JP2021023544A - 着座用クッション体 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な体形の不特定多数の着座者に対しても良好な着座感を与えることができ、より快適に着座することを可能にする着座用クッション体を提供する。【解決手段】着座用クッション体1は、着座姿勢にある着座者の臀部を下方から支持する凹状に湾曲した湾曲面からなる着座面S1を有するベース部2と、ベース部2の着座面S1から連続して湾曲する湾曲面からなる側方支持面S2を有し、側方支持面S2に加わる荷重によって曲げ撓み変形可能にベース部2の側部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の左右両側部側を支持する一対の側部支持片3とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、より快適に着座できるようにするための着座用クッション体に関する。
従来、着座者の体重が加えられることによって、容易に圧縮変形する、軟質な発泡ウレタンフォームや繊維系クッション材などの柔軟なクッション材からなる平板状のシートクッションが知られている。このようなシートクッションに着座者が着座すると、体重によりシートクッションが沈み込み、臀部形状に相似した凹部が形成され、着座者の体圧が分散される。
しかし、クッション材の形状や、着座者の体重によっては、クッション材の圧縮変形が不十分で、体圧が十分に分散されない場合や、沈み込みが不十分で、底突きしてしまうことにより、座骨結節部周囲が強く圧迫されてしびれや痛みを感じる場合がある。そうなってしまうと、着座者は、不快に感じ、著しい場合には、痛みさえ感じるようになり、長時間の着座が苦痛となってしまう。
しかし、クッション材の形状や、着座者の体重によっては、クッション材の圧縮変形が不十分で、体圧が十分に分散されない場合や、沈み込みが不十分で、底突きしてしまうことにより、座骨結節部周囲が強く圧迫されてしびれや痛みを感じる場合がある。そうなってしまうと、着座者は、不快に感じ、著しい場合には、痛みさえ感じるようになり、長時間の着座が苦痛となってしまう。
一方、特許文献1には、使用者の支持対象身体部の表面形状に適合する三次元形状を成し、且つ支持構造物としての剛性と可撓性とを兼ね備えるベース材を備えることで、使用者の体重がかけられた際に、ベース材を覆うクッション材を着座者の体形にあった形状となるように変形させることが提案されている。
しかしながら、特許文献1において、ベース材は、合成樹脂製板材などを成形してなる板状の成形体であることから、剛性が高く、わずかな撓み変形は生じても、その変形可能な範囲は限られたものとなる。したがって、様々な体形の不特定多数の着座者に対して、それぞれの体形にあった形状となるように、クッション材を変形させるのは困難であり、良好な体圧分散性を得ることはできなかった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、様々な体形の不特定多数の着座者に対しても良好な着座感を与えることができ、より快適に着座することを可能にする着座用クッション体の提供を目的とする。
本発明に係る着座用クッション体は、発泡粒子成形体製の着座用クッション体であって、着座姿勢にある着座者の臀部を下方から支持する凹状に湾曲した湾曲面からなる着座面を有するベース部と、前記着座面から連続して湾曲する湾曲面からなる側方支持面を有し、前記側方支持面に加わる荷重によって外方に曲げ撓み変形可能に前記ベース部の側部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の左右両側部側を支持する一対の側部支持片とを備え、JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、前記発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重が10〜150Nであり、JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、前記発泡粒子成形体の25%圧縮応力が0.08〜7MPaである構成としてある。
本発明によれば、様々な体形の不特定多数の着座者に対しても高い体圧分散性を発揮できるとともに、適度なサポート性を有することで、身体への負荷が少ない、正しい着座姿勢に着座者を導くことができる。これにより、良好な着座感を与えることができ、長時間の着座であっても快適に着座することを可能にする。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について説明する。
なお、図1は、本実施形態に係る着座用クッション体1の概略を示す斜視図であり、図2は、同平面図、図3は、同正面図、図4は、同側面図、図5は、同背面図、図6は、同底面図、図7は、図1のA−A端面図である。
まず、本発明の第一実施形態について説明する。
なお、図1は、本実施形態に係る着座用クッション体1の概略を示す斜視図であり、図2は、同平面図、図3は、同正面図、図4は、同側面図、図5は、同背面図、図6は、同底面図、図7は、図1のA−A端面図である。
これらの図に示す着座用クッション体1は、例えば、既存の家庭用、オフィス用又はレジャー用の椅子類、劇場用の椅子、腰痛改善用のシート、車椅子の座席などの座面に載置し、その上に着座することによって、より快適に着座できるように構成された一例を示している。
着座用クッション体1は、着座姿勢にある着座者の臀部を下方から支持する凹状に湾曲した湾曲面からなる着座面S1を有するベース部2と、ベース部2の着座面S1から連続して湾曲する湾曲面からなる側方支持面S2を有し、側方支持面S2に加わる荷重によって曲げ撓み変形可能にベース部2の側部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の左右両側部側を支持する一対の側部支持片3とを備えている。
ここで、着座用クッション体1について規定される前後左右及び上下の方向は、着座用クッション体1に着座した着座者の姿勢を基準とし、着座姿勢にある着座者からみた前後左右及び上下の方向と一致するように規定されるものとする。
なお、着座用クッション体1における「前部」、「後部」、「側部」は、着座者の座骨結節の位置を中心にして定めることができる。
なお、着座用クッション体1における「前部」、「後部」、「側部」は、着座者の座骨結節の位置を中心にして定めることができる。
