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JP2020036546A - ドローバー用ブラケットおよび作業車両 - Google Patents

ドローバー用ブラケットおよび作業車両 Download PDF

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JP2020036546A JP2018164804A JP2018164804A JP2020036546A JP 2020036546 A JP2020036546 A JP 2020036546A JP 2018164804 A JP2018164804 A JP 2018164804A JP 2018164804 A JP2018164804 A JP 2018164804A JP 2020036546 A JP2020036546 A JP 2020036546A
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fixing plate
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Abstract

【課題】作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制できるドローバー用ブラケットを提供する。【解決手段】ドローバー用ブラケット12は、第1固定プレート14と、第2固定プレート16と、連結部材18と、を備える。連結部材18は、第1固定プレート14を第2固定プレート16に連結する。第1固定プレート14は、第1プレート本体22と、第1固定部24と、第1湾曲部26と、を有する。第1湾曲部26は、第1プレート本体22を第1固定部24に連結し、湾曲形状を有する。第2固定プレート16は、第2プレート本体32と、第2固定部34と、第2湾曲部36と、を有する。第2湾曲部36は、第2プレート本体32を第2固定部34に連結し、湾曲形状を有する。【選択図】図3

Description

本願に開示される技術は、ドローバー用ブラケットおよび作業車両に関する。
特許文献1には、トラクタの作業車装着装置が開示される。
特開2001−073006号公報
本願に開示される技術の課題は、例えば、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制できるドローバー用ブラケットを提供することにある。
本発明の第1の側面によれば、ドローバー用ブラケットは、第1固定プレートと、第2固定プレートと、連結部材と、を備える。第2固定プレートは、第1方向において第1固定プレートと間隔を空けて配置される。連結部材は、第1固定プレートを第2固定プレートに連結する。第1固定プレートは、第1プレート本体と、第1固定部と、第1湾曲部と、を有する。第1プレート本体は連結部材に連結される。第1固定部は、第1方向とは異なる第2方向を向く第1取付面を有する。第1湾曲部は、第1プレート本体を第1固定部に連結し、湾曲形状を有する。第2固定プレートは、第2プレート本体と、第2固定部と、第2湾曲部と、を有する。第1プレート本体は、第1方向において第1プレート本体と間隔を空けて配置され、連結部材に連結される。第2固定部は、第2方向を向く第2取付面を有する。第2湾曲部は、第2プレート本体を第2固定部に連結し、湾曲形状を有する。
第1の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートが第1湾曲部を有し、第2固定プレートが第2湾曲部を有する。したがって、第1湾曲部および第2湾曲部のうち少なくとも一方により、例えば、作業車両本体から第1固定部および第2固定部に入力される振動が第1プレート本体および第2プレート本体のうち少なくとも一方に伝達されるのを抑制できる。これにより、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制できる。
本発明の第2の側面によれば、請求項1の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第1固定部は、第1湾曲部から第2固定部の反対側に延びる。
第2の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定部および第2固定部の間の距離を長くすることができる。これにより、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制しつつ、ドローバー用ブラケットの強度を高めることができる。
本発明の第3の側面によれば、第1または第2の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第2固定部は、第2湾曲部から第1固定部の反対側に延びる。
第3の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定部および第2固定部の間の距離を長くすることができる。これにより、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制しつつ、ドローバー用ブラケットの強度を高めることができる。
本発明の第4の側面によれば、第1〜第3の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1湾曲部は、第1方向において第2湾曲部と間隔を空けて配置される。
第4の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1湾曲部と第2湾曲部とが互いに干渉するのを抑制できる。これにより、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを効果的に抑制できる。
本発明の第5の側面によれば、第1〜第4の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1固定部は、第1取付面上に設けられる第1開口を有する。
第5の側面に係るドローバー用ブラケットでは、ボルトなどの固定具および第1開口を利用して第1固定部を作業車両本体に固定することができる。
本発明の第6の側面によれば、第5の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第1開口は、第1中心軸心を有する。第1プレート本体は、第2プレート本体の方を向いて配置される第1内側面を有する。第1内側面は、第1中心軸心に対して少なくとも部分的に傾斜している。
