本開示の原理は、いくつかの例示的な実施形態を参照して説明される。これらの実施形態は、本開示のスコープに関していかなる限定も示唆することなく、例示の目的および当業者が本開示を理解し実施することの一助のためにのみ記載されていることを理解されたい。本明細書に記載の開示内容は、以下に記載したもの以外に様々な方法で実施することができる。
以下の説明および特許請求の範囲において、他で定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
本明細書で用いられるとき、用語「ネットワークデバイス」または「基地局」(BS:base station)は、端末デバイスが通信可能なセルまたはカバレージを提供またはホストすることが可能なデバイスを指す。ネットワークデバイスの例は、Node B(Node BまたはNB)、Evolved NodeB(eNodeBまたはeNB)、次世代におけるNodeB(gNB)、RRU(Remote Radio Unit)、RH(radio head)、RRH(remote radio head)、フェムトノードやピコノードなどの低電力ノードなどを含むが、これらに限定されない。説明の目的のために、以下のいくつかの実施形態は、ネットワークデバイスの例としてgNBを参照して説明される。
本明細書で用いられるとき、用語「端末デバイス」は、無線または有線の通信能力を有する任意のデバイスを指す。端末デバイスの例は、UE(user equipment)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、モバイルフォン、セルラーフォン、スマートフォン、PDA(personal digital assistant)、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどのイメージキャプチャデバイス、ゲームデバイス、音楽保存および再生装置、または、無線または有線のインターネットアクセスおよびブラウジングなどを可能にするインターネット装置などを含むが、これらに限定されない。説明の目的のために、以下のいくつかの実施形態は、端末デバイスの例としてUEを参照して説明される。
本明細書で用いられるとき、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことを意図する。用語「含む(includes)」およびその変形は、「含むが、これに限定されない(includes, but is not limited to)」ことを意味するオープン用語として読まれるべきである。用語「基づく(based on)」は、「少なくとも部分的に基づく(based at least in part on)」として読まれるべきである。用語「一実施形態(one embodiment)」および「実施形態(an embodiment)」は、「少なくとも1つの実施形態(at least one embodiment)」として読まれるべきである。用語「別の実施形態(another embodiment)」は、「少なくとも1つの他の実施形態(at least one other embodiment)」として読まれるべきである。用語「第1(first)」、「第2(second)」などは、異なるオブジェクトまたは同じオブジェクトを指すことがある。明示的および暗黙的にかかわらず、他の定義が以下に含められても良い。
いくつかの例では、値(values)、手順(procedures)、または装置(apparatus)は、「最良(best)」、「最低(lowest)」、「最高(highest)」、「最小(minimum)」、「最大(maximum)」などとして参照される。そのような説明は、多くの使用されている機能的な選択肢の中から選択を行うことができることを示すように意図されており、そのような選択は他の選択に対して、より良い(better)、より小さい(smaller)、より高い(higher)、または、そうではないとは限らないことを理解されたい。
本開示で論じられる通信は、任意の適切な規格に準拠しても良く、この規格は、NR(New Radio Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTEエボリューション、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などを含むが、これらに限定されない。さらに、通信は、既存のまたは将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されても良い。通信プロトコルの例は、1G(first generation)、2G(second generation)、2.5G、2.75G、3G(third generation)、4G(fourth generation)、4.5G、5G(fifth generation)の通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
図1は、本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100を示している。ネットワーク100は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110によってサーブされる3つの端末デバイス120−1〜120−3(まとめて端末デバイス120として参照されるか、または、個別に端末デバイス120として参照される)と、を含む。ネットワークデバイス110のカバレッジは、セル102とも呼ばれる。基地局および端末デバイスの数は、任意の限定を示唆することなく、説明の目的のためだけであることを理解されたい。ネットワーク100は、本開示の実施形態を実施するのに適した任意の適切な数の基地局および端末デバイスを含んでいれば良い。図示されていないが、1つ以上の対応するネットワークデバイスがその中に配置されたいくつかの端末デバイスにサービスを提供するセル102に隣接する、1つ以上の隣接セルが存在しても良いことを理解されたい。
ネットワークデバイス110は、端末デバイス120と通信することができる。ネットワーク100内の通信は、任意の適切な規格に準拠しても良く、この規格は、LTE(Long Term Evolution)、LTEエボリューション、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などを含むが、これらに限定されない。さらに、通信は、既存のまたは将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されても良い。通信プロトコルの例は、1G(first generation)、2G(second generation)、2.5G、2.75G、3G(third generation)、4G(fourth generation)、4.5G、5G(fifth generation)の通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
通常のデータ通信に加えて、ネットワークデバイス110は、ダウンリンクにおいて、ブロードキャスト方式、マルチキャスト方式、および/または、ユニキャスト方式で、1つ以上の端末デバイス120にRS(reference signal)を送信しても良い。同様に、1つ以上の端末デバイス120は、アップリンクにおいて、ネットワークデバイス110にRSを送信しても良い。本明細書で用いられるときは、「ダウンリンク」は、ネットワークデバイスから端末デバイスへのリンクを指し、その一方で、「アップリンク」は、端末デバイスからネットワークデバイスへのリンクを指す。任意の限定を示唆することなく説明の目的のために、以下のいくつかの実施形態は、ダウンリンクRS伝送を参照して説明される。