着座用クッション体1は、比較的硬質な発泡粒子成形体からなる。このような成形体は、例えば、ポリエチレン係樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、又はポリオレフィン系樹脂とポリスチレン系樹脂との複合樹脂などの熱可塑性樹脂を用いて、所定の倍率で発泡させた熱可塑性樹脂発泡粒子を製造し、この発泡粒子を、加熱加圧下に型内成形することによって、発泡粒子を相互に加熱融着させることで製造することができる。
発泡粒子成形体の基材樹脂は、ポリプロピレン系樹脂又はポリオレフィン系樹脂とポリスチレン系樹脂との複合樹脂であることがより好ましく、ポリプロピレン系樹脂であることがさらに好ましい。
発泡粒子成形体の基材樹脂は、ポリプロピレン系樹脂又はポリオレフィン系樹脂とポリスチレン系樹脂との複合樹脂であることがより好ましく、ポリプロピレン系樹脂であることがさらに好ましい。
なお、発泡粒子成形体は、複雑な形状であっても金型内で容易に成形できるため経済性に優れるとともに、軽量性と曲げ撓み特性とのバランスに優れる。また、ベース部2と側部支持片3とは異なる材料で成形されていてもよいが、経済性や物性の安定性に優れる観点から、同種の材料で一体的に型内成形した発泡粒子成形体を用いることが好ましい。軽量性に優れるとともに、良好な曲げ撓み特性が得られる観点から、発泡粒子成形体の見かけ密度が、15〜120kg/m3であることが好ましく、さらに好ましくは20〜90kg/m3である。特に、ポリプロピレン系樹脂発泡体を用いる場合には、30〜60kg/m3であることが好ましい。
熱可塑性樹脂発泡粒子の型内成形によって、着座用クッション体1を製造するに際しては、着座用クッション体1を形成する発泡粒子成形体につき、JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、当該発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重が10〜150Nであり、JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、当該発泡粒子成形体の25%圧縮応力が0.08〜7MPaとなるように製造条件を適宜調整する。
ここで、曲げ撓み量20mm時の荷重の測定は、側部支持片3から切り出した、長さ120mm、幅25mm、厚さ20mmの試験片に対して行うものとし、25%圧縮応力の測定は、ベース部2から切り出した試験片に対して行うものとする。
また、25%圧縮応力を測定する際の試験片の厚みは25mmに調整して行うものとする。
なお、所定寸法の試験片が着座用クッション体1から切り出せない場合は、着座用クッション体1と同質の材料で、同じ見掛け密度となるように発泡粒子成形体を作製し、その成形体から切り出した試験片に対して測定を行ってもよい。
ここで、曲げ撓み量20mm時の荷重の測定は、側部支持片3から切り出した、長さ120mm、幅25mm、厚さ20mmの試験片に対して行うものとし、25%圧縮応力の測定は、ベース部2から切り出した試験片に対して行うものとする。
また、25%圧縮応力を測定する際の試験片の厚みは25mmに調整して行うものとする。
なお、所定寸法の試験片が着座用クッション体1から切り出せない場合は、着座用クッション体1と同質の材料で、同じ見掛け密度となるように発泡粒子成形体を作製し、その成形体から切り出した試験片に対して測定を行ってもよい。
このような発泡粒子成形体からなる着座用クッション体1の側部支持片3は、弾性を有し、曲げ変形が可能であり、着座した際に着座者に対して十分な反力を生じながら、着座者の臀部に馴染むように適度に撓むことによって、臀部の広い範囲に密接できる。これにより、良好な体圧分散性を発揮できると共に、適度なサポート性を兼ね備えているため、正しい着座姿勢に着座者を導くことができる。そのため、良好な着座感を以て着座することができ、長時間であっても苦痛なく着座することができる。
着座用クッション体1を形成する発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重が小さすぎると、十分な反力が得られず、本実施形態における着座用クッション体1の諸機能が十分に発揮されなくなってしまう。一方、上記荷重が大きすぎると、反力が強すぎてしまい、着座者の臀部に馴染むように撓み難くなり、臀部に密接することが難しくなることから、体圧分散性を高めることができず、良好な着座感が得られなくなってしまう。
かかる観点から、JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、当該発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重は20〜120Nであることが好ましく、30〜90Nであることがより好ましい。
かかる観点から、JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、当該発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重は20〜120Nであることが好ましく、30〜90Nであることがより好ましい。
着座用クッション体1を形成する発泡粒子成形体の25%圧縮応力が小さすぎると、体重がかけられた際にベース部2が変形しすぎてしまうおそれある。また、ベース部2と側部支持片3との境界部が変形の支点として機能することが難しくなり、側部支持片3が良好に曲げ撓み変形することが難しくなるため、本実施形態における着座用クッション体1の諸機能が十分に発揮されなくなってしまう。一方、上記圧縮応力が大きすぎると、ベース部2と側部支持片3とを型内成形により一体的に成形した際に、側部支持片3を良好に曲げ撓み変形させることが難しくなるとともに、着座用クッション体1の軽量化が難しくなる。
かかる観点から、JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、当該発泡粒子成形体の25%圧縮応力が0.1〜6MPaであることが好ましく、0.2〜1MPaであることがより好ましい。
かかる観点から、JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、当該発泡粒子成形体の25%圧縮応力が0.1〜6MPaであることが好ましく、0.2〜1MPaであることがより好ましい。