第6の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1湾曲部および第1プレート本体の位置関係に関する設計の自由度を高めることができる。
本発明の第7の側面によれば、第1〜第6の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第2固定部は、第2取付面上に設けられる第2開口を有する。
第7の側面に係るドローバー用ブラケットでは、ボルトなどの固定具および第2開口を利用して第1固定部を作業車両本体に固定することができる。
本発明の第8の側面によれば、第7の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第2開口は、第2中心軸心を有する。第2プレート本体は、第1プレート本体の方を向いて配置される第2内側面を有する。第2内側面は、第2中心軸心に対して少なくとも部分的に傾斜している。
第8の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第2湾曲部および第2プレート本体の位置関係に関する設計の自由度を高めることができる。
本発明の第9の側面によれば、第1〜第4の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1固定部は、第1取付面上に設けられる第1開口を有する。第2固定部は、第2取付面上に設けられる第2開口を有する。第1開口は、第1中心軸心を有する。第2開口は、第2中心軸心を有する。第1距離は、第1方向において第1湾曲部および第2湾曲部の間に規定される。第2距離は、第1方向において第1中心軸心および第2中心軸心の間に規定される。第2距離は、第1距離よりも長い。
第9の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第2距離を長くすることができる。これにより、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制しつつ、ドローバー用ブラケットの強度を高めることができる。
本発明の第10の側面によれば、第1〜第9の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1プレート本体は、第1取付面から離れるように第1湾曲部から延びる。
第10の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートが作業車両本体に固定されている状態で、第1プレート本体が作業車両本体と干渉するのを防止できる。
本発明の第11の側面によれば、第1〜第10の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第2プレート本体は、第2取付面から離れるように第2湾曲部から延びる。
第11の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第2固定プレートが作業車両本体に固定されている状態で、第2プレート本体が作業車両本体と干渉するのを防止できる。
本発明の第12の側面によれば、第1〜第11の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1取付面は、第1方向において第2取付面と間隔を空けて配置される。
第12の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1取付面および第2取付面の間の距離を長くすることができる。これにより、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制しつつ、ドローバー用ブラケットの強度を高めることができる。
本発明の第13の側面によれば、第13の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第2方向における第1取付面の位置は、第2方向における第2取付面の位置と概ね同じである。
第13の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定部および第2固定部を同一平面に対して取り付けることができる。
本発明の第15の側面によれば、第1〜第14の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1プレート本体を第2プレート本体に連結する第3固定プレートをさらに備える。
第14の側面に係るドローバー用ブラケットでは、ドローバー用ブラケットの強度をさらに高めることができる。
本発明の第16の側面によれば、第15の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第1プレート本体は、第1溝を有する。第2プレート本体は、第2溝を有する。第3固定プレートは、第1溝および第2溝内に部分的に配置される。
第16の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートおよび第3固定プレートの連結強度を高めることができる。また、第2固定プレートおよび第3固定プレートの連結強度を高めることができる。
本発明の第17の側面によれば、第16の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第3固定プレートは、第3溝および第4溝を有する。第3固定プレートは、第1溝および第3溝が嵌め合わされることで第1固定プレートに連結される。第3固定プレートは、第2溝および第4溝が嵌め合わされることで第2固定プレートに連結される。
第17の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートおよび第3固定プレートの連結強度をさらに高めることができる。また、第2固定プレートおよび第3固定プレートの連結強度をさらに高めることができる。
本発明の第18の側面によれば、第15または16の側面に係るドローバー用ブラケットにおいて、第3固定プレートは、第3溝および第4溝を有する。第1プレート本体は、第3溝内に部分的に配置される。第2プレート本体は、第4溝内に部分的に配置される。
第18の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートおよび第3固定プレートの連結強度をさらに高めることができる。また、第2固定プレートおよび第3固定プレートの連結強度をさらに高めることができる。
