JP2022164151A - 物品搬送システム、及び、供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷物などの物品を後続の装置で扱い易くする物品搬送システムを提供すること。
【解決手段】 実施形態によれば、物品搬送システムは、搬送路を有する搬送部と、第1物品検知部と、形状検知部と、プロセッサとを備える。搬送路は、後続の下流側搬送部に1又は複数の物品を搬送可能で、全長が1つの物品よりも長い。第1物品検知部は、物品が搬送路の第1所定位置を通過したことを検知する。形状検知部は、第1物品検知部での物品の検知をトリガとして、第1所定位置を通った搬送路上での物品の外形を検知する。プロセッサは、搬送部、第1物品検知部及び形状検知部を制御する。プロセッサは、形状検知部で検知する物品の外形に基づいて、物品が搬送路上に載置されているときに、搬送路上の物品を下流側搬送部に搬送するか否かを出力する。
【選択図】 図3
【解決手段】 実施形態によれば、物品搬送システムは、搬送路を有する搬送部と、第1物品検知部と、形状検知部と、プロセッサとを備える。搬送路は、後続の下流側搬送部に1又は複数の物品を搬送可能で、全長が1つの物品よりも長い。第1物品検知部は、物品が搬送路の第1所定位置を通過したことを検知する。形状検知部は、第1物品検知部での物品の検知をトリガとして、第1所定位置を通った搬送路上での物品の外形を検知する。プロセッサは、搬送部、第1物品検知部及び形状検知部を制御する。プロセッサは、形状検知部で検知する物品の外形に基づいて、物品が搬送路上に載置されているときに、搬送路上の物品を下流側搬送部に搬送するか否かを出力する。
【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は、物品搬送システム、及び、供給装置に関する。
外部から供給される荷物などの物品をひとつひとつに単体化し、整列させるシステムが提供されている。システムは、物品を単体化し整列させるシンギュレータ、シンギュレータに物品を供給するコンベヤなどを有する。
本発明が解決しようとする課題は、荷物などの物品を後続の装置で扱い易くする物品搬送システム、及び、供給装置を提供することである。
実施形態によれば、物品搬送システムは、搬送路を有する搬送部と、第1物品検知部と、形状検知部と、プロセッサとを備える。搬送路は、後続の下流側搬送部に1又は複数の物品を搬送可能で、全長が前記1つの物品よりも長い。第1物品検知部は、前記物品が前記搬送路の第1所定位置を通過したことを検知する。形状検知部は、前記第1物品検知部での前記物品の検知をトリガとして、前記第1所定位置を通った前記搬送路上での前記物品の外形を検知する。プロセッサは、前記搬送部、前記第1物品検知部及び前記形状検知部を制御する。プロセッサは、前記形状検知部で検知する前記物品の外形に基づいて、前記物品が前記搬送路上に載置されているときに、前記搬送路上の前記物品を前記下流側搬送部に搬送するか否かを出力する。
以下、図面を参照しながら供給装置10について説明する。
供給装置(物品供給装置)10は、多層の物品を離間(分離)させ、例えば物流システムにおいて、宛先毎に区分する区分装置(物流ソータ)などの後続の装置に対して所定のピッチ(時間間隔又は所定の距離間隔)以上の間隔で荷物(物品)を供給する。また、供給装置(部品供給装置)10は、例えば製造ラインの一部にあり、多数の同種又は異種の部品(物品)を離間(分離)し、後続の装置に所定のピッチ以上の間隔で部品(物品)を供給する。
供給装置(物品供給装置)10は、多層の物品を離間(分離)させ、例えば物流システムにおいて、宛先毎に区分する区分装置(物流ソータ)などの後続の装置に対して所定のピッチ(時間間隔又は所定の距離間隔)以上の間隔で荷物(物品)を供給する。また、供給装置(部品供給装置)10は、例えば製造ラインの一部にあり、多数の同種又は異種の部品(物品)を離間(分離)し、後続の装置に所定のピッチ以上の間隔で部品(物品)を供給する。
図1は、供給装置10を上側から見た状態を示す概略図である。供給装置10には、図1に示すXYZ直交座標系を規定する。図2は、供給装置10の構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、供給装置10は、複数の物品Sが投入される投入部12と、投入された物品が多層であるときにそれらを分離し、1列に整列させる上流側搬送部14と、物品搬送システム(物品搬送/排除システム)16と、第1回収部(物品回収部)18と、下流側搬送部20と、主制御部22と、第2回収部(物品回収部)24とを有する。投入部12、上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18、及び、下流側搬送部20は主制御部22により制御される。
投入部12の一例は、カゴである。例えば複数の物品Sが入れられたティッパーが傾斜し、カゴ内の複数の物品Sがティッパーに対して滑ることで、投入部12と上流側搬送部14との境界に複数の物品Sが貯められる。投入部12に載置された物品Sは、上流側搬送部14の例えば上流端に接触する。
上流側搬送部14は、投入部12の下流側で+X軸方向に配置される。本実施形態では、上流側搬送部14は、XY平面において、全体として略J字状に形成される。
上流側搬送部14は、投入部12の下流側で+X軸方向に配置される第1コンベヤ部(取出搬送部)32と、第1コンベヤ部32の下流側で+X軸方向に配置される第2コンベヤ部(物品分離搬送部)34と、第2コンベヤ部34の下流側で-X軸方向に配置され、第1コンベヤ部32及び第2コンベヤ部34に対して物品Sを搬送する向きを変更する第3コンベヤ部36とを有する。
第1コンベヤ部32は例えば無端ベルトにより、水平面(地面)に水平な搬送路33を有する。
第2コンベヤ部34は、複数のコンベヤ(坂道コンベヤ)34a,34b,34c,34dを有する。各コンベヤ34a-34dは、例えば無端ベルトにより、例えば上り坂及び下り坂として水平面に対して傾斜する複数の搬送路35a,35b,35c,35dを有する。搬送路35a-35dは、+X軸方向に順に配置される。本実施形態では、第2コンベヤ部34は、上流側から下流側に向かって順に、上り坂の搬送路35a、下り坂の搬送路35b、上り坂の搬送路35c、下り坂の搬送路35dを有する。
第3コンベヤ部36は、複数のコンベヤ(幅寄せコンベヤ)36a,36b,36cを有する。コンベヤ36aは、第2コンベヤ部34のコンベヤ34dの下流側で+X軸方向に配置され、第2コンベヤ部34のコンベヤ34dからX軸方向に延出する。コンベヤ36bは、コンベヤ36aの下流側で+X軸方向に配置される。コンベヤ36bは、Y軸方向に延出する。コンベヤ36cは、コンベヤ36bの下流側で-Y軸方向に配置される。コンベヤ36cは、X軸方向に延出する。
各コンベヤ36a-36cは、物品Sを例えば水平に移動させる複数の搬送路37a,37b,37cを有する。コンベヤ36aの延出方向と、搬送路37aの搬送方向とは異なる。コンベヤ36bの延出方向と、搬送路37bの搬送方向とは異なる。コンベヤ36cの延出方向と、搬送路37cの搬送方向とは異なる。本実施形態では、第3コンベヤ部36は、上流側から下流側に向かって順に、物品Sを+X軸方向かつ+Y軸方向に移動させる搬送路37a、物品Sを+X軸方向かつ-Y軸方向に移動させる搬送路37b、物品Sを-X軸方向かつ-Y軸方向に移動させる搬送路37cを有する。
