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JP2020142309A - 回転・直進機構と回転・直進機構位置決用治具と回転・直進機構位置決方法とスカラロボット - Google Patents

回転・直進機構と回転・直進機構位置決用治具と回転・直進機構位置決方法とスカラロボット Download PDF

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JP2020142309A
JP2020142309A JP2019038628A JP2019038628A JP2020142309A JP 2020142309 A JP2020142309 A JP 2020142309A JP 2019038628 A JP2019038628 A JP 2019038628A JP 2019038628 A JP2019038628 A JP 2019038628A JP 2020142309 A JP2020142309 A JP 2020142309A
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高志 國▲さき▼
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Shinnosuke Sawa
真之輔 澤
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Abstract

【課題】 軽量化を図ることにより、例えば、スカラロボットのアームの先端部に設置した場合に、慣性モーメントを低減させてサイクルタイムを短縮させることができる回転・直進機構と回転・直進機構位置決用治具と回転・直進機構位置決方法とスカラロボットを提供すること。【解決手段】ボールねじスプライン軸と、ボールねじスプライン軸に螺合されるボールねじナット、ボールねじスプライン軸にその回転を規制された状態で軸方向に摺動可能に嵌合されるボールスプラインナットと、ボールねじナットとボールスプラインナットの何れか一方を回転可能に支持するメインフレームと、ボールねじナットとボールスプラインナットの何れか他方を回転可能に支持するサブフレームと、メインフレームとサブフレームを連結する連結部材と、を具備したことを特徴とするもの。【選択図】 図3

Description

本発明は、回転・直進機構と回転・直進機構位置決用治具と回転・直進機構位置決方法とスカラロボットに係り、特に、軽量化を図ることにより、例えば、スカラロボットのアームの先端部に設けた場合に、慣性モーメントを低減させてサイクルタイムを短縮させることができるように工夫したものに関する。
産業用ロボットの回転・直進ユニットの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。まず、ボールねじスプライン軸があり、このボールねじスプライン軸のねじ部にはボールねじナットが螺合・配置されている。また、上記ボールねじスプライン軸のスプライン部にはボールスプラインナットがその回転を規制された状態で軸方向に摺動可能に嵌合されている。
上記ボールねじナットはボールねじナット回転手段により回転駆動され、上記ボールスプラインナットはボールスプラインナット回転手段により回転駆動される。上記ボールねじナット回転手段によりボールねじナットを回転させることにより上記ボールねじスプライン軸が昇降される。また、上記ボールスプラインナット回転手段によりボールスプラインナットを回転させることにより上記ボールねじスプライン軸が回転される。
上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットは略中空円筒形状をなす一体物のハウジング内に回転可能な状態で内装されている。上記ハウジングは、例えば、ロボットのアームの先端に一体に設けられている。
特許第2649381号公報
しかしながら、上記従来の構成では次のような問題があった。
すなわち、ボールねじナットとボールスプラインナットを回転可能な状態で支持するために、ロボットのアームの先端に略中空円筒形状をなす一体物のハウジングを設けなければならず、それによって、アームの先端部が重量化してしまうという問題があった。アームの先端部の重量化は慣性モーメントの増大ひいてはサイクルタイムの短縮化の阻害要因になってしまう。