JP2020040301A - プリンタ、情報処理システム、情報処理方法、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の情報処理システム1について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の情報処理システム1のシステム構成を示す図である。情報処理システム1は、例えば、複数のプリンタ2A,2B,…、ヘルプデスク端末3、ユーザ端末4、管理サーバ5、プロキシサーバ6、及びMQTTブローカ7を備える。
本実施形態の情報処理システム1において、管理サーバ5はいわゆるクラウドサーバであり、LAN10に接続されたプリンタ2A,2B,…から定期的に、あるいは不定期にメッセージを受信することで、各プリンタの稼動状態を管理している。
なお、以下の説明では、LAN10に接続された複数のプリンタ2A,2B,…に対して共通した事項を言及するときには、総称して「プリンタ2」と表記する。
プリンタ2が、例えばMQTT(port:8883)によって通信を行う場合には、プロキシサーバ6を通さず、MQTTブローカ7を介して管理サーバ5と通信を行う。MQTTブローカ7は、例えば、MQTTプロトコルにおいて発行者(publisher)からのメッセージを購読者(subscriber)に配信する。
プリンタ2がMQTT over WebSocket(port: 443)により通信を行う場合には、プロキシサーバ6を経由して管理サーバ5と通信を行う。
次に、本実施形態の情報処理システム1の各装置の内部構成について、図2A〜図2Dおよび図3を参照して説明する。図2A〜図2Dは、それぞれ、本実施形態の情報処理システム1のプリンタ2、ユーザ端末4、管理サーバ5、および、ヘルプデスク端末3のブロック図である。図3は、本実施形態のプリンタ2におけるMQTT通信方式の切り替え操作方法を示す図である。
図2Aに示すように、プリンタ2は、例えば、制御部21、ストレージ22、操作入力部23、表示部24、印字部25、および、通信部26を備える。
操作入力部23は、プリンタ2に対する操作入力(タッチパネル入力を含む)を受け付けるボタンと、操作入力を電気信号に変換するインタフェース回路とを含む。
表示部24は、表示パネルと、表示パネルに画像を表示する駆動回路とを含み、プリンタ2の稼動状態、メニュー画面、エラーメッセージ等の各種メッセージ等を表示する。
図3の画面G1に示すように、プリンタ2の表示パネルにおいてファームウェアによって提供されるメニューには、「MQTT通信方式」の項目が含まれる。この項目を選択操作することで画面G2に示すように画面が遷移し、「MQTT」または「MQTT over WebSocket」のいずれかを選択可能な画面に切り替わる。ここで、「MQTT」か「MQTT over WebSocket」の選択操作することによって、MQTT通信方式を切り替えることが可能となる。
なお、初期設定はMQTT(port:8883)となっている。
図2Bに示すように、ユーザ端末4は、例えば、制御部41、ストレージ42、操作入力部43、表示部44、および、通信部45を備える。
制御部41は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM,ROM)を含み、ユーザ端末4の動作を制御する。ユーザ端末4には、ウェブブラウザ上で使用するプリンタ管理用ウェブアプリケーション(以下、単に「ウェブアプリケーション」という。)がインストールされている。ユーザ端末4のウェブブラウザは、管理サーバ5から取得するプリンタ2のデータを表示部44に表示する。
操作入力部43は、ユーザの操作入力を受け付ける入力インタフェースである。例えば、ユーザ端末4を起動するボタン操作や、ウェブブラウザ、ウェブアプリケーションを実行する操作等の操作入力を受け付ける。表示部44は、例えば液晶表示パネルと表示駆動回路を有する。
通信部45は、LAN10内のプリンタ2と通信を行うほか、管理サーバ5との間でプロキシサーバ6を介したHTTPS(port: 443)による通信を行う。
なお、通信部45は、電子メールの送受信機能を備える。
