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JP2021051128A - 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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JP2021051128A
JP2021051128A JP2019172649A JP2019172649A JP2021051128A JP 2021051128 A JP2021051128 A JP 2021051128A JP 2019172649 A JP2019172649 A JP 2019172649A JP 2019172649 A JP2019172649 A JP 2019172649A JP 2021051128 A JP2021051128 A JP 2021051128A
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山▲崎▼ 哲朗
Tetsuro Yamazaki
哲朗 山▲崎▼
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Abstract

【課題】サブフィールド駆動の温度補償において階調表現の品質の低下を防止する。【解決手段】フレーム期間を複数のサブフィールドに分割するとともに、当該複数のサブフィールドのうち、2つ以上を温度補償用とし、他の2つ以上を階調制御用とし、電気光学素子を、階調制御用のサブフィールドの各々にて階調レベルに応じてオンまたはオフさせ、第1温度において電気光学素子を、温度補償用のサブフィールドの各々にて階調レベル毎にオンまたはオフさせ、第1温度とは異なる第2温度に変化した場合に、階調レベル毎の階調変化量が、温度補償用のサブフィールドの各々に対応付けられたしきい値以上であるか否か判定し、しきい値以上である階調レベルに対応したサブフィールドにおけるオンまたはオフを第1温度のオンまたはオフから変更する。【選択図】図4

Description

本発明は、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置および電子機器に関する。
液晶素子や有機EL素子などの電気光学素子によって画像を表示する電気光学装置では、フレーム期間を分割した複数のサブフィールド毎に、画素に対応する電気光学素子をオンまたはオフのいずれかに駆動する技術が知られている。なお、ELとは、Electro Luminescenceの略語である。
サブフィールド駆動において、中間階調は、フレーム期間においてオンまたはオフで駆動する時間の占める割合を変化させることによって表現される。なお、フレーム期間とは、上位装置からの映像データで指定される映像の1コマを表示するのに要する期間をいう。
電気光学素子の電気的な変化に対する光学的な応答特性は温度に依存して変化する。例えば電気光学素子が液晶素子であれば、温度に対して、液晶の粘性が変化するので、温度が異なれば、フレーム期間においてオンする時間の占める割合が同じでも、表現される階調が異なってしまう。
そこで、サブフィールド駆動において温度に起因して階調の変化を補償するために、階調制御用のサブフィールドとは別に、温度補償用のサブフィールドを設けて、当該温度補償用のサブフィールドにおける期間長を温度に応じて可変に制御する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−177030号公報
しかしながら、上記技術では、温度を補償する場合に、電気光学素子を階調レベルに依らずに一律にオンさせるので、階調表現の品質が低下しやすい、という課題がある。
上記課題の一つを解決するために、本開示の一態様に係る電気光学装置の駆動方法は、走査線とデータ線とに対応して設けられ、前記走査線の選択時に、オンまたはオフに対応するデータ信号に応じて駆動される電気光学素子を、指定された階調レベルに応じた明るさとなるように制御する電気光学装置の駆動方法であって、フレーム期間を複数のサブフィールドに分割するとともに、当該複数のサブフィールドのうち、2つ以上を温度補償用とし、他の2つ以上を階調制御用とし、前記電気光学素子を、前記階調制御用のサブフィールドの各々にて前記階調レベルに応じてオンまたはオフさせ、第1温度において前記電気光学素子を、前記温度補償用のサブフィールドの各々にて前記階調レベル毎にオンまたはオフさせ、前記第1温度とは異なる第2温度に変化した場合に、前記階調レベル毎の階調変化量が、前記温度補償用のサブフィールドの各々に対応付けられたしきい値以上であるか否か判定し、前記しきい値以上である階調レベルに対応したサブフィールドにおけるオンまたはオフを前記第1温度のオンまたはオフから変更する。
また、本開示については、電気光学装置の駆動方法だけでなく、電気光学装置としても表現可能である。
電気光学装置における液晶パネルの構成を示す図である。 液晶パネルを示す斜視図である。 液晶パネルの構造を示す断面図である。 電気光学装置な構成を示すブロック図である。 液晶パネルにおける画素の等価回路を示す図である。 サブフィールドを示す図である。 第1実施形態において階調レベルに対する液晶素子の透過率が温度によって変化する例を示す図である。 階調レベル毎の透過率変化量の例を示す図である。 温度補償用のサブフィールドに対応付けられるしきい値の例を示す図である。 階調レベルの変化に対する補償用のサブフィールドのコードを示す図である。 電気光学装置の温度補償の動作を示す図である。 電気光学装置において選択される走査線の時間的推移を示す図である。 第1実施形態において温度変化に対する改善の例を示す図である。 第2実施形態において階調レベルの変化に対する温度補償用のサブフィールドのコードを示す図である。 第3実施形態において階調レベルの変化に対する温度補償用のサブフィールドのコードを示す図である。 第3実施形態の温度補償用のサブフィールドに対応付けられるしきい値の例を示す図である。 電気光学装置を適用した液晶プロジェクターを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る電気光学装置の液晶パネル100の構成を示す図である。この液晶パネル100は、透過型であり、例えば液晶プロジェクターのライトバルブとして用いられる。液晶パネル100は、矩形状の表示領域で開口する枠状のケース72に収納される。液晶パネル100にはFPC基板74の一端が接続されている。なお、FPCとは、Flexible Printed Circuitsの略語である。FPC基板74の他端には、複数の端子76が設けられて、図1では省略された表示制御回路に接続される。FPC基板74には、当該表示制御回路から複数の端子76を介してデータ信号や制御信号が供給される。
図2は、液晶パネル100を示す斜視図であり、図3は、図2におけるH−h線で破断した断面図である。
これらの図に示されるように、液晶パネル100は、画素電極118が設けられた素子基板100aと、コモン電極108が設けられた対向基板100bとが、図示省略のスペーサーを含むシール材90によって一定の間隙を保ちつつ、互いに電極形成面が対向するように貼り合わせられ、この間隙に液晶105が封入された構造である。
素子基板100aおよび対向基板100bとしては、それぞれガラスや石英などの光透過性を有する基板が用いられる。図2に示されるように、素子基板100aにおける一辺は、対向基板100bから張り出している。この張り出した領域に、上記一辺に沿って複数の端子106が設けられている。複数の端子106には、FPC基板74の一端が接続される。FPC基板74の他端は、表示制御回路に接続されて、上述した各種の信号が供給される。
