JP2020033092A - 容器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、保持凹部がオーバーキャップのキャップ軸方向に延在しているので、例えば成形金型を用いてオーバーキャップを射出成形する際に、型抜き方向が複数になるなど金型構造が複雑になることなく保持凹部が形成されたオーバーキャップを製造することができる。
この発明では、保持凹部が貫通孔であり、非貫通の保持凹部を天壁部に形成する場合と比較して、保持凹部の底壁の厚さ分だけ容器の全高を抑制できる。なお、保持凹部が貫通孔であっても、保持凹部内に保持された栓体によって容器本体内の内容物が保持凹部を通して外部に漏出することを抑制できる。
また、オーバーキャップの天壁部の外面に保持凹部があるので、保持凹部を外部から容易に視認でき、かつ、栓体を保持凹部内に差し込んだ状態でオーバーキャップを保持しやすいので、栓体を容器本体から分離させる操作が容易になる。
この発明では、自立しにくいチューブ状の容器本体であっても、オーバーキャップが下になるように倒立させた状態で陳列したり保管したりすることができる。
本実施形態にかかる容器1は、図1に示すように、内容物を収容するチューブ状の容器本体2と、容器本体2の円筒状の口部3に弱化部4を介して一体的に形成された有頂円筒状の栓体5と、容器本体2の口部3に装着された塗布具6と、容器本体2の口部3及び塗布具6を囲繞する有頂円筒状のオーバーキャップ7と、を備える。
口部3は、肩部12の上端開口縁に連設された円筒状の下側筒部13と、下側筒部13の上端開口縁から径方向内側に向けて連設された多段筒状の上側筒部14と、を有する。
下側筒部13の外周面には、塗布具6が螺着される二条ネジである第1ネジ部13Aが形成されている。
上側筒部14は、下側筒部13の上端縁から径方向内側に向けて連設された円環状の第1内鍔部14Aと、第1内鍔部14Aの内周縁から上方に向けて連設された第1円筒状部14Bと、第1円筒状部14Bの上端縁から径方向内側に向けて連設された円環状の第2内鍔部14Cと、第2内鍔部14Cの内周縁から上方に向けて連設された第2円筒状部14Dと、を有する。第1内鍔部14Aは、径方向内側に向かうにしたがって上方に向かうように傾斜している。
頂板部21の上面には、平面視で十字状をなす第1係止突部21Aが上方に向けて突設されている。
側筒部22の外周面には、第1保持突部22Aが全周にわたって連続または間欠に形成されている。側筒部22の下端縁は、弱化部4を介して口部3の上端縁に連設されている。弱化部4は、口部3を径方向外側から薄肉とすることによって形成されている。
中栓体31は、平面視で円環状の底板部41と、底板部41の外周縁から上下方向に延在する円筒状の外筒部42と、外筒部42よりも径方向内側において底板部41から下方に延設された円筒状の装着筒部43と、底板部41の内周縁から上方に延設された円筒状の案内筒部44と、案内筒部44の径方向内側に配設された円柱状の栓部45と、を備える。これら外筒部42、装着筒部43、案内筒部44及び栓部45は、容器軸Oと同軸に配設されている。
外筒部42のうち底板部41よりも上側の部分は、容器軸Oに沿って上下方向に延在している。また、外筒部42のうち底板部41よりも下側の部分は、下方に向かうにしたがって径方向外側に向かうように傾斜する円錐台筒状の傾斜筒部46と、傾斜筒部46の下端から下方に向けて連設された円筒状の取付筒部47と、を有する。
取付筒部47の下側部分の内径及び外径は、取付筒部47の上側部分の内径及び外径よりも拡径されており、取付筒部47の下側部分の外周面は、肩部12の外周縁よりも径方向内側に位置している。また、取付筒部47の下側部分における外周面には、複数の滑止突部47A(図6参照)が周方向に複数形成されている。
装着筒部43の内周面には、口部3の第1ネジ部13Aと螺合する第2ネジ部43Aが形成されている。
さらに、案内筒部44の内周面には、上下方向に延在し、上端から案内筒部44の上下方向の中間部分に至る回止溝部44Cが周方向に間隔をあけて複数形成されている。また、案内筒部44の内周面のうち回止溝部44Cよりも下側の部分は、径方向内側に向けて若干突出しており、この下側の部分には、栓部45の下端部に接続される接続部48が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
被案内筒部63は、径方向で外筒部42と案内筒部44との間に配設されており、被案内筒部63の下側部分における内周面には、径方向外側に向けて窪み、第1規制突部44Bを上下方向に移動可能とする第2案内凹部63Aが形成されている。そして、被案内筒部63の第2案内凹部63Aの下端部における内周面には、径方向内側に向けて突出し、第1規制突部44Bに対して下方から係止可能な第2規制突部63Bが形成されている。第2規制突部63Bは、第1案内凹部44A内を上下方向に移動可能である。
天壁部71の中央部には、栓体5を保持する保持部73が設けられている。保持部73は、天壁部71の内周縁から下方に向けて延在する円筒状の陥没筒部74と、陥没筒部74の下端から径方向内側に向けて突出する平面視で円環状の環状接続部75と、環状接続部75の内周縁から上方に向けて延設された円筒状の保持筒部76と、を有する。これら陥没筒部74、環状接続部75及び保持筒部76は、容器軸Oと同軸に配設されている。
また、保持筒部76の上端部における内周面には、径方向内側に向けて突出し、栓体5の第1保持突部22Aと係止可能な第2保持突部76Bが全周にわたって連続または間欠に形成されている。
この保持筒部76によって、上下方向の貫通孔である保持凹部77が画成されている。
側壁部72の下端部は、取付筒部47の上側部分に外嵌されている。また、側壁部72の下端部は、取付筒部47の下側部分の上端面に当接または近接している。
まず、塗布具6を容器本体2から取り外して栓体5を露出させる。ここで、塗布具6は、オーバーキャップ7を塗布具6から取り外した後に容器本体2から取り外されてもよく、オーバーキャップ7と一体的に容器本体2から取り外されてもよい。
