JP2020035175A - 警報器 - Google Patents
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Abstract
【課題】非警報時の発光部を利用した常夜灯を住人の不在時に在宅時並みの自然なパターンで点消灯させる警報器を提供する。【解決手段】警報器は、在宅モードでは、照度検出回路51が検出するガス警報器の設置された部屋の照度が一定の照度以下の暗さになる夜間等において、コントローラ35が、警報停止ボタンをを常夜灯の態様で発光させ、部屋の照度が一定以上の照度であれば、常夜灯の態様で点灯している警報停止ボタンを消灯させる。また、警報停止ボタンの常夜灯の態様による点消灯の履歴を、コントローラが、外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルに記憶させる。一方、不在モードでは、コントローラは、外部記憶装置の常夜灯点灯情報テーブルに記憶された在宅モードにおける警報停止ボタンの常夜灯の態様による点消灯の履歴に基づいたパターンで、警報停止ボタンを常夜灯の態様で点消灯させる。【選択図】図2
Description
本発明は、異常を検出して警報する警報器に関する。
異常を検出して警報する警報器の発光部を非警報時に常夜灯として利用する提案を、本出願人は過去に行っている(例えば、特許文献1)。
常夜灯は、空き巣等の侵入を抑止する防犯的役割の側面を有している。このため、例えば、常夜灯が不自然なパターンで点消灯されて住人の不在を疑わせてしまうようでは、常夜灯を点灯させる意味がなくなってしまう。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、非警報時の発光部を利用した常夜灯を住人の不在時に在宅時並みの自然なパターンで点消灯させることができる警報器を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の第1の態様による警報器は、
異常検出の対象空間に設置され、異常の検出時に警報時の態様で点灯されると共に、前記異常の非検出時に必要に応じて常夜灯の態様で点灯される発光部と、
前記常夜灯の態様による前記発光部の点消灯に関する動作モードを、在宅モードと不在モードとの間で切り替えるモード切替部と、
前記対象空間の照度を検出する照度センサと、
前記在宅モードにおいて、前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が所定以下の低照度状態であるときに、前記発光部を前記常夜灯の態様で点灯させると共に、前記低照度状態でないときに、前記常夜灯の態様で点灯している前記発光部を消灯させる在宅モード制御部と、
前記在宅モード制御部による前記発光部の前記常夜灯の態様による点消灯の履歴をメモリに記憶させる履歴記憶部と、
前記不在モードにおいて、前記メモリに記憶された前記履歴に基づいたパターンで、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる不在モード制御部と、
を備える。
異常検出の対象空間に設置され、異常の検出時に警報時の態様で点灯されると共に、前記異常の非検出時に必要に応じて常夜灯の態様で点灯される発光部と、
前記常夜灯の態様による前記発光部の点消灯に関する動作モードを、在宅モードと不在モードとの間で切り替えるモード切替部と、
前記対象空間の照度を検出する照度センサと、
前記在宅モードにおいて、前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が所定以下の低照度状態であるときに、前記発光部を前記常夜灯の態様で点灯させると共に、前記低照度状態でないときに、前記常夜灯の態様で点灯している前記発光部を消灯させる在宅モード制御部と、
前記在宅モード制御部による前記発光部の前記常夜灯の態様による点消灯の履歴をメモリに記憶させる履歴記憶部と、
前記不在モードにおいて、前記メモリに記憶された前記履歴に基づいたパターンで、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる不在モード制御部と、
を備える。
本発明の第1の態様による警報器によれば、異常検出の対象空間の照度が照度センサによって検出される。また、常夜灯の態様による発光部の点消灯に関する動作モードが、モード切替部によって在宅モードと不在モードとの間で切り替えられる。
そして、在宅モードでは、異常の非検出中に在宅モード制御部が、対象空間の照度が所定以下の低照度状態であると発光部を常夜灯の態様で発光させ、低照度状態でなければ、常夜灯の態様で点灯している発光部を消灯させる。
なお、在宅モードでは、在宅モード制御部による発光部の常夜灯の態様による点消灯の履歴が、履歴記憶部によりメモリに記憶される。
一方、不在モードでは、異常の非検出中に不在モード制御部が発光部を常夜灯の態様で点消灯させる。発光部を常夜灯の態様で点消灯させる際に、不在モード制御部は、メモリに記憶された在宅モードにおける発光部の常夜灯の態様による点消灯の履歴を参照する。
詳しくは、常夜灯の態様による発光部の点灯の履歴がメモリに記憶されている場合は、不在モード制御部が発光部を常夜灯の態様で点灯させる。反対に、常夜灯の態様による発光部の消灯の履歴がメモリに記憶されている場合は、不在モード制御部が常夜灯の態様で点灯している発光部を消灯させる。
つまり、不在モードにおいて不在モード制御部は、メモリに記憶された在宅モードにおける発光部の常夜灯の態様による点消灯の履歴に基づいたパターンで、発光部を常夜灯の態様で点消灯させる。
したがって、不在モードのときには、在宅モードのときに発光部が常夜灯の態様で点消灯されたパターンに近いパターンで、発光部が常夜灯の態様で点消灯される。
このため、非警報時の発光部を利用した常夜灯を住人の不在時に在宅時並みの自然なパターンで点消灯させることができる。
また、本発明の第2の態様による警報器は、本発明の第1の態様による警報器において、前記メモリは、前記常夜灯の態様による前記発光部の時間帯別の点灯頻度を前記履歴として記憶する。
本発明の第2の態様による警報器によれば、本発明の第1の態様による警報器において、在宅モードにおける発光部の常夜灯の態様による点消灯の履歴が、時間帯別の点灯頻度としてメモリに記憶されている。
