JP2021125285A - 端子台システム、端子台及び照光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】線材を挿入する作業等の作業に関する作業性を向上させることが可能な端子台システム、端子台及び照光装置を提供する。【解決手段】端子台システムは、線材を挿入可能な挿入口100が開設された端子台1と端子台1に取付可能な照光装置2とを備えている。照光装置2が備える発光部202から発せられた光は、端子台1の筐体10に開設された入射口103から、筐体10内に入射し、筐体10内の光路を通って、挿入口100から出射される。作業者は、出射される光により光る挿入口100を視認することができる。【選択図】図8
Description
本発明は、ケーブル等の線材を挿入可能な挿入口が開設された端子台を用いた端子台システム、そのような端子台システムに用いられる端子台及び照光装置に関する。
配電盤、工作機械、PV(Photovoltaics;太陽光発電)機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種線材を接続するために端子台が用いられている。例えば、本願出願人は、特許文献1に示すように、挿入口にケーブルを差し込むだけでケーブルを取付可能なプッシュインタイプの端子台を発明している。
しかしながら、例えば、暗所等、作業環境が悪い場所に端子台を取り付けた場合、線材の挿入等の作業に関する作業性が悪化する場合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、端子台に対する作業性の悪化を抑制することが可能な端子台システムの提供を目的とする。
また、本発明は、そのような端子台システムにて用いられる端子台及び照光装置の提供を他の目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載の端子台システムは、線材を挿入可能な挿入口が開設された筐体を有する端子台を備えた端子台システムであって、前記端子台に光を照射する照光装置を備え、前記端子台が有する前記筐体は、前記照光装置が照射した光が入射する入射口が開設されており、前記挿入口は、前記入射口から入射した光が通る前記筐体内の光路の出口となることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台は、前記挿入口に挿入された端子を保持する保持部材を備え、前記保持部材は、前記入射口から入射した光を、前記挿入口へ向けて反射させる反射面を有することを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台が有する前記筐体は、前記保持部材による保持を解除する治具を挿入可能な補助口が開設されており、前記保持部材は、前記入射口から入射した光を、前記補助口へ向けて反射させる反射面を有することを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台が備える前記保持部材は、前記挿入口から挿入された線材を押圧する付勢部を備え、前記挿入口へ向けて光を反射させる反射面及び前記補助口へ向けて光を反射させる反射面は、前記付勢部上でそれぞれ異なる位置に形成されていることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台が備える前記保持部材の前記付勢部は、前記挿入口に線材が挿入されていない場合に、前記挿入口に向けて光を反射し、前記挿入口に挿入された線材を押圧することにより、角度が変化した場合に、前記補助口に向けて光を反射することを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記照光装置は、前記端子台に取付可能に形成されていることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台が有する前記筐体は、前記挿入口が複数開設され、前記入射口は、複数の前記挿入口に対応するように同数開設されており、前記照光装置は、前記複数の入射口に対応するように、光を発する発光部を同数備えており、前記照光装置を、前記端子台に取り付けた場合、前記発光部は、対応する前記入射口に光を入射させ得る位置に配置されることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記照光装置は、発光する前記発光部を切り替え可能であることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台が有する前記筐体に開設された複数の前記挿入口は、前記筐体の同一面上で平行な2本の仮想直線に沿うように、交互に千鳥配置されていることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記照光装置が前記端子台の前記入射口へ向けて光を照射可能に取り付けた状態を維持する取付維持機構を備えることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムにおいて、前記端子台又は前記照光装置は、取付位置及び方向が所定の位置及び方向となるように規制する規制機構を備えることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムであって、前記端子台に開設された前記挿入口の内部及び縁部の少なくとも一方は、前記挿入口の周囲の前記筐体表面と異なる色であることを特徴とする。
また、本願記載の端子台システムであって、前記端子台に開設された前記挿入口の縁部は、前記挿入口の周囲の前記筐体表面から突出又は陥没していることを特徴とする。
更に、本願記載の端子台は、線材を挿入可能な挿入口が開設された筐体を備える端子台であって、前記挿入口は、光源から発せられた光が通る前記筐体内の光路の出口となることを特徴とする。
