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JP2021155980A - 作業機械および作業機械の制御方法 - Google Patents

作業機械および作業機械の制御方法 Download PDF

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Shota Yamawaki
翔太 山脇
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Abstract

【課題】傾斜状態においてもアタッチメントの角度を維持することが可能な作業機械を提供すること。【解決手段】ホイールローダ1は、車体2と、作業機3と、対地バケット角度検出部20と、制御部9と、を備える。作業機3は、車体2に対し動作し、バケット15またはフォーク19を有する。対地バケット角度検出部20は、アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度に関する情報を検出する。制御部9は、対地バケット角度検出部20の検出値に基づいて、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、作業機械および作業機械の制御方法に関する。
ホイールローダは、ダンプ動作を担い、ブームのリフトによってバケットを上昇し、バケットの回転で土砂を積み込む。
積み荷状態では、積み荷の落下を防ぐためブームの上昇時に地面に対してバケットの角度を維持することが望まれるが、ブームが回転リンクであるため、構造的にブームを上昇させるとバケットの角度が変化する。そのため、ブームの動作に対応してバケット角度を動作させてバケットの角度を維持するようにパラレルリンク制御が行われている。
また、ホイールローダには、フォークリフト作業を行うために、バケットに代わりフォークを装着可能なものがあるが、その場合においてもフォークの角度を維持するようにパラレルリンク制御が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許明細書5188502号
しかしながら、特許文献1の作業機械では車体基準でパラレルリンク制御を行うため、車体が傾斜地面に配置されている状態ではブームを上昇させるとバケットの角度が維持されない場合がある。
本開示は、傾斜状態においてもアタッチメントの角度を維持することが可能な作業機械および作業機械の制御方法を提供することを目的とする。
第1の態様に係る作業機械は、本体と、作業機と、アタッチメント傾斜角度検出部と、制御部と、を備える。作業機は、本体に対し動作し、アタッチメントを有する。アタッチメント傾斜角度検出部は、アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度を検出する。制御部は、アタッチメント傾斜角度検出部の検出値に基づいて、重力方向に対するアタッチメントの傾斜角度を制御する。
第2の態様の作業機械の制御方法は、本体と、本体に対し動作し、アタッチメントを有する作業機と、を備えた作業機械の制御方法であって、アタッチメント傾斜角度検出ステップと、制御ステップと、を備える。アタッチメント傾斜角度検出ステップは、アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度を検出する。制御ステップは、アタッチメント傾斜角度検出ステップにおける検出値に基づいて、重力方向に対するアタッチメントの傾斜角度を制御する。
本開示によれば、傾斜状態においてもアタッチメントの角度を維持することが可能な作業機械および作業機械の制御方法を提供することができる。
本開示にかかる実施の形態1のホイールローダを示す側面図。 図1のホイールローダの作業機を示す側面図。 図1のホイールローダの水平状態における作業機の制御を示す側面図。 図1のホイールローダの傾斜状態における作業機の制御を示す側面図。 図1のホイールローダにバケットに代わりフォークを取り付けた状態を示す側面図。 図1のホイールローダの制御構成を示すブロック図。 (a)水平面に配置されたホイールローダを示す側面図、(b)傾斜面に配置されたホイールローダの対地制御におけるバケットの状態を示す側面図、(c)傾斜面に配置されたホイールローダの対車体制御におけるバケットの状態を示す側面図。 本開示にかかる実施の形態1のホイールローダの制御動作を示すフロー図。 本開示にかかる実施の形態2のホイールローダの制御構成を示すブロック図。 本開示にかかる実施の形態2のホイールローダの制御動作を示すフロー図。
本開示にかかる作業機械の一例としてのホイールローダについて図面を参照しながら以下に説明する。
(実施の形態1)
以下の実施の形態1のホイールローダについて説明する。
<構成>
(ホイールローダの概要)
図1は、本実施の形態のホイールローダ1の構成を示す模式図である。
本実施の形態のホイールローダ1(作業機械の一例)は、車体2(本体の一例)と、作業機3と、を備える。車体2は、車体フレーム10と、一対のフロントタイヤ4と、キャブ5と、エンジンルーム6と、一対のリアタイヤ7と、一対のステアリングシリンダ8と、制御部9(図6参照)と、対地バケット角度検出部20(アタッチメント傾斜角度検出部の一例)(図6参照)と、操作部50(図6参照)と、を有している。
ホイールローダ1は、作業機3を用いて土砂積み込み作業などを行う。
