の直径方向であるタイヤ径方向D2であり、第3の方向D3は、タイヤ回転軸周りの方向であるタイヤ周方向D3である。また、タイヤ赤道面S1とは、タイヤ回転軸に直交する面で且つタイヤ軸方向D1の中心に位置する面であり、タイヤ子午面S2,S3とは、タイヤ回転軸を含む面であって、タイヤ赤道面S1と直交する面である。
タイヤ軸方向D1の内側とは、タイヤ赤道面S1に近い側のことであり、タイヤ軸方向D1の外側とは、タイヤ赤道面S1から遠い側のことである。タイヤ径方向D2の内側とは、タイヤ回転軸に近い側のことであり、タイヤ径方向D2の外側とは、タイヤ回転軸から遠い側のことである。
タイヤ周方向D3のうち、第1方向D31は、第1周方向D31といい、タイヤ周方向D3のうち、第1方向D31と反対方向である第2方向D32は、第2周方向D32という。なお、特に限定されないが、本実施形態のように、例えば、タイヤ1は、回転方向が指定されていないタイヤ1でもよい。即ち、タイヤ1が車両に装着されたときの回転方向は、第1周方向D31及び第2周方向D32のどちらでもよい。
図1に示すように、タイヤ1は、例えば、内部にビード21aを有する一対のビード部21と、各ビード部21からタイヤ径方向D2の外側へ延びるサイドウォール22と、一対のサイドウォール22,22の各々のタイヤ径方向D2の外端に連接され、地面と接するトレッド面23aをタイヤ径方向D2の外端に有するトレッド23とを備えていてもよい。
特に限定されないが、タイヤ1は、例えば、本実施形態のように、内部に空気が入れられる空気入りタイヤ1であってもよい。そして、タイヤ1は、例えば、リム(図示していない)に装着されていてもよい。
なお、タイヤ1が空気入りタイヤ1である場合には、後述する各寸法値、位置関係及び大小関係等は、タイヤ1を正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態で測定したものである。正規リムは、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ1ごとに定めるリムであり、例えば、JATMAであれば標準リム、TRA及びETRTOであれば「Measuring Rim」となる。
また、正規内圧は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ1ごとに定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、ETRTOであれば「INFLATION PRESSURE」である。
タイヤ1は、例えば、一対のビード21a,21aの間に架け渡されるカーカス24と、カーカス24の内側に配置され、空気が充填されるタイヤ1の内部空間に面するインナーライナ25とを備えていてもよい。カーカス24及びインナーライナ25は、例えば、ビード部21、サイドウォール22及びトレッド23に亘って、タイヤ内周に沿って配置されていてもよい。
トレッド23は、例えば、トレッド面23aを構成するトレッドゴム23bと、トレッドゴム23bとカーカス24との間に配置されるベルト23cとを備えていてもよい。ベルト23cは、例えば、複数(図1においては、4つ)のベルトプライ23dを備えていてもよい。例えば、ベルトプライ23dは、平行配列した複数本のベルトコード(例えば、有機繊維や金属)と、ベルトコードを被覆するトッピングゴムとを備えていてもよい。
カーカス24は、例えば、少なくとも1つ(図1においては、2つ)のカーカスプライ24aで構成されていてもよい。カーカスプライ24aは、例えば、ビード21aを巻き込むようにビード21aの周りで折り返されていてもよい。また、カーカスプライ24aは、例えば、タイヤ周方向D3に対して略直交する方向に配列した複数のプライコード(例えば、有機繊維や金属)と、プライコードを被覆するトッピングゴムとを備えていてもよい。
インナーライナ25は、例えば、空気圧を保持するために、気体の透過を阻止する機能に優れている、という構成でもよい。なお、サイドウォール22において、本実施形態のように、インナーライナ25は、例えば、カーカス24の内周側に連接しており、インナーライナ25及びカーカス24間には、他の部材は介在していない、という構成でもよい。
サイドウォール22は、例えば、外表面を構成すべく、カーカス24のタイヤ軸方向D1の外側に配置されるサイドウォールゴム22aを備えていてもよい。なお、サイドウォール22は、タイヤ最大幅となる位置(具体的には、カーカス24のタイヤ軸方向D1の外側同士間の距離W1のうち、最大距離となる位置)とタイヤ径方向D2で同じ位置22bを、外表面に備えている。以下、当該位置22bを、タイヤ最大幅位置22bという。
図1及び図2に示すように、トレッドゴム23bは、例えば、トレッド面23aのタイヤ周方向D3の全域に亘って、タイヤ周方向D3へ連続して延びる複数の主溝23eを備えていてもよい。なお、複数の主溝23eのうち、タイヤ軸方向D1の最も外側に配置される主溝23eは、ショルダー主溝23eという。
