JP2020150410A - 情報処理システム及び情報入出力機器 - Google Patents
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Abstract
Description
更に、情報入出力機器が、外部のサーバ装置と連動してその拡張機能を実行するようなシステムを構築できれば、サーバ装置が備える高い性能を利用できる点で好ましい。
前記情報入出力機器は、サーバ装置との間で情報通信網を介して情報通信可能に構成され、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記動作機器の動作に関して予め搭載されている基本機能が有り、
前記情報入出力機器が前記基本機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有のスイッチ操作と、当該基本機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で予め設定されており、
前記スイッチ操作は、複数の前記スイッチのうちの何れかの操作対象スイッチと、当該操作対象スイッチに対する操作入力手法との組み合わせで規定されている情報処理システムであって、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記情報入出力機器に追加設定可能な拡張機能が有り、
前記情報入出力機器に前記拡張機能が追加設定されると、前記情報入出力機器が前記拡張機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有の前記スイッチ操作と、当該拡張機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で追加設定され、前記サーバ装置では、前記情報入出力機器に当該拡張機能が追加設定されたことが記憶され、
前記情報入出力機器は、前記入力受付部が利用者から所定の前記拡張機能に対応する前記スイッチ操作を受け付けた場合、当該拡張機能の実行が指令されたと判定して、当該拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信し、
前記情報入出力機器から受信した特定の前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置にて処理させるように構成され、
前記サーバ装置は、所定の参照情報に基づいて、前記情報入出力機器で既に追加設定されている前記拡張機能が実行されることが好ましいか否かを決定し、実行されることが好ましいと決定した前記拡張機能の実行を促す提案情報を前記情報入出力機器に送信する提案情報送信処理を行い、
前記情報入出力機器は、前記サーバ装置から受信した前記提案情報を利用者に対して出力する提案情報出力処理を行う点にある。
加えて、情報入出力機器は、入力受付部が利用者から所定の拡張機能に対応するスイッチ操作を受け付けた場合、その拡張機能の実行が指令されたと判定して、その拡張機能に関する情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置にて、情報入出力機器から受信した特定の拡張機能に関する処理を行わせる。従って、予め搭載されている基本機能とは別の拡張機能を情報入出力機器に追加でき、情報入出力機器が、外部のサーバ装置と連動してその拡張機能を実行できる情報処理システムを提供できる。
前記サーバ装置は、前記提案情報送信処理において、収集済みの前記施設の環境に関するデータを前記参照情報として解析し、前記温調用の動作機器を動作開始又は動作停止すれば前記施設の環境が好ましい環境に近付くと予測される場合に、前記機器制御機能が実行されることが好ましいと決定し、実行されることが好ましいと決定した前記機器制御機能の実行を促す前記提案情報を前記情報入出力機器に送信する点にある。
更に、サーバ装置は、提案情報送信処理において、収集済みの施設の環境に関するデータを参照情報として解析し、温調用の動作機器を動作開始又は動作停止すれば施設の環境が好ましい環境に近付くと予測される場合に、機器制御機能が実行されることが好ましいと決定する。つまり、利用者は、温調用の動作機器を動作開始及び動作停止することが好ましいタイミングでその実行を促して貰える。そして、利用者は、機器制御機能の実行を希望するのであれば、機器制御機能に対応するスイッチ操作を行えばよい。
前記サーバ装置は、前記提案情報送信処理において、収集済みの前記監視対象の動作機器の状態に関するデータを前記参照情報として解析し、前記監視対象の動作機器のメンテナンス作業を依頼することが好ましいと判定される場合に、前記作業依頼機能が実行されることが好ましいと決定し、実行されることが好ましいと決定した前記作業依頼機能の実行を促す前記提案情報を前記情報入出力機器に送信する点にある。
