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JP2019117074A - 液面検出装置及び液面検出方法 - Google Patents

液面検出装置及び液面検出方法 Download PDF

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JP2019117074A JP2017250246A JP2017250246A JP2019117074A JP 2019117074 A JP2019117074 A JP 2019117074A JP 2017250246 A JP2017250246 A JP 2017250246A JP 2017250246 A JP2017250246 A JP 2017250246A JP 2019117074 A JP2019117074 A JP 2019117074A
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Yukio Iwasaki
友希男 岩▲崎▼
哲志 大内
Tetsushi Ouchi
哲志 大内
栄二 三井
Eiji Mitsui
栄二 三井
淳一 松岡
Junichi Matsuoka
淳一 松岡
武宏 長谷川
Takehiro Hasegawa
武宏 長谷川
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Abstract

【課題】上面に透明な層が有るような場合であっても、より確実に液面の位置を検出できる液面検出装置及び液面検出方法を提供する。【解決手段】液面検出装置は、収容部に収容された液状物に向けて光を発する発光部200と、収容部に収容された液状物を撮像するカメラ300と、カメラ300によって撮像された液状物の画像から、液状物の液面の位置を検出する検出手段とを備えている。カメラ300は、発光部200によって発光され液状物の液面で反射した光がカメラ300に直接的に入射する位置に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、液面がどの位置にあるかを検出する液面検出装置及び液面検出方法に関する。
従来、検体または試薬である液状物を容器に採取し、容器の内部で液状物の液面がどの位置にあるかを検出する装置について提案されている。そのような装置として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1では、LEDによって容器に白色光を照射し、白色光によって照らされた容器がカメラによって撮像されている。撮像によって得られた画像が画像処理によって分析され、画像から容器内での液面の位置が検出されている。
特開2010−38659号公報
特許文献1に開示された装置では、液面で反射した反射光が直接カメラに入射しないように、容器とカメラとの間の位置関係が調節されている。これにより露出オーバーによるいわゆる白飛びが防止されている。そのため、液面で反射した反射光はカメラに直接的に入射しない。
しかしながら、反射光がカメラに直接的に入射しないので、場合によっては、カメラに入射する反射光の光量が不十分となる可能性がある。特に、液状物が血液で、液状物の上面に透明な血漿の層が有る場合には、画像から透明な層の液面の位置を検出することが難しい可能性がある。そのため、液状物の上面に透明な層が有る場合には、液面の位置を正確に検出できない可能性がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、より確実に液面の位置を検出できる液面検出装置及び液面検出方法を提供することを目的としている。
本発明の液面検出装置は、検体または試薬である液状物を収容する収容部と、前記収容部に収容された液状物に向けて光を発する発光部と、前記収容部に収容された液状物を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された液状物の画像から、前記収容部に収容されている液状物の液面の位置を検出する検出手段とを備え、前記撮像手段は、前記発光部によって発光され液状物の液面で反射した光が前記撮像手段に直接的に入射する位置に配置されていることを特徴とする。
上記構成の液面検出装置では、発光部によって発光され液状物の液面で反射した光が撮像手段に直接的に入射する位置に撮像手段が配置されているので、撮像手段に入射する光を強くすることができ、液状物の液面の位置を確実に検出することができる。
また、前記撮像手段は、前記発光部によって発光され液状物の液面で正反射した光の光軸上に配置されていてもよい。
撮像手段が、発光部によって発光され液状物の液面で正反射した光の光軸上に配置されているので、液面で正反射させた光を撮像手段に入射させることができる。従って、発光部によって発光された光が効率的に撮像手段に入射されるので、強い光を撮像手段に入射させることができる。
また、前記検出手段によって検出された液状物の液面の位置から、前記収容部に適正な量の液状物が収容されているか否かを判断する判断手段を備えていてもよい。
検出された液状物の液面の位置から、収容部に適正な量の検体が収容されているか否かが判断されるので、収容部に収容された液状物の量について適正な量か否かを確実に判断することができる。
また、前記発光部及び前記撮像手段が、前記収容部に対し、同じ側に配置されていてもよい。
発光部及び撮像手段が、収容部に対し、同じ側に配置されているので、装置を小型化させることができる。
また、前記撮像手段は、前記発光部によって発光され、液状物の液面の湾曲した部分で反射した光が前記撮像手段に直接的に入射する位置に配置されていてもよい。
液状物の液面の湾曲した部分で反射させた光を前記撮像手段に入射させるので、液状物の液面が移動しても、液面で反射した光を撮像手段に直接的に入射させることができる。
