JP2019172119A - Lock device of vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、乗物用シートのロック装置に関する。 The present invention relates to a vehicle seat locking device.
従来、自動車用シートにおいて、シートクッションに対してシートバックが回動可能に取付けられ、シートクッションに対してシートバックが重ねられた状態でシート全体をフロアに対して略垂直状態に跳ね上げ可能なものがある。かかる自動車用シートは、フロアに配設されたストライカに対してシートクッションの底面に配設されたロック機構を係合させることでフロアに対してシートを固定している。このロック機構は、ロック操作機構によって、シートバックがシートクッションに対して起立して乗員が着座可能となる起立位置においてロック状態となり、シートクッションに対して重ねられた折畳位置においてアンロック状態となるように構成されている。さらに、このロック機構は、ロック操作機構によって、シートバックが折畳位置にある場合においても自動車用シートをフロアに対してロック状態とさせておき、走行中のシートの安定性の確保ができるようになっている。ストライカと、ロック機構と、ロック操作機構と、によってロック装置が構成されている。 Conventionally, in an automobile seat, a seat back is rotatably attached to the seat cushion, and the entire seat can be flipped up substantially vertically with respect to the floor in a state where the seat back is stacked on the seat cushion. There is something. In such a vehicle seat, the seat is fixed to the floor by engaging a striker disposed on the floor with a lock mechanism disposed on the bottom surface of the seat cushion. This locking mechanism is locked at the standing position where the seat back stands up with respect to the seat cushion and the occupant can be seated by the lock operation mechanism, and is unlocked at the folding position overlapped with the seat cushion. It is comprised so that it may become. Furthermore, the lock mechanism allows the vehicle seat to be locked with respect to the floor even when the seat back is in the folded position by the lock operation mechanism, so that the stability of the traveling seat can be ensured. It has become. The striker, the lock mechanism, and the lock operation mechanism constitute a lock device.
図30に示すように、ロック装置100は、シートクッションの後側底面に配設された左右一対のロック機構200と、ロック機構200を操作するシートクッションの前側底面に配設されたロック操作機構300と、を有する。ロック機構200は、ベースプレート210と、フック220と、ポール230と、レバー240と、を有する。ベースプレート210には、フロアに配設されたストライカ400を受け入れ可能な凹部211が形成されている。フック220は、ベースプレート210に対しフック軸221を中心に回動可能に支持されており、その顎部222でストライカ400を凹部211の上端縁部に対して押し付けたロック状態を採れるようになっている。ポール230は、ベースプレート210に対しポール軸231を中心に回動可能に支持されており、そのフック係合部232をロック状態のフック220に対して係合しフック220の回動を止められるようになっている。レバー240は、ベースプレート210に対しポール230と一体にポール軸231を中心に回動可能に支持されており、ポール軸231と反対側の端部に第1ケーブル250の一端部が取付けられている。フック220とポール230との間には付勢ばね(図示せず)が配設されて、図30において、フック220は、フック軸221を中心に反時計回りに回動付勢されており、ポール230は、ポール軸231を中心に時計回りに回動付勢されている。
As shown in FIG. 30, the
