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JP2019179466A - 操作装置およびその制御方法 - Google Patents

操作装置およびその制御方法 Download PDF

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JP2019179466A JP2018069295A JP2018069295A JP2019179466A JP 2019179466 A JP2019179466 A JP 2019179466A JP 2018069295 A JP2018069295 A JP 2018069295A JP 2018069295 A JP2018069295 A JP 2018069295A JP 2019179466 A JP2019179466 A JP 2019179466A
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崇之 岩佐
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Abstract

【課題】 タッチ操作が可能なスイッチ装置に於いて、手探り状態であってもスイッチの操作が容易にでき、誤操作を起こしにくいことを可能にしたスイッチ装置およびその制御を提供すること。【解決手段】 タッチ操作を検出可能な操作装置において、操作面に対するタッチ及び該タッチを離す一連のタッチ操作において、該タッチの押圧が第1の押圧未満の第1のタッチ操作から該タッチの押圧が前記第1の押圧以上の第2のタッチ操作になったときに、操作面上のタッチ操作を検出する領域を変更する。【選択図】 図14

Description

本発明は、操作装置およびその制御方法に関し、特にタッチ操作方式の操作装置において、タッチ位置および押し込み量に応じて操作が可能な操作装置に関するものである。
例えば、ユーザが電子機器であるカメラで撮影を行うときには、右手人差し指をレリーズボタンの上に置き親指はカメラ背面に置くようにカメラをグリップ(保持)することが多い。従来のカメラにおいて、設定変更などを行うための操作部材である押しボタンスイッチや回転ダイヤルなどは、カメラをグリップする右手の人差し指や親指にあたる位置の近傍に配置されていることが一般的である。このようにカメラをグリップした状態で設定変更を行う場合には、押しボタンスイッチや回転ダイヤルなどを操作するために、一旦、カメラをグリップする右手の人差し指や親指を置き直す必要がある。そのため、瞬時に設定変更をすることが難しく、また、指の置き間違えなどの誤操作も考えられる。
一方、ユーザが少ない負荷で、容易に操作可能な操作部材として、タッチセンサを用いたスイッチやタッチパネルが知られている。しかしながら、タッチセンサ自体は、押しボタンスイッチのように物理的に変位するものではないため、手探りの状態で操作するときには誤操作する可能性もある。
ここで、例えば、特許文献1では、筐体に中心部の両側に斜面を有する凸部または凹部を設け、この形状に沿ってタッチスイッチを配置し、傾斜面に対応して中心部の両側に異なるスイッチ信号を発生させるスイッチ装置が開示されている。
また、特許文献2には、タッチ操作に応じて振動をフィードバックする構成において、タッチ面積に応じて振動の強さを変えることにより、タッチペンや爪等、振動を感じにくい状況の時は振動を強くする触感制御手段が開示されている。
特開2017−27893号公報 特開2015−118605号公報
上述の特許文献に開示された特許文献1では、物理的ボタンやダイヤルとは異なるタッチセンサを用いた操作手段において、物理的な凹凸を設けることで操作部材の位置を認識しやすくしている。また、特許文献2では、触感フィードバックをすることによって、操作入力できたか否かを認識しやすくしている。しかしながら、上述の特許文献に開示された技術は、操作部材の位置や操作入力に対するフィードバックは認識できるが、誤操作されてしまった後の制御については言及されていない。すなわち、例えば、ユーザが誤ってタッチスイッチに触れてしまった場合にも、タッチスイッチが反応してあらかじめ設定されていた信号が出力されてしまう。
そこで、本発明の目的は、タッチ操作が可能な操作装置に於いて、例えば、手探りで操作を行うような状態であっても、操作が容易にでき、かつ、誤操作を起こしにくい手段を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、操作面に対するタッチ操作を検出する検出手段と、前記タッチ操作を検出する前記操作面の領域を変更する変更手段と、前記変更手段は、タッチ及び該タッチを離す一連のタッチ操作において、該タッチの押圧が第1の押圧未満の第1のタッチ操作から該タッチの押圧が前記第1の押圧以上の第2のタッチ操作になったときに前記領域を変更することを特徴とする。
本発明によれば、タッチ操作が可能な操作装置に於いて、例えば、手探りで操作を行うような状態であっても、操作が容易にでき、かつ、誤操作を起こしにくい手段を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るカメラのシステム構成例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係るカメラの全体構成例を示す斜視図 本発明の第1の実施形態に係るタッチスイッチの構成例を示す図 本発明の第1の実施形態に係るタッチスイッチの構成例を示す図 本発明の第1の実施形態に係るタッチスイッチの操作検出の制御を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係るタッチパネルの形状を形成する制御を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係るカメラの構成例およびタッチパネルの形状を示す図 本発明の第3の実施形態に係るタッチパネルの構成例を示す図 本発明の第3の実施形態に係る第1のタッチ操作の例を示す図 本発明の第3の実施形態に係る第2のタッチ操作の例を示す図 本発明の第3の実施形態に係る第3のタッチ操作の例を示す図 本発明の第3の実施形態に係る第1〜第3のタッチ操作に応じたタッチ検出可能な範囲の例を示す図 本発明の第3の実施形態に係るタッチパネルへ連続して操作することに応じたカメラの機能例を示す図 本発明の第3の実施形態に係るタッチパネルへの押圧を変えたタッチ操作に応じてカメラの機能を実行する制御を示すフローチャート
以下に本発明の好ましい実施形態を、添付の図面にもとづいて詳細に説明する。以下では、本発明の操作装置を撮像装置であるカメラに用いる例を説明するが、本発明の操作装置は、撮像装置に限定されず他の電子機器にも適用可能である。
(第1の実施形態)
以下、図1から図5を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。なお、図1〜5で共通する部分には同一の符号を付す。
まず、図1を用いて本実施形態におけるカメラ(撮像装置)のシステム構成を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るカメラ(撮像装置)のシステム構成例を示すブロック図である。
撮像装置であるカメラ1は、本実施形態の電子機器の例である。カメラ1には不図示のレンズマウントを介して、交換式のレンズユニット2(光学系)がカメラ1と通信可能に装着される。点線2aは撮影光軸を示している。
レンズユニット2は、レンズ制御回路201および撮像レンズ群202を有し、カメラ1に装着された状態で、撮像レンズ群202、メインミラー3を介して、撮像ユニット8内部の不図示の撮像素子に被写体像を結像させる。なお、レンズユニット2は交換式に限定されない。