図2Cに示すように、管理サーバ5は、例えば、制御部51、ストレージ52、および、通信部53を備えるクラウドサーバである。
制御部51は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM,ROM)を含み、管理サーバ5の動作を制御する。ストレージ52は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の大容量記憶装置であり、各種データベースが格納されている。各種データベースには、管理対象となる複数のプリンタ、すなわち、LAN10に接続された複数のプリンタ2A,2B,…の機器名、モデル名、ステータス、設置場所、および稼動状態のデータ、設定値のデータ等を含むデータベースが含まれる。
制御部51は、プリンタ2のステータスおよび稼動状態のデータをプリンタ2から定期的に、あるいは不定期に受信し、都度、ストレージ52内のデータベースを更新する。
図2Dに示すように、ヘルプデスク端末3は、例えば、制御部31、ストレージ32、操作入力部33、表示部34、および、通信部35を備える。
制御部31は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM,ROM)を含み、ヘルプデスク端末3の動作を制御する。ヘルプデスク端末3には、ユーザ端末4にインストールされているウェブアプリケーションと同一のウェブアプリケーションがインストールされている。ヘルプデスク端末3のウェブブラウザは、管理サーバ5から取得するプリンタ2のデータを表示部34に表示する。
操作入力部33は、ユーザの操作入力を受け付ける入力インタフェースである。例えば、ヘルプデスク端末3を起動するボタン操作や、ウェブブラウザ、ウェブアプリケーションを実行する操作等の操作入力を受け付ける。表示部34は、例えば液晶表示パネルと表示駆動回路を有する。
通信部35は、管理サーバ5との間で、例えば、HTTPS(port: 443)による通信を行う。
なお、通信部35は、電子メールの送受信機能を備える。
次に、図4〜図14を参照して、本実施形態の情報処理システム1の動作について場合を分けて説明する。なお、各図では、LAN10に接続された複数のプリンタ2A、2B…のうちプリンタ2Aがステータス通知を行う場合、あるいは、リモートコントロールの対象としてプリンタ2Aが選択された場合を例示している。
図4は、8883ポートが開放した状態でプリンタ2がステータス通知を行う場合のシーケンスチャートであり、図5はその場合の通信状態を模式的に示す図である。
ステータス通知は、プリンタ2Aから管理サーバ5に定期的(例えば、10〜20分ごと)に送信され、管理サーバ5では、ステータス通知に基づいてデータベースを更新する。
図6は、8883ポートが遮断した状態でプリンタ2がステータス通知を行う場合のシーケンスチャートであり、図7はその場合の通信状態を模式的に示す図である。
ステータス通知は、プリンタ2Aから管理サーバ5に定期的に送信され、管理サーバ5では、ステータス通知に基づいてデータベースを更新する。
すなわち、管理サーバ5に対して、例えばHTTPS(port:443)によりデータ表示要求を送信する(ステップS24)。データ表示要求に応じて管理サーバ5は、データベースを参照して、例えばHTTPS(port:443)によってプリンタ2Aのデータをヘルプデスク端末3に返す(ステップS25)。それによって、ヘルプデスク端末3のウェブブラウザがプリンタ2Aのデータを表示する。
すなわち、管理サーバ5に対して、例えばHTTPS(port:443)によりプロキシサーバ6経由でデータ表示要求を送信する(ステップS26,S27)。データ表示要求に応じて管理サーバ5は、例えばHTTPS(port:443)によってプリンタ2Aのデータをプロキシサーバ6経由でユーザ端末4に返す(ステップS28,S29)。それによって、ユーザ端末4のウェブブラウザがプリンタ2Aのデータを表示する。
図8は、プリンタ2の8883ポートが開放した状態で、プリンタ2に対して外部からリモートコントロールを行う場合のシーケンスチャートであり、図9はその場合の通信状態を模式的に示す図である。