図30に示すように、ロック操作機構300は、基板310と、第1リンク320と、第2リンク330と、連結アーム340と、を有する。基板310には、その一端部にアーム当接部311が設けられている。第1リンク320は、基板310に対しリンク軸321を中心に回動可能に支持されており、リンク軸321から径方向に延びる第1腕部322と、第2腕部323と、を有する。第1腕部322のリンク軸321と反対側の端部に第1ケーブル250の他端部が取付けられている。なお、左右のロック機構200の第1ケーブル250の他端部はいずれも第1腕部322のリンク軸321と反対側の端部に取付けられている。第2腕部323のリンク軸321と反対側の端部には、連結アーム340を回動可能に支持するアーム軸341が設けられている。第2リンク330は、基板310に対しリンク軸321を中心に回動可能に支持されており、リンク軸321から径方向に延びる第1アーム部331と、第2アーム部332と、を有する。第1アーム部331のリンク軸321と反対側の端部には、アーム係合ピン331aが配設されている。第2アーム部332のリンク軸321と反対側の端部には、第2ケーブル350の一端部が取付けられている。連結アーム340は、アーム軸341から径方向に延びるフック部342と、ベース当接部343と、を有する。フック部342は、その顎部がアーム係合ピン331aに係合可能である。ベース当接部343は、アーム当接部311に当接可能である。第1リンク320は、図30において、リンク軸321を中心に反時計回りに回動付勢されて回動が止められている。第2リンク330は、図30において、リンク軸321を中心に反時計回りに回動付勢されて回動が止められている。連結アーム340は、図30において、アーム軸341を中心に時計回りに回動付勢されてフック部342がアーム係合ピン331aに係合して回動が止められている。第2ケーブル350の他端部は、シートクッションフレーム360に対して、リクライニング軸380を中心に回動するシートバックフレーム370に取付けられたリングプレート371のリクライニング軸380から離隔した一端部に取付けられている。
As illustrated in FIG. 30, the
ロック装置100の作動について説明する。図30に示すロック状態から図31に示すようにシートクッションフレーム360に対してシートバックフレーム370を倒し込んでいくと、第2ケーブル350が牽引されることにより第2リンク330がリンク軸321を中心に図31において時計回りに回動する。それに伴って、連結アーム340のフック部342がアーム係合ピン331aに係合しているので第1リンク320もリンク軸321を中心に図31において時計回りに回動する。これによって、第1ケーブル250が牽引されることによってロック機構200のレバー240とポール230が図31において反時計回りに回動してポール230とフック220の係合が外れ、フック220がフック軸221を中心に図31において反時計回りに回動する。そして、フック220の顎部222がストライカ400を凹部211の上端縁部に対して押し付けたロック状態を解除してアンロック状態となる。さらに、シートクッションフレーム360に対してシートバックフレーム370を倒し込んでいくと、連結アーム340のベース当接部343が基板310のアーム当接部311に当接して、連結アーム340は図31においてアーム軸341を中心に反時計回りに回動する。すると、図32に示すように、連結アーム340のフック部342がアーム係合ピン331aに係合から外れ、第1リンク320がリンク軸321を中心に図32において反時計回りに回動してロック機構200のレバー240とポール230が第1ケーブル250で牽引されない状態になる。図32に示す状態においてストライカ400に対してベースプレート210の凹部211を押し付けていくとロック機構200はロック状態となる。特許文献1には、上記ロック装置100と類似の乗物用シートのロック装置が開示されている。
The operation of the
上述の自動車用シートのロック装置においては、ロック操作機構300における連結アーム340が、フック部342とベース当接部343とを有している。すなわち、第1リンク320の回動に伴って基板310のアーム当接部311に当接して連結アーム340をアーム軸341を中心に回動させる部分と、アーム係合ピン331aに係合するフック部342とが別の部位として設けられていた。これによって、連結アーム340が大型化して軽量化を阻害するおそれがあった。
In the above-described automobile seat locking device, the connecting
このような問題に鑑み本発明の課題は、シートバックとロック装置が連動するとともに、シートバックがシートクッションに対し折畳位置にあってもロック状態を維持できることができる小型軽量な乗物用シートのロック装置を提供することにある。 In view of such problems, an object of the present invention is to provide a compact and lightweight vehicle seat that can maintain a locked state even when the seat back and the locking device are interlocked and the seat back is in a folded position with respect to the seat cushion. It is to provide a locking device.
