JP2019500007A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019500007A5 JP2019500007A5 JP2018516844A JP2018516844A JP2019500007A5 JP 2019500007 A5 JP2019500007 A5 JP 2019500007A5 JP 2018516844 A JP2018516844 A JP 2018516844A JP 2018516844 A JP2018516844 A JP 2018516844A JP 2019500007 A5 JP2019500007 A5 JP 2019500007A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- domain
- amino acid
- antibody
- fab fragment
- heavy chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
本発明によれば、CH1ドメインおよびCLドメイン中の特定のアミノ酸位置に反対の電荷を持つ荷電アミノ酸の置換を導入することによって、例えばベンス・ジョーンズ型生成物のような望ましくない副生成物と比較した所望の多重特異性抗体の比を改善することができる。さらにまた、本発明の抗体における凝集挙動が改善されて凝集体の分率が低くなり、それによって所望の抗体分子の総収量が改善される。
[本発明1001]
a)第1の抗原に特異的に結合する2つのFabフラグメントを含む完全長抗体によって形成される、1つのコア抗体、および
b)どちらもコア抗体の重鎖のC末端またはN末端のどちらか一方に融合されている、2つの追加Fabフラグメント
を含む、四価多重特異性抗体であって、
該追加Fabフラグメントは第2の抗原に特異的に結合し、
i)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方はドメイン交差を含んでいて、可変重鎖ドメイン(VH)と可変軽鎖ドメイン(VL)とが互いに入れ替わっており、
ii)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方は、定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、
・CLドメイン中の124番目のアミノ酸がK、RまたはHで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目または213番目のアミノ酸がEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)ものである、
四価多重特異性抗体。
[本発明1002]
a)それぞれ第1の抗原および第2の抗原に特異的に結合する2つのFabフラグメントを含む完全長抗体によって形成される、1つのコア抗体、および
b)どちらもコア抗体の重鎖のC末端またはN末端のどちらか一方に融合されている、2つの追加Fabフラグメント
を含む、四価多重特異性抗体であって、
重鎖に融合されている追加Fabフラグメントは、該重鎖上に配置されたコア抗体のFabフラグメントと同じ抗原結合特異性を呈し、
i)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方はドメイン交差を含んでいて、可変重鎖ドメイン(VH)と可変軽鎖ドメイン(VL)とが互いに入れ替わっており、
ii)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方は、定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、
・CLドメイン中の124番目のアミノ酸がK、RまたはHで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目または213番目のアミノ酸がEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)ものである、
四価多重特異性抗体。
[本発明1003]
i)のドメイン交差を含まない前記1つまたは2つのFabフラグメントが、ii)のアミノ酸置換を含む、本発明1001または1002の抗体。
[本発明1004]
ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントにおいて、
・CLドメイン中の123番目および124番目のアミノ酸が、互いに独立してKおよびRで置換されている(ナンバリングはKabatに従う)、
本発明1001〜1003のいずれかの抗体。
[本発明1005]
ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントにおいて、
・CLドメインでは、123番目のアミノ酸がRで置換され、124番目のアミノ酸がKで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸が互いに独立してEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)、
本発明1001〜1004のいずれかの抗体。
[本発明1006]
ii)に定義したアミノ酸置換を含まないFabフラグメントが、CLドメイン中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、124番目のアミノ酸がEまたはDで置換されているものである、本発明1001〜1005のいずれかの抗体。
[本発明1007]
i)のドメイン交差を含まないFabフラグメントにおいて、CLドメインでは、123番目のアミノ酸がRで置換され、かつ124番目のアミノ酸がKで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸が、互いに独立してEまたはDで置換されており(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)、かつ
i)のドメイン交差を含むFabフラグメントにおいて、124番目のアミノ酸がEで置換されている、
本発明1001〜1006のいずれかの抗体。
[本発明1008]
ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントが、カッパアイソタイプの軽鎖定常ドメインCLを含む、本発明1001〜1007のいずれかの抗体。
[本発明1009]
b)の追加Fabフラグメントが、ペプチドコネクタを介してコア抗体の重鎖に融合されている、本発明1001〜1008のいずれかの抗体。
[本発明1010]
多重特異性抗体が2つの定常重鎖ドメイン3(CH3)を含み、それら定常重鎖ドメイン3(CH3)が、
・一方のCH3ドメイン中に生成させた突起が他方のCH3ドメイン中に生成させたくぼみ内に配置されうるように、少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より大きな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで一方のCH3ドメイン中に突起を生成させ、かつ少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より小さな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで他方のCH3ドメイン中にくぼみを生成させること、または
