JP2022150900A - 連続焼成システム - Google Patents
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Abstract
Description
連続焼成炉10は、トンネル型の炉体13を有している。トンネル型の炉体13は、一端に搬入口11を有し、他端に搬出口12を有している。図1では、連続焼成炉10の搬出口12側を前、搬入口11側を後とし、連続焼成炉10の搬入口11から搬出口12に向かって左右が定められている。トンネル型の炉体13には、搬入口11から搬出口12に至る焼成容器Aが搬送される搬送空間13aが形成されている。炉体13は、搬送空間13aの搬送方向周りを全周に亘って断熱材によって構成された炉壁で囲われている。炉壁は、例えば、所定の形状に成形されたセラミックファイバーボードが重ねられているとよい。セラミックファイバーボードは、例えば、いわゆるバルクファイバーに無機フィラーと無機・有機結合材とが添加されて板状に成形された板材である。炉壁の厚さは、搬送空間13aの熱が十分に断熱される程度の所要の厚さに設定されている。
循環ライン20は、連続焼成炉10に対して焼成容器Aを循環させる搬送ラインである。循環ライン20には、搬送ローラや駆動装置など、焼成容器Aを搬送するための搬送装置26が設けられている。この実施形態では、循環ライン20は、連続焼成炉10の外側で、連続焼成炉10の搬出口12から搬入口11に至る循環空間22を有している。循環空間22には、焼成容器Aを搬送する搬送装置が組み込まれている。循環空間22は、連続焼成炉10の搬送空間13aに連なっており、連続焼成炉10の搬送空間13aとともに焼成容器Aが循環する環状の搬送経路を形成している。かかる循環空間22は、全体としてフード21によって、外部空間と隔てられている。
フード21は、循環空間22の周囲を覆い、外部空間と隔てるものであればよい。例えば、フード21は、搬送ローラなど、循環空間22の内部に配置される搬送装置をトンネル状に覆うものでもよい。また、例えば、循環空間22が設けられるスペースの床が、気密性が確保されているような場合には、フード21は、循環空間22が設けられるスペースの床と合わせて、循環空間22を外部空間から隔てるものであってもよい。この場合、スペースの床は、帯電防止床材などが塗られた塗り床などで、気密性が確保されていてもよい。
例えば、この実施形態では、循環ライン20には、連続焼成炉10の炉体13の搬入口11側の一端に第1置換室31が設けられている。かかる第1置換室31に焼成容器Aが導入される際には、例えば、第1置換室31の連続焼成炉10側のシャッタ31bが閉じられた状態で、その反対側のシャッタ31aが開けられる。そして、この状態で第1置換室31に焼成容器Aが導入される。次に、連続焼成炉10側とは反対側のシャッタ31aが閉じられて、第1置換室31に焼成容器Aが留められるとともに、第1置換室31のガス雰囲気が調整される。例えば、連続焼成炉10の搬入口11に導入されるのに適した所定のガス雰囲気に、第1置換室31が調整されるとよい。例えば、第1置換室31のガス組成や温度や圧力などが適宜に調整されるとよい。第1置換室31には、ガス雰囲気を調整するための機構が適宜に組み込まれていてもよい。第1置換室31は、このように循環ライン20の雰囲気が、連続焼成炉10の炉体13内の雰囲気に入り込みにくくするための調整室として機能する。例えば、第1置換室31は、連続焼成炉10の炉体13内よりも負圧に調整されるとよい。第1置換室31の雰囲気が調整された後、連続焼成炉10の搬入口11側のシャッタ31bが開けられて、第1置換室31から連続焼成炉10の搬入口11に焼成容器Aが搬出されるとよい。これにより、第1置換室31の雰囲気が、連続焼成炉10の炉体13内に影響を及ぼしにくい。第1置換室31と連続焼成炉10の搬入口11との間は、フード11aで覆われており、外部雰囲気から遮断されているとよい。
また、この実施形態では、循環ライン20には、連続焼成炉10の炉体13の搬出口12側の一端に第2置換室32が設けられている。かかる第2置換室32に焼成容器Aが導入される際には、例えば、第2置換室32の連続焼成炉10側とは反対側のシャッタ32bが閉じられた状態で、連続焼成炉10側のシャッタ32aが開かれる。そして、この状態で第2置換室32に焼成容器Aが導入される。次に、連続焼成炉10側のシャッタ32aが閉じられて、第2置換室32に焼成容器Aが留められるとともに、第2置換室32のガス雰囲気が調整される。例えば、循環ライン20に導入されるのに適した所定のガス雰囲気に、第2置換室32が調整されるとよい。第2置換室32は、連続焼成炉10の雰囲気ガスが、循環ライン20に入り込みにくくするための調整室として機能する。例えば、焼成によって、硫化水素のような有毒ガスが連続焼成炉10内で発生する場合でも、第2置換室32が設けられていることによって、そのような連続焼成炉10内で発生するガスが循環ライン20に入り込むのを抑止できる。連続焼成炉10の搬出口12と第2置換室32との間は、フード12aで覆われており、外部雰囲気から遮断されているとよい。第2置換室32の雰囲気が調整された後、連続焼成炉10の搬入口11側のシャッタ32aが閉じられ、循環ライン20側のシャッタ32bが開かれて、第2置換室32から循環ライン20に焼成容器Aが搬出されるとよい。