メインミラー3は、撮影光軸2aに対して45°の角度に保持された状態で、撮影レンズ202を通過する撮影光束をファインダユニット7へ導くと共に、その一部を透過させてサブミラー4へ導く。サブミラー4は反射された撮影光束を位相差焦点検出手段5に導き、位相差焦点検出手段5は位相差方式の焦点検出を行う。
ファインダ内表示ユニット6は、例えば選択中の測距点情報などの撮影条件や、その他カメラ1の設定情報などを表示可能であって、ユーザはその表示により情報の確認をすることができる。ファインダユニット7は、メインミラー3により反射された撮影光束を正立正像に変換反射する。ユーザはファインダユニット7を介して被写体像を観察することができる。
撮像ユニット8は、被写体像を光電変換する撮像素子を有し、CCD型、CMOS型及びCID型等様々な形態を有し、いずれの形態の撮像デバイスを採用してもよい。
表示部材9は、例えば3.0インチ程度のTFT液晶パネルなどから構成されており、撮影画像を表示し、さらに、例えば操作・設定のためのUI等を表示することが可能である。また、表示部材9の表示面をタッチパネルとして操作部材を表示した上で、操作部材に対応する個別操作を受け付けることも可能である。
測距点選択ボタン10は、測距点の選択モードを切り替えるための操作部材であり、ユーザは測距点選択ボタン10を押下することにより、測距点を任意の位置に移動させることが可能なモードに切り換える事ができる。
タッチスイッチ12は、タッチ検出部12bを用いたタッチ操作方式のスイッチ部を有する操作装置であり、タッチ操作に応じてタッチ検出部12bにより検出された信号を出力する。ここで、外装部材およびスイッチ部を含む操作装置全体をタッチスイッチ12と称する。タッチ操作の検出の詳細については、図3を用いて後述する。
タッチセンス回路111は、タッチ操作に応じてタッチ検出部12bにより出力された信号からタッチ操作を検出し、タッチ操作状態をMPU101に送信する。MPU101はタッチ操作に従い、メニュー操作や撮影の設定値の変更などの操作を行う事が可能である。
マウント接点13は、レンズユニット2が接続されると、後述するMPU101へ信号を送信する機能も有する。これにより、レンズ制御回路201は、MPU101との間で通信を行い、レンズユニット2内の撮影レンズ202の駆動を行い被写体に焦点を合わせることができる。
カメラ1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、「MPU」と称する)101は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。EEPROM(以下、本体メモリと称する)102には、各種カメラ設定値を記憶することができる。MPU101には、ミラー駆動回路103、スイッチセンス回路104、焦点検出回路105、映像信号処理回路109、タッチスイッチ12が接続されている。これらの回路は、MPU101の制御により動作するものである。MPU101は、レンズユニット2内のレンズ制御回路201とマウント接点13を介して通信を行う。
ミラー駆動回路103は、例えばDCモータとギヤトレイン等によって構成され、メインミラー3を、ファインダにより被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置とに移動させるように駆動する。
焦点検出回路105は、位相差焦点検出手段5より出力された焦点情報又は撮像ユニット8より出力された撮像信号に基づいて焦点検出演算を行う。そして、算出されたデフォーカス量及びデフォーカス方向をMPU101およびマウント接点13を介してレンズ制御回路201へ通信する。
クランプ/CDS(Correllanted Double Samplng=相関二重サンプリング)回路106は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、クランプレベルを変更することが可能である。
AGC(AUTOMATIC GAIN CONTROL=自動利得調整装置)107は、クランプ/CDS回路106と同じく、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、AGCの基本レベルを変更することが可能である。A/D変換器108は、撮像ユニット8のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路109は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路109からのモニタ表示用の画像データは、表示装置駆動回路110を介して表示部材9に表示される。
スイッチセンス回路104は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU101に送信する。
タッチセンス回路111は、タッチスイッチ12の操作状態に応じて入力信号をMPU101に送信する。タッチ検出部12bは、例えば、タッチパネルの電極パターン層や電極膜などであって、保護カバーと接着されてタッチスイッチ12の表面上に配置されている。詳細は図3、図4を用いて後述する。
次に図2を用いて本実施形態におけるカメラ(撮像装置)の全体構成について説明する。カメラ1には、例えば、カメラの動作を制御したり、撮影設定を変更するための様々なスイッチが配置されている。図2は、本発明の第1の実施形態に係るカメラ(撮像装置)の全体構成例を示す斜視図である。
図2(a)はカメラの前面方向からの全体斜視図である。タッチスイッチ12は、常に安定してカメラ1を把持しながら容易に操作が可能なように、例えば、ユーザがカメラを把持する凸状のグリップの近傍に配される。タッチスイッチ12は、本実施形態の操作装置の例であり、詳細は図3を用いて後述する。図2(a)に示すタッチスイッチ12は、筐体の表面に一体として構成されていて、筐体にメカスイッチのような穴を設ける必要が無いため、防塵防滴性能及び外観意匠の自由度を向上することができる。
図2(b)はカメラの背面方向からの全体斜視図である。カメラ背面部には、ファインダユニット7、表示部材9、測距点選択ボタン10、等が配されている。
次に図3を用いて本実施形態におけるタッチスイッチ12の構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るタッチスイッチ(操作装置)の構成例を示す図である。(a)はタッチスイッチの部分斜視図、(b)はタッチスイッチの裏面視部分斜視図、(c)はタッチスイッチの部分分解斜視図、(d)はタッチスイッチの裏面視部分分解斜視図である。図3(a)、(b)、(c)、(d)において、タッチスイッチ12はカメラ1の筐体の表面の一部に設けられたタッチによる操作が可能な操作部材である。
タッチスイッチ12は、ユーザがタッチ操作をするための領域である操作パネル12aを有し、操作パネル12aは、タッチ検出部12bと接着材12cを介して接着されて形成されている。操作パネル12aは、図2に記載のカメラ1をユーザが右手でグリップした時に、自然と人差し指が置かれる位置に配置されることで、操作性を向上させ、決定的瞬間を撮り逃しにくいカメラを提供することが可能になる。
タッチ検出部12bは、本実施形態においては、フレキシブルプリント基板(=FPC)で、銅箔によりパターン形成された銅パターン、ポリイミドのベース部材、ポリイミドのカバー部材から構成されている。タッチ検出部12bのパターンは、例えば、パターン12b−1、パターン12b−2、パターン12b−3、パターン12b−4の上下左右の4つに分割されて構成され、接着剤12cによって操作パネル12aの裏側に設置される。