第3コンベヤ部36は、さらに、サイドコンベヤ38a,38b,38cを有する。サイドコンベヤ38a-38cは、それぞれコンベヤ36a-36cに設けられる。サイドコンベヤ38a-38cは、コンベヤ36a-36cの側壁を形成するとともに、サイドコンベヤ38a-38cが接触する物品Sを上流側から下流側に搬送することを補助する。例えば搬送路37aとサイドコンベヤ38aとの+X軸方向の搬送速度成分、搬送路37bとサイドコンベヤ38bとの-Y軸方向の搬送速度成分、及び、搬送路37cとサイドコンベヤ38cとの-X軸方向の搬送速度成分は、それぞれ異なる。このため、第3コンベヤ部36は、物品Sをサイドコンベヤ38a-38cの搬送面に当接させるとともに整列させながら、物品Sが移動する方向を、+X軸方向から-Y軸方向、さらには、-X軸方向に変える。
図3は、供給装置10の物品搬送システム16、第1回収部18、及び、下流側搬送部20を示す上面図である。図4は、光切断法を用いて2つ(複数)の物品Sが重なった状態での物品Sの高さ、形状、位置のプロファイルデータを取得する状態を示す概略図である。図5は、供給装置10の重送排除部46を示す概略的な上面図である。図6は、物品Sを排除機構64を用いて排除せず、下流側搬送部20に受け渡す状態を示す概略図である。図7は、物品Sを排除機構64を用いて排除せず、下流側搬送部20に受け渡す状態の重送排除部46を、上流側から下流側を見た状態を示す概略図である。なお、図7において、第1昇降部74及び第2昇降部76の図示を省略する。図8は、物品Sを排除機構64を用いて先行する物品Sと離間させる状態を示す概略図である。図9は、物品Sを排除機構64を用いて先行する物品Sと離間させる状態の重送排除部46を、上流側から下流側を見た状態を示す概略図である。なお、図9において、第1昇降部74及び第2昇降部76の図示を省略する。図10及び図11は、図5中のA-A線に示す位置での供給装置10の重送排除部46を示し、重送排除部46の動作を示す概略図である。図12は、物品Sを第1回収部18に回収させる状態の重送排除部46を、上流側から下流側を見た状態を示す概略図である。図13は、物品Sを第2回収部24に回収させる状態の重送排除部46を、上流側から下流側を見た状態を示す概略図である。なお、図12及び図13において、第1昇降部74及び第2昇降部76の図示を省略する。
図1から図3に示すように、物品搬送システム16は、並列排除部42と、重送検知部44と、重送排除部46と、制御部48を有する。並列排除部42、重送検知部44、及び、重送排除部46は、制御部48により制御される。
並列排除部42は、コンベヤ36cの搬送路37cの終端及びサイドコンベヤ38cの終端に対して下流側で-X軸方向に配置される。重送検知部44は、並列排除部42の終端に対して下流側で-X軸方向に配置される。重送排除部46は、重送検知部44の終端に対して下流側で-X軸方向に配置される。
並列排除部42、重送検知部44、及び、重送排除部46のY軸方向の幅は、搬送路37cのY軸方向の幅に対して狭い。並列排除部42、重送検知部44、及び、重送排除部46のY軸方向の幅は、例えば複数の物品Sを配置し難い幅である。
図1に示すように、並列排除部42は、複数のコンベヤ42a,42bを有する。各コンベヤ42a,42bは、例えば無端ベルトにより、水平に物品Sを搬送する複数の搬送路43a,43bを有する。搬送路43a,43bは、上流側から下流側に向かって-X軸方向に順に配置される。搬送路43a,43bの搬送方向は、X軸方向に沿う。並列排除部42の搬送路43a,43bのX軸方向(搬送方向)に直交するY軸方向の幅は、第3コンベヤ部36の搬送路37cの終端でのY軸方向の幅に対して狭い。なお、サイドコンベヤ38cの終端は、搬送路43aのY軸方向の幅の中央よりも-Y軸方向側の位置に隣接する。
図3に示すように、重送検知部44は、搬送部52と、第1物品検知部(物品検知センサ)54と、形状検知部(形状検知センサ)56と、第2物品検知部(物品検知センサ)58とを有する。これら搬送部52、第1物品検知部54、形状検知部56、及び、第2物品検知部58は例えば制御部48で制御される。
搬送部52は、後続の重送排除部46及び下流側搬送部20に物品Sを搬送可能である。搬送部52は、例えばベルトコンベヤである。搬送部52の搬送路52aは、搬送を予定する物品Sの搬送方向の全長よりも長く、例えば少なくとも物品Sの搬送方向の全長の数倍程度である。搬送部52の搬送路52aの搬送速度は、一定に調整されていることが好適である。
第1物品検知部54は、例えば搬送路52aの上流側端部の近傍の上方に設けられる。第1物品検知部54は、搬送路52aの第1所定位置を物品Sが通過したことを検知する。第1物品検知部54は、例えばレーザ光などの発光部と、フォトダイオードなどの受光部とがY軸方向に沿って離間する。制御部48は、発光部からの光が受光部で受光されているときには、物品Sが第1所定位置を通過していないと判定する。制御部48は、発光部からの光が受光部で受光されなくなったとき、物品Sが第1所定位置を通過していると判定する。
形状検知部56は、第1物品検知部54の下流側で、例えば搬送路52aの上流側端部の近傍の上方に設けられる。形状検知部56は、第1物品検知部54に隣接することが好適である。形状検知部56は、第1物品検知部54を通った搬送路52a上での物品Sの外形を検知する。形状検知部56は、例えば3Dスキャナである。形状検知部56は、発光部と受光部とを有し、図4に示すように、例えば光切断法により、物品Sの物品の外形を検知する。形状検知部56は、発光部からライン状のレーザ光を物品Sに照射し、その反射光を受光し、CMOS等の撮像素子を用いて物品Sの形状、位置、高さに関する情報を取得する。
本実施形態において、物品S同士が重なるとは、制御部48が形状検知部56で取得する物品Sの形状に基づく物品Sの形状の段差の数(自然数)を出力し、その段差の数が所定の閾値以上である場合をいう。閾値の一例は2である。例えば段差の数が2以上であると、制御部48は、物品S同士が重なっていると判定する。
本実施形態において、物品S同士が連なるとは、搬送方向(X軸方向)に沿う物品S同士の間隔が、所定の閾値以内である場合をいう。所定の閾値は、例えば搬送部52の搬送路52aの搬送速度に応じて適宜に設定可能である。物品搬送システム16において、物品Sが過供給であるか否かは、物品搬送システム16における物品Sの処理能力に依存する。
第2物品検知部58は、例えば搬送路52aの下流側端部の近傍の上方に設けられる。第2物品検知部58は、搬送路52aの第1所定位置及び形状検知部56での物品Sの形状の検出位置よりも下流側の、搬送路52aの第2所定位置を物品Sが通過したことを検知する。第2物品検知部58は、例えばレーザ光などの発光部と、フォトダイオードなどの受光部とがY軸方向に沿って離間する。制御部48は、発光部からの光が受光部で受光されているときには、物品Sが第2所定位置を通過していないと判定する。制御部48は、発光部からの光が受光部で受光されなくなったとき、物品Sが第2所定位置を通過していると判定する。
