JP2021010026A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。なお、本実施形態では、本願の開示する基板処理装置がRIE(Reactive Ion Etching)型のプラズマ処理装置である例について説明するが、基板処理装置は、表面波プラズマを利用したプラズマエッチング装置やプラズマCVD装置等に適用されてもよい。
上記第1の実施形態では、プラズマ処理期間以外の他の期間において複数の電極に互いに異なる電圧を印加し、プラズマ処理期間において静電チャック25とフォーカスリング30とで挟まれる空間に伝熱ガスを供給する例を説明した。しかしながら、開示の技術はこれには限られない。例えば、プラズマ処理期間においても所定の位置に配置された複数の電極に互いに異なる電圧を印加し、フォーカスリング30を静電チャック25に吸着させることで伝熱ガスのリーク量の増大を抑えることができる。具体的には、処理容器10内をクリーニングするためのプラズマが生成される期間であるクリーニング期間において、静電チャック25とフォーカスリング30とで挟まれる空間に伝熱ガスを供給する場合が想定される。この場合、クリーニング期間において、複数の電極に互いに異なる電圧を印加してもよい。そこで、第2の実施形態では、クリーニング期間において、複数の電極に互いに異なる電圧を印加する例を説明する。なお、第2の実施形態に係るプラズマ処理装置の構成は、第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の構成と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
10 処理容器
11 サセプタ
25 静電チャック
25a 中心部
25b 外周部
25c,25d 電極板
25d−1 内周側電極板
25d−2 外周側電極板
26,28−1,28−2 直流電源
30 フォーカスリング
35 伝熱ガス供給部
43 制御部
Claims (16)
- 処理空間を提供する処理容器と、
基板を載置するための静電チャックと、
前記基板が載置される領域を囲むように前記静電チャック上に設けられたフォーカスリングと、
前記静電チャックと前記フォーカスリングとで挟まれる空間に熱媒体を供給する供給部と、
前記静電チャック内部の、前記フォーカスリングに対応する領域に設けられた複数の電極と、
を備えたプラズマ処理装置を用いた静電吸着方法であって、
プラズマが生成される期間において、前記空間に前記熱媒体を供給する工程と、
前記プラズマが生成される期間以外の期間であって、前記処理容器内へ前記基板が搬入されている期間及び前記処理容器外へ前記基板が搬出されている期間において、前記複数の電極間に電位差を生じさせることにより前記フォーカスリングを吸着する工程と、
を含む静電吸着方法。 - 処理空間を提供する処理容器と、
基板を載置するための静電チャックと、
前記基板が載置される領域を囲むように前記静電チャック上に設けられたフォーカスリングと、
前記静電チャックと前記フォーカスリングとで挟まれる空間に熱媒体を供給する供給部と、
前記静電チャック内部の、前記フォーカスリングに対応する領域に設けられる複数の電極と、
を備えたプラズマ処理装置を用いて基板を処理するプラズマ処理方法であって、
前記処理容器内に前記基板を搬入して前記静電チャック上に載置する工程と、
前記複数の電極間に電位差を生じさせることにより前記フォーカスリングを吸着する工程と、
前記処理空間にプラズマを生成して、前記基板をプラズマ処理する工程と、
前記基板がプラズマ処理される期間において、前記空間に熱媒体を供給する工程と、
前記基板がプラズマ処理された後、前記処理容器から前記基板を搬出する工程と、
を備え、
前記フォーカスリングを吸着する工程は、前記プラズマが生成される期間以外の期間であって、前記処理容器内へ前記基板が搬入されている期間及び前記処理容器外へ前記基板が搬出されている期間において、前記複数の電極間に電位差を生じさせる、プラズマ処理方法。 - 前記フォーカスリングを吸着する工程は、前記空間に熱媒体が供給されない状態で行われる請求項2に記載のプラズマ処理方法。