図2及び図3に示すように、トレッドゴム23bは、例えば、ショルダー主溝23eからタイヤ軸方向D1の外端まで延びる複数の副溝23fと、ショルダー主溝23eと複数の副溝23fとによって区画される複数のトレッドブロック2,3とを備えていてもよい。
例えば、複数のトレッドブロック2,3は、第1トレッドブロック2と、第1トレッドブロック2から第1周方向D31へ離れて配置される第2トレッドブロック3とを含んでいてもよい。特に限定されないが、例えば、本実施形態のように、第1トレッドブロック2と第2トレッドブロック3とは、タイヤ周方向D3に、交互に並べられていてもよい。
トレッドブロック2,3は、例えば、トレッド面23aのタイヤ軸方向D1の外端に、外端縁2a,3aを備えていてもよい。特に限定されないが、例えば、本実施形態のように、第1トレッドブロック2の外端縁2aは、第2トレッドブロック3の外端縁3aよりも、タイヤ軸方向D1の外側に配置されていてもよい。
次に、本実施形態に係るサイドウォール22の構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。なお、サイドウォール22の構成は、以下の構成に限定されない。また、以下に説明する第1のサイドウォール22の構成は、例えば、第2のサイドウォール22の構成と同じでもよく、また、例えば、第2のサイドウォール22の構成と異なっていてもよい。
サイドウォール22のサイドウォールゴム22aは、例えば、本実施形態のように、ゴム本体4と、ゴム本体4からタイヤ軸方向D1へ突出する環状突起5と、ゴム本体4からタイヤ軸方向D1へ突出する複数のサイドブロック6,7とを備えていてもよい。
なお、サイドブロック6,7は、例えば、一方のサイドウォール22にのみ備えられている、という構成でもよく、また、例えば、両方のサイドウォール22,22に備えられている、という構成でもよい。即ち、少なくとも一方のサイドウォール22は、サイドブロック6,7を備えている、という構成でもよい。
複数のサイドブロック6,7は、例えば、タイヤ周方向D3で隣接される第1サイドブロック6及び第2サイドブロック7を含んでいてもよい。特に限定されないが、例えば、本実施形態のように、第1サイドブロック6と第2サイドブロック7とは、タイヤ周方向D3に、交互に並べられていてもよい。
環状突起5は、例えば、本実施形態のように、第1サイドブロック6と第2サイドブロック7との間で、タイヤ周方向D3へ延びていてもよい。例えば、環状突起5のタイヤ径方向D2の寸法は、タイヤ周方向D3に亘って、一定(同じだけでなく、±10%の相違を有する略同じも含む。以下同じ。)であってもよい。また、例えば、環状突起5の突出高さは、タイヤ周方向D3に亘って、一定であってもよい。
サイドブロック6,7の少なくとも一部は、例えば、本実施形態のように、タイヤ最大幅位置22bよりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。また、環状突起5は、例えば、本実施形態のように、タイヤ最大幅位置22bよりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。
これにより、環状突起5及びサイドブロック6,7は、雪路、泥濘地、砂地等において、車両の重みによりタイヤ1が沈降し、雪、泥、砂等に埋没した状態で接したり、また、岩場において、凹凸の岩に接したりできる。即ち、環状突起5及びサイドブロック6,7は、雪路や、泥濘地、砂地及び岩場等といった悪路において、接する。
そして、例えば、環状突起5及びサイドブロック6,7が雪、泥、砂等をせん断するときに、当該せん断の抵抗によってトラクションが発生する。また、例えば、環状突起5及びサイドブロック6,7が岩と接触するときに、当該接触の摩擦によってトラクションが発生する。このように、車両が雪路や悪路を走行するときに、環状突起5及びサイドブロック6,7によって、トラクション性能を向上させることができる。
また、環状突起5及びサイドブロック6,7は、例えば、本実施形態のように、トレッド面23aよりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されていてもよい。これにより、環状突起5及びサイドブロック6,7は、平坦な道路において、通常走行時に道路に接しない。
例えば、本実施形態のように、第1サイドブロック6と第1トレッドブロック2とは、共通の第1タイヤ子午面S2とそれぞれ交差していてもよい。また、例えば、本実施形態のように、第2サイドブロック7と第2トレッドブロック3とは、共通の第2タイヤ子午面S3とそれぞれ交差していてもよい。なお、例えば、本実施形態のように、第1サイドブロック6は、第2タイヤ子午面S3とも交差していてもよい。
次に、本実施形態に係るサイドブロック6,7の構成について、図4~図9を参照しながら説明する。なお、サイドブロック6,7の構成は、以下の構成に限定されない。