このため、在宅モードのときに発光部が常夜灯の態様で点灯された時間帯別の頻度を基準に、不在モードのときに常夜灯の態様による発光部の点消灯をどうするかを、不在モード制御部が各時間帯別に決定することができる。
さらに、本発明の第3の態様による警報器は、本発明の第1又は第2の態様による警報器において、前記不在モード制御部は、前記メモリに記憶された履歴から各時点についてそれぞれ求めた、前記在宅モード制御部による前記発光部の前記常夜灯の態様による点灯割合に基づいて、前記不在モード中の対応する各時点において前記発光部を前記常夜灯の態様で点消灯させる。
本発明の第3の態様による警報器によれば、本発明の第1又は第2の態様による警報器において、メモリには、在宅モード制御部による発光部の常夜灯の態様による点消灯の履歴が、同じ時点について少なくとも複数日分記憶されている。このため、メモリの履歴から、在宅モードのときの各時点における発光部の常夜灯の態様による点灯割合を求めることができる。
したがって、在宅モードのときの各時点における、発光部が常夜灯の態様で点灯された割合を基準に、不在モードのときに常夜灯の態様による発光部の点消灯をどうするかを、不在モード制御部に各時点毎に決定させることができる。
また、本発明の第4の態様による警報器は、本発明の第1、第2又は第3の態様による警報器において、前記履歴記憶部はさらに、前記在宅モードにおける前記対象空間の照明装置の点消灯の履歴を前記メモリに記憶させ、前記不在モード制御部はさらに、前記不在モードにおいて、前記メモリに記憶された前記照明装置の点消灯の履歴に基づいたパターンで、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる。
本発明の第4の態様による警報器によれば、本発明の第1、第2又は第3の態様による警報器において、メモリには、在宅モードにおける対象空間の照明装置の点消灯の履歴が記憶されている。そして、不在モード制御部は、不在モードにおいて発光部を常夜灯の態様で点消灯させる際に、メモリの在宅モードにおける照明装置の点消灯の履歴をさらに参照する。
詳しくは、照明装置の点灯の履歴がメモリに記憶されている場合は、常夜灯の点灯の履歴がメモリに記憶されていなくても、不在モード制御部が発光部を照明装置の代わりに、常夜灯の態様で点灯させる。
つまり、不在モードにおいて不在モード制御部は、メモリに記憶された在宅モードにおける照明装置の点消灯の履歴を加味したパターンで、発光部を常夜灯の態様で点消灯させる。
したがって、不在モードのときには、在宅モードのときに発光部が常夜灯の態様で点消灯されたパターンに近いパターンで、発光部が常夜灯の態様で点消灯される。また、在宅モードのときに照明装置が点灯された履歴がメモリに残っている時点でも、不在モードでは点灯されないことが予想される照明装置の代わりに、発光部が常夜灯の態様で点消灯される。
このため、非警報時の発光部を利用した常夜灯を住人の不在時に、警報器による異常検出の対象空間における照明装置の点灯を考慮した在宅時並みの自然なパターンで、点消灯させることができる。
さらに、本発明の第5の態様による警報器は、本発明の第4の態様による警報器において、前記メモリは、前記照明装置の時間帯別の点灯頻度を前記履歴として記憶する。
本発明の第5の態様による警報器によれば、本発明の第4の態様による警報器において、在宅モードにおける照明装置の点消灯の履歴が、時間帯別の点灯頻度としてメモリに記憶されている。
このため、在宅モードのときに照明装置が点灯された時間帯別の頻度を基準に加えて、不在モードのときに常夜灯の態様による発光部の点消灯をどうするかを、不在モード制御部が各時間帯別に決定することができる。
また、本発明の第6の態様による警報器は、本発明の第4又は第5の態様による警報器において、前記不在モード制御部は、前記メモリに記憶された履歴から各時点についてそれぞれ求めた、前記在宅モードにおける前記照明装置の点灯割合を参照して、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる。
本発明の第6の態様による警報器によれば、本発明の第4又は第5の態様による警報器において、メモリには、在宅モード制御部による照明装置の点消灯の履歴が、同じ時点について少なくとも複数日分記憶されている。このため、メモリの履歴から、在宅モードのときの各時点における照明装置の点灯割合を求めることができる。
したがって、在宅モードのときの各時点における、照明装置が点灯された割合を基準に、不在モードのときに常夜灯の態様による発光部の点消灯をどうするかを、不在モード制御部に各時点毎に決定させることができる。
さらに、本発明の第7の態様による警報器は、本発明の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の態様による警報器において、前記モード切替部は、前記在宅モードにおいて前記照度センサが検出した前記対象空間の照度と、該照度の検出時に対応する時点について前記メモリに記憶された前記履歴とに基づいて、前記在宅モードから前記不在モードへの前記動作モードの変更の要否を判断する。
本発明の第7の態様による警報器によれば、本発明の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の態様による警報器において、在宅モードにおいて照度センサが対象空間の照度を検出すると、その時点についてメモリに記憶された履歴と照合される。
例えば、メモリの履歴では常夜灯の態様で点灯していた発光部が照明装置の点灯により既に消灯された夜間の時間帯に入っているのに、照度センサが検出する照度は一定時間以上、照明装置の非点灯時の照度のままである場合を想定する。
この場合は、在宅時には住人が照明装置を点灯して、常夜灯の態様で点灯していた発光部が消灯されているところ、現在は住人が不在で照明装置が点灯されないので、照度センサが照明装置の非点灯時の照度を検出し続けていることが考えられる。
このような場合に、常夜灯の態様による発光部の点消灯に関する動作モードが在宅モードから不在モードに切り替わるので、住人が照明装置を点灯させない不在時でも、発光部を常夜灯の態様で点灯させて対象空間の照度を在宅時のように上げることができる。