本発明の第19の側面によれば、第1〜第18の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1プレート本体、第1固定部、および第1湾曲部は、1つの単一部材として一体に設けられる。
第19の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートを1枚のプレートから加工することができ、構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第20の側面によれば、第1〜第19の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第2プレート本体、第2固定部、および第2湾曲部は、1つの単一部材として一体に設けられる。
第20の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第2固定プレートを1枚のプレートから加工することができ、構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第21の側面によれば、第1〜第20の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、第1固定プレートは、第2固定プレートとは別部材である。
第21の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレートおよび第2固定プレートの形状を共通化したり、あるいは、第1固定プレートおよび第2固定プレートの設計の自由度を高めたりできる。
本発明の第22の側面によれば、第1〜第21の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットにおいて、連結部材は、第1固定プレートおよび第2固定プレートとは別部材である。
第22の側面に係るドローバー用ブラケットでは、第1固定プレート、第2固定プレート、および連結部材の設計の自由度を高めることができる。
本発明の第23の側面によれば、作業車両は、作業車両本体と、第1〜第22の側面のいずれか1つに係るドローバー用ブラケットと、を備える。ドローバー用ブラケットの第1固定部および第2固定部は、作業車両本体に固定される。
第23の側面に係る作業車両では、作業車両がドローバー用ブラケットを備えているので、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制できる。
本発明の第24の側面によれば、第23の側面に係る作業車両において、作業車両本体は、トランスミッションを有する。ドローバー用ブラケットの第1固定部および第2固定部は、トランスミッションに固定される。
第24の側面に係る作業車両では、ドローバー用ブラケットの第1固定部および第2固定部は、トランスミッションに固定されるので、ドローバー用ブラケットによりトランスミッションからの振動がドローバーに伝達されるのを抑制できる。
本願に開示される技術であれば、例えば、作業車両本体からの振動がドローバーに伝達されるのを抑制できるドローバー用ブラケットを提供することができる。
図1は、実施形態に係る作業車両の側面図である。 図2は、図1に示す作業車両の部分斜視図である。 図3は、図1に示す作業車両のドローバー用ブラケットの斜視図である。 図4は、図3に示すドローバー用ブラケットの別の斜視図である。 図5は、図3に示すドローバー用ブラケットの上面図である。 図6は、図5のラインVI−VIにおけるドローバー用ブラケットの断面図である。 図7は、図1に示す作業車両の部分下面図である。 図8は、図3に示すドローバー用ブラケットの分解斜視図である。 図9は、図5のラインIX−IXにおけるドローバー用ブラケットの断面図である。 図10は、図3に示すドローバー用ブラケットの前面図である。 図11は、図3に示すドローバー用ブラケットの別の斜視図である。 図12は、図3に示すドローバー用ブラケットの別の斜視図である。 図13は、図3に示すドローバー用ブラケットの背面図である。 図14は、図1に示す作業車両の部分背面図である。 図15は、図3に示すドローバー用ブラケットの分解斜視図である。 図16は、図3に示すドローバー用ブラケットの側面図である。 図17は、図3に示すドローバー用ブラケットの別の側面図である。 図18は、図2に示すドローバー用ブラケットおよびドローバーの分解斜視図である。 図19は、変形例に係るドローバー用ブラケットの断面図である。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。図中において同じ符号は、対応するまたは同一の構成を示している。
<全体構成>
図1は、実施形態に係る作業車両1の側面図である。作業車両1は、例えば、農業用トラクタである。作業車両1は作業車両本体1Aを備える。作業車両本体1Aは、車体フレーム2と、走行輪3および4と、運転室5と、エンジン6と、を備える。作業車両1は、好ましくは4輪駆動車両であり、4つの走行輪3および4が回転駆動されることにより走行する。
なお、本願に係る実施形態において、前後方向とは、運転室5の運転座席5Aに着座したオペレータから見て前後方向を意味する。左右方向、横方向とは、当該オペレータから見てそれぞれ、左右方向、横方向を意味する。上下方向とは、当該オペレータから見て上下方向を意味する。作業車両1の前後/左右(横)/高さ方向とは、それぞれ、当該オペレータから見た前後/左右(横)/上下方向と一致するものとする。
車体フレーム2は、前フレーム2Aと後フレーム2Bとを有する。前フレーム2Aには、エンジン6が搭載される。作業車両本体1Aはトランスミッション8を有する。後フレーム2Bには、運転室5と、トランスミッション8とが搭載される。トランスミッション8は、エンジン6からの駆動力を走行輪3および4に伝達するための走行用トランスミッションを有する。トランスミッション8は、エンジン6からの駆動力を、走行輪3および4とは別に設けられた作業装置に分配する作業装置用トランスミッションおよびクラッチをさらに有する。これら作業装置用トランスミッションやクラッチ等から構成される動力伝達系を作業伝動系と呼ぶ。
作業車両1は、1対のリフトアーム10をさらに備える。リフトアーム10は、作業車両本体1Aの左側および右側にそれぞれ設けられる。リフトアーム10は、作業伝動系の一部を構成する油圧式の昇降シリンダの作動で上下方向に揺動可能である。トランスミッション8は、PTO(Power Take-Off)軸8Aを有する。PTO軸8Aは、作業伝動系の動力の出力軸である。1対のリフトアーム10には、リンク機構(図示せず)が連結される。PTO軸8Aには、リンク機構に連結されるロータリ耕転装置などの作業装置(図示せず)に対して動力を伝えるための伝動軸等が接続される。
