JP4835566B2 - 機器管理システム、機器設定装置、機器管理装置、機器管理方法および機器管理プログラム - Google Patents
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Description
図1に、遠隔管理システム1の全体構成を示す。遠隔管理システム1は、遠隔管理センタ3に設置されている遠隔管理サーバ30から物件2に設置されている複数の空調機50a,50b,・・・を管理するシステムである。空調機50a,50b,・・・と遠隔管理サーバ30とは、インターネット6を介して相互に通信可能になっている。
図1に示すように、空調機50a,50b,・・・は、それぞれ空調機本体10a,10b,・・・と、空調機本体10a,10b,・・・をLAN5aに接続するためのアダプタ20a,20b,・・・とを有している。空調機本体10a,10b,・・・とアダプタ20a,20b,・・・とは、1対1で接続されている。
空調機本体10aは、図示されない室外機と、当該室外機に冷媒配管を介して接続される1または複数の室内機とを有しており、全体として、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される冷媒回路を有する1の系統を形成している。1または複数の室内機のうち、親機となる室内機のケーシング内の所定の位置には、アダプタ20aが取り外し可能な態様で取り付けられている。なお、本実施形態における空調機本体10aの室内機は、天井埋め込み型の室内機となっている。
一方、アダプタ20aは、空調機本体10aをイーサネット(登録商標)に対応したLAN5aに接続するためのネットワークアダプタである。なお、空調機本体10aに含まれる被制御部品は、専用の通信ネットワーク5bを介して内部通信を行っているものとする。
ルータ40は、DHCP機能を有しており、ルータ40に接続されている各アダプタ20a,20b,・・・にIPアドレスを自動的に割り当てることができる。また、ルータ40は、ファイアウォール機能を有しており、原則としてWAN(インターネット6)側からのLAN5a内の機器へのアクセスをブロックする。なお、LAN5a内の機器からLAN5a外の機器への問い合わせの応答についてはこの限りではない。
次に、図3を参照して、初期設定ツール60の構成を説明する。初期設定ツール60は、原則的には空調機50a,50b,・・・の初期設定時にのみ、サービスマンなどの作業者によってLAN5aに接続される機器である。初期設定ツール60は、Webブラウザのインストールされた通常のパーソナルコンピュータであり、通信部61と、制御部62と、表示部63と、入力部64と、記憶部65とを有している。
図4に示すように、遠隔管理サーバ30は、通信部31と、制御部32と、出力部33と、入力部34と、記憶部35とを有している。
以下、図6を参照して、サービスマン等の作業者による空調機50a,50b,・・・の初期設定の流れを説明する。なお、ここでいう初期設定とは、物件2内に設置済みの空調機50a,50b,・・・の機器構成データを遠隔管理サーバ30に登録することをいう。なお、作業者は、空調機50a,50b,・・・の設置時に、物件2内のどの場所にどのMACアドレスを有する空調機50a,50b,・・・を設置したのかを確認し、メモをとっておく必要がある。遠隔管理システム1内では(より正確には、ネットワーク5a,6内では)、空調機50a,50b,・・・がMACアドレスによって識別されるからである。以下では、物件2内の古い空調機の一部のみを新しい空調機へと交換した場合を例示する。
(1)
遠隔管理システム1では、LAN5aに以前に接続されていた旧空調機と、LAN5aに現在接続されている新空調機との対応関係を、作業者が選択可能になっている。また、新旧の空調機の対応関係を作業者に選択させるに際しては、新旧の空調機のMACアドレスの対の候補が作業者に提供されるようになっている。これにより、遠隔管理サーバ30に登録されている旧空調機に関する各種データを新空調機に容易に引き継ぐことができる。
遠隔管理システム1では、新空調機が旧空調機から遠隔管理サーバ30が保持している各種データを引き継ぐ際には、各種データと旧空調機とをリンクさせるリンク情報(列データD1)を更新するのみとしている。
遠隔管理システム1では、遠隔管理サーバ30の保持している旧空調機に関する全データの中から新空調機に引き継がれるべきデータが、利用者に指定可能になっている(ステップS24)。したがって、利用者は、引き継ぐべきデータのみを臨機応変に選択することができる。
(A)
上記実施形態では、初期設定ツール60は、空調機50a,50b,・・・の初期設定のための特別なプログラム等が一切インストールされていない、Webブラウザを有する通常のパーソナルコンピュータとなっており、必要なプログラムは、遠隔管理サーバ30から初期設定ツール60にダウンロードされるようになっている。しかしながら、このようなプログラムの全部または一部が、もともと初期設定ツール60にインストールされていてもよい。
上記実施形態において、アダプタ20a,20b,・・・の有する機能がそれぞれ空調機本体10a,10b,・・・の制御部11に搭載されていてもよい。この場合、アダプタ20a,20b,・・・は不要になる。
上記実施形態において、遠隔管理システム1の管理対象となる機器は空調機でなくてもよく、例えば、照明機器、給湯機器、防災設備等の他の種類の設備機器であってもよい。
上記実施形態において、遠隔管理システム1内での空調機50a,50b,・・・の識別情報は、アダプタ20a,20b,・・・のMACアドレスでなくてもよく、例えば、空調機本体10a,10b,・・・の(制御部11の)MACアドレスであってもよい。また、空調機本体10a,10b,・・・を束ねるゲートウェイが存在している場合には、当該ゲートウェイのMACアドレスが用いられてもよい。さらに、MACアドレスではなく、IPアドレスが用いられてもよい。
上記実施形態では、初期設定時に初期設定ツール60を操作して空調機本体10a,10b,・・・を試運転させることもできる。例えば、ステップS23の後に実際に空調機本体10a,10b,・・・を動作させてみることにより、各空調機本体10a,10b,・・・に対する設定内容が正しいか否かを確かめることができる。
上記実施形態では、検索結果画面(図7参照)上には、LAN5a内で発見された全ての空調機50a,50b,・・・に対応するM1)〜M6)欄を含む行が表示されるようになっている。しかしながら、検索結果画面(図7参照)上に表示されるのは、LAN5a内で発見された全ての空調機50a,50b,・・・のうち、遠隔管理サーバ30に登録されていなかったものだけでもよい。
上記実施形態において、空調機50a,50b,・・・の初期設定時に、空調機50a,50b,・・・が必ずしも遠隔管理サーバ30に接続されている必要はなく、遠隔管理サーバ30の機能の全部又は一部が初期設定ツール60に搭載されていてもよい。また、反対に、空調機50a,50b,・・・の初期設定時に、空調機50a,50b,・・・が必ずしも初期設定ツール60に接続されている必要はなく、初期設定ツール60の機能の全部又は一部が遠隔管理サーバ30に搭載されていてもよい。