制御部48は、搬送部52の搬送路52aの一定の搬送速度、及び、第1物品検知部54と第2物品検知部58との間の距離に基づいて、第1物品検知部54を通過した物品Sが、第2物品検知部58を通過する時間を算出可能である。このため、物品Sが第1物品検知部54を通過したことをトリガとして、搬送路52aの搬送速度に基づいて、算出した時間の経過時に物品Sが第2物品検知部58を通過したとき、制御部48は、両者を同一物品Sと判定する。
図1、図3、図5から図13に示すように、重送排除部46は、搬送部62と、排除機構64とを有する。
搬送部62は、例えば複数(例えば4つ)のコンベヤ62a,62b,62c,62dがY軸方向に並び、物品Sを上流側から下流側に沿って-X軸方向に搬送する。コンベヤ62a-62dは、例えば無端ベルト状のベルトコンベヤである。
排除機構64は、制御部48での制御に基づいて、搬送部52の搬送路52aから下流側搬送部20への物品Sの搬送を選択的に排除する。排除機構64は、搬送部62のコンベヤ62a-62d間にそれぞれ配置される複数(例えば3つ)の払い出しローラ72a,72b,72cと、各払い出しローラ72a-72cの下流側端部(-X軸方向側部位)73aを連動させて、又は、それぞれ独立してZ軸方向に沿って昇降させる第1昇降部74と、各払い出しローラ72a-72cの上流側端部(+X軸方向側部位)73bを連動させて、又は、それぞれ独立してZ軸方向に沿って昇降させる第2昇降部76とを有する。ここでは、第1昇降部74は、払い出しローラ72a-72cを連動させて昇降させ、第2昇降部76は、払い出しローラ72a-72cを連動させて昇降させる例について説明する。
払い出しローラ72a-72cは、例えば図示しないモータ等により、搬送方向(X軸方向)の軸回りに回転可能である。本実施形態では、払い出しローラ72a-72cは、上流側(+X軸方向)から下流側(-X軸方向)を見たときに、停止状態と、時計回りと、反時計回りとの間を切り替え可能である。なお、払い出しローラ72a-72cの各回転軸は、例えばZX平面内で適宜に傾斜する。
第1昇降部74は、第2昇降部76に対して下流側(-X軸方向側)に設けられる。第1昇降部74は、払い出しローラ72a-72cの上流側を下流側に対して昇降可能に支持する。第1昇降部74は、払い出しローラ72a-72cの回転を阻害しないように、払い出しローラ72a-72cを支持する。第1昇降部74は、払い出しローラ72a-72cを搬送部62のコンベヤ62a-62dの搬送面に対して上側の位置と、下側の位置との間を移動させる。
第2昇降部76は、払い出しローラ72a-72cの下流側を上流側に対して昇降可能に支持する。第2昇降部76は、払い出しローラ72a-72cの回転を阻害しないように、払い出しローラ72a-72cを支持する。第2昇降部76は、第1昇降部74と協働して、払い出しローラ72a-72cを搬送部62のコンベヤ62a-62dの搬送面に対して上側の位置と、下側の位置との間を移動させる。
図6、図8、図10及び図11に示すように、排除機構64は、第1昇降部74及び第2昇降部76を調整し、払い出しローラ72a-72cの下流側端部73a及び上流側端部73bの両方のZ方向の位置を調整する。
制御部48は、形状検知部56で検知する物品Sの外形に基づいて、物品Sが搬送路52a上に載置されているときに、搬送路52a上の物品Sを下流側搬送部20に搬送するか否かを出力する。より具体的には、制御部48は、形状検知部56で検知する物品Sの画像を形成し、物品Sの重なり及び連なり情報を出力し、物品Sの重なり及び連なり情報に基づいて、物品Sを下流側搬送部20に搬送するか否かを出力する。また、制御部48は、物品Sの重なり及び連なり情報に基づいて、搬送部52の搬送路52aへの物品Sの供給が過供給であるか否か出力する。制御部48は、下流側搬送部20又は下流側搬送部20の下流側の装置が停止している間、物品Sを排除機構64を用いて排除し、回収する。なお、制御部48は、第2物品検知部58での物品Sの検知をトリガとして、排除機構64を用いて物品Sを選択的に排除し、回収する。
制御部48は、例えば1又は複数のCPUなどのプロセッサがROM等のメモリに格納された制御プログラムをRAMに展開して、並列排除部42、重送検知部44、重送排除部46に対する適宜の処理を実行する。又は、制御部48は、例えば1又は複数のCPUなどのプロセッサがネットワークを介してプログラムを読み出し、並列排除部42、重送検知部44、重送排除部46に対する適宜の処理を実行する。制御部48は、並列排除部42、重送検知部44、重送排除部46の制御を、1又は複数の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現可能である。物品搬送システム16は、制御部48により、例えばPLC(Programmable Logic Controller)制御される。なお、制御部48は、制御情報を含む各種の情報を記憶する記憶装置を有する。なお、制御部48は主制御部22と信号を送受信し、主制御部22により制御される。
図1及び図3に示すように、第1回収部18は、物品搬送システム16の+Y軸方向に隣接して配置される。第1回収部18は、第1傾斜コンベヤ82と、第2傾斜コンベヤ84と、カーブコンベヤ86と、再投入コンベヤ88とを有する。
第1傾斜コンベヤ82は、並列排除部42及び重送検知部44に隣接する。第1傾斜コンベヤ82における、並列排除部42及び重送検知部44に隣接する位置は、並列排除部42及び重送検知部44の搬送部52の搬送路52aの搬送面と略同じ高さ位置又はそれよりも低い位置にある。第1傾斜コンベヤ82は、並列排除部42及び重送検知部44から+Y軸方向に離れるにつれて下げられている。
図3、図7、図9、図12及び図13に示すように、第2傾斜コンベヤ84は、重送検知部44及び重送排除部46に隣接する。第2傾斜コンベヤ84は、第1傾斜コンベヤ82の下流側に設けられる。第2傾斜コンベヤ84における、重送検知部44及び重送排除部46に隣接する位置は、重送検知部44及び重送排除部46の搬送部62のコンベヤ62dの上面と略同じ高さ位置又はそれよりも低い位置にある。第2傾斜コンベヤ84は、重送検知部44及び重送排除部46から+Y軸方向に離れるにつれて下げられている。
図1及び図3に示すように、カーブコンベヤ86は第2傾斜コンベヤ84の下流側に設けられる。カーブコンベヤ86は、物品Sの搬送方向を、例えば-X軸方向から+Y軸方向に変更する。
なお、カーブコンベヤ86は、1つのコンベヤで構成されていてもよく、複数の直線状のコンベヤを交差させて、全体として物品Sの搬送方向を曲げる構造であってもよい。
なお、カーブコンベヤ86は、1つのコンベヤで構成されていてもよく、複数の直線状のコンベヤを交差させて、全体として物品Sの搬送方向を曲げる構造であってもよい。
再投入コンベヤ88は、第1傾斜コンベヤ82及び第2傾斜コンベヤ84で回収した物品Sをカーブコンベヤ86を通して例えば第1コンベヤ部32、又は、投入部12と第1コンベヤ部32との境界に搬送する。
図1に示すように、下流側搬送部20は、複数の短機長のコンベヤ20a,20b,20c,20d,20e,20f,20g,20hを有する。複数のコンベヤ20a-20hは、物品Sの搬送速度を調速可能である。