更に、本願記載の照光装置は、線材を挿入可能な挿入口が開設された筐体を備える端子台に取付可能に構成され、前記端子台に取り付けた場合に、前記端子台が備える前記筐体内へ、光を照射する発光部を備えることを特徴とする。
本発明に係る端子台システム等は、線材を挿入可能な挿入口が開設された端子台の筐体内に光を照射する。これにより、本発明に係る端子台システム等は、端子台に開設された挿入口が光るため、挿入口の位置の特定等の作業がし易くなり、作業性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<適用例>
本願記載の端子台システムは、例えば、配電盤、工作機械、PV機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種線材を着脱可能な端子台に、光を発する照光装置を組み合わせたシステムである。線材の具体的な構成としては、フェルール端子、外皮を剥いたケーブル等の様々な線材を例示することができる。以下では、図面を参照しながら、図面に例示された端子台1及び照光装置2、並びにそれらを備える端子台システムについて説明する。
本願記載の端子台システムは、例えば、配電盤、工作機械、PV機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種線材を着脱可能な端子台に、光を発する照光装置を組み合わせたシステムである。線材の具体的な構成としては、フェルール端子、外皮を剥いたケーブル等の様々な線材を例示することができる。以下では、図面を参照しながら、図面に例示された端子台1及び照光装置2、並びにそれらを備える端子台システムについて説明する。
<構成例>
<第1実施形態>
<端子台1>
図1は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略斜視図であり、図2は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略平面図である。なお、以降の説明において、端子台1の方向については、図1に例示した端子台1に向かって、上側を上、下側を下、手前左側を前(正面)、奥側を後として表現するが、説明の便宜上の方向であり、端子台1の使用の際の方向を限定するものではない。
<第1実施形態>
<端子台1>
図1は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略斜視図であり、図2は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略平面図である。なお、以降の説明において、端子台1の方向については、図1に例示した端子台1に向かって、上側を上、下側を下、手前左側を前(正面)、奥側を後として表現するが、説明の便宜上の方向であり、端子台1の使用の際の方向を限定するものではない。
本願記載の端子台1は、略直方体状をなす筐体10を備えている。筐体10は、黒色等の色の材料にて形成されている。筐体10の上面には、線材を挿入可能な円形の挿入口100が6箇所開設されている。6箇所の挿入口100の中心は、筐体10の上面で左右に延びる平行な2本の仮想直線に沿うように交互に千鳥配置されている。図2では、2本の仮想直線を一点鎖線にて示している。図2に例示するように、複数の挿入口100は、筐体10の同一面上で平行な2本の仮想直線に沿うように、交互に千鳥配置されている。挿入口100の縁部は、挿入口100の周囲の筐体10の表面から突出する突出部101として形成されており、突出部101及び挿入口100の内部は、筐体10の表面とは異なる色となっている。例えば、筐体10の表面が黒色の場合、突出部101及び挿入口100の内部は、黒色と見分け易い黄色、白色等の色となっている。各種部材に対する黒色、黄色等の色付けは、要求される色の樹脂材料を用いて形成することにより実施されているが、樹脂材料を成型後に、表面を着色する等、様々な方法により実施することができる。本願図面では、着色された部位をクロスハッチングにて示している。また、挿入口100の内部は、後述するように光路となるため、光を反射し易い銀色の着色、更には鏡面仕上げを施すようにしてもよい。
筐体10の上面には、保持部材11による保持を解除するマイナスドライバー等の治具を挿入可能な補助口102が、挿入口100毎に開設されている。補助口102は、対応する挿入口100が沿った仮想直線の反対側の仮想直線側に位置するように交互に千鳥配置されている。図1及び図2に例示した端子台1では、補助口102は、対応する挿入口100の後側又は前側に位置するように交互に千鳥配置されている。図1及び図2に例示するように、本願記載の端子台1は、挿入口100及び補助口102が開設されたユニットを、前後を入れ替えながら左右に連接して配置している。なお、端子台1は、挿入口100及び補助口102が開設されたユニットを連接する形態として構成するのではなく、図1及び図2に例示した筐体10を一体成型して構成することも可能である。例えば、複数のユニットを連接する形態とすることにより、端子台1の拡張性が高くなり、筐体10を一体成型することにより、コストダウンを狙うことが可能となる。
筐体10の前面及び背面には、後述する照光装置2(図4等参照)等の外部の光源から発せられた光の入口となる入射口103が、挿入口100毎に開設されている。入射口103は、対応する挿入口100が配置された側の側面に配置されている。具体的には、前側の仮想直線に沿って開設された挿入口100に対応する入射口103は、筐体10の前面側に開設されており、後側の仮想直線に沿って開設された挿入口100に対応する入射口103は、筐体10の背面側に開設されている。入射口103は、筐体10の内部で挿入口100及び補助口102と繋がっており、入射口103から入射した光は、筐体10の内部の光路を通って、挿入口100又は補助口102から出射する。即ち、挿入口100は、光源から発せられた光が通る筐体10の内部の光路の出口となる。