素子基板100aにおいて対向基板100bに向かう面には、画素電極118が、例えばITOなどの透明性を有する導電層のパターニングによって形成される。なお、ITOは、Indium Tin Oxideの略語である。
なお、対向基板100bに設けられるコモン電極108は、銀ペースト等などの導通材(図示省略)によって、素子基板100aに形成された複数の端子106のいずれかに電気的に接続されて、時間的にほぼ一定の電圧Vcomが印加される。
また、素子基板100aの対向面および対向基板100bの対向面には、電極以外にも様々な要素が設けられるが、図では省略されている。
図4は、電気光学装置1の電気的な構成を示すブロック図であり、図5は、液晶パネル100における画素回路Pの等価回路を示す図である。図4に示されるように、電気光学装置1は、表示制御回路3と温度検出部40と液晶パネル100とを含む。このうち、表示制御回路3は、処理回路30と走査制御回路35とを含む。
液晶パネル100は、X方向に延在して形成されたm行の走査線112と、Y方向に延在して形成されたn列のデータ線114と、m行の走査線112およびn列のデータ線114との各交差に対応して形成された画素回路Pと、走査線駆動回路130と、データ線駆動回路140と、を含む。なお、m、nはいずれも2以上の整数である。
温度検出部40は、液晶パネル100の温度を検出し、検出した温度の情報Tmpを処理回路30に出力する。
表示制御回路3には、上位装置から映像データVid-inおよび同期信号Syncが供給される。映像データVid-inは、液晶パネル100で表示させる画像の階調レベルを画素毎に例えば10ビットで指定する。また、同期信号Syncには、画素の配列領域における走査開始を指示する垂直同期信号や、上記配列領域の水平走査の開始を指示する水平同期信号、および、映像データVid-inの1画素分のタイミングを示すドットクロック信号が含まれる。
表示制御回路3において、走査制御回路35は、同期信号Syncに基づいて、走査線駆動回路130、データ線駆動回路140および処理回路30を制御する。具体的には、走査制御回路35は、同期信号Syncに基づいて制御信号Xctr、Yctr、情報SfnおよびSlnを生成し、このうち、情報SfnおよびSlnを処理回路30に供給して、当該処理回路30を制御する。また、走査制御回路35は、制御信号Yctrおよび情報Slnによって走査線駆動回路130を制御し、制御信号Xctrによってデータ線駆動回路140を制御する。
なお、情報SfnおよびSlnについては、詳述するが、情報Slnは、走査線駆動回路130に選択させる走査線112を示す情報である。情報Sfnは、情報Slnにしたがって走査線112が選択される場合に、どのサブフィールドに対応するコードを出力すべきかを示す情報である。ここで、サブフィールドに対応するコードとは、サブフィールド毎に、画素回路Pに含まれる液晶素子を「ON」または「OFF」のいずれかで駆動すべきことを示す2値的な情報である。
処理回路30は、テーブルT1、T2およびT3を含む。このうち、テーブルT1には、階調レベルの「0」から「1023」までに対応して階調制御用のサブフィールドにおけるコードが記憶される。テーブルT2には、階調レベルの「0」から「1023」までに対応して温度補償用のサブフィールドにおけるコードが記憶される。また、テーブルT3には、階調レベルの「0」から「1023」までに対応した透過率変化量が記憶されている。
処理回路30は映像データVid-inで指定される階調レベルを、テーブルT1を参照して階調制御用のサブフィールドコードに変換して、一旦記憶し、情報SfnよびSlnに基づいてコードを読み出し、当該コードをデータ信号Vsfに変換して、データ線駆動回路140に供給する。
なお、本実施形態において、サブフィールドには、階調制御用とは別に、温度補償用のサブフィールドが設けられる。本実施形態では、温度補償用のサブフィールドにも液晶素子を「ON」または「OFF」のいずれかで駆動すべきこと示すコードが割り当てられるが、温度の情報Tmpに応じて当該コードが変更される。この変更については後述する。
走査線駆動回路130は、走査制御回路35から供給される制御信号Yctrおよび情報Slnにしたがって走査線112を1行ずつ選択して、選択した走査線112にHレベルの走査信号を供給し、選択していない走査線112にLレベルの走査信号を供給する。なお、図4では、上から順に1行目、2行目、3行目、…、m行目の走査線112に供給される走査信号をY1、Y2、Y3、…、Ymと表記している。
データ線駆動回路140は、処理回路30から出力されたデータ信号Vsfを、走査制御回路35から供給される制御信号Xctrにしたがって1行分ラッチし、走査線駆動回路130による走査線112の選択に合わせてデータ線114に出力する。なお、図4では、左から順に1列目、2列目、3列目、…、n列目のデータ線114に供給されるデータ信号をX1、X2、X3、…、Xnと表記している。
画素回路Pは、走査線112とデータ線114との交差に対応して設けられ、トランジスター116と液晶素子5とを含む。トランジスター116は、例えばNチャネル型の薄膜トランジスターであり、ゲート電極が走査線112に接続され、ソース電極がデータ線114に接続され、ドレイン電極が画素電極118に接続される。
上述したように画素電極118は、電圧Vcomが印加されたコモン電極108と対向し、さらに、両電極間に液晶105が封入されるので、液晶素子5は、一端を画素電極118とし、他端をコモン電極108として液晶105を挟持した容量と等価になる。
このような構成において、ある1行の走査線112と、ある1列のデータ線114との交差に対応する画素回路Pにおいて、当該走査線112に供給される走査信号がHレベルになると、当該画素回路Pでは、トランジスター116がオンする。このため、当該画素回路Pにおいて液晶素子5の画素電極118には、当該データ線114に供給されたデータ信号の電圧が印加される。
当該走査線112に供給される走査信号がLレベルになると、トランジスター116がオフするが、液晶素子5は、トランジスター116がオンのときに画素電極118に印加された電圧とコモン電極108に印加された電圧Vcomとの差電圧が、その容量性により保持される。
素子基板100aおよび対向基板100bの各対向面には、それぞれ液晶105における分子方向が所定方向に配向させる配向膜が設けられる一方、その各背面側には、吸収軸が配向方向に応じた方向になるように、偏光子がそれぞれ設けられている。
本実施形態において、液晶素子5をノーマリーブラックモードとした場合、画素回路Pでは、液晶素子5の保持電圧がゼロであれば、透過率が最小となる一方、保持電圧が高くなるにつれて、透過率が徐々に増加する。配向膜や偏光子などについては、本件とは直接関係しないので、その図示について省略されている。
なお、ここでは液晶パネル100を透過型としているので、透過率としているが、反射型であれば、透過率を反射率として読み替えることができる。また、電気光学素子としてOLEDのような自発光型を用いるのであれば、明るさを示す比率に読み替えることができる。
ノーマリーブラックモードにおいて、最も暗い状態の透過率を0%とし、最も明るい状態の透過率を100%として正規化したとき、液晶素子への印加電圧のうち、相対透過率が10%となる電圧を光学的しきい値電圧といい、相対透過率が90%となる電圧を光学的飽和電圧という。
電圧変調方式において、画素回路Pを中間階調とさせる場合であれば、液晶素子5には、光学的しきい値以上であって光学的飽和電圧以下の電圧が印加されるように設計される。このように設計されると、画素回路Pの透過率は、液晶素子への印加電圧に反映した値となる。
