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JP4835566B2 - 機器管理システム、機器設定装置、機器管理装置、機器管理方法および機器管理プログラム - Google Patents

機器管理システム、機器設定装置、機器管理装置、機器管理方法および機器管理プログラム Download PDF

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JP4835566B2 JP2007253547A JP2007253547A JP4835566B2 JP 4835566 B2 JP4835566 B2 JP 4835566B2 JP 2007253547 A JP2007253547 A JP 2007253547A JP 2007253547 A JP2007253547 A JP 2007253547A JP 4835566 B2 JP4835566 B2 JP 4835566B2
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Description

本発明は、管理対象機器を管理するための機器管理システム、機器設定装置、機器管理装置、機器管理方法および機器管理プログラムに関する。
従来より、空調機などの管理対象機器を、当該管理対象機器の遠隔に存在する遠隔管理サーバなどの機器管理装置からインターネットなどの通信回線を介して管理する機器管理サービスが利用されている(例えば、特許文献1)。このようなサービスでは、管理対象機器の監視データや制御データ、機器構成データなどの機器情報が、当該管理対象機器の管理目的で機器管理装置に保持されている。
特開2005−301982号公報
ところで、管理対象機器は、故障等の事情によってその一部または全部が交換されることがある。そうすると、交換前の機器に対応付けて保持されていた機器情報は、対応付けの対象となる機器がなくなってしまうため、有効に活用できなくなってしまう。そこで、交換後の機器を、交換前の機器と同様に引き続き機器管理サービスによって管理するためには、機器管理装置が旧機器に対応付けて保持している機器情報を新機器に引き継ぐことが重要になる。ところが、従来、このような引き継ぎを実行するためには、新機器を機器管理装置に登録した後、作業者が手作業で、機器管理装置上で新機器の交換元の旧機器に関する機器情報を検索し、新機器用の記憶領域にコピーしていた。
本発明の課題は、旧管理対象機器に関する機器情報を新管理対象機器に容易に引き継ぐことができる機器管理システム、機器設定装置、機器管理装置、機器管理方法および機器管理プログラムを提供することにある。
第1発明に係る機器管理システムは、接続部と、表示部と、入力部とを備え、管理対象機器を管理する。接続部は、管理対象機器との接続を可能にする。表示部は、第1識別情報と、第2識別情報とを表示する。第1識別情報は、第1機器を識別する情報である。第1機器は、接続部に以前に接続されていた管理対象機器である。第2識別情報は、第2機器を識別する情報である。第2機器は、接続部に現在接続されている管理対象機器である。入力部は、第1機器と第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける。
この機器管理システムは、この機器管理システムに以前に接続されていた旧機器(第1機器)と現在接続されている新機器(第2機器)との対応関係について、ユーザに入力を求める。すなわち、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第2発明に係る機器管理システムは、第1発明に係る機器管理システムであって、記憶部と、登録部とをさらに備える。記憶部は、第1識別情報と第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する。登録部は、入力部を介して第1機器と第2機器とを対応付けることが選択されると、記憶部に第2識別情報と機器情報とを関連付けて記憶させる。
この機器管理システムは、ユーザによって旧機器と新機器とを対応付けることが選択されると、旧機器の識別情報に関連付けられていた機器情報を自動的に新機器の識別情報に関連付けて記憶する。すなわち、旧機器に関する機器情報を新機器により容易に引き継ぐことができる。
第3発明に係る機器管理システムは、第2発明に係る機器管理システムであって、記憶部は、リンク情報をさらに記憶する。リンク情報は、機器情報を第1識別情報に関連付ける情報である。登録部は、入力部を介して第1機器と第2機器とを対応付けることが選択されると、リンク情報を、機器情報を第2識別情報に関連付けるものに更新する。
この機器管理システムは、ユーザによって旧機器と新機器とを対応付けることが選択されると、機器情報のリンク先を旧機器の識別情報(第1識別情報)から新機器の識別情報(第2識別情報)に書き代える。これにより、旧機器に関する機器情報を新機器により容易に引き継ぐことができる。
第4発明に係る機器管理システムは、第2発明又は第3発明に係る機器管理システムであって、表示部は、機器情報のうち第2機器に対応付けられるべき情報の選択を促す画面をさらに表示する。入力部は、機器情報のうち第2機器に対応付けられるべき情報の選択を受け付ける。
旧機器の機器情報には、例えば、運転状態、機器構成、運転スケジュール、機器名称に関するものなど、様々な情報が存在し得る。この機器管理システムは、旧機器の機器情報のうち、新機器に引き継ぐべき情報の選択をユーザに求める。これにより、旧機器から新機器に引き継ぐべき情報を取捨選択することができる。
第5発明に係る機器管理システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る機器管理システムであって、表示部は、第1識別情報と第2識別情報とを対にして表示する。
この機器管理システムは、新旧の機器の対応関係についての入力をユーザに求めるに当たり、表示部に新旧の機器の識別情報を対にして表示する。言い換えると、表示部に、新旧の機器の対応関係の候補が表示されることになる。これにより、ユーザが新旧の機器の対応関係を容易に設定することができる。