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、アームの先端部の軽量化、それによる慣性モーメントの低減、サイクルタイムの短縮を図ることが可能な回転・直進機構と回転・直進機構位置決用治具と回転・直進機構位置決方法とスカラロボットを提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1による回転・直進機構は、ボールねじスプライン軸と、上記ボールねじスプライン軸に螺合され上記ボールねじスプライン軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、上記ボールねじスプライン軸にその回転を規制された状態で軸方向に摺動可能に嵌合され上記ボールねじスプライン軸を回転させるボールスプラインナットと、上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットの何れか一方を回転可能に支持するメインフレームと、上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットの何れか他方を回転可能に支持するサブフレームと、上記メインフレームと上記サブフレームを連結する連結部材と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による回転・直進機構は、請求項1記載の回転・直進機構において、上記連結部材は複数本の支柱であることを特徴とするものである。
又、請求項3による回転・直進機構は、請求項2記載の回転・直進機構において、上記複数本の支柱は上記メインフレームに螺合・固定されていて、上記サブフレームは固定用ボルトを上記サブフレームに形成された固定用貫通孔を通して上記支柱に螺合することにより固定され、上記固定用貫通孔の大きさが上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を調整できる大きさに設定されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による回転・直進機構は請求項1〜請求項3の何れかに記載の回転・直進機構において、上記固定用貫通孔は上記サブフレームの外周部に断続的に突出された突出部に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による回転・直進機構は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の回転・直進機構において、上記回転・直進機構はスカラロボットのアームの先端部に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6による回転・直進機構位置決用治具は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の回転・直進機構の位置決めを行う際に使用する回転・直進機構位置決用治具において、メインフレーム側に設置される位置決用シャフトと、上記サブフレームと上記位置決用シャフトの間に挿し込まれ上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決める位置決用スリーブと、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項7による回転・直進機構位置決用治具は、請求項6記載の回転・直進機構位置決用治具において、上記位置決用スリーブの外周面にはテーパ面が形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項8による回転・直進機構位置決方法は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の回転・直進機構の位置決めを行う回転直進機構位置決方法において、上記メインフレームに複数本の支柱を立設し、上記メインフレーム上であって上記サブフレームを貫通するように位置決用シャフトを設置し、上記サブフレームと上記位置決用シャフトの間に位置決用スリーブを挿し込むことにより上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決めるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項9による回転・直進機構位置決方法は、請求項8記載の回転・直進機構位置決方法において、上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決めた後上記サブフレームを上記支柱に固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項10によるスカラロボットは、ベースユニットと、上記ベースユニットに旋回可能に取り付けられたアームと、上記アームの先端に取り付けられた請求項1〜請求項4の何れかに記載の回転・直進機構と、を具備したことを特徴とするものである。
以上述べたように、本願発明の請求項1記載の回転・直進機構によると、ボールねじスプライン軸と、上記ボールねじスプライン軸に螺合され上記ボールねじスプライン軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、上記ボールねじスプライン軸にその回転を規制された状態で軸方向に摺動可能に嵌合され上記ボールねじスプライン軸を回転させるボールスプラインナットと、上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットの何れか一方を回転可能に支持するメインフレームと、上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットの何れか他方を回転可能に支持するサブフレームと、上記メインフレームと上記サブフレームを連結する連結部材と、を具備したので、軽量化して慣性モーメントを低減させ、例えば、スカラロボットのアームの先端部に設置した場合に、速く移動させることでサイクルタイムを短縮させることができる。