電圧変調方式に対して、本実施形態ではサブフィールド駆動方式であるから、液晶素子5への印加電圧を飽和電圧以上とするオン、または、しきい値電圧以下のオフのいずれか一方で駆動する構成となっている。この構成において、画素回路Pにおいて中間階調を表現するために、フレーム期間を複数に分割したサブフィールドを単位として液晶素子5をオンまたはオフで駆動して、フレーム期間にわたったオンまたはオフで駆動する期間の配分を制御する構成となっている。
図6は、本実施形態におけるサブフィールドの配列の一例を示す図である。この図に示されるように、フレーム期間1Fは、時間的な順序でみて、4個のグループG1〜G4に分割されるとともに、各グループではさらに5個のサブフィールドに分割される。したがって、フレーム期間1Fは、計20個のサブフィールドに分割される。
4個のグループのうち、時間的に第1番目のグループG1は、サブフィールドC_Sf1およびSf1〜Sf4を含み、第2番目のグループG2は、サブフィールドC_Sf2およびSf5〜Sf8を含み、第3番目のグループG3は、サブフィールドC_Sf3およびSf9〜Sf12を含み、第4番目のグループG4は、サブフィールドC_Sf4およびSf13〜Sf16を含む。
なお、20個のサブフィールドの期間長は、次のように設定されている。具体的には、グループG1でいえば、サブフィールドC_Sf1の期間長が最も短く、以下、サブフィールドSf1、Sf2、Sf3およびSf4の期間が、この順で長く設定される。同様に、グループG2においても、サブフィールドC_Sf2、Sf5、Sf6、Sf7、Sf8の順で期間長が長く設定される。グループG3においても、サブフィールドC_Sf3、Sf9、Sf10、Sf11、Sf12の順で期間長が長く設定され、グループG4においても、サブフィールドC_Sf4、Sf13、Sf14、Sf15、Sf16の順で期間長が長く設定される。
本実施形態では、映像データVidで指定される階調レベルに応じて液晶素子5をオンするか、または、オフするかを指定するコードについて、次のような特性となるように、16個のサブフィールドSf1〜Sf16に割り当てられる。
図7は、階調レベルに対する液晶素子5の透過率の特性を示す図である。図において横軸は階調レベルである。本実施形態では、階調レベルが10ビットであるから、十進値に換算した場合には「0」から「1023」までの整数となる。また、図において縦軸は正規化された透過率である。
基準温度(例えば60℃)において階調レベルと透過率との関係は、太い実線で示されるように、リニアな特性ではなく、ヒトの被視感度を考慮して、ガンマ係数が「2.2」である弓なりの特性である。なお、この特性が目標とする特性である。
ある階調レベルにおいて液晶素子5を、サブフィールドSf1〜Sf16の各々でオンまたはオフとするかについては、図7に示される特性において当該階調レベルに対応する透過率に近づけるように設定される。このような設定が階調レベルの1024通りのすべてに対応して実行されて、階調レベルの「0」から「1023」までの各々についてサブフィールドSf1〜Sf16のコードが例えばテーブルT1(図4参照)として処理回路30に記憶される。なお、具体的なテーブルの内容については図示を省略する。
階調レベルに対する透過率は、基準温度では、ほぼ図7における太い実線であるが、液晶パネル100の温度が基準温度から上昇した場合に細い実線で示されるように変化し、逆に基準温度から低下した場合に破線で示されるように変化する。詳細には、液晶パネル100の温度が上昇した場合、階調レベルA未満の低階調側では透過率が上昇し、階調レベルA以上の高階調側では透過率が低下するのに対して、液晶パネル100の温度が低下した場合、低階調側では透過率が低下し、高階調側では透過率が上昇する。
なお、階調レベルAは、液晶パネル100によって異なるが、この説明では例えば十進値で「768」としている。
また、基準温度を例えば60℃としている理由は、液晶パネル100を液晶プロジェクターに用いた場合に、当該液晶プロジェクターを使用する場合、環境温度に比べて照明光により加温されて比較的高温になりやすいからである。
ここで、第1実施形態では説明を簡略化するため、液晶パネル100が基準温度から低下する場合のみ、透過率特性の変化を補償する構成とする。
階調レベルAは、サブフィールドSf1〜Sf16の各期間長が固定であれば、図7に示されるように温度変化に対して変動しない。このため、温度補償をするためには基準温度から低下した場合に、透過率を、階調レベルA未満の低階調側では上昇させ、階調レベルA以上の高階調側では低下させればよい。
そこで、第1実施形態では、第1に、階調レベルを制御するためのサブフィールドSf1〜Sf16とは別に、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4を設ける。第2に、温度が低下したときに、低階調側では透過率を上昇させるために、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対して基準温度では液晶素子5を「OFF」させるコードを割り当て、高階調側では透過率を低下させるために、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対して基準温度では液晶素子5を「ON」させるコードを割り当てる。
なお、厳密にいえば基準温度において、低階調側では、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に「OFF」のコードが割り当てられ、高階調側では、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に「ON」のコードが割り当てられるので、この割り当てを見越して、階調レベル毎にサブフィールドSf1〜Sf16のコードが、目標とする透過率となるように設定される。
次に、温度が低下したときに、具体的に、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードをどのように変更するかについて説明する。
図8は、液晶パネル100の温度が基準温度から例えば5℃低下した場合に、階調レベルの「256」から「261」までにおいて、液晶素子5の透過率がどのように変化するのかを示す図である。なお、透過率変化量とは、階調レベルに換算されている。例えば、図において階調レベルの「256」における透過率変化量の「−10.33」とは、階調レベルが「256」から「10.33」だけ低下した階調レベルの「245.67」に相当する透過率であることを意味する。
また、図8では、階調レベルの「256」から「261」までにおける透過率変化量を示しているが、実際には、階調レベルの「0」から「1023」までのすべてについて、透過率変化量が予め測定されて、テーブルT3(図4参照)として記憶される。
なお、階調レベルの「256」から「261」までは、いずれも階調レベルA未満であるから、温度が低下したときに、透過率が低下する。このため、図8において、透過率変化量は負の値で示されている。階調レベルA以上の階調レベルについては、温度が低下したときに、透過率が概ね上昇するので、特に図示しないが透過率変化量が正の値となる。
図8に示される透過率変化量は、概ね図7における破線で示される特性に沿っているが、階調レベル毎に差がある。このように階調レベル毎に透過率変化量に差がある状態で一律に補償をすると、ある階調レベルについては過補償となったり、別の階調レベルについては補償不足となったりしてしまう。