また、保持筒部76の下端が開口しているので、栓体5を保持筒部76内に差し込んだ際に、保持筒部76内の空気は、保持筒部76の下端開口を通して排出される。これにより、保持筒部76への栓体5の差込動作が安定する。
なお、オーバーキャップ7の天壁部71に保持凹部77が形成されているので、外部から容易に保持凹部77を視認できる。
以上のようにして、容器1を使用する。
さらに、保持凹部77を貫通孔とすることによって、非貫通の保持凹部の底壁の厚さ分だけ容器1の全高を抑制できる。
その上、自立しにくいチューブ状の容器本体2であっても、オーバーキャップ7を下にして倒立させることにより、容器1を陳列したり保管したりすることができる。
また、保持筒部76を用いて栓体5を容器本体2から分離しており、栓体5を手で分離できるような寸法とする必要がないので、栓体5を小型化することができる。そのため、案内筒部44の下側部分、接続部48及び栓部45によって画成される栓体5の収容空間を小さくすることができ、容器本体2の開栓後の保管時などにこの空間に残存する内容物の量を削減することができる。
例えば、保持凹部は、貫通孔ではなく、例えば図10及び図11に示すように、底部を有する保持凹部であってもよい。
図10及び図11に示す容器100のオーバーキャップ101は、天壁部102及び側壁部72を有する。
天壁部102の中央部に形成された保持部103は、陥没筒部74と、環状接続部75と、有底円筒状の保持筒部104と、を有する。これら陥没筒部74、環状接続部75及び保持筒部104は、容器軸Oと同軸に配設されている。この保持筒部104によって、保持凹部105が画成されている。
保持筒部104の底部は、注出突部61Bの上端に当接または近接している。また、保持筒部104の内周面には、上端から上下方向の中間部分まで延在する通気スリット104Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。そのため、図12に示すように、栓体5を保持筒部104内に差し込んだ際に、保持筒部104内の空気は、通気スリット104Aを通して排出される(矢印B)。これにより、保持筒部104への栓体5の差込動作が安定する。
中栓体は、容器本体の口部に螺着されているが、栓体を容器本体から分離するために少なくとも一度は取り外し可能となっていれば、他の構成によって口部に装着されていてもよい。
容器本体は、チューブ状容器に限らず、他の形状の容器であってもよい。このとき、容器本体は、単独で自立可能であってもよい。
栓体は、有頂円筒状のような中空の構造に限らず、円柱状など中実の構造であってもよい。
また、栓体は、保持筒部内に差し込んだ後に容器本体をオーバーキャップに対して回転させることによって容器本体から分離させているが、オーバーキャップとの間の相対的な動作によって容器本体から分離されればよく、例えば保持筒部内に差し込んだ後に容器本体をオーバーキャップに対して引っ張ることによって容器本体から分離されてもよい。
さらに、栓体は、オーバーキャップに対して上方から差し込まれているが、下方から差し込まれてもよい。ただし、栓体をオーバーキャップに対して上方から差し込むことにより、差込時にオーバーキャップの側壁部が容器本体に干渉することを抑制できる。また、栓体を分離した際に栓体の下端縁に生じることがあるバリがオーバーキャップの上側を向くので、栓体をオーバーキャップに対して上方から差し込むことにより、オーバーキャップを装着したときにこのバリが塗布体の頂壁部に干渉することを抑制できる。
保持凹部は、二重筒状の構造を有しているが、キャップ軸方向に延在していれば、他の構造を有していてもよい。例えば、保持筒部は、天壁部よりも下方に設けられているが、天壁部から上方に突出するように形成されてもよい。また、保持筒部は、天壁部の中央部に形成されている必要はなく、例えば天壁部の外周縁部など、天壁部の他の位置に形成されてもよい。さらに、保持凹部は、複数形成されていてもよい。
オーバーキャップは、中栓体に装着されているが、塗布体に装着されてもよく、容器本体に装着されてもよい。また、オーバーキャップのキャップ軸は、必ずしも容器軸と一致していなくてもよく、容器軸からずらされていても、傾けられていてもよい。
各構成部材の説明において、「円筒状」、「楕円状」などと記載しているが、三角形状や矩形状などの他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
Claims (3)
- 内容物を収容する容器本体と、
前記容器本体の口部に弱化部を介して一体的に形成され、前記容器本体を密封する栓体と、
前記容器本体の口部に取り外し可能に装着された中栓体と、
前記容器本体内の内容物を注出する注出孔が形成され、前記中栓体に、前記容器本体の容器軸方向に移動可能に配設された注出部材と、
前記容器本体、前記中栓体または前記注出部材に装着される有頂筒状のオーバーキャップと、
を備え、
前記オーバーキャップの天壁部には、前記栓体を保持可能であり、当該オーバーキャップのキャップ軸方向に延在する保持凹部が形成されていることを特徴とする容器。 - 前記保持凹部が、前記オーバーキャップの天壁部を前記キャップ軸方向に貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記容器本体が、チューブ容器であることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
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JP7555323B2 (ja) | 2021-10-25 | 2024-09-24 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
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