本実施形態において、着座用クッション体1が備えるベース部2は、既存の椅子類などの座面に着座用クッション体1を載置する際に、当該座面に据え置かれる部位である。ベース部2は、平面視した形状が略矩形状(矩形状には正方形を含む)とされ、上面に着座面S1が形成されたブロック状の部位とすることができる。ベース部2の下面は、据え置かれる座面に対応させた形状としてもよいが、汎用性の点から平面であるのが好ましい。
側部支持片3は、一端がベース部2に連接され、他端が自由端とされるように、ベース部2の側部から、片持ち梁状に斜め上方に張り出すようにして、ベース部2と一体に成形されている。これにより、着座者が着座した際に、側部支持片3の上面に形成された側方支持面S2に加わる荷重によって、側部支持片3が、ベース部2との連接部を支点として、反力を生じながら下方に曲げ撓み変形可能となり、除荷後は元の形状に復元するようにしてある。
なお、着座用クッション体1が載置面に載置され、着座用クッション体1が着座者の臀部を支持する際に、側部支持片3の下方には、側部支持片3が下方に撓むための変形可能領域が形成されることになる。変形可能領域は空間であることが好ましいが、側部支持片3が下方に曲げ撓み変形した時に、その曲げ撓み変形を妨げない物質(軟質の発泡体や張られた状態の布地等)がその下方に存在した状態の領域であってもよい。
側部支持片3の上面に形成される側方支持面S2は、ベース部2の上面に形成された着座面S1から連続して斜め上方に湾曲する湾曲面からなる。この湾曲面は、ベース部2の湾曲面とともに、着座者の臀部形状に沿うように凹状に形成される。そして、ベース部2の上面に形成された着座面S1が、着座者の臀部の中央側に密接するとともに、側部支持片3の上面に形成された側方支持面S2が、着座者の臀部の側部側に密接した状態で、ベース部2と一対の側部支持片3とが協働して着座者の臀部を支持するように、これらの面S1,S2が形成されている。
ベース部2の上面に形成される着座面S1と、側部支持片3の上面に形成される側方支持面S2とは、想定する着座者の平均的な体形のモデルの臀部形状を模して形成される。例えば、平均的なアジア人の成人モデルに着座姿勢をとらせ、その状態で圧迫されていない(変形していない)臀部の形状を型取ったり、接触式又は非接触式の三次元測定機などによって計測したりすることによって得られた臀部形状に基づいて形成することができる。
人間の体形は千差万別であり、骨格や筋肉量などの体形や性別、年齢によっても着座時の臀部形状が異なる。そのため、体形が似通っていても、臀部の肉づき等によって、着座時に圧迫を受けて変形したときの臀部の形状が違ってくる。
本実施形態によれば、着座用クッション体1の全体が、着座者の臀部に馴染むように適度に撓むとともに、ベース部2と一対の側部支持片3とが協働して着座者の臀部を支持する際に、各側部支持片3が、着座者の臀部形状に沿って曲げ撓み変形する。さらに、側部支持片3が、側方支持面S2に加わる荷重によって曲げ撓み変形しなから、ベース部2とともに臀部全体を包み込むように密接して凹部を形成し、支持することによって、着座者の体圧を有効に分散させることができるため、様々な体形の不特定多数の着座者に対して、良好な着座感を与えることができ、より快適に着座することを可能にする。
本実施形態によれば、着座用クッション体1の全体が、着座者の臀部に馴染むように適度に撓むとともに、ベース部2と一対の側部支持片3とが協働して着座者の臀部を支持する際に、各側部支持片3が、着座者の臀部形状に沿って曲げ撓み変形する。さらに、側部支持片3が、側方支持面S2に加わる荷重によって曲げ撓み変形しなから、ベース部2とともに臀部全体を包み込むように密接して凹部を形成し、支持することによって、着座者の体圧を有効に分散させることができるため、様々な体形の不特定多数の着座者に対して、良好な着座感を与えることができ、より快適に着座することを可能にする。
また、着座者の姿勢が崩れて、着座者の身体が左右のいずれかに傾くと、側部支持片3の一方をさらに押し下げようとする荷重が、その側方支持面S2に加わる。その際、側部支持片3には、側方支持面S2に加わる荷重に抗する反力が生じ、着座者の身体の傾きを押し戻そうとする。これにより、着座者は、体への負荷が少ない正しい姿勢で着座するように誘導され、また、姿勢を保持しようとする無意識下の筋肉の緊張が和らげられるため、長時間、正しい姿勢のまま快適に着座することができる。
側部支持片3が、除荷後に良好に復元するとともに、側方支持面S2に加わる荷重に抗して十分な反力を生じながら良好に曲げ撓み変形するように、側部支持片3の厚みは、12〜40mmであるのが好ましい。
なお、側部支持片3の厚みは、側方支持面S2の法線方向に沿った側部支持片3の上下面間の長さをいうものとする。
なお、側部支持片3の厚みは、側方支持面S2の法線方向に沿った側部支持片3の上下面間の長さをいうものとする。
ベース部2の厚みは、ベース部2の側部に、側部支持片3を上記範囲の厚みで一体に成形するのに必要な厚みが確保でき、かつ、既存の椅子類などの座面に着座用クッション体1を載置して、その上に着座する際に、着座位置が高過ぎたりせず、着座者が違和感なく着座できるようにすることを考慮して適宜設計する。
着座用クッション体1が十分な強度を発揮でき、欠肉等の不具合の発生を抑制できる観点から、ベース部2の最小厚みは6mm以上であることが好ましい。また、着座高さを抑えることができ、様々な座面に対して着座用クッション体1を適用しやすくなる観点から、ベース部2の最大厚みは50mm以下であることが好ましい。
着座用クッション体1が十分な強度を発揮でき、欠肉等の不具合の発生を抑制できる観点から、ベース部2の最小厚みは6mm以上であることが好ましい。また、着座高さを抑えることができ、様々な座面に対して着座用クッション体1を適用しやすくなる観点から、ベース部2の最大厚みは50mm以下であることが好ましい。
側部支持片3の下面は、側部支持片3の厚みが上記範囲内となるように、上面に形成された側方支持面S2の形状と概ね同じ形状となるように、湾曲した湾曲面として形成されていることが好ましい。成形型の加工を容易にするために、側部支持片3の下面は、側部支持片3の前後方向と、これに直交する張り出し方向とに沿って、それぞれ概ね一定の曲率で湾曲する下方に凸の湾曲面とすることができる。
また、側部支持片3は、後方支持面S3に加わる荷重の方向に応じて、二以上に分割して設けてもよい。このように二つ以上の分割体とすることで、分割体のそれぞれが、互いに干渉することなく、側方支持面S2に荷重が加わる方向に応じて曲げ撓み変形させることもできる。