そこで、第1実施形態では、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4毎に、透過率変化量のしきい値を対応付け、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合に、ある階調レベルの透過率変化量がサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対応付けられたしきい値以上となったとき、当該階調レベルにおいて、当該サブフィールドのコードを変更する構成としている。
図9は、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4毎に対応付けられた透過率変化量のしきい値の一例を示す図である。
この図は、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合に、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードのうち、階調レベルA未満の階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てしきい値以上となったとき、当該階調レベルに対応するサブフィールドのコードを「OFF」から「ON」に変更されることを示している。
なお、図9の例では、透過率変化量が「3.5」ずつ低下するにつれて、サブフィールドC_Sf1、C_Sf3、C_Sf2、Sf4のコードが、この順で「ON」に変更されることを示している。
すなわち、第1実施形態では、ある階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てサブフィールドC_Sf1に対応付けられたしきい値以上であれば、当該サブフィールドC_Sf1のコードが「ON」に変更される。
また、ある階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てサブフィールドC_Sf3に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf1およびC_Sf3のコードが「ON」に変更される。
同様に、ある階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てサブフィールドC_Sf2に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf1、C_Sf2およびC_Sf3のコードが「ON」に変更される。
そして、ある階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てサブフィールドC_Sf4に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf1、C_Sf2、C_Sf3およびC_Sf4のコードが「ON」に変更される。
具体的には、処理回路30は、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃以上低下した場合に、階調レベルの「0」から「1023」までについて、温度補償用のサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを変更して、テーブルT2を書き換える。
図10は、階調レベルの「256」から「261」までにおけるサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードが、どのように変化するのかを示す図である。なお、階調レベルの「256」から「261」までは、いずれも階調レベルA未満である。このため、基準温度(補償前)におけるサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードは、いずれも「OFF」である。
液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合に、階調レベルの「256」の透過率変化は図8または図10に示されるように「−10.33」である。透過率変化の「−10.33」は、絶対値でみて図9におけるサブフィールドC_Sf3のしきい値以上であり、サブフィールドC_Sf2のしきい値未満である。この場合、処理回路30は、サブフィールドC_Sf1、C_Sf3のコードを、図10に示されるように、「OFF」から「ON」に変更し、サブフィールドC_Sf2、C_Sf4のコードを「OFF」に維持する。
また、階調レベルの「257」の透過率変化は「−14.71」である。透過率変化の「−14.71」は、絶対値でみて図9におけるサブフィールドSf4のしきい値以上である。この場合、処理回路30は、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを、すべて「OFF」から「ON」に変更する。
液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合に、図10における他の階調レベルの「258」から「261」までについても、同様にして、処理回路30は、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードのうち、透過率変化量がしきい値以上となるコードが変更される。なお、階調レベルA未満の他の階調レベルについても、特に図示しないが、同様にしてサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードが変更される。
一方、階調レベルA以上については、基準温度(補償前)におけるサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードは、いずれも「ON」である。このため、階調レベルA以上の階調レベルについては、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合、処理回路30は、透過率変化が絶対値でみてサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4の各しきい値以上であるか否かを判定し、しきい値以上であるサブフィールドのコードを「OFF」に変更する構成となる。
このような、温度に応じて温度補償用のサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4におけるコードを変更する動作については、次のようなフローチャートでまとめられる。
図11は、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4におけるコードの変更動作を示すフローチャートである。
まず、処理回路30は、温度検出部40から情報Tmpを取得して、液晶パネル100の温度を把握する(ステップS10)。
次に、処理回路30は、液晶パネル100の温度が所定範囲外であるか否かを判定する(ステップS11)。第1実施形態において所定範囲外とは、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃以上低下した場合をいう。
したがって、処理回路30は、液晶パネル100の温度が所定範囲外でなければ(ステップS11の判定結果が「No」であれば)、すなわち、液晶パネル100の温度が5℃以上低下していなければ、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4におけるコードとして基準温度のコードを用いる(ステップS12)。
なお、第1実施形態では、基準温度においてサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードは、階調レベルA未満であれば、いずれも「OFF」であり、階調レベルA以上であれば、いずれも「ON」である。