・一方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を正荷電アミノ酸で置換し、かつ他方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を負荷電アミノ酸で置換すること
によって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、
本発明1001〜1009のいずれかの抗体。
[本発明1011]
多重特異性抗体が2つのCH3ドメインを含み、それら2つのCH3ドメインは、CH3ドメイン間にジスルフィド結合が形成されるように各CH3ドメインに少なくとも1つのシステイン残基を導入することによって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、本発明1001〜1010のいずれかの抗体。
[本発明1012]
本発明1001〜1011のいずれかの抗体をコードする、単離された核酸。
[本発明1013]
本発明1012の核酸を含む、発現ベクター。
[本発明1014]
本発明1013の核酸を含む、宿主細胞。
[本発明1015]
本発明1001〜1011のいずれかの多重特異性抗体を含む、薬学的組成物または診断組成物。
[本発明1016]
本発明1014の宿主細胞を、多重特異性抗体が生産されるように培養する工程を含む、多重特異性抗体を生産する方法。
[本発明1017]
四価多重特異性抗体の調製中の副生成物形成を低減するための方法であって、以下の工程を含む、方法:
・本発明1001〜1011のいずれかの四価多重特異性抗体の重鎖および軽鎖をコードする核酸を含むベクターで宿主細胞を形質転換する工程、
・該多重特異性抗体の合成が可能な条件下で該宿主細胞を培養する工程、および
・該宿主細胞培養から該多重特異性抗体を回収する工程。
[本発明1018]
四価多重特異性抗体の凝集温度を上昇させるための方法であって、以下の工程を含む、方法:
・本発明1001〜1011のいずれかの四価多重特異性抗体の重鎖および軽鎖をコードする核酸を含むベクターで宿主細胞を形質転換する工程、
・該多重特異性抗体の合成が可能な条件下で該宿主細胞を培養する工程、および
・該宿主細胞培養から該多重特異性抗体を回収する工程。
[本発明1001]
a)第1の抗原に特異的に結合する2つのFabフラグメントを含む完全長抗体によって形成される、1つのコア抗体、および
b)どちらもコア抗体の重鎖のC末端またはN末端のどちらか一方に融合されている、2つの追加Fabフラグメント
を含む、四価多重特異性抗体であって、
該追加Fabフラグメントは第2の抗原に特異的に結合し、
i)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方はドメイン交差を含んでいて、可変重鎖ドメイン(VH)と可変軽鎖ドメイン(VL)とが互いに入れ替わっており、
ii)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方は、定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、
・CLドメイン中の124番目のアミノ酸がK、RまたはHで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目または213番目のアミノ酸がEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)ものである、
四価多重特異性抗体。
[本発明1002]
a)それぞれ第1の抗原および第2の抗原に特異的に結合する2つのFabフラグメントを含む完全長抗体によって形成される、1つのコア抗体、および
b)どちらもコア抗体の重鎖のC末端またはN末端のどちらか一方に融合されている、2つの追加Fabフラグメント
を含む、四価多重特異性抗体であって、
重鎖に融合されている追加Fabフラグメントは、該重鎖上に配置されたコア抗体のFabフラグメントと同じ抗原結合特異性を呈し、
i)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方はドメイン交差を含んでいて、可変重鎖ドメイン(VH)と可変軽鎖ドメイン(VL)とが互いに入れ替わっており、
ii)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方は、定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、
・CLドメイン中の124番目のアミノ酸がK、RまたはHで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目または213番目のアミノ酸がEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)ものである、
四価多重特異性抗体。
[本発明1003]
i)のドメイン交差を含まない前記1つまたは2つのFabフラグメントが、ii)のアミノ酸置換を含む、本発明1001または1002の抗体。
[本発明1004]
ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントにおいて、
・CLドメイン中の123番目および124番目のアミノ酸が、互いに独立してKおよびRで置換されている(ナンバリングはKabatに従う)、
本発明1001〜1003のいずれかの抗体。
[本発明1005]
ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントにおいて、
・CLドメインでは、123番目のアミノ酸がRで置換され、124番目のアミノ酸がKで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸が互いに独立してEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)、
本発明1001〜1004のいずれかの抗体。
[本発明1006]
ii)に定義したアミノ酸置換を含まないFabフラグメントが、CLドメイン中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、124番目のアミノ酸がEまたはDで置換されているものである、本発明1001〜1005のいずれかの抗体。
[本発明1007]
i)のドメイン交差を含まないFabフラグメントにおいて、CLドメインでは、123番目のアミノ酸がRで置換され、かつ124番目のアミノ酸がKで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸が、互いに独立してEまたはDで置換されており(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)、かつ
i)のドメイン交差を含むFabフラグメントにおいて、124番目のアミノ酸がEで置換されている、
本発明1001〜1006のいずれかの抗体。
[本発明1008]
ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントが、カッパアイソタイプの軽鎖定常ドメインCLを含む、本発明1001〜1007のいずれかの抗体。
[本発明1009]
b)の追加Fabフラグメントが、ペプチドコネクタを介してコア抗体の重鎖に融合されている、本発明1001〜1008のいずれかの抗体。
[本発明1010]
多重特異性抗体が2つの定常重鎖ドメイン3(CH3)を含み、それら定常重鎖ドメイン3(CH3)が、
