JP2022522395A - 選択的エストロゲン受容体分解剤の新規な塩 - Google Patents
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Abstract
Description
様々な実施形態では、本発明は、全体的に、選択的エストロゲン受容体分解剤(SERD)の新規な塩、それを含む医薬組成物並びにその製造方法及び用途に関する。
様々な実施形態では、本発明は、SERDの新規な塩に関する。ここで詳細に記載されるように、本発明者らは、化合物FA、(E)-3-(3,5-ジクロロ-4-((1R,3R)-2-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)-3-メチル-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール-1-イル)フェニル)アクリル酸が、ある塩基(例えば、アルカリ又はアルカリ性塩基及びアミン塩基)と塩を形成することができるが、HClのような複数種類の試験された酸が含まないことを見出した。例えば、アミン塩のいくつかの塩は、固体形式として存在してもよく、結晶、溶媒和物、水和物又はアモルファス形式としてもよい。これらの塩は、化合物FAの製造、調製及び使用の代替方法を提供する。実施例部分で例を挙げて説明されるように、化合物FAのL-リシン及びメグルミンのいくつかの代表的塩形式は、様々な結晶型として存在してもよく、化合物FA(即ち、遊離酸形式)そのものと比べて、pH 1.2と6.8で水における溶解度及び安定性がいずれも向上する。そのため、いくつかの実施形態では、遊離酸形式と比べて、ここで記載される塩形式は、様々な医薬用途により適切であってもよい。
様々な実施形態では、本発明は、(E)-3-(3,5-ジクロロ-4-((1R,3R)-2-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)-3-メチル-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール-1-イル)フェニル)アクリル酸(「化合物FA」)のアミン塩(例えば、薬学的に許容されるアミン塩)に関する。
。
。
本開示のいくつかの実施形態は、さらに、化合物FA又はその塩(例えば、アミン塩)を製造する方法に関する。ここで記載されるプロセスは、いくつかの面で有利である。例えば、ここで記載される方法は、アルデヒド化合物におけるカルボン酸官能基を保護する必要なく、トリプタミン化合物とアルデヒドから化合物FAを形成することを可能にする。
又はその塩と、アルデヒド
又はその塩とを反応させ、化合物FA
又はその塩を形成することを含む。様々な条件は、変換の実現に適し、例えば、Pictet-Spengler反応に適する条件が知られる。いくつかの適切な条件は、ここで例示的に説明される。いくつかの実施形態では、反応は、溶媒で加熱しながら行うことができ、例えば、トルエンで加熱しながら(例えば、還流温度で)行い、化合物FAを得ることができる。
。
。
と
を反応させることを含むプロセスにより、当該トリプタミン化合物を製造することができる。
は、様々な方法により得ることもでき、前記方法は、いずれかの特定の合成経路に限定されない。いくつかの実施形態では、還元剤(例えば、ホウ素試薬、例えば、NaBH4)で
を還元してアルコール
を形成し、そして当該アルコールとトリフラートドナー試薬(例えば、トリフル酸無水物)と、通常、塩基(例えば、ピリジン)の存在で反応させて
を形成することを含むプロセスにより
を製造することができる。トリフラートを還元と変換するためのその他の条件は、本分野でこのような変換のための既知の条件を含む。或いは、いくつかの実施形態では、フッ化物(例えば、HF/ピリジン)で
のエポキシド開環することにより、アルコール
を製造することができる。この代替方法の一例は、ここで記載される実施例3に示される。
を製造することができる。例えば、いくつかの実施形態では、塩基でジクロロ化合物
を陰イオン中間体に変換し、当該中間体がその後アルデヒドドナー試薬と反応させて
又はその塩を形成することを含むプロセスにより、前記アルデヒド化合物を製造することができる。一般的に、使用される塩基は、強い塩基であり、例えば、ジイソプロピルアミドリチウム。アルデヒドドナー試薬は、本分野で既知なものであり、陰イオン中間体と反応させてベンズアルデヒドを形成できるいずれかの化合物を含み、例えば、ジメチルホルムアミドがここで記載されるアルデヒドドナー試薬として使用されることができる。
