JP2020110928A - シャープペンシルユニット及び出没式筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 衝撃等によりホルダーに挿通されている鉛芯が損傷するのを防ぐ。【解決手段】 保持筒10と、保持筒10の前端開口部から突出するホルダー20に加わる径方向の力成分により保持筒10に相対しホルダー20を前進させる運動方向変換機構M2と、挟持した鉛芯xを繰出してホルダー20に後側から挿通する鉛芯繰出し機構M1とを具備し、保持筒10の外周部に弾性材料からなる緩衝部材14が設けられている。【選択図】 図2
Description
本発明は、シャープペンシル用リフィールやシャープペンシル等を構成するシャープペンシルユニット、及び該シャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具に関するものである。
従来、この種の発明に関連し、例えば特許文献1には、保持筒と、保持筒の前側開口部に挿通されてこの保持筒の前端から前方へ突出するとともにこの保持筒に対し進退可能に支持されたホルダーと、ホルダーに挿通される鉛芯を前方へ繰り出す鉛芯繰出し機構と、鉛芯からホルダーに加わる径方向の力によりこのホルダーを保持筒及び鉛芯に相対し前進させる運動方向変換機構とを備えたシャープペンシルユニットが記載されている。そして、このシャープペンシルユニットを軸筒に収容すれば、容易に出没式筆記具を構成することができる。
この出没式筆記具によれば、所定の操作によりシャープペンシルユニットを前進させて、このシャープペンシルユニットの前端のホルダーを軸筒前端の開口から突出させた状態において、ホルダーから突出した鉛芯に径方向の力が加わると、ホルダーが保持筒及び鉛芯に相対して前進するため、このホルダーにより鉛芯を覆い保護することができる。
また、所定の操作により後端側の芯タンク部を保持筒に相対し進退させれば、鉛芯繰出し機構を作動させて鉛芯を繰出すことが可能である。
この出没式筆記具によれば、所定の操作によりシャープペンシルユニットを前進させて、このシャープペンシルユニットの前端のホルダーを軸筒前端の開口から突出させた状態において、ホルダーから突出した鉛芯に径方向の力が加わると、ホルダーが保持筒及び鉛芯に相対して前進するため、このホルダーにより鉛芯を覆い保護することができる。
また、所定の操作により後端側の芯タンク部を保持筒に相対し進退させれば、鉛芯繰出し機構を作動させて鉛芯を繰出すことが可能である。
しかしながら、前記従来のシャープペンシルユニットを具備して、例えば多機能の出没式筆記具を構成した場合、シャープペンシルユニットの外周部が、軸筒内周面や隣接するボールペンリフィール等に当接して、各種不具合の原因になる可能性がある。
特に、前記運動方向変換機構を具備した前記シャープペンシルユニットでは、ホルダーが進退及び傾斜可能に支持されているため、前記衝撃により、ホルダーに挿通されている鉛芯が損傷してしまうおそれがある。
特に、前記運動方向変換機構を具備した前記シャープペンシルユニットでは、ホルダーが進退及び傾斜可能に支持されているため、前記衝撃により、ホルダーに挿通されている鉛芯が損傷してしまうおそれがある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
保持筒と、前記保持筒の前端開口部から突出して鉛芯を挿通するホルダーと、前記ホルダーに加わる径方向の力成分により前記保持筒に相対し前記ホルダーを前進させる運動方向変換機構と、挟持した鉛芯を繰出して前記ホルダーに後側から挿通する鉛芯繰出し機構とを具備し、前記保持筒の外周部に弾性材料からなる緩衝部材が設けられていることを特徴とするシャープペンシルユニット。
保持筒と、前記保持筒の前端開口部から突出して鉛芯を挿通するホルダーと、前記ホルダーに加わる径方向の力成分により前記保持筒に相対し前記ホルダーを前進させる運動方向変換機構と、挟持した鉛芯を繰出して前記ホルダーに後側から挿通する鉛芯繰出し機構とを具備し、前記保持筒の外周部に弾性材料からなる緩衝部材が設けられていることを特徴とするシャープペンシルユニット。