図3(e)は、本発明の実施例であるタッチスイッチのタッチ検出に関する説明図である。タッチスイッチ12は、タッチセンス回路111を介して、以下の操作パターンおよび状態を検出できる。
・操作パネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。
・操作パネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。
・操作パネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、ムーブと称する)。
・操作パネルへ触れていた指やペンを離したこと(以下、タッチアップと称する)。
・操作パネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)。
これらの操作や、操作パネル12aに指やペンが触れているタッチ位置座標、および指やペンが触れているときの押圧は、タッチ検出部12bおよび非図示の内部バスを通じてタッチセンス回路111に通知される。タッチセンス回路111は通知された情報に基づいてタッチスイッチ12にどのような操作が行なわれたかを判定する。
ムーブについては操作パネル12aを移動する指やペンの移動方向についても、対応するタッチ検出部12bの位置座標の変化に基づいて垂直成分・水平成分毎に判定できる。また操作パネル12aをタッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。ムーブしたことが検出された場合はドラッグが行なわれたと判定するものとする。素早くドラッグを行い最後に指を弾くように離す操作を、フリック操作と判定するものとする。
本実施形態における上記操作の検出方法を詳細に説明する。タッチ検出部12bのパターン12b−1〜12b−4の銅パターンは、各々図3(e)のタッチセンス回路111に接続され、タッチセンス回路111は、上下左右それぞれのパターンの静電容量の変化によりタッチ操作、タッチ位置、押圧を検出する。技術的には公知のものである。また、タッチセンス回路111は、上下左右のパターンから出力されるそれぞれの静電容量値のバランスを判断し、中央エリア12b−5の検出を行うことが可能である。従って、操作パネル12aの表面(操作面)をユーザが指で操作する事で、上下左右の各パターンの静電容量値が変化し、これを検知することで、指の動作方向や押圧の強弱を検出する事が可能である。
次に、図3(e)、図3(f)を用いて、タッチスイッチ12のタッチ操作の例を、カメラ1の測距点選択を具体例に挙げ説明する。図3(f)は、本発明の実施例であるタッチスイッチをカメラ1に取り付け、測距点を動作させた時の対応について説明した図である。
まず、本実施形態に係るカメラ1は測距点を9点備え、例えば、中央の測距点6aが選択されているとする。このとき、ファインダ内表示ユニット6には、9点の測距点6a〜6iが菱形状に表示され、測距点6aは強調表示や枠で囲むなど、選択されていることが見て分かるように表示されている。
ここで、測距点の選択位置を任意に変更できるモードである場合、ユーザはタッチスイッチ12に対してタッチ操作をすることによって測距点の選択位置が変更可能となる。ユーザは、タッチスイッチ12の操作パネル12aの操作面上をフリック操作して、選択位置は指の移動量に従い相対的に移動する。例えば、ユーザが、タッチ検出部12bの中央エリア12b−5から右方向のパターン12b−2の方向に、対応する操作パネル12aの操作面上で指を移動させてフリック操作を行う。その場合、タッチセンス回路111は、右方向の静電容量の移動を検知し、選択されている測距点は、測距点6aから測距点6dに移動する。
上記フリック操作のあと、続けて、指を中央エリア12b−5から左方向のパターン12b−4の方向にフリック操作で指を2回移動した場合、タッチセンス回路111は左方向の静電容量の移動を2回検知する。それに応じて、選択されている測距点は測距点6dから測距点6aに移動、その後さらに、測距点6hに移動する。
上記フリック操作のあと、続けて、指をパターン12b−2とパターン12b−3の間の右下方向に移動させた場合、タッチセンス回路111は2つのパターンから検出される静電容量値から斜め右下方向の移動を検知する。それに応じて、選択されている測距点は、測距点6hから測距点6gに移動する。上下方向についても、同様に、静電容量値の移動方向をタッチセンス回路111が検知して制御することで操作可能である。
次に図4を用いて、タッチスイッチ12の構成、および、ユーザのタッチ操作とその時の静電容量の検出方法について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るタッチスイッチ(操作装置)の構成例を示す図である。
図4(a)は、本実施形態の操作装置であるタッチスイッチ12の断面図である。図3の説明で前述したタッチ検出部12bは、タッチスイッチ12の内観側に、接着剤12cで固定される。この時、操作パネル12aはタッチ検出部12bの領域の端部よりも一定距離L1だけ内側に設置される事が望ましい。これは、操作パネル12aの端部をタッチしたときにその検出ができないことが無いよう、操作パネル12a端部までをタッチ検出部12bで検出するために望ましい構成である。また、ユーザが手探りで操作した際に指の感触で操作パネル12aの端部に触れた事が判断できるように、タッチスイッチ12の操作パネル12aの領域は、周囲に対して表面形状を変える事が望ましい。例えば、図4(a)では、操作パネル12aが周辺部に対して凸形状に形成されている。その他、操作パネル12aの形状は、凹形状であったり凹凸を設けず表面粗さを異ならせてもよい。これにより、手探りで操作する時に、指の感触だけでタッチスイッチ12と操作パネル12aの表面形状の差を判断する事が出来るため、操作パネル12aを容易に探し当てることが可能となる。
また、本実施形態においては、操作パネル12a上に、特定の位置を示す指標部12dが形成されている。本実施形態において指標部12dは、操作パネル12aの略中央部に配置しており、さらに指標部12dは突起形状であり、操作パネル12aの他の領域の表面形状と異なる形状としている。これは、ユーザが手探りで操作した際、スイッチ部12aの特定の位置(本実施形態では中央領域)が指Yで判断可能にするための指標となる。手触りでの感触によって指標とすることが可能であれば、図4(a)に図示したような突起形状に限らず、その他の凸形状や凹形状などでも、また触感をフィードバック制御しても良く、形状や構成は問わない。
図4(b)は、操作パネル12aに指Yを近づけた図4(a)のような状態のときに検出される静電容量検出値14を、タッチ検出部12bの正面図に重畳させた図である。図4(b)に図示した静電容量検出値14は、グラデーションの濃淡で静電容量値の検出値を表現しており、中央部の濃い色は静電容量検出値14が高く、また色の薄い周囲ほど静電容量検出値14が低い事を表している。なお、操作パネル12aへの接触面積が大きいほど、つまり押圧が大きいほど静電容量検出値が高くなる。
図4(c)は、図4(b)に図示した断面A−A部の静電容量値を図示したものである。横軸は距離:L[mm]で、縦軸は静電容量:C[F]である。破線Xm20は、指標部12dの中心線を表している。閾値Yu16および閾値Yd17は、静電容量値からタッチ操作(押圧)を検知するための閾値で、閾値Yu16は閾値Yd17より大きい(閾値Yu16>閾値Yd17)。閾値Yd17は、指Yで操作パネル12aの表面に軽く触れるようにタッチ動作やスライド動作(SW0)などを行った際の静電容量を検出可能な閾値である。閾値Yu16は、指Yで操作パネル12aに確実に触れている状態でタッチ動作やスライド動作(SW1)などを行った際の静電容量を検出可能な閾値である。例えば、指Yで操作パネル12aを押しこむ動作を行ったときや、SW0の押圧以上の押圧でタッチ動作されたことを検出可能できる。