この後、液晶パネル100の温度変化に備えて、処理手順がステップS10に戻る。
一方、処理回路30は、液晶パネル100の温度が所定範囲外であれば(ステップS11の判定結果が「Yes」であれば)、すなわち、液晶パネル100の温度が5℃以上低下したならば、テーブルT3から、階調レベルの「0」から「1023」までに対応した透過率変化量を読み出す(ステップS13)。
次に、処理回路30は、読み出した透過率変化量と、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対応付けられたしきい値とを比較する(ステップS14)。
処理回路30は、ある階調レベルの透過率変化量が絶対値でみてサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対応付けられたしきい値以上であれば、しきい値以上であるサブフィールドのコードを基準温度のコードから変更する(ステップS15)。
処理回路30は、透過率変化量とサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対応付けられたしきい値との比較、および、コードの変更を、階調レベルの「0」から「1023」までのすべてについて実行する。
また、以降において、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4については、変更したコードにしたがって液晶素子5がオンまたはオフに駆動される。
この後、液晶パネル100の温度変化に備えて、処理手順がステップS10に戻る。処理回路30は、ステップS10〜S15の処理を所定期間(例えば30秒)毎に繰り返し実行することで、液晶パネル100が基準温度から低下したときでも、階調レベルに対する透過率特性を、目標特性に近くなるように補償することができる。
なお、階調レベルに応じた階調制御用のサブフィールドSf1〜Sf16のコードは、温度によって変更されない。
本実施形態において、液晶パネル100の温度に応じたサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4およびSf1〜Sf4のコードは、次のようにして画素回路Pの液晶素子5にデータ信号として書き込まれる。
図12は、走査線112の行数である1行目からm行目までを縦軸にとり、経過時間を横軸とったときに、走査信号Y1〜Ymによって選択される走査線の時間的推移を示す図である。
走査線112の選択を仮に走査線毎の黒点で示したとき、走査線112は1行ずつ排他的に選択されるので、選択される走査線は、時間経過とともに順次1行目からm行目に移行する。このため、選択される走査線を示す黒点が、時間経過とともに、右下がりの連続点で示されることになり、図では、簡略的に表記するために右下がりの実線で示されている。
あるサブフィールドにおいて、i行目の走査線112が選択されたとき、j列目のデータ線114には、当該サブフィールドにおいて、i行j列の液晶素子5の「ON」または「OFF」を指定するコードに対応したデータ信号が供給される。このため、当該サブフィールドにおいて、i行j列の液晶素子5は、指定されたオンまたはオフで駆動される。
図13は、第1実施形態における階調レベルに対する透過率特性の改善を示す図である。詳細には、図13において、実線の細線は、ガンマ係数が「2.2」の目標とすべき特性である。液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合、破線が補償なしの場合の特性であり、図7における破線と同一であるのに対し、本実施形態では、実線の太線に示されるように、目標の特性に近づけることができる。
サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4を設けずに、サブフィールドSf1〜Sf16のコードを、温度変化に応じて変更する構成においても、階調レベルに対する透過率特性を目標特性に維持することは可能である。しかしながら、このような構成では、基準温度とは別に、想定される変化温度に対応したサブフィールドSf1〜Sf16のコードを定める必要がある。すなわち、透過率を測定する手間や、測定した透過率に対してどのようなコードをサブフィールドSf1〜Sf16に割り当てるべきかを定める必要があり、非常に煩雑である。
これに対して、本実施形態では、温度補償用のサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4を設けて、温度変化に対してサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードだけを変更し、サブフィールドSf1〜Sf16のコードについては変更しないので、上記手間に伴う煩雑さを回避するこができる。
また、各サブフィールドの期間長やフレーム周波数等を温度変化に応じて変更して、階調レベルに対する透過率特性を目標特性に維持することは可能である。しかしながら、この構成では、温度に応じてクロック等を変更する必要があり、構成の複雑化が避けられない。これに対して、本実施形態では、各サブフィールドの期間長やフレーム周波数等を温度変化に応じて変更しないので、上記構成と比較して、構成の複雑化を回避するこができる。
上述した第1実施形態では、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃以上低下した場合を問題としたが、例えば半分の2.5℃低下した場合について検討する。2.5℃低下する場合においても、各階調レベルの透過率変化量を予め測定して、例えばテーブル化し、実際に液晶パネル100の温度が2.5℃低下した場合には、5℃低下した場合と同様に、しきい値と比較して、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを変更する構成でも対応可能である。
ただし、液晶パネル100の使用が想定される温度にわたって、各階調レベルの透過率変化量を予め求めて測定して、温度毎にテーブル化しておくのは、透過率の測定に手間がかかるだけでなく、構成も複雑化するので、現実的ではない。
一方、透過率変化量と温度とは、ほぼリニアな関係にある。
すなわち、液晶パネル100の温度が2.5℃低下した場合における透過率変化量は、5℃低下した場合における透過率変化量の半分であると推定されるので、このことを利用した第2実施形態について説明する。
図14は、液晶パネル100の温度が基準温度から2.5℃低下した場合に、階調レベルの「256」から「261」までにおけるサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードが、どのように変化するのかを示す図である。図14に示されるように、液晶パネル100の温度が基準温度から2.5℃低下した場合の透過率変化量は、図10に示される透過率変化量、すなわち5℃低下した場合における透過率変化量の1/2としている。
液晶パネル100の温度が基準温度から2.5℃低下した場合に、階調レベルの「256」の透過率変化は図14に示されるように「−5.17」である。透過率変化の「−5.17」は、絶対値でみて図9におけるサブフィールドC_Sf1のしきい値以上であって、サブフィールドC_Sf2〜C_Sf4のしきい値未満である。このため、処理回路30は、液晶パネル100の温度が基準温度から2.5℃低下した場合(補償後)に、サブフィールドC_Sf1のコードのみを、図10に示されるように、「OFF」から「ON」に変更する。
