JP2020176447A - 木造建物の構造 - Google Patents
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Description
(木造建物の構造)
図1は本発明の一実施形態に係る木造建物の構造を示す模式図である。図2は柱材と土台との接合部を示す説明図である。図3は柱材と板材との接合部を示す説明図である。図4は柱材と板材を示す説明図である。図5は板材と従来の木造軸組構造の構成部材との対応を示す説明図である。
この構成により、柱と横架材に相当する第1平板部11の長板とで、従来の木造軸組構造と同様の構造を有することとなる。さらに、第2平板部12の長板が根太に相当するため、従来の軸組構造における横架材及び根太、すなわち在来の木造軸組構造の水平構面を、第1平板部11及び第2平板部12が積層された板材1に置き換えることができる。これにより、従来の軸組構造における横架材や軸組に敷き詰める床材が不要になることで、施工が容易となり、工期の短縮が可能となる。
図6は筋交いを取り付けた木造建物の構造を示す模式図である。図7は柱材と土台との接合部を示す説明図である。図6、図7に示すように、本実施形態の木造建物は、柱材2と土台3の接合部と、柱材2と板材1の接合部を対角線上に結ぶ筋交いが設けられていてもよい。また、柱材2と板材1の接合部同士を対角線上に結ぶ筋交いが設けられていてもよい。
図8Aは木造建物の構造の別の変形例を示す図であり、面材を取り付けた構造を示す模式図である。図8Aに示すように、本実施形態の木造建物は、2つの柱材2と土台3と板材1で囲われる面と、2つの柱材2と2つの板材1で囲われる面とに、面材9が設けられていてもよい。
図8Bは木造建物の構造の別の変形例を示す図であり、上記の実施形態では、従来の木造軸組工法と同様に複数の柱材を縦横に整列した例であるが、本発明の構造を用いることで、図8Bに示すように、柱材を縦横に整列させず、まばらに配することも可能である。従来の木造軸組工法では、このようなまばらな配列にすると十分な強度を得られなかったが、本発明を用いることでまばらな配列にした場合にも十分な強度を得ることができる。
図9Aは木造建物の構造の別の変形例を示す図であり、柱材の端部に突部21を設けない場合の例であり、板材の穴に柱材の端部をそのまま嵌合する木造建物の構造を示す板材と柱材との接合部を示す図である。図9Aに示すように、本実施形態の木造建物は、柱材の端部に突部21がなく、柱材2の端部を板材1の穴にそのまま嵌合する構造である。また、図9Bに示すように、板材に穴を設けず、板材と柱材とを金具等によって固定する構造としてもよい。
次に、上記の第1実施形態と構造の異なる第2実施形態について説明する。図10は、第2実施形態の木造建物の構造を示す模式図である。上記した第1実施形態との主な相違点は、土台3をなくして、基礎4の上に板材1を配した点である。以下、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ構造のものについては同じ符号を用いる。
11 第1平板部
12 第2平板部
13 穴
2 柱材
21 突部
22 突部
3 土台
31 穴
4 基礎
5 金物
6 金物
7 筋交い
8 金物
9 面材
10 木造建物
20 木造建物
Claims (12)
- 第1方向に延びる長板が並んで構成される第1平板部と、第1方向に直交する第2方向に延びる長板が並んで構成される第2平板部とが交互に積層された板材と、
複数の柱材と、を備え、
前記板材の上面又は下面と、前記柱材の端部とが接合されていて、
前記板材の第1平板部又は第2平板部が梁として機能する、
木造建物の構造。 - 前記板材は、上面又は下面に複数の穴を有する、
請求項1に記載の木造建物の構造。 - 前記柱材は、端部に前記板材の穴に嵌合する突部を有する、
請求項2に記載の木造建物の構造。 - 木造建物の下方に配される基礎をさらに備え、
前記基礎の上に前記板材を配する、
又は、前記基礎の上に土台を介して前記板材を配する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の木造建物の構造。 - 前記柱材の上端又は下端と前記板材との接合部に、接合部材が配されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の木造建物の構造。 - 2本の前記柱材と、該2本の柱材と接合される上方又は下方の板材とを構成要素として形成される面に筋交いが設けられている、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の木造建物の構造。 - 2本の前記柱材と、該2本の柱材と接合される上方又は下方の板材とを構成要素として形成される面に面材が設けられている、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の木造建物の構造。 - 前記複数の柱材は、所定数の柱材が前記第1方向に沿って配され、
前記該所定数の柱材からなる柱材列が、前記第1方向と平行に前記第2方向に沿って列状に配されていて、
前記板材の前記第1平板部又は前記第2平板部が梁又は根太として機能する、
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の木造建物の構造。 - 前記板材は、
前記第1平板部と前記第2平板部とが交互に積層され、該板材の上面及び下面には前記第1平板部が露出するように積層されている、
または、前記第1平板部と前記第2平板部とが交互に積層され、最上面及び最下面には前記第1平板部が配されていて、これらを挟み込むように、最上面の上及び最下面の下に、さらに前記第1平板部がそれぞれ配されている、
請求項1乃至8に記載の木造建物の構造。 - 前記板材は、
前記第1平板部と前記第2平板部とが交互に積層され、
前記板材の上面及び下面のいずれか一方に前記第1平板部が露出し、該板材の上面及び下面のいずれか他方に前記第2平板部が露出するように積層されている、
請求項1乃至8に記載の木造建物の構造。 - 前記板材を複数備え、
前記複数の柱材のうち所定数の柱材で構成される第1の柱群の上方に第1の板材が配され、該第1の柱群の上端部と該第1の板材の下面とが接合されていて、
前記第1の柱群の下方に第2の板材が配され、該第1の柱群の下端部と該第2の板材の上面とが接合されていて、
前記複数の柱材のうち所定数の柱材で構成される第2の柱群の上方に第2の板材が配され、該第2の柱群の上端部と該第2の板材の下面とが接合されている、
請求項1乃至10に記載の木造建物の構造。 - 前記第2の柱群の下方に第3の板材が配され、該第2の柱群の下端部と該第3の板材の上面とが接合されている、
請求項11に記載の木造建物の構造。
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JPH11247295A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Nittaku Sangyo Kk | 組立建物の補強構造 |
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JP2019019504A (ja) * | 2017-07-13 | 2019-02-07 | 株式会社竹中工務店 | フラットスラブ構造 |
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2019
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