車体フレーム10は、いわゆるアーティキュレート式であり、フロントフレーム11とリアフレーム12と、連結軸部13と、を有している。フロントフレーム11は、リアフレーム12の前方に配置されている。連結軸部13は、車幅方向の中央に設けられており、フロントフレーム11とリアフレーム12を互いに揺動可能に連結する。
一対のステアリングシリンダ8は、油圧によって駆動される。一対のステアリングシリンダ8は、連結軸部13を挟んで車幅方向の左右側に並んで配置されている。ステアリングシリンダ8は、それぞれの一端がフロントフレーム11に取り付けられており、それぞれの他端が、リアフレーム12に取り付けられている。
キャブ5は、リアフレーム12に設けられ、運転席が配置される。エンジンルーム6は、キャブ5の後方に配置されており、エンジン等を収納する。
一対のフロントタイヤ4は、フロントフレーム11の左右に取り付けられている。また、一対のリアタイヤ7は、リアフレーム12の左右に取り付けられている。
作業機3は、作業機ポンプからの作動油によって駆動される。対地バケット角度検出部20は、作業機3のバケット15の重力方向Gに対する傾斜角度に関する情報を検出し、検出値を制御部9に送る。制御部9は、検出値に情報に基づいて、バケット15の対地制御(後述する)を行う。操作部50は、オペレータによって対地制御の実行の設定が行われる。
(作業機3)
図2は、作業機3の拡大側面図である。
作業機3は、ブーム14と、バケット15(アタッチメントの一例)と、ブームシリンダ16と、バケットシリンダ17と、ベルクランク18と、を有する。
ブーム14の一方の取付部14aはフロントフレーム11の前部に回動可能に取り付けられている。ブーム14の他方の取付部14bは、バケット15の後部に回動可能に取り付けられている。ブーム14の取付部14aと取付部14bの間に設けられた取付部14cには、ブームシリンダ16のシリンダロッド16aの先端が回動可能に取り付けられている。ブームシリンダ16のシリンダ本体は、取付部16bにおいてフロントフレーム11に回動可能に取り付けられている。
ベルクランク18は、ベルクランク本体18eと、ロッド18fと、を有する。ベルクランク本体18eの一方の端部に設けられた取付部18aは、バケットシリンダ17のシリンダロッド17aの先端に回動可能に取り付けられている。ロッド18fの一端は、ベルクランク本体18eの他方の端部に設けられた取付部18bに回動可能に取り付けられている。ロッド18fの他端は、取付部18gにおいてバケット15の後部に回動可能に取り付けられている。ベルクランク本体18eは、取付部18aと取付部18bの間に設けられた取付部18cにおいてブーム14の中央近傍のベルクランクサポート14dに回動可能に支持されている。バケットシリンダ17のシリンダ本体は、取付部17bにおいてフロントフレーム11に回動可能に取り付けられている。バケットシリンダ17の伸縮力は、ベルクランク18によって回転運動に変換されてバケット15に伝達される。
バケットシリンダ17の伸縮によって、バケット15はブーム14に対して回動し、チルト動作(矢印J参照)およびダンプ動作(矢印K参照)を行う。バケット15は、底面15aを有している。底面15aは、取付部14bの下側から前方に伸びている。また、底面15aの先端には爪15cが配置されている。
ここで、バケット15のチルト動作とは、バケット15の開口部15bおよび爪15cがキャブ5に向かって回動することにより傾く動作である。バケット15のダンプ動作とは、チルト動作とは反対であって、バケット15の開口部15bおよび爪15cがキャブ5から遠ざかるように回動することにより傾く動作である。
本実施の形態のホイールローダ1では、図3に示すように、キャブ5内の操作レバーを操作してブーム14を上下動する際に、バケット15が重力方向Gに対して所定の傾斜角度θeを維持するような制御(対地制御)を行うことができる。図3では、上方位置および下方位置のバケット15が二点鎖線で示されている。バケット15の重力方向Gに対する傾斜角度(対地角度)は、例えば、爪15cと重力方向Gの成す角度であり、図3では、90度であり、爪15cが水平方向を向いている。
図3では、ホイールローダ1は水平な路面Rに配置されているが、図4に示すように、本実施の形態のホイールローダ1は、傾斜している路面Rに配置されている場合においてもブーム14を上下動させる際に、バケット15が重力方向Gに対して所定の傾斜角度を維持するように対地制御を行うことができる。
また、図5に示すように、ホイールローダ1には、バケット15に換えてフォーク19を取り付けることができる。図2に示す取付部14bと取付部18gにフォーク19が取り付けられる。図5に示すように、傾斜状態においてブーム14を上下動させた場合であってもフォーク19を水平(重力方向Gに対して90度傾斜した状態(傾斜角度θe=90°))に維持することができる。
(対地バケット角度検出部20)
図6は、本実施の形態のホイールローダ1の制御構成を示すブロック図である。
対地バケット角度検出部20は、相対位置検出部25と、車体傾斜角度センサ23(本体傾斜角度検出部の一例)と、アーティキュレート角度センサ24(回転角度検出部の一例)と、を有する。
相対位置検出部25は、バケット15の車体2に対する相対位置に関する情報を検出し、検出値を制御部9に送信する。
相対位置検出部25は、ブーム角度センサ21(ブーム角度検出部の一例)と、ベルクランク角度センサ22(アタッチメント角度検出部の一例)と、を有する。