例えば、ダウンリンクRS伝送については、RSは、ビーム走査(beam sweeping)、チャネル推定、復調、および、通信用の他の動作のために、端末デバイス120により用いられても良い。一般的に言えば、RSは、ネットワークデバイス110および端末デバイス120の両方に知られている信号シーケンス(”RS sequence”としても参照される)である。例えば、RS sequenceは、あるルールに基づいてネットワークデバイス110によって生成され送信されても良いし、端末デバイス120は、同じルールに基づいてRS sequenceを推定しても良い。リファレンス信号の例は、ダウンリンク又はアップリンクのDMRS(Demodulation Reference Signal)、CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)、SRS(Sounding Reference Signal)、PTRS (Phase Tracking Reference Signal)などを含むが、これらに限定されない。任意の限定を示唆することなく説明の目的のために、以下のいくつかの実施形態は、RSの例としてDMRSを参照して説明される。
ダウンリンク及びアップリンクRSの送信において、ネットワークデバイス110は、送信のために対応するリソース(” RS resources”としても参照される)を割り当て、及び/又は、どのRS sequenceが送信されるかを特定することができる。いくつかのシナリオで、ネットワークデバイス110及び端末デバイス120の両方は、複数アンテナポート(又はアンテナ要素)を備えており、アンテナポート(アンテナ要素)を用いて特定されたRS sequenceを送信できる。多くのRSポートに関連付けられたRS resourcesの集合もまた特定される。RSポートは、時間、周波数及び/又はコードドメイン内のRS伝送に対して割り当てられた1以上のリソース要素(resource elements (REs))のリソース領域へ特定のマッピングの一部又は全てのRS sequenceとして参照され得る。そのようなリソース割当情報は、DCI(Downlink Control Information)に含まれ、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)を介して端末デバイス120に示され得る。
上記のように、DMRSについての2つのconfigurationパターンは、3GPP仕様で設計され、同意されてきており、それぞれが最大8又は12の直交するDMRSポートをサポートできる。しかしながら、LTE内のDMRS configurationについての現在のソリューションにおいて、異なる条件を考慮せずに、DCI内の固定数のビットだけがDMRS configuration(例えば、RS伝送について使用されるための、アンテナポート、スクランブリングアイデンティティ、RS伝送レイヤ(transmission layer)の数、及び、RS configurationパターン)を示すためにサポートされる。
一つのコードワード(codeword (CW))に対する可能なDMRS configurationの数と、2つのCWに対するそれとは、全く異なる場合がある。例えば、一つのCWの場合、可能なDMRS configurationは、1から4つのRS伝送レイヤをカバーする必要があるだろう。可能なDMRS configurationは、マルチユーザのスケジューリング、及び/又は、一致する再送信の要求を満たし、かつ、アンテナポート、スクランブリングアイデンティティ、RS伝送レイヤの数の異なる組合せをカバーすることも必要だろう。それ故、一つのCWに対する可能なDMRS configurationの数は、比較的大きいだろう。他方、2つのCWの場合、RS伝送レイヤの数は5以上であり、可能なDMRS configurationの数は一つのCWに対する数よりもはるかに少ないだろう。
しかしながら、LTE内のダウンリンク関連のDCIについて、1つまたは2つのCWに関係なく、固定された16ビットがMCS/NDI/RV(Modulation and Coding Scheme/New Data Indicator/Redundancy version)の2つの集合を示すために予約され、固定された3又は4ビットがアンテナポート、スクランブリングアイデンティティ及び層の数を示すために予約される。LTE内のアップリンク関連のDCIについて、1つまたは2つのCWに関係なく、固定された12ビットがMCS/NDI/RV及びプリコーディング情報を示すために予約される。すなわち、LTE内のDMRS configurationに対する現在のソリューションでは、DCI内の固定数のビットが一つのCWと2つのCWの両方について可能なDMRS configurationの最大数をカバーしなければならず、DCIペイロード内でビットが無駄になる。
本開示の実施形態によれば、上記問題及び1以上の他の潜在的な問題を解決するために、DMRS configurationに対する解決策が提供される。この解決策では、DMRS configurationを示すためのダウンリンク制御情報(Downlink Control Information)のペイロードサイズを削減することができる。
本開示の原理および実装は、図2から11を参照して以下で詳細に説明され、図2は、本開示のいくつかの実施形態にかかるRS伝送のための2つのプロセス210及び220を示す。説明の目的のために、プロセス210及び220は、図1を参照して説明される。プロセス210及び220は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110によってサーブされる1つ以上の端末デバイス120と、を含んでも良い。
図2に示されるように、プロセス210は、ダウンリンクRS伝送の場合を対象とする。一実施形態では、ネットワークデバイス110は、RS configurationを端末デバイス120へ示す(indicate)ことができる(211)。端末デバイス120は、RS configurationに基づいてRSを送信することができる(212)。端末デバイス120は、ネットワークデバイス110からRS configurationを受信することができ、受信したRS configurationに基づいてRSを検出できる。一実施形態では、RS configurationは、次の少なくとも一つを含むとよい。RSパターン、RSポートインデクス、RSに対するシンボル数、CWの数、及び/又は、転送ブロック、伝送レイヤの数、RSポートの数、PDCCHの数、PDSCH(Physical Downlink Shared Channels)の数、CWの最大数、及び/又は、転送ブロック、伝送レイヤの最大数、RSポートの最大数、PDCCHの最大数、PDSCHの最大数等。別の実施形態では、RS configurationは、端末デバイス120からの報告に依存して決定してもよい。例えば、報告は、次の少なくとも一つについて端末デバイス120の能力を示すとよい。RSポートの数、伝送レイヤの数、CWの数、及び/又は、転送ブロック、PDCCHの数、PDSCHの数等。