第6発明に係る機器設定装置は、表示部と、入力部とを備え、管理対象機器および機器管理装置に接続され、管理対象機器の初期設定を行う。なお、機器設定装置とは、例えば、主として管理対象機器の設置時にサービスマンなどの作業者により管理対象機器に接続される、管理対象機器の初期設定用の端末装置であり、機器管理装置とは、例えば、管理対象機器を遠隔から管理する遠隔管理装置である。機器管理装置は、管理対象機器を管理する。表示部は、第1識別情報と、第2識別情報とを表示する。第1識別情報は、第1機器を識別する情報である。第1機器は、機器管理装置に以前に接続されていた管理対象機器である。第2識別情報は、第2機器を識別する情報である。第2機器は、機器管理装置に現在接続されている管理対象機器である。入力部は、第1機器と第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける。
この機器設定装置は、機器管理装置に以前に接続されていた旧機器(第1機器)と現在接続されている新機器(第2機器)との対応関係について、ユーザに入力を求める。したがって、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第7発明に係る機器管理装置は、接続部と、記憶部と、取得部と、登録部とを備え、管理対象機器を管理する。なお、機器管理装置とは、例えば、管理対象機器を遠隔から管理する遠隔管理装置である。接続部は、管理対象機器との接続を可能にする。記憶部は、第1識別情報と、第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する。第1識別情報は、第1機器を識別する情報である。第1機器は、接続部に以前に接続されていた管理対象機器である。取得部は、第1機器と第2機器との対応関係を示す情報を取得する。第2機器は、接続部に現在接続されている管理対象機器である。登録部は、取得部によって取得された情報が第1機器と第2機器とを対応付けることを示している場合、記憶部に第2識別情報と機器情報とを関連付けて記憶させる。第2識別情報は、第2機器を識別する情報である。
この機器設定装置は、この機器管理装置に以前に接続されていた旧機器(第1機器)と現在接続されている新機器(第2機器)との対応関係について、ユーザに入力を求める。したがって、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第8発明に係る機器管理システムは、管理装置と、設定装置とを備える。管理装置は、管理対象機器を管理する。設定装置は、管理対象機器および管理装置に接続され、管理対象機器の初期設定を行う。なお、管理装置とは、例えば、管理対象機器を遠隔から管理する遠隔管理装置であり、設定装置とは、例えば、主として管理対象機器の設置時にサービスマンなどの作業者により管理対象機器に接続される、管理対象機器の初期設定用の端末装置である。管理装置は、接続部と、記憶部とを有する。接続部は、管理対象機器との接続を可能にする。記憶部は、第1識別情報と、第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する。第1識別情報は、第1機器を識別する情報である。第1機器は、接続部に以前に接続されていた管理対象機器である。設定装置は、表示部と、入力部と、登録部とを有する。表示部は、第1識別情報と、第2識別情報とを表示する。第2識別情報は、第2機器を識別する情報である。第2機器は、接続部に現在接続されている管理対象機器である。入力部は、第1機器と第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける。登録部は、入力部を介して第1機器と第2機器とを対応付けることが選択されると、記憶部に機器情報と第2識別情報とを関連付けて記憶させる。
この機器管理システムでは、設定装置が、管理装置に以前に接続されていた旧機器(第1機器)と現在接続されている新機器(第2機器)との対応関係について、ユーザに入力を求める。したがって、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第9発明に係る機器管理方法は、管理対象機器を機器管理システムによって管理する方法であって、表示ステップと、入力ステップとを備える。表示ステップでは、第1識別情報と、第2識別情報とが表示される。第1識別情報は、機器管理システムに以前に接続されていた管理対象機器である第1機器を識別する情報である。第2識別情報は、機器管理システムに現在接続されている管理対象機器である第2機器を識別する情報である。入力ステップでは、第1機器と第2機器との対応関係についての設定入力が受け付けられる。
この機器管理方法では、機器管理システムに以前に接続されていた旧機器(第1機器)と現在接続されている新機器(第2機器)との対応関係について、ユーザに入力を求める。したがって、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第10発明に係る機器管理プログラムは、管理対象機器を機器管理システムに管理させるためのプログラムであって、表示ステップと、入力ステップとを機器管理システムに実行させる。表示ステップでは、第1識別情報と、第2識別情報とが表示される。第1識別情報は、機器管理システムに以前に接続されていた管理対象機器である第1機器を識別する情報である。第2識別情報は、機器管理システムに現在接続されている管理対象機器である第2機器を識別する情報である。入力ステップでは、第1機器と第2機器との対応関係についての設定入力が受け付けられる。
この機器管理プログラムが機器管理システムにおいて実行されると、機器管理システムに以前に接続されていた旧機器(第1機器)と現在接続されている新機器(第2機器)との対応関係について、ユーザは入力を求められることになる。したがって、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第1発明に係る機器管理システムでは、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第2発明に係る機器管理システムでは、旧機器に関する機器情報を新機器により容易に引き継ぐことができる。