更に、サーバ装置は、提案情報送信処理において、収集済みの監視対象の動作機器の状態に関するデータを参照情報として解析し、監視対象の動作機器のメンテナンス作業を依頼することが好ましいと判定される場合に、作業依頼機能が実行されることが好ましいと決定する。つまり、利用者は、自身が監視対象の動作機器の状態に懸念を抱いていなくても、作業依頼機能が実行されることが好ましいタイミングで、その実行を促して貰える。そして、利用者は、作業依頼機能の実行を希望するのであれば、作業依頼機能に対応するスイッチ操作を行えばよい。
前記情報入出力機器は、サーバ装置との間で情報通信網を介して情報通信可能に構成され、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記動作機器の動作に関して予め搭載されている基本機能が有り、
前記情報入出力機器が前記基本機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有のスイッチ操作と、当該基本機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で予め設定されており、
前記スイッチ操作は、複数の前記スイッチのうちの何れかの操作対象スイッチと、当該操作対象スイッチに対する操作入力手法との組み合わせで規定されている情報処理システムであって、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記情報入出力機器に追加設定可能な拡張機能が有り、
前記情報入出力機器に前記拡張機能が追加設定されると、前記情報入出力機器が前記拡張機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有の前記スイッチ操作と、当該拡張機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で追加設定され、
前記情報入出力機器は、前記入力受付部が利用者から所定の前記拡張機能に対応する前記スイッチ操作を受け付けた場合、当該拡張機能の実行が指令されたと判定して、当該拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信し、
前記情報入出力機器から受信した特定の前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置にて処理させるように構成され、
前記サーバ装置は、収集済みの前記動作機器の状態に関するデータ又は収集済みの前記施設の環境に関するデータを用いて、前記拡張機能に関する情報を処理する点にある。
加えて、情報入出力機器は、入力受付部が利用者から所定の拡張機能に対応するスイッチ操作を受け付けた場合、その拡張機能の実行が指令されたと判定して、その拡張機能に関する情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置にて、情報入出力機器から受信した特定の拡張機能に関する処理を行わせる。従って、予め搭載されている基本機能とは別の拡張機能を情報入出力機器に追加でき、情報入出力機器が、外部のサーバ装置と連動してその拡張機能を実行できる情報処理システムを提供できる。
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の前記動作機器の状態に関するデータを解析し、特定の前記動作機器の状態の検証結果が前記情報入出力機器において利用者に対して出力されるように前記情報入出力機器へ送信する点にある。
ここで、前記情報入出力機器は、特定の前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信すると共に、前記施設に設置された特定の前記動作機器の状態に関するデータを前記サーバ装置に送信してもよい。
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の前記動作機器の状態に関するデータを解析した結果が特定の前記動作機器で問題が発生しているという内容になる場合、特定の前記動作機器で発生している問題への対処方法についての情報を、前記情報入出力機器において利用者に対して出力されるように前記情報入出力機器へ送信するという処理を実行する点にある。
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の前記動作機器の状態に関するデータを解析した結果が特定の前記動作機器で問題が発生しているという内容になる場合、特定の前記動作機器で発生している問題への対処を行うという処理を実行する点にある。
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記温調機能に関する情報を処理する場合、