本発明の第1発明は、シートクッションと、該シートクッションに対して起立した起立位置と重ねられた折畳位置との間を回動自在に取付けられたシートバックと、を備えた乗物用シートを乗物ボデーに対して保持可能な乗物用シートのロック装置であって、該乗物用シートのロック装置は、前記乗物ボデーと前記乗物用シートの一方に設けられたストライカと、前記乗物用シートと前記乗物ボデーの他方に設けられたロック機構と、を備え、該ロック機構は、前記ストライカを受け入れ可能な凹部を有する第1ベースプレートと、該第1ベースプレートに対しフック軸によって回動自在に軸支され前記ストライカが前記凹部内に入り込む動きに押されて回動して前記凹部の端縁部との間で前記ストライカを挟持したロック状態と挟持しないアンロック状態を形成可能であるとともに該アンロック状態を形成する方向に回動付勢されたフックと、前記第1ベースプレートに対しポール軸によって回動自在に軸支され前記フックと係合することで前記フックを前記ロック状態に保持するポールと、を備えており、さらに、前記ロック機構は、第2ベースプレートと、該第2ベースプレートに対し解除レバー軸によって回動自在に軸支されるとともに前記ポールと連動して回動して前記解除レバー軸から離隔した部位に前記解除レバー軸と平行に設けられた連結フック軸によって回動自在に軸支された連結フックを有する解除レバーと、前記解除レバー軸によって回動自在に軸支され前記連結フックが係合することで前記解除レバーと一体となって回動することを可能とする連結ピンを有する操作レバーと、を備えており、前記操作レバーは前記シートバックの前記シートクッションに対する回動と連動して回動するように前記シートバックに対して連結部材で連結されて前記解除レバーと同じ方向に回動付勢されており、前記連結フックは前記連結ピンに係合するピン係合部が前記連結ピンに係合する方向に回動付勢されており、前記シートバックが前記起立位置にあり前記ポールが前記フックを前記ロック状態に保持した状態で前記シートバックを前記折畳位置に回動させると、前記解除レバーは、前記連結フックの前記ピン係合部が回動付勢力によって前記連結ピンに係合した状態で、前記操作レバーが回動付勢に抗する方向に回動させられる動きに伴って前記操作レバーと一体となって回動して前記ポールを前記フックとの係合を外す向きに回動させて前記フックを前記アンロック状態とし、前記操作レバーが所定の角度回動したとき前記連結フックの前記ピン係合部の一部が前記第2ベースプレートに配設された連結フック当接部に当接して前記連結フックを前記連結ピンとの係合が外れる方向に回動させて係合を外し、前記解除レバーは前記ロック状態の位置に復帰して前記フックが回動して前記ロック状態となったとき前記ポールがその付勢力によって前記フックと係合することを許容するように構成されていることを特徴とする。 According to a first aspect of the present invention, there is provided a vehicle seat comprising: a seat cushion; and a seat back that is rotatably mounted between a standing position that stands up with respect to the seat cushion and a folded position that is overlapped. A vehicle seat locking device capable of holding the vehicle body, the vehicle seat locking device comprising: a striker provided on one of the vehicle body and the vehicle seat; and the vehicle seat. A locking mechanism provided on the other side of the vehicle body, the locking mechanism being pivotally supported by a first base plate having a recess capable of receiving the striker, and pivotable by a hook shaft with respect to the first base plate. The striker is pushed by the movement into the recess and is rotated so that the striker is clamped between the end edge of the recess and the striker is not sandwiched. A hook that can form an unlocked state and is urged to rotate in a direction to form the unlocked state, and is pivotally supported by a pole shaft with respect to the first base plate and engaged with the hook. A pole for holding the hook in the locked state, and the lock mechanism is pivotally supported by a second base plate and a release lever shaft with respect to the second base plate so as to be rotatable. A release lever having a connection hook pivotally supported by a connection hook shaft provided in parallel with the release lever shaft at a portion separated from the release lever shaft by rotating in conjunction with the release lever shaft; A connecting pin that is pivotally supported by a shaft and that can rotate together with the release lever by engaging the connecting hook. An operation lever that is connected to the seat back by a connecting member so as to rotate in conjunction with the rotation of the seat back relative to the seat cushion, and is the same as the release lever. The connecting hook is urged to rotate in a direction in which a pin engaging portion that engages with the connecting pin engages with the connecting pin, and the seat back is in the upright position. When the seat back is rotated to the folding position with the pole holding the hook in the locked state, the release lever is configured so that the pin engaging portion of the connecting hook is rotated by a biasing force. In a state where the operating lever is engaged with the connecting pin, the operating lever is rotated integrally with the operating lever in accordance with the movement of the operating lever in a direction against the rotation bias, and the pole is hooked. The hook is put in the unlocked state by rotating it in a direction to release the engagement with the pin, and when the operating lever is rotated by a predetermined angle, a part of the pin engaging portion of the connecting hook is brought into contact with the second base plate. Abutting on the disposed coupling hook abutting portion, the coupling hook is rotated in a direction to disengage from the coupling pin to disengage, and the release lever is returned to the locked position and the The hook is configured to allow the pole to engage with the hook by its urging force when the hook is turned into the locked state.
