JP2019116351A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の搬送物を一括で荷降ろしして搬送物支持体を速やかに回収できる搬送装置を提供する。【解決手段】複数の搬送物Wが搭載される搬送物支持体10と、複数の搬送物Wが搭載された搬送物支持体10を第1搬送方向D1に搬送するとともに、搬送物Wが離間した搬送物支持体10を第2搬送方向D2に搬送する第1搬送部20と、第1搬送部20および搬送物支持体10が上下方向に通過可能な間隔を有し、収容部51に第1搬送部20および搬送物支持体10を収容するとともに、搬送物支持体10から移載された搬送物Wを第1搬送方向D1に搬送する第2搬送部40と、収容部51に搬送物支持体10が到達する際には、搬送物Wが第2搬送部40に当接しないように第1搬送部20を上昇させるとともに、収容部51に搬送物支持体10が到達した後には、搬送物Wが第2搬送部40に移載されるように第1搬送部20を下降させる、昇降部60と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の搬送物を一括で荷降ろし可能とする搬送装置に関する。
従来、例えばトラックの荷台に積載された複数の荷(搬送物)が車両組み立てライン付近の所定の位置で荷降ろしされる場合がある。荷降ろし位置では、トラック滞留時間の短縮が求められるため、荷降ろし作業に掛かる時間を短縮させる必要がある。荷降ろし作業時間を短縮させる方法として、トラックの荷台に積載された複数の荷を荷台から一括で荷降ろしすることが考えられる。例えば、荷台サイズと同等の長大なトレーに複数の荷を載置しておくことで、複数の荷をトレーと共に一括で荷降ろしすることができる。
しかしながら、複数の荷をトラックの荷台から一括で荷降ろししても、トレー(荷を載置した実トレー)から荷を降ろす作業に時間が掛かると、荷を降ろしたトレー(空トレー)をトラックに回収してトラックが発車するまでに時間を要するため、荷降ろし位置でのトラック滞留時間を短縮させにくい。空トレーを回収するまでの時間を短縮するために、予め別の空トレーを準備しておき、トラックが荷降ろし位置に到着したら荷台の実トレーと準備しておいた空トレーを交換することが考えられる。この場合、トラックがすぐに発車できるようになり、トラック滞留時間を短縮させることが可能になるが、空トレーを準備しておくための待機スペースが必要となる。
特許文献1に記載の搬送装置は、車両組み立てラインにおいて、搬送物用台車と作業者用台車を合体および分離させる構成を有している。この搬送装置によれば、作業工程の上流側と下流側とにおいて搬送物の積み降ろしを行う移載装置を設置する必要がなくなる。しかしながら、この搬送装置では、搬送物用台車と作業者用台車はレール上を走行するため、レールを別途設置する必要がある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の搬送物を搬送物支持体に搭載して複数の搬送物を一括で荷降ろしできるとともに、複数の搬送物を搬送物支持体から一括で移載することで搬送物支持体を速やかに回収することができる搬送装置を提供することである。
本発明の搬送装置は、第1搬送方向および該第1搬送方向の反対方向である第2搬送方向にそれぞれ垂直な方向を幅方向とし、該幅方向に、搬送物の前記幅方向の長さよりも小さい第1長さを有し、前記第1搬送方向に複数の前記搬送物が並べて搭載される搬送物支持体と、前記幅方向に、前記搬送物の前記幅方向の長さよりも大きい第2長さを有し、複数の前記搬送物が搭載されている第1状態の前記搬送物支持体を載置して前記第1搬送方向に搬送するとともに、前記第1状態である前記搬送物支持体から前記搬送物が離間した状態となった第2状態の前記搬送物支持体を載置して前記第2搬送方向に搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部および該第1搬送部に載置された前記搬送物支持体が上下方向に通過可能な間隔が形成された収容部を有し、該収容部に前記第1搬送部および該第1搬送部に載置されて搬送された前記搬送物支持体を収容するとともに、前記第1状態の前記搬送物支持体から移載された前記搬送物を載置して前記第1搬送方向に搬送する第2搬送部と、前記収容部に前記第1状態の前記搬送物支持体が搬送されて到達する際には、前記搬送物支持体に搭載された前記搬送物が前記第2搬送部に当接しないように前記第1搬送部を上昇させるとともに、前記収容部に前記第1状態の前記搬送物支持体が搬送されて到達した後には、前記搬送物支持体に搭載されている前記搬送物が前記第2搬送部に移載されて前記搬送物支持体が前記第2状態となるように前記第1搬送部を下降させる昇降部と、 