第3発明に係る機器管理システムでは、旧機器に関する機器情報を新機器により容易に引き継ぐことができる。
第4発明に係る機器管理システムでは、旧機器から新機器に引き継ぐべき情報を取捨選択することができる。
第5発明に係る機器管理システムでは、ユーザが新旧の機器の対応関係を容易に設定することができる。
第6発明に係る機器設定装置では、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第7発明に係る機器管理装置では、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第8発明に係る機器管理システムでは、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第9発明に係る機器管理方法では、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
第10発明に係る機器管理プログラムでは、ユーザの入力に基づいて新旧の機器の対応関係を把握し、旧機器に関する機器情報を新機器に容易に引き継ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態にかかる空調機50a,50b,・・・(管理対象機器)の遠隔管理システム1(機器管理システム)について説明する。
<全体構成>
図1に、遠隔管理システム1の全体構成を示す。遠隔管理システム1は、遠隔管理センタ3に設置されている遠隔管理サーバ30から物件2に設置されている複数の空調機50a,50b,・・・を管理するシステムである。空調機50a,50b,・・・と遠隔管理サーバ30とは、インターネット6を介して相互に通信可能になっている。
物件2には、インターネット6と、物件2内に施設されているローカルエリアネットワーク(以下、LAN)5aとを中継するルータ40が設置されている。LAN5aは、イーサネット(登録商標)に対応している。LAN5aに接続されている初期設定ツール60は、空調機50a,50b,・・・の初期設定を行うツールである。LAN5aには、空調機50a,50b,・・・や初期設定ツール60の他、物件2内で使用されるパソコン等の機器(図示されない)も接続可能である。
なお、簡単のために、図1においては物件2が1つしか示されていないが、実際には、遠隔管理システム1は、複数の物件2に設置されている空調機50a,50b,・・・を管理しているものとする。
<空調機>
図1に示すように、空調機50a,50b,・・・は、それぞれ空調機本体10a,10b,・・・と、空調機本体10a,10b,・・・をLAN5aに接続するためのアダプタ20a,20b,・・・とを有している。空調機本体10a,10b,・・・とアダプタ20a,20b,・・・とは、1対1で接続されている。
以下、図2を参照して、空調機50aの構成を説明するが、その他の空調機50b,・・・も、空調機50aと同様の構成を有しているものとする。
a)空調機本体
空調機本体10aは、図示されない室外機と、当該室外機に冷媒配管を介して接続される1または複数の室内機とを有しており、全体として、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される冷媒回路を有する1の系統を形成している。1または複数の室内機のうち、親機となる室内機のケーシング内の所定の位置には、アダプタ20aが取り外し可能な態様で取り付けられている。なお、本実施形態における空調機本体10aの室内機は、天井埋め込み型の室内機となっている。
空調機本体10aには、各種センサ12a,12b,12c,12d,12e,・・・が取り付けられている。センサ12aは、空調機本体10aに含まれる親機となる室内機の設置されている部屋の温度を検出する。センサ12bは、空調機本体10aに含まれる室外機の設置されている物件2付近の外気の温度を検出する。センサ12cは、空調機本体10aに含まれる圧縮機(図示されない)の吐出管における冷媒の温度を検出する。センサ12dは、空調機本体10aに含まれる圧縮機(図示されない)の吐出管における冷媒の圧力を検出する。センサ12eは、空調機本体10aに含まれる圧縮機(図示されない)の吸入管における冷媒の圧力を検出する。
また、空調機本体10aは、制御部11を有している。制御部11は、リモコン13を介して物件2内の一般の利用者から入力された運転指令に従って、空調機本体10aの運転を制御する、すなわち、冷媒回路に含まれる圧縮機等の被制御部品の動作を制御する。
制御部11は、空調機本体10aに関する機器データをアダプタ20aに送信する。例えば、制御部11は、所定の間隔(本実施形態では1分)で空調機本体10aの運転状態データ(機器データ)をアダプタ20aに送信する。運転状態データとは、例えば、各種センサ12a,12b,12c,12d,12e,・・・の検出値である。また、制御部11は、リモコン13を介して運転指令が入力されると、直ちに当該入力された運転指令に基づくデータ(機器データ)をアダプタ20aに向けて送信する。運転指令に基づくデータとは、例えば、電源のオン・オフ、運転モード(冷房モード、暖房モード、送風モードなど)、設定温度および設定湿度などである。さらに、制御部11は、所定の間隔(本実施形態では1分)で各種センサ12a,12b,12c,12d,12e,・・・の検出値を所定の閾値と比較する等し、所定の閾値を超える等の異常を検出した場合には、その旨を示すデータ(機器データ)をアダプタ20aに向けて送信する。
また、制御部11は、アダプタ20aから送られてくる制御命令を実行する。アダプタ20aから送られてくる制御命令には、例えば、空調機本体10aの起動・停止を命じたり、空調機本体10aの運転にかかる設定温度や設定湿度等の運転設定値の変更を命じたり、機器データをアダプタ20aに送るよう命じたりするものがある。
b)アダプタ
一方、アダプタ20aは、空調機本体10aをイーサネット(登録商標)に対応したLAN5aに接続するためのネットワークアダプタである。なお、空調機本体10aに含まれる被制御部品は、専用の通信ネットワーク5bを介して内部通信を行っているものとする。
アダプタ20aは、通信部21と、制御部22と、記憶部25とを有している。通信部21は、アダプタ20aの通信機能を担っており、ネットワーク5a,5b間での通信プロトコルの相違を吸収する。