又、請求項2記載の回転・直進機構によると、請求項1記載の回転・直進機構において、上記連結部材は複数本の支柱であるので、より軽量化することができる。
又、請求項3記載の回転・直進機構によると、請求項2記載の回転・直進機構において、上記複数本の支柱は上記メインフレームに螺合・固定されていて、上記サブフレームは固定用ボルトを上記サブフレームに形成された固定用貫通孔を通して上記支柱に螺合することにより固定され、上記固定用貫通孔の大きさが上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を調整できる大きさに設定されているので、上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置決を容易に行うことができる。
又、請求項4記載の回転・直進機構によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の回転・直進機構において、上記固定用貫通孔は上記サブフレームの外周部に断続的に突出された突出部に設けられているので、より軽量化してサイクルタイムを短縮させることができる。
又、請求項5記載の回転・直進機構によると、請求項1〜請求項4の何れかに記載の回転・直進機構において、上記回転・直進機構はスカラロボットのアームの先端部に設けられているので、スカラロボットについてサイクルタイムを短縮させることができる。
又、請求項6記載の回転・直進機構位置決用治具によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の回転・直進機構の位置決めを行う際に使用する回転・直進機構位置決用治具において、上記メインフレーム側に設置される位置決用シャフトと、上記サブフレームと上記位置決用シャフトの間に挿し込まれ上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決める位置決用スリーブと、を具備したので、簡易な構成により上記サブフレームの位置決めを容易に行うことができる。
又、請求項7記載の回転・直進機構位置決用治具によると、請求項6記載の回転・直進機構位置決用治具において、上記位置決用スリーブの外周面にはテーパ面が形成されているので、上記サブフレームの位置決めを更に容易に行うことができる。
又、請求項8記載の回転・直進機構位置決方法によると、請求項1〜請求項5の何れかに記載の回転・直進機構の位置決めを行う回転直進機構位置決方法において、上記メインフレームに複数本の支柱を立設し、上記メインフレーム上であって上記サブフレームを貫通するように位置決用シャフトを設置し、上記サブフレームと上記位置決用シャフトの間に位置決用スリーブを挿し込むことにより上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決めるようにしたので、上記サブフレームの位置決めを更に容易に行うことができる。
又、請求項9記載の回転・直進機構位置決方法によると、請求項8記載の回転・直進機構位置決方法において、上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決めた後上記サブフレームを上記支柱に固定するようにしたので、上記サブフレームの位置決めを更に容易に行うことができる。
又、請求項10記載のスカラロボットによると、ベースユニットと、上記ベースユニットに旋回可能に取り付けられたアームと、上記アームの先端に取り付けられた請求項1〜請求項4の何れかに記載の回転・直進機構と、を具備したので、上記回転・直進機構の軽量化により慣性モーメントを低減させ速く移動させることでサイクルタイムを短縮させることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、スカラロボットの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図1のII−II断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、カバを除去した状態のスカラロボットの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、メインフレーム、支柱、サブフレームの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図4のV部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、回転・直進機構位置決用治具の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、回転・直進機構位置決用治具の位置決用シャフトをボールスプラインナットに設置した状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、回転・直進機構位置決用治具の位置決用シャフトとサブフレームの間に位置決用スリーブを挿し込んでサブフレームのメインフレームに対する位置決めを行う状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、サブフレームを複数本の支柱を介してメインフレームに固定した状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、ボールねじナットとボールねじスプライン軸を設置した状態を示す断面図である。