本発明は、以上説明したように構成されているので、周囲の部材に当接する際の衝撃により、ホルダーに挿通されている鉛芯が損傷するのを防ぐことができる。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第1の特徴は、保持筒と、前記保持筒の前端開口部から突出して鉛芯を挿通するホルダーと、前記ホルダーに加わる径方向の力成分により前記保持筒に相対し前記ホルダーを前進させる運動方向変換機構と、挟持した鉛芯を繰出して前記ホルダーに後側から挿通する鉛芯繰出し機構とを具備し、前記保持筒の外周部に弾性材料からなる緩衝部材が設けられている(図1〜図5参照)。
第1の特徴は、保持筒と、前記保持筒の前端開口部から突出して鉛芯を挿通するホルダーと、前記ホルダーに加わる径方向の力成分により前記保持筒に相対し前記ホルダーを前進させる運動方向変換機構と、挟持した鉛芯を繰出して前記ホルダーに後側から挿通する鉛芯繰出し機構とを具備し、前記保持筒の外周部に弾性材料からなる緩衝部材が設けられている(図1〜図5参照)。
第2の特徴として、緩衝部材の外れや位置ずれを防ぐために、前記保持筒は、複数の筒状部材を前後に接続して構成され、前記緩衝部材は、前後に隣接する前記筒状部材の間に設けられ、その外周部を前記前後の筒状部材よりも径方向外側へ突出させている(図2及び図5参照)。
第3の特徴として、緩衝部材の弾性を効果的に得るために、前記保持筒は、前後方向へ延設された円筒状の小径部と、前記小径部と同芯状に並ぶ円筒状の大径部とを有し、前記緩衝部材は、その外周部を前記大径部よりも径方向の外側へ突出させている(図2、図4及び図5参照)。
第4の特徴は、上記シャープペンシルユニットを具備して出没式筆記具を構成した(図3参照)。
<第1の実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。本明細書中、軸方向とは、保持筒10の中心線の延びる方向を意味する。また、「前」とは、前記軸方向の一方側であって鉛芯が繰り出される方向を意味する。また、「後」とは、前記一方側に対する逆方向側を意味する。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。本明細書中、軸方向とは、保持筒10の中心線の延びる方向を意味する。また、「前」とは、前記軸方向の一方側であって鉛芯が繰り出される方向を意味する。また、「後」とは、前記一方側に対する逆方向側を意味する。
図1に示すシャープペンシルユニット1は、保持筒10と、保持筒10の前端開口部から突出して鉛芯xを挿通するホルダー20と、ホルダー20に加わる径方向の力成分により保持筒10に相対しホルダー20を前進させる運動方向変換機構M2と、挟持した鉛芯xを繰出してホルダー20に後側から挿通する鉛芯繰出し機構M1と、保持筒10の後端側に接続された芯タンク部60とを具備し、保持筒10の外周部における緩衝部材14によって周囲の部材に当接した際の衝撃を緩和するようにしている。
保持筒10は、運動方向変換機構M2を構成する第1の筒部11と、この第1の筒部11の後端側に接続されて鉛芯繰出し機構M1を構成する第2の筒部12及び第3の筒部13とを具備し、一体的に構成される。
第1の筒部11は、金属等の硬質材料によって略円筒状に形成され、その前部側に、ホルダー20及びホルダー付勢部材23を内在している。
第2の筒部12は、金属等の硬質材料によって略段付き円筒状に形成される。
この第2の筒部12は、第1の筒部11内周面の後端側に圧入又は螺合される円筒状の前側接続部12aと、この前側接続部12aの後側にて環状の段部12bを境に拡径した円筒状の中間部12cと、この中間部12cの後側で後方へ向かって徐々に拡径した環状傾斜面部12dと、この環状傾斜面部12dの後側にて環状の段部12eを境に縮径した後側接続部12fとを有する。
この第2の筒部12は、第1の筒部11内周面の後端側に圧入又は螺合される円筒状の前側接続部12aと、この前側接続部12aの後側にて環状の段部12bを境に拡径した円筒状の中間部12cと、この中間部12cの後側で後方へ向かって徐々に拡径した環状傾斜面部12dと、この環状傾斜面部12dの後側にて環状の段部12eを境に縮径した後側接続部12fとを有する。
第3の筒部13は、金属等の硬質材料によって長尺な略円筒状に形成される。
この第3の筒部13は、第2の筒部12の段部12eから後方へ離れて、後側接続部12fの外周部に環状に装着され固定されている。この固定手段は、例えば、螺合や嵌合等とすればよい。
この構成によれば、第2の筒部12の段部12eの後側に、全周にわたる環状凹部12gが形成される。
この第3の筒部13は、第2の筒部12の段部12eから後方へ離れて、後側接続部12fの外周部に環状に装着され固定されている。この固定手段は、例えば、螺合や嵌合等とすればよい。