図4~図6に示すように、第1サイドブロック6は、例えば、第1周方向D31へ向けて開放される第1凹み8と、第2周方向D32へ向けて開放される第2凹み9とを備えていてもよい。これにより、タイヤ1の回転方向に応じて、凹み8,9にトラクションが発生する。
例えば、タイヤ1が第1周方向D31へ回転するときは、砂、岩、泥、雪等(以下、砂や石等という)が第1凹み8に接するため、第1凹み8にトラクションが発生し、また、例えば、タイヤ1が第2周方向D32へ回転するときは、砂や石等が第2凹み9に接するため、第2凹み9にトラクションが発生する。したがって、タイヤ1の回転方向に関わらず、トラクション性能を向上させることができる。
各凹み8,9は、例えば、タイヤ径方向D2に対して傾斜する外凹縁8a,9aと、外凹縁8a,9aよりもタイヤ径方向D2の内側に配置され、タイヤ径方向D2に対して傾斜する内凹縁8b,9bとを備えていてもよい。これにより、砂や石等が凹み8,9に接し易くなるため、トラクション性能をさらに向上させることができる。なお、傾斜するとは、交差角度が10°以上であることをいう。
第1外凹縁8aは、例えば、タイヤ径方向D2の外側へ行くにつれて、第1周方向D31へ行くように、延び、第1内凹縁8bは、例えば、タイヤ径方向D2の内側へ行くにつれて、第1周方向D31へ行くように、延びている。即ち、第1外凹縁8aがタイヤ径方向D2に対して傾斜する方向は、第1内凹縁8bがタイヤ径方向D2に対して傾斜する方向と、反対である。そして、第1外凹縁8aの外端は、例えば、第1凹み8のタイヤ径方向D2の外端8cであってもよく、第1内凹縁8bの内端は、例えば、第1凹み8のタイヤ径方向D2の内端8dであってもよい。
第2外凹縁9aは、例えば、タイヤ径方向D2の外側へ行くにつれて、第2周方向D32へ行くように、延び、第2内凹縁9bは、例えば、タイヤ径方向D2の内側へ行くにつれて、第2周方向D32へ行くように、延びている。即ち、第2外凹縁9aがタイヤ径方向D2に対して傾斜する方向は、第2内凹縁9bがタイヤ径方向D2に対して傾斜する方向と、反対である。そして、第2外凹縁9aの外端は、例えば、第2凹み9のタイヤ径方向D2の外端9cであってもよく、第2内凹縁9bの内端は、例えば、第2凹み9のタイヤ径方向D2の内端9dであってもよい。
なお、例えば、本実施形態のように、第1外凹縁8aのタイヤ径方向D2の内端は、第2外凹縁9aのタイヤ径方向D2の外端よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。即ち、第1外凹縁8aの全体は、第2外凹縁9aの全体よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。
また、例えば、本実施形態のように、第1内凹縁8bのタイヤ径方向D2の内端は、第2内凹縁9bのタイヤ径方向D2の外端よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。即ち、第1内凹縁8bの全体は、第2内凹縁9bの全体よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。
これにより、本実施形態においては、第1凹み8のタイヤ径方向D2の中心(外端8cと内端8dとを結んだ直線の中点)は、第2凹み9のタイヤ径方向D2の中心(外端9cと内端9dとを結んだ直線の中点)よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されている。したがって、タイヤ1が走行するときに、第1凹み8が地面の近くに配置されることになる。
そこで、第1凹み8は、例えば、本実施形態のように、第1外凹縁8aと第1内凹縁8bとの間に配置される中間凹縁8eを備えていてもよい。中間凹縁8eは、第1外凹縁8aと第1内凹縁8bとにそれぞれ連結され、タイヤ径方向D2に対して平行(交差角度が0°だけでなく、10°未満も含む。以下同じ。)に延びていてもよい。
これにより、第1凹み8のタイヤ径方向D2の寸法を大きくすることができる。したがって、地面の近くに配置される第1凹み8に、砂や石等が接し易くなるため、トラクション性能を効率良く向上させることができる。
例えば、本実施形態のように、中間凹縁8eは、環状突起5を介して、間接的に第1外凹縁8aと接続され、中間凹縁8eは、第1内凹縁8bと連結(直接接続)されている、という構成でもよい。なお、中間凹縁8eは、例えば、第1外凹縁8aと連結(直接接続)されていてもよい。また、中間凹縁8eは、例えば、第1内凹縁8bと間接的に接続されていてもよい。
なお、第1凹み8の寸法が大きいことに対して、第2サイドブロック7は、例えば、第1凹み8から、第1周方向D31へ離れて配置されていてもよい。そして、例えば、本実施形態のように、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の内端は、第1内凹縁8bのタイヤ径方向D2の内端(即ち、第1凹み8の内端8d)よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。