範囲19は、中央エリア12b−5の範囲で閾値Yu16以上の静電容量検出値14が検出された領域を示す。範囲19に閾値Yu16以上の静電容量が検出された際は、ユーザが指Yで指標部12dに確実に触れる又は指標部12dを押しこむような動作(SW1)を行ったということが判別できる。この構成を用いて、操作パネル12aの所定の領域(指標部12d)を押し込んで初めてタッチ検出部12b全体を有効とすることが可能である。すなわち、指標部12dに指Yで確実に触れる又は押し込む動作をするまでは、操作パネル12aの指標部12d以外の領域で検出したタッチ操作をすべて無視するようにする。そうすることにより、不用意にタッチスイッチに触れてしまった場合に動作することなく、ユーザが所定の指標部に確実に触れたあとにのみタッチ操作可能にすることで、手探り操作時の誤操作を防止する事が可能となる。
このときの一連の操作フローを、図5を用いて詳細に説明する。図5のフローチャートは、MPU101によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものである。MPU101、本体メモリ102に格納されているプログラムを展開し、実行することにより実現される。
ステップS1は、カメラ1に備わる不図示の電源スイッチをONにした状態で、電源が各ユニットに供給される。
ステップS2は、図4に記載のタッチ検出部12bの中央エリア12b−5の領域に静電容量が検出されたか否かを判定する。中央エリア12b−5の領域に静電容量が検出された場合は、ステップS3に進み、検出されない場合は、中央エリア12b−5で静電容量を検出するまで待機状態となる。
ステップS3では、タッチパネル12bの中央エリア12b−5で検出した静電容量が閾値Yu16以上であるか否かを判定する。静電容量値が閾値Yu16に満たない場合は、ステップS2に移行し、閾値Yu16以上の場合はステップS4に移行する。この時、操作パネル12aと指Yの関係が図4に示すように、指Yが指標部12dに確実に触れた状態(SW1)であるか否かの判定をしている。
ステップS4では、タッチ検出部12bのすべての領域で検出されたタッチ操作を有効にする状態に移行する。
ここで説明したステップS1〜S4までのフローでは、操作パネル12aにユーザが手探りで操作を行った際、指Yが操作パネル12aに不用意に触れてしまう事で、ユーザが意図しない操作を防止する事が可能となる。つまり、本実施形態においてユーザがタッチスイッチ12を正しく操作するためには、操作パネル12aの中央エリア12b−5にある指標部12dに確実に触れる(SW1)必要がある。
引き続き、ステップS5から操作パネル12aに対する操作方法について説明を行う。ステップS5では、タッチ検出部12bで検出された静電容量値が閾値Yd17以上であるか否かの判断を行う。静電容量値が閾値Yd17以上であれば、ステップS7に移行し、静電容量値が閾値Yd17未満である場合は、ステップS6に移行する。
ステップS6では、タッチ検出部12bの静電容量値が閾値Yd17未満の状態が一定時間経過したか否かを判定する。静電容量値が閾値Yd17を下回った状態でかつその状態が一定時間経過した場合は、ステップS2に移行する。一定時間経過する前に静電容量値が閾値Yd17を超えた場合、ステップS7に移行する。すなわち、一度タッチ操作が有効になったあとは、所定期間経過する前にタッチ操作(SW0)があった場合には継続してタッチ操作を可能とする。所定期間タッチ操作が検出されない状態が継続した場合は、所定期間経過後にリセットして、再度、中央エリア12b−5への操作があるまでは、他の領域のタッチ操作が無効になるようにする。
ステップS7では、閾値Yd17以上の静電容量の強弱、移動量、間隔などの情報から、さまざまなタッチ操作を行う事が可能である。例えば、タッチ操作、プッシュ操作、フリック操作、スワイプ操作、タップ操作、スライド操作等の操作を受け付ける事が可能となる。また、閾値Yu16の以上の押圧(SW1)で指を移動させたときと、閾値Yu16未満かつ閾値Yd17以上の押圧(SW0)で指を移動させたときとで、異なる動作や設定、項目の変更を行う構成とすることも可能である。例えば、SW0でタッチ操作をしている場合は前述した測距点の選択を行い、SW0の押圧以上の強い押圧でタッチ操作した場合(SW1)では他の撮影パラメータの変更、さらに強い押圧でタッチしたとき(SW2)は被写体の撮影を行うこともできる。
ステップS8では、前述した撮影設定の選択および実行が完了し、撮影待機状態に移行する。以上で本フローチャートは終了する。
ここでは、操作パネル12aのタッチ操作を有効にするための中央エリア12b−5への最初の操作として、静電容量が閾値Yu16を超える操作(SW1)として説明したが、押圧が閾値Yu16を超える場合に限らなくてもよい。押圧に関わらず、中央エリア12b−5へ触れたこと(SW0)を検出したら、操作パネル12aの他のタッチ操作を有効にする構成であっても構わない。タッチ検出部12bの構成については、本実施形態で説明した構成、方法に限られず、静電容量式タッチパネルで使用される投影型や表面型の静電容量検出方式や、押圧によって出力値が変化する感圧式センサを使用してもよい。また、タッチスイッチは、本実施形態で説明した形状に限定されず、例えば、カメラの背面液晶やスマートデバイスの表示面など、その他、タッチ操作可能な操作部材に適用可能である。
以上、本実施形態のタッチスイッチによれば、所定の領域にタッチするまでは他の領域のタッチ操作を無効とすることで、ユーザの意図しない誤動作を低減させることが可能になる。また、タッチ操作を有効にするための上記所定の領域を手触りで判別できるような形状(指標)を持たせることで、タッチスイッチを目視できない場合であっても容易に操作することが可能になる。
(第2の実施形態)
以下、図6と図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係る操作装置について説明する。
図6は、カメラ1の行う処理の流れを示すフローチャートである。図6のフローチャートは、MPU101によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものである。MPU101、本体メモリ102に格納されているプログラムを展開し、実行することにより実現される。ここでは、電源ONやユーザの操作等に伴って所定のアプリケーションが起動した状態から処理を開始するものとする。
まず、ステップS201で、タッチ検出部12bの機能が起動したかを判定し、起動した場合はステップS202へ進み、起動していない場合は待機する。
ステップS202、すなわち、タッチ検出部12bが起動した場合(ステップS201でYES)は、タッチ検出部12bの操作範囲内において、閾値Yd17の静電容量を超えるタッチ(SW0)を備えるかを判断する。閾値Yd17の静電容量を超えるタッチ操作があった場合はステップS203へ進み、ない場合はそのままタッチ入力があるまで待機する。
次にステップS203において、閾値Yu16の静電容量を超えるタッチ操作(SW1)を備えるかを判断する。閾値Yu16の静電容量を超えるタッチ操作(SW1)がある場合はステップS204へ進み、閾値Yu16の静電容量を超えるタッチ操作がない(SW0のタッチはある)場合はステップS209へ進む。
