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JP2020133986A - 貯蔵庫 - Google Patents

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JP2020133986A
JP2020133986A JP2019026631A JP2019026631A JP2020133986A JP 2020133986 A JP2020133986 A JP 2020133986A JP 2019026631 A JP2019026631 A JP 2019026631A JP 2019026631 A JP2019026631 A JP 2019026631A JP 2020133986 A JP2020133986 A JP 2020133986A
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優奈 都築
Yuna Tsuzuki
優奈 都築
山崎 拓也
Takuya Yamazaki
拓也 山崎
鈴木 義康
Yoshiyasu Suzuki
義康 鈴木
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Hoshizaki Corp
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Hoshizaki Corp
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Abstract

【課題】セキュリティを強化するとともに、両面扉が同時に開くことを防止可能なパススルー式の貯蔵庫を提供する。【解決手段】互いに異なる面に開口する貯蔵室13aを有する箱状の貯蔵庫本体13と、一面側を開閉可能な第1扉12と、他面側を開閉可能な第2扉12とを備える貯蔵庫において、第1ロック装置21によって第1扉12を施錠状態としておき、認証装置40によって使用者が認証された場合に、第1ロック装置21によって第1扉12を解錠状態とする第1扉認証時解錠処理と、その第1扉認証時解錠処理において第2扉11が開かれている場合には、第1ロック装置21によって第1扉12が解錠状態となることを禁止する第1扉解錠禁止処理と、を実行するように構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、貯蔵庫に関する。
下記特許文献1には、貯蔵庫としての冷却庫が記載されている。下記特許文献1に記載の貯蔵庫は、水平方向における両面側に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、貯蔵庫本体に取り付けられて貯蔵室の水平方向における一面側を開閉可能な第1扉と、貯蔵室の水平方向における他面側を開閉可能な第2扉と、を備えた構成のもの、平たく言えば、両面扉の貯蔵庫、いわゆるパススルー式の貯蔵庫である。
特開2006−46861号公報
上記特許文献1に記載のパススルー式の貯蔵庫は、例えば、一面側と他面側とがそれぞれ別の部屋に面する状態で設置し、それぞれの部屋から貯蔵庫を使用可能となる。しかしながら、このようなパススルー式の貯蔵庫は、当該貯蔵庫の所有者以外の者が、所有者がいる部屋とは別の部屋から使用する場合も多く、セキュリティの強化が望まれる。また、例えば、パススルー式の貯蔵庫の一面側と他面側とが、除菌等の空気の清浄化が行われている清潔空間と、空気の清浄化が行われていない非清潔空間とに、それぞれ面するように設置されている状態で、両方の扉を同時に開けてしまうと、非清潔空間の空気が清潔空間側に大量に流れ込んでしまう虞がある。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、セキュリティを強化するとともに、両面扉が同時に開くことを防止可能なパススルー式の貯蔵庫を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の貯蔵庫は、
互いに異なる面に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、
前記貯蔵庫本体に取り付けられて前記貯蔵室の一面側を開閉可能な第1扉と、
前記貯蔵庫本体に取り付けられて前記貯蔵室の他面側を開閉可能な第2扉と、
前記第1扉に対応して設けられ、駆動源を有して前記第1扉の施錠・解錠を行う第1ロック装置と、
前記第2扉に対応して設けられ、駆動源を有して前記第2扉の施錠・解錠を行う第2ロック装置と、
使用者の個人認証を行う認証装置と、
前記第1ロック装置および前記第2ロック装置を制御して前記第1扉および前記第2扉の施錠状態・解錠状態を切り替える施解錠切替部を有する制御装置と、を備え、
前記施解錠切替部は、
前記第1ロック装置によって前記第1扉を施錠状態としておき、前記認証装置によって使用者が認証された場合に、前記第1ロック装置によって前記第1扉を解錠状態とする第1扉認証時解錠処理と、
前記第1扉認証時解錠処理において前記第2扉が開かれている場合には、前記第1ロック装置によって前記第1扉が解錠状態となることを禁止する第1扉解錠禁止処理と、を実行するように構成されたことを特徴とする。
この構成の貯蔵庫は、異なる面に扉が設けられた、いわゆるパススルー式の貯蔵庫である。そして、この構成の貯蔵庫は、2つの扉に対してロック装置(いわゆる電子錠)が設けられるとともに、少なくとも一面側の扉である第1扉に対して認証装置が設けられた構成となっている。そして、この構成の貯蔵庫は、第1扉認証時解錠処理によって、第1扉を開くことができる使用者を登録された者のみに限定することで、所有者以外の者の使用を制限することができ、セキュリティ機能に優れたものとなる。また、第1扉は、第2扉が開けられている場合に第1ロック装置によって施錠されるため、両方の扉が開いた状態となることがなく、一方側の空間(非清潔空間)から他方側の空間(清潔空間)に空気が大量に流れ込んでしまうような事態を回避することができる。ちにみに、その第1ロック装置によって第1扉を施錠している間においては、認証装置が認証を受け付ける状態であっても、受け付けない状態であってもよい。なお、第2扉も、第1扉が開かれている場合に第2ロック装置によって施錠されるようにしてもよい。ただし、第2扉側は、当該貯蔵庫の所有者が主に使用することを想定しており、第1扉側を監視可能な構成として、第2扉側の使用者が第1扉側に注意を払って第2扉を開くようにしてもよい。
この構成における認証装置は、特に限定されず、生体認証装置や、カード,認証用コードを用いた認証装置等、種々のものを採用可能である。ただし、容易に施解錠を行うという観点からすれば、他の道具を用いない、生体認証装置を採用することが望ましい。また、この認証装置は、複数の扉の少なくとも一部のものを一括して施解錠させるものであるため、例えば、この認証装置を、扉ではなく、貯蔵庫本体に設けた構成とすることができる。この構成におけるロック装置は、ソレノイドやモータを用いて機械的に施錠を行う接触式のものであってもよく、電磁力によって施錠を行う非接触式のものであってもよい。