図2に示すように、作業車両1はドローバー用ブラケット(Drawbar Bracket)12を備える。ドローバー用ブラケット12は作業車両本体1Aに固定される。作業車両1はドローバー13および連結ピン13Pをさらに備える。ドローバー13は連結ピン13Pによりドローバー用ブラケット12に取り外し可能に連結される。ドローバー13に作業機やトレーラなどの外部装置を連結することで、作業車両1により外部装置を牽引することができる。本実施形態では、ドローバー用ブラケット12はトランスミッション8に固定されているが、ドローバー用ブラケット12は作業車両本体1Aの他の部材に固定されていてもよい。
図3に示すように、ドローバー用ブラケット12は、第1固定プレート14と、第2固定プレート16と、連結部材18と、を備える。第2固定プレート16は、第1方向D1において第1固定プレート14と間隔を空けて配置される。連結部材18は第1固定プレート14を第2固定プレート16に連結する。第1固定プレート14および第2固定プレート16の間には、ドローバー13(図2)を挿入するための挿入空間Sが規定される。ドローバー用ブラケット12は、第1固定プレート14を第2固定プレート16に連結する第3固定プレート20をさらに備える。本実施形態では、ドローバー用ブラケット12は、第1固定プレート14を第2固定プレート16に連結する複数の連結部材18(18C〜18F)を備える。しかし、連結部材18の総数は本実施形態に限定されない。
図4に示すように、第1固定プレート14は、第1プレート本体22と、第1固定部24と、第1湾曲部26と、を有する。第1プレート本体22は連結部材18に連結される。第1固定部24は第1取付面24Aを有する。第1取付面24Aは、第1方向D1とは異なる第2方向D2を向く。本実施形態では、第2方向D2は第1方向D1に垂直であるが、第2方向D2が第1方向D1に対して傾斜していてもよい。
第1固定部24は、第1取付面24A上に設けられる第1開口28を有する。本実施形態では、第1固定部24は複数の第1開口28を有する。複数の第1開口28は、第1方向D1および第2方向D2に垂直な第3方向D3において間隔を空けて配置される。第1開口28は、孔を含むが、孔の代わりにまたは孔に加えてスリットなどの他の構造を有していてもよい。また、複数の第1開口28の総数は本実施形態に限定されない。
第1開口28は、第1中心軸心A1を有する。本実施形態では、第1中心軸心A1は第1取付面24Aに対して垂直に延びる。つまり、第1中心軸心A1は、第2方向D2に平行である。しかし、第1中心軸心A1が第1取付面24Aおよび第2方向D2のうち少なくとも一方に対して傾斜していてもよい。
図4に示すように、第2固定プレート16は、第2プレート本体32と、第2固定部34と、第2湾曲部36と、を有する。第2プレート本体32は、第1方向D1において第1プレート本体22と間隔を空けて配置される。第2プレート本体32は連結部材18に連結される。第1プレート本体22および第2プレート本体32の間には、挿入空間Sが規定される。第2固定部34は第2取付面34Aを有する。第2取付面34Aは、第2方向D2を向く。
第2固定部34は、第2取付面34A上に設けられる第2開口38を有する。本実施形態では、第2固定部34は複数の第2開口38を有する。複数の第2開口38は、第3方向D3に間隔を空けて配置される。第2開口38は、孔を含むが、孔の代わりにまたは孔に加えてスリットなどの他の構造を有していてもよい。また、複数の第2開口38の総数は本実施形態に限定されない。
第2開口38は、第2中心軸心A2を有する。本実施形態では、第2中心軸心A2は第2取付面34Aに対して垂直に延びる。つまり、第2中心軸心A2は、第2方向D2に平行である。しかし、第2中心軸心A2が第2取付面34Aおよび第2方向D2のうち少なくとも一方に対して傾斜していてもよい。
図5に示すように、第2方向D2(第1中心軸心A1に沿った方向)から見た場合に、例えば、第1中心軸心A1は第1開口28の図心を通る。第2方向D2(第2中心軸心A2に沿った方向)から見た場合に、例えば、第2中心軸心A2は第2開口38の図心を通る。複数の第1開口28は、第1ピッチP1で第3方向D3に並んで配置される。複数の第2開口38は、第2ピッチP2で第3方向D3に並んで配置される。本実施形態では、第1ピッチP1は第2ピッチP2と等しいが、第1ピッチP1が第2ピッチP2と異なっていてもよい。また、複数の第1開口28は異なるピッチで配置されていてもよい。複数の第2開口38は異なるピッチで配置されていてもよい。
図6に示すように、ドローバー用ブラケット12の第1固定部24および第2固定部34は、作業車両本体1Aに固定される。本実施形態では、ドローバー用ブラケット12の第1固定部24および第2固定部34は、トランスミッション8に固定される。しかし、第1固定部24および第2固定部34が作業車両本体1Aのトランスミッション8以外の部分に固定されていてもよい。第1取付面24Aは、作業車両本体1Aと接触可能である。第2取付面34Aは、作業車両本体1Aと接触可能である。
第1湾曲部26は、第1プレート本体22を第1固定部24に連結し、湾曲形状を有する。本実施形態では、第1プレート本体22、第1固定部24、および第1湾曲部26は、1つの単一部材として一体に設けられる。例えば、第1プレート本体22、第1固定部24、および第1湾曲部26は、プレス加工により1枚のプレート材料から形成される。しかし、第1固定プレート14はプレス加工以外の工程により形成されていてもよい。また、第1プレート本体22、第1固定部24、および第1湾曲部26のうち少なくとも2つが別部材から構成されていてもよい。第1固定プレート14の材質の例には、鉄などの金属材料が含まれる。
第2湾曲部36は、第2プレート本体32を第2固定部34に連結し、湾曲形状を有する。本実施形態では、第2プレート本体32、第2固定部34、および第2湾曲部36は、1つの単一部材として一体に設けられる。例えば、第2プレート本体32、第2固定部34、および第2湾曲部36は、プレス加工により1枚のプレート材料から形成される。しかし、第2固定プレート16はプレス加工以外の工程により形成されていてもよい。また、第2プレート本体32、第2固定部34、および第2湾曲部36のうち少なくとも2つが別部材から構成されていてもよい。第2固定プレート16の材質の例には、鉄などの金属材料が含まれる。