図8に示すリモートコントロールは、ユーザ端末4が、プリンタ2Aの設定値(例えば印字速度等)を遠隔で変更する場合の例である。
当該応答を受信した管理サーバ5は、プリンタ2Aの設定値の変更が反映されるようにデータベースを更新する。
図10は、プリンタ2の8883ポートが遮断した状態で、プリンタ2に対して外部からリモートコントロールを行う場合のシーケンスチャートであり、図11はその場合の通信状態を模式的に示す図である。
当該応答を受信した管理サーバ5は、プリンタ2Aの設定値の変更が反映されるようにデータベースを更新する。
すなわち、ヘルプデスク端末3のウェブブラウザが、更新されたデータベース上のプリンタ2Aの設定値のデータを表示する場合、管理サーバ5に対して、例えばHTTPS(port:443)により、特定の設定値を指定したデータ表示要求を送信する(ステップS47)。データ表示要求に応じて管理サーバ5は、例えばHTTPS(port:443)によってプリンタ2Aの設定値のデータをヘルプデスク端末3に返す(ステップS48)。それによって、ヘルプデスク端末3のウェブブラウザがプリンタ2Aの設定値のデータを表示する。
すなわち、ユーザ端末4のウェブブラウザが、更新されたデータベース上のプリンタ2Aの設定値のデータを表示する場合、管理サーバ5に対して、例えばHTTPS(port:443)により、特定の設定値を指定したデータ表示要求を送信する(ステップS49)。データ表示要求に応じて管理サーバ5は、例えばHTTPS(port:443)によってプリンタ2Aの設定値のデータをユーザ端末4に返す(ステップS50)。それによって、ユーザ端末4のウェブブラウザがプリンタ2Aの設定値のデータを表示する。
図12は、プリンタ2にエラーが生じた場合のシーケンスチャートである。図13は、プリンタ2にエラーが生じた場合に、プリンタ2の通信方式の切り替え前の通信状態を模式的に示す図である。図14は、プリンタ2にエラーが生じた場合に、プリンタ2の通信方式の切り替え後の通信状態を模式的に示す図である。
プリンタ2Aにエラーが生じた場合、プリンタ2Aは、MQTTブローカ7経由でコマンドエラー通知を管理サーバ5に送信する(ステップS60,S61)。
管理サーバ5はコマンドエラー通知を受信すると、エラー通知をユーザ端末4に対してメール送信する(ステップS62)。なお、LAN10に接続されたいずれかのプリンタにエラーが生じた場合に所定のメールをユーザ端末4に送信することは、予め管理サーバ5において設定されているものとする。
ヘルプデスク端末3の担当者が、管理サーバ5から取得したデータを確認した後もプリンタ2Aのエラー原因が分からない場合には、ユーザ端末4のユーザに対してプリンタ2Aの通信方式の変更の依頼を行う(ステップS66)。この依頼は、ヘルプデスク端末3からユーザ端末4にメールを送信することによって行われてもよいし、ヘルプデスク端末3の担当者がユーザ端末4のユーザに電話することによって行われてもよい。
なお、リモートコントロールではなく、図3に示したように、ユーザ端末4のユーザがプリンタ2Aを直接操作することによってMQTT通信方式を切り替えてもよい。
16進ダンプの取得要求を受信したプリンタ2Aは、例えば16進ダンプのデータをMQTTブローカ7およびプロキシサーバ6経由で管理サーバ5に返す(ステップS74,S75,S76)。管理サーバ5は、例えば16進ダンプのデータをMQTT(port:8883)によりヘルプデスク端末3に送信する(ステップS77)。
ヘルプデスク端末3の担当者は、例えば16進ダンプのデータを解析することでプリンタ2Aのエラー原因が判明した場合には、エラー原因をユーザ端末4に対してメール送信する(ステップS78)。
上述した実施形態では、プロキシサーバ6を設ける場合を例にして説明したが、その限りではなく、プロキシサーバ6は必須でない。上述したように、プロキシサーバ6を有する上述のシステム構成では、プリンタ2がステータス通知を管理サーバ5に、プロキシサーバ6を経由しないMQTT(port:8883)により送信するため、プロキシサーバ6の処理負荷が軽減されるという利点がある。
2(2A,2B)…プリンタ
21…制御部
22…ストレージ
23…操作入力部
24…表示部
25…印字部
26…通信部