また、この実施形態では、循環ライン20は、少なくとも一部に循環ライン20から分岐し、循環空間22の外に延びた少なくとも1つの外部分岐ライン81~84を備えている。かかる外部分岐ライン81~84が設けられていることによって、循環ライン20からの焼成容器Aの取出しや、循環ライン20への焼成容器Aの導入が容易になる。また、循環ライン20に外部分岐ライン81~84が複数設けられていることによって、複数の位置において、焼成容器Aの取出しや導入ができる。このため、特にフード21を覆われた循環ライン20のトラブルの解消が容易になる。
さらにこの実施形態では、外部分岐ライン81~84は、循環ライン20に合流する端部に置換室91~94を備えている。かかる置換室91~94は、それぞれ外部分岐ライン81~84側と循環ライン20に合流する側にそれぞれシャッタ91a~94a,91b~94b(図1および図2参照)を備えている。置換室91~94は、通常は、シャッタ91a~94a,91b~94bが閉じられているとよい。そして、循環ライン20からの焼成容器Aの取出しや、循環ライン20への焼成容器Aの導入の際には、焼成容器Aを導入する側の一方のシャッタが開かれる。そして、置換室91~94に焼成容器Aが導入された際に、シャッタが閉じられ、置換室91~94の雰囲気が調整される。その後、他方のシャッタが開かれて焼成容器Aが置換室91~94から搬出される。このように、置換室91~94は、外部分岐ライン81~84を通じて焼成容器Aの取出しや導入が行われる際に、循環ライン20に外部分岐ライン81~84の雰囲気が影響しないように、雰囲気を調整できる。
直線搬送部41は、図1に示されているように、循環ライン20のうち、連続焼成炉10から離れた位置に設けられており、連続焼成炉10の搬送経路と平行な直線に沿った搬送部位である。第1接続部42は、循環ライン20のうち、連続焼成炉10の搬出口12側に連続し、かつ、連続焼成炉10の搬送経路と直線搬送部41とを接続する接続部位である。第2接続部43は、連続焼成炉10の搬入口側に連続し、かつ、連続焼成炉10の搬送経路と直線搬送部41とを接続する接続部位である。このように、循環ライン20は、直線に沿った連続焼成炉10と平行な直線搬送部41を有している。循環ライン20を含めて、連続焼成システム全体を略矩形のスペースに設置でき、連続焼成炉10を中心として全体として省スペース化が図られている。
この実施形態では、第1接続部42は、第1延出部42aと、架橋部42bとを備えている。第1延出部42aは、連続焼成炉10の搬出口12において、連続焼成炉10の搬送経路から連続して直線状に延びた搬送部である。図1に示された形態では、第1延出部42aは、短いが、直線搬送部41の態様によって長さは適宜に調整されうる。架橋部42bは、連続焼成炉10の搬出口12側において循環ライン20の第1延出部42aの一端と直線搬送部41の一端とを繋ぐ搬送部である。架橋部42bには、ローラコンベアおよびその駆動装置が組み込まれている。架橋部42bの両端、つまり、第1延出部42aと架橋部42bとが交わる部位、および、架橋部42bと直線搬送部41とが交わる部位には、それぞれ分岐部42b1,42b2が設けられている。
分岐部42b1には、第1延出部42aが延びる方向と架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるように、それぞれ向きの異なるローラコンベアが組み込まれている。この実施形態では、第1延出部42aが延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラ群の隙間から、架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラが迫り出す構造を有している。分岐部42b1において、架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラを適宜に迫り出させて駆動させる。これによって、第1延出部42aから分岐部42b1に導入された焼成容器Aが架橋部42bに搬出される。