を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、複数の搬送物を搬送物支持体に搭載して複数の搬送物を一括で荷降ろしできるとともに、複数の搬送物を搬送物支持体から一括で移載することで搬送物支持体を速やかに回収することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、トラックの荷台に積載された複数の搬送物を荷降ろしする搬送装置に本発明を適用している。
―第1実施形態―
まず、第1実施形態について説明する。図1および図2は、第1実施形態に係る搬送装置100の概略構成を示す側面図である。図1は、第2搬送部40に対して第1搬送部20を上昇させた上昇状態P1を示しており、図2は、第2搬送部40に対して第1搬送部20を下降させた下降状態P2を示している。図3は、搬送物支持体10に複数の搬送物Wが搭載されている状態を示す斜視図である。
まず、第1実施形態について説明する。図1および図2は、第1実施形態に係る搬送装置100の概略構成を示す側面図である。図1は、第2搬送部40に対して第1搬送部20を上昇させた上昇状態P1を示しており、図2は、第2搬送部40に対して第1搬送部20を下降させた下降状態P2を示している。図3は、搬送物支持体10に複数の搬送物Wが搭載されている状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、トラック荷台TBから複数の搬送物Wを荷降ろしする場合、搬送装置100の一方の端部にトラック荷台TBを接近させ、トラック荷台TBに積載されていた複数の搬送物Wを搬送装置100によって一括で荷降ろしする。各搬送物Wは、例えば、スキッド112に搭載された収容箱110が2段に積み重ねられた荷姿を有している。収容箱110には、例えば、車両組み立てラインで用いられる自動車部品等が収容されている。
以下の説明では、トラック荷台TBから搬送装置100に向かう搬送方向を第1搬送方向D1とし、第1搬送方向D1と反対方向であって搬送装置100からトラック荷台TBに向かう搬送方向を第2搬送方向D2とする。また、幅方向DBは、第1搬送方向D1および第2搬送方向D2にそれぞれ垂直な水平方向とする(図3参照)。
図1に示すように、搬送装置100は、搬送物支持体(スキーバトレイとも呼ばれる)10、第1搬送部20、第2搬送部40、および昇降部60を有している。
搬送物支持体10には、複数の搬送物Wが第1搬送方向D1に向けて並べられて搭載される。搬送物支持体10は、複数の搬送物Wが搭載された状態でトラック荷台TBに積載される(図6A参照)。トラック荷台TBの内部には、フリーローラ120が設置されており、搬送物支持体10は、フリーローラ120上を第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に移動可能である(図6Aおよび図8参照)。案内部122は、搬送物支持体10が第2搬送方向D2に搬送される場合、第1搬送部20からトラック荷台TBのフリーローラ120に搬送物支持体10を案内する傾斜面を有する部材である(図7B参照)。
本実施形態における荷降ろしおよび搬送物支持体10の回収動作として、荷降ろしを行う場合は、複数の搬送物Wが搭載されて実状態S1になっている搬送物支持体10が、トラック荷台TBから第1搬送方向D1に搬送される(図6A参照)。複数の搬送物Wと共に第1搬送部20に搬送された後、搬送物Wが移載されて空状態S2になった搬送物支持体10は、トラック荷台TBに向けて第2搬送方向D2に搬送され、トラック荷台TBに回収される(図8参照)。ここで、搬送物支持体10に複数の搬送物Wが搭載された実状態S1は、本発明の第1状態に相当し、搬送物支持体10から複数の搬送物Wが移載された空状態S2は、本発明の第2状態に相当する。
