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JP2022181650A - コネクタ - Google Patents

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JP2022181650A JP2021088700A JP2021088700A JP2022181650A JP 2022181650 A JP2022181650 A JP 2022181650A JP 2021088700 A JP2021088700 A JP 2021088700A JP 2021088700 A JP2021088700 A JP 2021088700A JP 2022181650 A JP2022181650 A JP 2022181650A
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Abstract

Figure 2022181650000001
【課題】シール部材による止水性能の向上と、シール部材を用いた封止作業の作業性の向上と、の両立可能なコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、電線70と、電線70に接続される端子金具60と、電線70及び端子金具60を含む導電路が内部に配索されるハウジング10と、を備える。ハウジング10は、その導電路を配索するように画成される内部空間11aと、内部空間11aとハウジング10の外部とを繋ぐ開口部10aと、開口部10aを塞ぐように開口部10aに挿し込まれるカバー90と、開口部10aの開口内壁とカバー90との間の隙間Lを封止するためのシール部材100と、を有する。カバー90は、開口部10aに挿し込まれるときにシール部材100をハウジング10の所定箇所16との間に挟んでカバー90の挿入方向に沿って押圧し、シール部材100を挿入方向に交差する方向に押し広げて隙間Lを封止させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電線と、電線の導体芯線が電気的に接続される端子金具と、端子金具を収容するハウジングと、を備えるコネクタに関する。
従来から、水などの液体がハウジング内の端子収容室に侵入することを抑制するべく、端子収容室とその外部とを液密的に隔離するシール部材(例えば、パッキン等)を備えるコネクタが提案されている。この種のコネクタでは、例えば、端子収容室に収容される端子から延びる電線を外部に引き出す引出口を封止するように、シール部材が設けられる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2017-004850号公報
ところで、上述したようなシール部材を有するコネクタでは、引出口と電線との間を封止するように、環状のシール部材が用いられる場合がある。このような形態のシール部材による止水性能を向上するべく、シール部材の厚さを大きく(即ち、太く)することが考えられる。しかし、このようにシール部材を太くすると、シール部材が引出口等に強く押し付けられて引出口等との間に大きな摩擦力が生じることになるため、シール部材を引出口に押し込む作業等が、困難になる可能性がある。一方、その作業を容易にするべく、シール部材の厚さを小さく(即ち、細く)すると、引出口等とシール部材との間に隙間が生じやすくなるため、シール部材に本来求められる止水性能が損なわれる可能性がある。また、上記説明から理解されるように、電線の引出口に限らず、ハウジングに設けられた開口部にシール部材を設ける際には、上記同様、シール部材の肉厚の大小によって封止作業が困難になる可能性や止水性能が損なわれる可能性がある。このように、シール部材による止水性能の向上と、シール部材を用いた封止作業の作業性の向上と、の両立は、一般に困難である。
本発明の目的の一つは、シール部材による止水性能の向上と、シール部材を用いた封止作業の作業性の向上と、の両立可能なコネクタの提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記[1]~[4]を特徴としている。
[1]
電線と、前記電線の導体芯線が電気的に接続される端子金具と、前記端子金具を収容し且つ前記電線及び前記端子金具を含む導電路が内部に配索されるハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングは、
前記導電路を配索するように画成される内部空間と、
前記内部空間と当該ハウジングの外部とを繋ぐ開口部と、
前記開口部を塞ぐように前記開口部に挿し込まれて前記内部空間を前記外部から隔離するカバーと、
前記開口部の開口内壁と前記カバーとの間の隙間を封止するためのシール部材と、を有し、
前記カバーは、
前記開口部に挿し込まれるときに前記シール部材を前記ハウジングの所定箇所との間に挟んで当該カバーの挿入方向に沿って押圧し、前記シール部材を前記挿入方向に交差する方向に押し広げることによって前記隙間を封止させる、
コネクタであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタであって、