また、アダプタ20aは、ネットワーク5a,5b間での通信プロトコルの変換機能の他、空調機本体10aを制御する制御機能を有している。記憶部25には、空調機本体10aを制御するための制御データが記憶されており、制御部22は、当該制御データに従って空調機本体10aの制御部11に制御命令を送信する。例えば、記憶部25に、毎朝9:00に空調機本体10aを起動し、毎晩21:00に停止させるという運転スケジュールが登録されている場合には、制御部22は、毎朝9:00に空調機本体10aの起動命令を空調機本体10aの制御部11に送信し、毎晩21:00に空調機本体10aの停止命令を空調機本体10aの制御部11に送信する。
なお、記憶部25に記憶されている運転スケジュール等の制御データに対しては、所定の認証処理を経た後に、インターネット6を介して遠隔管理サーバ30から、あるいは、LAN5aを介して初期設定ツール60からアクセス可能になっている。したがって、パスワード等によって認証された者は、記憶部25に記憶されている空調機本体10aの運転スケジュール等の制御データを書き換えることができる。
また、記憶部25には、機器データ記憶領域25aおよび日報データ記憶領域25bが確保されている。機器データ記憶領域25aは、空調機本体10aの制御部11から送られてくる空調機本体10aに関する機器データを記憶するための領域である。機器データ記憶領域25aは、機器データを所定の期間(本実施形態では30分)分記憶しておくことが可能な程度の記憶容量しか有しておらず、新しい機器データが取得されるたびに、順次、最も古い機器データが消去されてゆくようになっている。
日報データ記憶領域25bには、アダプタ20aから遠隔管理サーバ30に向けて1日1回送信される日報データの元データが記憶されている。日報データとは、1日分の空調機本体10aの運転状態や運転履歴をまとめたデータであり、その1日の各種センサ12a,12b,12c,12d,12e,・・・の検出値の最大値・最小値や、その1日の空調機本体10aの累積稼働時間などを含む。日報データ記憶領域25bに記憶されている日報データの元データとは、最終的に遠隔管理サーバ30に向けて送信されることになる日報データが完成する前の加工途中のデータである。日報データは、所定の間隔(本実施形態では30分)で機器データ記憶領域25aの機器データに基づいて加工されてゆき、1日1回、所定の時間に通信部21から遠隔管理サーバ30に向けて送信されることになる。そして、日報データの遠隔管理サーバ30への送信が完了すると、送信済みの日報データは日報データ記憶領域25bから消去される。すなわち、日報データ記憶領域25bは、新たに次の日の日報データを作成するために明け渡される。
また、制御部22は、記憶部25に記憶されている異常検出プログラムに従って、空調機本体10aにおける異常検出を行う。すなわち、制御部22は、所定の間隔(本実施形態では5分)で機器データ記憶領域25aの機器データに基づいて、空調機本体10aにおける異常の有無を判定する。そして、実際に異常が検出されると、その旨を示すデータに、機器データ記憶領域25aに記憶されている過去の所定の期間(本実施形態では30分)分の機器データを付加した異常発報データを作成し、遠隔管理サーバ30に向けて直ちに送信する(異常発報)。また、制御部22は、通信部21が空調機本体10aの制御部11から異常を検出した旨のデータを受信した場合にも、同様の異常発報データを作成し、遠隔管理サーバ30に向けて直ちに送信する(異常発報)。
記憶部25の不揮発性領域には、アダプタ20aのMACアドレスが記憶されている。また、記憶部25の揮発性領域には、ルータ40によってアダプタ20aに割り当てられたIPアドレスと、リモコン13を介してサービスマン等の作業者により空調機本体10aに付与された系統アドレスとが保存されている。なお、MACアドレスも、IPアドレスも、ネットワーク5a,6上においてネットワーク機器を一意に識別するための情報である。一方、系統アドレスは、LAN5a上において、空調機本体10a,10b,・・・を一意に識別するための情報である。
<ルータ>
ルータ40は、DHCP機能を有しており、ルータ40に接続されている各アダプタ20a,20b,・・・にIPアドレスを自動的に割り当てることができる。また、ルータ40は、ファイアウォール機能を有しており、原則としてWAN(インターネット6)側からのLAN5a内の機器へのアクセスをブロックする。なお、LAN5a内の機器からLAN5a外の機器への問い合わせの応答についてはこの限りではない。
<初期設定ツール>
次に、図3を参照して、初期設定ツール60の構成を説明する。初期設定ツール60は、原則的には空調機50a,50b,・・・の初期設定時にのみ、サービスマンなどの作業者によってLAN5aに接続される機器である。初期設定ツール60は、Webブラウザのインストールされた通常のパーソナルコンピュータであり、通信部61と、制御部62と、表示部63と、入力部64と、記憶部65とを有している。
通信部61は、初期設定ツール60の通信機能を担っており、初期設定ツール60のLAN5aおよびインターネット6への接続、すなわち、アダプタ20a,20b,・・・および遠隔管理サーバ30との通信を可能にしている。
制御部62は、通信部61を介して遠隔管理サーバ30と通信しながら、空調機50a,50b,・・・の初期設定を行う。初期設定の詳細については、後述する。
表示部63は、サービスマンなどの初期設定ツール60の操作者に視認可能なディスプレイであり、入力部64は、当該操作者が初期設定ツール60に対して操作命令を入力する際に用いられる。
<遠隔管理サーバ>
図4に示すように、遠隔管理サーバ30は、通信部31と、制御部32と、出力部33と、入力部34と、記憶部35とを有している。
通信部31は、遠隔管理サーバ30の通信機能を担っており、遠隔管理サーバ30のインターネット6への接続、すなわち、空調機50a,50b,・・・および初期設定ツール60との通信を可能にしている。