なお、他の階調レベルについても、同様にして、液晶パネル100の温度が基準温度から2.5℃低下した場合に、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードのうち、透過率変化量がしきい値以上となるコードが変更される。
第2実施形態によれば、液晶パネル100の使用が想定される温度毎に、かつ、階調レベル毎に透過率変化量を測定する必要がない。
第2実施形態では、液晶パネル100の温度が2.5℃低下した場合を想定したが、例えば7.5℃、10℃、12.5℃低下した場合を想定してもよい。液晶パネル100の温度が7.5℃、10℃、12.5℃低下した場合における透過率変化量は、5℃低下した場合における透過率変化量のそれぞれ1.5倍、2倍、2.5倍とする。
具体的には、処理回路30は、基準温度と、透過率変化量を測定した温度(基準温度から5℃低下させた温度)との差に対する、情報Tmpで示される温度と基準温度との差に対する比率を、透過率変化量に乗じて補正し、当該補正した透過率変化量と、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4に対応づけられたしきい値との大小関係を判定し、当該判定結果に応じてサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを変更すればよい。
上述した第1実施形態および第2実施形態では、第1および第2の実施の形態では、液晶パネル100の温度が基準温度よりも低下した場合についてのみ補償する構成とした。
この場合に限られず、液晶パネル100の温度が基準温度よりも上昇した場合についても補償が可能である。
具体的には、液晶パネル100の温度が基準温度よりも上昇した場合、透過率特性は、図7において細い実線で示される特性になる。このため、単純には、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを、低階調側では透過率変化量に応じて「OFF」に、高階調側では透過率変化量に応じて「ON」に、変更する構成であればよい。
ただし、このような構成では、液晶パネル100が基準温度である場合に温度上昇に備えて、低階調側ではサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードの一部または全部を「ON」に設定し、実際に温度上昇したときに、当該「ON」のコードを「OFF」に変更する必要がある。このような設定では、階調レベルが最低の「0」であっても、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードが「ON」となっているものがあるので、液晶素子5の透過率が上昇し、いわゆる黒浮きが発生する結果、コントラストの低下を招く。
そこで、コントラストの低下を抑えつつ、液晶パネル100の温度が上昇した場合についても補償が可能な第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、第1に、階調レベルAよりも低階調側に階調レベルBを設け、基準温度において、当該階調レベルBよりも低階調側の階調レベルについてはサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードをすべて「OFF」に設定する。なお、階調レベルBは、例えば十進値で「64」である。
第2に、基準温度において、階調レベルB以上であって階調レベルA未満の階調レベルについてはサブフィールドC_Sf1およびC_Sf3のコードを「OFF」に、サブフィールドC_Sf2およびC_Sf4のコードを「ON」に、それぞれ設定する。
第3に、基準温度において、階調レベルA以上の階調レベルについてはサブフィールドC_Sf1およびC_Sf3のコードを「ON」に、サブフィールドC_Sf2およびC_Sf4のコードを「OFF」に、それぞれ設定する。
第4に、サブフィールドC_Sf1〜C_Sf4毎に対応付けられた透過率変化量のしきい値を例えば図15に示される内容とする。
なお、第3実施形態では、液晶パネル100の温度が基準温度から低下のみならず、上昇する場合にも対処するので、しきい値については、低温用のしきい値と高温用のしきい値とが用意される。詳細には、原則的に、液晶パネル100の温度が基準温度から低下した場合には、サブフィールドC_Sf1およびC_Sf3のコードを反転することで対処し、基準温度から上昇した場合には、サブフィールドC_Sf2およびC_Sf4のコードを反転することで対処する。
なお、第3施形態では、指定された階調レベルが階調レベルB以上であって階調レベルA未満である場合に、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下したとき、当該階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てサブフィールドC_Sf1に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf1のコードが「ON」に変更され、サブフィールドC_Sf3に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf1およびC_Sf3のコードが「ON」に変更される。
また、この場合に、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃上昇したとき、当該階調レベルにおける透過率変化量が絶対値で見てサブフィールドC_Sf2に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf2のコードが「OFF」に変更され、サブフィールドC_Sf4に対応付けられたしきい値以上であれば、サブフィールドC_Sf2およびC_Sf4のコードが「OFF」に変更される。
図15は、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合と、5℃上昇した場合とにおけるサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードが、どのように変化するのかを示す図である。
なお、図15では、階調レベルB未満として階調レベルの「61」から「63」までを例示し、階調レベルB以上であって階調レベルA未満として階調レベルの「256」から「261」までを例示している。
第3実施形態では、基準温度(補償前)において、当該階調レベルBよりも低階調側の階調レベルについてはサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードがすべて「OFF」であるので、温度が上昇した場合に透過率を低下させる方向の補償をすることができない。
具体的には、図15において、階調レベルの「61」では高温側の透過率変化量は「2.53」であり、この値は、絶対値でみて図16におけるサブフィールドC_Sf2の高温側しきい値の「+2.5」以上である。階調レベルの「61」において基準温度(補償前)のサブフィールドC_Sf2のコードは「OFF」であるので、原則に従えば、階調レベルの「61」におけるサブフィールドC_Sf2のコードを「OFF」から「ON」に変更すべきである。
ただし、階調レベルの「61」におけるサブフィールドC_Sf2のコードを「OFF」から「ON」に変更すると、透過率を上昇させる方向の補償になり、目的と合致しない。
このため、第3実施形態では、階調レベルBよりも低階調側では、温度が上昇した場合に例外的に透過率の補償をしない構成としている。
