JP2021054387A - 車両構造 - Google Patents
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Abstract
Description
ダッシュパネルと、
前記ダッシュパネルの下方から車両前方に延びるサイドメンバーと、
前記サイドメンバーの前端部に連結されるクロスメンバーと、
前記ダッシュパネルの前方、且つ、前記サイドメンバーの車幅方向外側に配置されるフェンダーエプロンと、
前記フェンダーエプロンの車幅方向内側を覆うパネル部材と、
前記ダッシュパネル、前記クロスメンバー、前記フェンダーエプロン、及び前記パネル部材で囲まれる閉空間と、を備える。
前記クロスメンバーは、前記フェンダーエプロン及び前記パネル部材に接続されることによって前記閉空間を形成するボックス形状の端部を有し、
前記端部は、
前記フェンダーエプロン及び前記パネル部材に接続される側に設けられた開口と、
前記クロスメンバーの車幅方向外側に位置する外側面と、
前記フェンダーエプロンに接続される第一の面と、
前記パネル部材に接続される第二の面と、
前記外側面につながると共に、前記第一の面と前記第二の面とをつなぐ第三の面と、
前記外側面と前記第一の面との間の第一の稜線部、及び前記外側面と前記第二の面との間の第二の稜線部において、少なくとも前記開口側に設けられる切り欠きと、を有し、
車両前方から見た正面視で前記外側面と前記第三の面との間の第三の稜線部が、前記外側面における前記開口側の端縁よりも車幅方向内側に位置することが挙げられる。
<全体構成>
図1及び図2を参照して、実施形態1に係る車両構造1の概要を説明する。車両構造1は、車両の前部に設けられる。車両構造1は、図1に示すように、ダッシュパネル2と、サイドメンバー3と、クロスメンバー4と、フェンダーエプロン5と、パネル部材6とを備える。車両構造1の特徴の1つは、図2に示すように、ダッシュパネル2、クロスメンバー4、フェンダーエプロン5、及びパネル部材6で囲まれる閉空間10を備える点にある。以下、図3〜図5も適宜参照しつつ、車両構造1の各構成部材について詳しく説明する。なお、車両構造1は、車両の左右両側に配置される。車両構造1は、実質的に左右対称構造であるので、以下の説明では、右側部分を説明し、左側部分については説明を省略する。本実施形態において、車両の右側が運転席側である。
ダッシュパネル2は、車幅方向に沿って配置され、エンジンルームと車室とを隔てる部材である。車幅方向とは、車両左右方向のことである。ダッシュパネル2は、車両の左右両側に配置されるフロントピラー7間に設けられる。ダッシュパネル2の左右の端部は、図3に示すように、フロントピラー7に接続される。本例では、ダッシュパネル2の端部とフロントピラー7の内側面とが、溶接やボルト締結などの接合手段によって接合されている。溶接には、例えば、焼抜き栓溶接(SPW)、アーク溶接、スポット溶接などが挙げられる。図1〜図3及び図5に示すフロントピラー7は、フロントピラーのインナパネルである。
本例では、図3に示すように、ダッシュパネル2の下部にダッシュクロスメンバー21が設けられている。ダッシュクロスメンバー21は、車幅方向に沿って配置される。ダッシュクロスメンバー21は、上述した接合手段によって、ダッシュパネル2の前面に接合されている。
サイドメンバー3は、車両の左右両側に配置され、車長方向に沿って延びる。車長方向とは、車両前後方向のことである。サイドメンバー3は、ダッシュパネル2の下側を通り、ダッシュパネル2の下方から車両前方に延びるように設けられている。
クロスメンバー4は、車幅方向に沿って配置され、左右のサイドメンバー3間を連結する。本例では、クロスメンバー4は、サイドメンバー3の前端部に連結される本体部40と、本体部40の端部から車幅方向外側に延びる延長部41とを有する。本体部40は、車幅方向に延び、左右の外側部がサイドメンバー3の前端部に接続される。延長部41は、本体部40の外側部から車幅方向外側に延びる。延長部41の端部411がフロントピラー7の前端部に接続される。つまり、延長部41は、本体部40の端部とフロントピラー7との間を連結する。延長部41は、後述するエプロン部材50及びパネル部材6の前端部に配置される。具体的には、図1、図2に示すように、エプロン部材50及びパネル部材6の各前端面を覆うように延長部41が配置されている。図2では、延長部41を仮想線で示している。本例の延長部41は、エプロン部材50の形状に対応するように、車両前方から見て、車幅方向外側から内側に向かって下方に湾曲するように形成されている。