様々な実施形態では、本発明は、さらに、本発明の塩、例えば、ここで記載するアミン塩と、任意で薬学的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物を提供する。ある実施形態では、ここで記載する医薬組成物は、本発明の塩、例えば、ここで記載するアミン塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含む。ここで記載する医薬組成物は、増殖性疾患(例えば、ER+乳癌)又はERに関連する疾患を治療及び/又は予防するために用いることができる。
本発明の塩及びここで記載する医薬組成物は、増殖性疾患の治療及び/又は予防、及び/又はエストロゲンなどのステロイドホルモンに関連する疾患の治療及び/又は予防に使用することができる。WO2017/136688で記載されているように、その内容は引用全体を通してここで組み込まれ、同じ種類の医薬(例えば、フルベストラント)GDC-0810やAZD9496などの臨床試験中の医薬と比較して、化合物FAなどのSERDは、ERの分解を誘導し、ER+乳癌細胞の成長を抑制し、良好なヒト肝細胞除去率を示した。
実施形態1.(E)-3-(3,5-ジクロロ-4-((1R,3R)-2-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)-3-メチル-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール-1-イル)フェニル)アクリル酸(「化合物FA」)のアミン塩(例えば、薬学的に許容されるアミン塩):
。
a)適切な条件下で、トリプタミン化合物
又はその塩とアルデヒド
又はその塩とを反応させ、化合物FA
、又はその塩を形成することと;
b)任意で、化合物FA又はその塩を化合物FAのアミン塩に変換することと
を含む、方法。
を提供することを含む、実施形態23記載の方法。
は、
とフッ化物(例えば、HF/ピリジン)とを反応させてアルコール
を形成し、その後前記アルコールとトリフラートドナー試薬とを反応させて
を形成することを含むプロセスにより製造される、実施形態27記載の方法。
を陰イオン中間体に変換し、その後アルデヒドドナー試薬とを反応させて
、又はその塩を形成することを含むプロセスにより製造される、実施形態23~29のいずれか記載の方法。
文脈から明らかにしない限り、ここで記載するいずれかの実施形態では、ここで記載される化合物/塩は、主に(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%等)描かれる立体異性体(適切であれば)として存在してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ここで記載される化合物FAは、85%超えのエナンチオマー過剰(例えば、90%ee超え、95%ee超え、又は99%ee超え)のエナンチオマー純度を有してもよい。いくつかの実施形態では、ここで記載される化合物FAは、さらに、85%超えの非エナンチオマー過剰(例えば、90%de超え、95%de超え、又は99%de超え)の非エナンチオマー純度を有してもよく;いくつかの実施形態では、ここで記載される化合物FAは、アクリル酸二重結合に対して実質的にE配置を有し、例えば、1%未満又は検出不可能なZ配置をしてもよい。
材料:開始材料、試薬、溶媒等は、一般的に、商業的ルートから購入された。
1H NMRには、automated sample(B-ACS 120)付きのBruker Advance 300で行われた。
*参照DMSO-d6、δ=2.50 ppm
†s:単線;d:二重線;t:三重線;m:多重線;dd:二重二重線;td:三重二重線;brs:ブロード単線;
brd:ブロード二重線
N2で10(1.0当量)のMTBE(10 V)溶液を-20℃±5℃まで冷却した。Olah試薬(2.0当量)を系内に滴下し、混合物の温度を-10℃以下に維持した。添加後、反応を25℃±5℃まで加温し、同じ温度で反応が完了するまで撹拌した。そしてゆっくりH2O(10V)を添加して、反応をクエンチングした。有機層を分離し、飽和NaHCO3(3V)及び塩水(3V)で洗浄し、そしてMgSO4で乾燥した。濾過後、慎重に濾液を濃縮し、浅黄色液体として所望のアルコール4を得て、さらなる精製せずに、次の工程に用いられた。