図1および図3に示すように、搬送物支持体10は、第1支持部材11、第2支持部材12、および接続部材13を有している。第1支持部材11および第2支持部材12は、幅方向DBに所定間隔をあけて配置されている。第1支持部材11および第2支持部材12は、それぞれ第1連結部材15、第2連結部材16および第3連結部材17を有している。第1連結部材15、第2連結部材16および第3連結部材17は、それぞれ第1搬送方向D1に沿って延びる板状の部材である。第1連結部材15と第2連結部材16、および第2連結部材16と第3連結部材17は、それぞれ連結部19において上下方向に相対的な回動が可能に連結されている。
接続部材13は、複数設けられており、第1支持部材11および第2支持部材12の対向する両端部および各連結部19をそれぞれ接続している。各接続部材13は、各連結部19における第1連結部材15、第2連結部材16および第3連結部材17の回転を許容しており、搬送物支持体10は、各連結部19において上下方向に屈曲させることが可能である(図7Bおよび図8参照)。
第1支持部材11および第2支持部材12は、複数の搬送物Wを搭載できるように上面が平坦に形成されており、下面もトラック荷台TBのフリーローラ120および第1搬送部20によって搬送できるように平坦に形成されている。なお、図1に示すように、互いに隣り合う連結部19,19の第1搬送方向D1の間隔PL1は、第1搬送部20を構成する搬送ローラ25の第1搬送方向D1の間隔PL2との関係から設定されている。詳細については後に説明する。
第1搬送部20は、複数の搬送物Wが搭載されている実状態S1の搬送物支持体10を載置して第1搬送方向D1に搬送するとともに、搬送物Wを第2搬送部40に移載して空状態S2となった搬送物支持体10を載置して第2搬送方向D2に搬送する。第1搬送部20は、昇降部60によって昇降可能であり、上昇状態P1と下降状態P2が切り換えられる。本実施形態の第1搬送部20は、ローラコンベアであり、第1搬送部主体21、複数の搬送ローラ25、および引出部31を有している。
第1搬送部主体21は、第1搬送方向D1に延びており、搬送物支持体10を載置できる長さを有している。第1搬送部主体21は、幅方向DBの両側にローラ支持部22を有している(図4参照)。
複数の搬送ローラ25は、第1搬送方向D1に間隔PL2をあけて等間隔に配置されているとともに、幅方向DBに所定間隔をあけて対向するように配置されている(図4参照)。各搬送ローラ25は、幅方向DBに沿って延びる回転軸(図示せず)によってローラ支持部22に回転可能に支持されており、搬送ローラ25上に載置された搬送物支持体10を第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に搬送する。
ここで、搬送物支持体10において互いに隣り合う連結部19,19の間隔PL1は、互いに隣り合う搬送ローラ25,25の間隔PL2の2倍より大きく設定することが好ましい。この場合、搬送物支持体10は複数の搬送ローラ25上をスムーズ且つ安定して搬送されるとともに、各連結部19において上下方向に自由に屈曲させることが可能となる。
引出部31は、実状態S1の搬送物支持体10を第1搬送方向D1に移動させるとともに、空状態S2の搬送物支持体10を第2搬送方向D2に移動させる。引出部31は、移動部33およびレール35を有している(図4参照)。
移動部33は、第1搬送方向D1に沿って延びるレール35に沿って第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に移動することで、搬送物支持体10を第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に移動させる。移動部33は、対向する搬送ローラ25が幅方向DBに所定間隔をあけているため、この間隔を通って第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に移動することが可能である。
移動部33の上部にはアーム34が設けられている。アーム34は、搬送物支持体10を第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に移動させる際に、搬送物支持体10の接続部材13に係合する。