また、前記収容部に対し、前記発光部及び前記撮像手段の配置されている側とは逆側に配置され、前記発光部により前記液状物に向けて発せられた光のうち前記液状物の前記液面以外の位置で反射して前記撮像手段に入射する光を遮る遮光部材を備えていてもよい。
発光部により液状物に向けて発せられた光のうち液状物の液面以外の位置で反射して撮像手段に入射する光を遮る遮光部材を備えているので、液面以外の位置で反射した光が撮像手段に入射することを抑えることができ、より高精度に液状物の液面の位置を検出することができる。
また、前記撮像手段は、複数の前記収容部に収容された複数の前記液状物を一度の撮像によって撮像することが可能であり、前記発光部は、前記撮像手段によって複数の前記液状物を撮像する際の複数の前記液状物の並べられた方向に、複数の発光素子を有していてもよい。
発光部が、撮像手段によって複数の液状物を撮像する際の複数の液状物の並べられた方向に、複数の発光素子を有しているので、液状物の液面で反射し撮像手段に入射する反射光の強さを、液状物の並べられた方向に、より均一にすることができる。従って、より高精度に液状物の液面の位置を検出することができる。
また、液状物が貯留された貯留部と、前記貯留部に貯留された液状物を吸い取り、前記収容部に収容させる吸引部とをさらに備えていてもよい。
貯留部と吸引部とをさらに備えているので、貯留部から適正な量の液状物について吸引して収容部に収容させることができる。
また、前記収容部は、ロボットのハンド部として構成されていてもよい。
収容部がロボットのハンド部として構成されているので、液状物の液面の位置を検出する際に収容部が検出を行うための位置に移動する場合には、収容部をその位置へ精度良く移動させることができる。
また、本発明の液面検出方法は、貯留部に貯留された検体または試薬である液状物を吸引部によって吸い取って収容する吸引工程と、前記吸引工程で吸い取られて収容された液状物に向けて光を発する発光工程と、前記発光工程で発光され液状物の液面で反射した光が直接的に入射する位置で、撮像手段が液状物の撮像を行う撮像工程と、前記撮像工程で撮像された液状物の画像から、液状物の液面の位置を検出する検出工程とを備えたことを特徴とする。
上記構成の液面検出方法では、撮像工程において、発光工程で発光され液状物の液面で反射した光が直接的に入射する位置で撮像手段が液状物の撮像を行うので、撮像手段に入射する光を強くすることができ、液状物の液面の位置を確実に検出することができる。
本発明によれば、液面で反射した光が撮像手段に直接的に入射して撮像が行われるので、液状物の液面の位置を確実に検出することができる。従って、液面の位置の検出の確実性をより向上させることができる。
本発明の実施形態に係る液面検出装置の斜視図である。 (a)は図1の液面検出装置におけるロボット本体部のハンド部についての側面図であり、(b)はハンド部が把持したピペットの一部を破断した部分断面図である。 (a)は図1の液面検出装置におけるロボット本体部の制御系統の構成について示したブロック図であり、(b)は液面検出装置における液面検出部の制御系統の構成について示したブロック図である。 (a)は図1の液面検出装置におけるピペット内部に収容された液状物の液面の位置が検出される際に発光部から発せられカメラに入射する光について示した構成図であり、(b)はピペット内部の液状物の液面について拡大して示した構成図である。 図1の液面検出装置における発光部についての正面図である。 図1の液面検出装置におけるカメラによって撮像されたピペット内部の液状物の液面について示した構成図である。 図1の液面検出装置におけるカメラによってピペット内部の液状物の液面について撮像され、液面が適正な位置にあるか否かが検出されている状態の画像について示した構成図である。 図1の液面検出装置によってピペット内部の液状物の液面の位置が検出され、液状物がマイクロプレートに注入される際の各工程についての液面検出装置について示した構成図である。 図1の液面検出装置によってピペット内部の液状物の液面の位置が検出される際のフローについて示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る液面検出装置及び液面検出方法について、添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る液面検出装置1の斜視図である。
液面検出装置1は、本体部100と、発光部200と、カメラ(撮像手段)300と、テーブル400とを備えている。
テーブル400上には、2つのマイクロプレート500が配置されている。それぞれのマイクロプレート500には、検体または試薬である液状物を収容することが可能な穴としてのウェル510が複数形成されている。本実施形態では、ウェル510は、マイクロプレート500の長辺に12個、短辺に8個並べられ、計96個のウェル510が1つのマイクロプレート500に形成されている。
また、テーブル400上には、遮光部材600が配置されている。
発光部200は、光を発することが可能に構成されている。本実施形態では、発光部200は、赤色の光を発することが可能に構成されている。
カメラ300は、撮像手段として、撮像することが可能に構成されている。カメラ300は、本体部100によって把持されているピペット内部に適正な量の液状物が収容された際に、液状物の液面の位置を撮像することが可能に構成されている。
本実施形態では、本体部100は、多軸の産業用ロボットとして用いられている。本実施形態で用いられる本体部100は、ロボットアーム110を備えている。また、本体部100は、先端にハンド部10を備えている。さらに、本体部100は、ロボット制御部14を備えている。
図2に、本体部100のハンド部10を示す。図2(a)には、ハンド部10の側面図を示し、図2(b)には、ハンド部10によって把持されたピペット11の一部を破断した部分断面図を示す。