上記構成の貯蔵庫において、前記施解錠切替部は、前記第1扉が開かれている場合に、前記第2ロック装置によって前記第2扉を施錠状態とする第2扉施錠処理を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、第1扉側の使用者が認証装置によって認証され、その認証された使用者が第1扉を開けている場合に、第2扉が第2ロック装置によって自動で施錠されるため、第1扉が開いている場合に第2扉が開くことが防止され、非清潔空間から清潔空間に空気が大量に流れ込んでしまうような事態を確実に防止することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記第1扉側に設けられ、前記第1扉が施錠状態にあるか解錠状態にあるかを表す第1扉施解錠ランプと、前記第1扉側に設けられ、前記認証装置によって使用者の認証を行う状態にあるか否かを表す認証ランプと、を備えた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫において、第1扉施解錠ランプは、例えば、施錠状態にある場合に点灯し、解錠状態にある場合に消灯するようなものとすることができる。この第1扉施解錠ランプによって、第1扉側からの使用者が、認証装置によって認証されても、第2扉が開いているような場合に、第1扉施解錠ランプが点灯して、第1扉が施錠状態にあり、開くことができないことを容易に認識することができる。また、認証ランプは、例えば、認証装置によって認証を受け付けていて使用者の認証を行うことが可能な場合に点灯し、認証を受け付けていない状態あるいは認証を受け付けていても使用者の認証を行わない状態にある場合に消灯するようなものとすることができる。つまり、この認証ランプによって、第1扉側からの使用者が、例えば第2扉側が開けられていることにより、第1扉を開けることができないことを容易に認識することができる。また、先に述べた第2扉施錠処理を実行可能な構成とされている場合には、第2扉側に、第2扉が施錠状態にあるか解錠状態にあるかを表す第2扉施解錠ランプを設けることで、第2扉側からの使用者が、第2扉を開くことができるか否かを容易に認識することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記施解錠切替部は、前記第1扉が閉じられ、かつ、使用者の認証から一定時間経過した場合に、前記第1扉を前記第1ロック装置によって施錠する自動施錠処理を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、認証により解錠された扉を自動で施錠することができるため、よりセキュリティ機能に優れたものとなる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記施解錠切替部は、前記認証装置によって前記使用者とは異なる特定の者が認証された場合に、前記第1ロック装置を制御して前記第1扉を施錠状態とし、前記第1扉認証時解錠処理によって前記第1扉が解錠されることを禁止する特定者施錠処理を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、例えば、当該貯蔵庫の管理者(使用者とは異なる特定の者)の認証が行われた場合に、第1扉認証時解錠処理を受け付けないようにすること、詳しく言えば、認証されても解錠されない状態、あるいは、認証を受け付けない状態とすることができる。つまり、この構成の貯蔵庫は、管理者以外の解錠を禁止することができ、例えば、当該貯蔵庫を開閉することのない時間帯におけるセキュリティの強化を図ることができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記施解錠切替部は、前記認証装置によって前記使用者とは異なる特定の者が認証された場合に、前記第1ロック装置を制御して前記第1扉を解錠状態とし、前記自動施錠処理によって前記第1扉が施錠されることを禁止する特定者解錠処理を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、例えば、当該貯蔵庫の管理者(使用者とは異なる特定の者)の認証が行われた場合に、認証によるロック機能が働かない状態とすることができる。この構成の貯蔵庫によれば、例えば、大量に貯蔵庫への出し入れを行う場合や、当該貯蔵庫のメンテナンス等において、扉を開くたびに認証を行う必要がなく、効率的に作業を行うことが可能となる。
また、上記構成の貯蔵庫において、現在時刻を計時する時刻計時部を備え、前記施解錠切替部は、設定された時刻の間、前記認証装置によって使用者が認証された場合であっても前記第1扉認証時解錠処理によって前記第1扉が解錠状態となることを禁止する設定時刻解錠禁止処理を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、設定された時間帯において、第1扉認証時解錠処理を受け付けないようにすること、詳しく言えば、認証されても解錠されない状態、あるいは、認証を受け付けない状態とすることができる。つまり、この構成の貯蔵庫は、設定された時間は、第1扉の解錠を禁止することができるため、当該貯蔵庫を開閉することのない時間帯におけるセキュリティの強化を図ることができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記認証装置は、当該貯蔵庫における前記一面側に設けられた第1認証装置であり、当該貯蔵庫は、当該貯蔵庫における前記他面側に設けられた第2認証装置を備え、前記施解錠切替部は、前記第2ロック装置によって前記第2扉を施錠状態としておき、前記第2認証装置によって使用者が認証された場合に、前記第2ロック装置によって前記第2扉を解錠状態とする第2扉認証時解錠処理と、前記第2扉認証時解錠処理において、前記第1扉が開かれている場合には、前記第2ロック装置によって前記第2扉が解錠状態とすることを禁止する第2扉解錠禁止処理と、を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、第2扉側にも認証装置が設けられており、両方の扉を開くことができる使用者を登録された者のみに限定することで、よりセキュリティ機能に優れたものとなる。なお、この第2認証装置に対する第2ロック装置の制御は、上述した、第1認証装置に対する第1ロック装置の制御を、同様に採用することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、音によって周囲に対して報知を行う報知装置を備え、前記制御装置は、前記認証装置によって使用者が認証された場合に、前記報知装置によって使用者の認証が行われたことを報知する報知制御部を有する構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫によれば、認証装置によって認証されたか否かを、使用者および周囲の者が容易に認識することができる。なお、この構成における報知装置は、例えば、ブザー等の電子音で知らせるものであってもよく、音声によって知らせるものであってもよい
また、上記構成の貯蔵庫において、前記報知制御部は、前記認証装置によって使用者が認証された後、前記第1ロック装置によって前記第1扉を解錠状態としている間報知を行う構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、使用者および周囲の者が、第1扉が解錠状態であることを容易に認識することができ、例えば、使用者が、第1扉が開閉可能か否かを認識することで、再び施錠状態となった第1扉を開けようとして、大きな力が第1扉に加わるような事態を回避することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記報知制御部は、前記第1扉が解錠状態とされた後に前記第1扉が開状態とされ、前記第1扉が開状態のまま一定時間が経過した場合に報知を行うように構成することができる。