収集済みの前記施設の環境に関するデータを解析し、前記施設の環境を好ましい環境に近付けるための前記温調用の動作機器の運転条件を決定して、前記運転条件に従った運転を前記温調用の動作機器で行わせるための動作制御指令を前記温調用の動作機器へ送信する点にある。
ここで、前記情報入出力機器は、前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信すると共に、前記施設の環境に関するデータを前記サーバ装置に送信してもよい。
図1は情報処理システムの構成を示す図である。本実施形態に係る情報処理システムは情報入出力機器20を備え、情報入出力機器20は、サーバ装置1との間で情報通信網5を介して情報通信可能に構成される。図示するように、サーバ装置1は、複数の施設6との間で情報通信網5を介して通信可能に接続されている。施設6には、動作機器10,31と、台所リモコンなどの情報入出力機器20と、ルーター7とが設けられている。動作機器10と情報入出力機器20とは、施設6の内部の有線又は無線の通信回線8を介して情報通信可能になっている。また、情報入出力機器20とルーター7とは通信回線8を介して情報通信可能になっている。加えて、施設6には、浴室リモコンなどの情報入出力機器30や、スマートフォンやコンピュータ装置などの端末機器9も、通信回線8を介してルーター7に接続されて設けられている。図1では、スマートフォンなどの端末機器9がルーター7を介してサーバ装置1に接続される例を示しているが、スマートフォンなどの端末機器9がルーター7を介さず、移動体通信網を介してサーバ装置1に接続されてもよい。
以下の説明では、台所リモコンとしての情報入出力機器20の構成について説明するが、浴室リモコンとしての情報入出力機器30が、情報入出力機器20と同様の機能を果たすように構成してもよい。
動作機器31は、施設6の温度を調整できる空調装置及び床暖房装置等の温調用の動作機器や、施設6に設けられる照明機器などである。
情報入出力機器20の入力受付部22は、上述した「運転入/切」スイッチ22a及び「ふろ自動」スイッチ22b及び「追いだき」スイッチ22cに加えて、「拡張機能No.1」スイッチ22d及び「拡張機能No.2」スイッチ22eも有する。「拡張機能No.1」スイッチ22d及び「拡張機能No.2」スイッチ22eは、情報入出力機器20で実行可能な機能のうち、情報入出力機器20に追加設定可能な拡張機能の実行を指令する場合に利用者が操作するスイッチである。
図3に示すように、情報入出力機器20の記憶部24には、基本機能情報と拡張機能情報とが記憶されている。基本機能情報は、上述した給湯実行機能についての情報及び風呂湯張り機能についての情報及び風呂追焚き機能についての情報である。拡張機能情報は、情報入出力機器20で追加設定されている拡張機能についての情報である。図3に示す例の場合、「拡張機能No.1」には何らかの拡張機能が設定済みであり、「拡張機能No.2」には拡張機能が未設定であることが情報入出力機器20の記憶部24に記憶されている。この場合、情報入出力機器20の制御部23は、拡張機能の設定が既に行われている「拡張機能No.1」スイッチ22dが1回押されると、「拡張機能No.1」の実行が指令されたことをサーバ装置1に伝達するが、拡張機能が未設定である「拡張機能No.2」スイッチ22eが1回押されたとしても何らかの処理を行わない。つまり、「拡張機能No.2」スイッチ22eは無効になっている。
図5の工程#10において情報入出力機器20の制御部23は、拡張機能に対応するスイッチ操作を受け付けたか否かを判定する。そのスイッチ操作を受け付けていない場合にはこのフローチャートの最初に戻り、スイッチ操作を受け付けた場合には工程#11に移行する。例えば、「拡張機能No.1」スイッチ22dに何らかの拡張機能が設定されている場合、「拡張機能No.1」スイッチ22dを操作対象スイッチとして、所定の操作入力手法に則った操作が行われると、情報入出力機器20の制御部23は、「拡張機能No.1」スイッチ22dに設定された拡張機能に対応するスイッチ操作を受け付けたと判定する。
通知機能(「ただいま」機能)は、サーバ装置1から、サーバ装置1のサーバ側記憶部3に記憶してある利用者に関連する通知先アドレス(利用者に関する情報)に所定の通知を送信する機能であり、具体的には、利用者が拡張機能用のスイッチを押すと、スイッチが押されたことが登録済み端末機器9に通知される機能である。例えば、子供が帰宅したときに拡張機能用のスイッチを押すと、その子供の親が使用するスマートフォンなどの端末機器9に通知が送信される。
機器制御機能は、利用者が拡張機能用のスイッチを押すと、登録された機器に対して遠隔操作、例えば、施設6での冷房運転及び暖房運転の少なくとも一方を行うことができる空調装置や床暖房装置等の温調用の動作機器(動作機器31)に対して、サーバ装置1から動作開始及び動作停止の切替指令の送信が行われる機能である。他にも、利用者が拡張機能用のスイッチを押すと、登録された照明機器(動作機器31)に対して、サーバ装置1から動作開始及び動作停止の切替指令の送信が行われるような機器制御機能であってもよい。