ハンド部10は、ピペット(吸引部)11を複数把持している。本実施形態では、ハンド部10は、8つのピペット11を把持している。8つのピペット11は、1列に並べられてハンド部10に把持されている。本実施形態では、ピペット11は、医療器具として液状物を内部に吸引して収容させることが可能に構成されている。ピペット11は、透明な材料によって形成されており、発光部200から発せられた光を通過させることが可能に構成されている。
ピペット11を把持した把持部12には、ピン13が設けられている。また、ピペット11の先端部には、ピペット11の内部に液体を取り込むと共に、内部に収容させた液体をピペット11の外部に排出することが可能な開口部19が形成されている。また、ピペット11には、開口部19を介して吸引した液体を、一旦内部に収容させることが可能な液体の収容部17を有している。
ピン13が上方に位置した状態からピン13を下方に押し込むことにより、ピペット11内部に収容された液体を、開口部19を介してピペット11の外部に排出させることができる。また、ピン13が下方に押し込まれた状態からピン13を上方に移動させることにより、ピペット11の内部に負圧を形成することができる。開口部19を液体内部に位置させた状態でピン13を上方に移動させることにより、開口部19を介して、ピペット11内部に液体を取り込むことができる。
本実施形態では、レバー15を、図2に示されるD1方向に移動させることにより、ピン13を下方に移動させることができる。また、レバー15を、図2に示されるD2方向に移動させることにより、ピン13を上方に移動させることができる。
また、本実施形態では、ハンド部10は、レバー15をD1方向あるいはD2方向へ移動させるために駆動させるモータ16を有している。モータ16の軸16aが回転駆動されると、ギア18a、ギア18bを介して、ギア18bに固定的に接続されたレバー15に駆動力が伝達される。
軸16aがD3方向に駆動されると、ギア18bがD5方向に移動し、レバー15がD2方向に移動する。これにより、ピン13が下方に押し込まれている状態にあるときには、モータ16の駆動によりピン13が上方に移動する。
一方、軸16aがD4方向に駆動されると、ギア18bがD6方向に移動し、レバー15がD1方向に移動する。これにより、ピン13が上方に位置している状態にあるときには、モータ16の駆動によりピン13が下方に押し込まれるように移動する。
次に、本体部100の制御構成について説明する。図3(a)に、本体部100における制御構成についてのブロック図を示す。
図3(a)に示されるように、本体部100におけるロボット制御部14は、演算部14aと、記憶部14bと、サーボ制御部14cとを含む。
ロボット制御部14は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。なお、ロボット制御部14は、集中制御する単独のロボット制御部14によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数のロボット制御部14によって構成されていてもよい。
記憶部14bには、ロボットコントローラとしての基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部14aは、記憶部14bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、本体部100の各種動作を制御する。すなわち、演算部14aは、本体部100の制御指令を生成し、これをサーボ制御部14cに出力する。例えば、演算部14aは、プロセッサユニットによって構成されている。
サーボ制御部14cは、演算部14aにより生成された制御指令に基づいて、本体部100におけるロボットアーム110のそれぞれの関節に対応するサーボモータの駆動を制御するように構成されている。
図3(b)に、液面検出装置1がピペット11内部の液面を検出する際の液面検出装置1の制御構成についてのブロック図を示す。
液面検出装置1は、ピペット11内部の液面を検出する構成の制御部として、液面検出制御部20を備えている。液面検出制御部20は、発光部200からの発光を制御する発光制御部21を備えている。発光制御部21は、例えば、発光部200による発光のON、OFFを制御する。発光制御部21からの指令に基づいて、発光部200が発光を行う。また、液面検出制御部20は、カメラ300によって撮像された画像データに基づいて画像処理を行う画像処理部22と、画像処理部22によって画像処理の行われた画像データに基づいて液面の位置の検出を行う液面位置検出部23と、液面位置検出部23によって検出された液面の位置に基づいてピペット11内部の液状物の液量が適切か否かを検出する液量適否判断部24と、液量適否判断部24によって液量が適切か否かを判断された結果の出力部700への出力を制御する出力制御部25とを備えている。
画像処理部22は、発光部200によって発光されピペット11内部の液状物の液面で反射した光がカメラ300によって撮像され、カメラ300によって撮像された光による画像データについての画像処理を行う。液面位置検出部23は、画像処理部22によって画像処理の行われた画像データ上においてピペット11内部の液状物の液面の位置として認識される領域の位置から、液面の位置の検出を行う。液量適否判断部24は、液面位置検出部23によって検出された液面の位置が所定の範囲内にあるか否かを検出し、液面の位置が所定の範囲内にある場合には液状物の液量が適切であると判断し、液面の位置が所定の範囲にない場合には液状物の液量が適切ではないと判断する。出力制御部25は、例えば、ディスプレイ(表示手段)としての出力部700への、液量適否判断部24による判断結果の出力を制御する。
なお、本実施形態では出力部700がディスプレイである形態について説明しているが、出力部700はディスプレイに限定されない。出力部700は、ディスプレイ以外の出力手段であってもよい。例えば、出力部700は、印刷手段であってもよく、出力結果が印刷手段によって紙に印刷される形態であってもよい。その場合、出力制御部25は、印刷手段への出力を制御する制御部であってもよい。また、出力部700は、その他の形式の出力手段であってもよい。