また、本発明の第8の態様による警報器は、本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の態様による警報器において、前記モード切替部は、前記在宅モードにおいて前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が、前記対象空間の照明装置の消灯状態の照度及び点灯状態の照度のうち一方から他方に変化したときに、前記動作モードを前記不在モードから前記在宅モードに変更する。
本発明の第8の態様による警報器によれば、本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の態様による警報器において、不在モード中に住人が照明装置を点消灯させると、照度センサが検出した対象空間の照度が点灯状態と消灯状態との間で変化する。
このため、例えば、不在にしていた住人が帰宅して照明装置を点消灯させたときに、常夜灯の態様による発光部の点消灯に関する動作モードを不在モードから在宅モードに自動で切り替えることができる。
さらに、本発明の第9の態様による警報器は、本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の態様による警報器において、前記モード切替部は、前記在宅モードにおいて前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が、昼間から夜間に跨がる所定の時間帯において、前記対象空間の照明装置の点灯状態以上の照度を維持しているときに、前記動作モードを前記不在モードから前記在宅モードに変更する。
本発明の第9の態様による警報器によれば、本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の態様による警報器において、昼間から夜間にかけて照度センサが照明装置の点灯状態以上の照度を検出し続けた場合は、照明装置が昼間から点灯されていると考えられる。
このため、住人が在宅していることが照度センサの検出照度の推移から明らかな場合に、常夜灯の態様による発光部の点消灯に関する動作モードを不在モードから在宅モードに自動で切り替えることができる。
本発明によれば、非警報時の発光部を利用した常夜灯を住人の不在時に在宅時並みの自然なパターンで点消灯させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は本発明の第1実施形態に係るガス警報器の概略構成を示す説明図である。図1に示す本実施形態のガス警報器1(請求項中の警報器に相当)は、例えば屋内の台所等、ガスの使用場所に設置される。
ガス警報器1は、ハウジング3の前面5に、雰囲気取入口7、音声用通孔9及び警報停止ボタン11を有している。
雰囲気取入口7は、ハウジング3の外部と内部とを連通させるもので、ガス警報器1の周辺の雰囲気をハウジング3の内部に取り入れるために形成されている。
ハウジング3の内部には、雰囲気取入口7に臨ませて、ガスセンサ(図示せず)が配置されている。ガスセンサは、例えば、接触燃焼式のものを用いることができる。
音声用通孔9は、ハウジング3の外部と内部とを連通させるもので、不図示のガスセンサがガスを検出したガス漏れ警報状態にあることを報知する警報音(音声メッセージ、ブザー音等)をガス警報器1の設置空間に出力させるために形成されている。
ハウジング3の内部には、音声用通孔9に臨ませて、スピーカ(図示せず)が配置されている。スピーカは、ガスセンサがガスを検出する(異常を検出する)とトリガされる不図示の音声合成IC等の音源が生成するガス漏れの警報音を鳴動させる。
警報停止ボタン11は、音声用通孔9から出力される警報音を停止させるために押圧操作されるもので、本実施形態では、自己復帰式の押圧ボタンによって構成されている。警報停止ボタン11は透光性を有する中空の樹脂部材により形成されている。
ハウジング3の内部には、警報停止ボタン11の裏側に位置するように、不図示の光源が配置されている。光源は、例えば、多色発光式のLED(発光ダイオード)によって構成することができる。この光源は、ガスセンサがガスを検出すると、例えば赤色等の警報色で点灯(又は点滅)される。この態様は、請求項中の警報時の態様に相当する。
光源の警報色での点灯(又は点滅)は、警報停止ボタン11を押圧操作すると、これを検出したコントローラ(図示せず)の制御により停止させることができる。
なお、光源が点灯(又は点滅)すると、警報停止ボタン11を透過した光がガス警報器1の周辺で視認可能となる。したがって、警報停止ボタン11は、ガス漏れ警報状態にあるときに、警報色の光を出力して警報状態であることを報知する。即ち、本実施形態のガス警報器1では、警報停止ボタン11が発光部の機能を併せ持っている。
ところで、本実施形態1のガス警報器1では、ガス漏れ警報状態になく警報停止ボタン11が警報色の光を出力していないときに、発光部としての警報停止ボタン11を、基本動作とは別の目的(拡張機能)に利用する。
具体的には、ガス警報器1の設置空間が一定の照度以下の暗さになる夜間等において、ガス漏れ警報状態にないときに光源を警報色以外の照明色で点灯させて、発光部としての警報停止ボタン11を常夜灯として利用する。この態様は、請求項中の常夜灯の態様に相当する。
次に、ガス警報器1の電気的な構成について、図2のブロック図を参照して説明する。図2に示すように、ガス警報器1は、不図示の商用電源からの電力(AC100V)をサージから保護するサージ保護回路23及び直流に整流する整流回路25を有する主電源部21を有している。
整流回路25で直流に整流した主電源部21からの電力は、スイッチング回路27によって、定格電圧の高低に応じた2つの系統(低電圧V1、高電圧V2)に分配される。
スイッチング回路27で分配された低電圧V1(例えば、2〜3V)は、センサ駆動故障検出回路29及び停電検出回路31にそれぞれ供給される。センサ駆動故障検出回路29は、都市ガス・CO(一酸化炭素)検出回路33に動作用電力を供給する。
停電検出回路31は、スイッチング回路27からの低電圧V1の供給の有無により、商用電源の停電の有無を検出する。停電検出回路31は、コントローラ35に検出結果を出力する。
都市ガス・CO検出回路33は、上述した不図示のガスセンサに相当する。都市ガス・CO検出回路33は、コントローラ35からのトリガ信号に呼応して、図1の雰囲気取入口7からハウジング3の内部に取り入れたガス警報器1の周辺の雰囲気中のガスを検出する。都市ガス・CO検出回路33は、コントローラ35に検出結果を出力する。