筐体10の下面からは、基板に固定し、かつ保持した線材を基板上の回路と電気的に接続するための接続端子110が前後に配設されている。接続端子110は、挿入口100及び補助口102が開設されたユニット毎に左右に配設されている。接続端子110は、筐体10の内に収容された保持部材11(図3等参照)に対し、カシメ加工等の加工方法にて一体化されている。
以上のように、端子台1は、挿入口100が千鳥配置されているため、相隣る挿入口100に挿入された配線同士の干渉を抑制することができるので、挿入口100の間隔を狭めることが可能であり、全体として小型化を実現することが可能である。例えば、挿入口100及び補助口102が開設されたユニットを、挿入口100及び補助口102の配置位置が、千鳥配置となるように交互に配置した場合と、同じ向きになるように配置した場合とを比較すると、千鳥配置の方が、ユニット自体の大きさが同じであっても、相隣る挿入口100間の間隔が長くなる。例えば、隣り合うユニットの中心線の間隔が2.54mmで、挿入口100及び補助口102間の間隔が2.54mmのユニットの場合、同じ向きの配置では、相隣る挿入口100間の間隔が2.54mmとなるのに対し、千鳥配置では、相隣る挿入口100間の間隔を3.5mmに拡大することが可能となる。このように、相隣る挿入口100同士の間隔を拡大することにより、線材の挿入作業の容易化、線材同士の干渉抑制等の効果を見込むことができる。
図3は、本願記載の端子台1の内部構造の一例を示す概略断面図である。図3は、図1に例示する端子台1に示したA−B線分を含む垂直面で切断した断面を示している。端子台1の筐体10の内部は、光路として用いられる空洞となっている。筐体10の上面に開設された挿入口100及び補助口102の間には、開口近辺に仕切り部104が形成されているが、筐体10の内部で繋がっている。筐体10の前面又は背面に開設された入射口103も、挿入口100及び補助口102と筐体10の内部で繋がっている。筐体10の内部には、挿入口100から挿入された線材を保持する保持部材11が収容されている。保持部材11の下部は、接続端子110として、筐体10の下面から外部へ突出している。保持部材11は、挿入口100から挿入された線材を保持すべく付勢する付勢部111を有している。付勢部111には、入射口103から入射された光を挿入口100側へ向けて反射させる第1反射面111a及び補助口102側へ向けて反射させる第2反射面111bが形成されている。
図4は、本願記載の端子台1が備える保持部材11の外観の一例を示す概略斜視図であり、図5は、本願記載の端子台1が備える保持部材11の一例を示す概略断面図である。図5は、保持部材11の付勢部111の形状を示すため、一部を垂直面で切断した断面図として示している。端子台1の筐体10の内に収容された保持部材11について更に説明する。保持部材11は、導電性の金属板に対し、打ち抜き、曲げ加工等の加工処理を行うことにより所定の形状に成型されている。保持部材11の下部は、前後に延びる接続端子110を、保持部材11の上部に対してカシメ加工等の加工法にて固定したものである。保持部材11において、接続端子110より上方は、筐体10の内部の光路を覆うように上面及び側面の一部が開放された略筒状に成型されている。保持部材11において、入射口103に対向する側の側面は、付勢部111と共に、挿入された線材を挟み込む挟持部112として形成されている。挟持部112には、入射口103を通って照射される光を通す円形の通過口112aが開設されている。付勢部111は、入射口103と反対側の側面の上部から挟持部112側方向の斜め下方へ向けて屈曲した金属片であり、屈曲部位から斜め下方へ延びる金属片が、弾性により、入射口103側へ付勢する板バネ、弓バネ等のバネとして機能する。付勢部111は、筐体10の仕切り部104の下方に位置する部位で、角度が変わるように成型されており、角度が変わる位置から下方の先端側が第1反射面111aとなり、角度が変わる位置から上方の根元側が第2反射面111bとなる。
<照光装置2>
図6は、本願記載の照光装置2の外観の一例を示す概略斜視図である。照光装置2は、外部の光源として、端子台1に取付可能な装置であり、端子台1に取り付けることにより、端子台1の筐体10に開設された入射口103に向けて光を照射する。照光装置2は、LED(Light Emitting Diode)等の発光部202を備える照光ユニット20と、照光ユニット20に有線接続された切替ユニット21とを備えている。なお、本願図面では、照光ユニット20と切替ユニット21とを電気的に接続する配線を一部省略して示している。
図6は、本願記載の照光装置2の外観の一例を示す概略斜視図である。照光装置2は、外部の光源として、端子台1に取付可能な装置であり、端子台1に取り付けることにより、端子台1の筐体10に開設された入射口103に向けて光を照射する。照光装置2は、LED(Light Emitting Diode)等の発光部202を備える照光ユニット20と、照光ユニット20に有線接続された切替ユニット21とを備えている。なお、本願図面では、照光ユニット20と切替ユニット21とを電気的に接続する配線を一部省略して示している。
照光ユニット20は、側面に複数の発光部202が組み込まれた四角柱状をなす2本の腕部200と、2本の腕部200の一端側同士を連結させる連結部201とを備え、全体として、略コの字形状(略U字状)に形成されている。腕部200で、端子台1を挟み込むことにより、照光ユニット20は、端子台1に取り付けることができる。腕部200での挟み込みの際の作業性を向上させるため、照光ユニット20は、連結部201を前後に分離して、2個の半体に分けることが可能である。照光ユニット20の発光部202は、2本の腕部200で挟み込んだ場合に、端子台1の入射口103を照射するように、他方の腕部200側に向かう位置に配置されている。なお、照光ユニット20の腕部200の厚み(前後方向の長さ)は、端子台1の基板への実装後に、周囲の部品との干渉を避けるためできるだけ薄くなるように構成することが好ましい。