また、側部支持片3は、後方支持面S3に加わる荷重の方向に応じて、二以上に分割して設けてもよい。このように二つ以上の分割体とすることで、分割体のそれぞれが、互いに干渉することなく、側方支持面S2に荷重が加わる方向に応じて曲げ撓み変形させることもできる。
側部支持片3の下面が、少なくともベース部2との連接部において、側部支持片3の前後方向に沿って下方に凸の円弧状に湾曲することにより、当該連接部の強度が向上するとともに、側方支持面S2に加わる荷重によって、側部支持片3が曲げ撓み変形する際に、より十分な反力が得られるようにすることができる。
側部支持片3の張り出し長さW3は、50〜150mmであるのが好ましい。側部支持片3の張り出し長さW3を上記範囲にすることで、着座者の臀部形状に沿って曲げ撓み変形し易くなる。
着座用クッション体1の横幅W1は、想定する着座者の平均的な平均的な体形の成人の臀部形状を考慮して適宜設計され、例えば、300〜500mmとすることができる。
左右の側部支持片3の張り出し長さW3を上記範囲とすることで、側部支持片3が着座者の身体に沿うように良好に曲げ変形でき、着座感をより確実に与えることができるとともに、既存の椅子類などの座面に、着座用クッション体1を安定して載置することができる。着座用クッション体1をより安定して載置できるようにするために、ベース部2の横幅W2は、150〜250mmであるのが好ましい。
着座用クッション体1の横幅W1は、想定する着座者の平均的な平均的な体形の成人の臀部形状を考慮して適宜設計され、例えば、300〜500mmとすることができる。
左右の側部支持片3の張り出し長さW3を上記範囲とすることで、側部支持片3が着座者の身体に沿うように良好に曲げ変形でき、着座感をより確実に与えることができるとともに、既存の椅子類などの座面に、着座用クッション体1を安定して載置することができる。着座用クッション体1をより安定して載置できるようにするために、ベース部2の横幅W2は、150〜250mmであるのが好ましい。
また、着座時の快適性をより向上させるには、着座者の臀部を支持する面積を広くして、体圧をより有効に分散できるようにすることが考えられる。
本実施形態では、前後方向に正しい着座位置に誘導し、臀部が包み込まれ腰部がサポートされているという安心感を与え、かつ体圧のさらなる分散に寄与するために、ベース部2の上面に、想定する着座者の平均的な体形の成人の臀部形状を模して着座面S1を形成するにあたり、着座面S1が、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方支持面S3を含むように形成してある。すなわち、平面視した形状が略矩形状(矩形状には正方形を含む)のブロック状に形成されたベース部2の後部側の上面を、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側に沿って凹状に後方に向かって斜め上方に湾曲させることによって、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持できるようにしている。
なお、着座者の臀部の後部は、より具体的には、着座者の座骨結節の位置よりも後方側に位置する臀部である。
本実施形態では、前後方向に正しい着座位置に誘導し、臀部が包み込まれ腰部がサポートされているという安心感を与え、かつ体圧のさらなる分散に寄与するために、ベース部2の上面に、想定する着座者の平均的な体形の成人の臀部形状を模して着座面S1を形成するにあたり、着座面S1が、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方支持面S3を含むように形成してある。すなわち、平面視した形状が略矩形状(矩形状には正方形を含む)のブロック状に形成されたベース部2の後部側の上面を、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側に沿って凹状に後方に向かって斜め上方に湾曲させることによって、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持できるようにしている。
なお、着座者の臀部の後部は、より具体的には、着座者の座骨結節の位置よりも後方側に位置する臀部である。
このように、着座面S1が、着座面から連続して湾曲する湾曲面からなる後方支持面S3を有することで、着座者の臀部を支持する面積を広くすることができ、体圧をより有効に分散させることができる。しかも、着座者は、臀部の側部側が側部支持片3で支持されていることと相俟って、臀部全体が包み込まれるような感覚を強く感じるようになり、安心感も増してくる。これらの相乗効果によって、着座時の快適性をより向上させることができる。
なお、着座者の臀部の側部は、より具体的には、着座者の座骨結節の位置よりも左方側あるいは右方側に位置する臀部である。
なお、着座者の臀部の側部は、より具体的には、着座者の座骨結節の位置よりも左方側あるいは右方側に位置する臀部である。
また、後方支持面S3を含むように着座面S1を形成する場合、側部支持片3には、側方支持面S2から連続して湾曲する湾曲面からなり、後方支持面S3とともに、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方補助支持面S4を有する延設部30を設けることもできる。後方補助支持面S4は、他の面S1,S2,S3とともに、想定する着座者の平均的な体形の成人の臀部形状を模して形成することができ、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側に沿って、凹状に湾曲する湾曲面として形成される。
このような延設部30を側部支持片3に設けた場合、延設部30は側部支持片3と隣接し他片は自由端であるため、着座により体重が負荷された際、側部支持片3が左右に開くとともに、側部支持片3との連結部を支点とし、延設部30が後方へ開くように動作する。異なる方向への変形が同時に行われることで、延設部30は臀部に対し斜め後方へ曲げ変形することとなり、体圧をより有効に分散させることができるとともに、臀部と着座面とがより密接し、着座者は、臀部全体が包み込まれるような感覚をより強く感じるようになる。また、延設部30は、後方補助支持面S4に加わる荷重によって、ベース部2の後方支持面S3が形成された部位からの干渉を受けることなく、下方に曲げ撓み変形するが、その際、側部支持片3とともに、着座者の身体の傾きを押し戻す戻そうとする抗力を生じさせることもできる。