これにより、第2サイドブロック7が第1凹み8の近くに配置されているため、第1凹み8に起因してプロテクション性能が低下することを抑制することができる。なお、例えば、本実施形態のように、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の外端は、第1外凹縁8aのタイヤ径方向D2の外端(即ち、第1凹み8の外端8c)よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されていてもよい。
また、第1サイドブロック6は、例えば、本実施形態のように、第1凹み8の内端8dから第1周方向D31へ延びる周縁6aを備えていてもよい。そして、周縁6aは、例えば、タイヤ周方向D3に対して平行に延びていてもよい。また、周縁6aは、例えば、第2サイドブロック7よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されていてもよい。なお、例えば、実施形態のように、周縁6aと第2サイドブロック7とは、共通の第2タイヤ子午面S3(図3参照)とそれぞれ交差していてもよい。
また、例えば、本実施形態のように、第2凹み9のタイヤ径方向D2の中心は、第1凹み8のタイヤ径方向D2の中心よりも、タイヤ最大幅位置22bの近くに配置されていてもよい。これにより、タイヤ1が走行するときに、例えば、衝突物(例えば、岩、縁石等)がタイヤ最大幅位置22bの周辺、即ち、第2凹み9の周辺に衝突し易くなる。
そこで、例えば、本実施形態のように、第2外凹縁9aは、第2内凹縁9bに連結されていてもよい。これにより、第2凹み9のタイヤ径方向D2の寸法が大きくなり過ぎることを抑制することができる。したがって、プロテクション性能が低下することを効率良く抑制することができる。
特に限定されないが、タイヤ径方向D2において、第1サイドブロック6のタイヤ径方向D2の内端と、タイヤ最大幅位置22bとの距離W3(図4参照)は、タイヤ1の高さ寸法W2(図1参照)の10%以内であることが好ましい。なお、タイヤ1の高さ寸法W2は、タイヤ1のタイヤ径方向D2の外端と内端との間の距離である。
また、第1サイドブロック6は、例えば、本実施形態のように、第2凹み9に連結される補強領域10を備えていてもよい。これにより、補強領域10が第2凹み9を補強するため、第2凹み9の周辺のプロテクション性能を向上させることができる。しかも、第2凹み9の凹縁9a,9bの剛性を大きくすることができるため、例えば、第2凹み9の凹縁9a,9bに発生するトラクションを大きくすることができる。
補強領域10は、例えば、本実施形態のように、第2周方向D32へ向けて開放される第3凹み11を備えていてもよい。そして、第3凹み11は、例えば、タイヤ径方向D2に対して傾斜する第3外凹縁11aと、第3外凹縁11aよりもタイヤ径方向D2の内側に配置され、タイヤ径方向D2に対して傾斜する第3内凹縁11bとを備えていてもよい。
これにより、砂や石等が第3凹み11に接し易くなるため、トラクション性能をさらに向上させることができる。なお、第3外凹縁11aは、例えば、タイヤ径方向D2の外側へ行くにつれて、第2周方向D32へ行くように、延び、第3内凹縁11bは、例えば、タイヤ径方向D2の内側へ行くにつれて、第2周方向D32へ行くように、延びている。
第3外凹縁11aの外端は、例えば、第3凹み11のタイヤ径方向D2の外端11cであってもよく、第3内凹縁11bの内端は、例えば、第3凹み11のタイヤ径方向D2の内端11dであってもよい。なお、第2凹み9のタイヤ径方向D2の寸法(外端9cと内端9dのタイヤ径方向D2の距離)は、例えば、本実施形態のように、第3凹み11のタイヤ径方向D2の寸法(外端11cと内端11dのタイヤ径方向D2の距離)よりも、大きくてもよい。
特に限定されないが、タイヤ軸方向D1視において、外凹縁8a,9a,11aと内凹縁8b,9b,11bとの間の角度θ1,θ2,θ3は、例えば、30°以上としてもよい。そして、例えば、外凹縁8a,9a,11aと内凹縁8b,9b,11bとの間の角度θ1,θ2,θ3は、60°以上とすることが好ましい。
これにより、例えば、凹み8,9,11に、砂や石等が詰まることを抑制することができる。また、例えば、凹み8,9,11のタイヤ径方向D2の寸法が大きくなるため、砂や石等が凹み8,9,11に接し易くなるため、トラクション性能を向上させることができる。
特に限定されないが、タイヤ軸方向D1視において、外凹縁8a,9a,11aと内凹縁8b,9b,11bとの間の角度θ1,θ2,θ3は、例えば、150°以上としてもよい。そして、例えば、外凹縁8a,9a,11aと内凹縁8b,9b,11bとの間の角度θ1,θ2,θ3は、120°以下とすることが好ましい。これにより、例えば、凹み8,9,11のタイヤ径方向D2の寸法が大きくなり過ぎることを抑制することができるため、プロテクション性能を低下することを抑制することができる。