フェンダーエプロン5は、タイヤハウスを構成する部分であり、ダッシュパネル2の前方、且つ、サイドメンバー3の車幅方向外側に配置される。フェンダーエプロン5は、エプロン部材50を含んで構成される。本例のフェンダーエプロン5は、エプロン部材50と、エプロン部材50の上端部が接続されるフロントピラー7の前側部分とで構成される。本例では、エプロン部材50の上端部がフロントピラー7に接続され、フロントピラー7の一部がフェンダーエプロン5の一部を構成する車両を示している。エプロン部材50の上端部がフェンダーパネルに接続される車両の場合は、エプロン部材50とフェンダーパネルの内側によってフェンダーエプロン5が構成される。
エプロン部材50は、車両の左右両側に配置され、図示しないタイヤとエンジンルームとを仕切る部材である。本例のエプロン部材50は、図3、図5に示すように、フロントピラー7の車幅方向内側に設けられる。本例では、図3に示すように、エプロン部材50の後方に、サスペンション8の上部が取り付けられるサスペンションタワーが一体に形成されている。サスペンションタワーは、ダッシュパネル2の後方に配置されている。以下、サスペンションタワーをサスタワーと略記する。
エプロン部材50の材質は、例えば、金属や樹脂などが挙げられる。金属としては、例えば、鋼やアルミニウム合金などが挙げられる。本例では、エプロン部材50が金属製である。エプロン部材50は、例えば、鋳造や射出成形、プレス成形などによって製造される。
パネル部材6は、フェンダーエプロン5の車幅方向内側を覆う部材である。パネル部材6は、図5に示すように、エプロン部材50の車幅方向内側を覆い、エプロン部材50と間隔をあけて配置される。図1、図2に示すように、パネル部材6の前端部は、上述したクロスメンバー4の延長部41に接続される。パネル部材6の後端部は、上述したダッシュパネル2に接続される。本例では、パネル部材6の前端面と端部411の第二の面41bにおける後面側とが、上述した接合手段によって接合されている。また、パネル部材6の後端面が、上述した接合手段によって、ダッシュパネル2の前面に接合されている。パネル部材6には、上述したダッシュクロスメンバー21が貫通する切欠きが設けられている。この切欠き箇所にダッシュクロスメンバー21がSPWによって一部溶接されている。
パネル部材6の材質は、例えば、金属や樹脂などが挙げられる。金属としては、例えば、鋼やアルミニウム合金などが挙げられる。本例では、パネル部材6が金属製である。パネル部材6は、例えば、鋳造や射出成形、プレス成形などによって製造される。
本例では、図4に示すように、パネル部材6にビード61が設けられている。ビード61は、角部6cを跨ぐように二面6a、6bに設けられている。ビード61は、車長方向、即ち車両前後方向に対して交差する方向に延びる。具体的には、ビード61は、車長方向に直交する方向、換言すれば、車幅方向に沿って延びる。
上述したように、エプロン部材50の後部及びパネル部材6の後端部にダッシュパネル2が接続されると共に、エプロン部材50及びパネル部材6の各前端部にクロスメンバー4の延長部41が接続されることによって、図1、図2に示すように、閉空間10が構成される。本例の閉空間10は、エプロン部材50及びパネル部材6の互いに対向する内側面及び外側面と、ダッシュパネル2の前面と、延長部41の端部411と、フロントピラー7の内側面とで囲まれることにより構成されている。閉空間10は、完全な密閉空間でなくてもよい。例えば、各部材に貫通する孔やスリットなどが設けられていてもよいし、各部材同士の接続部に部分的に隙間が形成されていてもよい。