前記ハウジングは、
前記カバーが前記シール部材を押圧するための外力をボルトを用いて前記カバーに直接的又は間接的に及ぼすボルト締め構造を、更に有する、
コネクタであること。
[3]
上記[2]に記載のコネクタであって、
前記開口部を覆い且つ前記カバーに接触するシェル部材を、更に備え、
前記シェル部材は、
当該シェル部材が締結対象物に前記ボルトを用いて締結される際、前記カバーに前記外力を及ぼす、ように構成される、
コネクタであること。
[4]
上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載のコネクタにおいて、
前記シール部材は、
前記開口部の前記開口内壁に沿って延びる環状の形状を有し、当該シール部材の径方向における一方側の面が前記開口内壁に当接し且つ他方側の面が前記カバーに当接するように配置され、
前記カバーに押圧されていないときの前記径方向における前記シール部材の幅は、前記径方向における前記隙間の幅以下の大きさを有する、
コネクタであること。
上記[1]の構成のコネクタによれば、ハウジングの開口部に配置されるシール部材(例えば、パッキン)は、カバーによって押圧され、カバーとハウジングの所定箇所との間に挟まれてカバーの挿入方向に交差する方向に押し広げられることで、開口部の開口内壁とカバーとの間の隙間を封止する。よって、例えば、カバーに押圧されていない状態でのシール部材が、カバーや開口部の開口内壁への装着や嵌め込みに適した大きさ(例えば、上述した細い形状)を有し、且つ、カバーに押圧された状態でのシール部材が、カバーと開口部の開口内壁との間を密に封止する大きさ(例えば、上述した太い形状)を有することを、実現できる。更に、カバーが開口部に挿し込まれることで、シール部材に及ぼす押圧力を高めやすく、且つ、カバー自体の位置ズレによってシール部材への押圧力が低下することを抑制できる。このように、本構成のコネクタは、シール部材による止水性能の向上と、シール部材を用いた封止作業の作業性の向上と、の両立可能である。
更に、他の効果として、シール部材がカバーに押圧されて封止に適した形状に変形することから、形状が異なる多種類の開口部やカバーに対して共通形状の単一種のシール部材を適用することも可能である。即ち、上記構成のコネクタによれば、シール部材の汎用性を向上することができる。
上記[2]の構成のコネクタによれば、ハウジングが有するボルト締め構造に起因する外力(いわゆる締結力)を受けたカバーにより、シール部材が押圧される。そのため、カバーをハウジングに引っ掛ける等の方法によってカバーをシール部材に押し付ける場合に比べ、より強力かつ安定した強さでカバーをシール部材に押し付けることができる。これにより、シール部材による止水性能を向上することができる。更に、カバー自体の位置ズレによってシール部材への押圧力が低下してシール部材による止水性能が損なわれることを、より強固に抑制することができる。
上記[3]の構成のコネクタによれば、開口部を覆うシェル部材を締結対象物(例えば、ハウジングの一部分)にボルトで締結する作業の中で、カバーをシール部材に押し付けてカバーと開口部の開口内壁との間の隙間を封止することができる。よって、カバーをシール部材に押し付ける作業を別途独立して行う場合に比べ、コネクタの生産性を向上することができる。
上記[4]の構成のコネクタによれば、カバーに押圧されていないときのシール部材の径方向における幅が、カバーと開口部の開口内壁との間の隙間の幅と同じ又はその幅よりも小さい。そのため、カバーで開口部を塞ぐためにカバーを開口部に挿入する作業が容易になる。よって、コネクタの生産性を向上することができる。
本発明によれば、シール部材による止水性能の向上と、シール部材を用いた封止作業の作業性の向上と、の両立可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタを示し、図1(a)は、その側面図であり、図1(b)は、その上面図である。 図2は、図1に示すコネクタの分解斜視図である。 図3(a)は、図1(b)のA-A断面図であり、図3(b)は、図3(a)のB部の拡大図である。 図4は、各部品のハウジングへの組み付け前の状態を示す、図3(a)のC-C断面に相当する図である。 図5(a)は、各部品のハウジングへの組み付け途中の状態を示す図4に相当する図であり、図5(b)は、図5(a)のD部の拡大図である。 図6(a)は、各部品のハウジングへの組み付け完了の状態を示す図4に相当する図であり、図6(b)は、図6(a)のE部の拡大図である。 図7は、変形例に係るコネクタの分解斜視図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。図1に示すコネクタ1は、ハウジング10の電線収容部12から延出する一対の電線70と、ハウジング10のコネクタ部13に嵌合される相手側コネクタ120(図7参照)と、を電気的に接続する中継コネクタとして機能する。