なお、上記のような曲げ撓み変形をより促す観点から、延設部30の下面が、少なくとも側部支持片3との連接部において、側部支持片3の左右方向に沿って下方に凸の円弧状に湾曲することが好ましい。
なお、上記のような曲げ撓み変形をより促す観点から、延設部30の下面が、少なくとも側部支持片3との連接部において、側部支持片3の左右方向に沿って下方に凸の円弧状に湾曲することが好ましい。
また、着座者の姿勢を安定に保つために、ベース部2の前部には、着座姿勢にある着座者の大腿部を下方から支持する大腿部支持面S5を有する大腿支持部4を延設することもできる。
大腿支持部4をベース部2の前部に延設するにあたり、大腿支持部4は、ベース部2よりも幅広となるように設けられているのが好ましい。
着座者が着座用クッション体1に着座すると、着座用クッション体1は、着座者の体重によって、着座用クッション体1が載置された座面に、ベース部2の下面が押し付けられることによって固定される。このとき、ベース部2の前部に、ベース部2よりも幅広となるように、大腿支持部4を延設することで、座面に押し付けられる部位が略T字状となる。その結果、着座用クッション体1上で着座者が身じろいだりしても、座面上の着座用クッション体1が左右に傾いたりするのを抑制することができ、着座者の姿勢をより安定に保つことができる。このような効果がより有効に奏されるように、大腿支持部4の下面は、ベース部2の下面と面一な平面に形成するのが好ましい。
着座者が着座用クッション体1に着座すると、着座用クッション体1は、着座者の体重によって、着座用クッション体1が載置された座面に、ベース部2の下面が押し付けられることによって固定される。このとき、ベース部2の前部に、ベース部2よりも幅広となるように、大腿支持部4を延設することで、座面に押し付けられる部位が略T字状となる。その結果、着座用クッション体1上で着座者が身じろいだりしても、座面上の着座用クッション体1が左右に傾いたりするのを抑制することができ、着座者の姿勢をより安定に保つことができる。このような効果がより有効に奏されるように、大腿支持部4の下面は、ベース部2の下面と面一な平面に形成するのが好ましい。
図示する例において、大腿支持部4の左右両側縁部は、それぞれ側部支持片3の自由端側の端縁部と直列状に並ぶように形成されており、大腿支持部4の横幅W4は、着座用クッション体1の横幅W1と概ね一致する。そして、大腿支持部4の左右両側縁部に、着座者の大腿部の側部側を支持するサイドサポート40を立設することで、大腿の外転を制限することができる。特に重度の腰痛や筋力の衰えた高齢者が着座する際には、よりリラックスし安心感を向上させることができる。
また、大腿部支持面S5は、ベース部2側の面が、ベース部2の上面に形成された着座面S1から連続して前方に向かって斜め上方に湾曲しているのが好ましい(図7参照)。このようにすることで、ベース部2の上面に形成された着座面S1の最深部よりも、大腿部支持面S5側の方が高くなり、着座用クッション体1に着座したときの姿勢が、着座者の大腿部が前方に向かって若干上向いた姿勢になる。その結果、臀部や大腿部が過剰に前方へ滑り出し仙骨に大きな負担がかかる仙骨座りを効果的に予防し、骨盤が立った身体に負担が少ない正しい座り方へ誘導することができる。なお、従来の軟質なクッション材では同様の構造としても圧力を受けると容易に変形してしまうため、効果が十分に発揮できない場合があったが、本実施形態における発泡粒子成形体は適度な剛性を有しているため、その効果を十分に発揮することができる。
このような態様は、着座用クッション体1が、自動車や車椅子などの移動手段の座席の座面に載置して使用される場合に特に好適である。
このような態様は、着座用クッション体1が、自動車や車椅子などの移動手段の座席の座面に載置して使用される場合に特に好適である。
大腿支持部4の前後の長さL2は、ベース部2の前後の長さL1とともに、着座用クッション体1が載置されることが想定される座面の形状、大きさなどを考慮して適宜設計するが、着座者の膝窩部を圧迫し下肢の血流を妨げたり、神経を圧迫し、しびれを生じさせることは好ましくない。
このような不具合を回避するために、大腿支持部4の前端は、着座者の膝裏から60mm〜120mmの範囲において緩やかに厚みを減じ圧迫を回避する形態となっていることが好ましい(図7参照)。
なお、車椅子の座席など、一般的な座面に対して着座用クッション体を用いる場合、ベース部2の前後の長さL1は、200〜350mmとすることができ、大腿支持部4の前後の長さL2は、60〜300mmとすることができる。
このような不具合を回避するために、大腿支持部4の前端は、着座者の膝裏から60mm〜120mmの範囲において緩やかに厚みを減じ圧迫を回避する形態となっていることが好ましい(図7参照)。
なお、車椅子の座席など、一般的な座面に対して着座用クッション体を用いる場合、ベース部2の前後の長さL1は、200〜350mmとすることができ、大腿支持部4の前後の長さL2は、60〜300mmとすることができる。
また、座骨結節部は着座時、上半身の体重が最も集中する部分である。また座骨結節部には多数の神経や血管が集中し、多数の筋肉が付着している。従って、長時間の着座で座骨結節部への圧迫が続くと、うっ血し痛みを生じやすく、神経の圧迫によってしびれも生じやすいため、不快感が増してしまう。これに対する一般的な対策として、着座時に座骨結節が当接する座面に、厚みのある柔軟なクッション材を配置する方法があるが、この場合、シートクッションの厚みが増すため、着座位置が高くなり、既存の椅子に載置して使用する際に利便性が損なわれるおそれがある。
そのため、このような不具合を回避するために、ベース部2の上面に形成される着座面S1には、着座姿勢にある着座者の座骨結節に対応する位置に、座骨結節の圧迫を避けるための逃げ部5を設けるのが好ましい。
そのため、このような不具合を回避するために、ベース部2の上面に形成される着座面S1には、着座姿勢にある着座者の座骨結節に対応する位置に、座骨結節の圧迫を避けるための逃げ部5を設けるのが好ましい。
このような逃げ部5は、着座面S1に凹設された凹部として設けてもよく、ベース部2を貫通して穿設された貫通孔として設けてもよいが、ベース部2の厚みを変更することなく逃げ部5を形成するには、貫通孔として設けることが好ましい。