上述した実施形態1の車両構造1は、閉空間10を備えることで、前面衝突時の衝突荷重に対するダッシュパネル2前方の剛性を高めることができる。ダッシュパネル2の前方に閉空間10が形成されることで、オフセット衝突時の大荷重も効果的に受け止めることができる。また、クロスメンバー4の延長部41の端部411がエプロン部材50及びパネル部材6の各前端面に配置されていることで、エプロン部材50及びパネル部材6でも衝突荷重を受け止めることができる。更に、サイドメンバー3の前端部に対して、クロスメンバー4の本体部40の外側部及び延長部41の端部412が連結されていることで、サイドメンバー3でも衝突荷重を受け止めることができる。
実施形態2に係る車両構造1を図6、図7に基づいて説明する。実施形態2の車両構造1は、閉空間10を形成するためのクロスメンバー4における延長部41の端部411の構成が実施形態1と異なる。以下では、実施形態1との相違点を中心に説明し、実施形態1と共通する事項についてはその説明を省略することがある。図6は、クロスメンバー4の端部411を斜め前方から見ている。図7では、分かり易くするために、エプロン部材50の前端面、及びパネル部材6の前端面にハッチングを付している。
上述した実施形態2の車両構造1では、実施形態1の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
2 ダッシュパネル
21 ダッシュクロスメンバー
3 サイドメンバー
4 クロスメンバー
40 本体部、41 延長部
411,412 端部
41a 第一の面、41b 第二の面、41c 第三の面
41e 外側面
41o 開口
423 第三の稜線部
431 切り欠き
44 ビード
45 突片
5 フェンダーエプロン
50 エプロン部材
6 パネル部材
6a 上面、6b 側面、6c 角部
61 ビード
7 フロントピラー
8 サスペンション
10 閉空間
Claims (2)
- ダッシュパネルと、
前記ダッシュパネルの下方から車両前方に延びるサイドメンバーと、
前記サイドメンバーの前端部に連結されるクロスメンバーと、
前記ダッシュパネルの前方、且つ、前記サイドメンバーの車幅方向外側に配置されるフェンダーエプロンと、
前記フェンダーエプロンの車幅方向内側を覆うパネル部材と、
前記ダッシュパネル、前記クロスメンバー、前記フェンダーエプロン及び前記パネル部材で囲まれる閉空間と、を備える車両構造。 - 前記クロスメンバーは、前記フェンダーエプロン及び前記パネル部材に接続されることによって前記閉空間を形成するボックス形状の端部を有し、
前記端部は、
前記フェンダーエプロン及び前記パネル部材に接続される側に設けられた開口と、
前記クロスメンバーの車幅方向外側に位置する外側面と、
前記フェンダーエプロンに接続される第一の面と、
前記パネル部材に接続される第二の面と、
前記外側面につながると共に、前記第一の面と前記第二の面とをつなぐ第三の面と、
前記外側面と前記第一の面との間の第一の稜線部、及び前記外側面と前記第二の面との間の第二の稜線部において、少なくとも前記開口側に設けられる切り欠きと、を有し、
車両前方から見た正面視で前記外側面と前記第三の面との間の第三の稜線部が、前記外側面における前記開口側の端縁よりも車幅方向内側に位置する請求項1に記載の車両構造。
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JP2005170166A (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-30 | Nissan Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
JP2005238987A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両の前部構造 |
JP2012166742A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Mazda Motor Corp | 車両前部の補強構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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