第1扉が閉状態となっていなければ、例えば、先に述べた自動施錠処理を実行可能とされていても、第1ロック装置によって施錠することができない。この構成の貯蔵庫によれば、周囲に第1扉が開状態のままであることが報知されるため、第1扉が開状態のまま放置されるような事態を回避することができる。なお、この構成における報知は、一定時間経過後、継続して行われてもよく、一定時間間隔で行われてもよい。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記制御装置は、前記認証装置によって使用者が認証された場合に、その認証された使用者による当該貯蔵庫に対する操作に係る情報である操作情報を記録する記録部と、前記記録部に記録された前記操作情報を表示装置に出力する操作情報出力部と、を有する構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、認証装置によって識別された使用者とその使用者が当該貯蔵庫に行った操作(例えば、扉を開けた時刻、扉を開けていた時間など)を記録し、いつでも閲覧することが可能である。したがって、この構成の貯蔵庫は、所有者でない者にも扉を開閉させるような場合に有効である。なお、この構成における表示装置は、貯蔵庫自体が備えているものであってもよく、貯蔵庫と配線や通信等によって接続された端末が備える表示装置であってもよい。
また、上記構成の貯蔵庫において、当該貯蔵庫は、外部の端末と通信によって接続されており、前記端末から特定の操作を入力可能とされるともに、前記端末に前記操作情報を送信可能とされた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、外部の端末によって管理すること、例えば、貯蔵庫の温度管理や庫内の監視等が可能な構成となっている。つまり、この構成の貯蔵庫は、同様に外部の端末から管理可能とされた機器と合わせて、統括して管理される対象となり、業務用の貯蔵庫として有効なものとなっている。
また、上記構成の貯蔵庫において、現在時刻を計時する時刻計時部を備え、前記施解錠切替部は、設定された時刻の間、前記第1ロック装置および前記第2ロック装置をオフ状態として前記第1扉および前記第2扉を解錠状態とする設定時刻解錠処理を実行するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、設定された時間帯に、認証によるロック機能が働かない状態とすることができる。この構成の貯蔵庫によれば、例えば、日常の定期的なメンテナンス等において、第1扉を開くたびに認証を行う必要がなく、効率的に作業を行うことが可能となる。
また、上記構成の貯蔵庫において、当該貯蔵庫の主電源が入れられた状態で、前記第1ロック装置および前記第2ロック装置をオフ状態として前記第1扉および前記第2扉を解錠状態とするためのロック機能オフスイッチを備えた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、ロック機能オフスイッチによって、容易に、認証によるロック機能が働かない状態とすることができる。この構成の貯蔵庫によれば、例えば、大量に貯蔵庫への出し入れを行う場合や、当該貯蔵庫のメンテナンス等において、扉を開くたびに認証を行う必要がなく、効率的に作業を行うことが可能となる。なお、セキュリティ強化の観点からすれば、このロック機能オフスイッチは、通常時において所有者以外の者が操作できないような箇所に設けることが望ましい。例えば、第2扉側を所有者が使用するような場合には、その第2扉側に設けることができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、警報処理を行う警報装置を備え、前記制御装置は、前記第1ロック装置によって施錠状態にある前記第1扉が開かれた場合、前記第2ロック装置によって施錠状態にある前記第2扉が開かれた場合に、前記警報装置を作動させるように構成することができる。
この構成の貯蔵庫における警報装置は、例えば、音による警報を鳴らしたり、通信によって接続された端末や警備会社等に警告を送信したりするものとすることができる。この構成の貯蔵庫によれば、セキュリティの強化を図ることができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記認証装置は、使用者の指紋を読み取ってその使用者の個人認証を行う指紋認証装置とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、認証装置が、指紋による生体認証装置に限定されており、使用者は、認証を得るために何も携帯しておく必要がなく、認証を容易に行うことができる。
本発明によれば、セキュリティを強化するとともに、両面扉が同時に開くことを防止可能なパススルー式の貯蔵庫を提供することができる。
本発明の第1実施例の貯蔵庫である冷却庫が設置された環境を示す斜視図である。 本発明の第1実施例の貯蔵庫である冷蔵庫の側面図である。 本発明の第1実施例の貯蔵庫である冷蔵庫の正面図である。 本発明の第1実施例の貯蔵庫である冷蔵庫の背面図である。 図4に示すロック装置の断面図である。 図3に示す冷蔵庫の正面パネルを外した状態を示す図である。 図4に示す指紋認証装置を拡大して示す図である。 図6に示す電装箱に収容された制御装置の機能構成を表すブロック図である。 使用者によってドアの開閉が行われる場合のタイミングチャートである。 図8に示す制御装置において実行される施解錠切替プログラムのフローチャートである。 正面側および背面側に設けられたランプの表示状態を示す図である。 記録部に記録された操作情報を閲覧した場合の画面の一例を示す図である。 第2実施例の貯蔵庫である冷蔵庫の正面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の第1実施例である貯蔵庫としての冷蔵庫10が設置された環境を、図1に示している。本実施例の冷蔵庫10は、水平方向における両面側にドア(扉)11,12が設けられた、いわゆるパススルー式の冷蔵庫である。そして、本冷蔵庫10は、2つの部屋R1,R2に跨る形で設置されており、正面ドア11が、第1の部屋R1に面するとともに、背面ドア12が、第2の部屋R2に面している。なお、本実施例においては、第1の部屋R1は、除菌等の空気の清浄化が行われている清潔空間であり、それに対して、第2の部屋R2は、空気の清浄化が行われていない非清潔空間となっている。
本冷蔵庫10は、図2に示すように、水平方向における両面に開口する複数の貯蔵室13a(図5参照)を有する箱状の冷蔵庫本体(貯蔵庫本体)13と、冷蔵庫本体13に対して回動可能に取り付けられて貯蔵室13aの一面側(正面側)を開閉可能な4枚の正面ドア(扉)11と、冷蔵庫本体13に対して回動可能に取り付けられて貯蔵室13aの他面側(背面側)を開閉可能な4枚の背面ドア(扉)12と、を備えている。4枚の正面ドア11は、図3に示すように、上下方向に2組配列された左右一対の扉からなる。また、4枚の背面ドア12も、図4に示すように、上下方向に2組配列された左右一対の扉からなる。