この構成によれば、第2の筒部12の段部12eの後側に、全周にわたる環状凹部12gが形成される。
環状凹部12gは、第2の筒部12の段部12eと、第3の筒部13の前端部と、後側接続部12f前端側の縮径された外周面とによって全周にわたる凹溝状に構成される。そして、この環状凹部12gには、緩衝部材14が環状に嵌め合わせられる。
この環状凹部12gの前後位置は、シャープペンシルユニット1が多機能出没式筆記具A(図3参照)に組み込まれて進退する際に、緩衝部材14が、他のリフィールや軸筒内周面との当接箇所に位置するように、適宜に設定される。
この環状凹部12gの前後位置は、シャープペンシルユニット1が多機能出没式筆記具A(図3参照)に組み込まれて進退する際に、緩衝部材14が、他のリフィールや軸筒内周面との当接箇所に位置するように、適宜に設定される。
緩衝部材14は、ゴムやエラストマー樹脂等の弾性材料から形成された無端輪状の部材であり、例えば、ゴム製のOリングが用いられる。
緩衝部材14は、保持筒10の最大径部分(図示例によれば第3の筒部13の外径部)よりも径方向の外側へ突出するように、その外径が設定されている。
この緩衝部材14は、環状凹部12gに嵌め合わせられるとともに、前側の第2の筒部12と、後側の第3の筒部13との間に挟まれるようにして固定される。
緩衝部材14は、保持筒10の最大径部分(図示例によれば第3の筒部13の外径部)よりも径方向の外側へ突出するように、その外径が設定されている。
この緩衝部材14は、環状凹部12gに嵌め合わせられるとともに、前側の第2の筒部12と、後側の第3の筒部13との間に挟まれるようにして固定される。
ホルダー20は、カム斜面21aを有するホルダー本体部21と、ホルダー本体部21の後側に接続された受け部22とから一体的に構成され、保持筒10内で進退可能に支持される。なお、他例としては、ホルダー本体部21と受け部22を一体の部材とすることが可能である。
運動方向変換機構M2は、第1の筒部11の前端開口部、ホルダー20のカム斜面21a、ホルダー20を後方へ付勢するホルダー付勢部材23等によって構成される。この運動方向変換機構M2は、挿通される鉛芯xを介してホルダー20に加わる径方向の力成分により、鉛芯x及び保持筒10等に相対しホルダー20を前進させ、前記径方向の力成分が除去された際に、ホルダー20をホルダー付勢部材23の付勢力によって後退させる。
また、鉛芯繰出し機構M1は、保持筒10内に保持されて鉛芯xの外周面に弾性的に緩圧接される芯ブレーカ30と、芯ブレーカ30よりも後側で鉛芯xを挟持して進退可能なチャック部40と、チャック部40に対し環状に嵌り合うクラッチリング41と、クラッチリング41をその後方側から受けるクラッチ受け42と、チャック部40の後端側を支持する支持筒部43と、支持筒部43の後側に接続され芯タンク部60の進退を案内するガイド筒部44と、第1〜第3の付勢部材51〜53とを備える。
この鉛芯繰出し機構M1は、芯タンク部60から伝達される進退運動により、チャック部40に挟持した鉛芯xを繰り出す。また、この鉛芯繰出し機構M1は、チャック部40に挟持した鉛芯xに予め設定された筆圧よりも強い付勢力が加わった際に、鉛芯xと共にチャック部40、支持筒部43及びガイド筒部44等を後退させる。
この鉛芯繰出し機構M1は、芯タンク部60から伝達される進退運動により、チャック部40に挟持した鉛芯xを繰り出す。また、この鉛芯繰出し機構M1は、チャック部40に挟持した鉛芯xに予め設定された筆圧よりも強い付勢力が加わった際に、鉛芯xと共にチャック部40、支持筒部43及びガイド筒部44等を後退させる。
なお、鉛芯繰出し機構M1及び運動方向変換機構M2の基本構造には、特許文献1のものを適用することが可能である。
また、芯タンク部60は、前端部を開口した略筒状に構成され、鉛芯繰出し機構M1に対し後方側から鉛芯xを供給する。図示例の芯タンク部60は、保持筒10の後端側内周面に係合して所定量進退する摺動筒部61と、この摺動筒部61に接続されて後方へ長尺状に延設された円筒状のタンク本体部62との二つの筒状部材から構成される。この芯タンク部60の他例としては、単数又は三以上の筒状部材から構成することも可能である。
そして、上記構成のシャープペンシルユニット1は、図3に例示するように、多機能出没式筆記具Aに組み込まれる。