コントローラ35は、トリガ信号に対する都市ガス・CO検出回路33の応答がない場合や応答が正常な内容でない場合に、故障検出信号をセンサ駆動故障検出回路29に出力する。センサ駆動故障検出回路29は、コントローラ35からの故障検出信号が入力されている間、都市ガス・CO検出回路33に対する動作用電力の供給を停止する。
一方、スイッチング回路27で分配された高電圧V2(例えば、7〜10V)は、5V定電圧回路37に供給される。
5V定電圧回路37は、スイッチング回路27で分配された高電圧V2から5Vの低電圧を生成する。生成した5Vの定電圧は、作動用電力として、ガス警報器1の負荷に相当するコントローラ35、外部記憶装置41、通電/警報表示等回路45、音声警報/故障検出回路47、常夜灯回路49及び照度検出回路51にそれぞれ供給される。
外部記憶装置41(請求項中のメモリに相当)は、警報停止ボタン11の光源を常夜灯回路49により常夜灯として点消灯させるための各種のプログラムをインストールすることができる。このプログラムは、コントローラ35の後述するROM(図示せず)に格納してもよい。
また、外部記憶装置41には、警報停止ボタン11の光源を常夜灯回路49により常夜灯として点消灯させる処理を行う際に参照される後述の常夜灯点灯情報テーブル(図4参照)が格納される。
通電/警報表示等回路45は、正常な給電状態を示す不図示のパイロットランプ、上述した光源、ならびに、それらのドライバ回路を含んでいる。
通電/警報表示等回路45は、コントローラ35が5V定電圧回路37からの電力供給を受けている間、図1のハウジング3の外部から視認可能な箇所に配置された不図示のパイロットランプを点灯させる。
また、通電/警報表示等回路45は、都市ガス・CO検出回路33の検出結果がガス漏れ警報状態に相当する内容であるとコントローラ35が出力するガス漏れ検出信号に基づいて、上述した光源を警報色で点灯(又は点滅)させる。
音声警報/故障検出回路47は、コントローラ35が出力するガス漏れ検出信号に基づいて、上述した音源に警報音の信号を生成させ、図1の音声用通孔9の裏側に配置したスピーカ53に警報音を鳴動させる。
常夜灯回路49は、照度検出回路51の検出結果からガス警報器1の設置空間(部屋)が一定の照度以下の暗さであることを認識したコントローラ35が点灯信号を出力している間、上述した光源を照明色で点灯させる。常夜灯回路49は請求項中の常夜灯点灯部に相当し、照度検出回路51は請求項中の照度センサに相当する。
但し、通電/警報表示等回路45がコントローラ35からのガス漏れ検出信号に基づいて光源を警報色で点灯(又は点滅)させている間は、コントローラ35からの点灯信号が入力されても光源を照明色では点灯させない。
なお、ガス警報器1を設置した部屋(図示せず)には、照明装置59が別途設けられている。
ところで、本実施形態のガス警報器1では、コントローラ35が、在宅モードと不在モードとの2つの動作モードで、常夜灯として利用するときの警報停止ボタン11の光源を、常夜灯回路49により点消灯させる。
そこで、コントローラ35のCPUがROM又は外部記憶装置41に格納されたプログラムにしたがって実行する、警報停止ボタン11の光源を常夜灯回路49により常夜灯として点消灯させる際の処理の手順を、図3のフローチャートを参照して説明する。コントローラ35のCPUは、予め定められた周期(例えば1時間周期)で、図3の手順の処理を繰り返し実行する。
そして、コントローラ35のCPUは、まず、常夜灯回路49による警報停止ボタン11の光源の点消灯の動作モードが不在モードであるか否かを確認する(ステップS11)。不在モードでない場合は(ステップS11でNO)、後述するステップS21に処理を移行する。
一方、不在モードである場合は(ステップS11でYES)、コントローラ35のCPUは、常夜灯の点灯判定値を計算する(ステップS13)。常夜灯の点灯判定値は、図4の説明図に示す常夜灯点灯情報テーブルを参照して計算する。この常夜灯点灯情報テーブルは、外部記憶装置41に格納されている。
図4に示すように、常夜灯点灯情報テーブルは、日曜日から土曜日までの1週間について、1日を0時(午前0時)から23時(午後11時)までの24の時間帯に区切ったテーブルである。各曜日の各時間帯には、該当する曜日の該当する時間帯に、常夜灯回路49により警報停止ボタン11の光源を常夜灯として点灯させた回数が記憶される。
即ち、図4の常夜灯点灯情報テーブルは、在宅モードにおいて警報停止ボタン11を常夜灯として点灯させた回数を、曜日及び時間帯別にカウントする常夜灯カウンタを構成している。
そして、上述した常夜灯の点灯判定値は、常夜灯の点灯割合を示す値である。点灯判定値は、ステップS13の処理を実行する曜日及び時間帯について常夜灯点灯情報テーブルに記憶されている常夜灯カウンタのカウント値を、ガス警報器1の電源オンからの同一曜日の到来日数で除した値である。
したがって、常夜灯の点灯判定値(=点灯割合、請求項中の点灯頻度に相当)は、次の式(1)、即ち、
点灯割合=A÷(B÷C)・・・式(1)
但し、A=常夜灯点灯情報テーブルの該当曜日及び該当時間帯のカウント値
B=ガス警報器1の電源オンからの通電時間(不在モード時の通電時間を除く)
C=24時間×7日
によって求めることができる。
点灯割合=A÷(B÷C)・・・式(1)
但し、A=常夜灯点灯情報テーブルの該当曜日及び該当時間帯のカウント値
B=ガス警報器1の電源オンからの通電時間(不在モード時の通電時間を除く)
C=24時間×7日
によって求めることができる。
次に、コントローラ35のCPUは、図3に示すように、常夜灯の点灯判定値が所定の閾値(本実施形態では点灯割合=5割)以上であるか否かを確認する(ステップS15)。常夜灯の点灯判定値が所定のしきい値以上である場合は(ステップS15でYES)、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を常夜灯回路49により点灯状態とした後(ステップS17)、一連の処理を終了する。ここでは、所定の閾値を点灯割合5割としている。
一方、常夜灯の点灯判定値が所定のしきい値以上(点灯割合5割以上)でない場合は(ステップS15でNO)、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を常夜灯回路49により消灯状態とする(ステップS19)。その後、一連の処理を終了する。