分岐部42b2には、直線搬送部41が延びる方向と架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるように、それぞれ向きの異なるローラコンベアが組み込まれている。この実施形態では、直線搬送部41が延びた方向に沿って焼成容器Aを移動させるローラ群の隙間から、架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラが迫り出す構造を有している。そして、分岐部42b1において、架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラを迫り出させることによって、架橋部42bから分岐部42b2に焼成容器Aが導入される。そして、架橋部42bが延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラを直線搬送部41が延びる方向に焼成容器Aを移動させるローラ群の下に引っ込め、直線搬送部41が延びた方向に沿って焼成容器Aを移動させるローラ群を駆動させる。これによって、架橋部42bから分岐部42b2に導入された焼成容器Aが直線搬送部41に搬送される。
この実施形態では、第2接続部43は、第2延出部43aと、架橋部43bとを備えている。第2延出部43aは、連続焼成炉10の搬入口11において、連続焼成炉10の搬送経路から連続して直線状に延びた搬送部である。架橋部43bは、連続焼成炉10の搬入口11側において循環ライン20の第2延出部43aの一端と直線搬送部41の一端とを繋ぐ搬送部である。架橋部43bには、ローラコンベアおよびその駆動装置が組み込まれている。架橋部43bの両端、つまり、第2延出部43aと架橋部43bとが交わる部位、および、架橋部43bと直線搬送部41とが交わる部位には、それぞれ分岐部43b1,43b2が設けられている。架橋部43bは、トンネル状のフード21によって囲われている。分岐部43b1,43b2は、上述した搬出口12側の分岐部42b1,42b2と同様の構造を有している。このうち、分岐部43b2では、直線搬送部41から分岐部43b2に導入された焼成容器Aを架橋部43bに送り出すことができるように、向きの異なるローラコンベアが組み込まれている。また、分岐部43b1では、架橋部43bから分岐部43b1に導入された焼成容器Aを第2延出部43aに送り出すことができるように、向きの異なるローラコンベアが組み込まれている。
直線搬送部41には、取出ユニット23の上流側に第3置換室33が設けられている。具体的には、第3置換室33は、架橋部42bと直線搬送部41との分岐部42b2から直線搬送部41に導入される部位に設けられている。かかる部位に第3置換室33が設けられていることによって、架橋部42bおよび分岐部42b2と直線搬送部41とを仕切ることができる。さらに、直線搬送部41には、供給ユニット24の下流側に第5置換室35が設けられている。具体的には、第5置換室35は、直線搬送部41と架橋部43bとの分岐部43b1から直線搬送部41に導入される部位に設けられている。かかる部位に第5置換室35が設けられていることによって、架橋部42bおよび分岐部43b1と直線搬送部41とを仕切ることができる。さらに、取出ユニット23と供給ユニット24との間に第4置換室34が設けられている。かかる第4置換室34によって、直線搬送部41のうち取出ユニット23が設けられた部分と、供給ユニット24が設けられた部分とをそれぞれ仕切ることができる。
取出ユニット23は、取出装置を少なくとも一つ備えている。この実施形態では、焼成容器Aは、容器と蓋が一組のセットになっている。取出ユニット23は、焼成容器Aから蓋を取り外す蓋外し機構70aを備えている。この実施形態では、取出ユニット23は、直線搬送部41の上流側から順に、蓋外し機構70aと、第1の取出装置50aと、第2の取出装置50bとを備えている。
蓋外し機構70aは、直線搬送部41に設けられ、導入された焼成容器Aを所定の位置で止めるストッパを有している。蓋外し機構70aの上部には、焼成容器Aから蓋を取り外す機構が設けられている。蓋外し機構70aは、例えば、蓋を保持するハンドと、ハンドを焼成容器Aの上部に引き上げるリフトとを備えているとよい。この実施形態では、蓋外し機構70aは、焼成容器Aから蓋が取り外される空間と外部空間と遮断する第3カバー71を備えている。第3カバー71で囲まれた空間は、循環ライン20のフード21で囲まれた空間と連続している。このため、焼成容器Aは、外部雰囲気に触れずに蓋が外される。蓋が外された焼成容器Aは、取出装置50a,50bに順に送られる。この実施形態では、蓋は、焼成容器Aが取出装置50a,50bに送られた後も、蓋外し機構70aに保持されている。そして、取出装置50a,50bで処理された後、焼成容器Aは、蓋外し機構70aに戻され、蓋がセットされてから、供給ユニット24に送られる。このため、直線搬送部41のうち、少なくとも蓋外し機構70aから取出装置50a,50bまでの間は、焼成容器Aを適宜に逆方向に搬送できるように構成されている。このように、取出ユニット23は、蓋外し機構70aを備えている。このため、蓋を備えた焼成容器Aからも適切に焼成物が取り出される。