・一方のCH3ドメイン中に生成させた突起が他方のCH3ドメイン中に生成させたくぼみ内に配置されうるように、少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より大きな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで一方のCH3ドメイン中に突起を生成させ、かつ少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より小さな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで他方のCH3ドメイン中にくぼみを生成させること、または
・一方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を正荷電アミノ酸で置換し、かつ他方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を負荷電アミノ酸で置換すること
によって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、
本発明1001〜1009のいずれかの抗体。
[本発明1011]
多重特異性抗体が2つのCH3ドメインを含み、それら2つのCH3ドメインは、CH3ドメイン間にジスルフィド結合が形成されるように各CH3ドメインに少なくとも1つのシステイン残基を導入することによって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、本発明1001〜1010のいずれかの抗体。
[本発明1012]
本発明1001〜1011のいずれかの抗体をコードする、単離された核酸。
[本発明1013]
本発明1012の核酸を含む、発現ベクター。
[本発明1014]
本発明1013の核酸を含む、宿主細胞。
[本発明1015]
本発明1001〜1011のいずれかの多重特異性抗体を含む、薬学的組成物または診断組成物。
[本発明1016]
本発明1014の宿主細胞を、多重特異性抗体が生産されるように培養する工程を含む、多重特異性抗体を生産する方法。
[本発明1017]
四価多重特異性抗体の調製中の副生成物形成を低減するための方法であって、以下の工程を含む、方法:
・本発明1001〜1011のいずれかの四価多重特異性抗体の重鎖および軽鎖をコードする核酸を含むベクターで宿主細胞を形質転換する工程、
・該多重特異性抗体の合成が可能な条件下で該宿主細胞を培養する工程、および
・該宿主細胞培養から該多重特異性抗体を回収する工程。
[本発明1018]
四価多重特異性抗体の凝集温度を上昇させるための方法であって、以下の工程を含む、方法:
・本発明1001〜1011のいずれかの四価多重特異性抗体の重鎖および軽鎖をコードする核酸を含むベクターで宿主細胞を形質転換する工程、
・該多重特異性抗体の合成が可能な条件下で該宿主細胞を培養する工程、および
・該宿主細胞培養から該多重特異性抗体を回収する工程。
Claims (12)
- a)第1の抗原に特異的に結合する2つのFabフラグメントを含む完全長抗体によって形成される、1つのコア抗体、および
b)どちらもコア抗体の重鎖のC末端またはN末端のどちらか一方に融合されている、2つの追加Fabフラグメント
を含む、ヒトIgG1またはIgG4サブクラスの四価多重特異性抗体であって、
該追加Fabフラグメントは第2の抗原に特異的に結合し、
i)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方はドメイン交差を含んでいて、可変重鎖ドメイン(VH)と可変軽鎖ドメイン(VL)とが互いに入れ替わっており、かつ
ii)i)のドメイン交差を含まないFabフラグメントは、定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、
・CLドメイン中の124番目および123番目のアミノ酸がKまたはRで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸がEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)ものであり、かつ
iii)ii)に定義したアミノ酸置換を含まないFabフラグメントは、CLドメイン中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、124番目のアミノ酸がEまたはDで置換されているものであり(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
iv)多重特異性抗体は2つの定常重鎖ドメイン3(CH3)を含み、それら定常重鎖ドメイン3(CH3)が、
・一方のCH3ドメイン中に生成させた突起が他方のCH3ドメイン中に生成させたくぼみ内に配置されうるように、少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より大きな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで一方のCH3ドメイン中に突起を生成させ、かつ少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より小さな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで他方のCH3ドメイン中にくぼみを生成させること、または
・一方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を正荷電アミノ酸で置換し、かつ他方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を負荷電アミノ酸で置換すること
によって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、
ヒトIgG1またはIgG4サブクラスの四価多重特異性抗体。 - a)それぞれ第1の抗原および第2の抗原に特異的に結合する2つのFabフラグメントを含む完全長抗体によって形成される、1つのコア抗体、および
b)どちらもコア抗体の重鎖のC末端またはN末端のどちらか一方に融合されている、2つの追加Fabフラグメント
を含む、ヒトIgG1またはIgG4サブクラスの四価多重特異性抗体であって、
重鎖に融合されている追加Fabフラグメントは、該重鎖上に配置されたコア抗体のFabフラグメントと同じ抗原結合特異性を呈し、
i)・第1の抗原に特異的に結合するFabフラグメント、または
・第2の抗原に特異的に結合するFabフラグメント
のどちらか一方はドメイン交差を含んでいて、可変重鎖ドメイン(VH)と可変軽鎖ドメイン(VL)とが互いに入れ替わっており、かつ
ii)i)のドメイン交差を含まないFabフラグメントは、定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、
・CLドメイン中の124番目および123番目のアミノ酸がKまたはRで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸がEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)ものであり、かつ
iii)ii)に定義したアミノ酸置換を含まないFabフラグメントは、CLドメイン中にアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換は、124番目のアミノ酸がEまたはDで置換されているものであり(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