ところで、サイドブロック6,7の突出高さを高くすることによって、プロテクション性能及びトラクション性能を向上させることができる一方で、タイヤ1の重量が重くなる。そこで、図4~図7に示すように、第1サイドブロック6は、例えば、第1領域12と、第2領域13と、第1領域12と第2領域13との間に形成される第1段差6bとを備えていてもよい。
例えば、第1領域12は、タイヤ軸方向D1の外表面である第1頂面12aを備え、第2領域13は、タイヤ軸方向D1の外表面である第2頂面13aを備え、第1段差6bは、第1頂面12aと、第2頂面13aと、第1頂面12aと第2頂面13aとを接続する第1接続面14とによって、構成されていてもよい。そして、第1段差6bは、例えば、第1領域12と第2領域13との突出高さの差によって、形成されていてもよい。
具体的には、第1接続面14は、第1頂面12aに連結される第1連結部14aと、第2頂面13aに連結される第2連結部14bとを備え、第1連結部14aの突出高さは、第2連結部14bの突出高さよりも、高い、という構成でもよい。これにより、突出高さの高い第1領域12だけでなく、突出高さの低い第2領域13も存在する。
したがって、プロテクション性能及びトラクション性能の両立を図りつつ、タイヤ1の重量が重くなることを抑制することができる。これにより、タイヤ1が車両に装着されて、車両が走行した場合に、例えば、燃費を悪くすることを抑制することができる。
また、例えば、第1サイドブロック6に起因してタイヤ1のタイヤ周方向D3における重量バランスが不均一になることも抑制することができる。これにより、例えば、タイヤ1が車両に装着されたときに、ユニフォミティが低下することを抑制することができる。
また、第1領域12は、例えば、本実施形態のように、第2領域13よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されていてもよい。これにより、第1連結部14aの突出高さが、第2連結部14bの突出高さよりも、高くなっているため、第1接続面14は、タイヤ径方向D2の外側、即ち、地面側を向くことになる。したがって、タイヤ径方向D2のトラクションが第1接続面14で発生する。
しかも、第1接続面14は、例えば、本実施形態のように、タイヤ周方向D3に対して平行となるように、延びていてもよい。これにより、タイヤ径方向D2のトラクションが第1接続面14で効果的に発生する。したがって、例えば、トラクション性能を向上させることができる。
なお、第1凹み8は、例えば、本実施形態のように、第1領域12及び第2領域13に亘って形成されていてよい。また、第2凹み9は、例えば、本実施形態のように、第1領域12に配置されていてもよい。そして、第1サイドブロック6は、例えば、第1領域12と補強領域10との間に形成される第2段差6cを備えていてもよい。
例えば、補強領域10は、タイヤ軸方向D1の外表面である第3頂面10aを備え、第2段差6cは、第1頂面12aと、第3頂面10aと、第1頂面12aと第3頂面10aとを接続する第2接続面15とによって、構成されていてもよい。そして、第2段差6cは、例えば、第1領域12と補強領域10との突出高さの差によって、形成されていてもよい。
具体的には、第2接続面15は、第1頂面12aに連結される第3連結部15aと、第3頂面10aに連結される第4連結部15bとを備え、第3連結部15aの突出高さは、第4連結部15bの突出高さよりも、高い、という構成でもよい。これにより、第2接続面15は、第2凹み9を構成し、第3連結部15aは、第2凹み9の凹縁9a,9bを構成している。
図7~図9に示すように、環状突起5は、サイドウォール基準面S4からタイヤ軸方向D1へ突出しており、サイドブロック6,7は、サイドウォール基準面S4からタイヤ軸方向D1へ突出している。なお、図9は、図7の第1サイドブロック6を実線で示し、図8の第2サイドブロック7を破線で示し、それぞれを重ね合わせた図である。
そして、サイドブロック6,7、各領域10,12,13及び各部14a,14b,15a,15bの突出高さとは、サイドウォール基準面S4から、サイドウォール基準面S4の法線方向へ突出する高さとすることができる。なお、サイドウォール基準面S4は、サイドウォール22のプロファイル面ともいう。
サイドウォール基準面S4は、例えば、本実施形態のように、ゴム本体4のタイヤ軸方向D1の外端面で構成されていてもよい。そして、サイドウォール基準面S4は、例えば、タイヤ子午面S2,S3の断面において、直線及び曲率半径が異なる複数の円弧によって構成されていてもよい。