以下、説明の便宜上、図1等に示すように、「前後方向」、「上下方向」、「幅方向」、「前」、「後」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「上下方向」及び「幅方向」は、互いに直交している。上下方向は、コネクタ部13と相手側コネクタ120との嵌合方向と一致している。前後方向は、一対の電線70の電線収容部12からの延出方向と一致している。
各電線70は、図3(a)に示すように、金属製の導体芯線71と、導体芯線71を覆う絶縁被覆72とで構成されている。電線70の一端部には、金属製の端子60(図3(a)参照)が、導体芯線71と電気的に接続されるように、取り付けられる。端子60は、前後方向に延びる形状を有している。
コネクタ1は、図2及び図3に示すように、主として、ハウジング10と、一対のパッキン20と、ホルダ30と、第1シェル部材40と、第2シェル部材50と、カバー90と、パッキン100と、を備えている。以下、コネクタ1を構成する各部材について順に説明する。
まず、ハウジング10について説明する。ハウジング10は、樹脂成型品であり、図2及び図3に示すように、本体部11と、本体部11の後端部から後方に延びる電線収容部12と、本体部11の上端部から上方へ突出するコネクタ部13と、を一体に備える。このように、ハウジング10は、幅方向からみて、略L字状の形状を有している。
本体部11は、図2及び図3に示すように、略直方体状の箱状の形状を有する。本体部11の下部には、上下方向に貫通する略矩形筒状の開口部10aが形成されている(図3(a)参照)。開口部10aは、本体部11の内部空間11a(図3(a)参照)とハウジング10の外部とを連通している。後に詳述するように、開口部10aは、ゴム製のパッキン100が装着された樹脂製のカバー90によって液密的に塞がれる(図2及び図3(a)参照)。
電線収容部12は、図2及び図3に示すように、後方からみて幅方向に長い長孔状の形状を有して前後方向に延びる筒状の部分である。電線収容部12の内部には、一対の電線収容孔14が、前後方向に延び且つ幅方向に並ぶように設けられている。各電線収容孔14の断面形状は円形である。各電線収容孔14は、前後方向に貫通しており、本体部11の内部空間11aと連通している。電線収容孔14には、端子60が接続された電線70が収容される。
コネクタ部13は、図2及び図3に示すように、上方からみて幅方向に長い長孔状の形状を有して上下方向に延びる筒状の部分である。コネクタ部13の内部には、一対の端子収容孔15が、上下方向に延び且つ幅方向に並ぶように設けられている。各端子収容孔15は、上下方向に貫通しており、本体部11の内部空間11aと連通している。端子収容孔15には、金属製の端子80(図3(a)参照)が収容され固定される。端子80は、上下方向に延びる形状を有している。
本体部11の開口部10aにおける開口端から所定距離だけ上側の位置の内壁面には、図3(b)等に示すように、下方を向いた略矩形環状の段差面16が形成されている。段差面16は、詳細は後述するように、開口部10aに挿入されるパッキン100の挿入深さを規定するストッパとして機能するとともに、カバー90との間にパッキン100を挟んで保持するようになっている。
ハウジング10における本体部11と電線収容部12との境界部の上部には、図2に示すように、上方に突出し且つ幅方向に延びる矩形箱状の台座部17が一体で設けられている。台座部17には、第1シェル部材40の後述する上側フランジ部44(図2等参照)が載置されることになる(図3(a)参照)。
ハウジング10における本体部11とコネクタ部13との境界部には、図2に示すように、幅方向両側へ張り出すフランジ部18が一体で設けられている。フランジ部18の幅方向両端部には、一対のボルト挿通孔19が、上下方向に貫通するように形成されている。コネクタ1の組み付け時、一対のボルト挿通孔19には、一対のボルト116(図2等参照)が挿通されることになる。
本体部11の開口部10aの外壁面には、開口部10aの周方向の複数箇所(本例では、4箇所)に、係止突起11bが設けられている(図2参照)。複数の係止突起11bは、カバー90の後述する複数の係止片93の係止孔94の縁部と係合することになる。
次いで、一対のパッキン20について説明する。各パッキン20は、図3(a)に示すように、孔部21を有する略円筒状の形状を有するゴム製のシール部材である。一対のパッキン20は、孔部21に電線70がそれぞれ挿通された状態にてハウジング10の一対の電線収容孔14の内側に挿し込まれて、電線収容孔14の内壁面と電線70の外周面との間を封止する機能を果たす。
次いで、ホルダ30について説明する。ホルダ30は、樹脂成形品であり、図2及び図3(a)に示すように、ハウジング10の一対の電線収容孔14に対応して幅方向に並ぶ一対の円筒状部31と、一対の円筒状部31を幅方向に連結する連結部33と、で構成されている。
ホルダ30は、孔部32に電線70がそれぞれ挿通された状態にて一対の円筒状部31がハウジング10の一対の電線収容孔14の内側に挿し込まれることで、一対の電線収容孔14に挿入されている一対のパッキン20の後方への脱落を防止する機能を果たす。