図2に示されるように、プロセス220は、アップリンクRS伝送の場合に向けられる。別の実施形態では、ネットワークデバイス110は、RS configurationを端末デバイス120へ示す(indicate)ことができる(221)。端末デバイス120は、ネットワークデバイス110からRS configurationを受信することができ、受信したRS configurationに基づいてRSを送信できる(222)。ネットワークデバイス110は、RS configurationに基づいてRSを検出できる。一実施形態では、RS configurationは、次の少なくとも一つを含むとよい。RSパターン、RSポートインデクス、RSに対するシンボル数、CWの数、及び/又は、転送ブロック、伝送レイヤの数、RSポートの数、PDCCHの数、PDSCHの数、CWの最大数、及び/又は、転送ブロック、伝送レイヤの最大数、RSポートの最大数、PDCCHの最大数、PDSCHの最大数等。別の実施形態では、RS configurationは、端末デバイス120からの報告に依存して決定してもよい。例えば、報告は、次の少なくとも一つについて端末デバイス120の能力を示すとよい。RSポートの数、伝送レイヤの数、CWの数、及び/又は、転送ブロック、PDCCHの数、PDSCHの数等。
一実施形態では、RS configurationの集合は、RS伝送に対して決定されるとよい。RS configurationの集合から選択された1以上のRS configurationは、ネットワークデバイス110により端末デバイス120のために設定され得る。一実施形態では、端末デバイス120は、設定された1以上のRS configurationに基づきRSを検出又は送信してもよい。
一実施形態では、RSポートの集合は、RS伝送に対して決定されるとよい。例えば、RSポートの集合は、(A1、A2、A3、A4・・・、AR−1、AR)により表現されるとよい。ここで、Rは整数かつR≧1、Ai(i∈(1,2、・・・R))は、RSポートのインデクスを示す。一実施形態では、RSポートの集合から選択される1以上のポートは、端末デバイス120に対して設定されるとよい。
一実施形態では、例えば、RSポートの集合から選択されたK1RSポート(ここで、K1は整数かつ1≦K1≦R)は、端末デバイス120−1に対して設定されるとよい。別の実施形態では、RSポートの集合から選択されたK2RSポート(ここで、K2は整数かつ1≦K2≦R)は、端末デバイス120−2に対して設定されるとよい。一実施形態では、端末デバイスに対して設定されるRSポートの数は、他の端末デバイスのRSポートの数とは異なってよい。すなわち、K1は、K2とは異なってよい。一実施形態では、一端末デバイスに対して設定されたポートインデクスは、他の端末デバイスに対して設定されたポートインデクスと異なってよい。すなわち、端末デバイス120−1に対するK1ポートのポートインデクスは、端末デバイス120−2に対するK2ポートのポートインデクスと異なってよい。別の実施形態では、端末デバイス120−1に対するK1ポートと端末デバイス120−2に対するK2ポートは、少なくとも部分的に重なり、又は、お互いから離されてよい。別の実施形態では、RSポートの集合から選択されたRSポートのポートインデクスは、連続的、又は、不連続であるとよい。
図3は、本開示のいくつかの実施形態によるRS configurationに関する例示的な方法300のフローチャートを示す。方法300は、図1に示されるようなネットワークデバイス110において実装され得る。説明の目的のために、方法300は、図1を参照してネットワークデバイス110の視点から説明される。
アクト(act)310において、ネットワークデバイス110は、RS伝送に関連する少なくとも1つの条件に基づいて、ネットワークデバイス110によりサーブされる端末デバイス120に対するRS configurationを示すための領域のサイズを決定する。ある実施形態では、ネットワークデバイス110は、少なくとも1つの条件に基づいて、RS伝送に対する1以上の可能なRS configurationを決定し、そのとき、1以上の可能なRS configurationの数に基づいて、領域のサイズを決定する。そして、アクト320において、ネットワークデバイス110は、RS configurationの指標(indication)を端末デバイス120へ送信する。ある実施形態では、指標は、RS configurationのインデクス値を備えてもよい。ある実施形態では、ネットワークデバイス110は、DCI内の領域にRS configurationの指標を含み、そのとき、PDCCHを介して端末デバイス120へDCIを送信してもよい。
ある実施形態では、領域のサイズの決定に先立って、ネットワークデバイス110は、少なくとも1つの条件を取得し、端末デバイス120へ少なくとも1つの条件を示しても良い。例えば、一実施形態では、ネットワークデバイス110は、例えば、RRC(Radio Resource Control)レイヤ、MAC(Medium Access Control)レイヤ等のシグナリングのような、より高いレイヤのシグナリングを介して端末デバイス120へ少なくとも1つの条件を示すとよい。この方法において、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110と同様に、少なくとも1つの条件に基づいて領域のサイズを決定できる。
ある実施形態では、RS伝送に関連する少なくとも1つの条件は、次の少なくとも1つを備えると良い。RS configurationパターン、CW、及び/又は、転送ブロックの数、伝送レイヤの数、RSに対するシンボルの数、PDCCHの数、PDSCHの数、CW、及び/又は、転送ブロックの最大数、伝送レイヤの最大数、PDCCHの最大数、PDSCHの最大数等。一実施形態では、CW、及び/又は、転送ブロックの数は、RS伝送に対して使用されるべき伝送レイヤの数に依存して決定してもよい。例えば、伝送レイヤの数は4以下であり、ただ一つのCW、及び/又は、転送ブロックがサポートされてもよい。伝送レイヤの数が4以上の場合、2つのCW、及び/又は、転送ブロックがサポートされてもよい。
一実施形態では、ネットワークデバイス110は、第1の条件に基づいて、RS伝送に対するM個の可能なRS configurationを決定するとよい。ここで、Mは整数かつM≧1である。例えば、第1の条件は、ただ1つのCWがRS伝送に対して可能であることを示してもよい。それ故、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、Pであるべきと決定されるとよい。ここで、P=ceil(log2(M))又はlog2(M)である。別の実施形態では、ネットワークデバイス110は、第2の条件に基づいて、RS伝送に対するN個の可能なRS configurationを決定するとよい。ここで、Nは整数かつN≧1である。例えば、第2の条件は、2つのCWがRS伝送に対して可能であることを示してもよい。それ故、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、Qであるべきと決定されるとよい。ここで、Q=ceil(log2(N))又はlog2(N)である。ある実施形態では、Mの値はNの値とは異なり、例えば、M>Nであるとよい。それ故、Pの値はQの値とは異なり、例えば、P>Qであるとよい。