第1発明によれば、連結フックは連結フック軸によって解除レバーに対して回動可能に支持され、ピン係合部が連結ピンに係合する方向に回動付勢されている。そして、操作レバーが所定の角度回動したとき連結フックのピン係合部の一部が第2ベースプレートに配設された連結フック当接部に当接してピン係合部と連結ピンとの係合が外れる方向に連結フックは回動する。これによって、連結フックにピン係合部以外の第2ベースプレートに配設された連結フック当接部に当接する部分を設ける必要がなく、連結フックを小型軽量にすることができロック機構の小型軽量化を図ることができる。また、シートバックが起立位置にあってフックがストライカを挟持したロック状態からシートバックを折畳位置に回動させると、操作レバーと解除レバーを介してポールが回動されてフックとの係合が解除される。これによって、フックはその回動付勢力によってアンロック状態となり乗物用シートを乗物ボデーから離隔させることができる。そして、シートバックを折畳位置に保持したままロック機構をストライカに近づけるとフックはストライカによる押圧によってその回動付勢力に抗して回動されロック状態となり、ポールが解除レバーによる回動付勢力によってフックと係合してロック状態を保持する。すなわち、シートバックを折畳位置に保持したまま乗物用シートを乗物ボデーに対してロックした状態にさせておき走行中のシートの安定性を確保することができる。 According to the first aspect of the present invention, the connecting hook is supported by the connecting hook shaft so as to be rotatable with respect to the release lever, and the pin engaging portion is urged to rotate in a direction to engage the connecting pin. Then, when the operating lever is rotated by a predetermined angle, a part of the pin engaging portion of the connection hook comes into contact with the connection hook contact portion disposed on the second base plate, and the pin engagement portion and the connection pin are engaged. The connecting hook is rotated in the direction in which it is removed. As a result, it is not necessary to provide the connecting hook with a portion that contacts the connecting hook contact portion disposed on the second base plate other than the pin engaging portion, and the connecting hook can be reduced in size and weight, and the lock mechanism can be reduced in size and weight. Can be achieved. In addition, when the seat back is turned to the folding position from the locked state where the seat back is in the standing position and the hook holds the striker, the pole is rotated via the operation lever and the release lever to engage with the hook. Is released. As a result, the hook is unlocked by the rotational biasing force, and the vehicle seat can be separated from the vehicle body. When the lock mechanism is brought close to the striker while the seat back is held in the folded position, the hook is turned against the turning urging force by the striker to be locked, and the pole is turned by the release lever. By engaging with the hook, the locked state is maintained. That is, the vehicle seat can be locked with respect to the vehicle body while the seat back is held in the folded position, and the stability of the traveling seat can be ensured.
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ストライカは前記乗物ボデーに設けられ、前記ロック機構は前記乗物用シートに設けられており、前記ポールと前記解除レバーとはケーブルで連結されて連動して回動するように構成されていることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the striker is provided in the vehicle body, the lock mechanism is provided in the vehicle seat, and the pole and the release lever are connected by a cable. And are configured to rotate in conjunction with each other.
第2発明によれば、乗物用シートに、フックとポールが配設された第1ベースプレートと、解除レバーと操作レバーが配設された第2ベースプレートと、が取付けられ、ポールと解除レバーとはケーブルで連動可能に連結されている。これによって、乗物用シートにおけるロック機構の配設自由度が拡大する。 According to the second invention, a first base plate on which a hook and a pole are disposed and a second base plate on which a release lever and an operation lever are disposed are attached to the vehicle seat. It is connected so that it can be linked with a cable. This increases the degree of freedom in disposing the lock mechanism in the vehicle seat.