次いで、第1シェル部材40について説明する。第1シェル部材40は、金属板に対してプレス加工及び曲げ加工等を施して形成されている。第1シェル部材40は、図2及び図3(a)に示すように、第1筒状部41と、第1筒状部41の前側に繋がる第2筒状部42とを備える。
第1筒状部41は、ハウジング10の電線収容部12の外周形状に対応して、後方からみて幅方向に長い長孔状の形状を有して前後方向に延びる筒状の形状を有している。第2筒状部42は、第1筒状部41に対して周方向の全周に亘って拡径されている。第2筒状部42は、電線収容部12の外周における台座部17の後側に隣接する位置に装着されるパッキン114(図2及び図3(a)参照)の外周形状に対応して、後方からみて幅方向に長い長孔状の形状を有して前後方向に延びる筒状の形状を有している。
第1筒状部41の後端縁には、周方向の全周に亘って径方向内側に延びる内側フランジ部43が設けられている。コネクタ1の組み付け時、内側フランジ部43は、ホルダ30の後端部の外周縁部と接触して、ホルダ30の後方への脱落を防止する機能を果たす。
第2筒状部42の前端縁の上部には、前方に突出し且つ幅方向に延びる平板状の上側フランジ部44が設けられている。上側フランジ部44の幅方向両端部には、一対のボルト挿通孔45が、上下方向に貫通するように形成されている。コネクタ1の組み付け時、一対のボルト挿通孔45には、一対のボルト115(図2等参照)が挿通されることになる。第1シェル部材40は、第1、第2筒状部41,42がハウジング10の電線収容部12(即ち、一対の電線収容孔14)を覆うように電線収容部12に取り付けられることで、内部からの電磁ノイズの漏出を防止する遮蔽機能を果たす。
次いで、第2シェル部材50について説明する。第2シェル部材50は、アルミニウム等の金属を鋳造することで形成される、いわゆるダイカスト品である。第2シェル部材50は、図2及び図3に示すように、略矩形平板状の底壁51と、底壁51の幅方向両側縁から上方に立ち上がる略矩形平板状の一対の側壁52と、底壁51の前側縁から上方に立ち上がり且つ一対の側壁52と繋がる略矩形平板状の前壁53と、を備え、後方且つ上方に開口する箱状の形状を有する。
一対の側壁52には、第1シェル部材40の一対のボルト挿通孔45に対応して、上方を向いた一対のボルト締結面54が形成されている。一対のボルト締結面54には、一対のボルト挿通孔55が、上下方向に貫通するように形成されている。一対のボルト挿通孔55には、一対のボルト115(図2等参照)が挿通されることになる。
同様に、一対の側壁52には、一対のボルト締結面54より前側の位置にて、ハウジング10の一対のボルト挿通孔19に対応して、上方を向いた一対のボルト締結面56が形成されている。一対のボルト締結面56には、一対のボルト挿通孔57が、上下方向に貫通するように形成されている。一対のボルト挿通孔57には、一対のボルト116(図2等参照)が挿通されることになる。
更に、一対の側壁52の上端縁部には、幅方向外側に突出する一対のフランジ部58が一体に形成されている。一対のフランジ部58には、一対のボルト挿通孔59が、上下方向に貫通するように形成されている。一対のボルト挿通孔59には、相手側コネクタ120(図7参照)とハウジング10のコネクタ部13との嵌合時に使用されるボルト(図7参照)が挿通されることになる。
第2シェル部材50は、ハウジング10の本体部11及びコネクタ部13を覆うようにハウジング10に取り付けられることで、内部からの電磁ノイズの漏出を防止する遮蔽機能を果たす。
次いで、カバー90について説明する。カバー90は、ハウジング10の開口部10aに組み付けられて、開口部10aを塞ぐ機能を果たす部品である。カバー90は、樹脂成形品であり、図2~図4等に示すように、略矩形平板状の底板部91を備える。底板部91は、上方からみて、ハウジング10の開口部10aの開口形状に対応する形状を有している。
底板部91の上面における外周縁から所定距離だけ内側の位置には、全周に亘って上方に突出する略矩形筒状の立壁部92が一体で設けられている。カバー90の開口部10aへの組み付け時において、立壁部92の外周面と開口部10aの内壁面との間には、全周に亘って径方向の隙間Lが画成される(図3(b)参照)。
底板部91の外周縁には、ハウジング10の複数の係止突起11b(図2参照)に対応して、底板部91の周方向の複数箇所(本例では、4箇所)にて、上方に向けて延びる係止片93が形成されている。各係止片93には、上下方向に延びる係止孔94が形成されている。
底板部91の下面の4つの角部にはそれぞれ、下方に突出する突起部95が形成されている。4つの突起部95は、コネクタ1の組み付け時において、第2シェル部材50の底壁51に接触して底壁51から上方へ押圧される箇所として機能する(図3及び図6参照)。
次いで、パッキン100について説明する。パッキン100は、図2~図4等(特に、図3(b))に示すように、上下方向に延びる略矩形筒状の形状を有するゴム製のシール部材である。パッキン100は、上方からみて、カバー90の立壁部92の外周形状に対応する形状を有している。