図4に、発光部200、カメラ300及びピペット11の間の位置関係について示されている。図4(a)はピペット11内部に収容された液状物の液面の位置が検出される際に、発光部200から発せられた光がカメラ300に入射したときの構成図である。図4(b)は、ピペット11内部の液状物の液面について拡大して示された、発光部200から発せられた光がカメラ300に入射したときの構成図である。
図4(a)に示されるように、発光部200から発せられた光は、ピペット11内部に収容された液状物の液面で反射し、カメラ300に直接的に入射する。カメラ300は、このように発光部200から発せられた光が液面での反射により直接入射した状態で撮像を行う。これにより、カメラ300に液面の位置から強い光が入射することによって撮像が行われる。
なお、ピペット11の内部では、液状物の液面は、表面張力により湾曲している。図4(b)に示されるように、発光部200、カメラ300及びピペット11の間の位置関係は、発光部200から発せられた光が、液面における湾曲した部分で反射し、反射光がカメラ300に直接的に入射するような位置関係であってもよい。つまり、発光部200によって発光され、液状物の液面の湾曲した部分で反射した光がカメラ300に直接的に入射する位置に、カメラ300が配置されていてもよい。
このように、カメラ300は、発光部200によって発光され、液状物の液面で反射した光が直接的に入射する位置に配置されている。つまり、カメラ300は、発光部200によって発光され液状物の液面で正反射した光の光軸上に配置されている。液面で正反射した光がカメラ300に入射するので、発光部200によって発光された光が効率的に撮像手段に入射される。これにより、より強い光をカメラ300に入射させることができる。
液面で反射した強い光がカメラ300に入射した状態でカメラ300による撮像が行われるので、液状物の液面からの強い光がカメラ300に入射しながら撮像が行われる。また、撮像によって得られた画像では、ピペット11内部での液状物の液面からの光が強いので、その部分での輝度が高くなるように明るく表示される。本実施形態では、液状物の液面の部分で反射した光がカメラ300に直接的に入射することにより、局所的に白飛びの生じるような強い光がカメラ300に入射しながらカメラ300による撮像が行われる。液状物の液面が直接的な光によって強く照らされるので、液面が撮像によって得られた画像にはっきりと表示され、液面の位置を確実に認識することができる。
図5に発光部200についての正面図を示す。図5に示されるように、発光部200は、高さ方向及び幅方向について、複数のLED(発光素子)210が配置されている。
図6に、カメラ300によって撮像された画像について説明するための構成図を示す。図6には、ピペット11内部の液状物の液面が示されている。
図6に示されるように、発光部200によって発せられた光がピペット11に収容された液状物の液面で反射して直接的にカメラ300に入射して液面の画像が撮像される。従って、撮像によって得られた画像では、液面が強い光の入射によって撮像されている。従って、撮像によって得られた画像では、液面の位置のみが、他の位置よりも輝度の高い部分となるように表示されている。
このように、液面の位置で反射した光が直接的にカメラ300に入射した状態でカメラ300により撮像が行われることにより、撮像によって得られた画像から液状物の液面の位置を検出することができる。液面で反射した強い光が直接的にカメラ300に入射して撮像されるので、液面の部分の画像のみが周囲に比べ輝度が高く表示される。これにより、液面の位置を確実に検出することができる。本実施形態では、撮像によって得られた画像から、直接的な光によって照らされた輝度の高い部分と、暗い部分との間の境界部分が液面の位置として検出される。つまり、撮像によって得られた画像から、明るさが急変した位置が液面の位置として判断される。また、このとき、撮像によって得られた画像の明るさから、気泡の発生の検知等が並行して行われてもよい。
撮像によって得られた画像からピペット11内部の液状物の液面の位置が検出されるので、液面の位置から、ピペット11内部に収容されている液状物が適正な量か否かを検出することができる。
また、図1、2(a)に示されるように、ピペット11に対し、発光部200及びカメラ300の配置されている側とは逆側の位置には、遮光部材600が配置されている。カメラ300から見たときに、遮光部材600がピペット11の後方の位置に配置されているので、遮光部材600が、発光部200によりピペット11内部の液状物に向けて発せられた光のうち液状物の液面以外の位置で反射してカメラ300に入射する光を遮ることができる。
例えば、発光部200によって発光された光のうち、一部の光がピペット11の周辺の位置に配置された部材で反射しカメラ300に入射した場合、反射光が液面の位置で反射していないにもかかわらず、その光がカメラ300によって撮像される。特に、液面検出装置1において、ピペット11の周辺に金属を用いている場合には、発光部200から発光された光の一部が金属で反射し、金属からの反射光がカメラ300に入射することが考えられる。そのような場合、液面の位置以外の位置で反射した光がカメラ300によって撮像されることにより、液面の位置からの反射光がはっきりと認識できなくなる可能性がある。これによって液面の位置の検出精度が低下する可能性がある。
カメラ300によって撮像された画像上のノイズを少なく抑えるために、本実施形態では、ピペット11の後方の位置に遮光部材600が配置されている。遮光部材600が、液状物の液面以外の位置で反射してカメラ300に入射する光を遮るので、カメラ300によって撮像された画像には、液面の画像のみがはっきりと表示される。従って、液面の位置を確実に認識することができる。これにより、液面の位置の検出精度を高く維持することができる。