レール35は、ローラ支持部22の凹部28に配置されており、第1搬送方向D1に延びている(図4参照)。レール35は、移動部33を第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に案内する。移動部33をレール35に沿って第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に移動させる駆動手段については、詳しい説明を省略するが、例えば、電動モータや油圧等の駆動手段を用いることができる。また、作業者の手動によって移動部33を移動させるようにしてもよい。
第2搬送部40は、実状態S1の搬送物支持体10から移載された複数の搬送物Wを載置して第1搬送方向D1に搬送する。本実施形態の第2搬送部40は、ベルトコンベアであり、第2搬送部主体41、第1ベルトコンベア43、第2ベルトコンベア44、および収容部51を有している。
第2搬送部主体41は、第1搬送方向D1に沿って延びており、第1ベルトコンベア43、および第2ベルトコンベア44を支持する長さを有している。各第2搬送部主体41,41は、幅方向DBに所定の間隔をあけて対向するように配置されている(図4参照)。対向して配置される第2搬送部主体41,41の間には、収容部51が形成されている。収容部51には、第1搬送部20および第1搬送部20に載置されて搬送された搬送物支持体10を収容可能である(図5参照)。
第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44は、実状態S1の搬送物支持体10から複数の搬送物Wが移載されるとともに、移載された複数の搬送物Wを第1搬送方向D1に搬送する。第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44は、幅方向DBで対向するように配置されており、それぞれ第2搬送部主体41,41に支持されている。
第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44は、それぞれ駆動プーリ45、従動プーリ46、およびコンベアベルト47を有している。コンベアベルト47は駆動プーリ45および従動プーリ46に掛け回されており、図示しない駆動装置で駆動プーリ45を駆動回転させることによってコンベアベルト47を走行させる。複数の搬送物Wは、第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44に跨るように載置される(後述する昇降部60によって第1搬送部20が下降状態P2となっている場合)。第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44は、同期された状態で動作し、第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44に載置された複数の搬送物Wを第1搬送方向D1に向けて搬送する。
昇降部60は、第1搬送部20を昇降させることで、上昇状態P1と下降状態P2を切り換える。本実施形態の昇降部60は、油圧シリンダ62を有している。油圧シリンダ62は、第1搬送部20の長手方向の両端部の下方に配置されている。油圧シリンダ62は、油圧によってピストンロッド64が伸縮する構成を有しており、ピストンロッド64の上部が第1搬送部20の第1搬送部主体21に固定されている。各油圧シリンダ62のピストンロッド64が同期された状態で伸縮することにより、第1搬送部20は水平を保った状態で昇降する。昇降部60の動作については後に詳細に説明する。
図4は、図1のA―A線における断面図であり、図5は、図2のB―B線における断面図である。図4および図5では、昇降部60のピストンロッド64を伸縮させることにより、第1搬送部20が昇降しており、第2搬送部40に対する第1搬送部20の高さ方向の位置が変化している。
図4では、搬送物支持体10は、搬送物Wを搭載した状態で第1搬送部20に載置されており、第1搬送部20は、搬送物Wが第2搬送部40に当接しない高さまで上昇している。このように、搬送物Wが第2搬送部40に当接しない高さまで第1搬送部20を上昇させた状態を上昇状態P1とする。
これに対して、図5では、第1搬送部20が下降していることにより、搬送物Wが第2搬送部40に当接して載置されるとともに、搬送物Wに対して搬送物支持体10が下方に離間している。このように、搬送物支持体10に搭載されていた搬送物Wが第2搬送部40に移載され、搬送物支持体10と搬送物Wが離間する高さまで第1搬送部20を下降させた状態を下降状態P2とする。