なお、図15において、階調レベルの「62」では低温側の透過率変化量が「−7.333」であり、この値は、絶対値でみて図16におけるサブフィールドC_Sf1の低温側しきい値の「−7.0」以上である。このため、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合、階調レベルの「62」におけるサブフィールドC_Sf1のコードが「OFF」から「ON」に変更される。
また、階調レベルB以上であって階調レベルA未満の範囲における階調レベルでは、液晶パネル100の温度が基準温度から変化した場合、上述したようにサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードが変更される。
例えば、当該範囲の階調レベルの「256」では、透過率変化量が低温側では「−10.33」であり、絶対値でみてサブフィールドC_Sf1における低温側しきい値の「−7.0」以上であって、サブフィールドC_Sf3における低温側しきい値の「−14.0」未満である。このため、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃低下した場合、サブフィールドC_Sf1のコードが「ON」に変更され、サブフィールドC_Sf3のコードは「OFF」に維持される。なお、この場合、サブフィールドC_Sf2およびC_Sf4のコードは変更の対象でないので、「ON」に維持される。
また、階調レベルの「256」では、透過率変化量が高温側では「+4.68」であり、絶対値でみてサブフィールドC_Sf2における低温側しきい値の「+2.5」以上であって、サブフィールドC_Sf4における高温側しきい値の「+5.0」未満である。このため、液晶パネル100の温度が基準温度から5℃上昇した場合、サブフィールドC_Sf2のコードが「OFF」に変更され、サブフィールドC_Sf4のコードは「ON」に維持される。なお、この場合、サブフィールドC_Sf1およびC_Sf3のコードは変更の対象でないので、「OFF」に維持される。
なお、階調レベルA以上の階調レベルについては液晶パネル100の温度が低下した場合には透過率を低下させ、上昇した場合には透過率を上昇させる必要がある。
このため、当該階調レベルについては、特に図示しないが、液晶パネル100の温度が5℃低下した場合には、透過率変化量に応じてサブフィールドC_Sf1または/およびC_Sf3のコードが「OFF」に変更され、温度が5℃上昇した場合には、透過率変化量に応じてサブフィールドC_Sf2または/およびC_Sf4のコードが「ON」に変更される。
また、第3実施形態では、第2実施形態のように透過率変化量に検出された温度の比率を乗じて、透過率変化量に補正する構成としてもよい。
このように第3実施形態によれば、コントラストの低下を抑えつつ、液晶パネル100の温度が低下する場合のみならず、上昇する場合についても補償が可能となる。
なお、上述した各実施形態では、液晶素子5をノーマリーブラックモードとして説明したが、液晶素子5の保持電圧がゼロであれば、透過率が最大となる一方、保持電圧が高くなるにつれて、透過率が徐々に低下するノーマリーホワイトモードにも適用可能である。
各実施形態では、液晶パネル100の温度が変化した場合に、処理回路30においてテーブルT2を書き換えて、温度補償用のサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを変更する構成としたが、温度別に温度補償用のサブフィールドC_Sf1〜C_Sf4のコードを記憶するテーブルを複数用意して、温度の情報Tmpに応じたテーブルを1つ選択する構成としてもよい。
また、温度補償用のサブフィールドおよび階調制御用のサブフィールドについての期間長、順番および個数については、図6に示される以外のものであってもよい。
例えば、温度補償用のサブフィールドの個数は「4」に限られず、「2」以上であればよい。また、温度補償用のサブフィールドの期間長は、同一である必要はなく、互いに異なっていてもよい。温度補償用のサブフィールドの期間長として、短および長の2種類をそれぞれ複数個設けてもよい。
走査線112の選択順序は、図12に示される順番に限られず、複数行を飛び越して選択し、各行の液晶素子5において異なるサブフィールドの期間を表現する構成としてもよい。
また、本開示については、電気光学装置のみならず、電気光学装置の駆動方法としても表現可能である。
上述した各実施形態において、液晶素子5が電気光学素子の一例である。基準温度が第1温度の一例であり、当該基準温度から5℃低いまたは高い温度が第2温度の一例であり、透過率変化量が階調変化量の一例である。第1実施形態において階調レベルAが所定のレベルの一例であり、第3実施形態において階調レベルBが第1レベルの一例であり、階調レベルAが第2レベルの一例である。
また、各実施形態においてサブフィールドC_Sf1が第1補償サブフィールドの一例であり、サブフィールドC_Sf2が第2補償サブフィールドの一例であり、サブフィールドC_Sf3が第3補償サブフィールドの一例であり、サブフィールドC_Sf4が第4補償サブフィールドの一例である。
次に、上述した電気光学装置1を用いた電子機器の一例について説明する。
図17は、電気光学装置1の液晶パネル100をライトバルブとして用いた3板式の液晶プロジェクターの構成を示す図である。図17に示されるように、液晶プロジェクター2100は、液晶パネル100R、100Gおよび100Bを備える。液晶パネル100R、100Gおよび100Bは、実施形態等における液晶パネル100と同様であり、上位装置(図示省略)から供給されるR、G、Bの各色に対応する映像データに基づいた透過像をそれぞれ生成する。
液晶プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット2102が設けられている。このランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によって、赤、緑および青の3原色に分離される。このうち、赤の光は液晶パネル100Rに、緑の光は液晶パネル100Gに、青の光は液晶パネル100Bに、それぞれ入射する。
なお、青の光路は、他の赤や緑と比較して長い。このため、青の光は、光路での損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して液晶パネル100Bに導かれる。
液晶パネル100Rでは、赤色成分のデータ信号が、走査線駆動回路130およびデータ線駆動回路140によって画素回路P毎に書き込まれる。液晶パネル100Rにおいて、画素回路Pにデータ信号が書き込まれると、当該データ信号に応じた透過率となる。このため、液晶パネル100Rでは、入射した赤の光の透過率が画素毎に制御されるので、表示すべき画像のうち、赤の成分の透過像が生成されることになる。
同様に、液晶パネル100Gおよび100Bでは、緑色成分のデータ信号および青色成分のデータ信号が、駆動回路によって画素毎に書き込まれて、それぞれ表示すべき画像のうち、緑および青の成分の透過像が生成される。
液晶パネル100R、100Gおよび100Bによってそれぞれ生成された各色の透過像は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、RおよびBの光は90度に屈折する一方、Gの光は直進する。したがって、各色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ2114によってカラー画像が投射される。
なお、液晶パネル100R、100Bによる各透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、液晶パネル100Gの透過像は直進して投射される。このため、液晶パネル100R、100Bによる各透過像は、液晶パネル100Gの透過像に対して左右反転した関係となっている。