なお、例えば、本実施形態のように、サイドブロック6,7が位置するタイヤ径方向D2の範囲において、サイドウォール基準面S4は、タイヤ子午面S2,S3の断面において、タイヤ径方向D2の外側から順に、一つの直線と一つの円弧とによって構成されていてもよい。そして、当該円弧は、サイドブロック6,7のタイヤ径方向D2の内側に隣接される部分のサイドウォール基準面S4の円弧と連続していてもよい。
図8に示すように、サイドウォールゴム22aは、例えば、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の外側に、サイドウォール基準面S4からタイヤ軸方向D1へ凹むサイド凹み22cを備えていてもよい。
また、図8及び図9に示すように、第2サイドブロック7は、例えば、本実施形態のように、タイヤ周方向D3視にて、第1サイドブロック6よりも、突出高さの高い高領域7aを備えていてもよい。そして、高領域7aは、例えば、本実施形態のように、環状突起5よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。
図9に示すように、第1サイドブロック6のタイヤ径方向D2の外端は、例えば、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の外端よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されていてもよい。また、第1サイドブロック6のタイヤ径方向D2の内端は、例えば、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の内端よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されていてもよい。
以上より、本実施形態のように、タイヤ1は、サイドウォール基準面S4からタイヤ軸方向D1へ突出する第1サイドブロック6を備え、前記第1サイドブロック6は、タイヤ周方向D3のうち第1周方向D31へ向けて開放される第1凹み8と、前記タイヤ周方向D3の前記第1周方向D31と反対方向である第2周方向D32へ向けて開放される第2凹み9と、を備え、前記第1凹み8は、タイヤ径方向D2に対して傾斜する第1外凹縁8aと、前記第1外凹縁8aよりも前記タイヤ径方向D2の内側に配置され、前記タイヤ径方向D2に対して傾斜する第1内凹縁8bと、を備え、前記第1外凹縁8aは、前記タイヤ径方向D2の外側へ行くにつれて、前記第1周方向D31へ行くように、延び、前記第1内凹縁8bは、前記タイヤ径方向D2の内側へ行くにつれて、前記第1周方向D31へ行くように、延び、前記第2凹み9は、前記タイヤ径方向D2に対して傾斜する第2外凹縁9aと、前記第2外凹縁9aよりも前記タイヤ径方向D2の内側に配置され、前記タイヤ径方向D2に対して傾斜する第2内凹縁9bと、を備え、前記第2外凹縁9aは、前記タイヤ径方向D2の外側へ行くにつれて、前記第2周方向D32へ行くように、延び、前記第2内凹縁9bは、前記タイヤ径方向D2の内側へ行くにつれて、前記第2周方向D32へ行くように、延び、前記第1サイドブロック6は、第1領域12と、第2領域13と、前記第1領域12と前記第2領域13との間に、前記第1領域12と前記第2領域13との突出高さの差によって形成される段差6bと、を備える、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、段差6bが、第1領域12と第2領域13との突出高さの差によって、形成されているため、突出高さの高い領域だけでなく、突出高さの低い領域も存在する。これにより、プロテクション性能及びトラクション性能の両立を図りつつ、重量が重くなることを抑制することができる。
また、本実施形態のように、タイヤ1においては、前記第1領域12は、前記第2領域13よりも、前記タイヤ径方向D2の内側に配置され、前記第1領域12は、前記タイヤ軸方向D1の外表面である第1頂面12aを備え、前記第2領域13は、前記タイヤ軸方向D1の外表面である第2頂面13aを備え、前記段差6bは、前記第1頂面12aと前記第2頂面13aとを接続する接続面14を備え、前記接続面14は、前記第1頂面12aに連結される第1連結部14aと、前記第2頂面13aに連結される第2連結部14bと、を備え、前記第1連結部14aの突出高さは、前記第2連結部14bの突出高さよりも、高い、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、第1領域12は、第2領域13よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置され、接続面14の第1連結部14aの突出高さは、接続面14の第2連結部14bの突出高さよりも、高くなっている。これにより、タイヤ径方向D2のトラクションが接続面14で発生するため、トラクション性能を向上させることができる。