図4および図5に示すように、第1搬送部20を上昇状態P1から下降状態P2にすることにより、搬送物支持体10に搭載されていた複数の搬送物Wを一括して第2搬送部40に移載することができる。また、搬送物支持体10は、下降状態P2では複数の搬送物Wから離間するため、第1搬送部20によって第2搬送方向D2に搬送されることにより、トラック荷台TBに回収することができる。このような動作を可能にするための構成および各部の幅方向DBの長さについて以下説明する。
図4に示すように、搬送物W(スキッド112)の幅方向DBの長さをWBLとした場合、搬送物支持体10の幅方向DBの長さは、搬送物Wの幅方向DBの長さWBLよりも小さい第1長さL1に設定されている。
また、第1搬送部20の幅方向DBの長さも、搬送物Wの幅方向DBの長さBLよりも小さい第2長さL2に設定されている。つまり、第1搬送部20の搬送ローラ25は、搬送物支持体10を載置して搬送できるように配置されており、搬送ローラ25を支持する第1搬送部主体21の幅方向DBの長さが第2長さL2に設定されている。
第2搬送部40には、収容部51が形成されている。収容部51には、第1搬送部20および第1搬送部20に載置されて搬送された搬送物支持体10を収容可能である(図5参照)。収容部51の上部には、挿通部53が形成されている。挿通部53は、第1ベルトコンベア43と第2ベルトコンベア44との間に形成された幅方向DBの間隔である。言い換えると、挿通部53は、第1ベルトコンベア43と第2ベルトコンベア44との間に形成され且つ第1搬送方向D1に沿って延びるスリット状の空間である。挿通部53の幅方向DBの長さを第3長さL3とすると、第3長さL3は、第1搬送部20および第1搬送部20に載置された搬送物支持体10が上下方向に通過可能となるように設定されている。具体的には、第3長さL3は、第1ベルトコンベア43および第2ベルトコンベア44に搬送物Wが載置されるように、搬送物Wの幅方向DBの長さWBLよりも小さく設定されている。また、第1搬送部20および第1搬送部20に載置された搬送物支持体10が上下方向に通過可能となるように、前記第3長さL3は、第1搬送部20の幅方向DBの第2長さL2、および搬送物支持体10の幅方向DBの第1長さL1よりも大きく設定されている。
図5に示すように、複数の搬送物Wが第2搬送部40に移載されて空状態S2となった搬送物支持体10は、第1搬送部20に載置された状態で収容部51の挿通部53に配置されている。このため、搬送物支持体10は、挿通部53を通って第2搬送方向D2に移動することが可能である。
―動作―
次に、搬送装置100の動作について説明する。図6から図8は、搬送装置100の動作を示す側面図である。
次に、搬送装置100の動作について説明する。図6から図8は、搬送装置100の動作を示す側面図である。
図6Aは、トラック荷台TBに積載されていた複数の搬送物Wを搬送装置100によって引き出している状態を示している。搬送物支持体10は、複数の搬送物Wが搭載された実状態S1でトラック荷台TBに積載されている。昇降部60は第1搬送部20を上昇させており、第1搬送部20は、搬送物Wが第2搬送部40に当接しない高さである上昇状態P1とされている。また、第1搬送部20の高さ位置は、トラック荷台TBのフリーローラ120の高さ位置と同じ高さにされている。引出部31は、搬送物支持体10に係合した状態で第1搬送方向D1に移動する。これにより、複数の搬送物Wが搭載された搬送物支持体10は、トラック荷台TBのフリーローラ120から第1搬送部20に引き出され、第1搬送方向D1に向けて搬送される。
図6Bは、複数の搬送物Wが搭載された搬送物支持体10が第1搬送方向D1に向けて搬送されて、第2搬送部40に到達した状態を示している。第1搬送部20は、図6Aと同様に、搬送物Wが第2搬送部40に当接しない高さである上昇状態P1とされている(図4参照)。
図7Aは、昇降部60が第1搬送部20を下降させることで、第1搬送部20が下降状態P2とされた状態を示している。第1搬送部20が下降状態P2にされると、搬送物支持体10に搭載されていた搬送物Wが第2搬送部40に当接するとともに、搬送物支持体10が搬送物Wから下方に離間して、複数の搬送物Wが一括して第2搬送部40に移載される(図5参照)。搬送物支持体10は、複数の搬送物Wが第2搬送部40に移載されることで空状態S2となっている。第1搬送部20は、トラック荷台TBのフリーローラ120よりも下方であって、案内部122の下端の高さに位置している。