タッチ検出部12bの操作範囲内において、閾値Yu16の静電容量を備える場合(S203でYES)、すなわち、SW1の操作があった場合、ステップS204へ進むと、第一の凸形状と第二の凸形状を形成する。第一の凸形状と第二の凸形状は、例えば、面積又は高さが異なる。二段階の凸形状を持たせることにより、ユーザは押圧の異なるSW1とSW0の判別がつきやすく、誤操作を低減させることができる。
ここで、第一および第二の凸形状について、図7を用いて詳細に説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係るカメラの構成例およびタッチパネルの形状を示す図である。図7(a)は、本発明の第二の実施形態に係るカメラ(撮像装置)の背面図、図7(b)は、本実施形態のカメラにおける操作装置(タッチパネル)のAA断面図である。ステップS204において、操作パネル12aへのタッチ操作に応じて、タッチ検出部12bの上に第一の凸形状301a、第二の凸形状301bを生成させる。
本実施形態において、凹凸形成部301は、電解伸縮する素材で構成された複数のアクチュエータで構成され、複数の電極302を有している。例えば、不図示の駆動回路により所定の電極302に電気信号を送り、それぞれのアクチュエータを変化させることで、第一の凸形状301a、第二の凸形状301bを形成する。第一の凸形状301a、第二の凸形状301bの凹凸量は、電極302に印加される駆動電圧によって変化させることが可能である。上述の凹凸形成方法は一例であり、たとえば空気、または水の圧力により凹凸形状を形成しても良く、これに限定されない。
次にステップS205で、ユーザが第一の凸形状301aを押下してタッチ操作を行う。このとき、例えば、閾値Yd17の静電容量を超えるタッチ操作(SW0)を有効なタッチ操作とする。
第一の凸形状301aを押下すると、ステップS206へ進み、所定の第一の機能を実行可能である。このとき、第一の機能は機能のON/OFFだけでなく、フリック操作やスライド動作に応じた設定や項目の変更や調整などを行うことも可能である。ユーザが第一の凸形状301aを押下すると、タッチ検出部12bによるタッチの有無の検出だけでなく、複数の電極302の押し込みによる逆起電力を駆動回路が検出し、押圧の検出ができる。第一の凸形状301aを押下してタッチオン、タッチオフ、タッチ位置の移動などに基づいて、フリック操作やスライド動作が検出されると、その操作に対応する所定の第一の機能を実行可能である。
次にステップS207で、ユーザは更に押し込んで第二の凸形状301bに対してタッチ操作をすることで、第二の凸形状301bを押下する。このとき、第一の凸形状301aに対する操作よりも強い押圧で、閾値Yu16の静電容量を超えるタッチ操作(SW1)を行うことで、第二の凸形状301bを押下する。
第二の凸形状301bがタッチ操作されると、ステップS208へ進み、第一の機能とは異なる所定の第二の機能を実行可能である。このとき、第二の機能は機能のON/OFFだけでなく、フリック操作やスライド動作に応じた設定や項目の変更や調整などを行うことも可能である。第二の凸形状301bを押下してタッチオン、タッチオフ、タッチ位置の移動などに基づいて、フリック操作やスライド動作が検出されると、第二の凸形状への操作に対応する所定の第二の機能を実行可能である。
一方、ステップS203でタッチによる静電容量が閾値Yu16を備えていない場合、すなわち、SW0のタッチ操作があった場合は、ステップS209へ進み、ステップS209では、第一の凸形状301aのみを形成する。すなわち、所定の押圧未満(静電容量が閾値Yu16未満)のタッチ操作(SW0)が検出された場合は、二段階の凸形状は形成しない。
その後、ステップS209で、ユーザは第一の凸形状301aに対してタッチ操作を行い、第一の凸形状301aを押下することで、第一の機能を実行可能である。この時、第一の機能は機能のON/OFFだけでなく、フリック操作やスライド動作に応じた設定や項目の変更や調整などを行うことも可能である。なお、本フローチャートにおいて途中で指を離す動作を行った場合、すなわち静電容量が所定未満になった場合は、フローチャートの動作フローから抜けるものとし、操作パネル上に形成された凹凸形状を元に戻す。
ここでは、閾値Yu16(SW1)と閾値Yd17(SW0)の有無により凹凸形状を形成したが、ユーザのタッチ入力を検出してから凸形状を形成しても良い。例えば、第一の凸形状301a、第二の凸形状301bは、タッチ検出部12bに対する操作範囲や感度によって変更しても良い。また、例えば、静電容量検出値が低い場合には、第一の凸形状301a、第二の凸形状301bは通常の高さ/面積よりも大きくしても良い。これにより、感度が低い操作環境でも、タッチ検出部12bによる操作性の低下を抑制する事ができる。タッチ検出部12bが、タッチペンのような狭い範囲のタッチを検出した時には、第一の凸形状、第二の凸形状の範囲内に凹形状を形成しても良い。これにより、タッチペンが不用意に滑る事を防止できる。
以上、本実施形態によれば、SW0のタッチ操作では第一の凸形状を操作、さらに押下してSW1でタッチ操作した場合には第二の凸形状を操作するように構成することで、タッチ操作の深さ方向を操作者が容易に把握することが可能になる。また、タッチパネル上に第1の実施形態に示すような指標部を設け、第1の実施形態と組み合わせて実施するような構成とすることで、さらに操作性を向上させることが可能である。
(第3の実施形態)
前述したような連続して複数の機能を実行可能な構成において、第1の機能を実行(設定を確定)した位置から連続して次の機能を実行する場合に、第1の機能の実行した位置によっては第2の機能を実行するための操作範囲が足りない可能性も考えられる。例えば、第1の機能を確定した位置がタッチパネルの端部だった場合には、第2の機能を実行するための領域がさらに端に向かう方向だった場合は、その設定を選択することができなくなる。これを解決するための手段として、以下第3の実施形態では、タッチパネルのタッチ検出の有効領域を、タッチ操作に応じて変更する例を説明する。第3の実施形態では、第1の実施形態で前述した操作部材であるタッチスイッチ12、操作パネル12a、タッチ検出部12bを、ユーザが操作パネル上に触れることで操作可能な静電容量方式のタッチパネル42として説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る操作装置であるタッチパネル42の構成例を示す図であり、タッチパネル42の操作パネルにユーザが触れた状態を表している。タッチパネル42は、第1の実施形態のタッチ検出部12bと同様の機能を持つ構成として、電流や電圧が印加される電極部を備える。電極部は交差して配置される複数の電極を有し、一方向に配列された電極を行電極33、行電極33と直交する電極を列電極34とする。
図8に例示するタッチパネル42は、行電極33を7本(電極X1〜電極X7)、列電極34を11本(電極Y1〜電極Y11)備え、MPU101からの指示により、行電極33および列電極34の所望の電極に駆動パルスを印加して電荷を蓄積させる。行電極33および列電極34は、それぞれ、図2で説明したタッチセンス回路111に接続される。タッチセンス回路111は、行電極33および列電極34に蓄積された電荷量を検出し、電荷の変化量が本体メモリ102に記録された所定のタッチ検出閾値を比較することによって、タッチ操作がされたか否かを判定する。
また、図8には、ユーザがタッチパネル42を指Fで操作したときの、行電極33と列電極34の静電容量値をそれぞれ行電極の静電容量値35と列電極の静電容量値36としてグラフで示している。グラフのX軸は各電極(X1〜X7、Y1〜Y11)で、Y軸は電荷の蓄積(静電容量)を表す。図8は、指Fが行電極X3および列電極Y6の交点にタッチしている状態であり、このとき、行電極の静電容量値35のX3の静電容量とY6の静電容量の数値が周囲の電極よりも高くなっている。