化合物FAの製造工程:7(33.4g、0.12mol)(実施例2を参照する)のトルエン(575mL)における懸濁液にNa2CO3水溶液(13%、540g)を添加し、当該混合物を0.5時間撹拌した。各層を分離した。有機層に2(25g、0.10mol)(実施例2を参照する)を添加し、N2で混合物を100~120℃で反応が完了するまで加熱した。混合物を約25mLまで濃縮し、そしてMTBE(250mL)及びヘプタン(250mL)を添加し、濾過した。濾過ケーキを真空で35~45℃で乾燥し、化合物FA(30.6g、64%の収率)を生成した。
12種類の溶媒を使用して、96ウェルプレートで15種類の酸及び10種類の塩基で化合物FAに対して塩のスクリーンを行った。15種類の酸とは、塩を形成できなかったが、NaOH、KOH、L-アルギニン、L-リシン、アンモニア水、メグルミン及びコリン水酸化物を含む、いくつかの塩基と塩を形成することができた。測定された15種類の酸は、塩酸、燐酸、硫酸、L-酒石酸、臭化水素酸、フマル酸、p-トルエンスルホン酸、クエン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、マレイン酸、L-乳酸及びマロン酸であった。測定された塩基は、NaOH、KOH、L-アルギニン、L-リシン、アンモニア水、ニコチンアミド、メグルミン、トロメタミン、コリン水酸化物及びグルタミンであった。スクリーン実験で測定された溶媒は、メタノール、ACN、エタノール、MTBE、IPA、アセトン、2-ブタノン、水、イソブタノール、EtOAc、THF及び酢酸イソプロピルであった。
乾燥後、96ウェルプレートにおける大多数の試料は、粘性又はガラス状であった。F、G、I及びL行に、固体が存在しなかった。XRPD及び1H NMRにより固体試料を解析した。さらに、1H NMRによりF1、G1、I8及びL5を解析した。化合物FAと比較して、全ての1H NMRスペクトルには、ケミカルシフトが変化しなかった。そのため、測定条件で、化合物FAが15種類の酸の全てと塩を形成できなかったと結論付けた。
10種類の塩基は96ウェルプレートで化合物FAの塩をスクリーンするために用いられた。乾燥後、C、D、F、H及びK行で固体試料が生成した。A及びB行の試料がガラス状であった。E行及びG行で、E10及びG10が半固形であった以外、全てのウェルがガラス状であった。L行で、全てのウェルはガラス状又は油状であったが、L10が黄色と白色粉末の混合物であった。
化合物FAのメグルミン塩を製造し、結晶多型スクリーンの開始原料(結晶型I)として使用された。様々な結晶方法、例えば、溶媒結晶、沈殿、スラリー、蒸発及び拡散方法により、単一及び二元溶媒混合物でスクリーンした。さらに、熱処理及び机械的処理を行い、その他の結晶型を探索した。
結晶型Iの製造:室温で撹拌しながら、1.08536gメグルミンを50mLメタノールに添加した。別の30mLメタノールを添加し、20分間撹拌した後、固体試料がほとんど溶解した。2.6g化合物FAを添加し、そして溶液が透明となった。25分間後、沈殿が出現した。1時間後、懸濁液を乾燥までまで濃縮した。20mL IPAを添加し、室温で一晩撹拌した。そして30mL IPAを添加し、2時間撹拌した。濾過により試料を回収した。同定後、試料を結晶多型スクリーンの開始材料として使用された。
二水和物の製造:60℃で撹拌しながら、約60mgメグルミン塩(結晶型I)を3mLメタノールに溶解した。6mL水を添加し、60℃で30分間撹拌した。透明溶液をゆっくり室温まで冷却し、室温で一晩撹拌した。沈殿が生成しなかった。1mL水を添加し、さらに一晩撹拌し、固体試料が生成し、濾過により回収された。40℃で4時間乾燥した後、XRPDは、大部分の試料が無水(結晶型II)となったと分かった。水中に30分間撹拌し、室温で乾燥し、二水和物を製造した。
結晶型IIの製造:以上で製造された二水和物を60℃で5時間乾燥し、そして40℃で一晩乾燥した。直ちに、XRPD、TGAとDSCにより試料を測定した。乾燥試料のXRPDパターンは、結晶型I及び二水和物(図2A)と異なった。TGAとDSCから、分解前に重量損失がなかったと確認し、DSCプロファイルで、2つの吸熱ピーク(図2B)を有する。試料の融点が174.13℃であった。開始温度が43.41であり、エンタルピーが3.999J/gである小さい吸熱ピークは、脱溶媒化のピークであるべきであった。DSC測定の間に、非常に少ない水を吸収すべきであった。融点が174.13℃である試料は、結晶型IIと呼ばれる。当該試料は、相互変換研究に用いられた。
相互変換研究:IPA又は水において同じ量の異なる形式の固体を混合することにより、それぞれの相互変換研究を行った。懸濁液を室温で及び60℃で数日間撹拌し、この間に、懸濁液を濾過し、XRPDにより解析した。