なお、以下の説明においては、図2における右側を本冷蔵庫10の正面側(前方側)と、左側を背面側(後方側)と、それぞれ呼ぶこととする。また、本冷蔵庫10の正面側からの視点での左右方向、つまり、図3における左右方向を、本冷蔵庫10の左右方向とする。また、以下の説明において、4枚の正面ドア11を区別する必要がある場合には、左上側のドア11にULを、右上側のドア11にURを、左下側のドア11にDLを、左下側のドア11にDRを、それぞれ付すこととする。さらに、それら4枚の正面ドア11UR,11UL,11DR,11DLの背面側に位置する背面ドア12、および、各ドア11,12に対して設けられた物には、それら正面ドア11との対応関係が分かるように、同じ符号を付すこととする。
4枚の正面ドア11および背面ドア12は、図1に示すように、ヒンジ部材14を介して冷蔵庫本体13に対して回動可能に取り付けられている。これにより、ドア11,12は、貯蔵室13aの開口を閉じる閉状態と開口を開放する開状態との間で回動可能となっている。つまり、貯蔵室13aはドア11,12によって開閉可能な構成となっている。また、冷蔵庫本体13は、図3および図4に示すように、上下方向に延びる仕切部材15(センターピラー)と水平方向に延びる仕切部材16とによって4つに仕切られており、4つに仕切られた各貯蔵室を覆う形で各正面ドア11UL,11UR,11DL,11DRおよび各背面ドア12UL,12UR,12DL,12DRが配されている。
冷蔵庫10は、4枚の正面ドア11の各々に対応して、4つのロック装置20を備えるとともに、4枚の背面ドア12の各々に対応して、さらに4つのロック装置21を備えている。正面ドア11に対応する正面側ロック装置20は、図3に示すように、上側のドア11UL,11URに対するロック装置20UL,20URが、ドア12UL,12URの上側に設けられ、下側のドア11DL,11DRに対するロック装置20DL,20DRが、ドア11DL,11DRの下側に設けられている。また、図4に示すように、背面ドア12に対応する背面側ロック装置21も、正面側と同様に、上側のドア12UL,12URに対するロック装置20UL,20URが、ドア12UL,12URの上側に設けられ、下側のドア12DL,12DRに対するロック装置20DL,20DRが、ドア12DL,12DRの下側に設けられている。
合計8つの各ロック装置20、21は、同じ構成のものであり、非接触方式の電磁ロック(電子錠)である。図5に示す背面側ロック装置21を代表して説明するが、ロック装置21は、電磁石(駆動源)を有して冷蔵庫本体13に固定される本体側部材22と、永久磁石を有してドア12に固定されるドア側部材23と、からなる。このロック装置21は、本体側部材22の電磁石に通電が行われることで電磁力を発生させ、その電磁力によってドア側部材23の永久磁石に吸着させる方向の力を生じさせる。つまり、これらロック装置20、21は、通電状態(ON状態)とされることで、対応するドア11,12を施錠状態とし、非通電状態(OFF状態)とされることで、対応するドア11,12を解錠状態とするように構成される。
また、各ロック装置20,21は、非接触方式のものであるため、ドア11,12が開かれた状態で通電状態とされれば、ドア11,12を閉じた瞬間に施錠状態とすることができる。また、各ロック装置20,21は、本体側部材22とドア側部材23とが互いに近接していることを検知するセンサ24を有しており、そのセンサ24が、対応するドア11,12が開状態にあるか閉状態にあるかを検知するドア開閉センサとして用いられるようになっている。また、ドア側部材23は、本冷蔵庫10の意匠を損なわないよう、カバー25によって覆われている。
また、冷蔵庫10は、冷蔵庫本体13の上方に配された機械室30を備えている。その機械室30は、正面側は正面パネル31によって、左右方向は側面パネル32によって、背面側は背面パネル33によって覆われている。図6には、正面パネル31を外した状態を示している。機械室30には、図6に示すように、機能部品としての冷却装置(冷凍ユニット)34の一部や電装箱35等が収容されている。冷却装置34は、凝縮器,凝縮器ファン,圧縮機が機械室30内に収容されており、それらが、冷蔵庫本体13内における貯蔵室の上方に設けられた冷却器室内の冷却器と循環接続されている。そして、冷却装置34が駆動することで冷却器が冷気を生成し、その冷却器で生成された冷気は、冷却器室に配置された冷却ファンによって貯蔵室に送られる。
また、機械室30には、図3および図6に示すように、当該冷蔵庫に係る操作を行うためのオペレーションボックス(操作盤)36が設けられている。オペレーションボックス36は、機械室30の右側端部に配され、正面パネル31の裏側に配されている。そして、使用者は、正面パネル31に設けられた透明部材(ガラスなど)を通じて前方から表示部を視認可能となっている。また、使用者(所有者)は、正面パネル31を開くことで、複数の操作ボタンで構成される操作部37やオペレーションボックス36に隣接する後述するロック機能オフスイッチ38(図7参照)等を操作することが可能となっている。作業者は、操作部37を操作することで、本冷蔵庫10の運転や各種設定(庫内設定温度の変更など)を行うことができる。
また、機械室30には、指紋認証装置40が設けられている。詳しく言えば、指紋認証装置40は、使用者が接触させた指の指紋を読み取るセンサ部(指紋読取部)41を主体とするものであり、図4に示すように、センサ部41が背面パネル33から露出する状態で、機械室30に設けられている。なお、指紋認証装置40は、センサ部41が読み取った使用者の指紋によってその使用者の個人認証を行うものであり、後に詳しく説明するが、上述した背面側ロック装置21による背面ドア12の施錠状態・解錠状態との切り替えに用いられる。また、図7に示すように、センサ部41の左側には、背面ドア12が施錠状態にあるか解錠状態にあるかを表す背面ドア施解錠ランプ42と、センサ部41の右側には、指紋認証を受け付けているか否かを表す指紋認証ランプ43と、が設けられている。なお、背面ドア施解錠ランプ42と指紋認証ランプ43とは、互いに異なる色のものとされており、使用者が認識しやすいようになっている。一方、正面側には、正面パネル31から正面側に露出する状態で、正面ドア11が施錠状態にあるか解錠状態にあるかを表す正面ドア施解錠ランプ44が設けられている。
電装箱35には、当該冷蔵庫10の制御を司る制御装置50(図8参照)が収容されている。制御装置50は、CPU,ROM,RAMを有するコンピュータを主体とするものであり、冷却装置34の圧縮機や冷却ファン、ロック装置20,21、および指紋認証装置40等が接続されており、ROM内に記憶された種々のプログラムを実行することによって、それらの接続された機器が制御されるようになっている。また、制御装置50には、音声によって周囲に報知を行う報知装置51も接続されている。さらに、制御装置50には、図1および図3に示すように、本冷蔵庫10に関する情報を表示したり本冷蔵庫10の運転や各種設定を行ったりすることが可能な外部端末52に接続されている。
本冷蔵庫10は、図1に示すように、例えば、当該冷蔵庫10の周囲に存在する冷蔵庫53や各種の機器類54と合わせて、別室R3に設置された統括管理装置60に無線通信等によって接続されており、その統括管理装置60からの操作を受け付けることや、その統括管理装置60に情報やデータ等を送信可能な構成となっている。
なお、以上のような構成から、本冷蔵庫10においては、背面ドア12が第1扉に、正面ドア11が第2扉に、それぞれ相当するとともに、背面側ロック装置21が第1ロック装置に、正面側ロック装置20が第2ロック装置に、それぞれ相当するものとなっている。
<施解錠切替制御>