以下、図1乃至図10を参照しながら、本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態によるスカラロボット1は、図1乃至図3に示すように、ベースユニット3と、このベースユニット3に旋回可能に取り付けられたアーム5と、このアーム5の先端に設けられた回転・直進機構7と、から構成されている。以下、各部の構成を詳細に説明する。
上記ベースユニット3にはベース11があり、このベース11上にはアーム旋回用モータ13とアーム旋回用減速機15が設置されている。上記アーム旋回用モータ13の出力軸17にはプーリ19が固着されていて、上記アーム旋回用減速機15の入力軸21にはプーリ23が固着されている。上記プーリ19と上記プーリ23にはタイミングベルト25が巻回・歯合されていて、上記アーム旋回用モータ13の出力軸17の回転が上記アーム旋回用減速機15の入力軸21に伝達される。上記入力軸21にはギヤ22が固着されていて、このギヤ22及び図示しないその他のギヤを介して減速し出力軸27を介して出力する。
図2に示すように、上記アーム5の基端側(図2中右側)が上記アーム旋回用減速機15の上記出力軸27に連結されており、上記アーム5は基端側(図2中右側)を中心に旋回される。
なお、上記ベース11の上にはカバ24が被冠・固定されている。
図2に示すように、上記回転・直進機構7にはメインフレーム31があり、このメインフレーム31は基端側(図2中右側)において上記アーム5の先端側(図2中左側)に軸受37を介して設置されている。また、上記メインフレーム31の基端側(図2中右側)の上方には回転・直進機構旋回用モータ41が設置されていて、その下方には回転・直進機構旋回用減速機33が設置されている。上記回転・直進機構旋回用モータ41の出力軸43は上記回転・直進機構旋回用減速機33の入力軸45に連結されている。上記回転・直進機構旋回用モータ41を駆動することにより上記回転・直進機構旋回用減速機33を介して上記回転・直進機構7が上記アーム5の先端側(図2中左側)で旋回される。
また、上記メインフレーム31の先端側(図2中左側)にはボールスプラインナット51が回転可能に設置されている。上記ボールスプラインナット51の図2中上側にはプーリ53が複数本(この実施の形態の場合には4本)のプーリ固定用ボルト55、55、55、55によって固定されている。また、上記プーリ53には冶具係合用凹部57が形成されている。上記冶具係合用凹部57の中央にはボールねじスプライン軸用貫通孔59が形成されている。
また、上記メインフレーム31にはボールスプラインナット回転用モータ61が設置されている。上記ボールスプラインナット回転用モータ61の出力軸63にはプーリ65が固着されている。このプーリ65と上記プーリ53にはタイミングベルト67が巻回・歯合されていて、上記ボールスプラインナット回転用モータ61の回転が減速されて上記ボールスプラインナット51に伝達される。
上記メインフレーム31には複数本(この実施の形態の場合には6本)の連結部材としての支柱71、71、71、71、71、71が立設されている。図4及び図5に示すように、上記支柱71の下端側(図2中下側)には雄ねじ部73が形成されていて、この雄ねじ部を上記各支柱71と上記メインフレーム31の間に介挿されたスペーサ75を通して上記メインフレーム31に螺合させることで上記支柱71が上記メインフレーム31に固定される。また、上記支柱71の上端側には雌ねじ部77が形成されている。
また、上記6本の支柱71、71、71、71、71、71の上側にはサブフレーム81が設置されている。上記サブフレーム81には、図4、図5に示すように、ボールねじナット設置用貫通孔83が形成されている。また、上記サブフレーム81の外周側には複数個(この実施の形態の場合には6個)の固定部84、84、84、84、84、84が形成されており、この固定部84には固定用貫通孔85が形成されていて、固定用ボルト87の雄ねじ部89を上記固定用貫通孔85に通して上記支柱71の雌ねじ部77に螺合させることで上記支柱71に上記サブフレーム81が固定される。
上記6個の固定部84の内図4、図5中左側の4個の固定部84は断続的に突出された状態で設けられている。それによって、サブフレーム81自体の外形を小さくして軽量化を図っている。
上記固定用貫通孔85の径は、上記サブフレーム81の上記メインフレーム31に対する位置を微調整できるような大きさに設定されている。つまり、サブフレーム81が後述する位置決作業によりその位置を矯正されても、支柱71の雌ねじ部77を閉塞することがないような所定の大きさである。
