JP2020078097A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リアクトルの電流センサの異常判定を適切に実行し得る電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置5において、コントローラ40は、電圧センサ16から出力される昇圧前電圧値VL、電圧センサ17から出力される昇圧後電圧値VH、電流センサ22a、22b、22cから出力される第1モータ電流値IM1及び電流センサ32a、32b、32cから出力される第2モータ電流値IM2に基づいてリアクトル12の推定電流値を算出する。コントローラ40は、電流センサ15から出力されるリアクトル12の実測電流値ILreと先に算出した推定電流値とを比較し、比較結果が予め定められた所定範囲内にない場合に、電流センサ15に異常が生じていると判定する。【選択図】図1
Description
本明細書が開示する技術は、電力変換装置に関する。
特許文献1に、モータを駆動するインバータと、バッテリが接続された低電圧系の電力を昇圧してインバータが接続された高電圧系に供給する昇圧コンバータと、異常判定手段を備えた電力変換装置が開示されている。昇圧コンバータは、複数のスイッチング素子とリアクトルを有している。電力変換装置は、リアクトルに流れる電流を検出する2つの電流センサを有している。異常判定手段は、2つの電流センサにより検出された電流の差が閾値以上のときに2つの電流センサの少なくとも一方に異常が生じていると判定する。閾値は、モータから出力すべき目標パワー、モータから出力されているパワー、モータから出力されているトルク、及びバッテリを充放電する電流に従って設定される。
特許文献1の電力変換装置では、電力変換装置の直流側(すなわち、バッテリと昇圧コンバータ(電圧コンバータ)の間など)に、エアコンディショナなどの補機を駆動する負荷回路が接続されている場合がある。そのため、補機で電力が消費されると、その消費電力量の変動に起因して閾値を適切に設定することができない場合があり、リアクトルの電流センサの異常判定を適切に実行できないおそれがある。本明細書は、リアクトルの電流センサの異常判定を適切に実行し得る技術を提供する。
本明細書が開示する電力変換装置は、バッテリ電圧を昇圧する電圧コンバータ、電圧コンバータに接続されているとともにモータに交流電力を供給可能なインバータ、及び、コントローラを備えている。電圧コンバータは、高電圧側の正極端子と負極端子の間に直列接続されている2個のスイッチング素子と、2個のスイッチング素子の直列接続の中点と低電圧側の正極端子の間に接続されているリアクトルと、リアクトルに流れる電流を計測する第1電流センサと、低電圧側の電圧を計測する第1電圧センサと、高電圧側の電圧を計測する第2電圧センサと、を有している。インバータは、モータに流れる電流を計測する第2電流センサを有している。コントローラは、第1電圧センサから出力される第1電圧値、第2電圧センサから出力される第2電圧値、及び第2電流センサから出力される第2電流値に基づいてリアクトルを流れる電流の推定値(推定電流値ILes)を算出する。コントローラは、第1電流センサから出力されるリアクトルの実測電流値と推定電流値とを比較する。そして、比較結果が予め定められた所定範囲内にない場合に、コントローラは、第1電流センサに異常が生じていると判定する。
上記の構成により、電力変換装置の入力側実測電圧値(第1電圧値)、入力側実測電流値(第1電流値)、出力側実測電圧値(第2電圧値)及び出力側実測電流値(第2電流値)を用いることで、リアクトルの電流センサ(第1電流センサ)の異常判定を実行することが可能になる。よって、電力変換装置の直流電圧側(バッテリと電圧コンバータとの間)に、補機を駆動する負荷回路が接続されている場合であっても、リアクトルの電流センサの異常の有無を的確に判定することができる。
また、第1電圧センサ、第2電圧センサ及び第2電流センサの測定性能や信頼性が比較的に高い場合には、各計測結果である第1電圧値、第2電圧値及び第2電流値に基づいてリアクトルの推定電流値ILesを算出することが可能になる。その結果、リアクトルの実測電流値と推定電流値とを比較することで、リアクトルの電流センサの異常判定を的確に実行することが可能になる。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明の実施の形態で説明する。