切替ユニット21は、電源スイッチ210及び切替スイッチ211を備えている。電源スイッチ210は、発光部202に対して通電する通電回路を開閉するスイッチである。切替スイッチ211は、通電対象となる発光部202を選択するスイッチであり、図6では、ロータリースイッチを用いた形態を例示している。
<端子台システム>
図7は、本願記載の端子台システムの一例を示す概略斜視図であり、図8は、本願記載の端子台システムの内部構造の一例を概念的に示す概略斜視図である。図7及び図8は、端子台システムとして、端子台1に照光装置2を取り付けた状態を示している。図8は、図7に示す状態から、内部構造が視認可能となるように一部を分解及び透過して示している。図7及び図8に例示するように、照光装置2は、照光ユニット20の腕部200が、端子台1の前面及び背面に当接し、前後から挟み込むことで、端子台1に取り付けられている。腕部200には、発光部202を固定する固定板203が組み込まれている。固定板203には、切替ユニット21に電気的に接続される配線と、配線に接続される発光部202とが固定されている。照光装置2を端子台1に取り付けた場合、照光装置2の腕部200に組み込まれた発光部202は、端子台1の入射口103に向けて光を照射可能な位置に配置される。
図7は、本願記載の端子台システムの一例を示す概略斜視図であり、図8は、本願記載の端子台システムの内部構造の一例を概念的に示す概略斜視図である。図7及び図8は、端子台システムとして、端子台1に照光装置2を取り付けた状態を示している。図8は、図7に示す状態から、内部構造が視認可能となるように一部を分解及び透過して示している。図7及び図8に例示するように、照光装置2は、照光ユニット20の腕部200が、端子台1の前面及び背面に当接し、前後から挟み込むことで、端子台1に取り付けられている。腕部200には、発光部202を固定する固定板203が組み込まれている。固定板203には、切替ユニット21に電気的に接続される配線と、配線に接続される発光部202とが固定されている。照光装置2を端子台1に取り付けた場合、照光装置2の腕部200に組み込まれた発光部202は、端子台1の入射口103に向けて光を照射可能な位置に配置される。
照光装置2が備える照光ユニット20の連結部201には、分離した半体同士を連結する際の位置決めのため、一方の半体に固定軸204が取り付けられ、他方の半体に固定軸204を挿入可能な第1凹部205が形成されている。また、照光装置2の連結部201には、照光装置2を端子台1に固定するため、一方の半体にネオジム磁石等の永久磁石206が組み込まれ、他方の半体に永久磁石206を挿入可能な第2凹部207が形成されている。
照光装置2を端子台1に取り付ける場合、先ず、照光装置2の照光ユニット20を連結部201で分離する。分離した前方用の半体の腕部200に組み込まれた発光部202が端子台1の前面に開設された入射口103に相対し、後方用の半体の腕部200に組み込まれた発光部202が端子台1の背面に開設された入射口103に相対するように、照光装置2の半体を端子台1に前後から当接させる。そして、照光装置2の後方の半体の固定軸204及び永久磁石206を、前方の半体の第1凹部205及び第2凹部207にそれぞれ挿入する。更に、照光装置2に組み込まれた永久磁石206による磁力で、端子台1の側面に組み込まれた鉄板105等に固定することにより、照光装置2の照光ユニット20を端子台1に取り付けることができる。端子台1に、照光装置2の照光ユニット20を取り付けた状態で、使用者が、切替ユニット21の電源スイッチ210及び切替スイッチ211を操作することにより、照光ユニット20の任意の発光部202が点灯し、端子台1の入射口103に向けて光が照射される。端子台1に組み込まれた鉄板105と、照光装置2に組み込まれた永久磁石206とは、照光装置2が端子台1の入射口103へ向けて光を照射可能に取り付けた状態を維持する取付維持機構として機能する。なお、端子台1と照光装置2との位置決め及び固定状態を維持する取付維持機構としては、鉄板105及び永久磁石206に限らず、ボールプランジャ及びボールプランジャが嵌合する嵌合穴等の様々な機構を用いることが可能である。
図9は、本願記載の照光装置2の内部回路の一例を示す回路図である。図9では、照光装置2の内部回路を簡略化し、等価回路として示している。照光装置2は、LED等の発光素子を用いた複数の発光部202、電源スイッチ210、切替スイッチ211、電源等の構成を備えている。電源スイッチ210に対する操作を受け付けることにより、回路は開閉する。回路を閉じたオン状態で、切替スイッチ211に対する切替操作を受け付けることにより、選択された一の発光部202が発光する。
次に、本願記載の端子台システムにおいて、端子台1に照光装置2を取り付けて、線材を挿入する際の状態について説明する。図10は、本願記載の端子台1の一部を拡大して模式的に示す概略平面図であり、図11は、本願記載の端子台1の内部構造の一例を模式的に示す概略断面図である。図10及び図11は、端子台1の挿入口100に線材を挿入する状態を模式的に示している。図10は、端子台1の一部を上方からの視点で示している。なお、図10では、端子台1の状態が把握し易いように、照光装置2及び線材を省略して示している。また、図10及び図11において、光の照射方向及び照射されている状態は、点描にて示している。図11は、照光装置2を端子台1に取り付け、照光装置2から光を照射した状態を示している。なお、線材の挿入箇所が把握し易いように、線材の先端が挿入口100内に進入している状態として示している。図11に点描の矢印で示すように、照光装置2の発光部202から発せられた光は、端子台1の入射口103から入射し、保持部材11の通過口112aを通って付勢部111の第1反射面111aで反射して、挿入口100から出射される。線材を挟持していない状態において、入射した光と第1反射面111aとがなす角度θ1を45度等の角度に調整した設計とすることにより、光が挿入口100から出射するように反射角度を調整することができる。作業者は、線材の挿入に際し、図10に例示する状態の端子台1を認識することになる。線材を挿入する際の端子台1の挿入口100は、縁部である突出部101が突出しており、周囲と色が異なり、しかも線材を挿入すべき挿入口100の内部が光っている。従って、作業者は、視覚及び触覚により、線材を挿入すべき挿入口100の位置を特定し易く、狭い場所、暗い場所等の作業環境が悪い場所であっても、正確な作業を行うことが可能となる。