ブーム角度センサ21は、ブーム14の取付部14aに設けられている。ブーム角度センサ21としては、例えばポテンショメータを用いることができる。ブーム角度センサ21は、ブーム14の中心線L1と水平線Hとの間のブーム角度(図においてθaで示す)を電圧値として検出し、検出した検出電圧を出力する。ブーム14の中心線L1は、ブーム14の取付部14aと取付部14bを結ぶ線である。ブーム角度は、中心線L1が水平線Hよりも路面R(図1参照)側に傾斜している場合には、負の値となる。なお、検出電圧が、傾斜角度に関する情報、相対位置に関する情報、およびブームの回転角度に関する情報の一例に相当する。また、ブーム角度センサ21は、ブームシリンダ16のシリンダ長を検出してもよく、シリンダ長からブーム14の回転角度を演算することができる。
ベルクランク角度センサ22は、ベルクランク18の取付部18cに設けられている。ベルクランク角度センサ22としては、例えばポテンショメータを用いることができる。ベルクランク角度センサ22は、ベルクランク18の取付部18aと取付部18cを結ぶ線L2と、ブーム14の中心線L1との間のベルクランク角度(図においてθbで示す)を電圧値として検出し、検出した検出電圧を出力する。なお、検出電圧が、傾斜角度に関する情報、相対位置に関する情報、およびアタッチメントの回転角度に関する情報の一例に相当する。また、ベルクランク角度センサ22は、バケットシリンダ17のシリンダ長を検出してもよく、シリンダ長からベルクランク18の回転角度を演算することができる。
車体傾斜角度センサ23は、例えばIMU(inertial measurement unit)を用いることができる。車体傾斜角度センサ23は、重力方向Gに対する車体2の傾斜角度を検出し、検出した傾斜角度(傾斜角度に関する情報の一例)を出力する。車体傾斜角度センサ23は、リアフレーム12とフロントフレーム11のいずれに配置されていてもよいが、傾斜状態でのアーティキュレート動作時における傾斜角の誤差(後述する)を補正しなくてよいため、フロントフレーム11に設けられている方が好ましい。
アーティキュレート角度センサ24は、リアフレーム12に対するフロントフレーム11の回転角度を検出し、回転角度(傾斜角度に関する情報の一例)を出力する。アーティキュレート角度センサ24としては、ポテンショメータを用いることができるが、一対のステアリングシリンダ8のシリンダ長を検出してもよい。ステアリングシリンダ8のシリンダ長からアーティキュレート角度を検出することができる。
(操作部50)
操作部50は、キャブ5の内部に設けられている。操作部50は、図6に示すように、対地制御設定部51と、目標値設定部52と、を有する。対地制御設定部51は、対地制御の設定および対地制御の解除を行う。例えば、液晶パネルに表示されたボタン等であって、オペレータが実行ボタンを選択することによって対地制御が実行され、解除ボタンを選択することによって対地制御が解除される。目標値設定部52は、対地制御の際のバケット15の重力方向Gに対する傾斜角度を設定する。目標値設定部52は、例えば、液晶パネル上に表示されたテンキー等であってもよい。
(制御部9)
制御部9は、プロセッサと、記憶装置を含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)である。或いは、プロセッサは、CPUと異なるプロセッサであってもよい。プロセッサは、プログラムに従ってホイールローダ1の制御のための処理を実行する。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリおよびRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含む。記憶装置は、ハードディスク、あるいはSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置を含んでいてもよい。記憶装置は、非一時的な(non-transitory)コンピュータで読み取り可能な記録媒体の一例である。記憶装置は、ホイールローダ1を制御するためのプログラムおよびデータを記憶している。
制御部9には、ブーム角度センサ21の検出値、ベルクランク角度センサ22の検出値、車体傾斜角度センサ23の検出値、およびアーティキュレート角度センサ24の検出値が入力される。制御部9は、入力された検出値および記憶装置に記憶されているデータを利用しながらプログラムを実行することにより、以下の各部の機能を有する。
制御部9は、対車体バケット角度算出部31と、対地バケット角度算出部32と、対車体/対地制御判定部33と、バケット制御量決定部34と、を有する。
(対車体バケット角度算出部31)
対車体バケット角度算出部31は、ブーム角度センサ21の検出値とベルクランク角度センサ22の検出値に基づいて、バケット15の車体2に対する角度である対車体バケット角度を算出する。対車体バケット角度は、車体2を基準としたときのバケット15の角度である。
ブーム角度センサ21の検出値とベルクランク角度センサ22の検出値によって、作業機3の姿勢が定まるため、バケット15の車体2に対する相対的な位置を検出することができる。このためブーム角度センサ21の検出値とベルクランク角度センサ22の検出値を用いることによって、バケット15の対車体バケット角度を求めることができる。
