JP2020027292A - レンズモジュール - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、レンズモジュールを提供する。【解決手段】レンズモジュールは、鏡筒と、鏡筒内に設置されたレンズ群と押えリングとを備え、前記レンズ群はレンズを備え、前記レンズは光学部及び前記光学部を囲むように設置された支持部を備え、前記支持部は、物体側に向いた物体側の面と、前記物体側の面に対向して設置される像側の面と、前記物体側の面と前記像側の面とを接続する側面とを備え、前記像側の面に第１凹部が設けられ、前記第１凹部は前記第２筒壁の内側壁とともに、接着剤を収容する第１接着剤収容溝を形成し、前記押えリングは第１表面と第２表面とを備え、前記押えリング３に前記第２表面から前記第１表面に向かって凹んで形成された第２凹部が設けられ、前記第２凹部は前記第２筒壁の内側壁とともに、接着剤を収容する第２接着剤収容溝を形成する。従来の技術に比べて、本発明に係るレンズモジュールの構造強度が高く、接続が安定し、信頼性が高い。【選択図】図３

Description

本発明は、結像技術の分野に関し、特に、レンズモジュールに関する。

科学技術の発展に伴い、携帯型の電子機器は絶えずにスマート化、小型化へ発展しつつある。デジタルカメラの以外、タブレットＰＣ、携帯電話などの携帯型の電子機器にも撮影機能を有するレンズモジュールが配置されて、レンズモジュールに対しての撮影要求もますます高くなっている。

従来技術において、電子機器におけるカメラのレンズモジュール構造は一般的には非球面レンズ及び外部固定構造部材から構成され、さらに遮光シート、遮光板、接続部及びストッパに合わせてレンズモジュール全体を構成する。そのうち、ストッパのところで接着剤を塗布することによりレンズモジュール構造部材全体を固定し、この方式で固定力が不充分で、レンズの間を緩みやすくし、これによって結像不安定性が生じる。

したがって、上記技術問題を解消するために、新規のレンズモジュールを提供する必要がある。

本発明は、構造強度が高く、接続が安定したレンズモジュールを提供することを目的とする。

上記問題を解決するために、本発明の実施形態は、レンズモジュールを提供する。鏡筒と、鏡筒内に設置されたレンズ群と押えリングとを備え、前記鏡筒が、光通過孔が開設された第１筒壁と、前記第１筒壁から折り曲げて延在する第２筒壁とを備え、前記第２筒壁が、光軸に近接する内側壁と前記内側壁に対向して設置される外側壁とを備え、前記レンズ群が、少なくとも１枚のレンズを備えるレンズモジュールであって、前記レンズが光学部及び前記光学部を囲むように設置された支持部を備え、前記支持部が、物体側に向いた物体側の面と、前記物体側の面に対向して設置される像側の面と、前記物体側の面と前記像側の面とを接続する側面とを備え、前記レンズに前記像側の面から前記物体側の面に向かって凹んで且つ前記側面を貫通する第１凹部が設けられ、前記第１凹部が前記第２筒壁の内側壁とともに、接着剤を収容する第１接着剤収容溝を形成し、前記押えリングが、前記像側の面に当接する第１表面と、前記第１表面に対向して設置される第２表面とを備え、前記押えリング３に前記第２表面から前記第１表面に向かって凹んで形成された第２凹部が設けられ、前記第２凹部が前記第２筒壁の内側壁とともに、接着剤を収容する第２接着剤収容溝を形成する。

前記第１接着剤収容溝が連続した環状構造であることが好ましい。

前記第２接着剤収容溝が連続した環状構造であることが好ましい。

前記内側壁は、前記レンズに当接する第１当接面と、前記第１当接面から光軸から離れる方向に向かって折り曲げて延在する延出面と、前記延出面から前記第１筒壁から離れる方向に向かって折り曲げて延在する第２当接面とを備え、前記側面が前記第１当接面に当接し、前記押えリングが前記第２当接面に固定することが好ましい。