次に、図9〜図14を参照して、異なる押圧でスライド操作を行うことにより、複数の機能を実行する(複数の異なる項目を設定する)ための操作を連続して行うときのタッチパネル42の制御について詳細に説明する。複数の機能は、連続して設定されることが望ましい関連性のある機能である。例えば、本実施形態では、撮像装置であるカメラ1の撮影設定および撮影制御に関して、第1のタッチ操作で測距点選択、第2のタッチ操作でAFモードを選択、第3のタッチ操作で撮影時の連写速度を変更する操作を例として説明する。
図9は、本実施形態に係る第1の機能(測距点の選択)を実行するための操作を示している。初期状態では、タッチパネル42には第1のタッチ領域37の範囲内にある電極(X3〜X5、Y4〜Y8)にだけ駆動パルスが印加され、電荷が蓄積された状態である。すなわち、第1のタッチ領域37の範囲内へのタッチは検出可能であるが、電荷が蓄積されていない第1のタッチ領域37以外の周辺領域へのタッチは検出されない。Th30、Th31、Th32は、本体メモリ102に記録されたタッチ検出閾値を示している。静電容量(押圧)がタッチ検出閾値Th30、Th31、Th32と比較してどの範囲に含まれるかと、タッチ位置又はタッチの移動量の組合せに応じて、複数の異なる機能の実行又は複数の異なる設定を行うことが可能である。
ユーザは、タッチパネル42の第1のタッチ領域37をタッチ操作することで第1の機能(測距点の選択)を実行する。ここでは、ユーザが第1のタッチ領域37の第1の押圧位置37Pをタッチした後、(X5,Y7)の座標に指Fをスライド操作した状態を示している。矢印40は指Fの移動方向を表し、ユーザが、第1のタッチ領域37の第1の押圧位置37Pから(X5,Y7)の座標に指Fをスライド操作した状態を示している。ここでユーザが、閾値Th30を超えかつ閾値Th31以下の押圧でタッチ操作を行うことで第1の機能を実行する。
また、第1の押圧位置37Pは、タッチパネル42の略中央部を示していて、本実施形態においては、第1の押圧位置37Pをタッチすることでタッチ操作を有効にするものとする。さらに、例えば、ユーザがタッチパネル42の略中央部(=第1の押圧位置37)をより強く押圧し、閾値Th32を超えるまでは、タッチパネル42のタッチ操作を無効にするように制御することも可能である。このような構成にすることで、ユーザが手探りで、タッチパネル42を操作していても、意図していない誤操作を低減させる事が可能となる。
ここで、(X5,Y7)の座標で閾値Th31を超える押圧でタッチした場合、タッチセンス回路111は、(X5,Y7)の座標を中心とした領域を操作可能な状態にする。すなわち、(X5,Y7)の座標を中心とするタッチ領域にある電極に駆動パルスを印加して、その範囲内のタッチ操作を検出可能な状態に変更する。図10を参照して詳細に説明する。
図10は、本実施形態に係る第2の機能(AFモードの選択)を実行する操作を示している。押圧位置38Pは、図9において第1のタッチ領域37の(X5,Y7)の座標で、閾値Th31を超える押圧操作された領域を示している。押圧位置38Pが閾値Th31を超える押圧でタッチ操作されたことがタッチセンス回路111を介してMPU101へ通知される。それに応じて、MPU101は、第2の押圧位置38Pを中心とした第2のタッチ領域38の(X4〜X6、Y5〜Y9)の範囲に駆動パルスを印加して行電極33および列電極34に電荷を蓄積する。すなわち、第2のタッチ領域38の範囲内へのタッチは検出可能であるが、電荷が蓄積されていない第2のタッチ領域38以外の周辺領域へのタッチは検出されない。
図10では、第2の押圧位置38Pが押圧されたことに応じて第2のタッチ領域38へのタッチ検出が有効になった後、(X6,Y9)の座標に指Fをスライド操作した状態を示している。矢印40は、第2のタッチ領域38の(X5,Y7)の座標を、指Fで押圧したまま、スライド操作した方向を表している。このとき、ユーザは、閾値Th31を超えかつ閾値Th32以下の押圧でタッチ操作を行うことで第2の機能(本実施形態では、AFモードの選択)を実行する。ここで、第2の機能を実行するためにタッチ領域38をスライド操作する場合、第1の機能を実行するときよりも強い押圧力でスライド動作しなければならず、操作時の指の移動時間が長くなってしまう可能性がある。そこで、第1のタッチ領域37をスライド操作するときよりも、第2のタッチ領域38をスライド操作するときのスライド操作を検出する敏感度を高くすることが望ましい。こうすることで、第2のタッチ領域38をスライド操作するときにおいても、不要に操作時間が長くなってしまうことを低減することが可能となる。
ここで、(X6,Y9)の座標でユーザが閾値Th32を超える押圧でタッチ操作した場合、MPU101はカメラの撮影動作を行うと同時に、(X6,Y9)の座標を中心に第3のタッチ領域を操作可能な状態にする。すなわち、(X6,Y9)の座標を中心とする第3のタッチ領域にある電極に駆動パルスを印加して、その範囲内のタッチ操作を検出可能な状態に変更する。図11を参照して詳細に説明する。
図11は、本実施形態に係る第3の機能(連写速度の変更)を実行する操作を示している。本実施形態においては、MPU101によりカメラの撮影動作が指示されたあと、カメラの撮影動作中に、ユーザはタッチパネル42の第3のタッチ領域を操作することで連写速度を変更する。
図10から図11への遷移は、図9から図10への遷移と押圧の閾値が異なるだけで、ほぼ同様の制御である。図10において、第3の押圧位置39Pが閾値Th32を超える押圧でタッチ操作がタッチセンス回路111を介してMPU101へ通知される。MPU101は、第3の押圧位置39Pを中心とする第3のタッチ領域39の(X5〜X7、Y7〜Y11)の範囲に駆動パルスを印加し、行電極33および列電極34に電荷を蓄積した状態にする。矢印40は、第3のタッチ領域39の(X6,Y9)の座標を、指Fで押圧したまま、(X7,Y9)の座標までスライド操作した方向を表している。この時、閾値Th31を超える押圧でタッチ操作を行うことで、撮影動作中の連写速度を変更する。また、このとき、第2のタッチ領域38をスライド操作するときよりも、タッチ操作の検出の敏感度を高くすることが望ましい。
図12は、図9〜図11で述べた第1〜3のタッチ領域の範囲の例を示す図である。図9〜図11では、タッチ領域を指Fで押圧後に、静電容量がMPU101に記録された閾値(Th30、Th31、Th32)を超えた場合、押圧部を中心に新たなタッチ領域が定義されることを説明した。第3の実施形態では、第1のタッチ領域37、第2のタッチ領域38、第3のタッチ領域39の3段階のタッチ操作領域が操作可能な場合を前提としている。この時、タッチパネル42の長辺の1辺を「L」としたとき1段階でタッチ操作可能なタッチパネルの検出範囲は「L/3」である。つまりX段階のタッチ操作が可能なタッチパネルの検出範囲は、1段階あたり「L/X」の長さのタッチ領域を定義すれば、1つのタッチパネルで段階的な操作を連続して操作することが可能となる。また、第1のタッチ領域37、第2のタッチ領域38、第3のタッチ領域39は、図13で後述するファインダ内表示ユニット6と略等倍比率であることが望ましい。こうすることで、カメラのようにファインダを覗き込みながら且つ人差し指でレリーズ釦をブラインド操作するという特殊な状況においても瞬時に所望の操作を行うことが可能となる。
図13では、図9〜図12で前述した、連続して操作可能なタッチパネル42を備えたカメラ1の操作例について説明する。
図13(a)では、ファインダ内表示ユニット6に測距点6a〜6iを表示し、タッチパネル42の第1のタッチ領域37をタッチ操作およびスライド操作することで、所望の測距点を選択することができる。