記憶部35には、空調機50a,50b,・・・に関する各種データを蓄積するための様々なデータテーブルが定義されている。例えば、記憶部35には、空調機50a,50b,・・・から遠隔管理サーバ30へとインターネット6を介して送られてくる日報データを蓄積する日報データテーブルや、異常発報データを蓄積する異常発報データテーブル等が存在している。空調機50a,50b,・・・の異常への対処の結果等は、当該異常にかかる異常発報データに関連付けられて異常発報データテーブルに記憶される。また、記憶部35には、機器構成データを格納しておくための機器構成データテーブルも設けられている。機器構成データとは、例えば、空調機本体10a,10b,・・・に含まれる室外機や室内機の接続構成、機種番号および機器番号、空調機本体10a,10b,・・・の機器名称、アダプタ20a,20b,・・・のネットワーク情報、アダプタ20a,20b,・・・に登録されている空調機本体10a,10b,・・・の制御データ等であり、空調機50a,50b,・・・の初期設定時等に初期設定ツール60から遠隔管理サーバ30へとインターネット6を介して送られてくる。
なお、図5に示すように、記憶部35内の各データテーブルには、空調機50a,50b,・・・に関する各種データが当該空調機50a,50b,・・・のMACアドレスに関連付けられた態様で記憶される。データテーブルの列データD1は、データテーブルの各レコードに含まれる空調機50a,50b,・・・に関する各種データと、空調機50a,50b,・・・のMACアドレスとを関連付けるためのリンク情報となる。また、記憶部35には、空調機50a,50b,・・・のMACアドレスと、当該空調機50a,50b,・・・が設置されている物件2とを対応付けるデータも記憶されている。
また、記憶部35には、インターネット6を介してアクセスしてきた者を認証するための認証情報も記憶されている。
制御部32は、記憶部35に記憶されている空調機50a,50b,・・・の遠隔管理プログラムを実行する。より具体的には、制御部32は、インターネット6を介して送られてくる空調機50a,50b,・・・に関する各種データに基づいて空調機50a,50b,・・・における異常を検査したり、空調機50a,50b,・・・の利用者に空調機50a,50b,・・・の利用態様に関する報告書・提案書を作成したりする。また、遠隔管理サーバ30を操作して、遠隔管理サーバ30から空調機50a,50b,・・・に対して制御命令を送ることも可能である。
出力部33は、ディスプレイやスピーカ等から構成されており、制御部32が空調機50a,50b,・・・における異常を検出した場合には、遠隔管理サーバ30の側にいる遠隔管理センタ3の職員に向けてその旨を報知する。例えば、空調機本体10aにおいて発生した異常の詳細(異常の種別や異常の発生した物件2の名称および住所等)等をディスプレイ上に表示したり、異常が発生した旨を知らせる音声をスピーカから流したりする。
入力部34は、遠隔管理サーバ30の操作者が遠隔管理サーバ30に対して操作命令を入力する際に用いられる。
<空調機の初期設定>
以下、図6を参照して、サービスマン等の作業者による空調機50a,50b,・・・の初期設定の流れを説明する。なお、ここでいう初期設定とは、物件2内に設置済みの空調機50a,50b,・・・の機器構成データを遠隔管理サーバ30に登録することをいう。なお、作業者は、空調機50a,50b,・・・の設置時に、物件2内のどの場所にどのMACアドレスを有する空調機50a,50b,・・・を設置したのかを確認し、メモをとっておく必要がある。遠隔管理システム1内では(より正確には、ネットワーク5a,6内では)、空調機50a,50b,・・・がMACアドレスによって識別されるからである。以下では、物件2内の古い空調機の一部のみを新しい空調機へと交換した場合を例示する。
まず、ステップS20において、空調機50a,50b,・・・の初期設定を行う作業者は、初期設定ツール60上にWebブラウザを立ち上げ、当該ブラウザ上で遠隔管理サーバ30のURLを指定し、遠隔管理サーバ30にアクセスする。これを受けて、遠隔管理サーバ30は、アクセス元である初期設定ツール60のブラウザにログイン画面を送る。当該ログイン画面は、遠隔管理サーバ30へのアクセス権限を確認するためのIDおよびパスワードの入力を作業者に求める画面である。作業者が入力部64を操作してログイン画面にID等を入力すると、入力されたID等は遠隔管理サーバ30に送られる。遠隔管理サーバ30側では、制御部32が、記憶部35内の認証情報に基づいて、初期設定ツール60から送られてきたID等に対して許可されている機能を特定し、当該機能の実行を受け付けるボタン等の配置されたトップ画面を作成する。当該トップ画面は、初期設定ツール60のWebブラウザに送られて表示部63上に表示される。
以下、初期設定ツール60の処理を担うプログラムは、Webブラウザ上で動作するJAVA(登録商標)アプレットとして実装されており、遠隔管理サーバ30から初期設定ツール60のWebブラウザにダウンロードされるものとする。
続いて、ステップS21では、作業者は、トップ画面上のボタンを操作して、空調機50a,50b,・・・の新規登録画面に進む。なお、新規登録画面は、トップ画面と同様に、遠隔管理サーバ30から初期設定ツール60に送られる画面である。
新規登録画面上には、LAN5aに現在接続されている空調機50a,50b,・・・の検索を受け付ける検索ボタンが設けられている。そして、作業者が当該ボタンを押すと、初期設定ツール60の制御部62は、LAN5aに現在接続されている全てのネットワーク機器に対して問い合わせを行い、その応答としてアダプタ20a,20b,・・・から空調機50a,50b,・・・のネットワーク情報(MACアドレス、IPアドレスおよび系統アドレス)を取得する。当該ネットワーク情報は、初期設定ツール60の通信部61からインターネット6を介して遠隔管理サーバ30の通信部31へと送信される。
続いて、ステップS22では、遠隔管理サーバ30の制御部32が、記憶部35内の機器構成データテーブルを参照して、LAN5aに以前に接続されていた空調機のネットワーク情報(MACアドレス、IPアドレスおよび系統アドレス)および機器名称を取得する。そして、制御部32は、LAN5a内の新旧の空調機のネットワーク情報等に基づいて、検索結果画面(図7参照)を作成する。検索結果画面は、LAN5a内の空調機50a,50b,・・・の検索結果を表示するとともに、検索された空調機50a,50b,・・・の機器名称を設定し、これらの空調機50a,50b,・・・と交換元の空調機とを対応付けるための画面である。