また、ステップS11において不在モードでない場合(NO)に進むステップS21では、コントローラ35のCPUは、ガス警報器1を設置した部屋が暗いか否かを、照度検出回路51の検出結果に基づいて確認する。
なお、コントローラ35のCPUは、照度検出回路51が検出したガス警報器1を設置した部屋の照度を、常夜灯としての警報停止ボタン11及び照明装置59のいずれかが点灯されているときの照度と比較する。そして、部屋の初度の方が低い場合に、コントローラ35のCPUは、部屋が暗い(請求項中の低照度状態に相当)と判定する。
そして、部屋が暗い場合は(ステップS21でYES)、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を常夜灯回路49により点灯状態とする(ステップS23)。
また、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を点灯状態とした時刻を、点灯時刻としてコントローラ35のRAMに記憶させた後(ステップS25)、一連の処理を終了する。
但し、ステップS25における常夜灯の点灯時刻の記憶は、ステップS23において、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態が消灯状態から点灯状態に変わった場合に限って実行する。
一方、ガス警報器1を設置した部屋が暗くない場合は(ステップS21でNO)、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を常夜灯回路49により消灯状態とする(ステップS27)。
また、コントローラ35のCPUは、常夜灯点灯情報テーブルの今日と同じ曜日のカウント値のうち、ステップS25で記憶させた点灯時刻から今までの時間帯のカウント値を、「1」ずつインクリメントした後(ステップS29)、一連の処理を終了する。
但し、ステップS29における常夜灯点灯情報テーブルのカウント値のインクリメントは、ステップS27において、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態が点灯状態から消灯状態に変わった場合に限って実行する。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態のガス警報器1では、図3のフローチャートにおけるステップS13乃至ステップS19が、請求項中の不在モード制御部に対応する処理となっている。
また、本実施形態のガス警報器1では、図3中のステップS23及びステップS27が、請求項中の在宅モード制御部に対応する処理となっている。さらに、本実施形態のガス警報器1では、図3中のステップS29が、請求項中の履歴記憶部に対応する処理となっている。
次に、コントローラ35のCPUが実行する、常夜灯として利用するときの警報停止ボタン11の光源を常夜灯回路49により点消灯させる動作モードを在宅モードと不在モードとの間で切り替える際の処理の手順を、図5のフローチャートを参照して説明する。コントローラ35のCPUは、ROM又は外部記憶装置41に格納されたプログラムにしたがって、予め定められた周期(例えば1時間周期)で、図5の手順の処理を繰り返し実行する。
そして、コントローラ35のCPUは、まず、現在の動作モードが不在モードであるか否かを確認する(ステップS31)。不在モードでない場合は(ステップSE31でNO)、後述するステップS37に処理を移行する。
一方、不在モードである場合は(ステップS31でYES)、コントローラ35のCPUは、在宅モードから不在モードへの切り替え条件(不在条件)が成立したか否かを確認する(ステップS33)。
ここで、在宅モードから不在モードへの切り替え条件は、例えば、在宅モード中に、在宅モードにおける常夜灯の過去の点消灯実績からして、照度検出回路51が検出した部屋の照度の状況が妥当でないと判断された場合に成立するものとすることができる。在宅モードにおける常夜灯の過去の点消灯実績は、外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルの内容を参照して取得する。
照度検出回路51が検出した部屋の照度の状況が妥当でないと判断することができる場合として考えられるのは、例えば、次のような場合である。即ち、夜間の時間帯において、常夜灯点灯情報テーブルの履歴上では常夜灯が消灯されている時間帯に突入しても、一定時間以上、照度検出回路51が照明装置59の点灯時の照度を検出しない場合である。
夜間の時間帯において、常夜灯点灯情報テーブルの履歴上では常夜灯が消灯されている時間帯は、普段(ガス警報器1の設置された部屋に住人が在宅しているとき)ならは、照明装置59が点灯されている時間帯と考えることができる。したがって、この時間帯を過ぎても一定時間以上照明装置59が点灯されなければ、ガス警報器1の設置された部屋に住人が不在であると推定することができる。
なお、夜間の時間帯は、例えば、午後8時から翌朝5時までの間とすることができる。この時間帯は、予めプログラム上で決めておいてもよく、スマートフォン等の携帯端末からコントローラ35に指定入力するようにしてもよい。あるいは、図4の常夜灯点灯情報テーブルの内容からコントローラ35が学習して決定するようにしてもよい。また、一定時間は、例えば、1時間とすることができる。
また、照度検出回路51が検出した部屋の照度の状況が妥当でないと判断することができる場合として考えられるのは、例えば、次のような場合である。即ち、常夜灯点灯情報テーブルの夜間の時間帯において、常夜灯の点消灯状態が点灯状態から消灯状態に移行した境界の時刻から、一定時間以上、照度検出回路51が検出する照度が照明装置59の点灯時の照度まで増加しない場合である。
夜間の時間帯において、常夜灯点灯情報テーブルの履歴上では常夜灯が点灯状態から消灯状態に移行する境界の時刻は、普段ならは、照明装置59が点灯されて常夜灯が消灯される時刻と考えることができる。ここでいう普段とは、ガス警報器1の設置された部屋に住人が在宅しているときのことである。したがって、この時刻を過ぎても一定時間以上照明装置59が点灯されなければ、ガス警報器1の設置された部屋に住人が不在であると推測することができる。
なお、ここでも一定時間は、例えば、1時間とすることができる。