図面を参照して実施例の電力変換装置を説明する。実施例の電力変換装置は、電気自動車に搭載されるPCUを構成するものである。図1に電気自動車2の電力系のブロック図を示す。なお、本明細書における電気自動車には、燃料電池車、および、走行用のモータとエンジン(内燃機関)の両方を備えるハイブリッド車も含まれる。
電気自動車2は、走行用の駆動源として、2個のモータ6、7を備えている。これらのモータ6、7から出力される駆動トルクは、動力分配機構8で適宜に分配/合成されてドライブシャフト9へ伝達される。なお、図1は、本明細書が開示する技術の説明に要する部品だけを表しており、説明に関係のない一部の部品については図示を省略していることに留意されたい。
モータ6、7を駆動するための電力はメインバッテリ3から供給される。メインバッテリ3の出力電圧は、例えば300ボルトである。メインバッテリ3は、例えばリチウム電池である。スイッチ4a、4bは、システムメインリレー4である。システムメインリレー4は、電気自動車2のメインスイッチ(不図示)と連動しているが、コントローラ40によるオンオフ制御も可能に構成されている。
メインバッテリ3は、システムメインリレー4やパワーケーブル(不図示)を介してPCU5に接続されている。システムメインリレー4は、メインバッテリ3と車両の駆動系を接続したり切断したりするスイッチである。システムメインリレー4は、上位コントローラ(不図示)により切り換えられる。
電気自動車2は、パワーステアリングやエアコンディショナなどの補機51を備えている。補機51は、電力変換装置5の直流電圧側(すなわち、メインバッテリ3と電圧コンバータ10)の間など)に、補機41を駆動する負荷回路52を介して接続されている。負荷回路52は、DC−DCコンバータで構成されている。
PCU5は、メインバッテリ3とモータ6、7の間に接続されている。PCU5は、電圧コンバータ10、インバータ20、30、コントローラ40などを含んで構成されている。なお、本明細書では、説明の便宜上、2個のモータのうち、一方を第1モータ6、他方を第2モータ7と称する。また、第1モータ6に交流電力を供給するインバータを第1インバータ20、第2モータ7に交流電力を供給するインバータを第2インバータ30と夫々称する。
電圧コンバータ10は、メインバッテリ3から供給される電力の電圧をモータ6、7の駆動に適した電圧(例えば600ボルト)まで昇圧する機能と、モータ6、7が発電した電力の電圧をメインバッテリ3の充電に適した電圧まで降圧する機能を有している。
なお、電気自動車2は、車両の減速エネルギを利用してモータ6、7で発電することもできる。モータ6が発電(交流電力)する場合、インバータ20によって交流電力が直流電力に変換され、さらに電圧コンバータ10によって直流電力がメインバッテリ3よりも僅かに高い電圧まで降圧され、メインバッテリ3へ供給される。
電圧コンバータ10は、2個のトランジスタ11a、11b、リアクトル12、コンデンサ13、14により構成されている。本実施例では、電圧コンバータ10は、これらに加えて、電流センサ15や電圧センサ16、17を備えている。トランジスタ11a及びトランジスタ11bは、高電圧側プラス端子PHと高電圧側マイナス端子NHの間に直列に接続されている。これらのトランジスタは、典型的には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。なお、トランジスタ11a、11bがスイッチング素子の一例に相当する。
本実施例では、トランジスタ11aのコレクタが高電圧側プラス端子PHに接続され、トランジスタ11bのエミッタが高電圧側マイナス端子NHに接続されている。また、トランジスタ11aのエミッタとトランジスタ11bのコレクタが互いに接続されている。これら両トランジスタ11a、11bの接続部分を中点CPと称する。トランジスタ11aは中点CPに対して高電位側に位置し、トランジスタ11bは中点CPに対して低電位側に位置することから、トランジスタ11aは上アームと称され、またトランジスタ11bは下アームと称されることもある。
これらのトランジスタ11a、11bのゲートには、コントローラ40から配線される信号線が夫々接続されており、コントローラ40から出力される駆動信号Sc(例えばPWM信号)によりこれらのトランジスタ11a、11bのスイッチング(オンオフ)を制御し得るように構成されている。トランジスタ11a、11bには、ダイオードが逆並列に夫々接続されている。これらのダイオードは、トランジスタ11a、11bがオン状態からオフ状態に移行する際に、逆方向に流れ込む電流を逃がすバイパス経路を構成するため、環流ダイオードやフリーホイールダイオードと称されることもある。