上記実施形態では、初期設定ツール60は、以前LAN5a内に存在していた空調機のネットワーク情報を遠隔管理サーバ30から取得している。しかしながら、空調機50a,50b,・・・の設置工事前に初期設定ツール60をLAN5aに接続し、空調機50a,50b,・・・のネットワーク情報を空調機50a,50b,・・・から取得するようにしてもよい。
2 物件
3 遠隔管理センタ
5a LAN
6 インターネット
10a,10b,・・・ 空調機本体
20a,20b,・・・ アダプタ
30 遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)
31 通信部(接続部)
32 制御部(取得部、登録部)
35 記憶部
50a,50b,・・・ 空調機
60 初期設定ツール(設定装置、機器設定装置)
62 制御部(登録部)
63 表示部
64 入力部
D1 リンク情報
Claims (10)
- 管理対象機器(50a,50b,・・・)を管理する機器管理システム(1)であって、
前記管理対象機器との接続を可能にする接続部(31)と、
前記接続部に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記接続部に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示部(63)と、
前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力部(64)と、
を備える、
機器管理システム(1)。 - 前記第1識別情報と前記第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する記憶部(35)と、
前記入力部(64)を介して前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることが選択されると、前記記憶部に前記第2識別情報と前記機器情報とを関連付けて記憶させる登録部(62,32)と、
をさらに備える、
請求項1に記載の機器管理システム(1)。 - 前記記憶部(35)は、前記機器情報を前記第1識別情報に関連付けるリンク情報(D1)をさらに記憶し、
前記登録部(62,32)は、前記入力部(64)を介して前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることが選択されると、前記リンク情報を、前記機器情報を前記第2識別情報に関連付けるものに更新する、
請求項2に記載の機器管理システム(1)。 - 前記表示部(63)は、前記機器情報のうち前記第2機器に対応付けられるべき情報の選択を促す画面をさらに表示し、
前記入力部(64)は、前記機器情報のうち前記第2機器に対応付けられるべき情報の選択を受け付ける、
請求項2又は3に記載の機器管理システム(1)。 - 前記表示部(63)は、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対にして表示する、
請求項1から4のいずれかに記載の機器管理システム(1)。 - 管理対象機器(50a,50b,・・・)および前記管理対象機器を管理する機器管理装置(30)に接続され、前記管理対象機器の初期設定を行う機器設定装置(60)であって、
前記機器管理装置に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記機器管理装置に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示部(63)と、
前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力部(64)と、
を備える、
機器設定装置(60)。 - 管理対象機器(50a,50b,・・・)を管理する機器管理装置(30)であって、
前記管理対象機器との接続を可能にする接続部(31)と、
前記接続部に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する記憶部(35)と、
前記第1機器と前記接続部に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器との対応関係を示す情報を取得する取得部(32)と、
前記取得部によって取得された前記情報が前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることを示している場合、前記記憶部に前記第2機器を識別する第2識別情報と前記機器情報とを関連付けて記憶させる登録部(32)と、
を備える、
機器管理装置(30)。 - 管理対象機器(50a,50b,・・・)を管理する管理装置(30)と、
前記管理対象機器および前記管理装置に接続され、前記管理対象機器の初期設定を行う設定装置(60)と、
を備え、
前記管理装置は、
前記管理対象機器との接続を可能にする接続部(31)と、
前記接続部に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する記憶部(35)と、
を有し、
前記設定装置は、
前記第1識別情報と、前記接続部に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示部(63)と、
前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力部(64)と、
前記入力部を介して前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることが選択されると、前記記憶部に前記機器情報と前記第2識別情報とを関連付けて記憶させる登録部(62)と、
を有する、
機器管理システム(1)。 - 管理対象機器(50a,50b,・・・)を機器管理システム(1)によって管理する機器管理方法であって、
前記機器管理システムに以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記機器管理システムに現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示ステップと、
前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力ステップと、
を備える、
機器管理方法。 - 管理対象機器(50a,50b,・・・)を機器管理システム(1)に管理させるための機器管理プログラムであって、
前記機器管理システムに以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記機器管理システムに現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示ステップと、
前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力ステップと、
を前記機器管理システムに実行させる、
機器管理プログラム。
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