例えば、施設6での室内温度が所定の低温側基準温度未満(例えば8℃未満)の場合、或いは、施設6での室内温度が室外温度と同程度に低い(例えば8℃未満)場合、サーバ装置1は、エアコン(温調用の動作機器31)を動作開始すれば室温が上昇して施設6の環境が好ましい環境に近付くと予測する(工程#25の「提案あり」)。それに対して、施設6での室内温度が高温側基準温度以上(例えば18℃以上)の場合、或いは、施設6での室内温度が室外温度よりも大幅に(例えば温度差10℃以上)高い場合、サーバ装置1は、既に施設6は好ましい環境のため、エアコン(温調用の動作機器31)を動作開始する必要はないと判定する(工程#22の「提案なし」)。
その後、このような提案情報の提供を受けた利用者が、上述したような機器制御機能が追加設定された拡張機能No.1スイッチを押すと、上記手順で機器制御機能が実行されることで、利用者のエアコン(温調用の動作機器31)の運転が開始される。
作業依頼機能は、利用者が拡張機能用のスイッチを押すと、施設6に設置された監視対象の動作機器10,31のためのメンテナンス作業の依頼が行われる機能である。
具体的な手順を説明すると、「拡張機能No.1」スイッチ22dに作業依頼機能が設定されている場合、例えば、給湯器から温水が供給されない等の不具合が発生した場合に利用者が「拡張機能No.1」スイッチ22dに対して1回短時間押し操作を行うと、情報入出力機器20は、「拡張機能No.1」に設定されている拡張機能の実行が指令されたと判定して、「拡張機能No.1」の実行が指令された旨の情報と、利用者を特定するための固有の識別情報(リモコンID(例えばMACアドレスなど))とをサーバ装置1に送信する。そうすると、サーバ装置1は、サーバ側記憶部3に記憶されている利用者情報を参照して利用者を特定し、給湯器のメンテナンス作業担当者に対してその利用者の住所や給湯器型式などの情報(利用者に関する情報)を知らせて、メンテナンス作業の依頼を行う。
その後、このような提案情報の提供を受けた利用者が、上述したような作業依頼機能が追加設定された例えば拡張機能No.1スイッチを押すと、上述したような手順で作業依頼機能が実行されることで、サーバ装置1は、サーバ側記憶部3に記憶されている利用者情報を参照して利用者を特定し、給湯器のメンテナンス作業担当者に対してその利用者の住所や給湯器型式などの情報(利用者に関する情報)を知らせて、メンテナンス作業の依頼を行う。
機器状態検証機能は、利用者が拡張機能用のスイッチを押すと、施設6に設置された特定の動作機器10,31の状態の検証が行われる機能である。サーバ装置1は、拡張機能の一つとして設定されている機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の動作機器10,31の状態に関するデータを解析し、特定の動作機器10,31の状態の検証結果が情報入出力機器20において利用者に対して出力されるように情報入出力機器20へ送信する。つまり、利用者は、例えば特定の動作機器10,31の状態に懸念がある場合にこの機器状態検証機能に対応するスイッチ操作を行うことで、その特定の動作機器10,31の最新の状態に基づく検証結果を得ることができる。
他には、サーバ装置1は、情報入出力機器20で動作しているソフトウェアのバージョン情報をサーバ側記憶部3で予め記憶しておき、特定の動作機器10で発生している問題が、情報入出力機器20で動作しているソフトウェアのバージョンが適切なバージョンでない(即ち、新しいバージョンでない)ことに原因があるならば、サーバ装置1から情報入出力機器20に適切なバージョンのソフトウェアを送信して、情報入出力機器20で動作しているソフトウェアを書き換えさせるという対処を実行する。この場合、サーバ装置1は、上記検証結果として、動作機器10で問題が発生していること、及び、情報入出力機器20で動作しているソフトウェアを書き換えたことなどを含む情報を情報入出力機器20に送信してもよい。尚、サーバ装置1が、特定の動作機器10で発生している問題への対処のために実行する処理の内容は、上述した例に限定されず適宜設定できる。
温調機能は、利用者が拡張機能用のスイッチを押すと、施設6での冷房運転及び暖房運転の少なくとも一方を行うことができる温調用の動作機器(動作機器31)に対して、サーバ装置1から動作制御指令が送信される機能である。サーバ装置1は、拡張機能の一つとして設定されている温調機能に関する情報を処理する場合、収集済みの施設6の環境に関するデータを解析し、施設6の環境を好ましい環境に近付けるための温調用の動作機器31の運転条件を決定して、運転条件に従った運転を温調用の動作機器31で行わせるための動作制御指令を温調用の動作機器31へ送信する。つまり、利用者は、この温調機能に対応するスイッチ操作を行うことで、温調用の動作機器31を制御するための専用のリモコン等を操作しなくても、サーバ装置1から送信される施設6の最新の環境に基づく動作制御指令に従って温調用の動作機器31を自動で動作させ、施設6の環境を好ましい環境に近付けることができる。