本発明の第3発明は、シートクッションと、該シートクッションに対して起立した起立位置と重ねられた折畳位置との間を回動自在に取付けられたシートバックと、を備えた乗物用シートを乗物ボデーに対して保持可能な乗物用シートのロック装置であって、該乗物用シートのロック装置は、前記乗物ボデーと前記乗物用シートの一方に設けられたストライカと、前記乗物用シートと前記乗物ボデーの他方に設けられたロック機構と、を備え、該ロック機構は、前記ストライカを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、該ベースプレートに対しフック軸によって回動自在に軸支され前記ストライカが前記凹部内に入り込む動きに押されて回動して前記凹部の端縁部との間で前記ストライカを挟持したロック状態と挟持しないアンロック状態を形成可能であるとともに該アンロック状態を形成する方向に回動付勢されたフックと、前記ベースプレートに対しポール軸によって回動自在に軸支され前記フックと係合することで前記フックを前記ロック状態に保持するポールと、前記ベースプレートに対し解除レバー軸によって回動自在に軸支されるとともに前記ポールと連動して回動して前記解除レバー軸から離隔した部位に前記解除レバー軸と平行に設けられた連結フック軸によって回動自在に軸支された連結フックを有する解除レバーと、前記解除レバー軸によって回動自在に軸支され前記連結フックが係合することで前記解除レバーと一体となって回動することを可能とする連結ピンを有する操作レバーと、を備えており、前記ポールと前記解除レバーとはいずれか一方に設けられた突起部がいずれか他方に設けられた孔に挿入されることにより連結されて連動するように構成されており、前記操作レバーは前記シートバックの前記シートクッションに対する回動と連動して回動するように前記シートバックに対して連結部材で連結されて前記解除レバーと同じ方向に回動付勢されており、前記連結フックは前記連結ピンに係合するピン係合部が前記連結ピンに係合する方向に回動付勢されており、前記シートバックが前記起立位置にあり前記ポールが前記フックを前記ロック状態に保持した状態で前記シートバックを前記折畳位置に回動させると、前記解除レバーは、前記連結フックの前記ピン係合部が回動付勢力によって前記連結ピンに係合した状態で、前記操作レバーが回動付勢に抗する方向に回動させられる動きに伴って前記操作レバーと一体となって回動して前記ポールを前記フックとの係合を外す向きに回動させて前記フックを前記アンロック状態とし、前記操作レバーが所定の角度回動したとき前記連結フックの前記ピン係合部の一部が前記ベースプレートに配設された連結フック当接部に当接して前記連結フックを前記連結ピンとの係合が外れる方向に回動させて係合を外し、前記解除レバーは前記ロック状態の位置に復帰して前記フックが回動して前記ロック状態となったとき前記ポールがその付勢力によって前記フックと係合することを許容するように構成されていることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a vehicle seat comprising: a seat cushion; and a seat back that is rotatably mounted between a standing position that stands up with respect to the seat cushion and a folded position that overlaps the seat cushion. A vehicle seat locking device capable of holding the vehicle body, the vehicle seat locking device comprising: a striker provided on one of the vehicle body and the vehicle seat; and the vehicle seat. A lock mechanism provided on the other side of the vehicle body, the lock mechanism being supported by a base plate having a recess capable of receiving the striker, and pivotally supported by a hook shaft with respect to the base plate. The locked state in which the striker is clamped between the end edge of the recess and the unlocked state in which the striker is not clamped by being pushed by the movement entering the recess. A hook which is capable of forming a state and is urged to rotate in a direction to form the unlocked state, and is pivotally supported by a pole shaft with respect to the base plate so as to be rotatable. A pole that is held in the locked state, and is pivotally supported by a release lever shaft with respect to the base plate, and is rotated in conjunction with the pole and separated from the release lever shaft. A release lever having a connection hook pivotally supported by a connection hook shaft provided in parallel; and the release lever by being pivotally supported by the release lever shaft and engaging with the connection hook; An operation lever having a connecting pin that can rotate together, and either the pole or the release lever The protrusion provided is connected to and interlocked by being inserted into a hole provided on the other, and the operation lever is interlocked with the rotation of the seat back relative to the seat cushion. It is connected to the seat back by a connecting member so as to rotate, and is urged to rotate in the same direction as the release lever, and the connecting hook has a pin engaging portion that engages with the connecting pin. The seatback is biased in a direction to engage with a pin, and the seatback is rotated to the folding position while the seatback is in the standing position and the pole holds the hook in the locked state. The release lever is rotated in a direction against the rotation bias in a state where the pin engaging portion of the connection hook is engaged with the connection pin by a rotation biasing force. And the lever is rotated together with the operation lever to rotate the pole in a direction to disengage the hook from the hook so that the hook is in the unlocked state. When rotating, a part of the pin engaging portion of the connecting hook comes into contact with the connecting hook abutting portion disposed on the base plate, and the connecting hook is rotated in a direction to disengage the connecting pin. The release lever returns to the locked position and allows the pole to engage with the hook by its urging force when the hook is turned into the locked state. It is characterized by being comprised.