一実施形態では、ただ一つのCWの場合、可能なDMRS configurationは、1から4個のRS伝送レイヤをカバーするとよい。例えば、1つのRS伝送レイヤ(”1レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたa1個の可能なDMRS configuration、2つのRS伝送レイヤ(”2レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたa2個の可能なDMRS configuration、3つのRS伝送レイヤ(”3レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたa3個の可能なDMRS configuration、及び、4つのRS伝送レイヤ(”4レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたa4個の可能なDMRS configuration、が存在するとよい。ここで、a1、a2、a3及びa4は、非負の整数かつ互いに独立である。すなわち、a1、a2、a3及びa4の値は、互いに異なり、又は、同じであってもよい。この場合、1つのCWに対する可能なDMRS configurationの数は、(a1+a2+a3+a4)であるとよい。図4は、異なる数のCWに対する可能なDMRS configurationの例を示す。図4において、表410は、1つのCWに対する(a1+a2+a3+a4)個の可能なDMRS configurationを含むことが示される。(a1+a2+a3+a4)個の可能なDMRS configurationのそれぞれは、それぞれのインデクス値によりインデクス付けされる。それ故、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、ceil(log2(a1+a2+a3+a4))であると決定することができる。一実施形態では、DMRSが最大2つの伝送レイヤを備える場合に、1つのCWに対して3レイヤ又は4レイヤのDMRS configurationが存在しないとしてもよい。つまり、a3及びa4の少なくとも1つの値がゼロであってもよい。
別の実施形態では、2つのCWの場合、可能なDMRS configurationは、5から8個のRS伝送レイヤをカバーするとよい。例えば、5つのRS伝送レイヤ(”5レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたb1個の可能なDMRS configuration、6つのRS伝送レイヤ(”6レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたb2個の可能なDMRS configuration、7つのRS伝送レイヤ(”7レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたb3個の可能なDMRS configuration、8つのRS伝送レイヤ(”8レイヤconfiguration”とも呼ばれる)と関連付けられたb4個の可能なDMRS configuration、が存在するとよい。ここで、b1、b2、b3及びb4は、非負の整数かつ互いに独立である。すなわち、b1、b2、b3及びb4の値は、互いに異なり、又は、同じであってもよい。この場合、2つのCWに対する可能なDMRS configurationの数は、(b1+b2+b3+b4)であるとよい。図4に示されるように、表420は、2つのCWに対する(b1+b2+b3+b4)個の可能なDMRS configurationを含むことが示される。(b1+b2+b3+b4)個の可能なDMRS configurationのそれぞれは、それぞれのインデクス値によりインデクス付けされる。それ故、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、ceil(log2(b1+b2+b3+b4))であると決定することができる。一実施形態では、DMRSが最大6つの伝送レイヤを備える場合に、2つのCWに対して7レイヤ又は8レイヤのDMRS configurationが存在しないとしてもよい。つまり、b3及びb4の少なくとも1つの値がゼロであってもよい。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズは、1つのCW及び2つのCWに対する可能なDMRS configurationの最大数に基づいて決定されるとよい。例えば、領域のサイズは、maximum(ceil(log2(a1+a2+a3+a4))、ceil(log2(b1+b2+b3+b4)))であってもよい。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズは、異なるconfigurationパターン、及び/又は、異なるCWの数に基づいて決定されるとよい。
上記のように、DMRSに対する2つのconfigurationパターンは、3GPP仕様(RAN1#89)で設計され、同意されてきており、それぞれが最大8又は12の直交するDMRSポートをサポートできる。あるものは、configurationパターン(すなわち、RAN1#89内で同意されたようなフロントロードDMRS Configuration 1(DMRS設定1))に基づくIFDM(Interleaved Frequency Division Multiplexing)として参照される。そして、DMRSポートは、異なるComb、及び/又は、循環シフト、及び/又は、TD OCCに基づき多重化され得る。そして、後の説明において、”DMRS Configuration 1”としても参照されるだろう。他のものは、周波数領域における隣接REを有するconfigurationパターン(すなわち、RAN1#89内で同意されたようなフロントロードDMRS Configuration 2(DMRS設定2))に基づくFD OCC(Frequency Division-Orthogonal Covering Code)として参照される。そして、DMRSポートは、FDM、及び/又は、FD OCC、及び/又は、TDM、及び/又は、TD OCCに基づき多重化され得る。そして、後の説明において、”DMRS Configuration 2”としても参照されるだろう。
ある実施形態では、DMRS Configuration 1の場合、最大8までのDMRSポートがサポートされ得る。すなわち、最大8個の伝送レイヤがDMRS Configuration 1に対してサポートされる。DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、Iであるとして決定され得る。ここで、Iは整数かつI≧1である。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、Uであるとして決定され得る。ここで、Uは整数かつU≧1である。他の実施形態では、DMRS Configuration 2の場合、最大12までのDMRSポートがサポートされ得る。すなわち、最大12個の伝送レイヤがDMRS Configuration 2に対してサポートされる。DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、Jであるとして決定され得る。ここで、Jは整数かつJ≧1である。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、Vであるとして決定され得る。ここで、Vは整数かつV≧1である。一実施形態では、Iの値は、Jの値とは異なって良い。別の実施形態では、Uの値は、Vの値と異なって良い。
一実施形態では、DMRS Configuration 1及びただ1つのCWの場合、可能なDMRS configurationの数は16であると良く、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は4であるとして決定され得る。別の実施形態では、DMRS Configuration 1及び2つのCWの場合、可能なDMRS configurationの数は4であると良く、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は2であるとして決定され得る。図5Aは、このような実施形態の例を示す。図5Aにおいて、表510は、1つのCWに対して16個の可能なDMRS configurationを含むことが示され、表520は、2つのCWと関連付けられた4個の可能なDMRS configurationを含むことが示される。