主制御部22は、例えば1又は複数のCPUなどのプロセッサがROM等のメモリに格納された制御プログラムをRAMに展開して、投入部12、上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18、及び、下流側搬送部20に対する適宜の処理を実行する。または、主制御部22は、例えば1又は複数のCPUなどのプロセッサがネットワークを介してプログラムを読み出し、投入部12、上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18、及び、下流側搬送部20に対する適宜の処理を実行する。主制御部22は、投入部12、上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18、及び、下流側搬送部20の制御を、1又は複数の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現可能である。なお、主制御部22は、制御情報を含む各種の情報を記憶する記憶装置を有する。
図1及び図3に示すように、第2回収部24は、例えば重送排除部46及び下流側搬送部20に隣接する。第2回収部24における、重送排除部46及び下流側搬送部20に隣接する位置は、重送排除部46の搬送部62のコンベヤ62aの上面、下流側搬送部20のコンベヤ20aの上面と略同じ高さ位置又はそれよりも低い位置にある。第2回収部24は、重送排除部46及び下流側搬送部20から-Y軸方向に離れるにつれて下げられている。
供給装置10の動作について、図14から図16を用いて説明する。
図14に示すように、供給装置10の主制御部22及び制御部48は、協働して、上流側搬送部14のコンベヤ部32,34,36、並列排除部42のコンベヤ42a,42b、重送検知部44の搬送部52、重送排除部46の搬送部62、第1回収部18の第1傾斜コンベヤ82、第2傾斜コンベヤ84、下流側搬送部20のコンベヤ20a-20hを動作させる(ステップS1)。
なお、図6及び図7に示すように、重送排除部46の払い出しローラ72a-72cは、搬送部62のコンベヤ62a-62dの物品Sの搬送面よりも下側の位置にある。
図14に示すように、主制御部22は、投入部12を動作させ、1又は複数の物品Sを投入部12から上流側搬送部14に投入する(ステップS2)。本実施形態に係る供給装置10は、投入部12と上流側搬送部14の第1コンベヤ部32との境界にバラ積みで例えば多数の物品Sを供給する。
上流側搬送部14の第1コンベヤ部32は、投入部12と第1コンベヤ部32との境界に投入された物品Sを1つずつ取り出し、第2コンベヤ部34に向けて搬送する。第2コンベヤ部34のコンベヤ34a-34dは、上り坂、下り坂を繰り返し、物品S同士の重なりを解消する。第3コンベヤ部36のコンベヤ36a-36cは、物品Sを下流側に搬送するときに、各物品Sをサイドコンベヤ38a-38cに接触させながら、下流側に搬送する。このとき、第3コンベヤ部36は、物品Sの搬送方向を、+X軸方向から、-Y軸方向に変更し、さらに、-X軸方向に変更する。このため、供給装置10は、略U字状に配置した第3コンベヤ部36のコンベヤ36a-36cにより、物品Sをサイドコンベヤ38a-38cに寄せる。このとき、複数の物品Sが1列に整列される。また、主制御部22は、コンベヤ部32,34,36を、例えば上流側ほど早く、下流側ほどゆっくりと物品Sを搬送するように搬送速度を調整することで、物品S同士に間隔を形成する。このため、供給装置10は、第3コンベヤ部36の下流端で物品Sを1列に整列させ、かつ、物品S同士の間隔を所定の間隔以上とする。このときの物品S同士の間隔は、制御部48が、通常、物品S同士が連なっていないと判定する間隔である。このように、上流側搬送部14のコンベヤ部32,34,36は、物品Sの搬送により、複数の物品Sを1列に整列させる(ステップS3)。
物品Sは、並列排除部42のコンベヤ42a,42bの搬送路43a,43bに載置される。通常、物品Sは、並列排除部42のコンベヤ42a,42bの搬送路43a,43bを通して、重送検知部44に受け渡される。
例えば第3コンベヤ部36の下流端でY軸方向に並び、搬送路43a,43bからはみ出した物品Sは、例えば搬送路43a,43b上での重量バランス状態に応じて搬送路43a,43bから脱落し、第1傾斜コンベヤ82に回収される。また、搬送路37cでY軸方向に並ぶ物品Sのうち、+Y軸方向側の物品Sは、並列排除部42の搬送路43a,43bを通らずに第1傾斜コンベヤ82に回収される場合もある。
第1傾斜コンベヤ82で回収された物品Sは、第2傾斜コンベヤ84、カーブコンベヤ86、再投入コンベヤ88を通して、第1コンベヤ部32の搬送路33に再び載置される。第1コンベヤ部32の搬送路33に載置された物品Sは、再び、コンベヤ部34,36を通して1列に整列させられる。
このように、コンベヤ36cの幅よりも、下流側の並列排除部42のコンベヤ42aの幅を狭くしているため、供給装置10は、例えばY軸方向に並んだ物品Sのうち、+Y軸方向側の物品Sを、第1回収部18に落下させる。このため、供給装置10は、Y軸方向に並んだ物品Sが、上流側搬送部14から、物品搬送システム16を通して下流側搬送部20に搬送されることを抑制する。
並列排除部42のコンベヤ42bの搬送路43bで搬送された物品Sは、重送検知部44の搬送部52の搬送路52aに搬送される。
主制御部22及び制御部48は、投入部12による物品Sの投入から所定時間内に物品Sが、コンベヤ部32,34,36の搬送速度、並列排除部42のコンベヤ42a,42bの搬送速度に基づいて、所定時間の範囲内に、第1物品検知部54で検知されたか否か出力する(ステップS4)。
主制御部22及び制御部48は、投入部12による物品Sの投入から所定時間内に物品Sが第1物品検知部54で検知されなかった場合(ステップS4-No)、処理を終了し、上流側搬送部14のコンベヤ部32,34,36、並列排除部42のコンベヤ42a,42b、重送検知部44の搬送部52、重送排除部46の搬送部62、第1回収部18の第1傾斜コンベヤ82、第2傾斜コンベヤ84、下流側搬送部20のコンベヤ20a-20hの動作を停止する。
主制御部22及び制御部48は、投入部12による物品Sの投入から所定時間内に物品Sの通過が第1物品検知部54で検知された場合(ステップS4-Yes)、制御部48は、物品搬送システム16の第1物品検知部54で第1物品検知部54の-Z軸方向(下方)での物品Sの通過を検知したときの検知タイミング(時間)を取得する。
そして、制御部48は、物品Sを重送排除部46を通過させ下流側搬送部20に受け渡すか、物品Sを重送排除部46で排除し第1回収部18で回収させるか、を実行する(ステップS5)。
なお、制御部48は、投入部12による物品Sの投入から所定時間内に物品Sが第1物品検知部54で検知された場合(ステップS4-Yes)、第1物品検知部54で既に検知された物品Sに続いて通過する物品Sについて、物品搬送システム16の第1物品検知部54で第1物品検知部54の-Z軸方向(下方)での物品Sの通過を検知したときの検知タイミング(時間)を取得する。制御部48は、次々に搬送される各物品Sについて、第1物品検知部54の-Z軸方向(下方)を通過した検知タイミング(時間)をそれぞれ取得する。