<1>
上記実施形態では、本発明の情報処理システムについて具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、情報入出力機器20、動作機器10、サーバ装置1などの構成や、それらで記憶されている情報などについて具体例を挙げて説明したが、それらは例示目的で記載したものであり、それらの内容は適宜変更可能である。
上記実施形態では、拡張機能の実行を指令する場合に利用者が操作する専用の「拡張機能No.1」スイッチ22d及び「拡張機能No.2」スイッチ22eが情報入出力機器20に設けられている場合の例を説明したが、そのような専用の「拡張機能No.1」スイッチ22d及び「拡張機能No.2」スイッチ22eを設けなくてもよい。
上記実施形態では、利用者が、端末機器9を用いて、自身の情報入出力機器20の拡張機能用のスイッチ(入力受付部22)に拡張機能を追加設定する例を説明したが、他の装置を用いてもよい。例えば、利用者は、自身の情報入出力機器20を用いて、その拡張機能用のスイッチに拡張機能を追加設定するように構成してもよい。
上記実施形態において、スイッチ操作は、利用者の物理的な動作を受け付けて行われるものだけでなく、利用者の音声を受け付けて行われるものや、利用者のジェスチャーを受け付けて行われるものなども含む。そして、入力受付部22が有するスイッチは、利用者の物理的な動作を受け付けて状態が切り替わるスイッチである場合だけでなく、利用者の音声やジェスチャーなどの入力を受け付けて状態が切り替わる仮想的なスイッチである場合も含む。スイッチ操作が利用者の音声を受け付けて行われるものの場合、情報入出力機器20が備える入力受付部22としてのマイクロフォンが認識した音声が例えば「拡張機能No.1」の実行を指令する音声であれば、情報入出力機器20は「拡張機能No.1」の実行指令が行われた(スイッチ操作が行われた)と判定する。或いは、スイッチ操作がジェスチャーによって行われるものである場合、情報入出力機器20が備える入力受付部22としてのカメラが認識した人のジェスチャーが例えば「拡張機能No.1」の実行を指令するジェスチャーであれば、情報入出力機器20は「拡張機能No.1」の実行指令が行われた(スイッチ操作が行われた)と判定する。また、情報入出力機器20が、入力受付部22を用いた音声認識や顔認識で個人を特定できる場合、「拡張機能No.1」の実行を指令できる利用者を予め設定された人物のみに制限してもよい。
上記実施形態では、サーバ装置1のサーバ側記憶部3に記憶されているリモコン型番と装置情報(スイッチ配置)とに基づいて、利用者の情報入出力機器20の入力受付部22に割り当て可能な拡張機能の数を特定する例を説明したが、例えば、情報入出力機器20からサーバ装置1へその入力受付部22に割り当て可能な拡張機能の数を予め送信しておくような構成を採用してもよい。
上記実施形態では、情報入出力機器20に追加可能な拡張機能の内容について、具体例を挙げて説明したが、各拡張機能の内容は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、拡張機能の一つである機器制御機能が、温調用の動作機器31に対して、サーバ装置1から動作開始及び動作停止の切替指令を送信する機能である場合を例示したが、サーバ装置1が、温調用の動作機器31の動作開始の指令だけでなく、具体的な運転条件を含む指令を送信してもよい。例えば、サーバ装置1は、エアコン(温調用の動作機器31)を設定温度25℃で冷房運転させるという運転条件を含む動作開始の指令を送信してもよい。
上記実施形態では、所定の参照情報、動作機器の状態に関するデータ、施設の環境に関するデータなどについて、具体例を挙げて説明したが、それらの内容は適宜設定可能である。例えば、参照情報には、人感センサによる利用者の存在又は不在の検知結果や施設6での電力消費量などの情報を含めてもよい。動作機器の状態に関するデータには、その動作機器のエラー情報や累積の稼働時間・稼働回数などの情報を含めてもよい。施設の環境に関するデータには、施設6に供給される水道水等の水温などの情報を含めてもよい。
上記実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
5 情報通信網
6 施設
10 動作機器(給湯器)
20 情報入出力機器(台所リモコン)
21 出力部
22 入力受付部
22b 「ふろ自動」スイッチ
22c 「追いだき」スイッチ