1…電気光学装置、3…表示制御回路、5…液晶、30…処理回路、35…走査制御回路、100…液晶パネル、100a…素子基板、100b…対向基板、108…コモン電極、118…画素電極、130…走査線駆動回路、140…データ線駆動回路。

Claims (11)

  1. 走査線とデータ線とに対応して設けられ、前記走査線の選択時に、オンまたはオフに対応するデータ信号に応じて駆動される電気光学素子を、指定された階調レベルに応じた明るさとなるように制御する電気光学装置の駆動方法であって、
    フレーム期間を複数のサブフィールドに分割するとともに、当該複数のサブフィールドのうち、2つ以上を温度補償用とし、他の2つ以上を階調制御用とし、
    前記電気光学素子を、前記階調制御用のサブフィールドの各々にて前記階調レベルに応じてオンまたはオフさせ、
    第1温度において前記電気光学素子を、前記温度補償用のサブフィールドの各々にて前記階調レベル毎にオンまたはオフさせ、
    前記第1温度とは異なる第2温度に変化した場合に、前記階調レベル毎の階調変化量が、前記温度補償用のサブフィールドの各々に対応付けられたしきい値以上であるか否か判定し、前記しきい値以上である階調レベルに対応したサブフィールドにおけるオンまたはオフを前記第1温度のオンまたはオフから変更する
    電気光学装置の駆動方法。
  2. 前記第1温度において階調レベルが所定のレベル未満である場合に、前記電気光学素子を、前記温度補償用のサブフィールドのすべてでオフさせる、
    請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
  3. 検出された温度と前記第1温度との差に基づいて、前記階調レベル毎に測定された階調変化量を補正して、当該補正した階調変化量を前記しきい値と比較する、
    請求項1または2に記載の電気光学装置の駆動方法。
  4. 前記第1温度と前記第2温度との差に対する、前記検出された温度と前記第1温度との差の比率を、前記階調変化量に乗じて補正して、当該補正した階調変化量を前記しきい値と比較する、
    請求項3に記載の電気光学装置の駆動方法。
  5. 前記温度補償用のサブフィールドは、
    前記第1補償サブフィールド、前記第2補償サブフィールド、前記第3補償サブフィールドおよび前記第4補償サブフィールドを含み、
    前記第1補償サブフィールドには第1しきい値が対応付けられ、
    前記第2補償サブフィールドには第2しきい値が対応付けられ、
    前記第3補償サブフィールドには第3しきい値が対応付けられ、
    前記第4補償サブフィールドには第4しきい値が対応付けられる、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の電気光学装置の駆動方法。
  6. 前記第1しきい値、前記第3しきい値、前記第2しきい値および前記第4しきい値は、
    絶対値でみて、
    前記第1しきい値<前記第3しきい値<前記第2しきい値<前記第4しきい値
    の関係にあり、
    前記第1温度から低下した場合に、
    指定された階調レベルにおける階調変化量が、絶対値でみて前記第1しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第1補償サブフィールドにてオンさせ、
    当該階調変化量が、絶対値でみて前記第3しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第1補償サブフィールドおよび前記第3補償サブフィールドにてオンさせ、
    当該階調変化量が、絶対値でみて前記第2しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第1補償サブフィールド、前記第2補償サブフィールドおよび前記第3補償サブフィールドにてオンさせ、
    当該階調変化量が、絶対値でみて前記第4しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第1補償サブフィールド、前記第2補償サブフィールド、第3補償サブフィールドおよび前記第4補償サブフィールドにてオンさせる、
    請求項5に記載の電気光学装置の駆動方法。
  7. 前記第1しきい値、前記第3しきい値、前記第2しきい値および前記第4しきい値は、
    絶対値でみて、
    前記第1しきい値<前記第3しきい値、
    であって、
    前記第2しきい値<前記第4しきい値
    の関係にあり、
    指定された階調レベルが第1レベル以上であって第2レベル未満である場合、
    前記第1温度から低下したときに、
    当該階調レベルにおける階調変化量が、絶対値でみて前記第1しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第1補償サブフィールドにてオンさせ、
    当該階調変化量が、絶対値でみて前記第3しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第1補償サブフィールドおよび前記第3補償サブフィールドにてオンさせ、
    前記第1温度から上昇したときに、
    当該階調変化量が、絶対値でみて前記第2しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第2補償サブフィールドにてオフさせ、
    当該階調変化量が、絶対値でみて前記第4しきい値以上であれば、前記電気光学素子を前記第2補償サブフィールドおよび前記第4補償サブフィールドにてオフさせる、
    請求項1に記載の電気光学装置の駆動方法。
  8. 前記第1温度において階調レベルが第1レベル未満である場合に、前記電気光学素子を、前記温度補償用のサブフィールドのすべてでオフさせる、
    請求項7に記載の電気光学装置の駆動方法。
  9. 前記複数のサブフィールドの期間長は、温度変化に対して一定である、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の電気光学装置の駆動方法。
  10. 走査線とデータ線とに対応して設けられ、前記走査線の選択時に、オンまたはオフに対応するデータ信号に応じて駆動される電気光学素子を、指定された階調レベルに応じた明るさとなるように制御する電気光学装置であって、
    温度を検出する温度検出部と、
    フレーム期間を複数のサブフィールドに分割するとともに、当該複数のサブフィールドのうち、2つ以上を温度補償用とし、他の2つ以上を階調制御用とし、
    前記電気光学素子を、前記階調制御用のサブフィールドの各々にて前記階調レベルに応じてオンまたはオフさせ、
    前記温度検出部によって検出された温度が第1温度である場合に、前記電気光学素子を、前記温度補償用のサブフィールドの各々にて前記階調レベル毎にオンまたはオフさせる表示制御回路と、
    を含み、
    前記表示制御回路は、
    前記温度検出部によって検出された温度が前記第1温度とは異なる第2温度に変化した場合に、
    前記階調レベル毎の階調変化量が、前記温度補償用のサブフィールドの各々に対応付けられたしきい値以上であるか否か判定し、前記しきい値以上である階調レベルに対応したサブフィールドにおけるオンまたはオフを前記第1温度のオンまたはオフから変更する
    電気光学装置。
  11. 請求項10の電気光学装置を有する電子機器。
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