第1固定プレート14は、第2固定プレート16とは別部材である。連結部材18は、第1固定プレート14および第2固定プレート16とは別部材である。しかし、第1固定プレート14が第2固定プレート16と1つの単一部材として一体に設けられていてもよい。連結部材18が第1固定プレート14および第2固定プレート16のうち少なくとも一方と1つの単一部材として一体に設けられていてもよい。連結部材18の材質の例には、鉄などの金属材料が含まれる。
第1固定部24は、第1湾曲部26から第2固定部34の反対側に延びる。第2固定部34は、第2湾曲部36から第1固定部24の反対側に延びる。第1湾曲部26は、第1方向D1において第2湾曲部36と間隔を空けて配置される。第1距離DS1は、第1方向D1において第1湾曲部26および第2湾曲部36の間に規定される。第2距離DS2は、第1方向D1において第1中心軸心A1および第2中心軸心A2の間に規定される。第2距離DS2は、第1距離DS1よりも長い。第3距離DS3は、第1方向D1において第1開口28および第2開口38の間に規定される。第3距離DS3は、第1距離DS1よりも長い。第4距離DS4は、第1方向D1において第1プレート本体22および第2プレート本体32の間に規定される。第4距離DS4の最大長さは、第1距離DS1よりも長く、第2距離DS2および第3距離DS3よりも短い。
ここで、本実施形態では、第1距離DS1は、第1方向D1において第1湾曲部26および第2湾曲部36の間に規定される最短距離である。第2距離DS2は、第1方向D1において第1中心軸心A1および第2中心軸心A2の間に規定される最短距離である。第3距離DS3は、第1方向D1において第1開口28および第2開口38の間に規定される最短距離である。第1距離DS1、第2距離DS2、第3距離DS3、および第4距離DS4の寸法関係は、本実施形態に限定されない。
図5に示すように、第1ピッチP1は、第1距離DS1、第2距離DS2、および第3距離DS3よりも短い。第2ピッチP2は、第1距離DS1、第2距離DS2、および第3距離DS3よりも短い。しかし、第1距離DS1、第2距離DS2、第3距離DS3、第1ピッチP1、および第2ピッチP2の寸法関係は、本実施形態に限定されない。
図6に示すように、第1固定部24は、第1取付面24Aの裏側に設けられた第1裏面24Bを有する。第1開口28は第1取付面24Aから第1裏面24Bまで第1中心軸心A1に沿って延びる。本実施形態では、第1取付面24Aおよび第1裏面24Bは、第1中心軸心A1と概ね垂直であるが、第1取付面24Aおよび第1裏面24Bのうち少なくとも一方が第1中心軸心A1に対して傾斜していてもよい。
第1プレート本体22は、第1取付面24Aから離れるように第1湾曲部26から延びる。第1プレート本体22は、第1取付面24Aから離れるように第1湾曲部26から第2方向D2に沿って延びる。第1プレート本体22は、第2プレート本体32の方を向いて配置される第1内側面22Aを有する。第1内側面22Aは、第1中心軸心A1に対して少なくとも部分的に傾斜している。本実施形態では、第1内側面22Aは、第1中心軸心A1に対して全体的に傾斜している。しかし、第1内側面22Aは、第1中心軸心A1に対して部分的に傾斜していてもよいし、第1中心軸心A1に対して少なくとも部分的に平行であってもよい。
図7に示すように、作業車両1は、ドローバー用ブラケット12を作業車両本体1Aに取り付けるための第1ボルト40および第1ワッシャ42を備える。本実施形態では、作業車両1は、複数の第1ボルト40および複数の第1ワッシャ42を備える。なお、複数の第1ボルト40の総数は本実施形態に限定されない。複数の第1ワッシャ42の総数は本実施形態に限定されない。
図6に示すように、第1固定部24は第1ボルト40により作業車両本体1A(本実施形態では、トランスミッション8)に固定される。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第1ボルト40は第1開口28に挿入される。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第1取付面24Aは作業車両本体1A(本実施形態では、トランスミッション8)と接触する。
第1ボルト40は、第1雄ネジ部40Aおよび第1頭部40Bを有する。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第1雄ネジ部40Aは、第1開口28を通ってトランスミッション8の第1ネジ開口44にねじ込まれる。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第1固定部24および第1ワッシャ42はトランスミッション8および第1頭部40Bの間に挟み込まれる。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第1ワッシャ42は第1裏面24Bと接触する。
第1湾曲部26は、第1湾曲面26Aおよび第1追加湾曲面26Bを有する。第1湾曲面26Aは、第1内側面22Aおよび第1取付面24Aの間に配置され、第1内側面22Aおよび第1取付面24Aと連結される。第1プレート本体22は、第1内側面22Aの裏側に設けられた第1外側面22Bを有する。第1追加湾曲面26Bは、第1外側面22Bおよび第1裏面24Bの間に配置され、第1外側面22Bおよび第1裏面24Bと連結される。第1追加湾曲面26Bは第1凹部26Cを規定する。第1凹部26Cにより、第1ボルト40を締めたり緩めたりするための工具が第1固定プレート14に干渉するのを抑制できる。
図6に示すように、第2固定部34は、第2取付面34Aの裏側に設けられた第2裏面34Bを有する。第2開口38は第2取付面34Aから第2裏面34Bまで第2中心軸心A2に沿って延びる。本実施形態では、第2取付面34Aおよび第2裏面34Bは、第2中心軸心A2と概ね垂直であるが、第2取付面34Aおよび第2裏面34Bのうち少なくとも一方が第2中心軸心A2に対して傾斜していてもよい。
第2プレート本体32は、第2取付面34Aから離れるように第2湾曲部36から延びる。第2プレート本体32は、第2取付面34Aから離れるように第2湾曲部36から第2方向D2に沿って延びる。第2プレート本体32は、第1プレート本体22の方を向いて配置される第2内側面32Aを有する。第2内側面32Aは、第2中心軸心A2に対して少なくとも部分的に傾斜している。本実施形態では、第2内側面32Aは、第2中心軸心A2に対して全体的に傾斜している。しかし、第2内側面32Aは、第2中心軸心A2に対して部分的に傾斜していてもよいし、第2中心軸心A2に対して少なくとも部分的に平行であってもよい。