結晶型Iは、92.5%RHで10日間の固体安定性を測定した:約20mgメグルミン塩の結晶型Iを、25℃/92.5%RHの条件で10日間放置した。10日目、XRPDにより試料を解析した。
化合物FAの固形のメグルミン塩を製造し、結晶多型スクリーンの開始原料(結晶型I)として使用された。スクリーンで2種類の結晶型(結晶型I、II)及び二水和物が同定と製造された。室温で又は60℃で水及びIPAに異なる形式及び二水和物の相互変換研究を行った。結果から、二水和物が室温で水に最も安定であり、結晶型IがIPA(室温及び60℃)に及び60℃の水に最も安定であると分かった。なお、メグルミン塩の結晶型Iは、92.5%RHで10日間保存した後に変化しなかった。
リシン塩:撹拌しながら50℃で239.8mgの化合物FAを4.5mLのイソブタノールに溶解した。0.52mLの1M L-リシン/水溶液を添加した。約15分間後、沈殿が生成した。50℃で反応を約1時間撹拌した。室温まで冷却し、濾過により固体試料を回収し、真空で60℃で一晩乾燥した。得られたリシン塩は、結晶型Aであった。代表的XRPD及びDSCスペクトルは、図4A~4Bに示す。XRPDピークの表は、以下の表5に示す。
30分間及び24時間で、pH 1.2及びpH 6.8緩衝溶液で化合物FA、L-リシン塩及びメグルミン塩の溶解度を測定した。XRPDにより24時間での残りの固体試料を解析した。HPLC結果から、測定された三つの試料がpH 1.2緩衝溶液において不安定であることが分かった。
40℃/75%RHで8日間保存した後、HPLC及びXRPDにより化合物FA、L-リシン塩及びメグルミン塩の固体安定性を測定した。HPLC結果(表7)は、明らかな分解が発生することなく、そして2種類の測定された塩の純度がより高いと分かった。40℃/75%RHで8日間保存した後、XRPDパターンが変化しなかった。化合物FA、L-リシン塩及びメグルミン塩は、40℃/75%RHで物理化学的に8日間安定であった。
結晶L-リシン塩及びメグルミン塩(二水和物及び無水物)の製造が成功し、1H NMR、XRPD、DSC、TGA及びDVSにより同定された。それぞれの塩の固形特性と比較することにより、溶解度/固体安定性測定により、L-リシン塩(結晶型A)及び無水メグルミン塩(結晶型I)を選択して、遊離酸とともにさらに評価した。
2つの条件でトロメタミン塩を製造した。
アセトニトリル及びMTBEは、溶媒として使用して、コリン塩を製造した。
[本発明1001]
以下の構造で示される化合物FAのメグルミン塩:
。
[本発明1002]
結晶型Iであり、
(1)以下のピークの一つ又は複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7又は8つ)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:4.7、9.1、10.0、17.6、18.2、19.0、21.5及び23.7度2θ、±0.2°;(2)以下のピークの一つ又は複数(例えば、8以上、12以上、16以上又は20以上)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:4.7、9.1、10.0、11.3、13.0、13.3、13.5、15.1、16.4、17.6、18.2、18.8、19.0、20.0、20.4、21.5、22.4、23.7、23.9、24.9及び25.3度2θ、±0.2°;(3)図1Aに示されるものと実質的に同一のXRPDパターン;(4)図1Bに示されるものと実質的に同一の示差走査熱量(DSC)パターン;又はその任意の組み合わせ(例えば、(1)と(4)、(2)と(4)、又は(3)と(4))
を特徴とする、本発明1001のメグルミン塩。
[本発明1003]
結晶型IIであり、
(1)以下のピークの一つ又は複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8又は9つ)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:8.0、12.0、12.4、16.1、17.2、19.7、22.1、22.5及び23.9度2θ、±0.2°;(2)以下のピークの一つ又は複数(例えば、8以上、12以上又は16以上)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:4.0、8.0、10.3、12.0、12.4、14.7、14.9、15.5、16.1、17.2、19.7、20.8、22.1、22.5、23.9、24.5、24.8及び26.3度2θ、±0.2°;(3)図2Aに示されるものと実質的に同一のXRPDパターン;(4)図2Bに示されるものと実質的に同一の示差走査熱量(DSC)パターン;又はその任意の組み合わせ(例えば、(1)と(4)、(2)と(4)、又は(3)と(4))