図15を用いてステップS5の処理について説明する。
図15に示すように、物品Sが第1物品検知部54で検知された場合(ステップS4-Yes)、制御部48は、第1物品検知部54での物品Sの検知をトリガとして、形状検知部56を動作させる。形状検知部56は、第1所定位置を通過した物品Sの形状を検知し(ステップS11)、制御部48は、第1所定位置を通過した物品Sの形状に関する情報を取得する。
制御部48は、形状検知部56で検知した情報により、物品Sの画像を生成する(ステップS12)とともに、形状検知部56で検知した物品Sの3次元の画像情報を取得する。
制御部48は、3次元の画像情報に基づいて、急な高さの変化(段差)などの情報から物品Sの重なり、連なりを検知する。そして、制御部48は、閾値に基づいて、物品Sが重なり状態にあるか、連なり状態にあるか、判定する(ステップS13)。制御部48は、物品S同士がX軸方向及びY軸方向に連続するギャップゼロの連なり、及び、X軸方向に離間した連なりを判定する。
制御部48は、物品Sが重なり状態にあるか、連なり状態にあるかの判定結果を物品Sの画像情報とあわせて、記憶装置に記憶させる(ステップS14)。
制御部48は、第1物品検知部54における第1所定位置での物品Sの検知から、搬送路52aの搬送速度、及び、第1物品検知部54と第2物品検知部58との距離に基づく所定時間経過時に、第2物品検知部58における第2所定位置で物品Sを検知したか否か判定する(ステップS15)。制御部48は、第1物品検知部54での物品Sの検知から、所定時間経過時に第2物品検知部58で物品Sを検知したとき、搬送路52a上で同一物品Sをトラッキングしたと判定する。
また、搬送部52の搬送路52aは真っすぐで、例えば等速である。搬送部52の上流側端部と、下流側端部とで、物品Sの向きは変化しない。このため、同一物品Sであれば、第1物品検知部54での遮光時間と、第2物品検知部58での遮光時間とは一致又は略一致する。すなわち、物品Sが第1物品検知部54における第1所定位置を通過したことをトリガとして、搬送路52aの搬送速度に基づいて、算出した時間の経過時に物品Sが第2物品検知部58における第2所定位置を通過し、かつ、第1物品検知部54及び第2物品検知部58での物品Sの検知時間(遮光時間)が一致又は略一致したとき、制御部48は、両者を同一物品Sと判定する。このように、制御部48は、第1物品検知部54及び第2物品検知部58での物品Sのそれぞれの検知時間を同一物品Sと判定する情報の1つとしてもよい。
第2物品検知部58で物品Sを所定時間経過時に検知した場合(S15-Yes)、制御部48は、主制御部22と通信し、下流側搬送部20及び下流側搬送部20に後続する装置(図示せず)が正常に動作しているか否か判定する(ステップS16)。下流側搬送部20及び下流側搬送部20に後続する装置(図示せず)が正常に動作している場合(S16-Yes)、制御部48は、排除機構64を動作させるか否か判定する(ステップS17)。
制御部48が排除機構64を動作させない場合(S17-No)、図6及び図7に示すように、制御部48は、排除機構64の第1昇降部74及び第2昇降部76を調整し、搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面(搬送面)よりも下側の位置に払い出しローラ72a-72cを配置する。このため、制御部48は、図6及び図7に示す配置の重送排除部46の搬送部62のコンベヤ62a-62d上を搬送させて、物品Sを下流側搬送部20の各コンベヤ20a-20hに受け渡す(ステップS18)。主制御部22は、下流側搬送部20の各コンベヤ20a-20hの搬送速度を調速し、その物品Sに先行する物品S、後続する物品SとのX軸方向のピッチを所定の状態に整える。
ステップS15において、第1物品検知部54での物品Sの検知から所定時間経過時に第2物品検知部58で、第1物品検知部54で検知した物品Sと同一の物品Sを検知しなかった場合(S15-No)、制御部48は、排除機構64を動作させる(ステップS19)。
図11及び図12に示すように、排除機構64は、第1昇降部74及び第2昇降部76を調整し、払い出しローラ72a-72cの下流側端部73aを搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも上側の位置に配置し、上流側端部73bを搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも下側の位置に配置する。すなわち、第1昇降部74は、-X軸方向側の払い出しローラ72a-72cの下流側端部73aを、+X軸方向側の払い出しローラ72a-72cに比べて+Z軸方向である上方に持ち上げる。また、第2昇降部76は、払い出しローラ72a-72cの上流側端部73bが搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも下側の位置を維持する。そして、制御部48は、図12に示すように、上流側から下流側の上流側端部73bを見たときに、払い出しローラ72a-72cを時計回りに回転させる。この場合、重送排除部46は、物品Sを第1回収部18の第2傾斜コンベヤ84に向けて搬送する。このため、図11及び図12に示す位置の払い出しローラ72a-72cは、物品Sを第1回収部18の第2傾斜コンベヤ84にシュートし、回収させる。第1回収部18で回収された物品Sは、第2傾斜コンベヤ84、カーブコンベヤ86、再投入コンベヤ88を通して、第1コンベヤ部32に搬送される。
ステップS16において、制御部48が、下流側搬送部20又は下流側搬送部20に後続する装置が正常に動作していないと判定した場合(S16-No)、制御部48は、排除機構64を動作させる(ステップS19)。このとき、ステップS19において上述したように、物品Sは、第1回収部18の第2傾斜コンベヤ84にシュートされ、物品Sが第1回収部18に回収される。このため、第1回収部18に回収された物品Sは、第1コンベヤ部32に再投入される(ステップS19)。
ステップS17において、排除機構64を動作させる場合(S17-Yes)、制御部48は、排除機構64の動作を選択する(ステップS20)。
図16を用いてステップS20の処理について説明する。
制御部48が、物品S同士のX軸方向の間隔が所定の間隔以下で、物品S同士の間隔を開ける必要があると判定したとき(S31-Yes)、制御部48は、図8及び図9に示すように、排除機構64の第1昇降部74及び第2昇降部76を調整し、搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも上側の位置に払い出しローラ72a-72cを配置する(ステップS32)。払い出しローラ72a-72cの上流側端部73bが、搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも上側に上がるため、払い出しローラ72a-72cは、物品Sが重送排除部46に入ることを規制する。このため、物品Sは、払い出しローラ72a-72cの上流側端部73bに当接する。物品Sの一部はコンベヤ62a-62dに載置されているが、コンベヤ62a-62dとの間に滑りを生じ、その場所に留まる。制御部48は、払い出しローラ72a-72cを図8及び図9に示す位置に配置してから所定時間が経過したか否か判定する(ステップS33)。所定時間が経過していない場合(S33-No)、所定時間経過まで待つ。所定時間が経過した後(S33-Yes)、制御部48は、図6及び図7に示すように、払い出しローラ72a-72cを、コンベヤ62a-62dに対して降下させる(ステップS34)。物品Sが、コンベヤ62a-62d上を通って、下流側搬送部20に受け渡される。このため、制御部48は、物品Sを先行する物品Sに対して離間させた後、その物品Sを下流側搬送部20に受け渡す。