第3発明によれば、連結フックは連結フック軸によって解除レバーに対して回動可能に支持され、ピン係合部が連結ピンに係合する方向に回動付勢されている。そして、操作レバーが所定の角度回動したとき連結フックのピン係合部の一部がベースプレートに配設された連結フック当接部に当接してピン係合部と連結ピンとの係合が外れる方向に連結フックは回動する。これによって、連結フックにピン係合部以外のベースプレートに配設された連結フック当接部に当接する部分を設ける必要がなく、連結フックを小型軽量にすることができロック機構の小型軽量化を図ることができる。そして、ベースプレートにフックとポールと解除レバーと操作レバーが配設され、ポールと解除レバーとはいずれか一方に設けられた突起部がいずれか他方に設けられた孔に挿入されることに連動可能に連結されている。これによって、乗物用シートにおけるロック機構の構造を簡潔化できさらに軽量化を図ることができる。また、シートバックが起立位置にあってフックがストライカを挟持したロック状態からシートバックを折畳位置に回動させると、操作レバーと解除レバーを介してポールが回動されてフックとの係合が解除される。これによって、フックはその回動付勢力によってアンロック状態となり乗物用シートを乗物ボデーから離隔させることができる。そして、シートバックを折畳位置に保持したままロック機構をストライカに近づけるとフックはストライカによる押圧によってその回動付勢力に抗して回動されロック状態となり、ポールが解除レバーによる回動付勢力によってフックと係合してロック状態を保持する。すなわち、シートバックを折畳位置に保持したまま乗物用シートを乗物ボデーに対してロックした状態にさせておき走行中のシートの安定性を確保することができる。 According to the third aspect of the present invention, the connecting hook is supported by the connecting hook shaft so as to be rotatable with respect to the release lever, and the pin engaging portion is urged to rotate in a direction to engage the connecting pin. When the operating lever is rotated by a predetermined angle, a part of the pin engaging portion of the connecting hook comes into contact with the connecting hook contacting portion disposed on the base plate, and the engagement between the pin engaging portion and the connecting pin is released. The connecting hook rotates in the direction. As a result, it is not necessary to provide the connecting hook with a portion that contacts the connecting hook abutting portion disposed on the base plate other than the pin engaging portion, and the connecting hook can be reduced in size and weight, and the lock mechanism can be reduced in size and weight. Can be planned. The base plate is equipped with a hook, pole, release lever, and operation lever, and can be interlocked with the protrusion provided on one of the pole and release lever being inserted into the hole provided on the other It is connected to. As a result, the structure of the locking mechanism in the vehicle seat can be simplified and further lightened. In addition, when the seat back is turned to the folding position from the locked state where the seat back is in the standing position and the hook holds the striker, the pole is rotated via the operation lever and the release lever to engage with the hook. Is released. As a result, the hook is unlocked by the rotational biasing force, and the vehicle seat can be separated from the vehicle body. When the lock mechanism is brought close to the striker while the seat back is held in the folded position, the hook is turned against the turning urging force by the striker to be locked, and the pole is turned by the release lever. By engaging with the hook, the locked state is maintained. That is, the vehicle seat can be locked with respect to the vehicle body while the seat back is held in the folded position, and the stability of the traveling seat can be ensured.