高電圧側プラス端子PHと高電圧側マイナス端子NHの間には、平滑コンデンサ14と電圧センサ17が接続されている。電圧センサ17の出力端子は、コントローラ40に接続されており、高電圧側の両端子PH、NH間の電圧(高電圧側(昇圧後)電圧VH)を計測してコントローラ40に出力する。電圧センサ17は、高電圧側の電圧を計測する第2電圧センサである。本実施例では、高電圧側の両端子PH、NHは、インバータ20に接続されている。低電圧側にも、このような端子PL、NLが設けられており、このうちの低電圧側マイナス端子NLは、高電圧側マイナス端子NHと直流的に同電位にある。
リアクトル12は、その一端側が低電圧側プラス端子PLに接続されており、また他端側がトランジスタ11a、11bの中点CPに接続されている。低電圧側プラス端子PLには、バッテリ3のプラス端子がスイッチ4aを介して接続されている。本実施例では、リアクトル12の他端側(高電圧側プラス端子PH側)に電流センサ15が接続されており、リアクトル12を流れる電流を電流センサ15により計測する。電流センサ15の出力端子は、コントローラ40に接続されている。電流センサ15は、計測したリアクトル電流ILの実測値(リアクトル12の実測電流値ILre)をコントローラ40に出力する。リアクトル12の実測電流値ILreは、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。
低電圧側プラス端子PLと低電圧側マイナス端子NLの間には、フィルタコンデンサ13と電圧センサ16が接続されている。電圧センサ16の出力端子は、コントローラ40に接続されており、低電圧側の両端子PL、NL間の電圧(低電圧側(昇圧前)電圧VL)を計測してコントローラ40に出力する。電圧センサ16は、低電圧側の電圧を計測する第1電圧センサである。本実施例では、これらの両端子PL、NLは、システムメインリレー4(スイッチ4a、4b)を介して、バッテリ3に接続されている。システムメインリレー4のオンオフ制御は、電気自動車のメインスイッチ(不図示)の入力にともなって、コントローラ40の上位コントローラに制御される。
第1インバータ20は、電圧コンバータ10から供給される直流電力をU相、V相、W相の交流電力に変換して第1モータ6を駆動する三相交流電力を供給したり、第1モータ6が発電した三相交流電力を直流電力に変換して電圧コンバータ10へ供給したりする。
第1インバータ20は、6個のトランジスタ21a、21b、21c、21d、21e、21fにより構成されている。本実施例では、第1インバータ20は、これらに加えて、電流センサ22a、22b、22cを備えている。
トランジスタ21a及びトランジスタ21bは、高圧側プラス端子PHに接続されている端子20aと高圧側マイナス端子NHに接続されている端子20bの間に直列に接続されている。トランジスタ21c及びトランジスタ21dは、端子20aと端子20bの間に直列に接続されている。トランジスタ21e及びトランジスタ21fは、端子20aと端子20bの間に直列に接続されている。これらのトランジスタは、典型的には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。
本実施例では、トランジスタ21aのコレクタが端子20aに接続され、トランジスタ21bのエミッタが端子20bに接続されている。また、トランジスタ21aのエミッタとトランジスタ21bのコレクタが互いに接続されている。これら両トランジスタ21a、21bの接続部分20fは、第1モータ6のU相コイルに接続された端子20cに接続されている。接続部分20fと端子20cの間には、電流センサ22aが接続されている。電流センサ22aは、第1モータ6のU相に流れる電流IMU1を計測可能である。電流センサ22aの出力端は、コントローラ40に接続されており、第1モータ6のU相に流れる電流を計測してコントローラ40に出力する。電流値IMU1は、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。