また、本実施形態のように、タイヤ1においては、前記第1凹み8の前記タイヤ径方向D2の中心は、前記第2凹み9の前記タイヤ径方向D2の中心よりも、前記タイヤ径方向D2の外側に配置され、前記第1凹み8は、前記第1外凹縁8aと前記第1内凹縁8bとの間に配置される中間凹縁8eをさらに備え、前記中間凹縁8eは、前記タイヤ径方向D2に対して平行に延び、前記第1外凹縁8aと前記第1内凹縁8bとにそれぞれ接続される、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、タイヤ1が走行するときに、第1凹み8が地面の近くに配置されることに対して、第1凹み8は、第1外凹縁8aと第1内凹縁8bとの間に、タイヤ径方向D2へ延びる中間凹縁8eを備えている。これにより、地面に近い第1凹み8のタイヤ径方向D2の寸法を大きくすることができるため、砂や石等が第1凹み8に接し易くなる。したがって、トラクション性能を効率良く向上させることができる。
また、本実施形態のように、タイヤ1は、前記サイドウォール基準面S4から前記タイヤ軸方向D1へ突出する第2サイドブロック7をさらに備え、前記第2サイドブロック7は、前記第1凹み8から、前記第1周方向D31へ離れて配置され、前記第2サイドブロック7の前記タイヤ径方向D2の内端は、前記第1内凹縁8bの前記タイヤ径方向D2の内端よりも、前記タイヤ径方向D2の外側に配置され、前記第2サイドブロック7は、前記第1サイドブロック6と共通のタイヤ子午面S3とそれぞれ交差する、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、第1凹み8のタイヤ径方向D2の寸法が大きくなっていることに対して、第2サイドブロック7が第1凹み8の近くに配置されている。これにより、第1凹み8に起因してプロテクション性能が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態のように、タイヤ1においては、前記第2凹み9の前記タイヤ径方向D2の中心は、前記第1凹み8の前記タイヤ径方向D2の中心よりも、タイヤ最大幅位置22bの近くに配置され、前記第2外凹縁9aは、前記第2内凹縁9bに連結される、という構成が好ましい。
斯かる構成によれば、タイヤ1が走行するときに、例えば、衝突物(例えば、岩、縁石等)がタイヤ最大幅位置22bの周辺に衝突し易いことに対して、第2外凹縁9aは、第2内凹縁9bに連結されている。これにより、タイヤ最大幅位置22bに近い第2凹み9のタイヤ径方向D2の寸法が大きくなり過ぎることを抑制することができるため、プロテクション性能が低下することを抑制することができる。
なお、タイヤ1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、タイヤ1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1領域12は、第2領域13よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第1領域12は、第2領域13よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されている、という構成でもよい。また、例えば、第1領域12は、第2領域13よりも、第1周方向D31(又は、第2周方向D32)側に配置されている、という構成でもよい。
(2)また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第1凹み8は、第1外凹縁8aと第1内凹縁8bとの間に配置される中間凹縁8eを備えている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第1凹み8においては、第1外凹縁8aは、第1内凹縁8bと連結されている、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第2凹み9においては、第2外凹縁9aは、第2内凹縁9bに連結されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2凹み9は、第2外凹縁9aと第2内凹縁9bとの間に配置される中間凹縁を備えている、という構成でもよい。そして、当該中間凹縁は、タイヤ径方向D2に対して平行に延び、第2外凹縁9aと第2内凹縁9bとにそれぞれ接続されている、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の内端は、第1内凹縁8bのタイヤ径方向D2の内端よりも、タイヤ径方向D2の外側に配置されている、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2サイドブロック7のタイヤ径方向D2の内端は、第1内凹縁8bのタイヤ径方向D2の内端よりも、タイヤ径方向D2の内側に配置されている、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係るタイヤ1においては、第2サイドブロック7は、第1サイドブロック6と共通のタイヤ子午面S3と交差している、という構成である。しかしながら、タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、第2サイドブロック7は、第1サイドブロック6と共通のタイヤ子午面S3と交差していない、という構成でもよい。