以下に、制御装置50によって実行されるドア11,12の施錠状態・解錠状態をロック装置20,21によって切り替える制御について、図9のタイミングチャートを参照しつつ、詳しく説明する。まず、制御装置50は、指紋認証装置40によって読み取った指紋情報を記憶部70に記憶できるようになっており、定められた使用者をその指紋情報とともに登録しておくことが可能となっている。そして、制御装置50は、通常時において施錠状態とした背面ドア12を、指紋認証装置40によって使用者の認証が行われた場合に解錠する認証時解錠処理と、その認証時解錠処理によって解錠された背面ドア12を自動で施錠する自動施錠処理とを、実行するようになっている。
(i)背面ドア認証時解錠処理(第1扉認証時解錠処理)
本冷蔵庫10は、正面ドア11は、主に本冷蔵庫10の所有者が開閉を行うのに対して、背面ドア12は、所有者以外の者が開閉を行う場合がある。そこで、本冷蔵庫10は、セキュリティを強化する目的で、通常時(図9におけるtまで,t〜t,t以降)においては、すべての背面側ロック装置21をON状態(通電状態)として、すべての背面ドア12を施錠状態としておくようになっている。一方、正面ドア11は、通常時においては、すべての正面側ロック装置20をOFF状態(非通電状態)として、解錠状態としている。ただし、制御装置50は、すべての背面ドア12を施錠状態とする必要のない場合には、少なくとも1つの特定の背面ドア12に対応する背面側ロック装置21のみをON状態として、通常時において、その特定の背面ドア12のみを施錠状態とするように設定することもできる。
そして、通常時において施錠状態とされている背面ドア12は、指紋認証装置40によって記憶部70に登録された使用者の認証が行われた場合(図9におけるt)に、背面側ロック装置21がOFF錠とされて解錠状態とされる。なお、複数の背面ドア12が指紋認証により解錠されるような場合には、施錠状態とされているすべての背面ドア12が解錠状態となるように設定することもでき、また、施錠状態とされている複数の背面ドア12のうち特定のもののみが解錠状態となるように設定することも可能である。さらに、本冷蔵庫10においては、登録された使用者ごとに、解錠される背面ドア12を設定可能とされており、指紋認証装置40によって読み取った指紋情報に応じて、設定された背面ドア12に対応する背面側ロック装置21をOFF状態とするようになっている。
(ii)自動施錠処理
上記の認証時解錠処理によって解錠状態とされた背面ドア12は、それら解錠状態とされた背面ドア12が閉状態とされ、かつ、認証から一定時間経過した場合に、施錠状態とされるようになっている。具体的には、図9に示すように、一定時間(認証許容時間)Tを経過すると(図9におけるt)、解錠状態とされた背面ドア12に対応する背面側ロック装置21が通電状態とされる。つまり、その背面ドア12が閉状態であれば、即時、施錠状態とされる。一方、背面ドア12が開状態である場合には、背面側ロック装置21は通電状態とされているため、使用者によって背面ドア12が閉じられた瞬間(図9におけるt)に、施錠状態となるのである。
以上のように、本冷蔵庫10は、背面ドア12が、定められた使用者のみが、複数の背面ドア12のすべて、あるいは、特定の背面ドア12の解錠を、鍵を用いることなく容易に行うことができる。また、背面ドア認証時解錠処理によって、通常時は背面ドア12を施錠状態としておき、必要な場合に必要な背面ドア12だけを解錠させることができるとともに、自動施錠処理によって、自動で解錠した背面ドア12の施錠が行われるため、セキュリティ機能に優れたものとなる。
(iii)正面ドア施錠処理(第2扉施錠処理)
なお、先に説明したように、本冷蔵庫10は、正面側が清潔空間である第1の部屋R1に面し、背面側が非清潔空間である第2の部屋R2に面している。そのため、上述した平面ドア認証時解錠処理後に背面ドア12が開けられている状態で、正面ドア11を開けてしまうと、非清潔空間の空気が清潔空間に大量に流れ込んでしまう虞がある。そこで、本冷蔵庫10においては、背面ドア12が開かれている場合(図9におけるt〜t,t〜t)には、すべての正面側ロック装置20によってすべての正面ドア11を施錠状態とするようになっている。
(iv)背面ドア解錠禁止処理(第1扉解錠禁止処理)
また、同様に、正面ドア11が開かれている場合には、すべての背面側ロック装置21によってすべての背面ドア12が解錠状態となることが禁止されるようになっている。具体的には、例えば、背面ドア認証時解錠処理によって背面ドア12が解錠されており、背面ドア12が開かれていない状態で、正面ドア11が開かれた場合(図9におけるt〜t)には、すべての背面側ロック装置21がOFF状態からON状態に変更され、すべての背面ドア12を施錠状態とするのである。また、例えば、指紋認証が行われておらず背面ドア12が施錠されている状態で、正面ドア11が開かれた場合(図9におけるt〜t)には、指紋認証装置40が認証を受け付けない状態(指紋を読み取らない状態)とされる。なお、指紋認証装置40が指紋を読み取って認証が行われた場合であっても、背面側ロック装置21がOFF状態とされないようにしてもよい。この処理により、正面ドア11が開かれている場合に、背面ドア12が開かれることはなく、非清潔空間の空気が清潔空間に大量に流れ込んでしまうことを防止することができる。
なお、上記の背面ドア認証時解錠処理,自動施錠処理,背面ドア解錠禁止処理および正面ドア施錠処理は、例えば、図10にフローチャートを示す施解錠切替プログラムが、所定の時間間隔Δtごとに実行されることにより行われる。このプログラムでは、まず、ステップ1(以下「S1」と略す場合がある。他のステップも同様である。)において、正面ドア11が開かれている否かの判定が行われ、正面ドア11が開かれている場合には、S2において、正面側ロック装置20をOFF状態、背面側ロック装置21をON状態として背面ドア12を施錠状態とする。
S1において正面ドア11が開かれていない場合には、S3において、指紋認証装置40によって指紋の読み取りが行われたか否かの判定が行われ、読み取りが行われた場合には、S4において、記憶部70に登録された指紋情報と一致するか否かが判定される。S3において指紋の読み取りが行われていないと判定された場合、あるいは、S4において登録された指紋情報と一致しない場合には、S2において、正面側ロック装置20をOFF状態、背面側ロック装置21をON状態として、正面ドア11を解錠状態、背面ドア12を施錠状態とする。
S4において、指紋認証装置40によって読み取られた指紋が登録された指紋情報と一致した場合には、S5において認証時間tの加算が行われ、S6において、認証時間tが認証許容時間T以上か否かの判定が行われる。認証許容時間T以上となるまではS7において、背面ドア12が開いているか否かの判定が行われ、背面ドア12が開かれている場合には、S8において、正面側ロック装置20をON状態、背面側ロック装置21をOFF状態として、正面ドア11を施錠状態、背面ドア12を解錠状態とする。一方、S7において、背面ドア12が開かれていない場合には、S9において、正面側ロック装置20と背面側ロック装置21との両者をOFF状態として、正面ドア11および背面ドア12を解錠状態とする。
そして、S6において認証時間tが認証許容時間T以上となった場合には、S10において、背面ドア12が開いているか否かの判定が行われ、背面ドア12が開かれている場合には、S11において、正面側ロック装置20がON状態されて、正面ドア11が開かれることを禁止するとともに、背面側ロック装置21もON状態(通電状態)として、背面ドア12が閉じられて施錠状態とするのを待機している状態となっている。一方、S10において、背面ドア12が閉じられている場合には、S12において、認証時間tがリセットされるとともに、指紋認証装置40による指紋認証の受付が開始され、続く、S2において、正面側ロック装置20をOFF状態、背面側ロック装置21をON状態として、正面ドア11を解錠状態、背面ドア12を施錠状態とする。以上で、1回のプログラムの実行が終了する。