そして、在宅モードから不在モードへの切り替え条件(不在条件)が成立しない場合は(ステップS33でNO)、一連の処理を終了する。また、在宅モードから不在モードへの切り替え条件(不在条件)が成立した場合は(ステップS33でYES)、コントローラ35のCPUは、動作モードを在宅モードから不在モードに切り替えた後(ステップS35)、一連の処理を終了する。
また、ステップS31において不在モードでない場合(NO)に進むステップS37では、コントローラ35のCPUは、不在モードから在宅モードへの切り替え条件(在宅条件)が成立したか否かを確認する。
ここで、不在モードから在宅モードへの切り替え条件は、例えば、次のような場合に成立するものとすることができる。即ち、不在モード中に、夜間の時間帯に照明装置59の点灯を照度検出回路51が検出した場合、又は、時間帯が昼間から夜間に移行しても部屋が明るいままであることを照度検出回路51が検出した場合に、切り替え条件が成立するものとすることができる。
これらの場合は、いずれも、照明装置59が点灯されたものと推定することができる。照明装置59が点灯されたと言うことは、即ち、ガス警報器1の設置された部屋に住人がいると推定することができる。
そして、不在モードから在宅モードへの切り替え条件(在宅条件)が成立しない場合は(ステップS37でNO)、一連の処理を終了する。また、不在モードから在宅モードへの切り替え条件(在宅条件)が成立した場合は(ステップS37でYES)、コントローラ35のCPUは、動作モードを不在モードから在宅モードに切り替えた後(ステップS39)、一連の処理を終了する。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態のガス警報器1では、図5のフローチャートにおけるステップS35及びステップS39が、請求項中のモード切替部に対応する処理となっている。
このように構成された本実施形態のガス警報器1では、ガス警報器1により異常を検出し警報する対象空間(部屋)の照度が照度検出回路51によって検出される。また、常夜灯の態様による警報停止ボタン11の点消灯に関する動作モードが、コントローラ35の制御によって在宅モードと不在モードとの間で切り替えられる。
そして、在宅モードでは、照度検出回路51が検出するガス警報器1の設置された部屋の照度が一定の照度以下の暗さになる夜間等において、コントローラ35が、警報停止ボタン11をを常夜灯の態様で発光させる。そして、部屋の照度が一定以上の照度であれば、コントローラが、常夜灯の態様で点灯している警報停止ボタン11を消灯させる。
なお、在宅モードでは、警報停止ボタン11の常夜灯の態様による点消灯の履歴が、コントローラ35によって、外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルに記憶される。
一方、不在モードでは、異常の非検出中にコントローラ35が警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点消灯させる。警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点消灯させる際に、コントローラ35は、外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルに記憶された在宅モードにおける警報停止ボタン11の常夜灯の態様による点消灯の履歴を参照する。
詳しくは、常夜灯の態様による警報停止ボタン11の点灯の履歴が外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルに記憶されている場合は、コントローラ35が警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点灯させる。
反対に、常夜灯の態様による警報停止ボタン11の消灯の履歴が外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルに記憶されている場合は、コントローラ35が常夜灯の態様で点灯している警報停止ボタン11を消灯させる。
つまり、不在モードにおいてコントローラ35は、外部記憶装置41の常夜灯点灯情報テーブルに記憶された在宅モードにおける警報停止ボタン11の常夜灯の態様による点消灯の履歴に基づいたパターンで、警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点消灯させる。
したがって、不在モードのときには、在宅モードのときに警報停止ボタン11が常夜灯の態様で点消灯されたパターンに近いパターンで、警報停止ボタン11が常夜灯の態様で点消灯される。
このため、非警報時の警報停止ボタン11を利用した常夜灯を住人の不在時に在宅時並みの自然なパターンで点消灯させることができる。
なお、本実施形態では、在宅モード時の常夜灯の態様による警報停止ボタン11の点消灯の履歴を参照して、その履歴に近いパターンで不在モード時の警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点消灯させる場合について説明した。
しかし、不在モード時には住人が不在であるため、住人が在宅しているときには点灯されていた照明装置59が点灯されず、不在であることを外部から知られてしまう可能性がある。
そこで、在宅モード時の照明装置59の点消灯の履歴を収集して外部記憶装置41の照明点灯情報テーブルに記憶させ、不在モード時に、照明点灯情報テーブルの履歴を参照して、照明装置59の代わりに警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点灯させてもよい。
即ち、不在モードにおいて、在宅モード時には照明装置59が点灯されている時間帯になっても、ガス警報器1の設置された部屋の照度が照明装置59の点灯状態の明るさに達しない場合がある。この場合は、在宅モード時に常夜灯が消灯されている時間帯であっても、警報停止ボタン11を常夜灯の態様で点灯させる。
このような制御をコントローラ35によって行う場合は、例えば、在宅モード中に、照明装置59の点消灯の履歴を取得し、外部記憶装置41に記憶させる。
そこで、コントローラ35のCPUがROM又は外部記憶装置41に格納されたプログラムにしたがって実行する、在宅モードにおける照明装置59の点消灯の履歴を外部記憶装置41に記憶させる際の処理の手順を、図6のフローチャートを参照して説明する。コントローラ35のCPUは、予め定められた周期(例えば1時間周期)で、図6の手順の処理を繰り返し実行する。