取出装置50a,50bは、反転機構51と、収集部52と、第1カバー53とを備えている。
反転機構51は、焼成容器Aを上下に反転させる機構である。この実施形態では、反転機構51は、直線搬送部41のローラと一緒に焼成容器Aを上下に反転させる機構である。上下に反転した焼成容器Aからは、内容物(焼成物)が排出される。収集部52は、焼成容器Aが反転される位置の下方で焼成容器Aの内容物を収集する部位である。第1カバー53は、焼成容器Aが反転される空間と外部空間とを遮断するカバーである。第1カバー53で囲まれた空間は、循環ライン20のフード21で囲まれた空間と連続している。焼成容器Aは、かかる第1カバー53で外部空間から仕切られた空間で上下に反転される。このように取出装置50a,50bは、焼成容器Aを上下に反転させる空間が、第1カバー53によって外部空間から仕切られている。このため、焼成容器Aの内容物が排出される際の空間の雰囲気が適切に保たれる。
取出装置50は、焼成容器Aを清掃する清掃機構54(図2参照)をさらに備えていてもよい。この実施形態では、2つの取出装置50a,50bのうち、進行方向後方に配置された取出装置50bに清掃機構54が設けられている。このように取出ユニット23は、清掃機構54を備えていない取出装置50aと、清掃機構54を備えた取出装置50bとを備えている。
供給ユニット24は、被焼成物を供給する供給装置60を備えている。供給装置60は、ホッパー61と、フィーダー62と、第2カバー63とを備えている。この実施形態では、供給ユニット24は、焼成容器Aから蓋を取り外す第2の蓋外し機構70bを備えている。蓋外し機構70bは、供給ユニット24の上流側に設けられている。蓋外し機構70bの構成は、上述した蓋外し機構70aと同じである。ここでは蓋外し機構70bの説明を省略する。供給ユニット24では、焼成容器Aは、蓋外し機構70bで蓋が取り外された後、供給装置60の下に移動する。このように、供給ユニット24は、蓋外し機構70bを備えているので、蓋がある焼成容器Aに対しても適切に被焼成物を供給することができる。
10 連続焼成炉
11 搬入口
11a フード
12 搬出口
12a フード
13 炉体
13a 搬送空間
20,20A 循環ライン
21,21A フード
21A1 リフター101,102および取出ユニット23が設けられた部分のフード
22 循環空間
23 取出ユニット
23a,24a 処理空間
24 供給ユニット
31 第1置換室
32 第2置換室
33 第3置換室
34 第4置換室
35 第5置換室
31a~35a,31b~35b シャッタ
41 直線搬送部
42 第1接続部
42a 第1延出部
42b 架橋部
42b1,42b2 分岐部
43 第2接続部
43a 第2延出部
43b 架橋部
43b1,43b2 分岐部
50a,50b 取出装置
51 反転機構
51a,51b 回転板
51a1,51b1 回転軸
51b2 軸受
51c ロータリーアクチュエータ
51d クランプ部材
51d1 クランプ
51d2 連結部
51d3 バネ
51d4 凹み
51e アンクランプ機構
51e1 シリンダ
51e2 操作軸
51f ローラ
51g ストッパ
51g1 回動軸
51g2 ストッパ片
51g3 プッシャー
51g4 操作片
51g5 シリンダ機構
51h サポート軸
52 収集部
52a 収集管
52b 収集管路
52c 収集容器
53 第1カバー
54 清掃機構
55 シャッタ
60 供給装置
61 ホッパー
62 フィーダー
63 第2カバー
70a,70b 蓋外し機構
71 第3カバー
81~84 外部分岐ライン
91~94 置換室
91a~94a,91b~94b シャッタ
100 制御装置
101,102 リフター
A 焼成容器
A1 搬送方向
Claims (20)
- 連続焼成炉と、
前記連続焼成炉に対して焼成容器を循環させる循環ラインと
を備え、
前記連続焼成炉は、
搬入口から搬出口に至る前記焼成容器が搬送される搬送空間を形成するトンネル型の炉体を有し、
前記循環ラインは、
前記連続焼成炉の外側で、前記連続焼成炉の前記搬出口から前記搬入口に至る循環空間を外部空間と隔てるフードを有する、
連続焼成システム。 - 前記循環ラインは、前記炉体の前記搬入口側の一端に第1置換室が設けられた、請求項1に記載された連続焼成システム。