本実施形態では、第1プレート本体22は第1端面22Eを有する。第2プレート本体32は第2端面32Eを有する。第1内側面22Aは、第1湾曲部26から第1端面22Eまで第4距離DS4が徐々に増加するように、第1中心軸心A1に対して傾斜している。第2内側面32Aは、第2湾曲部36から第2端面32Eまで第4距離DS4が徐々に増加するように、第2中心軸心A2に対して傾斜している。
図7に示すように、作業車両1は、ドローバー用ブラケット12を作業車両本体1Aに取り付けるための第2ボルト50および第2ワッシャ52を備える。本実施形態では、作業車両1は、複数の第2ボルト50および複数の第2ワッシャ52を備える。なお、複数の第2ボルト50の総数は本実施形態に限定されない。複数の第2ワッシャ52の総数は本実施形態に限定されない。
図6に示すように、第2固定部34は第2ボルト50により作業車両本体1A(本実施形態では、トランスミッション8)に固定される。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第2ボルト50は第2開口38に挿入される。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第2取付面34Aは作業車両本体1A(本実施形態では、トランスミッション8)と接触する。
第2ボルト50は、第2雄ネジ部50Aおよび第2頭部50Bを有する。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第2雄ネジ部50Aは、第2開口38を通ってトランスミッション8の第2ネジ開口54にねじ込まれる。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第2固定部34および第2ワッシャ52はトランスミッション8および第2頭部50Bの間に挟み込まれる。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第2ワッシャ52は第2裏面34Bと接触する。
第2湾曲部36は、第2湾曲面36Aおよび第2追加湾曲面36Bを有する。第2湾曲面36Aは、第2内側面32Aおよび第2取付面34Aの間に配置され、第2内側面32Aおよび第2取付面34Aと連結される。第2プレート本体32は、第2内側面32Aの裏側に設けられた第2外側面32Bを有する。第2追加湾曲面36Bは、第2外側面32Bおよび第2裏面34Bの間に配置され、第2外側面32Bおよび第2裏面34Bと連結される。第2追加湾曲面36Bは第2凹部36Cを規定する。第2凹部36Cにより、第2ボルト50を締めたり緩めたりするための工具が第2固定プレート16に干渉するのを抑制できる。
第1取付面24Aは、第1方向D1において第2取付面34Aと間隔を空けて配置される。本実施形態では、第1取付面24Aは、第1方向D1において第2取付面34Aと間隔を空けて配置される。第2方向D2における第1取付面24Aの位置は、第2方向D2における第2取付面34Aの位置と概ね同じである。本実施形態では、第2方向D2における第1取付面24Aの位置は、第2方向D2における第2取付面34Aの位置と同じである。しかし、第2方向D2における第1取付面24Aの位置が、第2方向D2における第2取付面34Aの位置からずれていてもよい。
図8に示すように、第3固定プレート20は、第1プレート本体22を第2プレート本体32に連結する。第1プレート本体22は、第1溝G1を有する。第2プレート本体32は、第2溝G2を有する。第3固定プレート20は、第3溝G3および第4溝G4を有する。第3固定プレート20は、第1溝G1および第3溝G3が嵌め合わされることで第1固定プレート14に連結される。第3固定プレート20は、第2溝G2および第4溝G4が嵌め合わされることで第2固定プレート16に連結される。
図9に示すように、第3固定プレート20は、第1溝G1および第2溝G2内に部分的に配置される。第1プレート本体22は、第3溝G3内に部分的に配置される。第2プレート本体32は、第4溝G4内に部分的に配置される。しかし、第1溝G1および第3溝G3のうち少なくとも一方が省略されてもよい。第2溝G2および第4溝G4のうち少なくとも一方が省略されてもよい。
図10に示すように、第3固定プレート20は、第3開口56を有する。本実施形態では、第3固定プレート20は、複数の第3開口56を有する。第3開口56の総数は本実施形態に限定されない。第3固定プレート20は第3取付面20Aを有する。第3開口56は、第3取付面20A上に設けられる。第3開口56は、第3中心軸心A3を有する。本実施形態では、複数の第3開口56Aおよび56Bは、第3取付面20A上に設けられる。複数の第3開口56Aおよび56Bのそれぞれは、第3中心軸心A3を有する。第3開口56は長孔を含む。第3中心軸心A3に沿った方向から見た場合に、第3中心軸心A3は第3開口56の図心を通る。第3開口56は、長孔の代わりにまたは長孔に加えて他の構造を有していてもよい。第3固定プレート20は凹部20Bを有する。凹部20Bは第3開口56Aおよび56Bの間に配置される。
図5、図11、および図12に示すように、第3固定プレート20の第3取付面20Aは第1固定部24および第2固定部34と接触している。第3固定プレート20は、例えば、溶接により第1固定プレート14および第2固定プレート16に固定される。本実施形態では、図10および図13に示すように、ドローバー用ブラケット12は、第1溶接部55Aおよび55Bおよび第2溶接部55Cおよび55Dを備える。第1溶接部55Aおよび55Bおよび第2溶接部55Cおよび55Dは溶接により形成された部分である。第1溶接部55Aおよび55Bは、第3固定プレート20を第1固定プレート14に固定する。第2溶接部55Cおよび55Dは、第3固定プレート20を第2固定プレート16に固定する。溶接の範囲は、第1および第2溶接部55A〜55Dに限定されない。また、第3固定プレート20が他の方法により第1固定プレート14および第2固定プレート16に固定されていてもよい。
図5に示すように、作業車両1は、ドローバー用ブラケット12を作業車両本体1Aに取り付けるための第3ボルト58、第3ワッシャ60、および第4ワッシャ62を備える。本実施形態では、作業車両1は、複数の第3ボルト58および複数の第3ワッシャ60を備える。複数の第3ボルト58の総数は本実施形態に限定されない。複数の第3ワッシャ60の総数は本実施形態に限定されない。複数の第4ワッシャ62の総数は本実施形態に限定されない。本実施形態では、第3ワッシャ60は平ワッシャであり、第4ワッシャ62はスプリングワッシャである。しかし、第3ワッシャ60および第4ワッシャ62の種類は本実施形態に限定されない。第3ワッシャ60および第4ワッシャ62のうち少なくとも一方が省略されてもよい。
ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第3ボルト58は第3開口56に挿入される。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第3取付面20Aは作業車両本体1A(本実施形態では、トランスミッション8)と接触する。
第3ボルト58は、第3雄ネジ部58Aおよび第3頭部58Bを有する。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第3雄ネジ部58Aは、第3開口56を通ってトランスミッション8の第3ネジ開口64にねじ込まれる。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第3固定プレート20、第3ワッシャ60、および第4ワッシャ62はトランスミッション8および第3頭部58Bの間に挟み込まれる。第3固定プレート20は、第3取付面20Aの裏側に設けられた第3裏面20Cを有する。ドローバー用ブラケット12が作業車両本体1Aに取り付けられている状態で、第3ワッシャ60は第3裏面20Cと接触する。
図14に示すように、トランスミッション8は、トランスミッションケース8B、ベアリング8C、および複数の固定ボルト8Dを有する。ベアリング8Cは、複数の固定ボルト8Dによりトランスミッションケース8Bに固定される。ベアリング8Cは、トランスミッションケース8Bに対してPTO軸8Aを回転軸心A4回りに回転可能に支持する。ドローバー用ブラケット12がトランスミッション8に取り付けられている状態で、回転軸心A4に沿った方向から見た場合に、ベアリング8Cは少なくとも部分的に第3固定プレート20の凹部20B内に配置される。本実施形態では、ドローバー用ブラケット12がトランスミッション8に取り付けられている状態で、回転軸心A4に沿った方向から見た場合に、ベアリング8Cが部分的に第3固定プレート20の凹部20B内に配置される。しかし、回転軸心A4に沿った方向から見た場合に、ドローバー用ブラケット12がトランスミッション8に取り付けられている状態で、ベアリング8Cが全体的に第3固定プレート20の凹部20B内に配置されていてもよい。また、凹部20Bが第3固定プレート20から省略されてもよい。
図15に示すように、連結部材18は、第1固定プレート14および第2固定プレート16の間において第1方向D1に延びる。第1プレート本体22は第1連結開口66を有する。第2プレート本体32は第2連結開口68を有する。本実施形態では、第1プレート本体22は複数の第1連結開口66(66C〜66F)を有する。第2プレート本体32は複数の第2連結開口68(68C〜68F)を有する。連結部材18Cは第1連結開口66Cおよび第2連結開口68Cに挿入される。連結部材18Dは第1連結開口66Dおよび第2連結開口68Dに挿入される。連結部材18Eは第1連結開口66Eおよび第2連結開口68Eに挿入される。連結部材18Fは第1連結開口66Fおよび第2連結開口68Fに挿入される。
連結部材18Cは、第2方向D2において連結部材18Dと間隔を空けて配置される。連結部材18Eは、第2方向D2において連結部材18Fと間隔を空けて配置される。連結部材18Cは、第3方向D3において連結部材18Eと間隔を空けて配置される。連結部材18Dは、第3方向D3において連結部材18Fと間隔を空けて配置される。
図16および図17に示すように、連結部材18C〜18Fは、例えば、溶接により第1プレート本体22および第2プレート本体32に固定される。本実施形態では、ドローバー用ブラケット12は、第3溶接部70C〜70Fおよび第4溶接部72C〜72Fを備える。第3溶接部70C〜70Fは、連結部材18C〜18Dをそれぞれ第1固定プレート14に固定する。第4溶接部72C〜72Fは、第3固定プレート20をそれぞれ第2固定プレート16に固定する。しかし、溶接の範囲は、第3溶接部70C〜70Fおよび第4溶接部72C〜72Fに限定されない。また、連結部材18C〜18Fが他の方法により第1固定プレート14および第2固定プレート16に固定されていてもよい。
図18に示すように、ドローバー13は、第1端13A、第2端13B、複数の第1連結孔13C、および第2連結孔13Dを有する。ドローバー13は、第1端13Aから第2端13Bまで延びる。ドローバー13は、ドローバー用ブラケット12の挿入空間Sに挿入される。ドローバー13が挿入空間S内に配置されている状態(ドローバー13が第1固定プレート14および第2固定プレート16の間に配置されている状態)で、ドローバー13は連結部材18Cおよび18Dの間に配置される。ドローバー13が挿入空間S内に配置されている状態(ドローバー13が第1固定プレート14および第2固定プレート16の間に配置されている状態)で、ドローバー13は連結部材18Eおよび18Fの間に配置される。例えば、ドローバー13が挿入空間S内に配置されている状態(ドローバー13が第1固定プレート14および第2固定プレート16の間に配置されている状態)で、ドローバー13の第1端13Aは連結部材18Eおよび18Fの間に配置される。第1固定プレート14、第2固定プレート16、および連結部材18C〜18Fにより、ドローバー用ブラケット12に対してドローバー13が第1方向D1および第2方向D2に位置決めされる。
連結部材18Cは連結孔18Gを有する。連結部材18Dは連結孔18Hを有する。ドローバー13が挿入空間S内に配置されている状態で、連結ピン13Pは連結孔18Gおよび18Hに挿入され、複数の第1連結孔13Cのうち1つに挿入される。連結ピン13Pが第1連結孔13C内に配置されている状態で、スナップピン13Sは連結ピン13Pの孔13P1に挿入される。これにより、ドローバー用ブラケット12に対してドローバー13が第3方向D3に位置決めされる。このように、ドローバー用ブラケット12によりドローバー13を作業車両本体1Aに対して取り外し可能に連結することができる。第2連結孔13Dに作業機やトレーラなどの外部装置を連結すると、作業車両1により外部装置を牽引することができる。
なお、前述の実施形態では、図6に示すように、第1内側面22Aおよび第2内側面32Aは、第1中心軸心A1および第2中心軸心A2に対してそれぞれ傾斜している。しかし、図19に示すように、第1内側面22Aが第1中心軸心A1に対して平行であってもよい。第2内側面32Aが第2中心軸心A2に対して平行であってもよい。この変形例では、例えば、第4距離DS4は、一定となっており、第1距離DS1と等しい。