図示する例では、ベース部2の厚みが増して、着座位置が高くなってしまうことに起因する不都合が生じないように、ベース部2を貫通して穿設された貫通孔として設けられた逃げ部5を、次のように設計している。
すなわち、左右の座骨結節間の距離は、年齢、体格、性別などによって異なるが、十代の青少年を含め成人の場合、概ね70〜150mmの範囲に含まれる。この範囲から座骨結節間の距離を設定し(図示する例では、110mm)、これに基づいて、着座姿勢にある着座者の座骨結節に対応する二点を定め、それぞれの点を中心に、左右方向を短軸として短径40〜90mm(図示する例では、60mm)、前後方向を長軸として長径60〜120mm(図示する例では、100mm)の楕円を描き、この二つの楕円を含み、かつ、貫通孔の周縁の厚みが、一般的に成形可能とされる発泡粒子成形体の厚み6〜18mm(図示する例では、10mm)となるように貫通孔が形成されるようにして、逃げ部を設計している(図8参照)。
特に、貫通孔の周縁の厚みを前記範囲とすることで、発泡粒子成形体を型内成形する際に、周縁の開口部に座骨結節部周辺を落とし込むことができ、着座用クッション体1の良好な着座感を維持しつつ、着座用クッション体1全体の高さを抑えることができる。
すなわち、左右の座骨結節間の距離は、年齢、体格、性別などによって異なるが、十代の青少年を含め成人の場合、概ね70〜150mmの範囲に含まれる。この範囲から座骨結節間の距離を設定し(図示する例では、110mm)、これに基づいて、着座姿勢にある着座者の座骨結節に対応する二点を定め、それぞれの点を中心に、左右方向を短軸として短径40〜90mm(図示する例では、60mm)、前後方向を長軸として長径60〜120mm(図示する例では、100mm)の楕円を描き、この二つの楕円を含み、かつ、貫通孔の周縁の厚みが、一般的に成形可能とされる発泡粒子成形体の厚み6〜18mm(図示する例では、10mm)となるように貫通孔が形成されるようにして、逃げ部を設計している(図8参照)。
特に、貫通孔の周縁の厚みを前記範囲とすることで、発泡粒子成形体を型内成形する際に、周縁の開口部に座骨結節部周辺を落とし込むことができ、着座用クッション体1の良好な着座感を維持しつつ、着座用クッション体1全体の高さを抑えることができる。
このようにして逃げ部5を設計することで、様々な体形の不特定多数の着座者に対しても、座骨結節が圧迫を受けないようにすることができる。
また、同一の着座者であっても、着座の都度、その着座位置は微妙に変化し、長時間にわたって着座していると、着座用クッション体1上で身じろぎして、前後左右に着座位置を変えて座り直すこともあるが、そのような場合にあっても、座骨結節が圧迫を受けないようにすることができる。
また、同一の着座者であっても、着座の都度、その着座位置は微妙に変化し、長時間にわたって着座していると、着座用クッション体1上で身じろぎして、前後左右に着座位置を変えて座り直すこともあるが、そのような場合にあっても、座骨結節が圧迫を受けないようにすることができる。
また、着座時に、臀部の尾骨が圧迫されても、着座者は不快に感じてしまう。
このような不具合を回避するために、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方支持面S3には、着座姿勢にある着座者の尾骨に対応する位置に、尾骨の圧迫を避けるための逃げ部6を設けるのが好ましい。
このような不具合を回避するために、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方支持面S3には、着座姿勢にある着座者の尾骨に対応する位置に、尾骨の圧迫を避けるための逃げ部6を設けるのが好ましい。
このような逃げ部6は、後方支持面S3に凹設された凹部として設けてもよく、ベース部2を貫通して穿設された貫通孔として設けてもよいが、図示する例では、着座姿勢にある着座者の尾骨に対応する位置を窪ませた、凹部として設けてある(図7参照)。
以上、本実施形態における着座用クッション体1について説明したが、着座用クッション体1は、着座用クッション体1に触れた際の感触や、フィット感をさらに向上させるとともに、見栄えを良くして製品価値を高めるために、必要に応じて上面側に軟質クッション材を積層して、例えば、布製の袋状カバーなどに収容して使用することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
なお、図9は、本実施形態に係る着座用クッション体1の概略を示す斜視図であり、図10は、同平面図、図11は、同正面図、図12は、同側面図、図13は、同背面図、図14は、同底面図、図15は、図9のB−B端面図である。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
なお、図9は、本実施形態に係る着座用クッション体1の概略を示す斜視図であり、図10は、同平面図、図11は、同正面図、図12は、同側面図、図13は、同背面図、図14は、同底面図、図15は、図9のB−B端面図である。
前述した第一実施形態では、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側も支持できるように、ベース部2の後部側を後方に延長して、その延長した部位の上面に後方支持面S3を形成するようにしている。
これに対して、本実施形態では、後方支持面S3を有する後部支持片20をベース部2の後部から張り出すように、ベース部2と一体に成形することで、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持できるようにしている。
これに対して、本実施形態では、後方支持面S3を有する後部支持片20をベース部2の後部から張り出すように、ベース部2と一体に成形することで、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持できるようにしている。
すなわち、本実施形態における着座用クッション体1は、着座面S1から連続して湾曲する湾曲面からなる後方支持面S3を有し、後方支持面S3に加わる荷重によって曲げ撓み変形可能にベース部2の後部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後部支持片20を備えるように構成されている。