対車体バケット角度は、車体2を基準としてバケット15の角度を設定すればよく、例えば、車体フレーム(望ましくはフロントフレーム11)の2点を結ぶ線と平行な線と、バケット15の爪15cの成す角度θcのように設定することができる。なお、2点としては車体剛性が高い部分が望ましく、例えばブーム取付部が1点として挙げられる。
(対地バケット角度算出部32)
対地バケット角度算出部32は、対車体バケット角度算出部31で算出された対車体バケット角度と、車体傾斜角度センサ23の検出値と、アーティキュレート角度センサ24の検出値に基づいて、重力方向Gに対するバケット15の角度である対地バケット角度を算出する。
ここで、ホイールローダ1が傾斜面に沿って配置され、フロントフレーム11がリアフレーム12に対して直線状に配置されている場合には、対車体バケット角度と車体傾斜角度センサ23の検出値からバケット15の重力方向Gに対する傾斜角度(対地バケット角度)を算出することができる。例えば、傾斜角度θd(図4参照)とし、対車体バケット角度をθc(図3参照)とすると、θd+θcで水平方向に対するバケット15の爪15cの傾斜角度が算出できるため、θd+θc+90度で重力方向Gに対する傾斜角度である対地バケット角度を算出することができる。
なお、ホイールローダ1が傾斜面に配置され、フロントフレーム11がリアフレーム12に対して回転していると、車体傾斜角度センサ23がリアフレーム12に配置されている場合には、フロントフレーム11とリアフレーム12では重力方向Gに対する傾斜角度が異なる。すなわち、リアフレーム12が傾斜に沿っている場合には、回動しているフロントフレーム11の重力方向Gに対する傾斜角度は、リアフレーム12の重力方向Gに対する傾斜角度よりも小さくなるときがある。このため、アーティキュレート角度センサ24による検出値を用いて、車体傾斜角度センサ23の検出値を補正することによって、より正確に対地バケット角度を算出することができる。
(対車体/対地制御判定部33)
対車体/対地制御判定部33は、対地制御および対車体制御のいずれの制御を行うかを判定する。対車体/対地制御判定部33には、オペレータが目標値設定部52で設定した目標値が入力される。
図7(a)〜図7(c)は、対車体制御および対地制御を説明するための図である。
図7(a)に示すように、ホイールローダ1が水平面に配置されている状態において爪15cが水平に配置されるような角度にバケット15の回転角度が設定されている。
対地制御は、バケット15が重力方向Gに対して所望の角度を保つように制御を行うことであって、ホイールローダ1が配置されている地面の傾斜にかかわらずバケット15を重力方向Gに対して所望の角度に保つことができる。このため、図7(b)に示すように、ホイールローダ1が傾斜面に配置され、ブーム14が上方に回転した場合であっても、バケット15の底面15aが重力方向Gに対して一定の角度を維持する。なお、図7(b)に示す例では、一定の角度は、バケット15の底面15aと水平面が平行になる角度である。
また、バケット15の重力方向Gに対する角度とは、底面15aを基準に決めなくてもよく、バケット15において線分またはベクトルを形成するいずれかの構成を基準にすればよい。
一方、対車体制御は、車体2に対してバケット15が所望の角度を保つように制御を行うことであって、車体2に対するバケット15の角度は一定に保つことができるが、図7(c)に示すように、ホイールローダ1が配置されている地面の傾斜によって、ブーム14を回動した場合に重力方向Gに対する角度は変化する。このため、図7(c)では、バケット15は、爪15cが水平よりも上方を向く角度に配置されている。
対車体/対地制御判定部33は、バケット15の対地バケット角度を目標値にするための作業機3の姿勢が可動限界外若しくは可動限界から遠ざかる場合に、対地制御を実行する。また、対車体/対地制御判定部33は、バケット15の対地バケット角度を目標値にするための作業機3の姿勢が可動限界内若しくは可動限界に近づく場合に、対地制御を実行せず対車体制御を実行する。
作業機3の姿勢の可動限界に関する情報ついては、制御部9に記憶されている。可動限界に関する情報として、制御部9は、例えば、ブーム14の回転可能範囲、ブーム14の各々の回転角度におけるベルクランク18の回転可能範囲を記憶している。
操作レバーを操作してブーム14の回転角度が変化すると、対車体/対地制御判定部33は、バケット15の対地バケット角度を目標値に維持するためのベルクランク18の回転角度を算出する。そして、算出されたベルクランク18の回転角度がブーム14の目標回転角度において可動範囲内であるか否かを判定し、可動範囲内であれば、対地制御が実行され、可動範囲外であれば対車体制御が実行される。このように、対車体/対地制御判定部33は、対車体制御と対地制御の切り替えを行う。
なお、対車体制御に切り替えた後であっても、作業機3の姿勢が可動限界外若しくは可動限界から遠ざかる場合には、対車体/対地制御判定部33は、再度対地制御に戻すことができる。
(バケット制御量決定部34)
対地制御を実行する場合、バケット制御量決定部34は、対地バケット角度算出部32で算出された対地バケット角度と、目標値との差分を求め、対地バケット角度が目標値になるようにバケットシリンダ17の制御量を決定する。これにより、ブーム14を上下動させた場合に、バケット15の重力方向Gに対する角度を所望の角度に維持するように制御量を決定することができる。