制御部48は、物品S同士の搬送方向(X軸方向)の間隔を所定の間隔以上開ける必要がないと判定したとき(S31-No)、形状検知部56により検知された物品Sの画像に基づいて、同一物品Sが所定回数(例えば3回)以上、回収されていたか否か判定する(ステップS35)。
制御部48がある物品Sを所定回数以上、回収されていたと判定した場合(S35-Yes)、図13に示すように、重送排除部46を動作させる。図11及び図13に示すように、排除機構64は、第1昇降部74及び第2昇降部76を調整し、払い出しローラ72a-72cの下流側端部73aを搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも上側の位置に配置し、上流側端部73bを搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも下側の位置に配置する。すなわち、第1昇降部74は、-X軸方向側の払い出しローラ72a-72cの下流側端部73aを、+X軸方向側の払い出しローラ72a-72cに比べて+Z軸方向である上方に持ち上げる。また、第2昇降部76は、払い出しローラ72a-72cの上流側端部73bが搬送部62のコンベヤ62a-62dの上面よりも下側の位置を維持する。そして、制御部48は、図13に示すように、上流側から下流側の上流側端部73bを見たときに、払い出しローラ72a-72cを反時計回りに回転させる。この場合、重送排除部46は、物品Sを第2回収部24に向けて搬送する。このため、図11及び図13に示す位置の払い出しローラ72a-72cは、物品Sを第2回収部24にシュートし、回収させる。したがって、物品搬送システム16は、第1回収部18側でなく、供給装置10の外側の第2回収部24に物品Sを排除する(ステップS36)。
制御部48がある物品Sを所定回数以上、回収されていないと判定した場合(S35-No)、図12に示すように、重送排除部46の排除機構64を動作させる。このため、物品搬送システム16は、第1回収部18側の第2傾斜コンベヤ84に物品Sを排除する(ステップS37)。第2傾斜コンベヤ84で回収された物品Sは、カーブコンベヤ86、再投入コンベヤ88を通して、第1コンベヤ部32の搬送路33に物品Sが載置される。そして、第1コンベヤ部32の搬送路33に載置された物品Sは、再び、コンベヤ部34,36を通して整列させられる。この物品Sは、物品搬送システム16及び下流側搬送部20を通して後続の装置に受け渡される。
供給装置10の物品搬送システム16は、このように動作し、荷物などの物品Sをより確実に分離して単体化し、物品S同士の間隔を開け、物品Sを供給装置10の後続の装置で扱い易くする。
制御部48は、搬送部52、第1物品検知部54及び形状検知部56を制御し、形状検知部56で検知する物品Sの外形に基づいて、物品Sが搬送路52a上に載置されているときに、搬送路52a上の物品Sを下流側搬送部20に搬送するか否かを出力する。制御部48は、第1物品検知部54での検知を物品Sの検知トリガとし、形状検知部56で物品Sの形状を検知して画像情報を取得し、画像情報から、物品S同士の重なり及び連なりを判定することができる。このため、物品搬送システム16は、重送検知部44の後続の重送排除部46によって、物品Sをそのまま後続の装置で処理を行うようにするか、一旦回収するか、所定時間内に判定することができる。そして、供給装置10は、この判定に基づいて、排除機構64を必要に応じて動作させることができる。このため、複数の物品S同士が重なって物品搬送システム16に搬送されてきた場合、重なった状態の物品Sを供給装置10の第1回収部18に回数させることができる。また、複数の物品S同士が連なって物品搬送システム16に搬送されてきた場合、重なった状態の物品Sを供給装置10の第1回収部18に回収させることができる。このため、供給装置10は、重なった状態の物品Sが後続の装置に搬送されることを防止することができる。また、供給装置10は、物品S同士が連なって後続の装置に搬送されることを防止することができる。そして、物品搬送システム16は、供給装置10の上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18、下流側搬送部20の動作を停止させずに、物品Sを後続の装置に搬送し、又は、第1回収部18又は第2回収部24で回収することを選択することができる。
本実施形態に係る物品搬送システム16は、物品S同士の重なりだけでなく、後続の装置で分離が難しい、搬送方向に並ぶ2つの物品Sの間隔(ある物品Sと先行する物品Sとの間、又は、ある物品Sと後続の物品Sとの間のギャップゼロの連なり)も判定することができる。そして、供給装置10は、必要に応じて、物品Sを第1回収部18又は第2回収部24に排除し、回収することができる。したがって、物品搬送システム16、及び、物品搬送システム16を有する供給装置10は、重なった物品S同士、又は連なった物品Sを所定の範囲内で検知し、第1の回収部18又は第2の回収部24に排除することで、後続の装置での物品Sの処理を良好に行わせることができる。
また、主制御部22又は制御部48は、上流側搬送部14のコンベヤ部32,34,36、並列排除部42、重送検知部44、重送排除部46、第1回収部18の第1傾斜コンベヤ84、第2傾斜コンベヤ84、下流側搬送部20のコンベヤ20a-20hのいずれかに不具合が生じたとき、物品Sを一旦、第1回収部18に回収し、再度、物品Sを一例に並べるとともに、搬送方向に物品Sを離間させることができる。このため、供給装置10は、重なった状態の物品S、又は、連なった状態の物品Sを供給装置10に後続する装置に受け渡すことを防止することができる。
制御部48は、第1物品検知部54を用いて物品S同士の重なりを検知してから重送排除部46で重なった物品Sを排除するまで、物品Sをトラッキングすることが必要となる。物品Sが重なっている状態又は連なっている状態にあれば、下流側搬送部20及び下流側搬送部20の後続の装置における物品Sの自動処理に支障をきたす可能性がある。第1物品検知部54での物品Sの検知後、制御部48は、物品Sのトラッキングを行い、重なった物品S又は連なった物品Sが重送排除部46の搬送部62に載置されたら、排除機構64を動作させて第1回収部18に排除し、回収することができる。このため、供給装置10は、重送排除部46において排除し、回収する予定の物品Sを確実に搬送部62上から排除することができる。このため、供給装置10は、重送排除部46において排除し、回収することを予定している物品Sが、下流側搬送部20に搬送されることを防止することができる。