後部支持片20は、一端がベース部2に連接され、他端が自由端とされるように、ベース部2の後部から、片持ち梁状に斜め上方に張り出すようにして、ベース部2と一体に成形されている。これにより、着座者が着座した際に、後部支持片20の上面に形成された後方支持面S3に加わる荷重によって、後部支持片20が、ベース部2との連接部を支点として、反力を生じながら下方に曲げ撓み変形可能となり、除荷後は元の形状に復元するようにしてある。
後部支持片20の上面に形成される後方支持面S3は、ベース部2の上面に形成された着座面S1から連続して斜め上方に湾曲する湾曲面からなる。後方支持面S3は、平均的な体形の成人の臀部形状を模して、他の面S1、S2とともに、着座者の臀部形状に沿うように凹状に形成されるのは、第一実施形態の後方支持面S3と同様である。
本実施形態は、ベース部2の後部から張り出すように、ベース部2と一体に後部支持片20を成形し、その上面に、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方支持面S3を形成した点、側部支持片3に設けた延設部30を省略した点において、前述した第一実施形態と異なっている。これ以外の構成は、前述した第一実施形態と共通するため、重複する説明は省略する。
このような本実施形態によれば、着座者の臀部を支持する際に、側部支持片3とともに、後部支持片20も着座者の臀部形状に沿って曲げ撓み変形する。これによって、様々な体形の不特定多数の着座者に対して、体圧をより有効に分散させることができるため、より良好な着座感を与えることができ、着座時の快適性がより向上する。
また、着座者の身体が左右に傾いたときに、側部支持片3が着座者の身体を押し戻そうとするのと同様に、着座者の身体が後ろに傾いたときには、後方支持面S3に加わる荷重に抗する反力によって、後部支持片20が着座者の身体を押し戻そうとする。これにより、体への負荷が少ない正しい姿勢で着座するように誘導されるので、快適に着座することができる。
後部支持片20が、除荷後に安定して復元するとともに、後方支持面S3に加わる荷重に抗して十分な反力を生じながら良好に曲げ撓み変形するように、後部支持片20の厚みは、12〜40mmであるのが好ましい。後部支持片20の厚みが上記範囲に満たないと、十分な反力が得られず、除荷後の復元性も得られなくなってしまう虞がある。一方、上記範囲を超えると、曲げ撓み変形し難くなってしまう虞がある。
なお、後部支持片20の厚みは、後方支持面S3の法線方向に沿った後部支持片20の上下面間の長さをいうものとする。
なお、後部支持片20の厚みは、後方支持面S3の法線方向に沿った後部支持片20の上下面間の長さをいうものとする。
後部支持片20の下面は、後部支持片20の厚みが上記範囲内となるように、上面に形成された後方支持面S3の形状と概ね同じ形状となるように、湾曲した湾曲面として形成されていることが好ましい。成形型の加工を容易にするために、後部支持片20の下面は、後部支持片20の左右方向と、これに直交する張り出し方向とに沿って、それぞれ概ね一定の曲率で湾曲する下方に凸の湾曲面とすることができるのは、側部支持片3の場合と同様である。
後部支持片20の下面が、少なくともベース部2との連接部において、後部支持片20の左右方向に沿って下方に凸の円弧状に湾曲することにより、当該連接部の強度が向上するとともに、後方支持面S3に加わる荷重によって、後部支持片20が曲げ撓み変形する際に、より十分な反力が得られるようにすることができるのも、側部支持片3の場合と同様である。
また、後部支持片20はベース部2と連接する一方、他方は自由端であるため、着座により体重が負荷された際、ベース部2との連結部を支点とし後方へ開くように動作する。このため臀部により密接可能で包み込まれるような感覚を得ることができる。
また、後部支持片20はベース部2と連接する一方、他方は自由端であるため、着座により体重が負荷された際、ベース部2との連結部を支点とし後方へ開くように動作する。このため臀部により密接可能で包み込まれるような感覚を得ることができる。
また、本実施形態にあっては、後部支持片20をベース部2の後部から張り出すように設けて、後方支持面S3に加わる荷重によって曲げ撓み変形する後部支持片20が、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持するようにしているが、臀部の後部側は湾曲している。このため、後方支持面S3に荷重が加わる方向は、例えば、左側の面には左斜め後下方に向かって荷重が加わり、中央側の面には斜め後下方に向かって荷重が加わり、右側の面には右斜め後下方に向かって荷重が加わるというように、密接する臀部の部位によって異なってくる。
このことを考慮すると、後部支持片20は、後方支持面S3に加わる荷重の方向に応じて、二以上に分割して設けるのが好ましい。例えば、図16に示すように、後部支持片20を左右二つの分割体20a,20bからなるように構成することができる。このようにすることで、分割体20a,20bのそれぞれが、互いが干渉することなく、後方支持面S3に荷重が加わる方向に応じて曲げ撓み変形することができる。その結果、分割体20a,20bのそれぞれが、互いに独立して着座者の臀部形状に沿って曲げ撓み変形するようになり、体圧をより有効に分散できるようにもなる。
図16に示す例では、二つの分割体20a,20bが近接して設けられているが、両者の間隔を広くとって、一方の分割体20aを左寄りに設け、他方の分割体20bを右寄りに設けるようにしてもよい。特に図示しないが、左側、中央側、右側の三つの分割体からなるように、後部支持片20を設けてもよく、荷重が加わる方向に応じて、後部支持片20をさらに細分化して設けるようにしてもよい。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
なお、図17は、本実施形態に係る着座用クッション体1の概略を示す斜視図であり、図18は、同平面図、図19は、同正面図、図20は、同側面図、図21は、同背面図、図22は、同底面図である。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
なお、図17は、本実施形態に係る着座用クッション体1の概略を示す斜視図であり、図18は、同平面図、図19は、同正面図、図20は、同側面図、図21は、同背面図、図22は、同底面図である。
本実施形態は、前述した第二実施形態から、大腿支持部4と後部支持片20とを省略したものである。