また、図2に示すように、上記サブフレーム81の上記ボールねじナット設置用貫通孔83にはボールねじナット91が回転可能に設置されている。上記ボールねじナット91にはプーリ93が固着されている。
また、上記サブフレーム81にはボールねじナット回転用モータ101が設置されている。上記ボールねじナット回転用モータ101の出力軸103にはプーリ105が固着されている。上記プーリ105と上記ボールねじナット91側のプーリ93にはタイミングベルト107が巻回・歯合されている。上記ボールねじナット回転用モータ101の回転が減速されることなくそのまま上記ボールねじナット91に伝達される。ここで、上記ボールねじナット回転用モータ101は上記ボールスプラインナット回転用モータ61の図2中上側に配置され、且つ上記回転・直進機構旋回用モータ41に隣接するように設置されている。これにより、上記回転・直進機構7の図2中左右方向の大きさを小さくし、上記回転・直進機構7を旋回させる際の慣性モーメントを低減させるようになっている。
また、図2に示すように、上記ボールスプラインナット51と上記ボールねじナット91の内側にはボールねじスプライン軸111が挿通・配置されている。上記ボールねじスプライン軸111には雄ねじ部としての螺旋状溝113が形成されているとともにスプライン溝115が軸方向(図2中上下方向)に延長・形成されている。
上記ボールねじスプライン軸111には上記螺旋状溝113を介して上記ボールねじナット91が螺合されており、上記螺旋状溝113と上記ボールねじナット91の図示しない螺旋状溝の間には図示しない複数個のボールが介挿されている。また、上記ボールねじスプライン軸111には上記スプライン溝115を介して上記ボールスプラインナット51がその回転を規制された状態で図2中上下方向にスライド可能に係合されている。上記スプライン溝115と上記ボールスプラインナット51側の図示しないスプライン溝の間にも図示しない複数個のボールが介挿されている。また、上記回転・直進機構7には電磁ブレーキ117が設置されている。
なお上記メインフレーム31上には既に説明した各種部品を被冠するようにカバ119が設置されている。
また、上記ボールネジスプライン軸111の先端部(図2中下方)には図示しないグリッパ等の先端工具が作業形態に合わせて取り付けられている。
次に、上記サブフレーム81の上記メインフレーム31に対する位置決めを行う際に用いる回転・直進機構位置決用冶具130について説明する。上記回転・直進機構位置決用治具130は、図6に示すように、位置決用シャフト121と位置決用スリーブ123とから構成されている。
図7に示すように、上記位置決用シャフト121には貫通孔125が形成されている。また、図6に示すように、上記位置決用シャフト121の下端部(図6中左下側)には位置決用凸部127が形成されている。また、上記位置決用シャフト121の下端部であって上記位置決用凸部127の外周側には複数個(この実施の形態の場合には4個)のボルト頭収容凹部129、129、129、129が形成されている。図7に示すように、上記位置決用シャフト121の外径は上記サブフレーム81のボールねじナット設置用貫通孔83の内径よりも所定量だけ小さく設定されている。上記位置決用シャフト121の上端側(図6中上側)は縮径されて位置決用スリーブ設置部124が形成されている。上記位置決用シャフト121の上記位置決用凸部127は上記メインフレーム31に設置されたボールスプラインナット51に固定されたプーリ53に形成されているボールねじスプライン軸貫通孔59に嵌合される。この時、上記位置決用シャフト121のボルト頭収容凹部129、129、129、129には、上記プーリ53を上記ボールスプラインナット51に固定する上記プーリ固定用ボルト55、55、55、55の頭が収容される。なお、上記プーリ固定用ボルト55の頭は上記ボルト頭収容凹部129の内面とは所定の隙間を介してボルト頭収容凹部129に収容されている。
上記位置決用スリーブ123には、図6に示すように、貫通孔131が形成されている。また、図8に示すように、上記位置決用スリーブ123の外周側であって図8中下側にはテーパ面133が形成されている。上記テーパ面133は図8中下側に向かって縮径されている。
図8に示すように、サブフレーム81と上記プーリ53に設置した上記位置決用シャフト121の位置決用スリーブ設置部124の間に上記位置決用スリーブ123を挿し込むことにより、上記テーパ面133が上記サブフレーム81のボールねじナット設置用貫通孔83に嵌り、上記テーパ面133の作用によって上記サブフレーム81の上記メインフレーム31に対する位置が矯正される。