一実施形態では、DMRS Configuration 2及びただ1つのCWの場合、可能なDMRS configurationの数は25であると良く、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は5であるとして決定され得る。別の実施形態では、DMRS Configuration 2及び2つのCWの場合、可能なDMRS configurationの数は5であると良く、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は3であるとして決定され得る。図5Bは、このような実施形態の例を示す。図5Bにおいて、表530は、1つのCWに対して25個の可能なDMRS configurationを含むことが示され、表540は、2つのCWに対して5個の可能なDMRS configurationを含むことが示される。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズは、異なるconfigurationパターン、及び/又は、RS伝送に対して用いられるべき異なるシンボル数に基づいて決定されるとよい。
一実施形態では、DMRS Configuration 1及び1シンボルの場合、最大4つの伝送レイヤがサポートされる。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、I1であるとして決定され得る。ここで、I1は整数かつI1≧1である。別の実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、U1であるとして決定され得る。ここで、U1は整数かつU1≧1である。別の実施形態では、DMRS Configuration 1及び2シンボルの場合、最大8つの伝送レイヤがサポートされる。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、I2であるとして決定され得る。ここで、I2は整数かつI2≧1である。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、U2であるとして決定され得る。ここで、U2は整数かつU2≧1である。一実施形態では、I1の値は、I2の値とは異なって良い。別の実施形態では、U1の値は、U2の値とは異なって良い。
一実施形態では、DMRS Configuration 2及び1シンボルの場合、最大6つ、4つ又は2つの伝送レイヤがサポートされる。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、J1であるとして決定され得る。ここで、J1は整数かつJ1≧1である。別の実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、V1であるとして決定され得る。ここで、V1は整数かつV1≧1である。別の実施形態では、DMRS Configuration 2及び2シンボルの場合、最大12の伝送レイヤがサポートされる。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、J2であるとして決定され得る。ここで、J2は整数かつJ2≧1である。別の実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、V2であるとして決定され得る。ここで、V2は整数かつV2≧1である。一実施形態では、J1の値は、J2の値とは異なって良い。一実施形態では、V1の値は、V2の値とは異なって良い。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域の異なるサイズは、次の少なくとも一つに基づいて決定されるとよい。CW、及び/又は、転送ブロックの異なる数、伝送レイヤの異なる数、RSに対するシンボルの異なる数、PDCCHの異なる数、PDSCHの異なる数、CW、及び/又は、転送ブロックの異なる最大数、伝送レイヤの異なる最大数、PDCCHの異なる最大数、PDSCHの異なる最大数等。例えば、異なるケースでは、可能なDMRS configurationの表は、例えば、異なるconfiguration、及び/又は、インデクス数を含む場合、異なって良い。それ故、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズは異なって良い。
一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズが数値Xに基づき決定され得ると仮定する。ここで、Xは次の一つを示す。CW、及び/又は、転送ブロックの数、伝送レイヤの数、RSに対するシンボル数、PDCCHの数、PDSCHの数、CW,及び/又は、転送ブロックの最大数、伝送レイヤの最大数、PDCCHの最大数、PDSCHの最大数等。一実施形態では、この場合、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、I3であるとして決定され得る。ここで、I3は整数かつI3≧1である。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、U3であるとして決定され得る。ここで、U3は整数かつU3≧1である。
一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズが数値Yに基づき決定され得ると仮定する。ここで、Yは次の一つを示す。CW、及び/又は、転送ブロックの数、伝送レイヤの数、RSに対するシンボル数、PDCCHの数、PDSCHの数、CW,及び/又は、転送ブロックの最大数、伝送レイヤの最大数、PDCCHの最大数、PDSCHの最大数等。例えば、Yの値は、Xの値とは異なって良い。一実施形態では、この場合、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のビット数は、I4であるとして決定され得る。ここで、I4は整数かつI4≧1である。一実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域に含まれるインデクス数は、U4であるとして決定され得る。ここで、U4は整数かつU4≧1である。一実施形態では、I3の値は、I4の値とは異なって良い。一実施形態では、U3の値は、U4の値とは異なって良い。
ある実施形態では、ただ1つのCWがDMRS伝送に対して有効化される場合、DMRS configurationを示すための領域のサイズは、ceil(log2(a1+a2+a3+a4))であると決定することができる。ここで、それぞれ、a1は可能な1レイヤconfigurationの数を表現し、a2は可能な2レイヤconfigurationの数を表現し、a3は可能な3レイヤconfigurationの数を表現し、a4は可能な4レイヤconfigurationの数を表現する。a1、a2、a3及びa4は、非負整数であり、互いから独立しているとよい。