さらに、トランジスタ21cのコレクタが端子20aに接続され、トランジスタ21dのエミッタが端子20bに接続されている。また、トランジスタ21cのエミッタとトランジスタ21dのコレクタが互いに接続されている。これら両トランジスタ21c、21dの接続部分20gは、第1モータ6のV相コイルに接続された端子20dに接続されている。接続部分20gと端子20dの間には、電流センサ22bが接続されている。電流センサ22bは、第1モータ6のV相に流れる電流IMV1を計測可能である。電流センサ22bの出力端は、コントローラ40に接続されており、第1モータ6のV相に流れる電流を計測してコントローラ40に出力する。電流値IMV1は、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。
さらに、トランジスタ21eのコレクタが端子20aに接続され、トランジスタ21fのエミッタが端子20bに接続されている。また、トランジスタ21eのエミッタとトランジスタ21fのコレクタが互いに接続されている。これら両トランジスタ21e、21fの接続部分20hは、第1モータ6のW相コイルに接続された端子20eに接続されている。接続部分20hと端子20eの間には、電流センサ22cが接続されている。電流センサ22cは、第1モータ6のW相に流れる電流IMW1を計測可能である。電流センサ22cの出力端は、コントローラ40に接続されており、第1モータ6のW相に流れる電流を計測してコントローラ40に出力する。電流値IMW1は、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。すなわち、電流値IM1は、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。
なお、高電圧側に接続されるトランジスタ21a、21c、21eは上アームと称され、低電圧側に接続されるトランジスタ21b、21d、21fは下アームと称されることもある。
これらのトランジスタ21a、21b、21c、21d、21e、21f(以下、トランジスタ21a−21fと称する場合がある。)のゲートには、コントローラ40から配線される信号線が夫々接続されており、コントローラ40から出力される制御信号(例えばPWM信号)Si1によりこれらのトランジスタ21a−21fのスイッチング(オンオフ)を制御し得るように構成されている。
トランジスタ21a−21fには、ダイオードが逆並列に夫々接続されている。これらのダイオードは、トランジスタ21a−21fがオン状態からオフ状態に移行する際に、逆方向に流れ込む電流を逃がすバイパス経路を構成するため、環流ダイオードやフリーホイールダイオードと称されることもある。
また、第2インバータ30は、電圧コンバータ10から供給される直流電力をU相、V相、W相の交流電力に変換して第2モータ7を駆動する三相交流電力を供給したり、第2モータ7が発電した三相交流電力を直流電力に変換して電圧コンバータ10へ供給したりする。
第2インバータ30は、第1インバータ20と同様に、主に、6個のトランジスタ(不図示)により構成されている。本実施例では、第2インバータ30は、これらに加えて、電流センサ32a、32b、32cを備えている。
電流センサ32aの出力端は、コントローラ40に接続されており、電流センサ32aは、第2モータ7のU相に流れる電流IMU2を計測してコントローラ40に出力する。電流センサ32bの出力端は、コントローラ40に接続されており、電流センサ32bは、第2モータ7のV相に流れる電流IMV2を計測してコントローラ40に出力する。電流センサ32cの出力端は、コントローラ40に接続されており、電流センサ32cは、第2モータ7のW相に流れる電流IMW2を計測してコントローラ40に出力する。電流値IMU2、IMV2、IMW2は、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。すなわち、電流値IM2は、コントローラ40にて出力値を保持可能な回路にて保持される。
本実施例では、第2インバータ30は、コントローラ40から出力される制御信号(例えばPWM信号)Si2によりスイッチング素子が制御されて、U、V、Wの各相に対応した三相交流電力を生成可能に構成されている。なお、上述した電流センサ22a、22b、22c(以下、電流センサ22a−22cと称する場合がある。)及び電流センサ32a、32b、32c(以下、電流センサ32a−32cと称する場合がある。)は、モータに流れる電流を計測する第2電流センサを構成する。第2電流センサから出力される第2電流値は、モータに流れる電流であり、本実施形態では、第1モータ電流値IM1と第2モータ電流値IM2の和として取得し得る。