本願においては、「備える」およびその派生語は、構成要素の存在を説明する非制限用語であり、記載されていない他の構成要素の存在を排除しない。これは、「有する」、「含む」およびそれらの派生語にも適用される。
「〜部材」、「〜部」、「〜要素」、「〜体」、および「〜構造」という文言は、単一の部分や複数の部分といった複数の意味を有し得る。
「第1」や「第2」などの序数は、単に構成を識別するための用語であって、他の意味(例えば特定の順序など)は有していない。例えば、「第1要素」があるからといって「第2要素」が存在することを暗に意味するわけではなく、また「第2要素」があるからといって「第1要素」が存在することを暗に意味するわけではない。
程度を表す「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言は、最終結果が大きく変わらないような合理的なずれ量を意味し得る。本願に記載される全ての数値は、「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言を含むように解釈され得る。
上記の開示内容から考えて、本発明の種々の変更や修正が可能であることは明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本願の具体的な開示内容とは別の方法で本発明が実施されてもよい。
1 :作業車両
1A :作業車両本体
8 :トランスミッション
12 :ドローバー用ブラケット
13 :ドローバー
14 :第1固定プレート
16 :第2固定プレート
18 :連結部材
20 :第3固定プレート
22 :第1プレート本体
24 :第1固定部
24A :第1取付面
26 :第1湾曲部
28 :第1開口
32 :第2プレート本体
34 :第2固定部
34A :第2取付面
36 :第2湾曲部
38 :第2開口
A1 :第1中心軸心
A2 :第2中心軸心
A3 :第3中心軸心
A4 :回転軸心
D1 :第1方向
D2 :第2方向
D3 :第3方向
DS1 :第1距離
DS2 :第2距離
DS3 :第3距離
DS4 :第4距離
G1 :第1溝
G2 :第2溝
G3 :第3溝
G4 :第4溝

Claims (12)

  1. 第1固定プレートと、
    第1方向において前記第1固定プレートと間隔を空けて配置される第2固定プレートと、
    前記第1固定プレートを前記第2固定プレートに連結する連結部材と、を備え、
    前記第1固定プレートは、前記連結部材に連結される第1プレート本体と、前記第1方向とは異なる第2方向を向く第1取付面を有する第1固定部と、前記第1プレート本体を前記第1固定部に連結し湾曲形状を有する第1湾曲部と、を有し、
    前記第2固定プレートは、前記第1方向において前記第1プレート本体と間隔を空けて配置され前記連結部材に連結される第2プレート本体と、前記第2方向を向く第2取付面を有する第2固定部と、前記第2プレート本体を前記第2固定部に連結し湾曲形状を有する第2湾曲部と、を有する、
    ドローバー用ブラケット。
  2. 前記第1固定部は、前記第1湾曲部から前記第2固定部の反対側に延びる、
    請求項1に記載のドローバー用ブラケット。
  3. 前記第2固定部は、前記第2湾曲部から前記第1固定部の反対側に延びる、
    請求項1または2に記載のドローバー用ブラケット。
  4. 前記第1湾曲部は、前記第1方向において前記第2湾曲部と間隔を空けて配置される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のドローバー用ブラケット。
  5. 前記第1固定部は、前記第1取付面上に設けられる第1開口を有する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のドローバー用ブラケット。
  6. 前記第1開口は、第1中心軸心を有し、
    前記第1プレート本体は、前記第2プレート本体の方を向いて配置される第1内側面を有し、
    前記第1内側面は、前記第1中心軸心に対して少なくとも部分的に傾斜している、
    請求項5に記載のドローバー用ブラケット。
  7. 前記第2固定部は、前記第2取付面上に設けられる第2開口を有する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のドローバー用ブラケット。
  8. 前記第2開口は、第2中心軸心を有し、
    前記第2プレート本体は、前記第1プレート本体の方を向いて配置される第2内側面を有し、
    前記第2内側面は、前記第2中心軸心に対して少なくとも部分的に傾斜している、
    請求項7に記載のドローバー用ブラケット。
  9. 前記第1固定部は、前記第1取付面上に設けられる第1開口を有し、
    前記第2固定部は、前記第2取付面上に設けられる第2開口を有し、
    前記第1開口は、第1中心軸心を有し、
    前記第2開口は、第2中心軸心を有し、
    第1距離は、前記第1方向において前記第1湾曲部および前記第2湾曲部の間に規定され、
    第2距離は、前記第1方向において前記第1中心軸心および前記第2中心軸心の間に規定され、
    前記第2距離は、前記第1距離よりも長い、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のドローバー用ブラケット。
  10. 前記第1プレート本体は、前記第1取付面から離れるように前記第1湾曲部から延びる、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のドローバー用ブラケット。
  11. 前記第2プレート本体は、前記第2取付面から離れるように前記第2湾曲部から延びる、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のドローバー用ブラケット。
  12. 作業車両本体と、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の前記ドローバー用ブラケットと、を備え、
    前記ドローバー用ブラケットの前記第1固定部および前記第2固定部は、前記作業車両本体に固定される、
    作業車両。
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