一方、対車体制御を実行する場合、バケット制御量決定部34は、対車体バケット角度算出部31で算出された対車体バケット角度を維持するように、バケットシリンダ17の制御量を決定する。これにより、ブーム14を上下動させた場合に、車体2に対するバケット15の角度を所望の角度に維持するように制御量を決定することができる。
バケット制御量決定部34で決定した制御量に基づいて、バケットシリンダ17の制御が行われる。
<動作>
次に、本発明にかかる実施の形態のホイールローダ1の動作について説明するとともに、作業機械の制御方法についても同時に述べる。
はじめにステップS10において、オペレータによって対地制御の設定が行われる。オペレータは、キャブ5内の操作部によって対地制御を行うことを設定する。
次に、ステップS20において、オペレータによって設定された、対地バケット角度の目標値が、制御部9に入力される。
次に、ステップS30において、対車体バケット角度算出部31が、ブーム角度センサ21の検出値およびベルクランク角度センサ22の検出値に基づいて、バケット15の車体2に対する角度(対車体バケット角度)を算出する。
次に、ステップS40(アタッチメント傾斜角度検出ステップの一例)において、対地バケット角度算出部32が、対車体バケット角度と、車体傾斜角度センサ23の検出値とアーティキュレート角度センサ24の検出値に基づいて、バケット15の重力方向Gに対する角度(対地バケット角度)を算出する。
次に、ステップS50において、対車体/対地制御判定部33が、対地制御および対車体制御のいずれの制御を行うかを判定する。対車体/対地制御判定部33は、入力された目標値にするための作業機3の姿勢が可動限界に含まれない場合若しくは可動限界から遠ざかる場合に、対地制御を実行すると判定し、制御はステップS60に進む。一方、対車体/対地制御判定部33は、入力された目標値にするための作業機3の姿勢が可動限界内若しくは可動限界に近づく場合に、対車体制御を実行すると判定し、フローはステップS70に進む。
ステップS60では、バケット制御量決定部34が、対地バケット角度算出部で算出された対地バケット角度と、目標値との差分を求め、対地バケット角度が目標値になるようにバケットシリンダ17の制御量を決定し、制御はステップS80に進む。
一方、ステップS70では、バケット制御量決定部34が、対車体バケット角度算出部31で算出された対車体バケット角度を維持するように、バケットシリンダ17の制御量を決定し、制御はステップS80に進む。
ステップS80(制御ステップの一例)では、決定した制御量に基づいて、バケットシリンダ17の制御が行われる。
次に、ステップS90において、制御部9は、オペレータによって対地制御の設定が解除されたか否かを判定する。オペレータによって対地制御の設定が解除されていない場合には、制御はステップS30に戻り、ステップS30〜ステップS80が繰り返される。
一方、オペレータによって対地制御設定が解除された場合には、対地制御は終了する。
これにより、対地制御を設定して操作レバーによってブーム14を上下動作させる際に、バケット15を重力方向Gに対して所定の傾斜角度を維持することができる。また、バケット15を目標値に維持しようとすると作業機3が可動限界若しくは可動限界に近づく場合には、対車体制御に切り替えることができる。
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2のホイールローダについて説明する。本実施の形態2のホイールローダは、実施の形態1と制御構成が異なっている。そのため、本実施の形態2では相違点を中心に説明する。
<構成>
図9は、本実施の形態2のホイールローダの制御構成を示すブロック図である。
本実施の形態2のホイールローダは、実施の形態1と比較して、車体傾斜角度センサ23が設けられておらず、バケットIMU41(対地バケット角度検出部の一例)が設けられている。バケットIMU41は、バケット15に設けられてIMUである。
本実施の形態2のホイールローダ1の制御部9´は、対車体バケット角度算出部31´と、対地バケット角度算出部32´と、対車体/対地制御判定部33と、バケット制御量決定部34と、を有する。
対地バケット角度算出部32´は、バケットIMU41の検出値からバケット15の重力方向Gに対する傾斜角度(対地バケット角度)を算出する。
対車体バケット角度算出部31´は、ブーム角度センサ21の検出値と、ベルクランク角度センサ22の検出値に基づいて、バケット15の車体2に対する角度(対車体バケット角度)を算出する。ブーム角度センサ21の検出値とベルクランク角度センサ22の検出値によって、車体2に対するバケット15の相対的な位置を検出できるため、この相対的な位置と対地バケット角度から対車体バケット角度を算出することができる。
なお、ブーム角度センサ21の代わりにブーム14にブームIMUを設け、ベルクランク角度センサ22の代わりにベルクランク18にベルクランクIMUを設けた場合には、対車体バケット角度算出部31´は、ブームIMUの検出値とベルクランクIMUの検出値に加えて対地バケット角度算出部32´で算出された対地バケット角度に基づいて対車体バケット角度を算出する。
対車体/対地制御判定部33およびバケット制御量決定部34は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
<動作>
次に、実施の形態2のホイールローダ1の動作について説明するとともに、作業機械の制御方法の一例についても同時に述べる。図10は、本実施の形態2のホイールローダ1の動作を示すフロー図である。