(v)特定者施錠処理
また、本冷蔵庫10は、上述した使用者とは別の特定の者、例えば当該冷蔵庫10の管理者の指紋情報を登録できるようになっている。本冷蔵庫10においては、その特定の者が認証された場合には、4つの背面側ロック装置21のすべてをON状態として、すべての背面ドア12を施錠状態とするようになっている。そして、その状態においては、指紋認証装置40において、特定の者以外の者(登録されている使用者も含む)は認証されないようになっている。つまり、背面ドア認証時解錠処理による背面ドア12の解錠が禁止されるようになっているのである。したがって、本冷蔵庫10によれば、例えば、緊急時等にすべての背面ドア12を施錠状態として、限られた者のみしか解錠できないようにすることができるため、よりセキュリティが強化されたものとなっている。
(vi)設定時刻解錠禁止処理
また、本冷蔵庫10は、現在時刻を計時する時刻計時部としてのタイマ71を備えている。制御装置50は、タイマ71で計時される時刻が、設定された時刻の間、4つの背面側ロック装置21のすべてをON状態として、すべての背面ドア12を施錠状態とすることができるようになっている。具体的には、上述した施解錠切替プログラムの実行が停止されることで認証時解錠処理による背面ドア12の解錠が禁止され、登録されていない者だけでなく、登録された使用者による背面ドア12の解錠も禁止されるようになっているのである。したがって、本冷蔵庫10は、設定された時間帯、例えば、夜間等の所有者が不在となるような時間帯におけるセキュリティが強化されている。
(vii)設定時刻解錠処理
一方で、制御装置50は、タイマ71で計時される時刻が、設定された時刻の間、4つの背面側ロック装置21のすべてをOFF状態として、すべての背面ドア12を解錠状態とすることができるようにもなっている。具体的には、制御装置50は、指紋認証装置40による認証を受け付けない状態とするとともに、4つの背面側ロック装置21をすべてOFF状態とするのである。これにより、例えば、定時にメンテナンスを行うような場合等において、背面ドア12を開こうとするたびに指紋認証装置40による認証を得る必要がなく、上記のような作業を効率的に行うことができる。
<ロック機能オフスイッチ>
また、本冷蔵庫10は、前述したロック機能オフスイッチ38を備えている。このロック機能オフスイッチ38は、本冷蔵庫10の主電源が入れられた状態においてOFF状態とされると、制御装置50は、指紋認証装置40による認証を受け付けない状態とするとともに、4つの背面側ロック装置21をすべてOFF状態とするのである。したがって、本冷蔵庫10は、上述した設定時刻解錠処理とは別に、すべての背面ドア12を解錠状態とすることができ、例えば、大量に出し入れを行う場合や緊急時のメンテナンスの場合等において、背面ドア12を開こうとするたびに指紋認証装置40による認証を得る必要がなく、上記のような作業を効率的に行うことができる。
ちなみに、このロック機能オフスイッチ38は、OFF状態とされると、背面ドア12が解錠状態となってしまうため、機械室30内に設けるとともに、カバーが取り付けられて、所有者以外の者が操作できないようになっている。また、本実施例の冷蔵庫10においては、ロック機能オフスイッチ38を、主に所有者が使用する正面側の第1の部屋R1内に位置する箇所に設けることもできる。また、本冷蔵庫10においては、通電されない状態では背面ドア12が解錠状態となってしまうため、主電源も同様に、所有者以外の者が操作できないようにカバーが取り付けられるとともに、電源コードも抜かれることがないように、カバーが取り付けられている。
<報知処理>
また、制御装置50は、正面側および背面側の各々において、周囲の者に、本冷蔵庫10が置かれている状況を知らせる処理である報知処理が行われる。具体的には、報知処理においては、報知装置51を用いて音により周囲に報知を行うとともに、前述したランプ42,43,44を用いて本冷蔵庫10の現況を表すようになっている。図11には、それらランプ42,43,44の点灯状態の一例を示している。なお、これらランプ42,43,44の点灯・消灯の方法は、以下に説明する方法に限定されない。報知処理について、その図11を参照しつつ、図9に示すタイミングチャートに沿って説明することとする。
まず、両側のドア11,12が閉じられており、指紋認証装置40に対して指紋認証が行われていない場合(図9におけるtまで)について説明する。その場合、図11のAに示すように、正面ドア11は解錠されており、正面ドア施解錠ランプ44は、消灯状態44aとなっている。一方、背面ドア12は施錠されるとともに、指紋認証装置40による指紋の受付を行っているため、背面ドア施解錠ランプ42が点灯状態42b、指紋認証ランプ43も点灯状態43bとされる。
次に、指紋認証装置40によって使用者の指紋が認証されると(図9におけるt)、報知装置51によって、例えば「指紋が認証されました」のような音声による報知が行われる。そして、使用者の指紋が認証された場合(図9におけるt〜t)には、図11のBに示すように、背面ドア施解錠ランプ42が消灯状態42aとされるとともに、指紋認証ランプ43が点滅状態43cとされ、解錠状態となって背面ドア12を開けることが可能であることを、使用者に認識させるようになっている。一方、背面ドア12が開けられていない状態では、正面ドア11も解錠状態であるため、正面ドア施解錠ランプ44は、消灯状態44aである。そして、解錠された背面ドア12が開かれると、正面ドア11が施錠状態とされるため、図11のCに示すように、正面ドア施解錠ランプ44が、点灯状態44bとされる。
また、認証時間tが認証許容時間Tを超えるまでの間において、背面ドア12が閉じられている状態で正面ドア11が開かれると(図9におけるt〜t)、図11のDに示すように、指紋認証ランプ43が点滅状態43cのまま、背面ドア施解錠ランプ42が点灯状態42bとされる。
また、制御装置50は、指紋認証が行われた後、自動施錠処理が開始されるまでの間(図9におけるt〜t)、報知装置51によって音楽を鳴らし、認証許容時間T内であることを使用者に知らせるようになっている。そして、図9に示すように、認証時間tが認証許容時間Tになった時点で背面ドア12が開かれた状態のままであると、報知装置51によって、例えば「ドアが開いています」のような音声による報知を行うようになっている。その後も背面ドア12が開状態のままである場合には、背面ドア12が閉じられるまでの間、継続して、あるいは、一定時間間隔をおいて、同様の報知による注意が行われる。また、認証時間tが認証許容時間Tを超えると(図9におけるt〜t)、認証時間tが認証許容時間Tを超えたことを使用者に認識させるために、図11のEに示すように、指紋認証ランプ43が消灯状態43aとされる。
そして、背面ドア12が閉じられると、3つのランプ42,43,44は、図11のAの状態に戻される。なお、背面側が認証時間外である場合に正面ドア11が開かれると、背面ドア12が施錠状態とされるとともに、指紋認証装置40による認証を受け付けない状態となる。その場合には、図11のFに示すように、背面ドア施解錠ランプ42が消灯状態42a、指紋認証ランプ43も消灯状態43aとされる。