コントローラ40は、マイクロコンピュータを中心にRAM、ROMあるいはEEPROMなどの半導体メモリや、入出力インタフェースなどを備えた制御装置である。コントローラ40は、電圧コンバータ10の昇圧動作や降圧動作を制御したり、インバータ20、30に対してはモータ6、7の出力トルクを制御したりする。また、後述するように電流センサ15の異常を検出したりする。そのため、入出力インタフェースには、電流センサ15、22a−22c、32a−32c、電圧センサ16、17、インバータ20、30や、モータ6、7の回転センサ(不図示)が接続されている。
コントローラ40は、電圧コンバータ10に対し、トランジスタ11a、11bが交互にオンオフするようにスイッチング(オン/オフ)タイミングを調整する。昇圧動作及び降圧動作は、いずれもトランジスタ11a、11bのスイッチングタイミングを調整してデューティ比を最適な値に設定することによって、昇圧動作では第1モータ6(または第2モータ7)の駆動に適した電圧に昇圧したり、降圧動作ではメインバッテリ3の充電に適した電圧に降圧したりする。
コントローラ40は、第1インバータ20に対して、上アームのトランジスタ21a、21c、21eと、下アームのトランジスタ21b、21d、21fとが、U、V、Wの各相にて、所定タイミングで交互にオンオフするPWM制御によりスイッチング(オン/オフ)タイミングを調整する。これにより、U相、V相、W相に対応した三相の交流電力が生成されて第1モータ6に供給される。
また、コントローラ40は、第1インバータ20に対するのと同様に、第2インバータ30に対して、上アームのトランジスタと、下アームのトランジスタとが、U、V、Wの各相で所定タイミンで交互にオンオフするPWM制御によりスイッチング(オン/オフ)タイミングを調整する。これにより、U相、V相、W相に対応した三相の交流電力が生成されて第2モータ7に供給される。
コントローラ40は、ROMやEEPROMに記憶された制御プログラムなどをRAMに展開して処理を実行する。また、後述のリアクトルの電流センサ異常判定処理のプログラムもコントローラ40のROMやEEPROMなどに記憶されている。なお、コントローラ40は、CANやLINなどの車内ネットワークにも接続されており、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に基づくアクセル開度情報やブレーキペダルの踏み込み量に基づくブレーキ踏量情報などを、車内ネットワークを介してリアルタイムに取得可能に構成されている。
電流センサ15は、電圧コンバータ10が昇圧動作や降圧動作を行う際に必要な情報として、リアクトル12に流れる電流値(実測電流値)を計測して電流センサ信号ILを出力する。電流センサ15は、他の電流センサ22a−22cや電圧センサ16、17などに比べると故障が生じやすい場合がある。そのため、故障などが発生して正常な電流センサ信号ILを出力することができない場合には、その異常を検知する必要がある。そこで、本実施例では、コントローラ40が図2に示す電流センサ異常判定処理を行うことにより、電流センサ15の異常を検知可能にしている。
なお、この処理は、例えば、当該電気自動車のメインスイッチ(不図示)がオン状態にされた直後に実施される所定の故障診断プログラムに組み込まれて所定周期毎に繰り返し実行される。また、この処理は、当該電気自動車の力行時又は回生時において、所定タイミング又は所定期間にて行われるようにしてもよい。さらには、モータ6、7のトルクが一定である期間にて行われるのが好ましい。
図2に示すように、電流センサ異常判定処理では、まずステップS10により電流値、電圧値、電力値など本処理で使用する各値を初期化する処理が行われる。電流値とは、リアクトル12の実測電流値ILre、第1モータ6の各相を流れる各相電流値(実測相電流値)IMU1、IMV1、IMW1、これらの相電流値から算出される第1モータ電流値(実測電流値)IM1、第2モータ7の各相を流れる各相電流値(実測相電流値)IMU2、IMV2、IMW2、及び、これら第2モータ7の相電流値から算出される第2モータ電流値(実測電流値)IM2である。電圧値とは、低電圧側(昇圧前)電圧値VL及び高電圧側(昇圧後)電圧値VHである。低電圧側(昇圧前)電圧値VLは電圧センサ16から出力される第1電圧値であり、高電圧側(昇圧後)電圧値VHは電圧センサ17から出力される第2電圧値である。