図7Bは、空状態S2の搬送物支持体10をトラック荷台TBに回収する状態を示している。引出部31は、空状態S2の搬送物支持体10に係合している。引出部31が第2搬送方向D2に移動することで搬送物支持体10は、複数の搬送物Wの下を通過してトラック荷台TBに向けて搬送される。ここで、第1搬送部20とトラック荷台TBのフリーローラ120は高さ方向の位置に差が生じているが、搬送物支持体10は各連結部19において上下方向に屈曲させることが可能であるため、案内部122に当接して屈曲しながら、トラック荷台TBに向けて搬送される。
図8は、空状態S2の搬送物支持体10がトラック荷台TBのフリーローラ120に到達した状態を示している。なお、図7A、図7Bおよび図8では、第2搬送部40に移載された複数の搬送物Wは、移載された位置に留まっている状態を示しているが、第2搬送部40によって複数の搬送物Wを第1搬送方向D1に搬送してもよい。
以上説明した本実施形態に係る搬送装置100によれば、複数の搬送物Wが搭載された実状態S1の搬送物支持体10をトラック荷台TBから引き出して第2搬送部40に一括して移載し、空状態S2の搬送物支持体10を複数の搬送物Wの下を通過させてトラック荷台TBに回収することができる。このため、複数の搬送物Wを搬送物支持体10に搭載して複数の搬送物Wを一括で荷降ろしできるとともに、複数の搬送物Wを搬送物支持体10から一括で移載することで搬送物支持体10を速やかに回収することができる。
―第2実施形態―
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態に係る搬送装置100Aでは、搬送物支持体10Aは上下方向に屈曲できない構成を有する点が前記第1実施形態と異なっている。なお、トラック荷台TBは、フリーローラ120の高さ位置を調整できるように昇降可能であるものとする。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態に係る搬送装置100Aでは、搬送物支持体10Aは上下方向に屈曲できない構成を有する点が前記第1実施形態と異なっている。なお、トラック荷台TBは、フリーローラ120の高さ位置を調整できるように昇降可能であるものとする。
図9は、トラック荷台TBに積載されていた複数の搬送物Wが搬送装置100Aによって引き出され、第2搬送部40に到達した状態を示している。搬送物支持体10Aは連結部19を有しておらず、上下方向に屈曲させることはできない。昇降部60は第1搬送部20を上昇させており、第1搬送部20は、搬送物Wが第2搬送部40に当接しない高さである上昇状態P1とされている。第1搬送部20の高さ位置は、トラック荷台TBのフリーローラ120と同じ高さ位置にされている。
図10は、昇降部60が第1搬送部20を下降させることで、第1搬送部20が下降状態P2とされた状態を示している。第1搬送部20が下降状態P2にされると、搬送物支持体10Aに搭載されていた搬送物Wが第2搬送部40に当接するとともに、搬送物支持体10Aが搬送物Wから下方に離間して、複数の搬送物Wが一括して第2搬送部40に移載される。搬送物支持体10Aは、複数の搬送物Wが第2搬送部40に移載されることで空状態S2となっている。第1搬送部20は、トラック荷台TBのフリーローラ120よりも下方に位置している。
図11は、空状態S2の搬送物支持体10Aをトラック荷台TBに回収する状態を示している。引出部31が第2搬送方向D2に移動することで搬送物支持体10Aは、複数の搬送物Wの下を通過してトラック荷台TBに向けて搬送される。ここで、図10の状態では、第1搬送部20とトラック荷台TBのフリーローラ120は上下方向の位置に差が生じていたが、図11では、トラック荷台TBが下降することにより、フリーローラ120の高さ位置が第1搬送部20と同じ高さ位置に調整されている。このため、空状態S2の搬送物支持体10Aは、第1搬送部20からトラック荷台TBのフリーローラ120に搬送されている。このように、トラック荷台TBのフリーローラ120の高さ位置を変化させることにより、上下方向に屈曲させることができない搬送物支持体10Aであっても、搬送装置100Aからトラック荷台TBに回収することができる。
―他の実施形態―