iv)多重特異性抗体は2つの定常重鎖ドメイン3(CH3)を含み、それら定常重鎖ドメイン3(CH3)が、
・一方のCH3ドメイン中に生成させた突起が他方のCH3ドメイン中に生成させたくぼみ内に配置されうるように、少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より大きな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで一方のCH3ドメイン中に突起を生成させ、かつ少なくとも1つの元のアミノ酸残基を元のアミノ酸残基より小さな側鎖体積を有するアミノ酸残基で置換することで他方のCH3ドメイン中にくぼみを生成させること、または
・一方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を正荷電アミノ酸で置換し、かつ他方のCH3ドメイン中の少なくとも1つの元のアミノ酸残基を負荷電アミノ酸で置換すること
によって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、
ヒトIgG1またはIgG4サブクラスの四価多重特異性抗体。 - ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントにおいて、
・CLドメインでは、123番目のアミノ酸がRで置換され、124番目のアミノ酸がKで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、かつ
・CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸が互いに独立してEまたはDで置換されている(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)、
請求項1または2に記載の抗体。 - i)のドメイン交差を含まないFabフラグメントにおいて、CLドメインでは、123番目のアミノ酸がRで置換され、かつ124番目のアミノ酸がKで置換されており(ナンバリングはKabatに従う)、CH1ドメイン中の147番目および213番目のアミノ酸が、互いに独立してEまたはDで置換されており(ナンバリングはKabat EUインデックスに従う)、かつ
i)のドメイン交差を含むFabフラグメントにおいて、124番目のアミノ酸がEで置換されている、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗体。 - ii)のアミノ酸置換を含むFabフラグメントが、カッパアイソタイプの軽鎖定常ドメインCLを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の抗体。
- b)の追加Fabフラグメントが、ペプチドコネクタを介してコア抗体の重鎖に融合されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の抗体。
- 多重特異性抗体が2つのCH3ドメインを含み、それら2つのCH3ドメインは、CH3ドメイン間にジスルフィド結合が形成されるように各CH3ドメインに少なくとも1つのシステイン残基を導入することによって、ヘテロ二量体化が促進されるように改変されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗体。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の抗体をコードする、単離された核酸。
- 請求項8に記載の核酸を含む、発現ベクター。
- 請求項8に記載の核酸を含む、宿主細胞。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の多重特異性抗体を含む、薬学的組成物または診断組成物。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の四価多重特異性抗体の調製中の副生成物形成を低減するための方法であって、該多重特異性抗体の副生成物形成を低減するために、該多重特異性抗体が、請求項1〜7のいずれか一項に定義した定常軽鎖ドメイン(CL)および定常重鎖ドメイン1(CH1)中にアミノ酸置換を含み、該方法が、以下の工程を含む、方法:
・請求項1〜7のいずれか一項に記載の四価多重特異性抗体の重鎖および軽鎖をコードする核酸を含むベクターで宿主細胞を形質転換する工程、
・該多重特異性抗体の合成が可能な条件下で該宿主細胞を培養する工程、および
・該宿主細胞培養から該多重特異性抗体を回収する工程。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP15188057.2A EP3150636A1 (en) | 2015-10-02 | 2015-10-02 | Tetravalent multispecific antibodies |
EP15188057.2 | 2015-10-02 | ||
PCT/EP2016/073408 WO2017055537A1 (en) | 2015-10-02 | 2016-09-30 | Tetravalent multispecific antibodies |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019500007A JP2019500007A (ja) | 2019-01-10 |
JP2019500007A5 true JP2019500007A5 (ja) | 2019-11-07 |
JP7239321B2 JP7239321B2 (ja) | 2023-03-14 |
Family
ID=54256615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018516844A Active JP7239321B2 (ja) | 2015-10-02 | 2016-09-30 | 四価多重特異性抗体 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20170145116A1 (ja) |
EP (2) | EP3150636A1 (ja) |
JP (1) | JP7239321B2 (ja) |
CN (1) | CN108290959B (ja) |
HK (1) | HK1257775A1 (ja) |
WO (1) | WO2017055537A1 (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090162359A1 (en) | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Christian Klein | Bivalent, bispecific antibodies |
MX2011010168A (es) | 2009-04-07 | 2011-10-11 | Roche Glycart Ag | Anticuerpos biespecificos, trivalentes. |
US9676845B2 (en) | 2009-06-16 | 2017-06-13 | Hoffmann-La Roche, Inc. | Bispecific antigen binding proteins |
KR101638224B1 (ko) | 2011-02-28 | 2016-07-08 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 항원 결합 단백질 |
KR101572338B1 (ko) | 2011-02-28 | 2015-11-26 | 에프. 호프만-라 로슈 아게 | 1가 항원 결합 단백질 |