また、本実施形態では、遮光部材600が黒色に構成されている。そのため、例えば、発光部200によって発光された光が赤色である場合には、黒色の遮光部材600を背景にすることにより、発光部200によって発光され液面で反射した光がはっきりと認識される。このように、本実施形態では、遮光部材600が、発光部200から発光されて液面で反射した光を画像上にはっきりと表示させるためのスクリーンとして機能させることができる。
また、発光部200は、複数のLED(発光素子)210を有している。本実施形態では、発光部200は、高さ方向及び幅方向の両方向について、複数のLED210を有している。
本実施形態では、複数のピペット11が並べられて配置され、カメラ300は、複数のピペット11に収容された複数の液状物を一度の撮像によって撮像することが可能に構成されている。発光部200は、複数並べられたピペット11内の複数の液状物をカメラ300によって撮像する際の複数の液状物の並べられた方向に、複数のLED210を有している。
発光部200が、複数の液状物の並べられた方向(幅方向)に複数のLED210を有しているので、発光部200によって発光され、ピペット11内部の液面で反射し、カメラ300に入射する反射光の強さを、複数の液状物の並べられた方向に関し、均一にすることができる。従って、液面の検出位置のずれを少なく抑えることができる。
仮に、発光部200におけるLED210の数が単一であったり、極端に少ない数であったりする場合には、複数の液状物の並べられた方向に関し、ピペット11の配置された位置によって、反射光の強さが異なることが考えられる。例えば、LED210に近い位置に配置されたピペット11からは強い反射光がカメラ300に入射し、LED210から遠い位置に配置されたピペット11からは弱い反射光がカメラ300に入射することが考えられる。そのような場合、反射光の強さが均一ではないことから、認識される液面の検出位置にずれが生じる可能性がある。従って、液面の位置の検出精度が低下する可能性がある。
液面の位置を正確に検出するためには、液面位置で反射しカメラ300に入射する反射光が、ピペット11の配置された位置によって変化するのではなく、均一であることが望ましい。そのため、発光部200は、配置された液状物の数に対応して、LED210を複数有していることが望ましい。
ピペット11内部に収容された液体が適正な量か否かの検出について説明する。
図7は、検出された液面の位置から、ピペット11の内部に収容された液状物の量が適正な量か否かを検出するための画像である。図7には、カメラ300によってピペット11内部の液状物の液面について撮像された画像についての構成図が示されている。本実施形態では、画像は、ディスプレイとしての出力部700に表示されている。図7では、撮像によって得られた画像についてコントラスト等を調整して画像処理が行われることにより、液面の位置のみが輝度が高くなるように表示された状態の画像についての構成図が示されている。これにより、液面の部分のみが明るく表示された画像を出力部700に表示することができる。
この画像から液面の位置がどこにあるかを把握することができる。そのため、液面が所定の範囲に収まっているか否かを検出することにより、ピペット11の内部に収容された液状物が適正な量であるか否かを検出することができる。
図7には、液面が所定の範囲の領域に収まっているか否かを検出するための基準となる基準線Lが示されている。ピペット11のそれぞれに対し、基準線Lによって基準となる長方形が形成されている。撮像によって行われた液面の検出において検出された液面が、ピペット11ごとに設定されている基準線Lによって形成された長方形の内部の領域に収まっていれば、そのピペット11では液状物の液面が適正な位置にあると判断される。すなわち、ピペット11の収容部17に収容された液状物が適正な量であると判断され、ピペット11の収容部17には適正な量の検体が収容されていると判断される。
仮に、液面が基準線Lによって形成された長方形よりも下方の位置にある場合には、液面が適正な量のときよりも下方にあると判断され、ピペット11内部に収容された液状物の量が不足していると判断される。また、液面が基準線Lによって形成された長方形よりも上方の位置にある場合には、液面が適正な量のときよりも上方にあると判断され、ピペット11内部に収容された液状物の量が過剰であると判断される。
図8、図9を参照して、ピペット11が内部に液状物を吸引し、液状物の量が適正か否かを検出して、適正な量であればピペット11が吸引した液状物をマイクロプレート500bのウェル510bに注入するまでの動作について説明する。
図8(a)〜(f)には、ピペット11が内部に液状物を吸引してから、液状物をマイクロプレート500bのウェル510bに注入するまでの動作の各工程についての構成図を示す。また、図9に、ピペット11が内部に液状物を吸引してから、液状物をマイクロプレート500bのウェル510bに注入するまでの動作が行われる際の制御フローについて示したフローチャートを示す。
本実施形態では、マイクロプレート500bのウェル510bへの液状物の注入の行われる前の状態においては、一方のマイクロプレート500a(貯留部)にのみ液状物が貯留されており、他方のマイクロプレート500bには液状物は貯留されていない。テーブル400上に配置された2つのマイクロプレート500のうち、本体部100に近い側の位置に配置されている方のマイクロプレート500aにおけるウェル510aの内部には、液状物が収容されている。また、2つのマイクロプレート500のうち、本体部100から遠い側の位置に配置されている方のマイクロプレート500bにおけるウェル510bには何も収容されておらず、マイクロプレート500bは空の状態である。