電力値とは、第1モータ6の出力電力値WM1、第2モータ7の電力値WM2、及び昇圧後(出力側)電力値WOである。第1モータ6の出力電力値WM1は、第1モータ6に印可される昇圧後電圧値VHに第1モータ電流値IM1を乗算することで算出することができる。第2モータ7の出力電力値WM2は、第2モータ7に印可される昇圧後電圧値VHに第2モータ電流値IM2を乗算することで算出することができる。昇圧後(出力側)電力値WOは、第1モータ6の出力電力値に第2モータ7の出力電力値を加算することで算出することができる。
なお、本実施例では、電力変換装置5では電力収支が等しい。すなわち、昇圧後(出力側)電力値WOは、昇圧前(入力側)電力値WIと等しい。さらに、昇圧前(入力側)電力値WIは、昇圧前電圧値VLにリアクトル12の電流値を乗算することで算出することができる。これらのことから、リアクトル12に流れる推定電流値は、出力側電力値WOと昇圧前電圧値VLから算出することができる。
すなわち、リアクトル12の推定電流値ILesは、下記数式(1)から算出することができる。
推定電流値ILes=WO/VL
=(VH×(IM1+IM2))/VL・・・(1)
ここで、WOは出力側電力値であり、VLは昇圧前電圧値であり、VHは昇圧後電圧値であり、IM1は第1モータ電流値であり、IM2は第2モータ電流値である。
推定電流値ILes=WO/VL
=(VH×(IM1+IM2))/VL・・・(1)
ここで、WOは出力側電力値であり、VLは昇圧前電圧値であり、VHは昇圧後電圧値であり、IM1は第1モータ電流値であり、IM2は第2モータ電流値である。
ステップS12では、第1モータ6の各電流センサから第1モータ6の各相電流値を取得する処理が行われる。具体的には、電流センサ22aからU相電流値IMU1、電流センサ22bからV相電流値IMV1、電流センサ22cからW相電流値IMW1を取得する。
ステップS14では、第1モータ6の各電流センサから取得した第1モータ6の各相電流値から第1モータ6に流れる電流値である第1モータ電流値IM1を算出する処理が行われる。第1モータ電流値IM1は、U相電流値IMU1、V相電流値IMV1、及びW相電流値IMW1から求められる。
ステップS16では、第2モータ7の各電流センサから第2モータ7の各相電流値を取得する処理が行われる。具体的には、電流センサ32aからU相電流値IMU2、電流センサ32bからV相電流値IMV2、電流センサ32cからW相電流値IMW2を取得する。
ステップS18では、第2モータ7の各電流センサから取得した第2モータ7の各相電流値から第2モータ7に流れる電流値である第2モータ電流値IM2を算出する処理が行われる。例えば、第2モータ電流値IM2は、U相電流値IMU2、V相電流値IMV2、及びW相電流値IMW2から求められる。
ステップS20では、後に行われる昇圧後電力値WOを算出する処理を行うため、昇圧後電圧値を取得する処理が行われる。具体的には、電圧センサ17から高電圧側電圧値VHを取得する。さらに、ステップS22では、取得した高電圧側電圧値VHと先に算出した第1モータ電流値IM1から、第1モータ6の出力電力値WM1を算出する処理が行われる。具体的には、第1モータ6の出力電力値WM1は、昇圧後電圧値VHに第1モータ電流値IM1を乗算することで算出することができる。
さらに、ステップS24では、取得した高電圧側電圧値VHと先に算出した第2モータ電流値IM2から、第2モータ7の出力電力値WM2を算出する処理が行われる。具体的には、第2モータ7の出力電力値WM2は、昇圧後電圧値VHに第2モータ電流値IM2を乗算することで算出される。ステップS26では、昇圧後電力値WOを算出する処理を行う。具体的には、昇圧後電力値WOは、第1モータ出力電力値IM1に第2モータ出力電力値IM2を加算することで算出することができる。
ステップS28では、後に行われるリアクトル12の推定電流値ILesを算出する処理を行うため、昇圧前電圧値を取得する処理が行われる。具体的には、電圧センサ16から低電圧側電圧値VLを取得する。さらに、取得した昇圧前電圧値VLと先に算出した昇圧後電力値WOから、ステップS30の処理によりリアクトル12の推定電流値ILesを算出する処理が行われる。
具体的には、ステップS30では、リアクトル12の推定電流値ILesは、昇圧後電力値WOを昇圧前電圧値VLで除算することで算出する。このように、電圧センサ16から出力される低電圧側電圧値VL、電圧センサ17から出力される高電圧側電圧値VH、電流センサ22a−22cから出力される第1モータ電流値IM1、及び電流センサ32a−32cから出力される第2モータ電流値IM2に基づいてリアクトル12の推定電流値ILesを算出することができる。