1…タイヤ、2…第1トレッドブロック、2a…外端縁、3…第2トレッドブロック、3a…外端縁、4…ゴム本体、5…環状突起、6…第1サイドブロック、6a…周縁、6b…第1段差、6c…第2段差、7…第2サイドブロック、7a…高領域、8…第1凹み、8a…第1外凹縁、8b…第1内凹縁、8c…外端、8d…内端、8e…中間凹縁、9…第2凹み、9a…第2外凹縁、9b…第2内凹縁、9c…外端、9d…内端、10…補強領域、10a…第3頂面、11…第3凹み、11a…第3外凹縁、11b…第3内凹縁、11c…外端、11d…内端、12…第1領域、12a…第1頂面、13…第2領域、13a…第2頂面、14…第1接続面、14a…第1連結部、14b…第2連結部、15…第2接続面、15a…第3連結部、15b…第4連結部、21…ビード部、21a…ビード、22…サイドウォール、22a…サイドウォールゴム、22b…タイヤ最大幅位置、22c…サイド凹み、23…トレッド、23a…トレッド面、23b…トレッドゴム、23c…ベルト、23d…ベルトプライ、23e…主溝、23f…副溝、24…カーカス、24a…カーカスプライ、25…インナーライナ、D1…タイヤ軸方向、D2…タイヤ径方向、D3…タイヤ周方向、D31…第1周方向、D32…第2周方向、S1…タイヤ赤道面、S2,S3…タイヤ子午面、S4…サイドウォール基準面
Claims (5)
- サイドウォール基準面からタイヤ軸方向へ突出する第1サイドブロックを備え、
前記第1サイドブロックは、タイヤ周方向のうち第1周方向へ向けて開放される第1凹みと、前記タイヤ周方向の前記第1周方向と反対方向である第2周方向へ向けて開放される第2凹みと、を備え、
前記第1凹みは、タイヤ径方向に対して傾斜する第1外凹縁と、前記第1外凹縁よりも前記タイヤ径方向の内側に配置され、前記タイヤ径方向に対して傾斜する第1内凹縁と、を備え、
前記第1外凹縁は、前記タイヤ径方向の外側へ行くにつれて、前記第1周方向へ行くように、延び、
前記第1内凹縁は、前記タイヤ径方向の内側へ行くにつれて、前記第1周方向へ行くように、延び、
前記第2凹みは、前記タイヤ径方向に対して傾斜する第2外凹縁と、前記第2外凹縁よりも前記タイヤ径方向の内側に配置され、前記タイヤ径方向に対して傾斜する第2内凹縁と、を備え、
前記第2外凹縁は、前記タイヤ径方向の外側へ行くにつれて、前記第2周方向へ行くように、延び、
前記第2内凹縁は、前記タイヤ径方向の内側へ行くにつれて、前記第2周方向へ行くように、延び、
前記第1サイドブロックは、第1領域と、第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に、前記第1領域と前記第2領域との突出高さの差によって形成される段差と、を備える、タイヤ。 - 前記第1領域は、前記第2領域よりも、前記タイヤ径方向の内側に配置され、
前記第1領域は、前記タイヤ軸方向の外表面である第1頂面を備え、
前記第2領域は、前記タイヤ軸方向の外表面である第2頂面を備え、
前記段差は、前記第1頂面と前記第2頂面とを接続する接続面を備え、
前記接続面は、前記第1頂面に連結される第1連結部と、前記第2頂面に連結される第2連結部と、を備え、
前記第1連結部の突出高さは、前記第2連結部の突出高さよりも、高い、請求項1に記載のタイヤ。 - 前記第1凹みの前記タイヤ径方向の中心は、前記第2凹みの前記タイヤ径方向の中心よりも、前記タイヤ径方向の外側に配置され、
前記第1凹みは、前記第1外凹縁と前記第1内凹縁との間に配置される中間凹縁をさらに備え、
前記中間凹縁は、前記タイヤ径方向に対して平行に延び、前記第1外凹縁と前記第1内凹縁とにそれぞれ接続される、請求項1又は2に記載のタイヤ。 - 前記サイドウォール基準面から前記タイヤ軸方向へ突出する第2サイドブロックをさらに備え、
前記第2サイドブロックは、前記第1凹みから、前記第1周方向へ離れて配置され、
前記第2サイドブロックの前記タイヤ径方向の内端は、前記第1内凹縁の前記タイヤ径方向の内端よりも、前記タイヤ径方向の外側に配置され、
前記第2サイドブロックは、前記第1サイドブロックと共通のタイヤ子午面とそれぞれ交差する、請求項3に記載のタイヤ。 - 前記第2凹みの前記タイヤ径方向の中心は、前記第1凹みの前記タイヤ径方向の中心よりも、タイヤ最大幅位置の近くに配置され、
前記第2外凹縁は、前記第2内凹縁に連結される、請求項1~4の何れか1項に記載のタイヤ。
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