検索結果画面上には、LAN5aに現在接続されている空調機50a,50b,・・・についての、M1)機器名称の設定入力を行うための入力ボックスと、M2)MACアドレス表示欄と、M3)IPアドレス表示欄と、M4)系統アドレス表示欄と、M5)登録を行うか否かを選択するためのチェックボックスと、M6)交換元の空調機を選択するためのプルダウンメニューとが表形式で同時に表示される。当該表の各行は、現在LAN5a内に存在している各空調機50a,50b,・・・に1対1で対応している。M2)〜M4)のMACアドレス欄、IPアドレス欄および系統アドレス欄には、ステップS21で検出されたネットワーク情報が表示される。M6)のプルダウンメニューのプルダウンリストは、以前LAN5a内に存在していた空調機のMACアドレスをリスト化したものである。
制御部32は、図7の検索結果画面の作成に当たり、LAN5aに現在接続されている空調機50a,50b,・・・のMACアドレスと、LAN5aに以前に接続されていた空調機のMACアドレスとを比較する。そして、一致するものがあれば、そのMACアドレスがM2)MACアドレス表示欄に表示されている行のM6)プルダウンメニューのデフォルト値を、当該MACアドレスとする。そして、同じ行のM1)機器名称の入力ボックスのデフォルト値を、当該MACアドレスに関連付けられて記憶部35内の機器構成データテーブルに格納されている機器名称とする。M1)欄およびM6)欄のデフォルト値をこのような値とするのは、遠隔管理サーバ30に登録済みのMACアドレスを有する空調機50a,50b,・・・については、以前からLAN5a内に存在していたものと判断し得るからである。一方、遠隔管理サーバ30に登録されていなかったMACアドレスを有する空調機50a,50b,・・・については、新たにLAN5a内に追加されたものと判断し得るため、M1)欄のデフォルト値は空白となり、M6)欄のデフォルト値は「該当の機器なし」となる。図7の検索結果画面は、デフォルト画面である。MACアドレス「1.00.1a」「1.00.1c」「1.00.1d」の空調機は、以前から存在している空調機であり、MACアドレス「1.00.1b」の空調機は、以前は存在していなかった空調機である。
そして、当該検索結果画面は、遠隔管理サーバ30の通信部31から初期設定ツール60の通信部61へと送信され、表示部63上に表示される。
続いて、ステップS23では、作業者は、入力部64を操作して、LAN5a内の現在の空調機50a,50b,・・・の機器名称、ならびに、これらの空調機50a,50b,・・・と交換元の空調機との対応関係を検索結果画面上に入力する。
より具体的には、作業者は、事前に用意した空調機50a,50b,・・・の設置場所とMACアドレスとの対応関係についてのメモを参照しながら、現在LAN5a内に存在している各空調機50a,50b,・・・について、M1)の入力ボックスに適当な機器名称を入力し、M6)のプルダウンメニューのプルダウンリストの中から正しい交換元の空調機のMACアドレスを選択する。なお、以前LAN5a内に存在していた空調機の中に対応付けるべき空調機が存在しない場合には、M6)のプルダウンメニュー上で「該当の機器なし」を選択する。そして、M6)のプルダウンメニュー上で別のMACアドレスを選択するたびに、同じ行のM1)の入力ボックス内の値は、当該MACアドレスに対応する機器名称へと自動的に更新されるようになっている。なお、当該MACアドレスに対応する機器名称は、記憶部35内の機器構成データテーブルを参照して取得される。
また、空調機の機器名称としては、空調機を認識し易いよう、例えば、「応接室−北」「応接室−南」のように、当該空調機の設置場所を端的に表す名称を付けることが一般的である。
その後、作業者が、M4)のチェックボックスにチェックを入れた状態で検索結果画面上の「登録」ボタンを押すと、検索結果画面上で作業者が選択した情報のうち、チェックボックスにチェックの入っている空調機50a,50b,・・・に関する情報のみが、初期設定ツール60の通信部61からインターネット6を介して遠隔管理サーバ30の通信部31へと送信される。また、「登録」ボタンが押されたときには、制御部62は、通信部61を介してM1)の入力ボックスに入力された機器名称を、対応するアダプタ20a,20b,・・・に送信する。一方のアダプタ20a,20b,・・・は、受け取った機器名称を記憶部25に登録する。
続くステップS24では、遠隔管理サーバ30の制御部32が、引き継ぎデータ選択画面を作成する。引き継ぎデータ選択画面は、交換元の空調機から新たな空調機50a,50b,・・・へと引き継ぐべきデータの種類の選択を受け付ける画面である。したがって、ステップS23でいずれの空調機50a,50b,・・・も交換元の空調機と対応付けられなかった場合には、当該ステップS24は省略されることになる。
当該引き継ぎデータ選択画面は、遠隔管理サーバ30の通信部31から初期設定ツール60の通信部61へと送信され、表示部63上に表示される。そして、作業者は、引き継ぎデータ選択画面上で、交換元の空調機から引き継ぐべきデータの種類を選択する。もちろん、交換元の空調機に関連付けられている全てのデータを引き継ぐことも可能である。作業者が選択した情報は、初期設定ツール60の通信部61からインターネット6を介して遠隔管理サーバ30の通信部31へと送信される。
続くステップS25では、ステップS23,24において作業者が選択した情報が記憶部35の各種データテーブルに反映される。
より具体的には、このとき、記憶部35内の機器構成データテーブルに、空調機50a,50b,・・・の機器名称が空調機50a,50b,・・・のMACアドレスに関連付けられて格納される。また、各種データテーブル内のレコードのうち、作業者が引き継ぐことを希望した種類のデータを格納しているレコードのリンク情報(図7のD1参照)が、以前の空調機から現在の空調機のMACアドレスに書き代えられる。
