JP2019184644A - 光波長変換部材及び発光装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような構成によれば、セラミックス蛍光体の排熱が効率的に行われることで、高出力域における蛍光機能の低下が抑制される発光装置が得られる。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す発光装置10は、光波長変換部材1と、配線板11と、発光素子12とを備える。
光波長変換部材1は、入射した光の波長を変換する部材である。光波長変換部材1は、板状のセラミックス蛍光体2と、金属製の板状の枠体3とを有する。
セラミックス蛍光体2は、蛍光性を有する結晶粒子を主体とする蛍光相と、透光性を有する結晶粒子を主体とする透光相とを有するセラミックス焼結体である。
A:Sc、Y、ランタノイド(但し、Ceは除く)
(但し、Aとして更にGdを含んでいてもよい)
B:Al(但し、Bとして更にGaを含んでいてもよい)
セラミックス蛍光体2として、上記セラミックス焼結体を使用することで、蛍光相と透光相との界面での光の散乱が起き、光の色の角度依存性を減らすことができる。その結果、色の均質性を向上できる。
枠体3は、セラミックス蛍光体2を支持する部材である。枠体3は、第1板部3Aと、第2板部3Bとを有する。
配線板11は、絶縁層と、この絶縁層上に設けられた配線とを有する。絶縁層としては、例えば、セラミックス基板、金属基板に絶縁層をコートした基板、ガラス基板、樹脂基板、複合基板等が使用される。配線は、金属の薄膜等によって構成される。
発光素子12は、例えばLED素子等の半導体発光素子である。発光素子12としては、セラミックス蛍光体2を効率よく励起可能な窒化物半導体が好ましい。なお、発光装置10は、複数の発光素子12を備えてもよい。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)樹脂又はガラスよりも熱伝導率の高い金属製の枠体3によって、セラミックス蛍光体2の放熱性を向上できる。また、枠体3が第1板部3Aと第2板部3Bとを有することで、セラミックス蛍光体2と配線板11との間に発光素子12が配置されるスペースを確保しながら、熱伝導率の比較的高い配線板11に枠体3を直接接合することができる。さらに、第1板部3Aと第2板部3Bとの間に空隙4が形成されることによって、枠体3の表面積が増加して放熱性が向上する。これらの結果、セラミックス蛍光体2の排熱を効率的に行える。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以下に、本開示の効果を確認するために行った試験の内容とその評価とについて説明する。
1mm角の平均厚さ0.2mmのセラミックス蛍光体に対し、レーザー光を照射し、レーザー出力を徐々に上げた。温度消光が生じたときのレーザー出力は、1Wであった。
参考例1のセラミックス蛍光体を、10mm角の平均厚さ0.2mmのアルミニウム製の金属枠の中央部に嵌め込んだ光波長変換部材を作製した。この光波長変換部材において、参考例1と同様の試験を行ったところ、温度消光が生じたときのレーザー出力は、6Wであった。
図4Aに示すように、セラミックス蛍光体2を嵌め込んだ参考例2の金属枠(第1板部103A)に、第2板部103Bを接合した光波長変換部材101を作製した。なお、第1板部103Aと第2板部103Bとの間には空隙が形成されていない。この光波長変換部材に対し、1m/secの風を当てつつレーザー光を照射し、レーザー出力を徐々に上げた。温度消光が生じたときのレーザー出力は、7Wであった。
図4Bに示すように、セラミックス蛍光体2を嵌め込んだ参考例2の金属枠の端部を折り返し、第1板部203Aと、第2板部203Bとを形成した光波長変換部材201を作製した。なお、第1板部203Aと第2板部203Bとの間には空隙が形成されていない。この光波長変換部材において、比較例1と同様の試験を行ったところ、温度消光が生じたときのレーザー出力は、10Wであった。
図1の光波長変換部材1において、比較例1と同様の試験を行ったところ、温度消光が生じたときのレーザー出力は、11Wであった。
図3Bの光波長変換部材1において、比較例1と同様の試験を行ったところ、温度消光が生じたときのレーザー出力は、13Wであった。
以上の結果から、第1板部3Aと第2板部3Bとの間に空隙を設けることによって、放熱性が向上することがわかる。
3B…第2板部、3C…端面、4…空隙、10…発光装置、11…配線板、
12…発光素子。
Claims (5)
- 入射した光の波長を変換するように構成された光波長変換部材であって、
板状のセラミックス蛍光体と、
前記セラミックス蛍光体を支持するように構成された金属製の板状の枠体と、
を有し、
前記枠体は、
前記セラミックス蛍光体の側面に接続される第1板部と、
前記第1板部と平面視で重なるように配置された第2板部と、
を有し、
前記第1板部と前記第2板部との間には空隙が形成される、光波長変換部材。 - 前記空隙は、前記セラミックス蛍光体の厚み方向と平行な断面において閉空間を構成する、請求項1に記載の光波長変換部材。
- 前記第1板部と前記第2板部とは連続した1枚の板で構成される、請求項1又は請求項2に記載の光波長変換部材。
- 前記枠体は、アルミニウム、銅、ニッケル、鉄、又はこれらを組み合わせた合金で構成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光波長変換部材。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光波長変換部材と、
配線板と、
前記配線板に実装された発光素子と、
を備え、
前記光波長変部材の前記枠体は、前記配線板に固定される、発光装置。
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