まず、本体部100のアーム110を移動させることにより、ピペット11を、マイクロプレート500のうち、本体部100に近い位置に配置されている側のマイクロプレート500aに近接させる。これにより、ピペット11における先端の開口部19を、マイクロプレート500aにおける吸引を行う対象のウェル510aに近接させる。このようにして、ピペット11を液状物の貯留部に向けて移動させる(S1)。
ピペット11を移動させることにより、ピペット11の開口部19が、マイクロプレート500aにおける吸引を行う対象のウェル510aの上方の位置に到達すると、そこでピペット11が下降するようにピペット11を移動させる。これにより、図8(b)に示されるように、ピペット11の開口部19を、マイクロプレート500aにおける吸引を行う対象のウェル510aの内部に配置させる。
ピペット11の開口部19が吸引を行う対象のウェル510aの内部に配置されると、そこでピン13が押し込まれた状態から元の位置に復帰させるようにピン13を上方に移動させる。これによってピペット11における収容部17に負圧が形成され、開口部19を介してウェル510aから収容部17の内部へ液状物を吸引する。
このとき、ハンド部10におけるモータ16の軸16aをD3方向に駆動させ、ギア18a及びギア18bを介して、レバー15をD2方向に移動させることにより、ピン13を上方に移動させる(図2)。ピン13が上方に移動することによりピペット11内部の収容部17に負圧が生じる。ピペット11の開口部19がウェル510a内部に貯留された液状物の液面よりも下方に位置し、ピペット11の開口部19が液状物内に入り込んだ状態でピペット11内部に負圧を生じさせることにより、ピペット11がウェル510a内部の液状物を吸引することができる。
これにより、開口部19を介して、吸引を行う対象のウェル510a内部に貯留されている液状物をピペット11の内部に吸い取り、液状物がピペット11によって吸引される(吸引工程)。これにより、ピペット11の収容部17の内部に液状物が収容される(S2)。
ピペット11の内部に液状物が収容されると、ピペット11内部に収容された液状物の量が適正か否かの検出が行われる。
ピペット11内部に収容された液状物の量が適正か否かの検出を行う際には、アーム110を移動させることにより、ピペット11を、液状物における液面の位置の検出を行うための位置へ移動させる(S3)。具体的には、液面が適正な位置にある状態において発光部200が発光した光が液状物の液面で反射しカメラ300に直接的に入射するような位置に、ピペット11を移動させる。
ピペット11が液状物における液面の位置の検出を行うための位置に移動すると、図8(c)に示されるように、そこで発光部200が発光し(発光工程)、カメラ300によって液状物の液面の位置の撮像が行われる(撮像工程)。液状物における液面の位置の検出が行われる際には、液状物の液面の位置に向けて発光部200によって光が発せられると共に、液状物の液面で反射した光がカメラ300に直接的に入射される(S4)。また、発光部200によって発せられた光が液面で反射し反射光がカメラ300に直接的に入射している状態で、カメラ300によって撮像が行われる(S5)。これにより、液面からの光が強くカメラ300に入射し、カメラ300の撮像によって液面の位置が画像に強く表示される。これにより、液状物における液面の位置が正確に検出される(検出工程)(S6)。
本実施形態では、液状物における液面の位置の検出は、液面検出制御部20の液面位置検出部23によって行われる。カメラ300の撮像によって得られ、画像処理部22によって画像処理の行われた画像に基づいて、液面位置検出部23が、液状物における液面の位置の検出を行う。このとき、液面位置検出部23は、ピペット11の収容部17に収容されている液状物の液面の位置を検出する検出手段として機能している。
ピペット11の収容部17に収容された液状物の液面の位置が検出されると、検出された液面の位置に基づいて、収容部17に収容された液状物の量が適正か否かの判断が行われる(S7)。
本実施形態では、液面検出制御部20における液量適否判断部24が、検出された液状物の液面の位置に基づいて、液状物の量が適正か否かの判断を行う。従って、液量適否判断部24が、液状物の量が適正か否かを判断する判断手段として機能する。液量適否判断部24によって液状物の量が適正か否かの判断が行われると、判断の結果を、出力部700に出力させる。本実施形態では、液面検出制御部20における出力制御部26が、出力部700による出力を制御する。
ピペット11の収容部17に収容された液状物の量が適正か否かの検出が行われた結果、液状物の量が適正であることが検出された場合には、ピペット11内部に収容された液状物を他方のマイクロプレート500bに注入する。つまり、本体部100に近い側の位置に配置されているマイクロプレート500aからピペット11によって吸引して収容した液状物を、本体部100から遠い側の位置に配置されているマイクロプレート500bに注入する。
ピペット11の収容部17に収容された液状物の量が適正ではないことが検出された場合には、例えば、ピペット11内部の液状物が排出され、フローがS2に戻り、ピペット11による液状物の吸引と液状物の量が適正か否かの検出が再び行われる。このように、ピペット11内部に収容されている液状物の量が適正であることが検出されるまで、ピペット11による液状物の吸引と液状物の量が適正か否かの検出が繰り返し行われる。
液状物の量が適正であることが検出され、ピペット11内部に収容された液状物を他方のマイクロプレート500bに注入する際には、図8(d)に示されるように、アーム110を移動させることによりピペット11を移動させ、開口部19を他方のマイクロプレート500bに近接させる。
ピペット11を移動させることにより、ピペット11の開口部19が、マイクロプレート500bにおける注入を行う対象のウェル510bの上方の位置に到達すると、そこでピペット11が下降するようにピペット11を移動させる。これにより、図8(e)に示されるように、ピペット11の開口部19を、マイクロプレート500bにおける注入を行う対象のウェル510bの内部に配置させる。