図5(b)に示すように、パッキン100の内壁面には、一対の内側リップ部101が上下方向に並ぶように設けられ、パッキン100の外周面には、一対の外側リップ部102が上下方向に並ぶように設けられている。パッキン100の非弾性変形状態にて、パッキン100の径方向の厚さ(内側リップ部101の頂部から外側リップ部102の頂部までの径方向の間隔)は、径方向の隙間L(図3(b)参照)以下の大きさを有する。パッキン100は、カバー90の立壁部92の外周面に装着された状態にてカバー90が開口部10aに組み付けられ、後述するようにカバー90とハウジング10の段差面16とに挟まれて周辺に押し広げられることで、開口部10aの内壁面と立壁部92の外周面との間を封止する機能を果たす(図3(b)参照)。このため、パッキン20を装着したカバー90を開口部10aに挿し込む作業が容易になる。以上、コネクタ1を構成する各部材について説明した。
次いで、コネクタ1の組み付け手順について、図2~図6を参照しながら説明する。まず、ハウジング10のコネクタ部13の一対の端子収容孔15に、一対の端子80を、下方から上方に向けて挿入して収容し固定する。一対の端子80の各々には、あらかじめ、柔軟電線112とジョイント端子117とが組み付けられている。具体的には、柔軟電線112の一端に端子80が圧着され、柔軟電線112の他端にジョイント端子117が圧着されている。次いで、以下に説明する一対の電線70の電線収容部12への一連の収容作業を行う。
一対の電線70を電線収容部12へ収容するため、まず、一対の電線70に、一対の一端部から、第1シェル部材40の第1、第2筒状部41,42、ホルダ30の一対の孔部32、及び、一対のパッキン20の孔部21を、この順に挿通させる。
次いで、一対の電線70の一端部の各々に、導体芯線71と電気的に接続されるように端子60を接続する。次いで、電線収容部12の外周における台座部17の後側に隣接する位置に、パッキン114を装着する(図2及び図3(a)参照)。なお、パッキン114の装着は、上述した一対の電線70への各部材の挿通の前に行われてもよい。
次いで、ハウジング10の一対の電線収容孔14から、一対の電線70の一端部に接続された一対の端子60を挿入する。そして、一対の端子60の先端部(前端部)がハウジング10の本体部11の内部空間11aに位置した状態で、本体部11の内壁の所定位置に固定された一対のナット111に、一対のジョイント端子117及び一対の端子60を、一対のボルト113(図3(a)参照)を用いて締結固定する。具体的には、ジョイント端子117がナット111側(図3(a)における上方側)に配置され、端子60がボルト113側(図3(a)における下方側)に配置された状態で、ジョイント端子117と端子60とが、ナット111及びボルト113によって共締めされる。これにより、一対のジョイント端子117及び一対の端子60を、本体部11の内壁に締結固定する。この結果、一対の端子60に接続された一対の電線70のハウジング10に対する前後方向位置が規定される。この締結作業は、本体部11の開口部10aを介して本体部11の内部空間11aに締結用の工具等を進入させて行うことができる。
更に、上述した締結固定により、一対の端子60の前端部と一対の端子80とが、一対のジョイント端子117及び一対の柔軟電線112を介してそれぞれ電気的に接続される。
次いで、本体部11の開口部10aに、カバー90を仮固定する。このため、パッキン100を立壁部92の外周面に装着する。次いで、パッキン100が装着されたカバー90を、下方から、立壁部92が開口部10aの内壁面と対向し且つ複数の係止片93が開口部10aの外周面と対向するように、且つ、複数の係止片93の係止孔94の縁部がハウジング10の複数の係止突起11bに係合するまで、開口部10aに対して上方に相対移動させる(図5(b)参照)。複数の係止片93の係止孔94の縁部がハウジング10の複数の係止突起11bに係合すると、カバー90の開口部10aへの仮固定が完了する(図5(b)参照)。
カバー90が開口部10aに仮固定された状態では、係止孔94の縁部と係止突起11bとの係合によって、カバー90の下方への脱落が防止されている。加えて、上下方向に延びるパッキン100の上側部分のみが径方向の隙間L(図3(b)参照)の間に介在しており、パッキン100の上端面とハウジング10の段差面16との間には上下方向の隙間が存在している。ここで、上述のように、パッキン100の径方向の厚さが径方向の隙間L以下の大きさを有することに起因して、パッキン100の上側部分に位置する内側リップ部101と立壁部92の外周面の間、並びに、パッキン100の上側部分に位置する外側リップ部102と開口部10aの内壁面との間に、大きな摩擦力が生じない。このため、カバー90を開口部10aに仮固定させる作業が容易になる。
次いで、一対のパッキン20及びホルダ30を、一対の電線70に対して前方に相対移動させて、一対のパッキン20及びホルダ30の一対の円筒状部31をこの順に、一対の電線収容孔14の内側に挿し込む。次いで、第1シェル部材40を、一対の電線70に対して前方に相対移動させて、第1、第2筒状部41,42がハウジング10の電線収容部12(即ち、一対の電線収容孔14)を覆うように、且つ、第1シェル部材40の内側フランジ部43が、ホルダ30の後端部の外周縁部と接触するように、電線収容部12に組み付ける(外挿する)(図1及び図3(a)参照)。