本実施の形態2では、実施の形態1と比較して、ステップS30とステップS40が異なっている。
すなわち、ステップS10、S20の次に、ステップS30´(アタッチメント傾斜角度検出ステップの一例)において、対地バケット角度算出部32´は、バケットIMU41の検出値からバケット15の重力方向Gに対する傾斜角度(対地バケット角度)を算出する。
次に、ステップS40´において、対車体バケット角度算出部31´は、ブーム角度センサ21の検出値と、ベルクランク角度センサ22の検出値と、対地バケット角度算出部32´で算出された対地バケット角度に基づいて、バケット15の車体2に対する角度(対車体バケット角度)を算出する。
以降のステップS50〜S90は、実施の形態1と同様のため省略する。
<特徴>
(1)
実施の形態1、2のホイールローダ1は、車体2と、作業機3と、対地バケット角度検出部20またはバケットIMU41と、制御部9、9´と、を備える。作業機3は、車体2に対し動作し、バケット15またはフォーク19を有する。対地バケット角度検出部20またはバケットIMU41は、アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度に関する情報を検出する。制御部9、9´は、対地バケット角度検出部20またはバケットIMU41の検出値に基づいて、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を制御する。
このように、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度に関する情報を検出し、その傾斜角度に基づいて制御を行うことによって、ホイールローダ1が傾斜した状態であってもバケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を一定に維持することができる。
(2)
実施の形態1のホイールローダ1では、対地バケット角度検出部20は、車体傾斜角度センサ23と、相対位置検出部25と、を有する。車体傾斜角度センサ23は、車体2の重力方向Gに対する傾斜角度を検出する。相対位置検出部25は、バケット15またはフォーク19の車体2に対する相対的な位置に関する情報を検出する。制御部9は、相対位置検出部25の検出値からバケット15またはフォーク19の車体2に対する傾斜角度(対車体バケット角度)を算出し、算出した対車体バケット角度と車体傾斜角度センサ23の検出値からバケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を算出する。
このように、バケット15またはフォーク19の車体2に対する相対的な位置と、車体2の重力方向Gに対する傾斜角度から、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を算出することができる。
(3)
実施の形態1のホイールローダ1では、作業機3は、車体2に回転可能に接続されるブーム14を更に有する。バケット15またはフォーク19は、ブーム14に回転可能に接続されている。相対位置検出部25は、ブーム角度センサ21と、ベルクランク角度センサ22、と、を有する。ブーム角度センサ21は、ブーム14の回転角度に関する情報を検出する。ベルクランク角度センサ22は、バケット15またはフォーク19の回転角度に関する情報を検出する。制御部9は、ブーム角度センサ21の検出値とベルクランク角度センサ22の検出値を用いて、バケット15またはフォーク19の車体2に対する傾斜角度を算出する。
このように、バケット15またはフォーク19の車体2に対する相対位置は、ブーム14の回転角度に関する情報とバケット15またはフォーク19の回転角度に関する情報で特定することができる。
(4)
実施の形態1のホイールローダ1では、制御部9は、対地バケット角度検出部20の検出値に基づいて、バケット15またはフォーク19の車体2に対する傾斜角度に基づく制御、若しくは、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度に基づく制御を行う。
これにより、車体2に対するバケット15またはフォーク19の相対的な傾斜角度に基づく制御と、重力方向Gに対するバケット15またはフォーク19の傾斜角度に基づく制御のうちいずれかの制御を行うことができる。
例えば、バケット15またはフォーク19の回転角度とブーム14の回転角度から求められる作業機3の姿勢では、バケット15またはフォーク19の重力方向に対する傾斜角度に基づく制御を行うことが出来ないと判断される場合には、バケット15またはフォーク19の車体2に対する傾斜角度に基づく制御を行うように切り替えることができる。
(5)
実施の形態1のホイールローダ1では、作業機3は、車体2に回転可能に接続されるブーム14を更に有する。バケット15またはフォーク19は、ブーム14に回転可能に接続されている。制御部9は、ブーム14を上昇させる際に、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を一定に維持する。
これにより、例えば、傾斜地を上りながらブーム14を上昇させる際に、重力方向Gに対するバケット15またはフォーク19の角度を一定にすることができる。
(6)