図12は、本願記載の端子台1の一部を拡大して模式的に示す概略平面図であり、図13は、本願記載の端子台1の内部構造の一例を模式的に示す概略断面図である。なお、図12は、図10に対応し、図13は、図11に対応している。図12及び図13は、端子台1の挿入口100に線材を挿入し、線材の先端が保持部材11の付勢部111を押圧し始めている状態を模式的に示している。図12及び図13に示すように、線材の先端が保持部材11の付勢部111を押圧し始めると、付勢部111の角度が変化するため、挿入口100から視認される光の照度は抑制される。
図14は、本願記載の端子台1の一部を拡大して模式的に示す概略平面図であり、図15は、本願記載の端子台1の内部構造の一例を模式的に示す概略断面図である。なお、図14は、図10及び図12に対応し、図15は、図11及び図13に対応している。図14及び図15は、端子台1の挿入口100に線材が略完全に挿入され、線材が保持部材11の付勢部111を押圧している状態を模式的に示している。図14及び図15に示すように、線材が挿入されると、線材が付勢部111を押圧して、付勢部111が屈曲する。屈曲した付勢部111の反発力により、線材は、保持部材11の挟持部112側へ押圧される。この状態において、線材は、付勢部111及び挟持部112に挟まれることになり、端子台1内で保持される。線材が端子台1内で保持部材11に保持された状態において、線材は、接続端子110と電気的に接続される。また、図15中に点描の矢印で示すように、照光装置2の発光部202から発せられた光は、端子台1の入射口103から入射し、保持部材11の通過口112aを通って、付勢部111で反射する。屈曲して線材を挟持している状態において、入射した光と付勢部111の第2反射面111bとがなす角度θ2を45度等の角度に調整した設計とすることにより、反射角度を調整して、入射した光が第2反射面111bで反射して補助口102から出射するように調整することができる。作業者は、挿入された線材を挿入口100から抜く場合に、補助口102にマイナスドライバー等の治具を挿入して、付勢部111を更に押圧し、保持部材11による保持を解除する作業を行う。挿入されている線材を抜こうとする作業者は、治具の挿入に際し、図14に例示する状態の端子台1を認識することになる。治具を挿入する際の端子台1の補助口102は、付勢部111の第2反射面111bで反射された光により、内部が光った状態となっている。従って、作業者は、視覚により、治具を挿入すべき補助口102の位置を特定し易く、狭い場所、暗い場所等の作業環境が悪い場所であっても、正確な作業を行うことが可能となる。
以上のように、本願記載の端子台システムは、端子台1に照光装置2を取り付けることが可能である。本願記載の端子台システムは、端子台1に取り付けた照光装置2から発せられた光を、端子台1が備える保持部材11の付勢部111で反射して、線材を挿入する挿入口100又は治具を挿入する補助口102を光らせることが可能となる。これにより、本願記載の端子台システムが備える端子台1は、挿入口100又は補助口102を目立たせることができる。従って、作業者は、挿入口100又は補助口102の位置を視覚により特定することができるので、暗所においても、作業ミスの発生を抑制し、正確な作業を行うことが可能となる。即ち、本願記載の端子台システムは、作業性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
また、本願記載の端子台1は、挿入口100の縁部を、挿入口100の周囲の筐体10の表面から突出する突出部101として形成し、突出部101及び挿入口100の内部を、筐体10の表面とは異なる色に着色している。これにより、本願記載の端子台1は、挿入口100を目立たせることができる。従って、端子台1の挿入口100に線材を挿入する作業者は、挿入口100の位置を触覚及び視覚により特定することができる。即ち、本願記載の端子台システムは、作業性を向上させることが可能となる等、優れた効果を奏する。このような効果は、多数極数の端子台1となる程、顕著となる。
更に、本願記載の端子台1は、本願記載の照光装置2を取り付けることにより、照光装置2から発せられた光を、保持部材11の付勢部111で反射して、線材を挿入する挿入口100又は治具を挿入する補助口102を光らせることが可能となる。これにより、本願記載の端子台1は、挿入口100又は補助口102を目立たせることができる。従って、作業者は、挿入口100又は補助口102の位置を視覚により特定することができる。即ち、本願記載の端子台システムは、暗所においても、作業性を向上させることが可能となる等、優れた効果を奏する。
しかも、本願記載の端子台1は、付勢部111の角度が第1反射面111a及び第2反射面111bで異なっているため、付勢部111の屈曲角度に応じて反射方向を変えることが可能である。これにより、本願記載の端子台1は、線材が挿入されていない状態では、線材を挿入すべき挿入口100が光り、線材が挿入されている状態では、治具を挿入すべき補助口102が光るため、作業の対象となる挿入口100又は補助口102を目立たせることができる。従って、作業者は、暗所においても、作業の対象となる挿入口100又は補助口102の位置を視覚により特定することができる。即ち、本願記載の端子台システムは、作業性を向上させることが可能となる等、優れた効果を奏する。