3…ヘルプデスク端末
31…制御部
32…ストレージ
33…操作入力部
34…表示部
35…通信部
4…ユーザ端末
41…制御部
42…ストレージ
43…操作入力部
44…表示部
45…通信部
5…管理サーバ
51…制御部
52…ストレージ
53…通信部
6…プロキシサーバ
7…MQTTブローカ
10…LAN
Claims (7)
- 所定のネットワークに接続されているプリンタであって、
通信方法が異なる第1の通信方法と第2の通信方法とを切り替え可能な通信部を備え、
前記通信部は、前記所定のネットワークの外部にある外部機器からの前記プリンタへのアクセスが遮断されるように設定されている場合に、前記所定のネットワークの外部に設けられた管理サーバに対して、前記第1の通信方法でデータを送信し、前記第2の通信方法で前記管理サーバからデータを受信する、プリンタ。 - 前記第1の通信方法または前記第2の通信方法のいずれかを選択する操作入力を受け付ける操作入力部を備える、
請求項1に記載されたプリンタ。 - 前記第1の通信方法は、メッセージキュープロトコルにより実現する通信方法であり、
前記第2の通信方法は、ウェブブラウザでメッセージキュープロトコルを実現する通信方法である、請求項1又は2に記載されたプリンタ。 - 所定のネットワークに接続されている複数のプリンタと、前記所定のネットワークの外部にある管理サーバと、を含む情報処理システムであって、
前記複数のプリンタの各々は、通信方法が異なる第1の通信方法と第2の通信方法とを切り替え可能な通信部を備え、
前記通信部は、前記所定のネットワークの外部にある外部機器からの前記プリンタへのアクセスが遮断されるように設定されている場合に、前記複数のプリンタのうち少なくとも一部のプリンタの通信部が、前記管理サーバに対して前記第1の通信方法でデータを送信し、前記第2の通信方法で前記管理サーバからデータを受信する、情報処理システム。 - 所定のネットワークに接続されているプリンタが、前記所定のネットワークの外部にある管理サーバとの間で行う情報処理方法であって、
前記プリンタは、通信方法が異なる第1の通信方法と第2の通信方法とを切り替え可能であり、
前記情報処理方法は、
前記所定のネットワークの外部にある外部機器からの前記プリンタへのアクセスが遮断されるように設定されている場合に、
前記管理サーバに対して前記第1の通信方法でデータを送信し、
前記第1の通信方法から前記第2の通信方法に切り替え、
前記第2の通信方法で前記管理サーバからデータを受信する、
情報処理方法。 - 所定のネットワークに接続されている複数のプリンタと、前記所定のネットワークの外部にある管理サーバと、の間の情報処理方法であって、
前記複数のプリンタの各々は、通信方法が異なる第1の通信方法と第2の通信方法とを切り替え可能であって、
前記情報処理方法は、
前記所定のネットワークの外部にある外部機器からの前記複数のプリンタの各々へのアクセスが遮断されるように設定されている場合に、
各プリンタが、前記管理サーバに対して前記第1の通信方法でデータを送信し、
前記複数のプリンタのうち少なくとも一部のプリンタが、前記管理サーバからデータを受信するときに、前記第1の通信方法から前記第2の通信方法に切り替え、
前記少なくとも一部のプリンタが、前記第2の通信方法で前記管理サーバからデータを受信する、
情報処理方法。 - 所定のネットワークに接続されているプリンタと、前記所定のネットワークの外部にある管理サーバと、の間の情報処理を行うためのプログラムであって、
前記プリンタは、通信方法が異なる第1の通信方法と第2の通信方法とを切り替え可能であり、
前記プログラムは、コンピュータに、
前記所定のネットワークの外部にある外部機器からの前記プリンタへのアクセスが遮断されるように設定されている場合に、
前記管理サーバに対して第1の通信方法でデータを送信する手順、
前記管理サーバからデータを受信するときに、前記第1の通信方法から前記第2の通信方法に切り替える手順、および、
前記第2の通信方法で前記管理サーバからデータを受信する手順、
を実行させるためのプログラム。
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