ピペット11の開口部19が注入を行う対象のウェル510bの内部に配置されると、そこでピン13が上方の位置にある状態から下方に押し込まれるように、ピン13を移動させる。ピン13を下方に移動させることで、ピペット11の収容部17に収容された液状物が、開口部19を介して、ウェル510bに排出される。
このとき、ハンド部10におけるモータ16の軸16aをD4方向に駆動させ、ギア18a及びギア18bを介して、レバー15をD1方向に移動させることにより、ピン13を下方に移動させる。ピン13が下方に移動することにより、収容部17内部の圧力が上昇し、ピペット11の収容部17に収容された液状物が開口部19の方へ押されることによって開口部19を介して液状物が排出される。その結果、開口部19を介して、ピペット11における収容部17内部に収容された液状物が、注入を行う対象のウェル510b内部に向けて排出される。これにより、ピペット11の収容部17内部に収容された液状物について、マイクロプレート500bにおけるウェル510bへの注入が行われる(S8)。
このとき、ピペット11の収容部17の内部に収容されている液状物の量は適正であることが既に検出されているので、適正な量の液状物が注入を行う対象のウェル510bの内部に向けて注入される。結果的に、注入を行う対象のウェル510bに向けて適正な量の液状物を注入することができる。
1回の工程で、注入を行う対象のウェル510bの内部に向けて液状物の注入が行われると、次の工程について、吸引を行う対象のウェル510aからの吸引が行われると共に、ピペット11に収容された液状物の量が適正か否かの検出が行われ、注入を行う対象のウェル510bへの液状物の注入が行われる。
全ての吸引対象のウェル510aについての液状物の吸引が行われると共に、全ての注入対象のウェル510bについての液状物の注入が行われるまで、これらの工程が繰り返し行われる。
全ての吸引対象のウェル510aについての液状物の吸引が行われると共に、全ての注入対象のウェル510bについての液状物の注入が行われたか否かの判断が行われる(S9)。全ての吸引対象のウェル510aについての液状物の吸引及び全ての注入対象のウェル510bについての液状物の注入が行われたと判断されると、ピペット11がマイクロプレート500から離間する方向に移動する(S10)。
これにより、ピペット11が内部に液状物を吸引してから、液状物をマイクロプレート500bのウェル510bに注入するまでの動作が行われる際の制御フローが完了する。
このように、本実施形態の液面検出装置1によれば、液状物の液面で反射した光が直接的にカメラ300に入射してカメラ300が撮像を行うので、強い光が入射することによって液面が撮像される。強い光がカメラ300に直接的に入射して液面の位置が撮像されるので、液面の位置が確実に検出される。また、液面の位置が輝度の高い画像によって表示されることになるので、液面の位置を容易に把握することができる。
そのため、液状物の液面の色が、周囲の色と似ている色であるような場合であっても、液状物の液面の位置を確実に検出することができる。例えば、液状物の上部の層が透明な層によって構成されているような場合であっても、液面で反射した光が直接的にカメラ300に入射するので、液面の位置が強い光によって表される。従って、液面が撮像された際に、液面を画像に確実に表示させることができる。
液面が確実に表示されるので、液面の位置を確実に検出することができる。従って、検出された液面の位置に基づいて、液状物の量が適正であるか否かをより確実に検出することができる。そのため、注入する対象のマイクロプレート500bに適正な量の液状物を確実に注入することができ、マイクロプレート500bへの液状物の注入の確実性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、発光部200及びカメラ300が、ピペット11の収容部17に対し、同じ側に配置されている。発光部200及びカメラ300が、ピペット11の収容部17に対し、同じ側に配置されているので、比較的大きな構成である発光部200及びカメラ300が収容部17に対し同じ側の位置にまとめられて配置される。従って、液面検出装置1内のスペースを効率的に用いることができ、液面検出装置1を小型化させることができる。
また、図4(b)に示されるように、発光部200及びカメラ300が、ピペット11の収容部17に対し、同じ側に配置され、且つ、発光部200から発せられた光が、液面における湾曲した部分で反射する位置関係であるときには、光が湾曲した面で反射するので、液状物の液面の位置に幅を持たせることができる。液状物の液面における湾曲した部分に光を反射させるので、発光部200で発行させた光のうちのどこかで反射した光がカメラ300に直接的に到達することになる。従って、液状物の液面がある程度上下に移動しても、液面で反射した光をカメラ300に直接的に入射させることができる。
また、光が湾曲した面で反射するので、発光部200とカメラ300との間の位置関係がずれたとしても、液面の湾曲した部分で反射した光がカメラ300に直接的に入射される。従って、発光部200やカメラ300の配置位置に高い精度が必要なくなる。従って、液面検出装置1の製造コストを少なく抑えることができる。
また、本実施形態では、ピペット11が本体部100のハンド部によって把持されている。従って、ピペット11における収容部17は、本体部100におけるハンド部の一部として構成されている。ピペット11がロボットのハンド部として構成されているので、液状物の液面の位置を検出する際に、ピペット11が液面の位置の検出を行うための位置に移動する場合には、ピペット11をその位置へ精度良く移動させることができる。ピペット11を液面の位置の検出を行うための位置へ正確に移動させることができるので、液状物の液面の位置の検出を確実に行うことができる。