ステップS32では、後に行われるリアクトル12の差電流値ΔILを算出する処理を行うため、リアクトル12の実測電流値ILreを取得する処理が行われる。具体的には、電流センサ15からリアクトル12の実測電流値ILreを取得する。さらに、ステップS34では、取得したリアクトル12の実測電流値ILreと先に算出したリアクトル12の推定電流値ILesから、リアクトル12の差電流値ΔILを算出する処理が行われる。リアクトル12の差電流値ΔILは、リアクトル12の実測電流値ILreとリアクトル12の推定電流値ILesとの差分であり、リアクトル12の実測電流値ILreとリアクトル12の推定電流値ILesとの比較結果である。なお、リアクトル12の差電流値ΔILを算出する処理は、リアクトル12の実測電流値ILreとリアクトル12の推定電流値ILesとを比較する処理と称することができる。
そして、ステップS36により、比較結果であるリアクトル12の差電流値ΔILが予め定められた所定範囲内にあるか否かの判定処理が行われる。本実施例では、例えば、リアクトル12の差電流値ΔILが所定の検出閾値を超えているか否かに基づいて判定する。この所定の検出閾値は、電流センサ16による計測誤差の範囲がこれに相当し、実験やコンピュータシミュレーションの結果に基づいて決定される。
ステップS36の判定処理によって、この差電流値が所定範囲内にないと判定された場合には(S36:NO)、電流センサ16が故障している蓋然性が高い。そのため、ステップS38により、電流センサ16(すなわちリアクトル電流センサ)に異常が生じている(電流センサ16は異常である)旨の判定をする処理が行われる。この場合、例えば、インストルメントパネルにて警告を表示したり、自己診断情報などを記録する半導体メモリ(ダイアグ用メモリデバイス)への書き込みにより記録したりする。別言すれば、コントローラ40は、差電流値が所定範囲内にない場合、電流センサ16が故障していることを示す信号を出力する。
これに対して、ステップS36の判定処理によって、差電流値が所定範囲内にあると判定された場合には(S36:YES)、電流センサ16は正常である蓋然性が高い。そのため、ステップS40により、電流センサ16(すなわちリアクトル電流センサ)は正常である旨の判定をする処理が行われる。コントローラ40は、ステップS38またはステップS40の処理後、ステップS12に戻りのステップS12の処理を行う。
なお、比較結果は、差電流値ΔILでなく、リアクトル12の実測電流値ILreに対するリアクトル12の推定電流値ILesの比である比電流値で構成するようにしてもよい。また、本実施例では、電力変換装置5では、昇圧後(出力側)電力値WOが昇圧前(入力側)電力値WIと等しい場合、検出閾値を設定しているが、電力変換装置5の昇圧後(出力側)電力値WOが昇圧前(入力側)電力値WIと所定差分がある場合、その所定差分を考慮して検出閾値を設定するのが好適である。
本実施例では、電力変換装置5の入力側実測電圧値(昇圧前電圧値VL:第1電圧値)、入力側実測電流値(リアクトル12の実測電流値ILre:第1電流値)、出力側実測電圧値(昇圧後電圧値VH:第2電圧値)及び出力側実測電流値(第1モータ電流値IM1、第2モータ電流値IM2:第2電流値)を用いることで、リアクトル12の電流センサ(第1電流センサ)15の異常判定を実行することが可能になる。
すなわち、電力変換装置5の直流電圧側(メインバッテリ3と電圧コンバータ10との間)に、補機51を駆動する負荷回路52が接続されている場合であっても、補機の消費電力量の変動に影響を受けることなく、リアクトル12の電流センサ(第1電流センサ)15の異常判定を実行することが可能になる。よって、電力変換装置5の直流電圧側に、補機51を駆動する負荷回路52が接続されている場合であっても、リアクトル12の電流センサ15の異常判定を的確に実行することができる。
また、電圧センサ16、電圧センサ17及び電流センサ22a−22c、32a−32cの測定性能や信頼性が比較的高い場合には、各計測結果である昇圧前電圧値VL、昇圧後電圧値VH、第1モータ電流値IM1及び第2モータ電流値IM2に基づいてリアクトル12の推定電流値ILesを算出することが可能になる。その結果、リアクトル12の実測電流値ILreと推定電流値とを比較することで、リアクトルの電流センサの異常判定を的確に実行することが可能になる。