前記レンズモジュールは、前記レンズと貼り合わせて設置された遮光部材をさらに備えることが好ましい。

前記遮光部材が中空環状構造であることが好ましい。

従来の技術に比べて、本発明のレンズモジュールは、第１凹部に第２筒壁の内側壁とともに接着剤を収容する第１接着剤収容溝を形成し、第２凹部に第２筒壁の内側壁とともに接着剤を収容する第２接着剤収容溝を形成し、前記第１接着剤収容溝と前記第２接着剤収容溝によって二重接着剤塗布構造を構成することで、レンズモジュールの固定力を増加させ、レンズモジュールの信頼性を向上させる。

本発明における実施例の技術方案をより明確に説明するために、以下で実施例の説明に使用される図面について簡単に説明する。下記の図面は本発明の幾つかの実施例に過ぎないが、進歩性のある労働をせずにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることもできることは、当業者にとっては自明なことである。
図１は、本発明レンズモジュールの斜視図である。 図２は、本発明レンズモジュールの分解図である。 図３は、図１のＡ−Ａ線に沿った断面図である。 図４は、図３のＢ領域の拡大図である。

以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術方案を明確かつ完全に説明する。当然ながら、説明した実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎなく、すべての実施例ではない。当業者が本発明の実施例に基づいて進歩性のある労働をしない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。

図１及び図２に示すように、光学結像に用いられるレンズモジュール１００は、鏡筒１と、レンズ群２、押えリング３、及び遮光部材４を備える。

図２及び図３に示すように、鏡筒１は、光通過孔１１０が開設された第１筒壁１１と、第１筒壁１１から折り曲げて延在する第２筒壁１２とを備え、前記第２筒壁１２は光軸に近接する内側壁１２０と前記内側壁１２０に対向して設置される外側壁１２１を備える。前記鏡筒１は、前記レンズ群２に取り付け位置を提供することに用いられる。前記内側壁１２０は、前記レンズ群２に当接する第１当接面１２０１と、前記第１当接面１２０１から光軸から離れる方向に折り曲げて延在する延出面１２０２と、前記延出面１２０２に接続された第２当接面１２０３とを備える。

前記レンズ群２は複数枚のレンズ２０を備え、複数枚の前記レンズ２０は物体側から像側に向かって前記レンズ群２を形成するように配置されている。前記物体側は、前記光通過孔１１０が物体に位置合わせされる側であり、前記像側は前記物体側に対向する側である。前記レンズ２０は光学部２１及び前記光学部２１を囲むように設置された支持部２２を備え、前記光学部２１は光学結像に用いられ、前記支持部２２は前記レンズ２０と前記鏡筒１とを固定することに用いられる。

図３及び図４に示すように、前記支持部２２は、物体側に向いた物体側の面２２１と、前記物体側の面２２１に対向して設置される像側の面２２２と、前記物体側の面２２１と前記像側の面２２２とを接続する側面２２３とを備える。前記側面２２３は前記第１当接面１２０１に当接し、前記像側の面２２２に前記像側の面２２２から前記物体側の面２２１に向かって凹んで形成され且つ前記側面２２３を貫通する第１凹部２２２１が設けられ、前記第１凹部２２２１は前記第２筒壁１２の内側壁１２０とともに、接着剤を収容する第１接着剤収容溝５を形成し、本発明の好適な実施形態では、前記第１接着剤収容溝５は連続した環状構造である。

前記押えリング３は、前記レンズモジュール１００の像側の一端に設置されて前記第２当接面１２０３に固定され、前記レンズ群２を位置決めて固定することに用いられ、前記レンズ群２を緊密に配列して構造を安定化させる。前記押えリング３は、像側の面２２２に当接する第１表面３１と、第１表面３１に対向して設置される第２表面３２とを備え、前記押えリング３に前記第２表面３２から前記第１表面３１に向かって凹んで形成された第２凹部３２１が設けられ、前記第２凹部３２１は前記第２筒壁１２の内側壁１２０とともに、接着剤を収容する第２接着剤収容溝６を形成し、本発明の好適な実施形態では、前記第２接着剤収容溝６は連続した環状構造である。