MX2015012059A (es) * | 2013-03-15 | 2016-01-12 | Merck Patent Gmbh | Anticuerpos biespecificos tetravalentes. |
CN105612182B (zh) | 2013-10-11 | 2019-12-10 | 豪夫迈·罗氏有限公司 | 多特异性结构域交换共有可变轻链抗体 |
PL3227332T3 (pl) | 2014-12-03 | 2020-06-15 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Wielospecyficzne przeciwciała |
CR20180234A (es) | 2015-11-03 | 2018-09-11 | Janssen Biotech Inc | Anticuerpos que se unen especificamente a pd-1 y sus usos |
EP3243832A1 (en) * | 2016-05-13 | 2017-11-15 | F. Hoffmann-La Roche AG | Antigen binding molecules comprising a tnf family ligand trimer and pd1 binding moiety |
SG11201909205YA (en) | 2017-04-03 | 2019-11-28 | Hoffmann La Roche | Immunoconjugates of an anti-pd-1 antibody with a mutant il-2 or with il-15 |
US11161911B2 (en) | 2017-10-23 | 2021-11-02 | Go Therapeutics, Inc. | Anti-glyco-MUC1 antibodies and their uses |
US20190389972A1 (en) * | 2018-01-15 | 2019-12-26 | I-Mab | Modified ck and ch1 domains |
CU20200089A7 (es) | 2018-06-01 | 2021-07-02 | Novartis Ag | Moléculas de unión contra bcma |
US20200223925A1 (en) * | 2018-12-21 | 2020-07-16 | Hoffmann-La Roche Inc. | Tumor-targeted superagonistic cd28 antigen binding molecules |
CN111378045B (zh) * | 2018-12-28 | 2022-08-02 | 长春金赛药业有限责任公司 | 二价双特异性抗体及其制备方法、编码基因、宿主细胞、组合物 |
JOP20210309A1 (ar) | 2019-05-21 | 2023-01-30 | Novartis Ag | جزيئات ربط بـ cd19 واستخدامتها |
US12037378B2 (en) | 2019-05-21 | 2024-07-16 | Novartis Ag | Variant CD58 domains and uses thereof |
KR20220010743A (ko) | 2019-05-21 | 2022-01-26 | 노파르티스 아게 | Bcma에 대한 삼중특이적 결합 분자 및 이의 용도 |
KR102426802B1 (ko) * | 2019-12-23 | 2022-07-28 | 한국프라임제약주식회사 | 혈관내피성장인자 수용체 융합단백질을 포함하는 신생혈관형성 관련 질환의 예방 및 치료를 위한 약학조성물 |
US11179473B2 (en) | 2020-02-21 | 2021-11-23 | Silverback Therapeutics, Inc. | Nectin-4 antibody conjugates and uses thereof |
JP2023520773A (ja) | 2020-03-27 | 2023-05-19 | ノバルティス アーゲー | 増殖性疾患及び自己免疫疾患を治療するための二重特異性組合せ治療 |
US10994021B1 (en) * | 2020-04-11 | 2021-05-04 | Bliss Biopharmaceutical (Hangzhou) Co., Ltd. | Tetravalent antibody-drug conjugates and use thereof |
WO2022006327A1 (en) | 2020-07-01 | 2022-01-06 | Silverback Therapeutics, Inc. | Anti-asgr1 antibody conjugates and uses thereof |
EP4228693A1 (en) | 2020-10-13 | 2023-08-23 | Janssen Biotech, Inc. | Bioengineered t cell mediated immunity, materials and other methods for modulating cluster of differentiation iv &/or viii |
CA3199839A1 (en) | 2020-11-06 | 2022-05-12 | Novartis Ag | Anti-cd19 agent and b cell targeting agent combination therapy for treating b cell malignancies |
JP2023548529A (ja) | 2020-11-06 | 2023-11-17 | ノバルティス アーゲー | Cd19結合分子及びその使用 |
Family Cites Families (69)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4816567A (en) | 1983-04-08 | 1989-03-28 | Genentech, Inc. | Recombinant immunoglobin preparations |
IL85035A0 (en) | 1987-01-08 | 1988-06-30 | Int Genetic Eng | Polynucleotide molecule,a chimeric antibody with specificity for human b cell surface antigen,a process for the preparation and methods utilizing the same |
AU600575B2 (en) | 1987-03-18 | 1990-08-16 | Sb2, Inc. | Altered antibodies |
US5959177A (en) | 1989-10-27 | 1999-09-28 | The Scripps Research Institute | Transgenic plants expressing assembled secretory antibodies |
DE69233254T2 (de) | 1991-06-14 | 2004-09-16 | Genentech, Inc., South San Francisco | Humanisierter Heregulin Antikörper |