多機能出没式筆記具Aは、複数の駒a2,a3を選択的に前進させる操作により、前進した駒a2(又はa3)に接続されたリフィールの前端筆記部を、軸筒a1前端から前方へ突出させる。前記リフィールは、図示例によれば、シャープペンシルユニット1及びボールペンリフィール9である。
なお、この多機能出没式筆記具Aには、例えば特開2014−198439号公報に示される基本構造を適用することが可能である。
多機能出没式筆記具Aは、複数の駒a2,a3を選択的に前進させる操作により、前進した駒a2(又はa3)に接続されたリフィールの前端筆記部を、軸筒a1前端から前方へ突出させる。前記リフィールは、図示例によれば、シャープペンシルユニット1及びボールペンリフィール9である。
なお、この多機能出没式筆記具Aには、例えば特開2014−198439号公報に示される基本構造を適用することが可能である。
この多機能出没式筆記具Aにおいて、例えば、開閉機能付きクリップa6を有する駒a2が、コイルスプリングa4の付勢力に抗して前進操作され、この駒a2に接続されたシャープペンシルユニット1(リフィール)の前端筆記部が、軸筒a1の前端開口部から前方へ突出すると、駒a2が軸筒a1内に設けられる係止部a5に係止され、この突出状態が維持される。
この突出状態において、クリップa6を前進させる操作を行えば、シャープペンシルユニット1の前端から鉛芯xが繰り出される。
この突出状態において、クリップa6を前進させる操作を行えば、シャープペンシルユニット1の前端から鉛芯xが繰り出される。
シャープペンシルユニット1は、軸筒a1内で進退する際に、隣接するボールペンリフィール9や、軸筒a1の内周面に当接する可能性がある。
しかしながら、上記構成によれば、この当接の際の衝撃を、シャープペンシルユニット1の外周部の緩衝部材14によって緩和することができる。
特に、運動方向変換機構M2を備えたシャープペンシルユニットでは、ホルダー20が径方向へ振動し易い傾向にあるが、上記構成によれば、ホルダー20の径方向への振動により、ホルダー20に挿通されている鉛芯xが損傷するのを効果的に防ぐことができる。
しかも、上記構成のシャープペンシルユニット1では、緩衝部材14を第2の筒部12と第3の筒部13の間に挟むようにして配設しているため、この緩衝部材14が前記衝撃等によって外れたり位置ずれしたりするのを防ぐことができる。
しかしながら、上記構成によれば、この当接の際の衝撃を、シャープペンシルユニット1の外周部の緩衝部材14によって緩和することができる。
特に、運動方向変換機構M2を備えたシャープペンシルユニットでは、ホルダー20が径方向へ振動し易い傾向にあるが、上記構成によれば、ホルダー20の径方向への振動により、ホルダー20に挿通されている鉛芯xが損傷するのを効果的に防ぐことができる。
しかも、上記構成のシャープペンシルユニット1では、緩衝部材14を第2の筒部12と第3の筒部13の間に挟むようにして配設しているため、この緩衝部材14が前記衝撃等によって外れたり位置ずれしたりするのを防ぐことができる。
<第2の実施態様>
次に、図4に示す実施態様について説明する。この実施態様は、上記シャープペンシルユニット1に対し、その一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、重複する詳細説明を省略する。
次に、図4に示す実施態様について説明する。この実施態様は、上記シャープペンシルユニット1に対し、その一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、重複する詳細説明を省略する。
図4に示すシャープペンシルユニット2は、上記シャープペンシルユニット1に対し、第2の筒部12、第3の筒部13、緩衝部材14を、それぞれ、第2の筒部12’、第3の筒部13’、緩衝部材14’に置換したものである。
第2の筒部12’は、上記第2の筒部12の中間部12cを、外周面に環状凹部12c1’を有する中間部12c’に置換したものである。中間部12c’は、前後方向へ延設された円筒状の小径部として機能する。
第3の筒部13’は、上記第3の筒部13の前端部を前方へ延長して第2の筒部12’の段部12eに当接させたものである。この第3の筒部13’は、中間部12c’(小径部)の後側に同芯状に並ぶ大径部であり、第2の筒部12’の後側接続部12fに環状に嵌め合わせられる。
緩衝部材14’は、上述した緩衝部材14よりも外形が大きく且つ太いOリングにより形成される。