- 前記フォーカスリングを吸着する工程は、前記複数の電極に互いに異なる極性の電圧を印加することにより、前記複数の電極間に電位差を生じさせる請求項2又は3に記載のプラズマ処理方法。
- 前記基板をプラズマ処理する工程において、前記複数の電極に電圧を印加する請求項2〜4のいずれか一つに記載のプラズマ処理方法。
- 前記基板を搬出する工程の後、前記空間に熱媒体が供給された状態で前記処理容器をクリーニングする工程をさらに備える請求項2〜5のいずれか一つに記載のプラズマ処理方法。
- 処理空間を提供する処理容器と、
基板を載置するための静電チャックと、
前記基板が載置される領域を囲むように前記静電チャック上に設けられたフォーカスリングと、
前記静電チャックと前記フォーカスリングとで挟まれる空間に熱媒体を供給する供給部と、
前記静電チャック内部の、前記フォーカスリングに対応する領域に設けられた複数の電極と、
プラズマが生成される期間において、前記供給部によって前記空間に前記熱媒体を供給し、前記プラズマが生成される期間以外の期間であって、前記処理容器内へ前記基板が搬入されている期間及び前記処理容器外へ前記基板が搬出されている期間において、前記複数の電極間に電位差を生じさせることにより前記フォーカスリングを吸着するよう制御する制御部と、
を備えるプラズマ処理装置。 - 前記制御部は、前記プラズマが生成される期間以外の期間において、前記空間に前記熱媒体が供給されない状態で、前記フォーカスリングを吸着する請求項7に記載のプラズマ処理装置。
- 前記制御部は、前記複数の電極に互いに異なる極性の電圧を印加することにより、前記複数の電極間に電位差を生じさせる請求項7又は8に記載のプラズマ処理装置。
- 前記プラズマが生成される期間は、前記基板をプラズマ処理するための期間と、前記基板をプラズマ処理するための期間の後に前記処理容器をクリーニングするための期間とを含む請求項7〜9のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置。
- 前記静電チャックは、前記静電チャックの中心領域に前記基板を吸着する基板吸着用電極と、前記複数の電極とを有し、
前記基板吸着用電極と、前記複数の電極とは、共通する一対の誘電膜中に設けられる、請求項2〜6のいずれか一つに記載のプラズマ処理方法。 - 前記静電チャックは、前記静電チャックの中心領域に前記基板を吸着する基板吸着用電極と、前記複数の電極とを有し、
前記基板吸着用電極と、前記複数の電極とは、共通する一対の誘電膜中に設けられる、請求項7〜10のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置。 - 処理空間を提供する処理容器と、
基板を静電吸着する基板載置領域と、
前記基板載置領域を囲むように設けられるフォーカスリングと、
前記フォーカスリングを静電吸着する複数の電極を備えるフォーカスリング載置領域と、
前記フォーカスリング載置領域とその上の前記フォーカスリングとで挟まれる空間に熱媒体を供給する供給部と、
前記処理容器内でプラズマが生成される期間において、前記供給部によって前記空間に前記熱媒体を供給し、前記プラズマが生成される期間以外の期間であって、前記処理容器内へ前記基板が搬入されている期間及び前記処理容器外へ前記基板が搬出されている期間において、前記複数の電極間に電位差を生じさせることにより前記フォーカスリングを吸着するよう制御する制御部と、
を備えるプラズマ処理装置。 - 前記制御部は、前記プラズマが生成される期間以外の期間において、前記空間に前記熱媒体が供給されない状態で、前記フォーカスリングを吸着する請求項13に記載のプラズマ処理装置。
- 前記制御部は、前記複数の電極に互いに異なる極性の電圧を印加することにより、前記複数の電極間に電位差を生じさせる請求項13又は14に記載のプラズマ処理装置。
- 前記プラズマが生成される期間は、前記基板をプラズマ処理するための期間と、前記基板をプラズマ処理するための期間の後に前記処理容器をクリーニングするための期間とを含む請求項13〜15のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置。
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