JP2020510485A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 第１組織を第２組織に固定する際の使用のためのアンカーシステムであって、前記アンカーシステムは四点二平面アンカーを備え、前記アンカーは、
   ａ．第１平坦アンカー要素であって、
   ｉ．第１近位連結部分と、
   ｉｉ．前記第１近位連結部分とは同一平面上に配置され、かつ、前記第１近位連結部分から遠位方向および横方向に離れるように延長する、対向するフックの遠位対と、
   を備える、第１平坦アンカー要素と、
   ｂ．第２平坦アンカー要素であって、
   ｉ．前記第１近位連結部分に対して相補的な第２近位連結部分と、
   ｉｉ．前記第２近位連結部分とは同一平面上に配置され、かつ、前記第２近位連結部分から遠位方向および横方向に離れるように延長する、対向するフックの遠位対と、
   を備える、第２平坦アンカー要素と、
   を備え、
   （ｉ）前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素は、前記第１近位連結部分および前記第２近位連結部分の締結により一緒に連結され、かつ（ｉｉ）前記アンカーは径方向に圧縮可能である、アンカーシステム。
2. 前記アンカーシステムは、前記アンカーの非圧縮直径よりも小さい内径を有する遠位管部分を備える回収装置をさらに備え、それにより、前記アンカーの前記遠位管部分内への近位方向の引き抜きが前記アンカーを径方向に圧縮するのに効果的である、請求項１に記載のアンカーシステム。
3. 前記回収装置の遠位管部分は、前記アンカーに接続される回収ワイヤを前記遠位管部分に通すように構成され、それにより、（ｉ）前記回収ワイヤを包囲する遠位管部分の遠位方向の前進が、前記遠位管部分の遠位先端部を前記アンカーの近位部分にもってくるのに効果的であり、かつ（ｉｉ）前記回収ワイヤの近位方向の引き抜きが、前記アンカーを前記遠位管部分内に引っ込ませ、前記遠位管部分内に収まるように収縮させるのに効果的である、請求項２に記載のアンカーシステム。
4. 前記遠位管部分は可撓性である、請求項２または３のどちらか一項に記載のアンカーシステム。
5. 前記回収装置は、前記遠位管部分の近位にあり、かつ近位管部分の遠位にある可撓接合部を備える、請求項２または３のどちらか一項に記載のアンカーシステム。
6. 前記アンカーの近位端部は扁長の弓形状を有する、請求項１乃至５の何れか一項に記載のアンカーシステム。
7. （ｉ）前記第１近位連結部分は、前記第１近位連結部分の後方側面と前方側面との間で延長するアパーチャを有し、（ｉｉ）前記第２近位連結部分は、（Ａ）近位突起体をそれぞれ備える１対の離間した近位アーム部であって、前記近位アーム部の近位突起体は互いに向かって突起し、前記近位突起体の間の近位側距離は、前記第１近位連結部分の後方側面から前方側面まで測定された厚さよりも小さい、近位アーム部と、（Ｂ）近位突起体をそれぞれ備える１対の離間した近位アーム部とを備え、（ｉｉｉ）前記第１近位連結部分および前記第２近位連結部分の締結は、前記第２近位連結部分の近位突起体の前記第１近位連結部分のアパーチャへの挿入およびラッチを含む、請求項１乃至６の何れか一項に記載のアンカーシステム。
8. 前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素のそれぞれは、１枚の超弾性物質から取得される、請求項１乃至７の何れか一項に記載のアンカーシステム。
9. 前記アンカーシステムは、長尺ニードルを備えるアプリケータを追加的に備え、前記アンカーは前記長尺ニードル内に配置され、前記対向するフックの遠位対は、前記長尺ニードル内に収まるように縮小状態に付勢される、請求項１乃至８の何れか一項に記載のアンカーシステム。
10. 前記アプリケータは、前記対向するフックの遠位対が遠位側で外向きに前記長尺ニードルの縦軸から前記第２の組織の中または向こうに延長するのを可能にするべく、前記長尺ニードルの遠位端部の外に前記アンカーを射出するように構成されたトリガ可能な前進機構を追加的に備える、請求項９に記載のアンカーシステム。
11. 前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素は一緒に連結し、前記第１平坦アンカー要素と前記第２平坦アンカー要素との間に７０度と１１０度との間の角度を形成するように構築される、請求項１乃至１０の何れか一項に記載のアンカーシステム。
12. 前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素は、垂直に一緒に連結するように構築される、請求項１乃至１１の何れか一項に記載のアンカーシステム。
13. 請求項１乃至１２の何れか一項に記載のアンカーシステムのアンカーを製造するための方法であって、前記方法は、
    ａ．少なくとも１枚の超弾性物質から前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素を取得することと、
    ｂ．前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素を、それらの面が互いに対して垂直な状態で位置決めすることと、
    ｃ．前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素を一緒に結合するべく、前記第１平坦アンカー要素および前記第２平坦アンカー要素を締結することと、
    を備える、方法。
14. 前記締結することは、前記第２平坦アンカー要素の近位突起体を前記第１平坦アンカー要素のアパーチャへ挿入およびラッチすることを含む、請求項１３に記載の方法。
15. 前記取得することは、圧断、切断、成型および鍛造からなる群より選択される技術を用いることによる、請求項１３または１４のどちらか一項に記載の方法。
16. 請求項２乃至５の何れか一項に記載のアンカーシステムのアンカーを回収するための方法であって、前記方法は、
    ａ．回収ワイヤを前記回収装置の遠位管部分に通すことであって、前記回収ワイヤは前記アンカーに接続されていることと、
    ｂ．前記アンカーの近位部分が前記遠位管部分内に挿入されるまで、前記回収ワイヤを包囲する遠位管部分を前進させることと、
    ｃ．前記アンカーが前記遠位管部分内に引っ込み、前記遠位管部分内に収まるように収縮するように、前記回収ワイヤを近位方向に引っ張ることと、
    を備える、方法。