実施の形態1のホイールローダ1では、車体2は、フロントフレーム11と、リアフレーム12と、フロントタイヤ4と、リアタイヤ7と、を有する。フロントフレーム11には、作業機3が接続される。リアフレーム12は、フロントフレーム11の後側に配置されている。フロントタイヤ4は、フロントフレーム11に設けられている。リアタイヤ7は、リアフレーム12に設けられている。ホイールローダ1は、リアフレーム12に対するフロントフレーム11の回転角度を検出するアーティキュレート角度センサ24を更に備える。制御部9は、対地バケット角度検出部20の検出値とアーティキュレート角度センサ24の検出値に基づいて、重力方向Gに対するバケット15またはフォーク19の傾斜角度を制御する。
ホイールローダ1が傾斜面に配置されている場合、フロントフレーム11がリアフレーム12に対して回転すると、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度が傾斜面とズレが発生することがある。このため、対地バケット角度検出部20の検出値をアーティキュレート角度で補正することによって、より正確にバケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を算出することができる。
(7)
実施の形態2のホイールローダ1は、相対位置検出部25を更に備える。相対位置検出部25は、バケット15またはフォーク19の車体2に対する相対的な位置を検出する。制御部9´は、IMU41の検出値、および相対位置検出部25の検出値に基づいて、重力方向Gに対するバケット15またはフォーク19の傾斜角度を制御する。
これにより、対地バケット角度検出部20の検出値および相対位置検出部25の検出値に基づいて、重力方向Gに対するバケット15またはフォーク19の傾斜角度を制御することができる。
(8)
実施の形態1、2のホイールローダ1では、制御部9、9´は、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度が、所定の角度になるように制御する。
これにより、重力方向Gに対するバケット15またはフォーク19の角度を一定にするように制御を行うことができる。
(9)
本実施の形態1、2のホイールローダ1の制御方法は、車体2と、車体2に対し動作し、バケット15またはフォーク19を有する作業機3と、を備えたホイールローダ1の制御方法であって、ステップS40またはステップS30´(アタッチメント傾斜角度検出ステップの一例)と、ステップS80(制御ステップの一例)と、を備える。ステップS40またはステップS30´は、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度を求める。ステップS80は、ステップS40またはステップS30´における検出値に基づいて、重力方向に対するバケット15またはフォーク19の傾斜角度を制御する。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態1、2では、対車体/対地制御判定部33が設けられており、自動的に制御が切り換えられているが、対地制御を行わない判定をした場合、オペレータによって対車体制御を行うか否かの選択が行われてもよい。
(B)
上記実施の形態1、2では、操作部50に対地制御設定部51が設けられているが、対車体制御の実行を設定する対車体制御設定部が更に設けられていてもよい。
(C)
上記実施の形態1、2では、対車体/対地制御判定部33が設けられ、バケット15の対地角度を設定された目標値にするための作業機3の姿勢が可動限界内若しくは可動限界に近づく場合に、対車体制御への切り替えが行われるが、切り替えずに制御を停止してもよい。
すなわち、制御部9、9´は、ブーム角度センサ21の検出値とベルクランク角度センサ22の検出値に基づいて、重力方向Gに対するアタッチメントの傾斜角度の制御を停止する。
これにより、バケット15またはフォーク19の回転角度とブーム14の回転角度から求められる作業機3の姿勢では、バケット15またはフォーク19の重力方向Gに対する傾斜角度に基づく制御を行うことが出来ないと判断される場合には、制御を停止することができる。
また、オペレータに警告表示を行ってもよい。警告表示は、キャブ5内に設けることができる。
(D)
上記実施の形態1では、車体傾斜角度センサ23がリアフレーム12に設けられているため、アーティキュレート角度センサ24によって車体傾斜角度センサ23が補正されているが、車体傾斜角度センサ23がフロントフレーム11に配置されている場合には、アーティキュレート角度センサ24は設けられていなくてもよい。この場合、車体傾斜角度センサ23は、フロントフレーム11の作業機3の近傍に配置されている方がより好ましい。
(E)
上記実施の形態1、2では、相対位置検出部25として、ブーム角度センサ21とベルクランク角度センサ22が設けられているが、これに限らなくてもよい。例えばベルクランク角度センサ22に代えてブーム14に対するバケット15の回転角度をセンサによって検出し、その検出値とブーム角度センサ21の検出値を用いて対車体バケット角度を算出してもよい。
(F)
上記実施の形態2では、相対位置検出部25として、ブーム角度センサ21とベルクランク角度センサ22が設けられているが、これにかぎらなくてもよい。ブーム角度センサ21とベルクランク角度センサ22と車体傾斜角度センサ23のうちいずれか2つが設けられていれば、車体2に対するバケット15の相対的に位置が分かるため、対車体バケット角度を算出し、対車体制御を行うか対地制御を行うか否かの判定も行うことができる。また、車体傾斜角度センサ23については、アーティキュレート角度センサ24を組み合わせてもよい。