JP3951062B2 (ja) | 1991-09-19 | 2007-08-01 | ジェネンテック・インコーポレーテッド | 少なくとも遊離のチオールとして存在するシステインを有する抗体フラグメントの大腸菌での発現、2官能性F(ab’)2抗体の産生のための使用 |
WO1994029351A2 (en) | 1993-06-16 | 1994-12-22 | Celltech Limited | Antibodies |
US5789199A (en) | 1994-11-03 | 1998-08-04 | Genentech, Inc. | Process for bacterial production of polypeptides |
US5731168A (en) | 1995-03-01 | 1998-03-24 | Genentech, Inc. | Method for making heteromultimeric polypeptides |
US5840523A (en) | 1995-03-01 | 1998-11-24 | Genetech, Inc. | Methods and compositions for secretion of heterologous polypeptides |
US6267958B1 (en) | 1995-07-27 | 2001-07-31 | Genentech, Inc. | Protein formulation |
GB9603256D0 (en) | 1996-02-16 | 1996-04-17 | Wellcome Found | Antibodies |
US6171586B1 (en) | 1997-06-13 | 2001-01-09 | Genentech, Inc. | Antibody formulation |
JP2002506353A (ja) | 1997-06-24 | 2002-02-26 | ジェネンテック・インコーポレーテッド | ガラクトシル化糖タンパク質の方法及び組成物 |
US6040498A (en) | 1998-08-11 | 2000-03-21 | North Caroline State University | Genetically engineered duckweed |
CA2307166A1 (en) | 1997-10-31 | 1999-05-14 | Genentech, Inc. | Methods and compositions comprising glycoprotein glycoforms |
US6194551B1 (en) | 1998-04-02 | 2001-02-27 | Genentech, Inc. | Polypeptide variants |
JP2002510481A (ja) | 1998-04-02 | 2002-04-09 | ジェネンテック・インコーポレーテッド | 抗体変異体及びその断片 |
ES2340112T3 (es) | 1998-04-20 | 2010-05-28 | Glycart Biotechnology Ag | Ingenieria de glicosilacion de anticuerpos para la mejora de la citotoxicidad celular dependiente de anticuerpos. |
PL209392B1 (pl) | 1999-01-15 | 2011-08-31 | Genentech Inc | Przeciwciało, komórka gospodarza, sposób wytwarzania przeciwciała oraz zastosowanie przeciwciała |
US6737056B1 (en) | 1999-01-15 | 2004-05-18 | Genentech, Inc. | Polypeptide variants with altered effector function |
EP2278003B2 (en) | 1999-04-09 | 2020-08-05 | Kyowa Kirin Co., Ltd. | Method for controlling the activity of immunologically functional molecule |
DE60022369T2 (de) | 1999-10-04 | 2006-05-18 | Medicago Inc., Sainte Foy | Verfahren zur regulation der transkription von fremden genen in gegenwart von stickstoff |
US7125978B1 (en) | 1999-10-04 | 2006-10-24 | Medicago Inc. | Promoter for regulating expression of foreign genes |
WO2001029246A1 (fr) | 1999-10-19 | 2001-04-26 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Procede de production d'un polypeptide |
IL151853A0 (en) | 2000-04-11 | 2003-04-10 | Genentech Inc | Multivalent antibodies and uses therefor |
US7064191B2 (en) | 2000-10-06 | 2006-06-20 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Process for purifying antibody |
US6946292B2 (en) | 2000-10-06 | 2005-09-20 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Cells producing antibody compositions with increased antibody dependent cytotoxic activity |
KR100877676B1 (ko) | 2000-10-06 | 2009-01-09 | 교와 핫꼬 기린 가부시키가이샤 | 항체 조성물을 생산하는 세포 |
PL217751B1 (pl) | 2001-08-03 | 2014-08-29 | Glycart Biotechnology Ag | Zastosowanie glikomodyfikowanego przeciwciała do wytwarzania kompozycji farmaceutycznej do leczenia choroby wybranej z grupy składającej się z nowotworu, małopłytkowości autoimmunologicznej w przewlekłej chorobie przeszczep przeciwko gospodarzowi i immunozależnej nabytej aplazji czysto czerwonokrwinkowej |
AU2002337935B2 (en) | 2001-10-25 | 2008-05-01 | Genentech, Inc. | Glycoprotein compositions |