前記第１接着剤収容溝５と前記第２接着剤収容溝６を設置することで、組み立ての時、まず、前記レンズ群２を取り付けて前記第１接着剤収容溝５に接着剤で固定し、その後、前記押えリング３を前記レンズ群２の像側に当接させ、前記レンズ群２を押し付けて前記レンズ群２を緊密に配列させ、最後に、前記第２接着剤収容溝６に接着剤で固定し、それによって接着剤の接着面積を増加させ、前記レンズモジュール１００の安定性をより良くし、信頼性をより高くすることができる。

前記遮光部材４は中空環状構造であり、前記遮光部材４は前記レンズ２と貼り合わせて設置され、前記遮光部材４は遮光シート４１及び遮光板４２を備え、前記遮光部材４は迷光を遮光し、前記レンズモジュール１００の結像品質を向上させる。

従来の技術に比べて、本発明のレンズモジュールは、第１凹部に第２筒壁の内側壁とともに接着剤を収容する第１接着剤収容溝を形成し、第２凹部に第２筒壁の内側壁とともに接着剤を収容する第２接着剤収容溝を形成し、前記第１接着剤収容溝と前記第２接着剤収容溝によって二重接着剤塗布構造を構成することで、レンズモジュールの固定力を増加させ、レンズモジュールの信頼性を向上させる。

以上に説明されたのは、本発明の実施例に過ぎなく、当業者にとっては、本発明の構想から逸脱しない限り、さらに改良することができ、これらの改良も本発明の保護範囲に含まれると理解できるはずである。

Claims (6)

1. 鏡筒と、鏡筒内に設置されたレンズ群と押えリングとを備え、前記鏡筒が、光通過孔が開設された第１筒壁と、前記第１筒壁から折り曲げて延在する第２筒壁とを備え、前記第２筒壁が、光軸に近接する内側壁と前記内側壁に対向して設置される外側壁とを備え、前記レンズ群が、少なくとも１枚のレンズを備えるレンズモジュールであって、
   前記レンズが光学部及び前記光学部を囲むように設置された支持部を備え、
   前記支持部が、物体側に向いた物体側の面と、前記物体側の面に対向して設置される像側の面と、前記物体側の面と前記像側の面とを接続する側面とを備え、
   前記レンズに前記像側の面から前記物体側の面に向かって凹んで且つ前記側面を貫通する第１凹部が設けられ、前記第１凹部が前記第２筒壁の内側壁とともに、接着剤を収容する第１接着剤収容溝を形成し、
   前記押えリングが、前記像側の面に当接する第１表面と、前記第１表面に対向して設置される第２表面とを備え、前記押えリング３に前記第２表面から前記第１表面に向かって凹んで形成された第２凹部が設けられ、前記第２凹部が前記第２筒壁の内側壁とともに、接着剤を収容する第２接着剤収容溝を形成することを特徴とするレンズモジュール。
2. 前記第１接着剤収容溝が連続した環状構造であることを特徴とする請求項１に記載のレンズモジュール。
3. 前記第２接着剤収容溝が連続した環状構造であることを特徴とする請求項１に記載のレンズモジュール。
4. 前記内側壁が、前記レンズに当接する第１当接面と、前記第１当接面から光軸から離れる方向に向かって折り曲げて延在する延出面と、前記延出面から前記第１筒壁から離れる方向に向かって折り曲げて延在する第２当接面とを備え、前記側面が前記第１当接面に当接し、前記押えリングが前記第２当接面に固定することを特徴とする請求項１に記載のレンズモジュール。
5. 前記レンズと貼り合わせて設置された遮光部材をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のレンズモジュール。
6. 前記遮光部材が中空環状構造であることを特徴とする請求項５に記載のレンズモジュール。