上記サブフレーム81の上記メインフレーム31に対する位置決めを行った状態で、固定用ボルト87、87、87、87、87、87の雄ねじ部89、89、89、89、89、89を固定用貫通孔85、85、85、85、85、85に通して、支柱71、71、71、71、71、71の雌ねじ部77、77、77、77、77、77に螺合する。それによって、位置決めされたサブフレーム81が6本の上記支柱71、71、71、71、71、71を介して上記メインフレーム31に固定される。そして、上記回転・直進機構位置決用治具130を上記位置決用スリーブ123、位置決用シャフト121の順に撤去して、ボールねじナット91を設置するとともにボールねじスプライン軸111を取り付ける。このように、上記回転・直進機構位置決用治具130の位置決用シャフト121の位置決用凸部127と上記位置決用スリーブ123のテーパ面133とにより、上記メインフレーム31に設置される上記ボールスプラインナット51の軸と上記サブフレーム81に設置される上記ボールねじナット91の軸が同軸に調整される。
次に、この一実施の形態による作用について説明する。
まず、ロボット1の動作について説明する。
アーム旋回用モータ13を駆動することによってベース11に対してアーム5が旋回され、回転・直進機構旋回用モータ41を駆動することによって回転・直進機構7が上記アーム5に対して旋回される。
また、ボールスプラインナット回転用モータ61を駆動することによってボールねじスプライン軸111が回転され、ボールねじナット回転用モータ101を駆動することによって上記ボールねじスプライン軸111が昇降される。
次に、サブフレーム81の支柱71ひいてはメインフレーム31に対する位置決めについて説明する。
まず、図7に示すように、6本の支柱71、71、71、71、71、71をメインフレーム31に立設するとともにボールスプラインナット51とプーリ53を取り付ける。
次に、位置決用シャフト121をプーリ53に設置して、上記支柱71の上端側(図7中上側)にサブフレーム81を載置する。
次に、図8に示すように、上記位置決用スリーブ123を上記サブフレーム81と位置決用シャフト121の間に挿し込む。それによって、上記位置決用スリーブ123のテーパ面133の作用によって上記サブフレーム81の位置が矯正され上記メインフレーム31に対して位置決めされる。
次に、6本の固定用ボルト87、87、87、87、87、87を固定用貫通孔85、85、85、85、85、85に通して、上記6本の柱71、71、71、71、71、71の雌ねじ部77、77、77、77、77、77に螺合することによりその矯正された位置を固定する。
次に、図10に示すように、ボールねじナット91およびボールねじスプライン軸111を設置する。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、アーム5の先端に設けられた回転・直進機構7の軽量化を図ることにより慣性モーメントを低減させることができ、それによって、スカラロボット1としてのサイクルタイムを短縮させることができる。これは、ボールスプラインナット51とボールねじナット91を従来のように一体物であって略中空円筒形状をなすハウジングによって内装・支持するのではなく、別個に離間・配置され6本の支柱71、71、71、71、71、71を介して連結されたメインフレーム31とサブフレーム81によって内装・支持するように構成し、上記メインフレーム31と上記サブフレーム81間に側壁がない構造としたからである。
また、位置決用シャフト121をボールスプラインナット51側のプーリ53に設置し、位置決用スリーブ123をサブフレーム81と位置決用シャフト121の間に挿し込むことにより、上記サブフレーム81のメインフレーム31に対する位置決めを行うようにしているので、上記位置決用シャフト121や上記位置決用スリーブ123のサイズを必要以上に大きくすることなく、簡易な構成により上記サブフレーム81の位置決めを容易に行うことができる。更に、上記メインフレーム31に対する上記サブフレーム81の位置決めを確実に行うことで、上記ボールねじスプライン軸111を回転可能に支持するボールねじナット91とボールスプラインナット51の軸線を同軸上に調整することができ、上記ボールねじスプライン軸111に異音等が発生することなくスムーズな回転及び直進動作をさせることができる。
また、上記位置決用スリーブ123にはテーパ面133が形成されているので、これによってより容易にサブフレーム81の位置決めを行うことができる。
その際、上記サブフレーム81の固定用貫通孔85の径は、サブフレーム81が矯正されても支柱71の雌ねじ部77を閉塞することがないような大きさに設定されているので、位置決め後の固定作業が阻害されることもない。
また、上記サブフレーム81の6個の固定部84の内4個の固定部84は外周側に断続的に突出された状態で形成されているので、上記サブフレーム81ひいては上記回転・直進機構7をさらに軽量化することができる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されない。
まず、前記一実施の形態の場合には6本の支柱を使用したが、3本〜5本、または、7本以上であっても良い。
また、前記一実施の形態の場合には上にボールねじナット、下にボールスプラインナットを配置した構成を例に挙げて説明したが、上にボールスプラインナット、下にボールねじナットを配置した構成も考えられる。