本実施形態では、ピペット11内部の液面の検出及びピペット11内部の液量の適否の判断を、液面検出制御部20が行っている。液面検出制御部20は、例えば、本体部100とは別に設置されたPCがその役割を果たしてもよい。その場合、PCの内部に配置されたCPUが液面検出制御部20として機能してもよい。このように、PCの内部の液面検出制御部20が、ピペット11内部の液面の検出及びピペット11内部の液量の適否の判断を行ってもよい。
また、ロボット制御部14が、液面検出制御部20としての機能を有するように構成されてもよい。ロボット制御部14が液面検出制御部20を備え、液面検出制御部20が、ピペット11内部の液面の検出及びピペット11内部の液量の適否の判断を行ってもよい。
液面検出制御部20とロボット制御部14とは、同じ制御部によって構成されていてもよいし、それぞれ別々の制御部によって構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、予め液状物が貯留されている貯留部としてマイクロプレート500aが用いられ、注入を行う注入部としてマイクロプレート500bが用いられる形態について説明した。しかしながら、これらの液状物が貯留されている貯留部や注入を行う注入部は、マイクロプレートでなくてもよく、液状物を収容することができるのであれば、他の容器であってもよい。
また、上記実施形態では、発光部200が赤色の光を発する形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。発光部は、赤色以外の他の色の光を発光してもよい。例えば、白色の光を発光してもよい。
また、上記実施形態では、遮光部材600が黒色である形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。発光部200からの光を画像上ではっきりと認識させることができるのであれば、遮光部材600は黒以外の他の色であってもよい。その場合、発光部200からの光がはっきりと認識できるように、発光部200で発光される光の色と遮光部材600の色とが対照的となるような色の組み合わせであることが望ましい。
また、上記実施形態では、撮像手段としてカメラ300を用いた形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。撮像手段は、単に画像を撮像するカメラ以外の他のものであってもよく、液状物の液面の位置を検出できるのであれば、どんな形式の撮像手段であってもよい。
1 液面検出装置
14 ロボット制御部
200 発光部
300 カメラ

Claims (10)

  1. 検体または試薬である液状物を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された液状物に向けて光を発する発光部と、
    前記収容部に収容された液状物を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された液状物の画像から、前記収容部に収容されている液状物の液面の位置を検出する検出手段とを備え、
    前記撮像手段は、前記発光部によって発光され液状物の液面で反射した光が前記撮像手段に直接的に入射する位置に配置されていることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記撮像手段は、前記発光部によって発光され液状物の液面で正反射した光の光軸上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記検出手段によって検出された液状物の液面の位置から、前記収容部に適正な量の液状物が収容されているか否かを判断する判断手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の液面検出装置。
  4. 前記発光部及び前記撮像手段が、前記収容部に対し、同じ側に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液面検出装置。
  5. 前記撮像手段は、前記発光部によって発光され、液状物の液面の湾曲した部分で反射した光が前記撮像手段に直接的に入射する位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液面検出装置。
  6. 前記収容部に対し、前記発光部及び前記撮像手段の配置されている側とは逆側に配置され、前記発光部により液状物に向けて発せられた光のうち液状物の前記液面以外の位置で反射して前記撮像手段に入射する光を遮る遮光部材を備えていることを特徴とする請求項4または5に記載の液面検出装置。
  7. 前記撮像手段は、複数の前記収容部に収容された複数の液状物を一度の撮像によって撮像することが可能であり、
    前記発光部は、前記撮像手段によって複数の液状物を撮像する際の複数の液状物の並べられた方向に、複数の発光素子を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液面検出装置。
  8. 液状物が貯留された貯留部と、
    前記貯留部に貯留された液状物を吸い取り、前記収容部に収容させる吸引部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液面検出装置。
  9. 前記収容部は、ロボットのハンド部として構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の液面検出装置。
  10. 収容部に収容された検体または試薬である液状物に向けて光を発する発光工程と、
    前記発光工程で発光され液状物の液面で反射した光が直接的に入射する位置で、撮像手段が液状物の撮像を行う撮像工程と、
    前記撮像工程で撮像された液状物の画像から、液状物の液面の位置を検出する検出工程とを備えたことを特徴とする液面検出方法。
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