更に、本願記載の照光装置2は、発光部202を、切替ユニット21にて切り替えることが可能である。これにより、本願記載の端子台1は、複数開設された挿入口100及び補助口102のうちで、作業の対象となる挿入口100又は補助口102のみを光らせ、作業の対象となる挿入口100又は補助口102のみを目立たせることができる。従って、作業者は、作業の対象となる挿入口100又は補助口102の位置を視覚により特定することができる。従って、本願記載の端子台システムは、暗所においても、作業ミスの発生を抑制し、正確な作業を行うことが可能となる等、優れた効果を奏する。
また、本願記載の端子台1は、筐体10の上面で平行な2本の仮想直線に沿うように、挿入口100が交互に千鳥配置されている。これにより、本願記載の端子台1は、挿入口100への挿入作業を容易化することが可能である等、優れた効果を奏する。また、本願記載の端子台1は、相隣る挿入口100に挿入された配線同士の干渉を抑制することが可能である等、優れた効果を奏する。従って、挿入口100の実質的な間隔を維持しながら端子台1全体としての大きさを小さくすることができるので、端子台1の小型化を狙うことが可能である等、優れた効果を奏する。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態において、端子台1の筐体10に開設された挿入口100が一列である形態である。なお、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の符号を付し、第1実施形態の説明を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
第2実施形態は、第1実施形態において、端子台1の筐体10に開設された挿入口100が一列である形態である。なお、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の符号を付し、第1実施形態の説明を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図16は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略斜視図である。図17は、本願記載の照光装置2の外観の一例を示す概略斜視図である。図18は、本願記載の端子台システムの一例を示す概略斜視図である。図19は、本願記載の端子台システムの一例を示す概略平面図である。図20は、本願記載の端子台システムの内部構造の一例を概念的に示す概略斜視図である。図20は、内部構造が視認可能となるように照光装置2の一部を分解及び透過して示している。
図16乃至図20に例示するように、第2実施形態に係る端子台システムでは、端子台1の筐体10に開設された挿入口100が二列ではなく、一列に配列されている。挿入口100に対応する入射口103は、端子台1の筐体10における前面及び背面の一方の側にのみ開設されている。また、入射口103に光を照射する発光部202も、照光装置2が備える入射口103側に取り付ける一方の腕部200にのみ取り付けられている。
以上のように構成された、第2実施形態に係る端子台システムは、照光装置2から発せられた光により、端子台1の挿入口100又は補助口102を光らせることが可能となる。これにより、本願記載の端子台システムは、作業性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態において、端子台1の筐体10に開設された2列の挿入口100が千鳥配置されていない形態である。なお、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の符号を付し、第1実施形態の説明を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
第3実施形態は、第1実施形態において、端子台1の筐体10に開設された2列の挿入口100が千鳥配置されていない形態である。なお、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の符号を付し、第1実施形態の説明を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図21は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略斜視図である。図22は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略平面図である。図23は、本願記載の端子台システムの外観の一例を示す概略斜視図である。図23は、内部構造が視認可能となるように照光装置2の一部を透過して示している。
図21乃至図23に例示するように、第3実施形態に係る端子台システムでは、端子台1の筐体10に開設された二列の挿入口100は、千鳥配置ではなく、前後に背中合わせとなるように配置されている。より具体的には、第3実施形態に係る端子台1は、挿入口100及び補助口102が開設されたユニットを、方向が逆向きになるように前後に配置し、かつ左右に連設して配置している。このため、端子台1の筐体10には、前面及び背面の両面に、入射口103が連続して開設されている。また、入射口103に光を照射する発光部202も、照光装置2が備える前方及び後方の両側の腕部200に連続して取り付けられている。