続く、ステップS26では、初期設定ツール60は、記憶部35内の機器構成データテーブルに格納されている運転スケジュール等の空調機本体10a,10b,・・・の制御データを遠隔管理サーバ30からダウンロードし、それぞれ対応するアダプタ20a,20b,・・・の記憶部25に再登録する。
<特徴>
(1)
遠隔管理システム1では、LAN5aに以前に接続されていた旧空調機と、LAN5aに現在接続されている新空調機との対応関係を、作業者が選択可能になっている。また、新旧の空調機の対応関係を作業者に選択させるに際しては、新旧の空調機のMACアドレスの対の候補が作業者に提供されるようになっている。これにより、遠隔管理サーバ30に登録されている旧空調機に関する各種データを新空調機に容易に引き継ぐことができる。
(2)
遠隔管理システム1では、新空調機が旧空調機から遠隔管理サーバ30が保持している各種データを引き継ぐ際には、各種データと旧空調機とをリンクさせるリンク情報(列データD1)を更新するのみとしている。
(3)
遠隔管理システム1では、遠隔管理サーバ30の保持している旧空調機に関する全データの中から新空調機に引き継がれるべきデータが、利用者に指定可能になっている(ステップS24)。したがって、利用者は、引き継ぐべきデータのみを臨機応変に選択することができる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、初期設定ツール60は、空調機50a,50b,・・・の初期設定のための特別なプログラム等が一切インストールされていない、Webブラウザを有する通常のパーソナルコンピュータとなっており、必要なプログラムは、遠隔管理サーバ30から初期設定ツール60にダウンロードされるようになっている。しかしながら、このようなプログラムの全部または一部が、もともと初期設定ツール60にインストールされていてもよい。
(B)
上記実施形態において、アダプタ20a,20b,・・・の有する機能がそれぞれ空調機本体10a,10b,・・・の制御部11に搭載されていてもよい。この場合、アダプタ20a,20b,・・・は不要になる。
(C)
上記実施形態において、遠隔管理システム1の管理対象となる機器は空調機でなくてもよく、例えば、照明機器、給湯機器、防災設備等の他の種類の設備機器であってもよい。
(D)
上記実施形態において、遠隔管理システム1内での空調機50a,50b,・・・の識別情報は、アダプタ20a,20b,・・・のMACアドレスでなくてもよく、例えば、空調機本体10a,10b,・・・の(制御部11の)MACアドレスであってもよい。また、空調機本体10a,10b,・・・を束ねるゲートウェイが存在している場合には、当該ゲートウェイのMACアドレスが用いられてもよい。さらに、MACアドレスではなく、IPアドレスが用いられてもよい。
(E)
上記実施形態では、初期設定時に初期設定ツール60を操作して空調機本体10a,10b,・・・を試運転させることもできる。例えば、ステップS23の後に実際に空調機本体10a,10b,・・・を動作させてみることにより、各空調機本体10a,10b,・・・に対する設定内容が正しいか否かを確かめることができる。
(F)
上記実施形態では、検索結果画面(図7参照)上には、LAN5a内で発見された全ての空調機50a,50b,・・・に対応するM1)〜M6)欄を含む行が表示されるようになっている。しかしながら、検索結果画面(図7参照)上に表示されるのは、LAN5a内で発見された全ての空調機50a,50b,・・・のうち、遠隔管理サーバ30に登録されていなかったものだけでもよい。
また、上記実施形態では、M6)のプルダウンメニューのプルダウンリストには、遠隔管理サーバ30に登録されている全ての空調機のMACアドレスが表示されるようになっている。しかしながら、当該プルダウンリストに表示されるMACアドレスは、遠隔管理サーバ30に登録されている全ての空調機のMACアドレスのうち、LAN5aで発見されなかった空調機のものだけであってもよい。
(G)
上記実施形態において、空調機50a,50b,・・・の初期設定時に、空調機50a,50b,・・・が必ずしも遠隔管理サーバ30に接続されている必要はなく、遠隔管理サーバ30の機能の全部又は一部が初期設定ツール60に搭載されていてもよい。また、反対に、空調機50a,50b,・・・の初期設定時に、空調機50a,50b,・・・が必ずしも初期設定ツール60に接続されている必要はなく、初期設定ツール60の機能の全部又は一部が遠隔管理サーバ30に搭載されていてもよい。
(H)
上記実施形態では、初期設定ツール60は、以前LAN5a内に存在していた空調機のネットワーク情報を遠隔管理サーバ30から取得している。しかしながら、空調機50a,50b,・・・の設置工事前に初期設定ツール60をLAN5aに接続し、空調機50a,50b,・・・のネットワーク情報を空調機50a,50b,・・・から取得するようにしてもよい。
本発明は、旧管理対象機器に関する機器情報を新管理対象機器に容易に引き継ぐことができるという効果を有し、管理対象機器を管理するための機器管理システム、機器設定装置、機器管理装置、機器管理方法および機器管理プログラムとして有用である。
本発明の一実施形態にかかる遠隔管理システムの構成図。 空調機の構成図。 初期設定ツールの構成図。 遠隔管理サーバの構成図。 データテーブルのデータ構造を示す図。 空調機の初期設定の流れを示す図。 検索結果画面を示す図。
符号の説明
1 遠隔管理システム(機器管理システム)
2 物件
3 遠隔管理センタ
5a LAN
6 インターネット
10a,10b,・・・ 空調機本体
20a,20b,・・・ アダプタ
30 遠隔管理サーバ(遠隔管理装置)
31 通信部(接続部)
32 制御部(取得部、登録部)
35 記憶部
50a,50b,・・・ 空調機
60 初期設定ツール(設定装置、機器設定装置)
62 制御部(登録部)
63 表示部
64 入力部
D1 リンク情報

Claims (10)

  1. 管理対象機器(50a,50b,・・・)を管理する機器管理システム(1)であって、
    前記管理対象機器との接続を可能にする接続部(31)と、
    前記接続部に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記接続部に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示部(63)と、