例えば、搬送部52の搬送路52a上で、第1物品検知部54から第2物品検知部58までの区間で搬送部52の動作が停止すると、物品Sに働く慣性力等により、搬送路52aに対して物品Sが滑る可能性がある。このため、物品Sが第1物品検知部54における第1所定位置を通過してから第2物品検知部58における第2所定位置を通過するまでの時間にズレが生じ、物品Sが同一物品であるか否かをトラッキングすることが難しくなる。第1物品検知部54における第1所定位置を通過してから第2物品検知部58における第2所定位置を通過するまでにトラッキングできなかった物品Sは、物品S同士が重なっているか、連なっているか、制御部48での判定が難しい。このため、本実施形態では、第1物品検知部54から第2物品検知部58までの区間でトラッキングできなかった物品Sは、第1回収部18に回収する。このため、物品搬送システム16は、物品S同士が、重なった状態、又は、連なった状態で後続の装置に受け渡されることを見逃すことを回避することができる。
例えば、搬送部52の搬送路52a上で、第1物品検知部54から第2物品検知部58までの区間で搬送部52の動作が停止すると、物品Sに働く慣性力等により、搬送路52aに対して物品Sが滑る可能性がある。このため、物品Sが第1物品検知部54における第1所定位置を通過してから第2物品検知部58における第2所定位置を通過するまでの時間にズレが生じ、物品Sが同一物品であるか否かをトラッキングすることが難しくなる。第1物品検知部54における第1所定位置を通過してから第2物品検知部58における第2所定位置を通過するまでにトラッキングできなかった物品Sは、物品S同士が重なっているか、連なっているか、制御部48での判定が難しい。このため、本実施形態では、第1物品検知部54から第2物品検知部58までの区間でトラッキングできなかった物品Sは、第1回収部18に回収する。このため、物品搬送システム16は、物品S同士が、重なった状態、又は、連なった状態で後続の装置に受け渡されることを見逃すことを回避することができる。
本実施形態の供給装置10では、下流側搬送部20又は下流側搬送部20の下流側の後続の装置が停止した場合、物品Sを第1回収部18に回収し、供給装置10から後続の装置への物品Sの排出を止める。このため、本実施形態に係る供給装置10を用いることで、物品搬送システム16の下流側に物品Sが滞留することを防止することができる。
このように、本実施形態に係る供給装置10は、物品搬送システム16において、複数の物品Sが重なっているか、連なっているか、判定し、状況に応じて、物品Sを回収することができる。そして、再度、供給装置10は、物品Sを搬送し、物品Sの重なり、連なりを抑制することができる。このため、下流側搬送部20及び下流側搬送部20の後続の装置における物品Sの滞留を防止することができ、供給装置10の後続の装置での物品Sの処理を、良好に行うことができる。
供給装置10は、上流側搬送部14において、物品S同士を搬送方向に沿って適宜の間隔に広げて、物品搬送システム16に搬送することができる。このため、供給装置10は、先行する物品Sが排除機構64を通って下流側搬送部20に到達した後、排除予定の物品Sを第1回収部18に回収、又は、第2回収部24に回収するために、第1昇降部74、第2昇降部76を動かす時間を確保することができる。制御部48は、例えば第2物品検知部58での物品Sの検知を排除トリガとして使用し、第1昇降部74、第2昇降部76を動かすことができる。したがって、供給装置10は、後続の装置に向けて排除機構64を通過させる物品Sを確実に通過させ、排除機構64により搬送部62上から排除し、回収する物品Sを確実に回収することができる。
物品S同士が重なっていると判定された物品Sが、供給装置10を所定回(例えば3回)目未満(2回目以下)の搬送である場合、制御部48は、払い出しローラ72a-72cを時計回りに回転させるとともに、払い出しローラ72a-72cの上流側端部73bをコンベヤ62a-62dよりも低く、下流側端部73aをコンベヤ62a-62dよりも高くする。このため、物品Sは、第2傾斜コンベヤ84にシュートされる。したがって、供給装置10は、物品Sの重なりをより確実に排除して、後続の装置に物品Sを受け渡すことができる。
複数の物品S同士が貼りついているなど、物品S同士は、同じ重なり状態を維持することがある。この場合、物品S同士が貼りついた状態であるため、制御部48は、物品S同士が重なっていると判定するため、例えば複数回、搬送されることとなる。物品S同士が重なっていると判定された物品Sが、供給装置10を所定回(例えば3回)目以上の搬送である場合、制御部48は、排除機構64を動作させ、物品Sを、第2回収部24にシュートすることができる。したがって、供給装置10は、物品Sの重なりをより確実に排除して、後続の装置に物品Sをより早期に受け渡すことができる。第2回収部24に回収された物品Sは、例えば作業者により、例えば複数の物品S同士が貼り付いた状態にあるか否か、重なり状態にあるか否か、判定される。作業者は、複数の物品Sが重なった状態にあれば、重なりを解除し、物品S同士を間隔をおいて、後続の装置に受け渡す。作業者は、複数の物品Sが重なった状態になければ、その物品Sをそのまま、後続の装置に受け渡す。
このように、本実施形態によれば、荷物などの物品Sを後続の装置で扱い易くする物品搬送システム16及び供給装置10を提供することができる。
なお、本実施形態では、制御部48は、物品Sの形状について、物品S同士の重なり、連なりを検出する例として、物品Sの形状の段差の大きさに閾値を設ける例について説明した。制御部48は、形状検知部56による物品Sの形状の検知結果に基づいて、人工知能により、物品S同士の重なり、連なりを判定してもよく、機械学習により物品S同士の重なり、連なりを判定してもよく、深層学習により物品S同士の重なり、連なりを判定してもよい。この場合、形状検知部56は、CMOS等の画像素子を用いて物品Sを取得し、人工知能等を用いて、形状を判定し、物品S同士の重なり、連なりを判定してもよい。このように、物品S同士の重なり、連なりを検出する例は、種々の手法により実行することができる。
また、制御部48は、形状検知部56での検知に基づいて、物品Sの色情報、大きさが定形であるか不定形であるかを判定してもよい。制御部48は、これらの組み合わせにより、物品S同士が重なっているか否か、連なっているか否か判定するようにしてもよい。
排除機構64としては、物品Sを連続して排除することが可能な構造であってもよく、例えば連なる複数の物品Sのうち、1つだけを例えば弾くなどして第1回収部18又は第2回収部24で排除対象の物品Sを回収させる機構であってもよい。
本実施形態では、供給装置10は、上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18により、環状の搬送路を形成する。この場合、物品Sを必要に応じて自動的にリサイクルし、繰り返し、物品搬送システム16を通すことができる。供給装置10の上流側搬送部14、物品搬送システム16、第1回収部18は、環状でなくてもよい。
本実施形態では、供給装置10にXYZ直交座標系を規定したが、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の適宜のズレは許容される。