図1〜図14は、本発明の第1実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シート1に本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車のフロアFLに自動車用シート1を取付けたときの自動車及び自動車用シート1の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。ここで、自動車用シート1とフロアFLが、それぞれ、特許請求の範囲の「乗物用シート」と「乗物ボデー」に相当する。
1 to 14 show a first embodiment of the present invention. This embodiment is an example in which the present invention is applied to an
図1は、本発明の第1実施形態である乗物用シートのロック装置を適用した乗員が着座する使用状態にある自動車用シート1を示す。自動車用シート1は、シートクッション2と、シートクッション2の後端部側に左右方向(紙面の表裏方向)に延びるリクライニング軸RPの回りに回動可能に取付けられたシートバック3と、を有する。シートクッション2におけるクッションフレーム4の前端部側は、フロアFLに固定されたブラケット5に対し、左右方向に延びる回動軸6によって回動可能に取付けられている。クッションフレーム4の後端部側は、シートバック3におけるバックフレーム9の下端部側に対し、左右方向に延びるリクライニング軸RPによって回動可能に取付けられている。ロック装置7は、クッションフレーム4の後端部側下部とフロアFLとの間において、自動車用シート1をフロアFLに対しロック及びアンロック可能に配設されている。ロック装置7は、クッションフレーム4の後端部側下部に取付けられたロック機構10と、フロアFLに固定されたストライカ8(図2参照)と、を有する。なお、回動軸6による連結部及びロック装置7は、自動車用シート1の左右両サイドに配設される。ここで、ロック装置7が、特許請求の範囲の「乗物用シートのロック装置」に相当する。
FIG. 1 shows an
図2〜図6は、自動車用シート1の動作状況を模式的に示す側面図である。図2に示すように、シートクッション2に対してシートバック3が起立位置にある状態において、ロック装置7はロック状態にある。図3に示すように、シートクッション2に対してシートバック3を倒し込んで重ねられた折畳位置にある状態にすると、ロック装置7はアンロック状態となる。図4に示すように、シートクッション2に対してシートバック3を折畳位置にして回動軸6を中心にシートクッション2の後側を上方に持ち上げると自動車用シート1をフロアFLに対して前方に跳ね上げた格納状態となる。図5に示すように、格納状態にある自動車用シート1を回動軸6を中心に後方に降ろすとロック装置7はロック状態に復帰する。図6に示すように、シートクッション2に対してシートバック3を起立位置に戻すと初期の図2に示す状態に復帰する。かかるシートクッション2及びシートバック3の操作におけるロック装置7の動作の詳細については後述する。
2-6 is a side view which shows typically the operation | movement condition of the
図1〜図14に本発明の第1実施形態に係るロック装置7を示す。ロック装置7は、ロック機構10とストライカ8とを有する。ロック機構10は、クッションフレーム4の後端部側下部に取付けられた左右一対の第1ロック機構101と、クッションフレーム4の前端部側下部に取付けられた第2ロック機構102と、を有する。左右一対の第1ロック機構101と第2ロック機構102との間は、第1ケーブル103によって連結され、第2ロック機構102とバックフレーム9との間は、第2ケーブル104によって連結されている。第1ロック機構101と第2ロック機構102が、特許請求の範囲の「ロック機構」に相当する。
1 to 14 show a
図7に示すように、第1ロック機構101は、第1ベースプレート11と、第1ベースプレート11に取付けられたフック12と、ポール13と、第1解除レバー14と、を備える。第1ベースプレート11は、略同一形状の2枚のプレートが間に空間を設けて対向して組み付けられることで形成されている。第1ベースプレート11の上部には、クッションフレーム4に対して取付けるためのボルトを通す取付孔11aが設けられ、第1ベースプレート11の下部には、下方に向けて開口してストライカ8を受け入れ可能な凹部11bが設けられている。また、2枚のプレートのいずれかには、第1ケーブル103のアウタパイプを固定する固定部11cと、フック12のストッパ部11dと、解除レバー14のストッパ部11eと、が立壁状に形成されている。第1ベースプレート11は、2枚のプレートがフック12を回動可能に支持するフック軸12Pと、ポール13と第1解除レバー14を回動可能に支持するポール軸13Pと、によって間にフック12やポール13や第1解除レバー14を配置する空間を設けて連結されて形成されている。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、フック12は、板状の部材で第1ベースプレート11に対して、フック軸12P回りに回動できるように取付けられている。フック12は、側面視において前上方に向けて開口したフック部12aを備えている。フック12の上端部には、前方に向けて突出する前突出部12bが設けられ、前突出部12bの下面側は後述するポール13のフック係合面部13aに対向して係合可能なポール係合面部12b1として形成されている。フック12の上端部には、上方に向けて突出しポール13との間に配設される付勢ばねSの後端部を係止可能なばね係止部12cが設けられている。付勢ばねSの働きにより、フック12は、図7においてフック軸12Pを中心に反時計回りに回動付勢されている。フック12の回動により、フック部12aは、第1ベースプレート11の凹部11bに受け入れたストライカ8に係合し、又は係合を解除することが可能である。