US20040093621A1 (en) | 2001-12-25 | 2004-05-13 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd | Antibody composition which specifically binds to CD20 |
AU2003236018A1 (en) | 2002-04-09 | 2003-10-20 | Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd. | METHOD OF ENHANCING ACTIVITY OF ANTIBODY COMPOSITION OF BINDING TO FcGamma RECEPTOR IIIa |
CA2481656A1 (en) | 2002-04-09 | 2003-10-16 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Cells in which activity of the protein involved in transportation of gdp-fucose is reduced or lost |
EP1502603A4 (en) | 2002-04-09 | 2006-12-13 | Kyowa Hakko Kogyo Kk | AN ANTIBODY COMPOSITION CONTAINING MEDICAMENT FOR PATIENTS WITH Fc gamma RIIIa POLYMORPHISM |
CA2481837A1 (en) | 2002-04-09 | 2003-10-16 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Production process for antibody composition |
JPWO2003084569A1 (ja) | 2002-04-09 | 2005-08-11 | 協和醗酵工業株式会社 | 抗体組成物含有医薬 |
EA200401325A1 (ru) | 2002-04-09 | 2005-04-28 | Киова Хакко Когио Ко., Лтд. | Клетки с модифицированным геномом |
US7361740B2 (en) | 2002-10-15 | 2008-04-22 | Pdl Biopharma, Inc. | Alteration of FcRn binding affinities or serum half-lives of antibodies by mutagenesis |
SG2013036975A (en) | 2002-12-16 | 2016-07-28 | Genentech Inc | Immunoglobulin variants and uses thereof |
US20060104968A1 (en) | 2003-03-05 | 2006-05-18 | Halozyme, Inc. | Soluble glycosaminoglycanases and methods of preparing and using soluble glycosaminogly ycanases |
US7871607B2 (en) | 2003-03-05 | 2011-01-18 | Halozyme, Inc. | Soluble glycosaminoglycanases and methods of preparing and using soluble glycosaminoglycanases |
US20080241884A1 (en) | 2003-10-08 | 2008-10-02 | Kenya Shitara | Fused Protein Composition |
JPWO2005035778A1 (ja) | 2003-10-09 | 2006-12-21 | 協和醗酵工業株式会社 | α1,6−フコシルトランスフェラーゼの機能を抑制するRNAを用いた抗体組成物の製造法 |
NZ588860A (en) | 2003-11-05 | 2012-03-30 | Roche Glycart Ag | CD20 antibodies with increased Fc receptor binding affinity and effector function |
WO2005053742A1 (ja) | 2003-12-04 | 2005-06-16 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | 抗体組成物を含有する医薬 |
ES2403055T3 (es) | 2004-04-13 | 2013-05-13 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Anticuerpos anti-P-selectina |
TWI380996B (zh) | 2004-09-17 | 2013-01-01 | Hoffmann La Roche | 抗ox40l抗體 |
JO3000B1 (ar) | 2004-10-20 | 2016-09-05 | Genentech Inc | مركبات أجسام مضادة . |
EP3623473A1 (en) | 2005-03-31 | 2020-03-18 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Process for production of polypeptide by regulation of assembly |
US20080226635A1 (en) | 2006-12-22 | 2008-09-18 | Hans Koll | Antibodies against insulin-like growth factor I receptor and uses thereof |
US20090162359A1 (en) | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Christian Klein | Bivalent, bispecific antibodies |
US9266967B2 (en) | 2007-12-21 | 2016-02-23 | Hoffmann-La Roche, Inc. | Bivalent, bispecific antibodies |
US8242247B2 (en) | 2007-12-21 | 2012-08-14 | Hoffmann-La Roche Inc. | Bivalent, bispecific antibodies |
US8227577B2 (en) | 2007-12-21 | 2012-07-24 | Hoffman-La Roche Inc. | Bivalent, bispecific antibodies |
US9676845B2 (en) | 2009-06-16 | 2017-06-13 | Hoffmann-La Roche, Inc. | Bispecific antigen binding proteins |
US8703132B2 (en) | 2009-06-18 | 2014-04-22 | Hoffmann-La Roche, Inc. | Bispecific, tetravalent antigen binding proteins |
AR084053A1 (es) | 2010-11-30 | 2013-04-17 | Chugai Pharmaceutical Co Ltd | Agente terapeutico que induce citotoxicidad |