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、前記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、前記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、第1搬送部20はローラコンベア、第2搬送部40はベルトコンベアとしたが、これに限定されない。また、搬送物Wの荷姿についても限定されず、必ずしもスキッド112に搭載されていなくてもよい。
本発明は、複数の搬送物を一括で荷降ろしできるとともに、複数の搬送物が搭載されていた搬送物支持体を速やかに回収できる搬送装置に適用可能である。
100 搬送装置
10 搬送物支持体
20 第1搬送部
40 第2搬送部
51 収容部
60 昇降部
S1 実状態(第1状態)
S2 空状態(第2状態)
W 搬送物
10 搬送物支持体
20 第1搬送部
40 第2搬送部
51 収容部
60 昇降部
S1 実状態(第1状態)
S2 空状態(第2状態)
W 搬送物
Claims (1)
- 第1搬送方向および該第1搬送方向の反対方向である第2搬送方向にそれぞれ垂直な方向を幅方向とし、該幅方向に、搬送物の前記幅方向の長さよりも小さい第1長さを有し、前記第1搬送方向に複数の前記搬送物が並べて搭載される搬送物支持体と、
前記幅方向に、前記搬送物の前記幅方向の長さよりも大きい第2長さを有し、複数の前記搬送物が搭載されている第1状態の前記搬送物支持体を載置して前記第1搬送方向に搬送するとともに、前記第1状態である前記搬送物支持体から前記搬送物が離間した状態となった第2状態の前記搬送物支持体を載置して前記第2搬送方向に搬送する第1搬送部と、
前記第1搬送部および該第1搬送部に載置された前記搬送物支持体が上下方向に通過可能な間隔が形成された収容部を有し、該収容部に前記第1搬送部および該第1搬送部に載置されて搬送された前記搬送物支持体を収容するとともに、前記第1状態の前記搬送物支持体から移載された前記搬送物を載置して前記第1搬送方向に搬送する第2搬送部と、
前記収容部に前記第1状態の前記搬送物支持体が搬送されて到達する際には、前記搬送物支持体に搭載された前記搬送物が前記第2搬送部に当接しないように前記第1搬送部を上昇させるとともに、前記収容部に前記第1状態の前記搬送物支持体が搬送されて到達した後には、前記搬送物支持体に搭載されている前記搬送物が前記第2搬送部に移載されて前記搬送物支持体が前記第2状態となるように前記第1搬送部を下降させる昇降部と、
を備えることを特徴とする搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017251338A JP2019116351A (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017251338A JP2019116351A (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019116351A true JP2019116351A (ja) | 2019-07-18 |
Family
ID=67303959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017251338A Pending JP2019116351A (ja) | 2017-12-27 | 2017-12-27 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019116351A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115676326A (zh) * | 2021-07-31 | 2023-02-03 | 美蓝(杭州)医药科技有限公司 | 搬运系统 |
-
2017
- 2017-12-27 JP JP2017251338A patent/JP2019116351A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115676326A (zh) * | 2021-07-31 | 2023-02-03 | 美蓝(杭州)医药科技有限公司 | 搬运系统 |
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