以上のように構成された、第3実施形態に係る端子台システムは、照光装置2から発せられた光により、端子台1の挿入口100又は補助口102を光らせることが可能となる。これにより、本願記載の端子台システムは、作業性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
また、第3実施形態に係る端子台システムは、挿入口100が二列に連続して開設されているため、挿入口100の配置密度を高くすることが可能である等、優れた効果を奏する。
<第4実施形態>
図24は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略平面図である。第4実施形態に係る端子台1は、第1実施形態において、端子台1の筐体10の側部を左右で異なる長さとした形態である。第3実施形態に係る端子台1において、筐体10の右端部10aの左右方向の長さは、左端部10bの1/2の長さとなっている。左端部10bの長さと、右端部10aの長さとの差異は、挿入口100のピッチ(配置間隔)の約1/2となっている。第4実施形態に例示するように構成することにより、端子台1に対し、照光装置2を取り付ける左右方向の向きを間違えた場合、端子台1の入射口103と、照光装置2の発光部202との位置が1/2ピッチ分ずれるので、照光機能が働かず、作業者は誤操作に気付くことができる。即ち、筐体10の右端部10a及び左端部10bは、端子台1及び照光装置2の取付位置及び方向が所定の位置及び方向となるように規制する規制機構として機能する。なお、規制機構は、図24に例示した様に端子台1の取付方向に関する長さ等の形状を非対称とする形態に関わらず、様々な形状及び機構として付与することが可能であり、また、照光装置2側に規制機構を設けることも可能である。
図24は、本願記載の端子台1の外観の一例を示す概略平面図である。第4実施形態に係る端子台1は、第1実施形態において、端子台1の筐体10の側部を左右で異なる長さとした形態である。第3実施形態に係る端子台1において、筐体10の右端部10aの左右方向の長さは、左端部10bの1/2の長さとなっている。左端部10bの長さと、右端部10aの長さとの差異は、挿入口100のピッチ(配置間隔)の約1/2となっている。第4実施形態に例示するように構成することにより、端子台1に対し、照光装置2を取り付ける左右方向の向きを間違えた場合、端子台1の入射口103と、照光装置2の発光部202との位置が1/2ピッチ分ずれるので、照光機能が働かず、作業者は誤操作に気付くことができる。即ち、筐体10の右端部10a及び左端部10bは、端子台1及び照光装置2の取付位置及び方向が所定の位置及び方向となるように規制する規制機構として機能する。なお、規制機構は、図24に例示した様に端子台1の取付方向に関する長さ等の形状を非対称とする形態に関わらず、様々な形状及び機構として付与することが可能であり、また、照光装置2側に規制機構を設けることも可能である。
本発明は、以上説明したそれぞれの実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
また、例えば、前記実施形態では、付勢部111を途中で角度を変えて第1反射面111a及び第2反射面111bとする形態を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、第1反射面111aに相当する挿入口100側に反射させる部位だけを鏡面加工し、第2反射面111bに相当する部位は反射を抑制する防眩加工を行うようにしてもよい。このようにした場合、光らせるのは、挿入口100側のみになるが、付勢部111の形状の設計自由度を高めることが可能となる。
更に、例えば、前記実施形態では、筐体10の挿入口100の縁部を突出部101とする形態を示したが、本発明はこれに限らず、縁部を凹ませる等、様々な凹凸を付けて目立たせるようにすることが可能である。即ち、挿入口100の縁部は、挿入口100の縁部の外側となる周囲と比べ、突出又は陥没していればよい。更に、突出又は陥没の形状としては、図12に例示するように、階段状の段差として形成されていてもよいが、例えば、円錐状の突出、すり鉢状の陥没のように、無段階の直線状又は曲面状の突出又は陥没として形成されていてもよい。
1 端子台
10 筐体
10a 右端部(規制機構)
10b 左端部(規制機構)
100 挿入口
101 突出部
102 補助口
103 入射口
104 仕切り部
105 鉄板(取付維持機構)
11 保持部材
110 接続端子
111 付勢部
111a 第1反射面
111b 第2反射面
112 挟持部
112a 通過口
2 照光装置
20 照光ユニット
202 発光部
206 永久磁石(連結維持機構)
21 切替ユニット
211 切替スイッチ
10 筐体
10a 右端部(規制機構)
10b 左端部(規制機構)
100 挿入口
101 突出部
102 補助口
103 入射口
104 仕切り部
105 鉄板(取付維持機構)
11 保持部材
110 接続端子
111 付勢部
111a 第1反射面
111b 第2反射面
112 挟持部
112a 通過口
2 照光装置
20 照光ユニット
202 発光部
206 永久磁石(連結維持機構)
21 切替ユニット
211 切替スイッチ
Claims (15)
- 線材を挿入可能な挿入口が開設された筐体を有する端子台を備えた端子台システムであって、
前記端子台に光を照射する照光装置を備え、
前記端子台が有する前記筐体は、
前記照光装置が照射した光が入射する入射口が開設されており、
前記挿入口は、前記入射口から入射した光が通る前記筐体内の光路の出口となる
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項1に記載の端子台システムであって、
前記端子台は、
前記挿入口に挿入された端子を保持する保持部材を備え、
前記保持部材は、
前記入射口から入射した光を、前記挿入口へ向けて反射させる反射面を有する