なお、図17から図20に示すように、物品搬送システム16は、例えば並列排除部42のコンベヤ42bと、重送検知部44との間に重送解除部50を有することも好ましい。
重送解除部50は、並列排除部42のコンベヤ42bと重送検知部44の搬送部52との間に配置される搬送部92と、搬送部92の上方に設けられる摩擦付与部94とを有する。搬送部94は、例えばベルトコンベヤを用い、物品を搬送方向(-X軸方向)に沿って搬送する。摩擦付与部94は、例えば搬送部92の上流端の近傍に設けられる。摩擦付与部94は、例えばY軸方向に水平の延びる取付枠94aと、取付枠94aに取り付けられ、下方に垂下する複数の短冊状の可撓性を有する合成樹脂材のシート94bとを有する。シート94bは、Y軸方向に並べられる。各シート94bは、下側ほど曲がりが大きく、上側ほど曲がりが小さい。
図17及び図18に示すように、上下に重なった物品S1,S2の下側の物品S1は、並列排除部42のコンベヤ42b及び搬送部92による搬送により、上側の物品S2よりもシート94aを押し退け易い。このため、下側の物品S1の方が、上側の物品S2よりも搬送方向に移動し易い。このため、図19に示すように、上側の物品S2は、下側の物品S1から脱落し、物品S1,S2の順で、X軸方向に離間した状態で搬送される。そして、図20に示すように、シート94aとの接触が解除された物品S1に対して、物品S2はシート94aにより摩擦力が付与される。このため、物品S1,S2間の搬送方向の間隔を適宜に開けることができる。図19に示す物品S1,S2間の間隔D1よりも、図20に示す物品S1,S2間の間隔D2は、大きくなり得る。このため、例えば重なった物品S1,S2は、重送解除部50により重なりが解除され得る。このため、重送解除部50は、物品Sの重なりを防止した状態で、物品Sを重送検知部44に搬送することができる。このため、重送解除部50を用いることで、重送検知部44に、重なった物品Sが搬送される確率を低くすることができる。
また、重送解除部50は、重送排除部46と下流側搬送部20との間に配置してもよい。この場合、仮に、物品搬送システム16において、物品S同士の重なりが検知できず、その物品Sを排除及び回収できなかったときに、重送解除部50によって、物品S同士の重なりを解除し得る。また、重送解除部50は、連なった物品S同士の間隔を広げることができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の物品搬送システム16を含む供給装置10によれば、荷物などの物品を後続の装置で扱い易くすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…供給装置、12…投入部、14…上流側搬送部、16…物品搬送システム、18…第1回収部、20…下流側搬送部、20a-20h…コンベヤ、22…主制御部、24…第2回収部、32…第1コンベヤ部、33…搬送路、34…第2コンベヤ部、34a-34d…コンベヤ、35a-35d…搬送路、36…第3コンベヤ部、36a-36c…コンベヤ、37a-37c…搬送路、38a-38c…サイドコンベヤ、42…並列排除部、42a,42b…コンベヤ、43a,43b…搬送路、44…重送検知部、46…重送排除部、48…制御部、52…搬送部、52a…搬送路、54…第1物品検知部、56…形状検知部、58…第2物品検知部、62…搬送部、62a-62d…コンベヤ、64…排除機構、72a-72c…払い出しローラ、74…第1昇降部、76…第2昇降部、82…第1傾斜コンベヤ、84…第2傾斜コンベヤ、86…カーブコンベヤ、88…再投入コンベヤ
Claims (8)
- 後続の下流側搬送部に1又は複数の物品を搬送可能で、全長が前記1つの物品よりも長い搬送路を有する搬送部と、
前記物品が前記搬送路の第1所定位置を通過したことを検知する第1物品検知部と、
前記第1物品検知部での前記物品の検知をトリガとして、前記第1所定位置を通った前記搬送路上での前記物品の外形を検知する形状検知部と、
前記搬送部、前記第1物品検知部及び前記形状検知部を制御し、前記形状検知部で検知する前記物品の外形に基づいて、前記物品が前記搬送路上に載置されているときに、前記搬送路上の前記物品を前記下流側搬送部に搬送するか否かを出力するプロセッサと、
を有する、物品搬送システム。 - 前記プロセッサは、
前記形状検知部で検知する前記物品の画像情報を取得し、
前記物品の前記画像情報に基づいて、前記物品の重なり及び連なり情報を出力し、
前記物品の重なり及び連なり情報に基づいて、前記物品を前記下流側搬送部に搬送するか否かを出力する、請求項1に記載の物品搬送システム。 - 前記プロセッサは、前記物品の重なり及び連なり情報に基づいて、前記搬送部の前記搬送路への前記物品の供給が過供給であるか否か出力する、請求項2に記載の物品搬送システム。
- 前記搬送部と前記下流側搬送部との間に設けられ、前記プロセッサでの出力に基づいて、前記物品を選択的に排除する排除機構を有する、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の物品搬送システム。
- 前記プロセッサは、前記下流側搬送部が停止している間、前記物品を前記排除機構を用いて排除する、請求項4に記載の物品搬送システム。
- 前記プロセッサで制御され、前記第1所定位置及び前記形状検知部での前記物品の形状の検出位置よりも下流側の第2所定位置を前記物品が通過したことを検知する第2物品検知部を有し、
前記プロセッサは、前記第2物品検知部での前記物品の検知をトリガとして、前記排除機構を用いて前記物品を選択的に排除する、請求項4又は請求項5に記載の物品搬送システム。 - 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の物品搬送システムと、
前記排除機構で排除された前記物品を回収する物品回収部と
を有する、供給装置。 - 前記排除機構の下流側に設けられる下流側搬送部を有する、請求項7に記載の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021069460A JP2022164151A (ja) | 2021-04-16 | 2021-04-16 | 物品搬送システム、及び、供給装置 |
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JP (1) | JP2022164151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240138981A (ko) | 2023-03-13 | 2024-09-20 | 오므론 가부시키가이샤 | 반송 장치의 제어 방법 및 반송 장치의 제어 장치 |
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2021
- 2021-04-16 JP JP2021069460A patent/JP2022164151A/ja active Pending
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