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JP2020188725A - 生葉様フリーズドライ茶葉及びその製造方法 - Google Patents

生葉様フリーズドライ茶葉及びその製造方法 Download PDF

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JP2020188725A
JP2020188725A JP2019096170A JP2019096170A JP2020188725A JP 2020188725 A JP2020188725 A JP 2020188725A JP 2019096170 A JP2019096170 A JP 2019096170A JP 2019096170 A JP2019096170 A JP 2019096170A JP 2020188725 A JP2020188725 A JP 2020188725A
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JP
Japan
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leaves
freeze
raw
fresh
tea leaves
Prior art date
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Application number
JP2019096170A
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English (en)
Inventor
清継 野秋
Kiyotsugu Noaki
清継 野秋
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Noaki Noen Co Ltd
Original Assignee
Noaki Noen Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】 茶の生葉は、従来は摘採後に熱処理を行うことで酸化酵素の活性を止めて加工していたが、熱処理による加工では、生葉の形や成分が変化・変質してしまうため、生葉を摘んだときと同様の形状や色、味を保ったまま常温で長期間保存が可能なフリーズドライ茶葉の製造方法を提供する。【解決手段】 生葉を真空凍結乾燥する工程において、真空凍結乾燥機の棚温度を0〜50℃にし、10〜48時間かけて乾燥することで、生葉の水分を10%未満とすることを特徴とする、生葉様フリーズドライ茶葉の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、緑茶の生葉を凍結乾燥したフリーズドライ茶葉及びその製造方法に関する。より詳細には、生葉の形状や色を保ったまま凍結乾燥した茶葉及びそれを製造する方法に関する。
茶の生葉は、生葉酸化酵素の働きによって変化(発酵)してしまうため、従来は摘採後に熱処理を行うことで酸化酵素の活性を止めて加工していた。
一方、茶の生葉は、採取後すぐに冷凍すれば、1年程度の保存が可能であった。
また、常温で緑茶を保存する方法として、茶葉を凍結乾燥させた後、粉砕し、粉末茶添加物を製造する方法が知られていた(特許文献1)。
特開2018−029562号公報
しかしながら、熱処理による加工では、生葉の形や成分が変化・変質してしまうという問題があった。
また、粉末茶添加物は、粉末状の緑茶とするために、通常の方法により製造した粉末茶と混合しなければならなかった。さらに、生葉の形状を保ったまま長期間保存することができなかった。
本発明は、生葉を摘んだときと同様の形状や色、味を保ったまま常温で長期間保存が可能なフリーズドライ茶葉及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、第一に、生葉を真空凍結乾燥することで、生葉の水分を10%未満とすることを特徴とする、生葉様フリーズドライ茶葉の製造方法である。
第二に、生葉を真空凍結乾燥する工程において、真空凍結乾燥機の棚温度を0〜50℃にし、10〜48時間かけて乾燥することを特徴とする、上記第一に記載の製造方法である。
第三に、生葉を真空凍結乾燥する前に、冷凍することを特徴とする、上記第一又は第二に記載の製造方法。
第四に、水分が10%未満であることを特徴とする、生葉様フリーズドライ茶葉である。
本発明における生葉様フリーズドライ茶葉とは、生葉を摘んだときと同様の形状や色、味を有するフリーズドライした茶葉をいう。
本発明においては、通常の生の茶葉は摘採後2〜3時間という短時間で色や成分の変化が起こるため、生葉を摘採後できる限り短時間で冷凍してもよい。摘採後の生の茶葉をそのまま真空凍結乾燥することもできるが、摘採後すぐに真空凍結乾燥機に入れる必要があり、また、フリーズドライ茶葉の製造がお茶の摘採シーズンに限定されることとなる。
次に、必要に応じて冷凍した生葉を真空凍結乾燥する工程において、真空冷却後、真空凍結乾燥機の棚温度を0〜50℃にし、10〜48時間かけて乾燥する。温度が50℃より高いと茶葉が変色する恐れがあり、0℃より低いと乾燥が不十分になる可能性が高い。また、10時間未満の乾燥では茶葉の水分が十分低くならない。
そして、このように、フリーズドライ製法を用いて低温状態で乾燥させることによって生葉本来の形や成分のまま保存・活用できるようになる。
本発明においては、フリーズドライ茶葉の水分を10%未満とする。茶葉の水分が10%以上ではすぐに変色し長期間保存することができない。
本発明によると、生葉を摘んだときと同様の形状や色、味を保ったまま常温で長期間保存が可能なフリーズドライ茶葉及びそれを製造する方法を提供することができる。
生茶葉を摘採後、2時間以内に冷凍した。次に、冷凍した茶葉を350mm×210mmのトレイに120g〜150g載せ、真空凍結乾燥機(共和真空技術株式会社製、RLE2)にセットし、棚冷却を開始し棚温度が−40℃以下となるようにした。その後、コールドトラップ(CT)冷却を開始しCT温度が−50℃となるようにした。そして、真空引きを開始後に引口弁を少しずつ開き、13.3Pa以下且つCT温度−50℃以下にした。次に、表1の温度及び時間で棚加熱を行った。最後に、引口弁を閉めた後に、真空引きとCT冷却を停止した。
得られた凍結乾燥茶葉について、常圧加熱乾燥法により水分を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2020188725
得られた凍結乾燥茶葉について形状と色を確認したところ、実施例1〜17により得られた本発明品、比較例1〜2により得られた比較品のいずれも生葉を摘んだときと同様の形状や色を保ったままであった。しかし、比較品は10日目には変色してしまった。一方、本発明品は、6か月後においても生葉を摘んだときと同様の形状と色を保ったままであった。
さらに、本発明品は、熱処理しないことから成分はカテキン8種類に関して生葉とほぼ同じであった。また、生葉と比較して味はそのままで、乾燥している分食べやすい食感であった。

Claims (4)

  1. 生葉を真空凍結乾燥することで、生葉の水分を10%未満とすることを特徴とする、生葉様フリーズドライ茶葉の製造方法。
  2. 生葉を真空凍結乾燥する工程において、真空凍結乾燥機の棚温度を0〜50℃にし、10〜48時間かけて乾燥することを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
  3. 生葉を真空凍結乾燥する前に、冷凍することを特徴とする、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 水分が10%未満であることを特徴とする、生葉様フリーズドライ茶葉。
JP2019096170A 2019-05-22 2019-05-22 生葉様フリーズドライ茶葉及びその製造方法 Pending JP2020188725A (ja)

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