を特徴とする、本発明1001のメグルミン塩。
[本発明1004]
結晶型IIIであり、
(1)以下のピークの一つ又は複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16又は17つ)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:7.5、10.2、12.0、14.5、15.6、17.0、17.4、19.2、19.7、20.6、21.5、22.0、22.5、23.8、24.6、24.9及び28.1度2θ、±0.2°;(2)以下のピークの一つ又は複数(例えば、8以上、12以上、16以上、20以上、又は24以上)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:3.7、6.4、7.5、10.2、11.2、12.0、14.5、15.6、17.0、17.4、17.8、20.3、19.2、19.7、20.6、21.5、22.0、22.5、22.8、23.8、24.6、24.9、25.5、25.9、26.5、28.1、30.9及び31.4度2θ、±0.2°;(3)図3Aに示されるものと実質的に同一のXRPDパターン;(4)図3Bに示されるものと実質的に同一の示差走査熱量(DSC)パターン;又はその任意の組み合わせ(例えば、(1)と(4)、(2)と(4)、又は(3)と(4))
を特徴とする、本発明1001のメグルミン塩。
[本発明1005]
本発明1001~1004のいずれかのメグルミン塩と、任意で薬学的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物。
[本発明1006]
遊離酸形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、本発明1005の医薬組成物。
[本発明1007]
本発明1002のメグルミン塩を含み、メグルミン塩以外の塩形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、本発明1005又は1006の医薬組成物。
[本発明1008]
本発明1002のメグルミン塩を含み、結晶型I以外の結晶形式の化合物FAのメグルミン塩を含まない又は実質的に含まない、本発明1005~1007のいずれかの医薬組成物。
[本発明1009]
本発明1003のメグルミン塩を含み、メグルミン塩以外の塩形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、本発明1005又は1006の医薬組成物。
[本発明1010]
本発明1003のメグルミン塩を含み、結晶型II以外の結晶形式の化合物FAのメグルミン塩を含まない又は実質的に含まない、本発明1005、1006又は1009のいずれかの医薬組成物。
[本発明1011]
本発明1004のメグルミン塩を含み、メグルミン塩以外の塩形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、本発明1005又は1006の医薬組成物。
[本発明1012]
本発明1004のメグルミン塩を含み、結晶型III以外の結晶形式の化合物FAのメグルミン塩を含まない又は実質的に含まない、本発明1005、1006又は1011のいずれかの医薬組成物。
[本発明1013]
アモルファス形式の化合物FAのメグルミン塩をさらに含む、本発明1005~1012のいずれかの医薬組成物。
[本発明1014]
必要がある対象に有効量の本発明1001~1004のいずれかのメグルミン塩又は本発明1005~1013のいずれかの医薬組成物を投与することを含む、増殖性疾患を治療する方法。
[本発明1015]
前記増殖性疾患が、癌である、本発明1014の方法。
[本発明1016]
必要がある対象に有効量の本発明1001~1004のいずれかのメグルミン塩又は本発明1005~1013のいずれかの医薬組成物を投与することを含む、乳癌及び/又は婦人科疾患もしくは癌を治療する方法。
[本発明1017]
必要がある対象に有効量の本発明1001~1004のいずれかのメグルミン塩又は本発明1005~1013のいずれかの医薬組成物を投与することを含む、ER+乳癌及び/又はERに関連する婦人科疾患もしくは癌を治療する方法。