そして、コントローラ35のCPUは、まず、常夜灯回路49による警報停止ボタン11の光源の点消灯の動作モードが不在モードであるか否かを確認する(ステップS41)。不在モードである場合は(ステップS41でYES)、一連の処理を終了する。
一方、不在モードでない場合は(ステップS41でNO)、コントローラ35のCPUは、照度検出回路51が照明装置59の点灯を検出したか否かを確認する(ステップS43)。照明装置59の点灯を検出していない場合は(ステップS43でNO)、後述するステップS49に処理を移行する。
また、照明装置59の点灯を検出した場合は(ステップS43でYES)、コントローラ35のCPUは、照明装置59の点灯を検出した時刻を、点灯時刻としてコントローラ35のRAMに記憶させる(ステップS45)。そして、コントローラ35のCPUは、RAMの照明点灯フラグをONさせ(ステップS47)、その後、一連の処理を終了する。
さらに、ステップS43において照明装置59の点灯を検出していない場合(NO)に進むステップS49では、照度検出回路51が照明装置59の消灯を検出したか否かを確認する。照明装置59の消灯を検出していない場合は(ステップS49でNO)、一連の処理を終了する。
一方、照明装置59の消灯を検出した場合は(ステップS49でYES)、RAMの照明点灯フラグがONであるか否かを確認する(ステップS51)。照明点灯フラグがONでない場合は(ステップS51でNO)、以前から照明装置59が消灯状態であったものとして、一連の処理を終了する。
また、照明点灯フラグがONである場合は(ステップS51でYES)、点灯状態であった照明装置59が消灯されたものと考えられる。そこで、外部記憶装置41に格納した照明点灯情報テーブルの、ステップS45で記憶させた点灯時刻から今までの時間帯のカウント値を「1」ずつインクリメントする(ステップS53)。そして、コントローラ35のCPUは、RAMの照明点灯フラグをOFFさせ(ステップS55)、その後、一連の処理を終了する。
ここで、外部記憶装置41に格納した照明点灯情報テーブルは、図4を参照して説明した常夜灯点灯情報テーブルと同じ体裁で構成することができる。
そして、コントローラ35は、不在モード時に、図3のフローチャートのステップS13において、常夜灯の点灯判定値と共に、照明装置59の点灯判定値を計算する。
照明装置59の点灯判定値は、ステップS13の処理を実行する曜日及び時間帯について照明点灯情報テーブルに記憶されているカウント値を、ガス警報器1の電源オンからの同一曜日の到来日数で除した、照明装置59の点灯割合を示す値である。
したがって、照明装置59の点灯判定値(=点灯割合)は、次の式(2)、即ち、
点灯割合=A′÷(B÷C)・・・式(1)
但し、A′=照明点灯情報テーブルの該当曜日及び該当時間帯のカウント値
B=ガス警報器1の電源オンからの通電時間(不在モード時の通電時間を除く)
C=24時間×7日
によって求めることができる。
点灯割合=A′÷(B÷C)・・・式(1)
但し、A′=照明点灯情報テーブルの該当曜日及び該当時間帯のカウント値
B=ガス警報器1の電源オンからの通電時間(不在モード時の通電時間を除く)
C=24時間×7日
によって求めることができる。
次に、コントローラ35のCPUは、図3のステップS15において、常夜灯の点灯判定値が所定の閾値(本実施形態では点灯割合=5割)以上であるか否かと共に、照明装置59の点灯判定値が所定の閾値以上であるか否かを確認する。先に説明したように、本実施形態では、所定の閾値を「点灯割合=5割」としている。
そして、常夜灯の点灯判定値と照明装置59の点灯判定値とのうち少なくとも一方が所定のしきい値以上(点灯割合5割以上)である場合は(ステップS15でYES)、コントローラ35のCPUは、ステップS17の後、一連の処理を終了する。なお、ステップS17では、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を常夜灯回路49により点灯状態とする。
一方、常夜灯の点灯判定値と照明装置59の点灯判定値とが両方とも所定のしきい値以上(点灯割合5割以上)でない場合は(ステップS15でNO)、コントローラ35のCPUは、ステップS19の後、一連の処理を終了する。なお、ステップS19では、コントローラ35のCPUは、警報停止ボタン11の常夜灯としての点消灯状態を常夜灯回路49により消灯状態とする。
以上の制御を行うことで、住人が在宅しているときには点灯されていた照明装置59が点灯されなくても、不在モード中に照明装置59の代わりに常夜灯の態様で警報停止ボタン11を点灯させて、不在であることを外部から知られて難いようにすることができる。
なお、図2に示すように、照明装置59を点消灯させる照明スイッチ57が無線で通信可能に構成されている場合に、コントローラ35に通信ユニット55を接続してもよい。この場合は、通信ユニット55を介して照明スイッチ57のオンオフ操作に対応する信号をコントローラ35が取得できる。
このため、コントローラ35は、照明装置59の点消灯状態を、照度検出回路51の検出結果からではなく、照明スイッチ57から取得した信号によって把握し、制御に反映させることができる。
また、本実施形態では、コントローラ35が、照度検出回路51の検出結果と、在宅モードにおける警報停止ボタン11の常夜灯の態様での点消灯の履歴とに基づいて、在宅モードと不在モードとの切り替えを行うものとした。あるいは、在宅モードにおける照明装置59の点消灯の履歴をさらに加味して、コントローラ35が在宅モードと不在モードとの切り替えを行うものとした。
しかし、図2に示すように、モードスイッチ61(請求項中のモード切替部に相当)をコントローラ35に接続し、モードスイッチ61の操作に応じてコントローラ35が動作モードを在宅モードと不在モードとの間で切り替える構成としてもよい。
さらに、外部記憶装置41に記憶させる常夜灯点灯情報テーブルや照明点灯情報テーブルは、図4に示す1週間単位のテーブルでなく、1日単位や1ヶ月単位、1年単位等、任意の期間を単位とするテーブルとすることができる。
また、常夜灯の点灯判定値や照明装置59の点灯判定値を計算するときに参照する常夜灯点灯情報テーブルや照明点灯情報テーブルを、例えば、点灯判定時と同じ季節の履歴に絞り込むようにしてもよい。