    前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力部(64)と、
    を備える、
    機器管理システム(1)。
  2. 前記第1識別情報と前記第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する記憶部(35)と、
    前記入力部(64)を介して前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることが選択されると、前記記憶部に前記第2識別情報と前記機器情報とを関連付けて記憶させる登録部(62,32)と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の機器管理システム(1)。
  3. 前記記憶部(35)は、前記機器情報を前記第1識別情報に関連付けるリンク情報(D1)をさらに記憶し、
    前記登録部(62,32)は、前記入力部(64)を介して前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることが選択されると、前記リンク情報を、前記機器情報を前記第2識別情報に関連付けるものに更新する、
    請求項2に記載の機器管理システム(1)。
  4. 前記表示部(63)は、前記機器情報のうち前記第2機器に対応付けられるべき情報の選択を促す画面をさらに表示し、
    前記入力部(64)は、前記機器情報のうち前記第2機器に対応付けられるべき情報の選択を受け付ける、
    請求項2又は3に記載の機器管理システム(1)。
  5. 前記表示部(63)は、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを対にして表示する、
    請求項1から4のいずれかに記載の機器管理システム(1)。
  6. 管理対象機器(50a,50b,・・・)および前記管理対象機器を管理する機器管理装置(30)に接続され、前記管理対象機器の初期設定を行う機器設定装置(60)であって、
    前記機器管理装置に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記機器管理装置に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示部(63)と、
    前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力部(64)と、
    を備える、
    機器設定装置(60)。
  7. 管理対象機器(50a,50b,・・・)を管理する機器管理装置(30)であって、
    前記管理対象機器との接続を可能にする接続部(31)と、
    前記接続部に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する記憶部(35)と、
    前記第1機器と前記接続部に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器との対応関係を示す情報を取得する取得部(32)と、
    前記取得部によって取得された前記情報が前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることを示している場合、前記記憶部に前記第2機器を識別する第2識別情報と前記機器情報とを関連付けて記憶させる登録部(32)と、
    を備える、
    機器管理装置(30)。
  8. 管理対象機器(50a,50b,・・・)を管理する管理装置(30)と、
    前記管理対象機器および前記管理装置に接続され、前記管理対象機器の初期設定を行う設定装置(60)と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記管理対象機器との接続を可能にする接続部(31)と、
    前記接続部に以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記第1機器に関する機器情報とを関連付けて記憶する記憶部(35)と、
    を有し、
    前記設定装置は、
    前記第1識別情報と、前記接続部に現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示部(63)と、
    前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力部(64)と、
    前記入力部を介して前記第1機器と前記第2機器とを対応付けることが選択されると、前記記憶部に前記機器情報と前記第2識別情報とを関連付けて記憶させる登録部(62)と、
    を有する、
    機器管理システム(1)。
  9. 管理対象機器(50a,50b,・・・)を機器管理システム(1)によって管理する機器管理方法であって、
    前記機器管理システムに以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記機器管理システムに現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示ステップと、
    前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力ステップと、
    を備える、
    機器管理方法。
  10. 管理対象機器(50a,50b,・・・)を機器管理システム(1)に管理させるための機器管理プログラムであって、
    前記機器管理システムに以前に接続されていた前記管理対象機器である第1機器を識別する第1識別情報と、前記機器管理システムに現在接続されている前記管理対象機器である第2機器を識別する第2識別情報とを表示する表示ステップと、
    前記第1機器と前記第2機器との対応関係についての設定入力を受け付ける入力ステップと、
    を前記機器管理システムに実行させる、
    機器管理プログラム。
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