ある実施形態では、1つのCWと2つのCWの両方がDMRS伝送に対して有効化される場合、可能なDMRS configurationの数は、max((a11+a21+a31+a41)、(b1+b2+b3+b4))であると良い。ここで、a11は可能な1レイヤconfigurationの数を表現し、a21は可能な2レイヤconfigurationの数を表現し、a31は可能な3レイヤconfigurationの数を表現し、a41は可能な4レイヤconfigurationの数を表現し、b1は可能な5レイヤconfigurationの数を表現し、b2は可能な6レイヤconfigurationの数を表現し、b3は可能な7レイヤconfigurationの数を表現し、b4は可能な8レイヤconfigurationの数を表現する。b1、b2、b3、b4、a11、a21、a31及びa41は、非負整数であり、互いから独立しているとよい。この場合、DMRS configurationを示すための領域のサイズは、ceil(log2(max((a11+a21+a31+a41)、(b1+b2+b3+b4))))であると決定することができる。図6Aは、このような実施形態の例を示す。図6Aにおいて、表610は、1つのCWに対する25個の可能なDMRS configurationと、2つのCWに対する5個の可能なDMRS configurationを含むことが示される。1つのCWに対する25個の可能なDMRS configurationと、2つのCWに対する5個の可能なDMRS configurationのそれぞれは、各インデクス値が関連付けられている。2つのCWに関連付けられたあるインデクス値は、1つのCWに関連付けられたあるインデクス値と重ね合わされる。図6Aに示されるような例では、DMRS configurationを示すための領域のサイズは、5であると決定されると良い。
(a11+a21+a31+a41)の値は、例えば、図6Aに示されるように、(b1+b2+b3+b4)の値より大きいと良い。一実施形態では、RS configurationを示すためのオーバーヘッドをさらに削減するために、2つのCWに関連付けられたある未使用のインデクス値が1つのCWに対するある可能なDMRS configurationにインデクス付けするための用いられると良い。図6Bは、このような実施形態を示す。図6Bの表620に示されるように、2つのCWに関連付けられた未使用インデクス値「6」「14」は、元々、インデクス値「16」「24」によりインデクス付けされた1つのCWに対する可能なDMRS configurationにインデクス付けするために使用される。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズを決定するための数がXである場合、1つのCWに対する可能なDMRS configurationの数は(a13+a23+a33+a43)であると決定されるとよい。ここで、それぞれ、a13は可能な1レイヤconfigurationの数を表現し、a23は可能な2レイヤconfigurationの数を表現し、a33は可能な3レイヤconfigurationの数を表現し、a43は可能な4レイヤconfigurationの数を表現する。a13、a23、a33及びa43は、非負整数であり、互いから独立しているとよい。ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズを決定するための数がYである場合、1つのCWに対する可能なDMRS configurationを示すためのインデクスの数は(a14+a24+a34+a44)であると決定されるとよい。ここで、それぞれ、a14は可能な1レイヤconfigurationの数を表現し、a24は可能な2レイヤconfigurationの数を表現し、a34は可能な3レイヤconfigurationの数を表現し、a44は可能な4レイヤconfigurationの数を表現する。a14、a24、a34及びa44は、非負整数であり、互いから独立しているとよい。一実施形態では、Xの値はYの値とは異なって良い。この場合、Xと関連付けられた可能な1レイヤ、2レイヤ、3レイヤ及び4レイヤconfigurationの数の少なくとも一つは、Yと関連付けられた数とは異なって良い。例えば、a13の値は、a14の値とは異なって良い。代替的又は追加的に、a23の値は、a24の値とは異なって良い。代替的又は追加的に、a33の値は、a34の値とは異なって良い。代替的又は追加的に、a43の値は、a44の値とは異なって良い。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズを決定するための数がXである場合、2つのCWに対する可能なDMRS configurationの数は(b13+b23+b33+b43)であると決定されるとよい。ここで、それぞれ、b13は可能な5レイヤconfigurationの数を表現し、b23は可能な6レイヤconfigurationの数を表現し、b33は可能な7レイヤconfigurationの数を表現し、b43は可能な8レイヤconfigurationの数を表現する。b13、b23、b33及びb43は、非負整数であり、互いから独立しているとよい。ある実施形態では、DMRS configurationを示すためのDCI内の領域のサイズを決定するための数がYである場合、2つのCWに対する可能なDMRS configurationの数は(b14+b24+b34+b44)であると決定されるとよい。ここで、それぞれ、b14は可能な5レイヤconfigurationの数を表現し、b24は可能な6レイヤconfigurationの数を表現し、b34は可能な7レイヤconfigurationの数を表現し、b44は可能な8レイヤconfigurationの数を表現する。b14、b24、b34及びb44は、非負整数であり、互いから独立しているとよい。一実施形態では、Xの値は、Yの値とは異なって良い。この場合、Xと関連付けられた可能な5レイヤ、6レイヤ、7レイヤ及び8レイヤconfigurationの数の少なくとも一つは、Yと関連付けられた数とは異なって良い。例えば、b13の値は、b14の値とは異なって良い。代替的又は追加的に、b23の値は、b24の値とは異なって良い。代替的又は追加的に、b33の値は、b34の値とは異なって良い。代替的又は追加的に、b43の値は、b44の値とは異なって良い。
一実施形態では、DCI内の追加領域は、インデクス値が1つのCW又は2つのCWと関連付けられるか否かを示すために使用されることができる。例えば、ただ1つのCWが有効化される場合、DCI内のMCS/NDI/RVの1集合が未使用であると良い。一実施形態では、2つのCWに対するNDI(New Data Indicator)の未使用領域は、インデクス値が1つのCW又は2つのCWと関連付けられるか否かを示すために再利用されると良い。例えば、「6」と「14」の間のインデクス値について、NDIが0と等しい場合、インデクス値が1つのCWと関連付けられることを示すと良い。NDIが1と等しい場合、インデクス値が2つのCWと関連付けられることを示すと良い。図6Bに示されるような例では、DMRS configurationを示すための領域のサイズは、図6Aに示されるように5未満である4と決定されると良い。
ある実施形態では、DMRS configurationを示すための領域のサイズは、RS再送信と関連する異なる条件に基づいて決定されても良い。
2つのCWに対する可能なRS configurationが5伝送レイヤ、6伝送レイヤ、7伝送レイヤ又は8伝送レイヤと関連付けられると仮定する。5レイヤRS configurationを例に取ると、2伝送レイヤは、1つのCWを送信するために用いられ、3伝送レイヤは他のCWを送信するために用いられると良い。6レイヤRS configurationを例に取ると、3伝送レイヤは、1つのCWを送信するために用いられ、3伝送レイヤは他のCWを送信するために用いられると良い。7レイヤRS configurationを例に取ると、3伝送レイヤは、1つのCWを送信するために用いられ、4伝送レイヤは他のCWを送信するために用いられると良い。8レイヤRS configurationを例に取ると、4伝送レイヤは、1つのCWを送信するために用いられ、4伝送レイヤは他のCWを送信するために用いられると良い。1又は2つのCWの送信が失敗した場合、失敗したCWは、再送信される必要がある。一致する再送信の要件を満たすために、少なくとも2つの伝送レイヤは、再送信のために使用されるとよい。