さらに、外部記憶装置41に記憶させる常夜灯点灯情報テーブルや照明点灯情報テーブルは、最新の履歴をコントローラ35が取得する毎に古い履歴が上書き更新される構成としてもよい。
そして、これまでに説明した実施形態では、設置空間のガス漏れを検出し警報するガス警報器1を例に取って説明した。しかし、この思想は、上述した各実施形態で説明したガス警報器に限らず、設置空間の煙を検出し警報する警報器等、ガス漏れ以外の警報状態を検出し警報する種々の警報器にも、広く適用可能である。
本発明は、異常を検出して警報する警報器に適用して極めて有用である。
1 ガス警報器(警報器)
3 ハウジング
5 ハウジング前面
7 雰囲気取入口
9 音声用通孔
11 警報停止ボタン(発光部)
21 主電源部
23 サージ保護回路
25 整流回路
27 スイッチング回路
29 センサ駆動故障検出回路
31 停電検出回路
33 都市ガス・CO検出回路
35 コントローラ(モード切替部、在宅モード制御部、履歴記憶部、不在モード制御部)
37 5V定電圧回路
41 外部記憶装置(メモリ)
45 通電/警報表示等回路(警報灯点灯部、電池種類報知部)
47 音声警報/故障検出回路
49 常夜灯回路(常夜灯点灯部)
51 照度検出回路
53 スピーカ
55 通信ユニット
57 照明スイッチ
59 照明装置
61 モードスイッチ(モード切替部)
3 ハウジング
5 ハウジング前面
7 雰囲気取入口
9 音声用通孔
11 警報停止ボタン(発光部)
21 主電源部
23 サージ保護回路
25 整流回路
27 スイッチング回路
29 センサ駆動故障検出回路
31 停電検出回路
33 都市ガス・CO検出回路
35 コントローラ(モード切替部、在宅モード制御部、履歴記憶部、不在モード制御部)
37 5V定電圧回路
41 外部記憶装置(メモリ)
45 通電/警報表示等回路(警報灯点灯部、電池種類報知部)
47 音声警報/故障検出回路
49 常夜灯回路(常夜灯点灯部)
51 照度検出回路
53 スピーカ
55 通信ユニット
57 照明スイッチ
59 照明装置
61 モードスイッチ(モード切替部)
Claims (9)
- 異常検出の対象空間に設置され、異常の検出時に警報時の態様で点灯されると共に、前記異常の非検出時に必要に応じて常夜灯の態様で点灯される発光部と、
前記常夜灯の態様による前記発光部の点消灯に関する動作モードを、在宅モードと不在モードとの間で切り替えるモード切替部と、
前記対象空間の照度を検出する照度センサと、
前記在宅モードにおいて、前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が所定以下の低照度状態であるときに、前記発光部を前記常夜灯の態様で点灯させると共に、前記低照度状態でないときに、前記常夜灯の態様で点灯している前記発光部を消灯させる在宅モード制御部と、
前記在宅モード制御部による前記発光部の前記常夜灯の態様による点消灯の履歴をメモリに記憶させる履歴記憶部と、
前記不在モードにおいて、前記メモリに記憶された前記履歴に基づいたパターンで、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる不在モード制御部と、
を備える警報器。 - 前記メモリは、前記常夜灯の態様による前記発光部の時間帯別の点灯頻度を前記履歴として記憶する請求項1記載の警報器。
- 前記不在モード制御部は、前記メモリに記憶された前記履歴から各時点についてそれぞれ求めた、前記在宅モード制御部による前記発光部の前記常夜灯の態様による点灯割合に基づいて、前記不在モード中の対応する各時点において前記発光部を前記常夜灯の態様で点消灯させる請求項1又は2記載の警報器。
- 前記履歴記憶部はさらに、前記在宅モードにおける前記対象空間の照明装置の点消灯の履歴を前記メモリに記憶させ、前記不在モード制御部はさらに、前記不在モードにおいて、前記メモリに記憶された前記照明装置の点消灯の履歴を加味したパターンで、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる請求項1、2又は3記載の警報器。
- 前記メモリは、前記照明装置の時間帯別の点灯頻度を前記履歴として記憶する請求項4記載の警報器。
- 前記不在モード制御部は、前記メモリに記憶された履歴から各時点についてそれぞれ求めた、前記在宅モードにおける前記照明装置の点灯割合を参照して、前記常夜灯の態様で前記発光部を点消灯させる請求項4又は5記載の警報器。
- 前記モード切替部は、前記在宅モードにおいて前記照度センサが検出した前記対象空間の照度と、該照度の検出時に対応する時点について前記メモリに記憶された前記履歴とに基づいて、前記在宅モードから前記不在モードへの前記動作モードの変更の要否を判断する請求項1、2、3、4、5又は6記載の警報器。
- 前記モード切替部は、前記在宅モードにおいて前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が、前記対象空間の照明装置の消灯状態の照度及び点灯状態の照度のうち一方から他方に変化したときに、前記動作モードを前記不在モードから前記在宅モードに変更する請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の警報器。
- 前記モード切替部は、前記在宅モードにおいて前記照度センサが検出した前記対象空間の照度が、昼間から夜間に跨がる所定の時間帯において、前記対象空間の照明装置の点灯状態以上の照度を維持しているときに、前記動作モードを前記不在モードから前記在宅モードに変更する請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の警報器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7506213B1 (ja) | 2023-03-16 | 2024-06-25 | 新コスモス電機株式会社 | 警報器及び警報システム |
-
2018
- 2018-08-30 JP JP2018161159A patent/JP2020035175A/ja active Pending
Cited By (1)
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