本発明の作業機械および作業機械の制御方法によれば、傾斜状態においてもアタッチメントの角度を維持することが可能な効果を有し、油圧ショベル、ホイールローダ等として有用である。
1 :ホイールローダ
2 :車体
3 :作業機
9 :制御部
15 :バケット
19 :フォーク
20 :対地バケット角度検出部

Claims (10)

  1. 本体と、
    前記本体に対し動作し、アタッチメントを有する作業機と、
    前記アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度に関する情報を検出するアタッチメント傾斜角度検出部と、
    前記アタッチメント傾斜角度検出部の検出値に基づいて、前記アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度を制御する制御部と、を備えた、
    作業機械。
  2. 前記アタッチメント傾斜角度検出部は、
    前記本体の重力方向に対する傾斜角度を検出する本体傾斜角度検出部と、
    前記アタッチメントの前記本体に対する相対的な位置に関する情報を検出する相対位置検出部と、を有し、
    前記制御部は、前記相対位置検出部の検出値から前記アタッチメントの前記本体に対する傾斜角度を算出し、算出した前記傾斜角度と前記本体傾斜角度検出部の検出値から前記アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度を算出する、
    請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記作業機は、前記本体に回転可能に接続されるブームを更に有し、
    前記アタッチメントは、前記ブームに回転可能に接続され、
    前記相対位置検出部は、
    前記ブームの回転角度に関する情報を検出するブーム角度検出部と、
    前記アタッチメントの回転角度に関する情報を検出するアタッチメント角度検出部と、を有し、
    前記制御部は、前記ブーム角度検出部の検出値と前記アタッチメント角度検出部の検出値を用いて、前記アタッチメントの前記本体に対する傾斜角度を算出する、
    請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記制御部は、
    前記アタッチメント傾斜角度検出部の検出値に基づいて、
    前記アタッチメントの前記本体に対する傾斜角度に基づく制御、若しくは、
    前記アタッチメントの重力方向に対する角度に基づく制御を行う、
    請求項2に記載の作業機械。
  5. 前記制御部は、
    前記ブーム角度検出部の検出値と前記アタッチメント角度検出部の検出値に基づいて、重力方向に対する前記アタッチメントの傾斜角度の制御を停止する、
    請求項3に記載の作業機械。
  6. 前記作業機は、前記本体に回転可能に接続されるブームを更に有し、
    前記アタッチメントは、前記ブームに回転可能に接続され、
    前記制御部は、
    前記ブームを上昇させる際に、前記アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度を一定に維持する、
    請求項1に記載の作業機械。
  7. 前記作業機械は、ホイールローダであって、
    前記本体は、
    前記作業機が接続されるフロントフレームと
    前記フロントフレームの後側に配置されたリアフレームと、
    前記フロントフレームに設けられたフロントタイヤと、
    前記リアフレームに設けられたリアタイヤと、
    を有し、
    前記リアフレームに対する前記フロントフレームの回転角度を検出する回転角度検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記アタッチメント傾斜角度検出部の検出値と前記回転角度検出部の検出値に基づいて、重力方向に対する前記アタッチメントの傾斜角度を制御する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機械。
  8. 前記アタッチメントの前記本体に対する相対的な位置を検出する相対位置検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記アタッチメント傾斜角度検出部の検出値、および前記相対位置検出部の検出値に基づいて、重力方向に対する前記アタッチメントの傾斜角度を制御する、
    請求項1に記載の作業機械。
  9. 前記制御部は、前記アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度が、所定の角度になるように制御する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業機械。
  10. 本体と、前記本体に対し動作し、アタッチメントを有する作業機と、を備えた作業機械の制御方法であって、
    前記アタッチメントの重力方向に対する傾斜角度を検出するアタッチメント傾斜角度検出ステップと、
    前記アタッチメント傾斜角度検出ステップにおける検出値に基づいて、重力方向に対する前記アタッチメントの傾斜角度を制御する制御ステップと、を備えた、
    作業機械の制御方法。

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