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項2に記載の端子台システムであって、
前記端子台が有する前記筐体は、
前記保持部材による保持を解除する治具を挿入可能な補助口が開設されており、
前記保持部材は、
前記入射口から入射した光を、前記補助口へ向けて反射させる反射面を有する
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項3に記載の端子台システムであって、
前記端子台が備える前記保持部材は、
前記挿入口から挿入された線材を押圧する付勢部を備え、
前記挿入口へ向けて光を反射させる反射面及び前記補助口へ向けて光を反射させる反射面は、前記付勢部上でそれぞれ異なる位置に形成されている
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項4に記載の端子台システムであって、
前記端子台が備える前記保持部材の前記付勢部は、
前記挿入口に線材が挿入されていない場合に、前記挿入口に向けて光を反射し、
前記挿入口に挿入された線材を押圧することにより、角度が変化した場合に、前記補助口に向けて光を反射する
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の端子台システムであって、
前記照光装置は、
前記端子台に取付可能に形成されている
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項6に記載の端子台システムであって、
前記端子台が有する前記筐体は、
前記挿入口が複数開設され、
前記入射口は、複数の前記挿入口に対応するように同数開設されており、
前記照光装置は、
前記複数の入射口に対応するように、光を発する発光部を同数備えており、
前記照光装置を、前記端子台に取り付けた場合、前記発光部は、対応する前記入射口に光を入射させ得る位置に配置される
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項7に記載の端子台システムであって、
前記照光装置は、発光する前記発光部を切り替え可能である
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項7又は請求項8に記載の端子台システムであって、
前記端子台が有する前記筐体に開設された複数の前記挿入口は、前記筐体の同一面上で平行な2本の仮想直線に沿うように、交互に千鳥配置されている
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の端子台システムであって、
前記照光装置が前記端子台の前記入射口へ向けて光を照射可能に取り付けた状態を維持する取付維持機構を備える
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の端子台システムであって、
前記端子台又は前記照光装置は、
取付位置及び方向が所定の位置及び方向となるように規制する規制機構を備える
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の端子台システムであって、
前記端子台に開設された前記挿入口の内部及び縁部の少なくとも一方は、前記挿入口の周囲の前記筐体表面と異なる色である
ことを特徴とする端子台システム。 - 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の端子台システムであって、
前記端子台に開設された前記挿入口の縁部は、前記挿入口の周囲の前記筐体表面から突出又は陥没している
ことを特徴とする端子台システム。 - 線材を挿入可能な挿入口が開設された筐体を備える端子台であって、
前記挿入口は、光源から発せられた光が通る前記筐体内の光路の出口となる
ことを特徴とする端子台。 - 線材を挿入可能な挿入口が開設された筐体を備える端子台に取付可能に構成され、
前記端子台に取り付けた場合に、前記端子台が備える前記筐体内へ、光を照射する発光部を備える
ことを特徴とする照光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020015308A JP2021125285A (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | 端子台システム、端子台及び照光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020015308A JP2021125285A (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | 端子台システム、端子台及び照光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021125285A true JP2021125285A (ja) | 2021-08-30 |
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ID=77459334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020015308A Pending JP2021125285A (ja) | 2020-01-31 | 2020-01-31 | 端子台システム、端子台及び照光装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021125285A (ja) |
-
2020
- 2020-01-31 JP JP2020015308A patent/JP2021125285A/ja active Pending
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