ある実施形態では、2つのCWが再送信のために有効化されるとよい。すなわち、1つのCWは新データの送信のために使用され、残りのCWが失敗したCWの再送信のために使用されると良い。この場合、後続のDCIは、MCS/NDI/RVの2集合を未だに含むとよい。後続のDCI内でDMRS configurationを示すための領域のサイズは、上述したように、2つのCWに対する可能なDMRS configurationの数に基づいて決定されると良い。
ある他の実施形態では、ただ1つのCWは、再送信のために有効化されると良い。すなわち、ただ1つのCWは、失敗したCWの再送信のために使用されるとよい。この場合、後続のDCIは、MCS/NDI/RVの2集合を未だ含むと良い。ここで、MCS/NDI/RVの2集合の1つは有効化され、MCS/NDI/RVの2集合の残りは無効化されると良い。上述したように、少なくとも2つの伝送レイヤは、失敗したCWの再送信のために用いられるだろう。それ故、1レイヤRS configurationは、失敗したCWの再送信のために使用されないだろう。一実施形態では、可能な1レイヤRS configurationの数は、1つのCWに対する可能なRS configurationの合計数から減算され得る。このように、後続のDCIのペイロードサイズはさらに減少され得る。図7は、このような実施形態の例示的な表710を示す。表710では、1レイヤRS configurationは、図4に示されるような表410から省略される。
図8は、本開示のいくつかの実施形態に応じた例示的な方法800のフローチャートを示す。方法800は、図1に示されるような端末デバイスにおいて実装され得る。説明の目的のために、方法800は、図1を参照して端末デバイス120の視点から説明される。
アクト810において、端末デバイス120は、RS伝送に関連する少なくとも1つの条件に基づいて、端末デバイス120をサーブするネットワークデバイスによりRS configurationを示すための領域のサイズを決定する。
ある実施形態では、領域のサイズの決定に先立って、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110から、少なくとも1つの条件の指標を受信すると良い。例えば、一実施形態では、端末デバイス120は、RRC(Radio Resource Control)レイヤ、MAC(Medium Access Control)レイヤ等におけるシグナリングのような、より高いレイヤのシグナリングを介して少なくとも1つの条件の指標を受信すると良い。
ある実施形態では、少なくとも1つの条件は、次の少なくとも1つを備えると良い。RS伝送のために用いられるためのRS configurationパターン、CW、及び/又は、転送ブロックの数、伝送レイヤの数、シンボルの数、PDCCHの数、PDSCHの数、CW、及び/又は、転送ブロックの最大数、伝送レイヤの最大数、RSポートの最大数、PDCCHの最大数、PDSCHの最大数。
ある実施形態では、端末デバイス120は、上述したように、ネットワークデバイス110と同じ方法で領域のサイズを決定してもよい。簡素化の目的で、端末デバイス120による領域のサイズの決定は、さらに詳細には説明されないだろう。
アクト820において、端末デバイス120は、ネットワークデバイスから、RS configurationの指標を受信する。その指標は、決定されたサイズと共に領域が含まれる。
ある実施形態では、指標は、RS configurationのインデクス値を含むと良い。ある実施形態では、RS configurationは、次の少なくとも1つにおける情報を含む。1以上のRSポート、スクランブリングアイデンティティ、RS伝送レイヤの数、及び、RS configurationと関連付けられたRS configurationパターン。
ある実施形態では、端末デバイス120は、ネットワークデバイスから領域を含むDCIを受信してもよい。その指標は、DCI内の領域に含まれる。
ある実施形態では、RSは、DMRS(demodulation reference signal)を含むと良い。
図9は、本開示のいくつかの実施形態に応じた装置900のブロック図を示す。装置900は、図1に示されるように、ネットワークデバイス110の実施例とみなすことができる。図示されるように、装置900は、RS(reference signal)に関連する少なくとも1つの条件に基づき、ネットワークデバイスによりサーブされる端末デバイスに対するRS configurationを示すための領域のサイズを決定する決定モジュール910を含む。装置900は、決定されたサイズと共に領域に含まれる、RS configurationの第1の指標を端末デバイスへ送信する送信モジュール920も含む。
図10は、本開示のいくつかの実施形態に応じた装置1000のブロック図である。装置1000は、図1に示されるように、端末デバイス120の実施例とみなすことができる。図示されるように、装置1000は、RS(reference signal)に関連する少なくとも1つの条件に基づき、端末デバイスをサーブするネットワークデバイスによりRS configurationを示すための領域のサイズを決定する決定モジュール1010を含む。装置1000は、決定されたサイズと共に領域に含まれる、RS configurationの第1の指標をネットワークデバイスから受信する受信モジュール1020も含む。
分かり易くするために、図9及び/又は10は、装置900及び/又は1000のいくつかの任意のモジュールを説明していない。しかしながら、図1−8を参照して説明されるような様々な特徴は、装置900及び/又は1000に同様に適用可能であることが理解されるだろう。その上、装置900及び/又は1000のそれぞれのモジュールは、ハードウェアモジュール又はソフトウェアモジュールであるとよい。例えば、ある実施形態では、装置900及び/又は1000は、例えば、コンピュータ可読媒体上で具体化されたコンピュータプログラム製品として実装されたソフトウェア及び/又はファームウェアにより部分的に又は完全に実装されると良い。代わりに、装置900及び/又は1000は、例えば、IC(integrated circuit)、ASIC(application-specific integrated circuit)、SOC(system on chip)、FPGA(field programmable gate array)等として実装されたハードウェアに基づいて部分的又は完全に実装されてもよい。本開示の範囲は、この態様に限定されない。
図11は、本開示の実施形態を実施するのに適しているデバイス1100の簡略的なブロック図である。デバイス1100は、図1に示されるようなネットワークデバイス110または端末デバイス120のさらなる実装例と見なすことができる。したがって、デバイス1100は、ネットワークデバイス110または端末デバイス120として、または、それらの少なくとも一部として実装することができる。
図示されるように、デバイス1100は、プロセッサ1110と、プロセッサ1110に結合されたメモリ1120と、プロセッサ1110に結合された適切な送信機(TX)および受信機(RX)1140と、TX/RX1140に結合された通信インターフェースと、を含む。メモリ1110は、プログラム1130の少なくとも一部を格納する。TX/RX1140は、双方向通信用である。TX/RX1140は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有するが、実際には、本願で言及されるアクセスノードはいくつかのアンテナを有していても良い。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信用のX2インターフェース、MME(Mobility Management Entity)/S-GW(Serving Gateway)とeNBとの間の通信用のS1インターフェース、eNBとRN(relay node)との間の通信用のUnインタフェース、または、eNBと端末デバイスとの間の通信用のUuインタフェースなど、他のネットワークエレメントとの通信に必要な任意のインターフェースであっても良い。