[本発明1018]
前記対象に有効量の追加の抗増殖剤を投与することをさらに含む、本発明1014~1017のいずれかの方法。
[本発明1019]
ER+乳癌を治療するためものである、本発明1017又は1018の方法。
[本発明1020]
化合物FA又はそのアミン塩を製造する方法であって、
a)適切な条件下で、トリプタミン化合物
又はその塩とアルデヒド
又はその塩とを反応させて、化合物FA
、又はその塩を形成することと;
b)任意で化合物FA又はその塩を化合物FAのアミン塩に変換することと
を含む、方法。
[本発明1021]
前記アミン塩が、ジイソプロピルエチルアミン塩であり、
化合物FA又はその塩とジイソプロピルエチルアミンとを反応させて、化合物FAのジイソプロピルエチルアミン塩:
を提供することを含む、本発明1020の方法。
[本発明1022]
前記アミン塩が、メグルミンアミン塩であり、
化合物FA又はその塩とメグルミンとを反応させて、化合物FAのメグルミン塩:
を提供することを含む、本発明1020の方法。
[本発明1023]
化合物FAのジイソプロピルエチルアミン塩とメグルミンとを反応させて化合物FAのメグルミン塩を提供することを含む、本発明1022の方法。
[本発明1024]
前記トリプタミン化合物が、塩基の存在で
と
とを反応させることを含むプロセスにより製造される、本発明1020~1023のいずれかの方法。
[本発明1025]
が、還元剤で
を還元してアルコール
を形成し、その後前記アルコールとトリフラートドナー試薬とを反応させて
を形成することを含むプロセスにより製造される、本発明1024の方法。
[本発明1026]
が、
とフッ化物(例えば、HF/ピリジン)とを反応させてアルコール
を形成し、その後前記アルコールとトリフラートドナー試薬とを反応させて
を形成することを含むプロセスにより製造される、本発明1024の方法。
[本発明1027]
前記アルデヒドが、塩基でジクロロ化合物
を陰イオン中間体に変換し、その後アルデヒドドナー試薬と反応させて
、又はその塩を形成することを含むプロセスにより製造される、本発明1020~1026のいずれかの方法。
[本発明1028]
本発明1020~1027のいずれかにより製造される製品。
Claims (28)
- 結晶型Iであり、
(1)以下のピークの一つ又は複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7又は8つ)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:4.7、9.1、10.0、17.6、18.2、19.0、21.5及び23.7度2θ、±0.2°;(2)以下のピークの一つ又は複数(例えば、8以上、12以上、16以上又は20以上)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:4.7、9.1、10.0、11.3、13.0、13.3、13.5、15.1、16.4、17.6、18.2、18.8、19.0、20.0、20.4、21.5、22.4、23.7、23.9、24.9及び25.3度2θ、±0.2°;(3)図1Aに示されるものと実質的に同一のXRPDパターン;(4)図1Bに示されるものと実質的に同一の示差走査熱量(DSC)パターン;又はその任意の組み合わせ(例えば、(1)と(4)、(2)と(4)、又は(3)と(4))
を特徴とする、請求項1記載のメグルミン塩。 - 結晶型IIであり、
(1)以下のピークの一つ又は複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8又は9つ)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:8.0、12.0、12.4、16.1、17.2、19.7、22.1、22.5及び23.9度2θ、±0.2°;(2)以下のピークの一つ又は複数(例えば、8以上、12以上又は16以上)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:4.0、8.0、10.3、12.0、12.4、14.7、14.9、15.5、16.1、17.2、19.7、20.8、22.1、22.5、23.9、24.5、24.8及び26.3度2θ、±0.2°;(3)図2Aに示されるものと実質的に同一のXRPDパターン;(4)図2Bに示されるものと実質的に同一の示差走査熱量(DSC)パターン;又はその任意の組み合わせ(例えば、(1)と(4)、(2)と(4)、又は(3)と(4))