この緩衝部材14’は、中間部12c’(小径部)の環状凹部12c1’に嵌め合わせられ、その外周部を第3の筒部13’ (大径部)の外周面よりも径外方向へ突出させている。
この緩衝部材14’は、中間部12c’(小径部)の環状凹部12c1’に嵌め合わせられ、その外周部を第3の筒部13’ (大径部)の外周面よりも径外方向へ突出させている。
環状凹部12c1’は、中間部12c’の外周面に、全周にわたる凹溝状に形成される。
よって、図4に示すシャープペンシルユニット2によれば、緩衝部材14’を小径部である中間部12c’に設けたので、この緩衝部材14’の肉厚(太さ)を比較的大きく確保することができ、ひいては、緩衝部材14’の弾性による緩衝作用を効果的に得ることができる。
しかも、大径部である第3の筒部13’には、その大径な内部空間を有効に利用して、鉛芯繰出し機構M1等の複雑な機構を内在することができる。
しかも、大径部である第3の筒部13’には、その大径な内部空間を有効に利用して、鉛芯繰出し機構M1等の複雑な機構を内在することができる。
<第3の実施態様>
図5に示すシャープペンシルユニット3は、上記シャープペンシルユニット1に対し、第1の筒部11、第3の筒部13、緩衝部材14を、それぞれ、第1の筒部11”、第3の筒部13’、緩衝部材14”に置換したものである。
図5に示すシャープペンシルユニット3は、上記シャープペンシルユニット1に対し、第1の筒部11、第3の筒部13、緩衝部材14を、それぞれ、第1の筒部11”、第3の筒部13’、緩衝部材14”に置換したものである。
第1の筒部11”は、上記第1の筒部11の後端側を若干前方へ短くしたものである。この第1の筒部11”は、第2の筒部12の段部12bから前方側へ所定寸法離れて位置し、第2の筒部12の前側接続部12aに対し、圧入又は螺合等により環状に固定される。
また、第2の筒部12の前側接続部12aは、前後方向へ延設された円筒状の小径部として機能する。この前側接続部12a(小径部)の外周面と、第1の筒部11”の後端部と、第2の筒部12の段部12bとは、緩衝部材14”を装着するための環状凹部12hを構成する。
第3の筒部13’は、シャープペンシルユニット2と同様に、上記第3の筒部13の前端部を前方へ延長して第2の筒部12の段部12eに当接させたものである。
第2の筒部12の中間部12cと第3の筒部13’は、前側接続部12a(小径部)の後側に同芯状に並ぶ大径部であり、鉛芯繰出し機構M1等を内在する。
第2の筒部12の中間部12cと第3の筒部13’は、前側接続部12a(小径部)の後側に同芯状に並ぶ大径部であり、鉛芯繰出し機構M1等を内在する。
緩衝部材14”は、上記緩衝部材14’よりも更に外形が大きく且つ太いOリングであり、保持筒10の最大径部分(図示例によれば第3の筒部13’の外径部)よりも径方向外側へ突出するように、その外径が設定されている。
この緩衝部材14”は、環状凹部12hに嵌め合わせられる。
この緩衝部材14”は、環状凹部12hに嵌め合わせられる。
よって、図5に示すボールペンリフィール9によれば、緩衝部材14”をより小径な前側接続部12aに設けたので、この緩衝部材14”の肉厚(太さ)をさらに大きくすることができ、ひいては、緩衝部材14”の弾性による緩衝作用をいっそう効果的に得ることができる。
しかも、前側接続部12a(小径部)よりも後側の大径部には、その広い内部空間を有効に利用して、鉛芯繰出し機構M1等の複雑な機構を内在することができる。
その上、緩衝部材14”を、第1の筒部11”後端部と第2の筒部12の段部12bとの間に挟むように配置しているため、この緩衝部材14”が外れたり位置ずれしたりするのを防ぐことができる。
しかも、前側接続部12a(小径部)よりも後側の大径部には、その広い内部空間を有効に利用して、鉛芯繰出し機構M1等の複雑な機構を内在することができる。
その上、緩衝部材14”を、第1の筒部11”後端部と第2の筒部12の段部12bとの間に挟むように配置しているため、この緩衝部材14”が外れたり位置ずれしたりするのを防ぐことができる。
<変形例>
なお、図示例以外の他例としては、上記構成の緩衝部材14を、第1の筒部11の外周部や、第3の筒部13の外周部、環状傾斜面部12dの外周部等、図示例以外の部分に配置することも可能である。
さらに、他例としては、緩衝部材14を前後方向にわたって複数箇所に設けることも可能である。
なお、図示例以外の他例としては、上記構成の緩衝部材14を、第1の筒部11の外周部や、第3の筒部13の外周部、環状傾斜面部12dの外周部等、図示例以外の部分に配置することも可能である。