なお、電流センサ異常判定処理では、電力変換装置5の入力側実測電圧値、入力側実測電流値、出力側実測電圧値及び出力側実測電流値として、所定期間計測した各電圧値及び電流値の平均値を使用するようにしてもよい。これにより、計測値からノイズをキャンセルしより精度の高い判定処理を行うことができる。
また、電流センサ異常判定処理では、電力変換装置5では電力収支は一定であるため、昇圧前電力値WIと昇圧後電力値WOを比較し、その比較結果が予め定められた所定範囲内にあるか否かの判定処理を行うようにしてもよい。例えば、昇圧前電力値WIと昇圧後電力値WOの差である差電力値ΔWの絶対値を算出し、その絶対値が所定の閾値を超えているか否かに基づいて判定すればよい。所定の閾値は、電流センサ16による計測誤差の範囲に応じて設定される値である。
差電力値ΔWは、下記数式(2)から算出することができる。
差電力値ΔW=WI−WO
=VL×ILes−VH×(IM1+IM2)・・・(2)
ここで、WIは入力側電力値であり、WOは出力側電力値であり、VLは昇圧前電圧値であり、ILesはリアクトル12の推定電流値であり、VHは昇圧後電圧値であり、IM1は第1モータ電流値であり、IM2は第2モータ電流値である。
差電力値ΔW=WI−WO
=VL×ILes−VH×(IM1+IM2)・・・(2)
ここで、WIは入力側電力値であり、WOは出力側電力値であり、VLは昇圧前電圧値であり、ILesはリアクトル12の推定電流値であり、VHは昇圧後電圧値であり、IM1は第1モータ電流値であり、IM2は第2モータ電流値である。
実施例技術に関する留意点を述べる。トランジスタ11a、11bがスイッチング素子の一例に相当する。電流センサ15が第1電流センサの一例に相当する。電圧センサ16が第1電圧センサの一例に相当する。電圧センサ17が第2電圧センサの一例に相当する。電流センサ22a−22c、32a−32cが第2電流センサの一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:電圧コンバータ
11a、11b:トランジスタ
12:リアクトル
15、22a−22c、32a−32c:電流センサ
16、17:電圧センサ
20、30:インバータ
40:コントローラ
6、7:モータ
11a、11b:トランジスタ
12:リアクトル
15、22a−22c、32a−32c:電流センサ
16、17:電圧センサ
20、30:インバータ
40:コントローラ
6、7:モータ
Claims (1)
- バッテリ電圧を昇圧する電圧コンバータと、前記電圧コンバータに接続されているとともにモータに交流電力を供給可能なインバータと、コントローラと、を備えており、
前記電圧コンバータは、
高電圧側の正極端子と負極端子の間に直列接続されている2個のスイッチング素子と、
前記2個のスイッチング素子の直列接続の中点と低電圧側の正極端子の間に接続されているリアクトルと、
前記リアクトルに流れる電流を計測する第1電流センサと、
前記低電圧側の電圧を計測する第1電圧センサと、
前記高電圧側の電圧を計測する第2電圧センサと、を有しており、
前記インバータは、前記モータに流れる電流を計測する第2電流センサを有しており、
前記コントローラは、
前記第1電圧センサから出力される第1電圧値、前記第2電圧センサから出力される第2電圧値、及び前記第2電流センサから出力される第2電流値に基づいて前記リアクトルの推定電流値を算出し、
前記第1電流センサから出力される前記リアクトルの実測電流値と前記推定電流値とを比較し、
比較結果が予め定められた所定範囲内にない場合に前記第1電流センサに異常が生じていると判定する、電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018207896A JP2020078097A (ja) | 2018-11-05 | 2018-11-05 | 電力変換装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018125916A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社デンソー | 電流センサの異常診断装置 |
-
2018
- 2018-11-05 JP JP2018207896A patent/JP2020078097A/ja active Pending
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