プログラム1130は、関連するプロセッサ1110によって実行されたときに、本明細書で図1から図8を参照して説明したような本開示の実施形態に従って、デバイス1100を動作させることを可能にするプログラム命令を含むと仮定される。本明細書における実施形態は、デバイス1100のプロセッサ1110によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、またはハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって、実装されても良い。プロセッサ1110は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定されても良い。さらに、プロセッサ1110とメモリ1110との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実施するように適用されるプロセッシング手段1150を形成しても良い。
メモリ1110は、ローカルテクニカルネットワークに適した任意のタイプのものであっても良く、また、非限定的な例として、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、およびリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して、実装しても良い。デバイス1100には1つのメモリ1110しか示されていないが、デバイス1100には物理的に区別されるいくつかのメモリモジュールがあっても良い。プロセッサ1110は、ローカルテクニカルネットワークに適した任意のものであっても良く、また、非限定的な例として、1つ以上の汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサ、DSP(digital signal processor)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサを含んでも良い。デバイス1100は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的にスレーブする特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有しても良い。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは特殊用途の回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施されても良い。いくつかの態様は、ハードウェアで実施されても良く、その一方で、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実施されても良い。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他の図的表現を使用して、図示および説明されているが、本明細書に記載されたブロック、装置、システム、技法、または、方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路またはロジック、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、またはそれらのいくつかの組み合わせで実施されても良い。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれ、ターゲットの実際のまたは仮想のプロセッサ上のデバイスで、図1から図11のいずれかを参照して説明したプロセスまたは方法を実行するコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において、必要に応じてプログラムモジュール間で結合または分割されても良い。プログラムモジュール用の機械実行可能命令は、ローカルデバイスまたは分散デバイス内で実行されても良い。分散デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモートの両方の記憶媒体に配置されても良い。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれても良い。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されても良く、その結果、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図で特定される機能/動作を実施させる。プログラムコードは、完全に機械上で、部分的に機械上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的に機械上でおよび部分的にリモートの機械上でまたは完全にリモートの機械上でまたはサーバ上で実行されても良い。
上記のプログラムコードは、命令実行システム、装置、またはデバイスによりまたはそれらに関連して使用するためのプログラムを含むまたは格納し得る任意の有形媒体とし得る機械可読媒体上で実施されても良い。機械可読媒体は、機械可読信号媒体または機械可読記憶媒体であっても良い。機械可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体システム、装置、またはデバイス、またはそれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ以上のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)またはフラッシュメモリ、光ファイバ、ポータブルCD-ROM(compact disc read-only memory)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含んでも良い。
さらに、動作は特定の順序で示されているが、所望の結果を達成するために、そのような動作が図示の特定の順序でまたは連続的な順序で実行されること、または、図示の全ての動作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。特定の環境では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であっても良い。同様に、いくつかの特定の実装の詳細は、上記の説明に含まれているが、これらは本開示の範囲についての限定として解釈されるべきではなく、むしろ特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態の文脈で説明された特定の特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実施されても良い。反対に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴はまた、別々にまたは任意の適切なサブコンビネーションで複数の実施形態で実施されても良い。
本開示は、構造的特徴および/または方法論的動作に特有の言語で説明されたが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも上述の特定の特徴または動作に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実施する例示的形態として開示されたものである。