図13(b)では、ファインダ内表示ユニット6にAF(オートフォーカス)モードを表示し、タッチパネル42の第2のタッチ領域38をスライド操作することで、所望のAFモードを選択し、被写体へのピントの合わせ方を切り換えることが可能となる。ONE SHOT52は、止まっている被写体の撮影に適しており、1回だけピント合わせを行う。AI SERVO53は、撮影距離がたえず変化する(動いている)被写体の撮影に適し、被写体にピントを合わせ続ける。AI FOCUS54は、被写体の状態に応じて、カメラがAFモードを自動的にONE SHOT52からAI SERVO53へと切り換えて被写体にピントを合わせる。
図13(c)では、ファインダ内表示ユニット6にドライブモード(連写速度を変更するモード)を表示する。タッチパネル42の第3のタッチ領域39をスライド操作することで、所望のドライブモードを選択し、連写55や単写56を切り換えることが可能となる。また、連写55や単写56を選択することで連写スピードをリニアリティーに変動させることも可能である。
次に図14を参照して、ユーザがカメラ1に備わるタッチパネル42を操作する際の、一連の操作フローを説明する。図14のフローチャートは、MPU101によって、各処理ブロックを制御し実行される処理手順を図示したものである。MPU101、本体メモリ102に格納されているプログラムを展開し、実行することにより実現される。ここでは、電源ONやユーザの操作等に伴って所定のアプリケーションが起動した状態から処理を開始するものとする。
まず、ステップS301は、カメラ1に備わる不図示の電源スイッチをONにした状態で、電源が各ユニットに供給される。
ステップS302は、図9の第1のタッチ領域37のタッチ操作を有効にする。MPU101は、第1のタッチ領域37の(X3〜X5、Y4〜Y8)の範囲に駆動パルスを印加して行電極33および列電極34に電荷を蓄積した状態にすることで、第1のタッチ領域37の操作を有効化し、ステップS303へ進む。
ステップS303では、第1のタッチ領域37をユーザが以下の式(1)を満たすタッチ操作しているか否かを判定する。
閾値Th30 ≦ 検出値 < 閾値Th31 ・・・式(1)
タッチセンス回路111の検出値が、式(1)を満たす場合はステップS304へ進む。検出値が閾値Th30未満の場合は、検出値が閾値Th30以上になるまで待機状態となる。尚、指でタッチパネル42を触れる場合、必ず閾値はTh30、Th31、Th32の順に、閾値が変化するため、検出値が閾値Th30を飛ばし、いきなり閾値Th31を検出することはない。
次にステップS304では、タッチパネル42の第1のタッチ領域37をユーザがステップS303を満たすタッチ操作をすることで、図13(a)記載の測距点6a〜6iの中から所望の測距点を選択する。ここで、前述した図9の説明では、第1のタッチ領域37の中央付近から右下方向の(X5,Y7)の座標に指Fを移動させた。つまり、図13(a)の測距点を中央から右下方向に選択したことになり、測距点6eをユーザが選択したことになる(ステップS305へ移行)。
ステップS305では、押圧の検出値が閾値Th31以上のタッチ操作がされたか否かを判定する。測距点を選択後に押圧動作を行い、検出値が閾値Th31以上になった場合はユーザが測距点を確定させたものとして、ステップS306へ移行する。検出値が閾値Th31未満の場合はユーザが測距点を選択中であるものとしてステップS303へ戻り、測距点の選択動作を継続する。操作パネルから指が離された場合は、タッチ操作を検出するまで待機状態となる。
ステップS306では、ステップS305でユーザが選択した測距点(図13(a)記載の測距点6e)を確定し、タッチセンス回路111を介してMPU101へ通知する。MPU101は、確定した測距点を本体メモリ102に保持し、ステップS307へ移行する。
次のステップS307では、ステップS306で測距点を確定したときのタッチ位置を中心に、図10に示す第2のタッチ領域38へのタッチ操作を有効化する。すなわち、MPU101は、第2のタッチ領域38の(X4〜X6、Y5〜Y9)の範囲の電極に駆動パルスを印加してタッチ操作を検出可能な状態とする。ステップS308へ移行する。
ステップS308では、第2のタッチ領域38をユーザが以下の式(2)を満たす押圧でタッチ操作しているか否かを判定する。
閾値Th31 ≦ 検出値 < 閾値Th32 ・・・式(2)
タッチセンス回路111の検出値が、式(2)を満たす場合は、ステップS309へ進む。検出値が閾値Th31未満の場合、ステップS303へ戻る。
ステップS309では、ステップS308を満たすタッチ操作に応じて、図13(b)記載のAFモードの中から所望のAFモードを選択する。ここで、図9では第2のタッチ領域38の中央付近から右下方向の(X6,Y9)の座標に指Fを移動させた。つまり、図13(b)に表示されたAFモードの選択画面において中央から右下方向に選択したことになり、右下に表示されているAI FOCUS54が選択される(ステップS310へ移行)。
ステップS310では、押圧の検出値が以下の式(3)を満たすタッチ操作がされたか否かを判定する。
閾値Th32 ≦ 検出値 ・・・式(3)
式(3)を満たす場合はユーザがAFモードを確定させたものとして、ステップS311へ移行する。検出値が閾値Th32未満の場合はユーザがAFモードを選択中であるものとしてステップS308へ戻り、AFモードの選択の制御を継続する。
ステップS311では、ステップS310のユーザ操作に応じて選択されたAFモード(ここでは、図13(b)記載のAI FOCUS54)を確定し、タッチセンス回路111を介してMPU101へ通知する。MPU101は、確定したAFモードを本体メモリ102に保持し、ステップS312へ移行する。
ステップS312では、ステップS311でAFモードを確定したときのタッチ位置を中心に、図11に示す第3のタッチ領域39の操作を有効化する。すなわち、MPU101は、第3のタッチ領域39の(X5〜X7、Y7〜Y11)の範囲の電極に駆動パルスを印加してタッチ操作を検出可能な状態とする。ステップS313へ進む。
ステップS313では、MPU101に保存された撮影設定条件で撮影を行う。ここでは、ステップS306で確定した測距点6eの位置において、ステップS311で確定したAI FOCUSモードでの測距動作を行い、撮影を実行する。
続いてステップS314では、ユーザがタッチパネル42から指を離したか否かを判定する。ユーザがタッチパネル42から指Fを離し、検出値が以下の式(4)を満たす場合、撮影動作を終了する。
検出値 < 閾値Th30 ・・・式(4)
ユーザがタッチパネル42から指Fを離していない場合は、ステップS315へ進む。検出されるタッチ検出値(押圧)に応じて、MPU101の処理が異なる。
ステップS315では、タッチ検出値が前述した式(1)の範囲内に含まれるか否かを判定する。検出値が式(1)を満たす場合は、(A)へ進みステップS304の測距点選択へ戻る。満たさない場合は、ステップS316へ進む。
ステップS316では、タッチ検出値が前述した式(2)の範囲内に含まれるか否かを判定する。検出値が式(2)を満たす場合は、(B)へ進みステップS309のAFモードの選択へ戻る。満たさない場合は、ステップS317へ進む。
ステップS317では、タッチ検出値が前述した式(3)の範囲内に含まれるか否かを判定する。検出値が式(3)を満たす場合、すなわちステップS313から継続して所定以上の押圧でタッチ操作をしているときは、ステップS318へ進む。
続くステップS318では、ステップS317を満たす押圧状態でタッチ操作されている場合において、第3のタッチ領域39を指Fで上下に操作したか否かを判定する。