22d 「拡張機能No.1」スイッチ
22e 「拡張機能No.2」スイッチ
30 情報入出力機器(浴室リモコン)
31 動作機器
32 各種センサ
Claims (11)
- 施設に設置される動作機器との間で情報通信を行うと共に、利用者に対して前記動作機器の動作に関する情報の出力を行う出力部と、前記動作機器の動作に関する利用者による操作入力を受け付ける複数のスイッチを有する入力受付部とを備える情報入出力機器を備え、
前記情報入出力機器は、サーバ装置との間で情報通信網を介して情報通信可能に構成され、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記動作機器の動作に関して予め搭載されている基本機能が有り、
前記情報入出力機器が前記基本機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有のスイッチ操作と、当該基本機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で予め設定されており、
前記スイッチ操作は、複数の前記スイッチのうちの何れかの操作対象スイッチと、当該操作対象スイッチに対する操作入力手法との組み合わせで規定されている情報処理システムであって、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記情報入出力機器に追加設定可能な拡張機能が有り、
前記情報入出力機器に前記拡張機能が追加設定されると、前記情報入出力機器が前記拡張機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有の前記スイッチ操作と、当該拡張機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で追加設定され、前記サーバ装置では、前記情報入出力機器に当該拡張機能が追加設定されたことが記憶され、
前記情報入出力機器は、前記入力受付部が利用者から所定の前記拡張機能に対応する前記スイッチ操作を受け付けた場合、当該拡張機能の実行が指令されたと判定して、当該拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信し、
前記情報入出力機器から受信した特定の前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置にて処理させるように構成され、
前記サーバ装置は、所定の参照情報に基づいて、前記情報入出力機器で既に追加設定されている前記拡張機能が実行されることが好ましいか否かを決定し、実行されることが好ましいと決定した前記拡張機能の実行を促す提案情報を前記情報入出力機器に送信する提案情報送信処理を行い、
前記情報入出力機器は、前記サーバ装置から受信した前記提案情報を利用者に対して出力する提案情報出力処理を行う情報処理システム。 - 前記拡張機能の一つとして、前記施設での冷房運転及び暖房運転の少なくとも一方を行うことができる温調用の動作機器に対して、前記サーバ装置から動作開始及び動作停止の切替指令を送信する機器制御機能があり、
前記サーバ装置は、前記提案情報送信処理において、収集済みの前記施設の環境に関するデータを前記参照情報として解析し、前記温調用の動作機器を動作開始又は動作停止すれば前記施設の環境が好ましい環境に近付くと予測される場合に、前記機器制御機能が実行されることが好ましいと決定し、実行されることが好ましいと決定した前記機器制御機能の実行を促す前記提案情報を前記情報入出力機器に送信する請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記拡張機能の一つとして、前記施設に設置された監視対象の動作機器のためのメンテナンス作業を依頼する作業依頼機能があり、
前記サーバ装置は、前記提案情報送信処理において、収集済みの前記監視対象の動作機器の状態に関するデータを前記参照情報として解析し、前記監視対象の動作機器のメンテナンス作業を依頼することが好ましいと判定される場合に、前記作業依頼機能が実行されることが好ましいと決定し、実行されることが好ましいと決定した前記作業依頼機能の実行を促す前記提案情報を前記情報入出力機器に送信する請求項1に記載の情報処理システム。 - 施設に設置される動作機器との間で情報通信を行うと共に、利用者に対して前記動作機器の動作に関する情報の出力を行う出力部と、前記動作機器の動作に関する利用者による操作入力を受け付ける複数のスイッチを有する入力受付部とを備える情報入出力機器を備え、
前記情報入出力機器は、サーバ装置との間で情報通信網を介して情報通信可能に構成され、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記動作機器の動作に関して予め搭載されている基本機能が有り、