WO2012131555A2 (en) | 2011-03-25 | 2012-10-04 | Glenmark Pharmaceuticals S.A. | Hetero-dimeric immunoglobulins |
CN109517059B (zh) | 2011-06-30 | 2023-03-28 | 中外制药株式会社 | 异源二聚化多肽 |
US9738707B2 (en) | 2011-07-15 | 2017-08-22 | Biogen Ma Inc. | Heterodimeric Fc regions, binding molecules comprising same, and methods relating thereto |
CN109111524B (zh) * | 2011-10-31 | 2022-10-28 | 中外制药株式会社 | 控制了重链与轻链的缔合的抗原结合分子 |
UY35148A (es) | 2012-11-21 | 2014-05-30 | Amgen Inc | Immunoglobulinas heterodiméricas |
WO2015101588A1 (en) * | 2014-01-06 | 2015-07-09 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Monovalent blood brain barrier shuttle modules |
JP6744292B2 (ja) * | 2014-07-29 | 2020-08-19 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft | 多重特異性抗体 |
EP2982692A1 (en) * | 2014-08-04 | 2016-02-10 | EngMab AG | Bispecific antibodies against CD3epsilon and BCMA |
US11952421B2 (en) * | 2014-10-09 | 2024-04-09 | Bristol-Myers Squibb Company | Bispecific antibodies against CD3EPSILON and ROR1 |
WO2017049004A1 (en) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | Amgen Inc. | Tetravalent bispecific and tetraspecific antigen binding proteins and uses thereof |
CN108290958B (zh) * | 2015-10-02 | 2021-12-28 | 豪夫迈·罗氏有限公司 | 多特异性抗体 |
-
2015
- 2015-10-02 EP EP15188057.2A patent/EP3150636A1/en not_active Ceased
-
2016
- 2016-09-30 US US15/281,544 patent/US20170145116A1/en not_active Abandoned
- 2016-09-30 EP EP16775693.1A patent/EP3356419B1/en active Active
- 2016-09-30 WO PCT/EP2016/073408 patent/WO2017055537A1/en active Application Filing
- 2016-09-30 JP JP2018516844A patent/JP7239321B2/ja active Active
- 2016-09-30 CN CN201680070251.4A patent/CN108290959B/zh active Active
-
2019
- 2019-01-04 HK HK19100152.3A patent/HK1257775A1/zh unknown
-
2021
- 2021-04-06 US US17/224,058 patent/US20220049020A1/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019500007A5 (ja) | ||
JP6703560B2 (ja) | 静電的ステアリング(electrostatic steering)効果を用いた抗体Fcヘテロ二量体分子を作製するための方法 | |
US11649295B2 (en) | Asymmetric multispecific antibodies | |
JP7140861B2 (ja) | ヘテロ二量体多重特異性抗体フォーマット | |
JP2020122013A5 (ja) | ||
Strop et al. | Generating bispecific human IgG1 and IgG2 antibodies from any antibody pair | |
US20210139606A1 (en) | The IgM and IgE Heavy Chain Domain 2 as Covalently Linked Homodimerization Modules for the Generation of Fusion Proteins with Dual Specificity | |
HRP20201191T1 (hr) | Mutirani multispecifični fab fragmenti antitijela | |
JP2020508655A5 (ja) | ||
JP2018535196A5 (ja) | ||
Li | A brief introduction of IgG-like bispecific antibody purification: Methods for removing product-related impurities | |
JP7549961B2 (ja) | 少なくともcd3及びhsaを標的とするヘテロ二量体多重特異性抗体フォーマット | |
JP2020524510A5 (ja) | ||
JP2018524001A5 (ja) | ||
JP2015525211A5 (ja) | ||
US20240092899A1 (en) | Bispecific antibody | |
JP2022153280A (ja) | Pd-1とvegfを標的とした四価二重特異性抗体、その製造方法および用途 | |
JP2020502233A5 (ja) | ||
JP2018203735A5 (ja) | ||
EP3728328A1 (en) | Bispecific antigen binding construct | |
JP7483865B2 (ja) | T細胞受容体の定常ドメインを含むタンパク質 | |
TW202200618A (zh) | 微型導引和導航控制(miniGNC)類抗體蛋白及其製造和使用方法 | |
JPWO2022111425A5 (ja) | ||
US20180371088A1 (en) | TARGET CELL-DEPENDENT T CELL ENGAGING AND ACTIVATION ASYMMETRIC HETERODIMERIC Fc-ScFv FUSION ANTIBODY FORMAT AND USES THEREOF IN CANCER THERAPY | |
RU2021102799A (ru) | Антитела, содержащие полипептид, встроенный в участок каркасной области 3 |