指Fを上下に操作していない状態であれば、ステップS319へ移行し、あらかじめ設定された撮影条件で撮影を行う。連続撮影時にはあらかじめ設定された連写速度で連続撮影を行う。
指Fを下方向に操作した状態であれば、ステップS320に移行し、撮影を実行中にコマ速(連写速度)を下げる割り込み処理を行う。ここでは、撮影実行処理中に、割り込み処理を行い、MPU101に設定されている撮影条件の連写速度を下げて撮影を実行する。
指Fを上方向に操作した状態であれば、ステップS321へ移行する。ステップS321では、撮影を実行中にコマ速(連写速度)を上げる割り込み処理を行う。ここでは、撮影実行処理中に、割り込み処理を行い、MPU101に設定されている撮影条件の連写速度を上げて撮影を実行する。
ステップS322では、タッチ検出値が前述した式(3)の範囲内に含まれるか否かを判定する。タッチ検出値が継続して式(3)を満たしている場合は、ステップS318へ戻り、指(タッチ位置)の移動操作に応じて、連写速度を設定しながら撮影を継続する。タッチ検出値が式(3)を満たさない場合は、ユーザが指を離した(又はタッチ操作の押圧を弱くした)状態であるため、撮影動作を終了する。
尚、本フローチャートにおいて途中で指を離す動作を行った場合は、フローチャートの動作フローから抜けるものとする。
以上、第3の実施形態によれば、タッチパネルの操作性を向上させることができ、また、操作領域のみに電荷を蓄積してタッチ操作を有効とする構成とすることで、省電力化が可能になる。
なお、本実施形態では、初期状態においてタッチパネルの中央部など所定の位置をタッチすることでタッチ操作を有効としたが、タッチ位置に関わらず最初にタッチした位置を中心に第1のタッチ領域を設定する構成としてもよい。また、本実施形態において、3段階の押圧変化に応じて、3つの異なる機能を実行する例を説明したが、これに限られない。2段階の連続する機能を実行する構成としてもよいし、より細かく押圧の閾値およびタッチ領域を設定して4つ以上の異なる機能を実行するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、技術思想の範囲内において、適宜、変形、改良されて適応するべきものである。例えば、上述した実施形態で、撮像装置として説明したカメラは、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラに適用することができる。また、操作装置の配置についても本実施例の形態に限定されず、例えば、カメラの背面液晶やスマートデバイスの表示面など、その他、タッチ操作可能な操作部材に適用することができる。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
また、本実施形態に係る撮像装置を構成する各手段および撮像装置の制御方法の各ステップは、コンピュータのメモリなどに記憶されたプログラムが動作することによっても実現できる。このコンピュータプログラムおよびこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 カメラ(撮像装置)
6 ファインダ内表示ユニット
7 ファインダユニット
8 撮像ユニット
9 表示部材
10 測距点選択ボタン
12 タッチスイッチ
12a 操作パネル
12b タッチ検出部
12c 接着剤
12d 指標部
101 MPU
102 本体メモリ
104 スイッチセンス回路
111 タッチセンス回路
301 凹凸形成部
33 行電極
34 列電極
37 第1のタッチ領域
38 第2のタッチ領域
39 第3のタッチ領域
42 タッチパネル

Claims (13)

  1. 操作面に対するタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記タッチ操作を検出する前記操作面の領域を変更する変更手段と、
    前記変更手段は、タッチ及び該タッチを離す一連のタッチ操作において、該タッチの押圧が第1の押圧未満の第1のタッチ操作から該タッチの押圧が前記第1の押圧以上の第2のタッチ操作になったときに前記領域を変更する
    ことを特徴とする操作装置。
  2. 前記変更手段は、前記タッチ操作が前記第2のタッチ操作になったときのタッチ位置に応じて前記領域を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記変更手段は、前記タッチ操作が前記第2のタッチ操作になったときのタッチ位置を中心となるように前記領域を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記第1のタッチ操作と前記第2のタッチ操作とで、それぞれ異なる機能を実行する制御手段、
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記異なる機能は、連続する操作で設定される関連性のある機能であることを特徴とする請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記変更手段は、前記第2のタッチ操作で実行される機能に応じて、前記領域の形状を変更可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の操作装置。
  7. 第2の押圧は、前記第1の押圧より大きい押圧力であって、
    前記変更手段は、タッチの押圧が前記第2の押圧以上の第3のタッチ操作になったときに、前記第3の操作になったときのタッチ位置に応じて前記領域をさらに変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作装置。
  8. 前記検出手段は、前記タッチ操作のときのタッチの押圧と所定の閾値とを比較して、複数の段階的なタッチ操作を検出可能であって、
    前記変更手段は、該タッチの押圧が所定の閾値を超えるごとに前記領域を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 前記操作面の1辺をLとし、X段階の閾値をもったタッチ操作を行う場合に、
    前記変更手段は、前記領域の1辺をL/Xの長さにするように前記領域を変更することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の操作装置。
  10. 前記検出手段は、前記操作面の所定の領域へのタッチ操作が検出されるまでは前記操作面上の他の領域へのタッチ操作を無効とすることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の操作装置。
  11. 前記変更手段は、前記所定の領域へのタッチ操作が検出されると、前記第1のタッチ操作に応じた領域を該タッチ操作の検出可能な領域として設定することを特徴とする請求項10に記載の操作装置。
  12. タッチ操作可能な操作面を有する操作装置の制御方法であって、
    前記操作面に対するタッチ操作を検出するステップと、
    検出したタッチ及び該タッチを離す一連のタッチ操作において、該タッチの押圧が第1の押圧未満の第1のタッチ操作から該タッチの押圧が前記第1の押圧以上の第2のタッチ操作になったときに、前記操作面上の該タッチ操作を検出する領域を変更するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項12に記載の各ステップをコンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラム。
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