第1シェル部材40の電線収容部12への組み付けが完了した状態では、パッキン114が、第1シェル部材40の第2筒状部42の内壁面とハウジング10の電線収容部12の外周面との間を確実に封止している(図3(a)参照)。更に、第1シェル部材40の上側フランジ部44が、ハウジング10の台座部17の上面に密着するように載置されている(図3(a)参照)。
次いで、第2シェル部材50を、ハウジング10の本体部11の下方から、本体部11に対して上方に相対移動させて、本体部11及びコネクタ部13を覆うように、且つ、第1シェル部材40の上側フランジ部44の幅方向両端部が第2シェル部材50のボルト締結面54の上方に位置し、且つ、ハウジング10のフランジ部18の幅方向両端部が第2シェル部材50のボルト締結面56の上方に位置するように、ハウジング10の外側に配置する。このとき、突起部95の下面は、第2シェル部材50の底壁51の上面に接触している。更に、上側フランジ部44の幅方向両端部の下面とボルト締結面54との間、並びに、フランジ部18の幅方向両端部の下面とボルト締結面56との間には、上下方向の隙間Hが存在している(図5(a)参照)。
次いで、一対のボルト115及び一対のボルト116(図2参照)を利用して、第1シェル部材40、第2シェル部材50及びハウジング10同士の締結固定を行う。このため、図2に示すように、一対のボルト115が、上方から、第1シェル部材40の一対のボルト挿通孔45、及び、第2シェル部材50の一対のボルト挿通孔55に、この順に挿通され、一対のボルト挿通孔55の下側に位置する一対のナット(図示省略)に対して捻じ込まれる。同様に、一対のボルト116が、上方から、ハウジング10の一対のボルト挿通孔19、及び、第2シェル部材50の一対のボルト挿通孔57に、この順に挿通され、一対のボルト挿通孔57の下側に位置する一対のナット(図示省略)に対して捻じ込まれる。
この結果、一対のボルト115及び一対のボルト116の捻じ込みにより発生する軸力(締結力)によって、第2シェル部材50が、隙間H(図5(a)参照)が小さくなるように、ハウジング10及び第1シェル部材40に対して上方に相対移動する。これに伴い、第2シェル部材50の底壁51がカバー90の4つの突起部95を上方に押圧し、且つ、カバー90の底板部91の外周縁部91a(図5(a)参照)がパッキン100を上方に押圧することで、カバー90及びパッキン100が一体で、ハウジング10(開口部10a)に対して上方に相対移動する。
このようなカバー90及びパッキン100の移動は、パッキン100がハウジング10の段差面16に当接するまで継続する。パッキン100が段差面16に当接した時点では、隙間Hは未だ残存している。このため、パッキン100が段差面16に当接した時点以降もなお、一対のボルト115及び一対のボルト116の更なる捻じ込みの進行により発生する軸力によって、カバー90の外周縁部91aがパッキン100を上方に押圧する。
この結果、パッキン100は、カバー90の外周縁部91aとハウジング10の段差面16との間で上下方向に挟まれた状態で上下方向に押圧されることで、上下方向に押し潰され且つ径方向内側及び径方向外側に押し広げられるように、弾性変形する。この弾性変形によって、パッキン100の内側リップ部101がカバー90の立壁部92の外周面に押圧接触し、且つ、パッキン100の外側リップ部102が開口部10aの内壁面に押圧接触するようになる(図6(b)参照)。
一対のボルト115及び一対のボルト116の捻じ込みの進行により、第1シェル部材40の上側フランジ部44とボルト締結面54とが密着し、且つ、ハウジング10のフランジ部18とボルト締結面56とが密着し(隙間Hが消滅し)、且つ、一対のボルト115及び一対のボルト116が規定トルクで締め付けられると、第1シェル部材40、第2シェル部材50及びハウジング10同士の締結固定が完了し(図6参照)、コネクタ1の組み付けが完了する。この結果、図1に示すコネクタ1が得られる。
コネクタ1の組付完了状態では、図6(b)に示すように、パッキン100の上述した弾性変形によって、内側リップ部101がカバー90の立壁部92の外周面に十分な押圧力で密着して潰れ、且つ、外側リップ部102が開口部10aの内壁面に十分な押圧力で密着して潰れている。この結果、パッキン100は、カバー90(の立壁部92)とハウジング10(の開口部10a)との間を確実に封止している。
このように、本実施形態では、第1シェル部材40、第2シェル部材50及びハウジング10同士の締結作業の中で、カバー90をパッキン100に押し付けてパッキン100を弾性変形させることで、ハウジング10の開口部10aの封止作業を同時に行うことができる。更に、本実施形態では、ハウジング10の段差面16の上下方向位置を調節することで、径方向の隙間L(図3(b)参照)が異なる多種類のカバー90及びハウジング10の組み合わせに対して共通形状の単一種のパッキン100を適用できる。