また、スカラロボットの構成も図示したものに限定されず様々な構成が考えられる。
さらに、適用箇所はスカラロボットに限定されるものではない。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、回転・直進機構と回転・直進機構位置決用治具と回転・直進機構位置決方法とスカラロボットに係り、特に、軽量化を図ることにより、例えば、スカラロボットのアームの先端部に設置した場合に、慣性モーメントを低減させてサイクルタイムを短縮させることができるように工夫したものに関し、例えば、産業用ロボットに好適である。
1 スカラロボット
31 メインフレーム
51 ボールスプラインナット
71 支柱(連結部材)
81 サブフレーム
85 固定用貫通孔
91 ボールねじナット
111 ボールねじスプライン軸
121 位置決用シャフト(回転・直進機構位置決用治具の一部)
123 位置決用スリーブ(回転・直進機構位置決用治具の一部)
133 テーパ面

Claims (10)

  1. ボールねじスプライン軸と、
    上記ボールねじスプライン軸に螺合され上記ボールねじスプライン軸を軸方向に移動させるボールねじナットと、
    上記ボールねじスプライン軸にその回転を規制された状態で軸方向に摺動可能に嵌合され上記ボールねじスプライン軸を回転させるボールスプラインナットと、
    上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットの何れか一方を回転可能に支持するメインフレームと、
    上記ボールねじナットと上記ボールスプラインナットの何れか他方を回転可能に支持するサブフレームと、
    上記メインフレームと上記サブフレームを連結する連結部材と、
    を具備したことを特徴とする回転・直進機構。
  2. 請求項1記載の回転・直進機構において、
    上記連結部材は複数本の支柱であることを特徴とする回転・直進機構。
  3. 請求項2記載の回転・直進機構において、
    上記複数本の支柱は上記メインフレームに螺合・固定されていて、
    上記サブフレームは固定用ボルトを上記サブフレームに形成された固定用貫通孔を通して上記支柱に螺合することにより固定され、
    上記固定用貫通孔の大きさが上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を調整できる大きさに設定されていることを特徴とする回転・直進機構。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の回転・直進機構において、
    上記固定用貫通孔は上記サブフレームの外周部に断続的に突出された突出部に設けられていることを特徴とする回転・直進機構。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の回転・直進機構において、
    上記回転・直進機構はスカラロボットのアームの先端部に設けられていることを特徴とする回転・直進機構。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の回転・直進機構の位置決めを行う際に使用する回転・直進機構位置決用治具において、
    上記メインフレーム側に設置される位置決用シャフトと、
    上記サブフレームと上記位置決用シャフトの間に挿し込まれ上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決める位置決用スリーブと、
    を具備したことを特徴とする回転・直進機構位置決用治具。
  7. 請求項6記載の回転・直進機構位置決用治具において、
    上記位置決用スリーブの外周面にはテーパ面が形成されていることを特徴とする回転・直進機構位置決用治具。
  8. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の回転・直進機構の位置決めを行う回転直進機構位置決方法において、
    上記メインフレームに複数本の支柱を立設し、
    上記メインフレーム上であって上記サブフレームを貫通するように位置決用シャフトを設置し、
    上記サブフレームと上記位置決用シャフトの間に位置決用スリーブを挿し込むことにより上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決めるようにしたことを特徴とする回転・直進機構位置決方法。
  9. 請求項8記載の回転・直進機構位置決方法において、
    上記サブフレームの上記メインフレームに対する位置を決めた後上記サブフレームを上記支柱に固定するようにしたことを特徴とする回転・直進機構位置決方法。
  10. ベースユニットと、
    上記ベースユニットに旋回可能に取り付けられたアームと、
    上記アームの先端に取り付けられた請求項1〜請求項4の何れかに記載の回転・直進機構と、
    を具備したことを特徴とするスカラロボット。
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