<警報処理>
また、制御装置50は、背面側ロック装置21がON状態とされており背面ドア12が施錠状態であるにも関わらず、ドア開閉センサ24によって背面ドア12が開状態となった場合には、警報処理を行うようになっている。具体的には、報知装置51によって、警告音を鳴らすとともに、統括管理装置60や外部で接続されている携帯端末に警告情報を送信し、さらには、契約している警備会社等がある場合には、その警備会社にも警告情報を送信するのである。
<操作情報の記録・閲覧>
また、制御装置50は、記録部72を有しており、その記録部72にログを残すようになっている。具体的には、制御装置50は、指紋認証装置40によって指紋の読み取りが行われた場合に、その時刻と認証の有無を記録する。そして、使用者が認証された場合には、その使用者の本冷蔵庫10に対する操作に係る情報である操作情報を記録する。その操作情報は、例えば、開かれた背面ドア12と、その背面ドア12を開いた時刻と閉じた時刻等が、記録される。また、制御装置50は、その記録部72に記録された情報を外部端末52の表示装置52a等に出力する操作情報出力部73を有しており、図11に示すように、外部端末52や統括管理装置60等で閲覧することが可能となっている。したがって、所有者以外の者の使用履歴を確認することができるとともに、本冷蔵庫10の温度管理等に利用することもでき、このログを取る機能は、本冷蔵庫10のように、所有者以外の者が使用する場合のあるものに有効である。
<制御装置の機能構成>
以上のように構成された制御装置50は、図5にブロック図で示すような機能構成のものとされ、種々の機能部を有するとなっている。詳しく言えば、第1ロック装置としての背面側ロック装置21および第2ロック装置としての背面側ロック装置20を制御して第1扉としての背面ドア12および第2扉としての正面ドア11の施錠状態・解錠状態を切り替える施解錠切替部80を有している。なお、その施解錠切替部80は、上述した背面ドア認証時解錠処理を実行する背面ドア認証時解錠処理部81と、自動施錠処理を実行する自動施錠処理部82と、背面ドア解錠禁止処理を実行する背面ドア解錠禁止処理部83と、正面ドア施錠処理を実行する正面ドア施錠処理部84と、特定者施錠処理を実行する特定者施錠処理部85と、設定時刻解錠禁止処理を実行する設定時刻解錠禁止処理部86と、設定時刻解錠処理を実行する設定時刻解錠処理部87と、を含んで構成される。
また、制御装置50は、その他にも、指紋認証装置40が読み取った指紋を記憶部70に記憶された指紋情報から検索してその者の認証を行う認証部90と、上述した報知処理を行う報知制御部91と、警報処理を行う警報制御部92と、を有している。なお、警報制御部92は、報知装置51を利用して警報を鳴らすように構成されているため、本冷蔵庫10においては、それら警報制御部92と報知装置51とを含んで、警報装置が構成されていると考えることができる。
<変形例>
上記第1実施例の冷蔵庫10は、使用者とは異なる特定の者の指紋認証が行われた場合に、すべての背面ドア12を施錠する特定者施錠処理が実行されるように構成されていたが、その場合に、すべての背面ドア12を解錠する特定者解錠処理が実行されるようにすることもできる。つまり、この特定者解錠処理は、上述したロック機能オフスイッチ38と同様の効果を発揮させるものであり、そのロック機能オフスイッチ38に代えて、貯蔵庫に搭載することができる。したがって、この特定者解錠処理を実行可能とされた貯蔵庫は、例えば、大量に出し入れを行う場合や緊急時のメンテナンスの場合等において、背面ドア12を開こうとするたびに指紋認証装置40による認証を得る必要がなく、上記のような作業を効率的に行うことができる。
また、上記第1実施例の冷蔵庫10は、背面ドア認証時解除処理や特定者施錠処理において、1人の指紋で施解錠を切り替える構成とさせていたが、複数人の指紋を連続して読み取った場合に、施解錠を切り替えるように構成することもできる。そのような構成とすれば、よりセキュリティ機能に優れた貯蔵庫となる。
また、上機第1実施例の冷蔵庫10に対して閉状態にある扉を開状態側に回動させる開扉装置を設けた構成、平たく言えば、自動扉の機能を有する貯蔵庫に、本発明の構成を採用することもできる。その自動扉の機能を有する貯蔵庫においては、例えば、開扉装置を作動させるための人感センサ等を設け、背面ドア認証時解錠処理によって背面ドア12が解錠された後、人感センサによって人を検知した場合に、開扉装置によって背面ドア12を開状態とするような構成とすることができる。また、例えば、背面ドア認証時解錠処理によって背面ドア12が解錠された後、それと同時に、あるいは、一定時間経過後に、開扉装置によって背面ドア12を開状態とするような構成とすることもできる。
上記第1実施例の冷蔵庫10は、指紋認証装置40が背面側にのみ設けられていた。それに対して、図13に示すように、第2実施例の冷蔵庫100は、第1認証装置としての背面側の指紋認証装置40に加えて、第2認証装置として正面パネル31に正面側指紋認証装置101が設けられている。そして、第2実施例の冷蔵庫100は、正面ドア11に対しても、背面ドア12に対する処理である背面ドア認証時解錠処理、自動施錠処理、背面ドア解錠禁止処理と同様の処理を実行するように構成されている。具体的に言えば、制御装置50は、正面側ロック装置20によって正面ドア11を施錠状態としておき、正面側指紋認証装置101によって使用者が認証された場合に、正面側ロック装置20によって正面ドアを解錠状態とする正面ドア認証時解錠処理(第2扉認証時解錠処理)を実行するように構成される。また、制御装置50は、正面ドア11が閉じられ、かつ、使用者の認証から一定時間経過した場合に、正面ドア11を正面側ロック装置20によって施錠状態とする自動施錠処理を実行するように構成される。さらに、制御装置50は、背面ドア12が開かれている場合には、正面側ロック装置20によって正面ドア11が解錠状態となることを禁止する正面ドア解錠禁止処理(第2扉解錠禁止処理)を実行するように構成される。
また、第1実施例の冷蔵庫10において実行可能とされていた特定者施錠処理,設定時刻解錠禁止処理,設定時刻解錠処理は、第2実施例の冷蔵庫100においては、背面ドア12だけでなく正面ドア11も対象となっている。つまり、特定者施錠処理,設定時刻解錠禁止処理,設定時刻解錠処理においては、8つのドア11,12のすべてが施錠状態あるいは解錠状態とされるようになっている。
以上のように、第2実施例の冷蔵庫100は、両面側のドア11,12とも、開くことができる使用者を登録された者のみに限定することができるため、よりセキュリティ機能に優れたものとなっている。
<他の実施形態>
上記2つの実施例の貯蔵庫が備える認証装置は、指紋認証装置とされていたが、それに限定されず、顔認証や声帯認証等の生体認証装置であってもよく、カード,認証用コードを用いた認証装置等であってもよい。ただし、容易に施解錠を行うという観点からすれば、他の道具を用いない、上記実施例のように生体認証装置を採用することが望ましい。また、上記2つの実施例においてロック装置20,21は、非接触式のものとされていたが、ソレノイドやモータを用いて機械的に施錠を行う接触式のものを採用することもできる。