さらに、他例としては、緩衝部材14を前後方向にわたって複数箇所に設けることも可能である。
また、緩衝部材14の他例としては、Oリング形状以外の環状や筒状に形成することも可能である。
また、上記実施の形態によれば、保持筒10を三つの筒状部材から構成したが、この保持筒10は、上記緩衝部材の装着を可能にすれば、単数、2つ、あるいは4以上の筒状部材から構成することが可能である。
また、上記実施態様では、特に好ましい一例として、シャープペンシルユニット1を具備して多機能出没式筆記具Aを構成したが、他例としては、単数のシャープペンシルユニット1を軸筒内に出没可能に収納した出没式筆記具や、シャープペンシルユニット1を軸筒内に固定するとともにその筆記部を前方へ突出させたシャープペンシル等を構成することも可能である。
また、本発明は上述した上記実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1,2,3:シャープペンシルユニット
10:保持筒
11,11”:第1の筒部
12,12’:第2の筒部
12c1’,12h:環状凹部
13,13’:第3の筒部
14,14’,14”:緩衝部材
20:ホルダー
23:ホルダー付勢部材
A:多機能出没式筆記具
M1:鉛芯繰出し機構
M2:運動方向変換機構
x:鉛芯
10:保持筒
11,11”:第1の筒部
12,12’:第2の筒部
12c1’,12h:環状凹部
13,13’:第3の筒部
14,14’,14”:緩衝部材
20:ホルダー
23:ホルダー付勢部材
A:多機能出没式筆記具
M1:鉛芯繰出し機構
M2:運動方向変換機構
x:鉛芯
Claims (4)
- 保持筒と、前記保持筒の前端開口部から突出して鉛芯を挿通するホルダーと、前記ホルダーに加わる径方向の力成分により前記保持筒に相対し前記ホルダーを前進させる運動方向変換機構と、挟持した鉛芯を繰出して前記ホルダーに後側から挿通する鉛芯繰出し機構とを具備し、前記保持筒の外周部に弾性材料からなる緩衝部材が設けられていることを特徴とするシャープペンシルユニット。
- 前記保持筒は、複数の筒状部材を前後に接続して構成され、
前記緩衝部材は、前後に隣接する前記筒状部材の間に設けられ、その外周部を前記前後の筒状部材よりも径方向外側へ突出させていることを特徴とする請求項1記載のシャープペンシルユニット。 - 前記保持筒は、前後方向へ延設された円筒状の小径部と、前記小径部と同芯状に並ぶ円筒状の大径部とを有し、
前記緩衝部材は、その外周部を前記大径部よりも径方向の外側へ突出させていることを特徴とする請求項1又は2記載のシャープペンシルユニット。 - 請求項1〜3何れか1項記載のシャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019001106A JP2020110928A (ja) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | シャープペンシルユニット及び出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019001106A JP2020110928A (ja) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | シャープペンシルユニット及び出没式筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020110928A true JP2020110928A (ja) | 2020-07-27 |
Family
ID=71666397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019001106A Pending JP2020110928A (ja) | 2019-01-08 | 2019-01-08 | シャープペンシルユニット及び出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020110928A (ja) |
-
2019
- 2019-01-08 JP JP2019001106A patent/JP2020110928A/ja active Pending
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