具体的には、径方向の隙間Lが大きくなるについて、段差面16がより下側に位置するハウジング10が使用される。これにより、隙間Lが小さくなるについて、パッキン100の上下方向の押し潰し量が大きくなることで、パッキン100の径方向内側及び径方向外側へ押し広がり量も大きくなる。この結果、単一種のパッキン100を使用した場合において、径方向の隙間Lの大きさにかかわらず、内側リップ部101を立壁部92の外周面に適正な押圧力で密着して潰し、且つ、外側リップ部102を開口部10aの内壁面に適正な押圧力で密着して潰すことで、開口部10aを適正に封止することができる。
<作用・効果>
以上、本実施形態に係るコネクタ1によれば、ハウジング10の開口部10aとカバー90との間に配置されるパッキン100は、カバー90によってカバー90の挿入方向(上下方向)に沿って押圧され、ハウジング10の段差面16との間に挟まれてカバー90の挿入方向に交差する方向(径方向)に押し広げられる。よって、カバー90に押圧されていない状態でのパッキン100が、カバー90や開口部10aへの装着や嵌め込みに適した大きさ(例えば、上述した細い形状)を有し、且つ、カバー90に押圧された状態でのパッキン100が、カバー90と開口部10aとの間を密に封止する大きさ(例えば、上述した太い形状)を有することを、実現できる。なお、パッキン100がカバー90に押圧されて封止に適した形状になることから、形状が異なる多種類の開口部10aやカバー90に対して共通形状の単一種のパッキン100を適用できるため、パッキン100の汎用性を向上することができる。このように、本実施形態に係るコネクタ1は、パッキン100による止水性能の向上と、パッキン100を電線70やハウジング10に取り付ける作業の作業性の向上と、を両立可能である。
更に、パッキン100は、ハウジング10が有するボルト締め構造に起因する外力(いわゆる締結力)を受けたカバー90により、押圧される。よって、カバー90をハウジング10に引っ掛ける等の方法によってカバー90をパッキン100に押し付ける場合に比べ、より強力な締結力によってカバー90をパッキン100に押し付けることができる。これにより、パッキン100がカバー90と開口部10aとの間をより密に封止することができるため、パッキン100による止水性能を向上することができる。更に、カバー90自体が意図せず変位してパッキン100への押圧力が低下することを、より強固に抑制することができる。
更に、開口部10aを覆う第2シェル部材50を第1シェル部材40及びハウジング10にボルト115,116で締結する作業の中で、カバー90をパッキン100に押し付けてカバー90と開口部10aとの間の隙間を封止することができる。よって、カバー90をパッキン100に押し付ける作業を別途独立して行う場合に比べ、コネクタの生産性を向上することができる。
更に、環状のパッキン100の径方向における幅が、カバー90によって押圧されていないときには、カバー90と開口部10aとの間の隙間Lの幅と同じ又はその幅よりも小さい。そのため、カバー90と開口部10aとの間の隙間Lへパッキン100を配置する際、その配置作業が容易になる。よって、コネクタ1の生産性を向上することができる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、パッキン100は、ハウジング10が有するボルト締め構造に起因する外力(いわゆる締結力、軸力)を受けたカバー90により、押圧される。これに対し、カバー90をハウジング10に引っ掛ける等の方法によってカバー90をパッキン100に押し付けるように構成してもよい。具体的には、例えば、カバー90及びハウジング10に、カバー90がパッキン100に押し付けられた状態でカバー90をハウジング10に係止させる係止機構を設けてもよい。
更に、上記実施形態では、第1シェル部材40、第2シェル部材50及びハウジング10同士の締結作業の中で、カバー90をパッキン100に押し付けて、ハウジング10の開口部10aの封止作業を同時に行っている。これに対し、図7に示すように、第2シェル部材50及び相手側コネクタ120同士の締結作業の中で、カバー90をパッキン100に押し付けて、ハウジング10の開口部10aの封止作業を同時に行ってもよい。
図7に示す例では、カバー90がハウジング10の開口部10aに仮固定され、第2シェル部材50がハウジング10の外側に配置され、且つ、相手側コネクタ120がハウジング10のコネクタ部13に仮嵌合された状態にて、一対のボルト115を利用して、第2シェル部材50及び相手側コネクタ120同士の締結固定が行われる。
具体的には、図7に示すように、一対のボルト115が、下方から、第2シェル部材50の一対のボルト挿通孔59、及び、相手側コネクタ120の一対のフランジ部121に形成された一対のボルト挿通孔122に、この順に挿通され、一対のボルト挿通孔122の上側に位置する一対のナット(図示省略)に対して捻じ込まれる。この結果、一対のボルト115の捻じ込みにより発生する軸力に起因して、カバー90がパッキン100に押し付けられることで、ハウジング10の開口部10aが封止されると共に、相手側コネクタ120がコネクタ部13に押し付けられることで、相手側コネクタ120とコネクタ部13とが完全に嵌合される。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電線(70)と、前記電線(70)の導体芯線(71)が電気的に接続される端子金具(60)と、前記端子金具(60)を収容し且つ前記電線(70)及び前記端子金具(60)を含む導電路が内部に配索されるハウジング(10)と、を備えるコネクタ(1)であって、