- 前記循環ラインは、前記炉体の前記搬出口側の一端に第2置換室が設けられた、請求項1または2に記載された連続焼成システム。
- 前記循環ラインは、
少なくとも1つの置換室を備えた請求項1から3までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記循環ラインは、
前記焼成容器から焼成物を取り出す取出ユニットと、
前記循環ラインにおいて前記取出ユニットよりも前記連続焼成炉の搬入口側に設けられた、前記焼成容器に未焼成の被焼成物を供給する供給ユニットと、
を備え、
前記取出ユニットと供給ユニットとは、それぞれ前記フードで囲まれた循環空間に繋がっているが、外部空間と隔てられた処理空間を有する、
請求項1から4までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記供給ユニットは、前記循環ラインにおいて前記取出ユニットよりも前記連続焼成炉の搬入口側に設けられた、請求項5に記載された連続焼成システム。
- 前記循環ラインは、
前記取出ユニットの上流側に第3置換室を備えた
請求項6に記載された連続焼成システム。 - 前記循環ラインは、
前記取出ユニットと前記供給ユニットとの間に第4置換室を備えた、
請求項6または7に記載された連続焼成システム。 - 前記循環ラインは、
前記供給ユニットの下流側に第5置換室を備えた
請求項6から8までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記取出ユニットは、
前記焼成容器を上下に反転させる反転機構と、
前記焼成容器が反転される位置の下方で前記焼成容器の内容物を収集する収集部と、
前記焼成容器が反転される空間と外部とを遮断する第1カバーと
を備えた取出装置を少なくとも1つ含み、
前記第1カバーで囲まれた空間は、前記循環ラインのフードで囲まれた空間と連続している、請求項5から9までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記取出装置は、
前記焼成容器を清掃する清掃機構をさらに備えた、請求項10に記載された連続焼成システム。 - 前記取出ユニットは、
清掃機構を備えていない第1の取出装置と、
清掃機構を備えた第2の取出装置と
を備えた、請求項11に記載された連続焼成システム。 - 前記取出装置は、
前記第1カバーで囲まれた空間と、前記循環ラインのフードで囲まれた空間とを仕切るシャッタを備えた、請求項10から12までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記取出ユニットは、
前記焼成容器から蓋を取り外す第1の蓋外し機構を備えた、
請求項10から13までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記供給ユニットは、
被焼成物を収容するホッパーと、
前記ホッパーから前記焼成容器に被焼成物を供給するフィーダーと、
前記焼成容器に被焼成物が供給される空間と外部空間とを遮断する第2カバーと
を備え、
前記第2カバーで囲まれた空間は、前記循環ラインのフードで囲まれた空間と連続している、
請求項5から14の何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記供給ユニットは、
前記焼成容器から蓋を取り外す第2の蓋外し機構を備えた、
請求項15に記載された連続焼成システム。 - 前記蓋外し機構は、前記焼成容器から蓋が取り外される空間と外部空間と遮断する第3カバーを備え、
前記第3カバーで囲まれた空間は、前記循環ラインのフードで囲まれた空間と連続している、
請求項14または16に記載された連続焼成システム。 - 前記循環ラインは、
少なくとも一部に循環ラインから分岐し、前記循環空間の外に延びた少なくとも1つの外部分岐ラインを備えた、
請求項1から17までの何れか一項に記載された連続焼成システム。 - 前記外部分岐ラインは、前記循環ラインに合流する端部に置換室を備えた、請求項18に記載された連続焼成システム。
- 前記連続焼成炉の搬送経路は、直線に沿って設定されており、
前記循環ラインは、
前記連続焼成炉の搬送経路と平行な直線に沿った直線搬送部と、
前記連続焼成炉の搬出口側に連続し、かつ、前記連続焼成炉の搬送経路と前記直線搬送部とを接続する第1接続部と、
前記連続焼成炉の搬入口側に連続し、かつ、前記連続焼成炉の搬送経路と前記直線搬送部とを接続する第2接続部と
を有する、
請求項1から19までの何れか一項に記載された連続焼成システム。
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