を特徴とする、請求項1記載のメグルミン塩。 - 結晶型IIIであり、
(1)以下のピークの一つ又は複数(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16又は17つ)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:7.5、10.2、12.0、14.5、15.6、17.0、17.4、19.2、19.7、20.6、21.5、22.0、22.5、23.8、24.6、24.9及び28.1度2θ、±0.2°;(2)以下のピークの一つ又は複数(例えば、8以上、12以上、16以上、20以上、又は24以上)を有するX線粉末回折(XRPD)パターン:3.7、6.4、7.5、10.2、11.2、12.0、14.5、15.6、17.0、17.4、17.8、20.3、19.2、19.7、20.6、21.5、22.0、22.5、22.8、23.8、24.6、24.9、25.5、25.9、26.5、28.1、30.9及び31.4度2θ、±0.2°;(3)図3Aに示されるものと実質的に同一のXRPDパターン;(4)図3Bに示されるものと実質的に同一の示差走査熱量(DSC)パターン;又はその任意の組み合わせ(例えば、(1)と(4)、(2)と(4)、又は(3)と(4))
を特徴とする、請求項1記載のメグルミン塩。 - 請求項1~4のいずれか一項記載のメグルミン塩と、任意で薬学的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物。
- 遊離酸形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、請求項5記載の医薬組成物。
- 請求項2記載のメグルミン塩を含み、メグルミン塩以外の塩形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、請求項5又は6記載の医薬組成物。
- 請求項2記載のメグルミン塩を含み、結晶型I以外の結晶形式の化合物FAのメグルミン塩を含まない又は実質的に含まない、請求項5~7のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 請求項3記載のメグルミン塩を含み、メグルミン塩以外の塩形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、請求項5又は6記載の医薬組成物。
- 請求項3記載のメグルミン塩を含み、結晶型II以外の結晶形式の化合物FAのメグルミン塩を含まない又は実質的に含まない、請求項5、6又は9のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 請求項4記載のメグルミン塩を含み、メグルミン塩以外の塩形式の化合物FAを含まない又は実質的に含まない、請求項5又は6記載の医薬組成物。
- 請求項4記載のメグルミン塩を含み、結晶型III以外の結晶形式の化合物FAのメグルミン塩を含まない又は実質的に含まない、請求項5、6又は11のいずれか一項記載の医薬組成物。
- アモルファス形式の化合物FAのメグルミン塩をさらに含む、請求項5~12のいずれか一項記載の医薬組成物。
- 必要がある対象に有効量の請求項1~4のいずれか一項記載のメグルミン塩又は請求項5~13のいずれか一項記載の医薬組成物を投与することを含む、増殖性疾患を治療する方法。
- 前記増殖性疾患が、癌である、請求項14記載の方法。
- 必要がある対象に有効量の請求項1~4のいずれか一項記載のメグルミン塩又は請求項5~13のいずれか一項記載の医薬組成物を投与することを含む、乳癌及び/又は婦人科疾患もしくは癌を治療する方法。
- 必要がある対象に有効量の請求項1~4のいずれか一項記載のメグルミン塩又は請求項5~13のいずれか一項記載の医薬組成物を投与することを含む、ER+乳癌及び/又はERに関連する婦人科疾患もしくは癌を治療する方法。
- 前記対象に有効量の追加の抗増殖剤を投与することをさらに含む、請求項14~17のいずれか一項記載の方法。
- ER+乳癌を治療するためものである、請求項17又は18記載の方法。
- 化合物FAのジイソプロピルエチルアミン塩とメグルミンとを反応させて化合物FAのメグルミン塩を提供することを含む、請求項22記載の方法。
- 請求項20~27のいずれかにより製造される製品。
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