前記ハウジング(10)は、
前記導電路を配索するように画成される内部空間(11a)と、
前記内部空間(11a)と当該ハウジング(10)の外部とを繋ぐ開口部(10a)と、
前記開口部(10a)を塞ぐように前記開口部(10a)に挿し込まれて前記内部空間(11a)を前記外部から隔離するカバー(90)と、
前記開口部(10a)の開口内壁と前記カバー(90)との間の隙間(L)を封止するためのシール部材(100)と、を有し、
前記カバー(90)は、
前記開口部(10a)に挿し込まれるときに前記シール部材(100)を前記ハウジング(10)の所定箇所(16)との間に挟んで当該カバー(90)の挿入方向に沿って押圧し、前記シール部材(100)を前記挿入方向に交差する方向に押し広げることによって前記隙間(L)を封止させる、
コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)であって、
前記ハウジング(10)は、
前記カバー(90)が前記シール部材(100)を押圧するための外力をボルト(115,116)を用いて前記カバー(90)に直接的又は間接的に及ぼすボルト締め構造を、更に有する、
コネクタ(1)。
[3]
上記[2]に記載のコネクタ(1)であって、
前記開口部(10a)を覆い且つ前記カバー(90)に接触するシェル部材(50)を、更に備え、
前記シェル部材(50)は、
当該シェル部材(50)が締結対象物(10,40)に前記ボルト(115,116)を用いて締結される際、前記カバー(90)に前記外力を及ぼす、ように構成される、
コネクタ(1)。
[4]
上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載のコネクタ(1)において、
前記シール部材(100)は、
前記開口部(10a)の前記開口内壁に沿って延びる環状の形状を有し、当該シール部材(100)の径方向における一方側の面が前記開口内壁に当接し且つ他方側の面が前記カバー(90)に当接するように配置され、
前記カバー(90)に押圧されていないときの前記径方向における前記シール部材(100)の幅は、前記径方向における前記隙間(L)の幅以下の大きさを有する、
コネクタ(1)。
1 コネクタ
10 ハウジング(締結対象物)
10a 開口部
11a 内部空間
16 段差面(所定箇所)
40 第1シェル部材(締結対象物)
50 第2シェル部材(シェル部材)
60 端子(端子金具)
70 電線
71 導体芯線
90 カバー
100 パッキン(シール部材)
115,116 ボルト

Claims (4)

  1. 電線と、前記電線の導体芯線が電気的に接続される端子金具と、前記端子金具を収容し且つ前記電線及び前記端子金具を含む導電路が内部に配索されるハウジングと、を備えるコネクタであって、
    前記ハウジングは、
    前記導電路を配索するように画成される内部空間と、
    前記内部空間と当該ハウジングの外部とを繋ぐ開口部と、
    前記開口部を塞ぐように前記開口部に挿し込まれて前記内部空間を前記外部から隔離するカバーと、
    前記開口部の開口内壁と前記カバーとの間の隙間を封止するためのシール部材と、を有し、
    前記カバーは、
    前記開口部に挿し込まれるときに前記シール部材を前記ハウジングの所定箇所との間に挟んで当該カバーの挿入方向に沿って押圧し、前記シール部材を前記挿入方向に交差する方向に押し広げることによって前記隙間を封止させる、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記ハウジングは、
    前記カバーが前記シール部材を押圧するための外力をボルトを用いて前記カバーに直接的又は間接的に及ぼすボルト締め構造を、更に有する、
    コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタであって、
    前記開口部を覆い且つ前記カバーに接触するシェル部材を、更に備え、
    前記シェル部材は、
    当該シェル部材が締結対象物に前記ボルトを用いて締結される際、前記カバーに前記外力を及ぼす、ように構成される、
    コネクタ。
  4. 請求項1~請求項3の何れか一項に記載のコネクタにおいて、
    前記シール部材は、
    前記開口部の前記開口内壁に沿って延びる環状の形状を有し、当該シール部材の径方向における一方側の面が前記開口内壁に当接し且つ他方側の面が前記カバーに当接するように配置され、
    前記カバーに押圧されていないときの前記径方向における前記シール部材の幅は、前記径方向における前記隙間の幅以下の大きさを有する、
    コネクタ。
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