10…冷蔵庫〔貯蔵庫〕、11…正面ドア〔第2扉〕、12…背面ドア〔第1扉〕、13…冷蔵庫本体〔貯蔵庫本体〕、13a…貯蔵室、20…正面側ロック装置〔第2ロック装置〕、21…背面側ロック装置〔第1ロック装置〕、22…本体側部材〔駆動源〕、38…ロック機能オフスイッチ、40…指紋認証装置〔第1認証装置〕、41…センサ部、42…背面ドア施解錠ランプ〔第2扉施解錠ランプ〕、43…指紋認証ランプ〔認証ランプ〕、44…正面ドア施解錠ランプ、50…制御装置、51…報知装置、52…外部端末、52a…表示装置、60…統括管理装置、70…記憶部、71…タイマ〔時刻計時部〕、72…記録部、73…操作情報出力部、80…施解錠切替部、81…背面ドア認証時解錠処理部、82…自動施錠処理部、83…背面ドア解錠禁止処理部、84…正面ドア施錠処理、85…特定者施錠処理部、86…設定時刻解錠禁止処理部、87…設定時刻解錠処理部、90…認証部、91…報知制御部、92…警報制御部、100…冷蔵庫〔貯蔵庫〕、101…正面側指紋認証装置〔第2認証装置〕

Claims (17)

  1. 互いに異なる面に開口する貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、
    前記貯蔵庫本体に取り付けられて前記貯蔵室の一面側を開閉可能な第1扉と、
    前記貯蔵庫本体に取り付けられて前記貯蔵室の他面側を開閉可能な第2扉と、
    前記第1扉に対応して設けられ、駆動源を有して前記第1扉の施錠・解錠を行う第1ロック装置と、
    前記第2扉に対応して設けられ、駆動源を有して前記第2扉の施錠・解錠を行う第2ロック装置と、
    使用者の個人認証を行う認証装置と、
    前記第1ロック装置および前記第2ロック装置を制御して前記第1扉および前記第2扉の施錠状態・解錠状態を切り替える施解錠切替部を有する制御装置と、を備え、
    前記施解錠切替部は、
    前記第1ロック装置によって前記第1扉を施錠状態としておき、前記認証装置によって使用者が認証された場合に、前記第1ロック装置によって前記第1扉を解錠状態とする第1扉認証時解錠処理と、
    前記第1扉認証時解錠処理において前記第2扉が開かれている場合には、前記第1ロック装置によって前記第1扉が解錠状態となることを禁止する第1扉解錠禁止処理と、を実行するように構成された貯蔵庫。
  2. 前記施解錠切替部は、前記第1扉が開かれている場合に、前記第2ロック装置によって前記第2扉を施錠状態とする第2扉施錠処理を実行する請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前記第1扉側に設けられ、前記第1扉が施錠状態にあるか解錠状態にあるかを表す第1扉施解錠ランプと、
    前記第1扉側に設けられ、前記認証装置によって使用者の認証を行う状態にあるか否かを表す認証ランプと、
    を備えた請求項1または請求項2に記載の貯蔵庫。
  4. 前記施解錠切替部は、前記第1扉が閉じられ、かつ、使用者の認証から一定時間経過した場合に、前記第1扉を前記第1ロック装置によって施錠する自動施錠処理を実行する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  5. 前記施解錠切替部は、前記認証装置によって前記使用者とは異なる特定の者が認証された場合に、前記第1ロック装置を制御して前記第1扉を施錠状態とし、前記第1扉認証時解錠処理によって前記第1扉が解錠されることを禁止する特定者施錠処理を実行する請求項4に記載の貯蔵庫。
  6. 前記施解錠切替部は、前記認証装置によって前記使用者とは異なる特定の者が認証された場合に、前記第1ロック装置を制御して前記第1扉を解錠状態とし、前記自動施錠処理によって前記第1扉が施錠されることを禁止する特定者解錠処理を実行する請求項4に記載の貯蔵庫。
  7. 現在時刻を計時する時刻計時部を備え、
    前記施解錠切替部は、設定された時刻の間、前記認証装置によって使用者が認証された場合であっても前記第1扉認証時解錠処理によって前記第1扉が解錠状態となることを禁止する設定時刻解錠禁止処理を実行する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  8. 前記認証装置は、当該貯蔵庫における前記一面側に設けられた第1認証装置であり、
    当該貯蔵庫は、当該貯蔵庫における前記他面側に設けられた第2認証装置を備え、
    前記施解錠切替部は、
    前記第2ロック装置によって前記第2扉を施錠状態としておき、前記第2認証装置によって使用者が認証された場合に、前記第2ロック装置によって前記第2扉を解錠状態とする第2扉認証時解錠処理と、
    前記第2扉認証時解錠処理において、前記第1扉が開かれている場合には、前記第2ロック装置によって前記第2扉が解錠状態とすることを禁止する第2扉解錠禁止処理と、を実行するように構成された請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  9. 音によって周囲に対して報知を行う報知装置を備え、
    前記制御装置は、前記認証装置によって使用者が認証された場合に、前記報知装置によって使用者の認証が行われたことを報知する報知制御部を有する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  10. 前記報知制御部は、前記認証装置によって使用者が認証された後、前記第1ロック装置によって前記第1扉を解錠状態としている間報知を行う請求項9に記載の貯蔵庫。
  11. 前記報知制御部は、前記第1扉が解錠状態とされた後に前記第1扉が開状態とされ、前記第1扉が開状態のまま一定時間が経過した場合に報知を行う請求項9または請求項10に記載の貯蔵庫。
  12. 前記制御装置は、
    前記認証装置によって使用者が認証された場合に、その認証された使用者による当該貯蔵庫に対する操作に係る情報である操作情報を記録する記録部と、
    前記記録部に記録された前記操作情報を表示装置に出力する操作情報出力部と、を有する請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  13. 当該貯蔵庫は、外部の端末と通信によって接続されており、前記端末から特定の操作を入力可能とされるともに、前記端末に前記操作情報を送信可能とされた請求項12に記載の貯蔵庫。
  14. 現在時刻を計時する時刻計時部を備え、
    前記施解錠切替部は、設定された時刻の間、前記第1ロック装置および前記第2ロック装置をオフ状態として前記第1扉および前記第2扉を解錠状態とする設定時刻解錠処理を実行する請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  15. 当該貯蔵庫の主電源が入れられた状態で、前記第1ロック装置および前記第2ロック装置をオフ状態として前記第1扉および前記第2扉を解錠状態とするためのロック機能オフスイッチを備えた請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  16. 警報処理を行う警報装置を備え、
    前記制御装置は、前記第1ロック装置によって施錠状態にある前記第1扉が開かれた場合、前記第2ロック装置によって施錠状態にある前記第2扉が開かれた場合に、前記警報装置を作動させる請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
  17. 前記認証装置は、使用者の指紋を読み取ってその使用者の個人認証を行う紋認証装置である請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の貯蔵庫。
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