前記情報入出力機器が前記基本機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有のスイッチ操作と、当該基本機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で予め設定されており、
前記スイッチ操作は、複数の前記スイッチのうちの何れかの操作対象スイッチと、当該操作対象スイッチに対する操作入力手法との組み合わせで規定されている情報処理システムであって、
前記情報入出力機器で実行可能な機能には、前記情報入出力機器に追加設定可能な拡張機能が有り、
前記情報入出力機器に前記拡張機能が追加設定されると、前記情報入出力機器が前記拡張機能を実行する場合に利用者に対して要求される固有の前記スイッチ操作と、当該拡張機能に関して前記情報入出力機器で行われる処理とが関連付けられた状態で追加設定され、
前記情報入出力機器は、前記入力受付部が利用者から所定の前記拡張機能に対応する前記スイッチ操作を受け付けた場合、当該拡張機能の実行が指令されたと判定して、当該拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信し、
前記情報入出力機器から受信した特定の前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置にて処理させるように構成され、
前記サーバ装置は、収集済みの前記動作機器の状態に関するデータ又は収集済みの前記施設の環境に関するデータを用いて、前記拡張機能に関する情報を処理する情報処理システム。 - 前記拡張機能の一つとして、前記施設に設置された特定の前記動作機器の状態を検証するための機器状態検証機能があり、
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の前記動作機器の状態に関するデータを解析し、特定の前記動作機器の状態の検証結果が前記情報入出力機器において利用者に対して出力されるように前記情報入出力機器へ送信する請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記拡張機能の一つとして、前記施設に設置された特定の前記動作機器の状態を検証するための機器状態検証機能があり、
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の前記動作機器の状態に関するデータを解析した結果が特定の前記動作機器で問題が発生しているという内容になる場合、特定の前記動作機器で発生している問題への対処方法についての情報を、前記情報入出力機器において利用者に対して出力されるように前記情報入出力機器へ送信するという処理を実行する請求項4又は5に記載の情報処理システム。 - 前記拡張機能の一つとして、前記施設に設置された特定の前記動作機器の状態を検証するための機器状態検証機能があり、
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記機器状態検証機能に関する情報を処理する場合、収集済みの特定の前記動作機器の状態に関するデータを解析した結果が特定の前記動作機器で問題が発生しているという内容になる場合、特定の前記動作機器で発生している問題への対処を行うという処理を実行する請求項4又は5に記載の情報処理システム。 - 前記情報入出力機器は、特定の前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信すると共に、前記施設に設置された特定の前記動作機器の状態に関するデータを前記サーバ装置に送信する請求項5〜7の何れか一項に記載の情報処理システム。
- 前記拡張機能の一つとして、前記施設での冷房運転及び暖房運転の少なくとも一方を行うことができる温調用の動作機器に対して、前記サーバ装置から動作制御指令を送信する温調機能があり、
前記サーバ装置は、前記拡張機能の一つとして設定されている前記温調機能に関する情報を処理する場合、収集済みの前記施設の環境に関するデータを解析し、前記施設の環境を好ましい環境に近付けるための前記温調用の動作機器の運転条件を決定して、前記運転条件に従った運転を前記温調用の動作機器で行わせるための動作制御指令を前記温調用の動作機器へ送信する請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記情報入出力機器は、前記拡張機能に関する情報を前記サーバ装置に送信すると共に、前記施設の環境に関するデータを前記サーバ装置に送信する請求項9に記載の情報処理システム。
- 請求項1〜10の何れか一項に記載の情報処理システムで用いられる前記情報入出力機器としての機能を備える情報入出力機器。
Priority Applications (1)
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