すなわち、本実施形態における着座用クッション体1は、着座姿勢にある着座者の臀部を下方から支持する凹状に湾曲した湾曲面からなる着座面S1を有するベース部2と、ベース部2の着座面S1から連続して湾曲する湾曲面からなる側方支持面S2を有し、側方支持面S2に加わる荷重によって曲げ撓み変形可能にベース部2の側部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の左右両側部側を支持する一対の側部支持片3とからなるように構成されている。
これらの具体的な構成は、前述した第一実施形態と共通するため、重複する説明は省略する。
本実施形態は、本発明の最も簡略な実施形態であり、簡便に持ち運ぶことができ、キャンプなどの屋外レジャーの際にレジャー用の椅子類の座面に載置して使用したり、スポーツ観戦などの際に競技場に設置されたベンチ類の座面に載置して使用したりするのに特に好適である。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、前述した実施形態では、既存の椅子類などの座面に載置し、その上に着座することによって、より快適に着座できるように構成された例を示したが、本発明に係る着座用クッション体は、自動車や車椅子などの座席に芯材として埋設して使用することもできる。
[実施例]
第一実施形態の形状を有する着座用クッション体を作製した。
着座用クッション体は以下のように構成されていた。
・着座用クッション体の外形(上面視):390mm(前後方向)×400(左右方向)400mm
・発泡粒子成形体:ポリプロピレン系樹脂発泡体(見掛け密度:45kg/m3)
・JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重:33N
・JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、発泡粒子成形体の25%圧縮応力:0.28MPa
・側部支持片の厚み:22mm
・側部支持片の張り出し長さW3:120mm
上記着座用クッション体に着座したところ、長時間の着座であっても快適に着座することができた。
第一実施形態の形状を有する着座用クッション体を作製した。
着座用クッション体は以下のように構成されていた。
・着座用クッション体の外形(上面視):390mm(前後方向)×400(左右方向)400mm
・発泡粒子成形体:ポリプロピレン系樹脂発泡体(見掛け密度:45kg/m3)
・JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重:33N
・JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、発泡粒子成形体の25%圧縮応力:0.28MPa
・側部支持片の厚み:22mm
・側部支持片の張り出し長さW3:120mm
上記着座用クッション体に着座したところ、長時間の着座であっても快適に着座することができた。
1 着座用クッション体
2 ベース部
20 後部支持片
3 側部支持片
30 延設部
4 大腿支持部
40 サイドサポート
5 (座骨結節の圧迫を避けるための)逃げ部
6 (尾骨の圧迫を避けるための)逃げ部
S1 着座面
S2 側方支持面
S3 後方支持面
S4 後方補助支持面
S5 大腿部支持面
2 ベース部
20 後部支持片
3 側部支持片
30 延設部
4 大腿支持部
40 サイドサポート
5 (座骨結節の圧迫を避けるための)逃げ部
6 (尾骨の圧迫を避けるための)逃げ部
S1 着座面
S2 側方支持面
S3 後方支持面
S4 後方補助支持面
S5 大腿部支持面
Claims (10)
- 発泡粒子成形体製の着座用クッション体であって、
着座姿勢にある着座者の臀部を下方から支持する凹状に湾曲した湾曲面からなる着座面を有するベース部と、
前記着座面から連続して湾曲する湾曲面からなる側方支持面を有し、前記側方支持面に加わる荷重によって外方に曲げ撓み変形可能に前記ベース部の側部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の左右両側部側を支持する一対の側部支持片と
を備え、
JIS K 7221−1:2006に記載の操作に準じて測定された、前記発泡粒子成形体の曲げ撓み量20mm時の荷重が10〜150Nであり、JIS K 6767:1999に記載の操作に準じて測定された、前記発泡粒子成形体の25%圧縮応力が0.08〜7MPaであることを特徴とする着座用クッション体。 - 前記着座面が、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方支持面を含む請求項1に記載の着座用クッション体。
- 前記側部支持片に、前記側方支持面から連続して湾曲する湾曲面からなり、前記後方支持面とともに、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後方補助支持面を有する延設部を設けた請求項2に記載の着座用クッション体。
- 前記着座面から連続して湾曲する湾曲面からなる後方支持面を有し、前記後方支持面に加わる荷重によって外方に曲げ撓み変形可能に前記ベース部の後部から張り出して、着座姿勢にある着座者の臀部の後部側を支持する後部支持片を備える請求項1に記載の着座用クッション。
- 着座姿勢にある着座者の大腿部を下方から支持する大腿部支持面を有する大腿支持部が、前記ベース部の前部に、前記ベース部よりも幅広に延設された請求項1〜4のいずれか一項に記載の着座用クッション体。
- 前記大腿部支持面の前記ベース部側の面が、前記着座面から連続して前方に向かって斜め上方に湾曲している請求項5に記載の着座用クッション体。
- 前記大腿支持部の左右両側縁部に、サイドサポートを立設した請求項5又は6に記載の着座用クッション体。
- 前記ベース部の裏面と前記大腿支持部の裏面とが、面一な平面に形成された請求項5〜7のいずれか一項に記載の着座用クッション体。
- 前記着座面には、着座姿勢にある着座者の座骨結節に対応する位置に、座骨結節の圧迫を避けるための逃げ部を設けた請求項1〜8のいずれか一項に記載の着座用クッション体。
- 前記後方支持面には、着座姿勢にある着座者の尾骨に対応する位置に、尾骨の圧迫を避けるための逃げ部を設けた請求項1〜9のいずれか一項に記載の着座用クッション体。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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