図7に示すように、フック部12aがストライカ8に係合した状態では、フック部12aと凹部11bの上端縁部との間でストライカ8を挟持してロック状態となる。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、ポール13は、フック12と同程度の厚みの板状の部材で第1ベースプレート11に対して、ポール軸13P回りに回動できるように取付けられている。ポール13は、フック12と対向する側においてフック係合面部13aを備えている。このフック係合面部13aは、ストライカ8に係合してロック状態となったフック12のポール係合面部12b1に対し係合可能に位置している。ポール13の上端部には、付勢ばねSの前端部を係止可能なばね係止部13bが設けられている。付勢ばねSの働きにより、ポール13は、図7においてポール軸13Pを中心に時計回りに回動付勢されている。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、第1解除レバー14は、ポール13より薄肉の板状の部材で第1ベースプレート11に対して、ポール軸13P回りにポール13と一体となって回動できるように取付けられている。第1解除レバー14の上端部には、第1ケーブル103の一端部を係止可能なケーブル係止部14aが設けられている。第1解除レバー14は、ポール13を介して図7においてポール軸13Pを中心に時計回りに回動付勢されている。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、第2ロック機構102は、第2ベースプレート15と、第2ベースプレート15に取付けられた第2解除レバー16と、操作レバー17と、連結フック18と、を備える。これら各構成部材は、板状に形成されており、互いの板面を重ね合わせるように組まれている。なお、図7〜図14において、第2ロック機構102の説明における方向については、便宜上各図に記載された方向に基づいて説明するが、実際に第2ロック機構102が自動車用シート1に取付けられている方向はこれと異なる。具体的には、図7〜図14に示される方向における上下前後が、それぞれ、実際に第2ロック機構102が自動車用シート1に取付けられている方向における後前右左に相当する。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、第2ベースプレート15は、平板部15aの外周縁部に部分的に紙面奥方向に延びる立壁部15bが設けられて形成されている。平板部15aの略中央部には、紙面奥方向に延びる解除レバー軸16Pが配設されている。また、平板部15aの前端部側には、後述する連結フック18のフック外側面部18a2が当接可能な円筒状の当接ピン15a1が紙面奥方向に延びて配設されている。立壁部15bの後上方部には第1ケーブル103のアウタパイプを固定する第1ケーブル固定部15b1が、立壁部15bの前上方部には第2ケーブル104のアウタパイプを固定する第2ケーブル固定部15b2が、設けられている。また、立壁部15bの上方中央部には、後述する第2解除レバー16のベース当接部16c1が当接するストッパ部15b3が設けられている。ここで、当接ピン15a1が、特許請求の範囲の「連結フック当接部」に相当する。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、第2解除レバー16は、解除レバー軸16Pによって第2ベースプレート15に対して回動可能に連結されている。第2解除レバー16は、解除レバー軸16Pから径方向に向かって延びる第1アーム部16aと、第2アーム部16bと、第3アーム部16cと、を有する。第1アーム部16a、第2アーム部16b、第3アーム部16cは、図7において、解除レバー軸16Pを中心にこの順序で反時計回り方向に並んで配置されている。第1アーム部16aの解除レバー軸16Pと反対側の端部には、後述する連結フック18を回動可能に連結する連結フック軸18Pが、紙面の手前方向(第2ベースプレート15の方向)に延びて配設されている。また、第1アーム部16aの解除レバー軸16Pと反対側の端部における第2アーム部16bの側には、後述する連結フック18のレバー当接部18bに当接するストッパ部16a1が配設されている。第2アーム部16bの解除レバー軸16Pと反対側の端部には、第1ケーブル103の他端部を係止可能なケーブル係止部16b1が設けられている。第3アーム部16cの解除レバー軸16Pと反対側の端部には、第2解除レバー16が解除レバー軸16Pを中心として、図7において反時計回りに回動するのを止めるベース当接部16c1が設けられている。第2解除レバー16は、第2ベースプレート15に対して、解除レバー軸16Pを中心として図7において反時計回りに回動付勢されており、図7の初期状態においてはベース当接部16c1がストッパ部15b3に当接して回動が止められている。ここで、第2解除レバー16が、特許請求の範囲の「解除レバー」に相当する。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、操作レバー17は、第2解除レバー16の紙面の奥側(第2ベースプレート15の反対側)に配置されて、解除レバー軸16Pによって第2ベースプレート15に対して回動可能に連結されている。操作レバー17は、解除レバー軸16Pから径方向に向かって延びる第1腕部17aと、第2腕部17bと、を有する。第1腕部17aと、第2腕部17bと、は側面視で略V字形を形成するように配置されている。第1腕部17aの解除レバー軸16Pと反対側の端部には、後述する連結フック18のフック内側面部18a1が係合可能な円筒状の係合ピン17a1が、紙面の手前方向(第2ベースプレート15の方向)に延びて配設されている。第2腕部17bの解除レバー軸16Pと反対側の端部には、第2ケーブル104の一端部を係止可能なケーブル係止部17b1が設けられている。操作レバー17は、第2ベースプレート15に対して、解除レバー軸16Pを中心として図7において反時計回りに回動付勢されており、図7の初期状態においては係合ピン17a1が第2解除レバー16の第1アーム部16aに当接して回動が止められている。ここで、係合ピン17a1が、特許請求の範囲の「連結ピン」に相当する。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、連結フック18は、連結フック軸18Pによって第2解除レバー16の第1アーム部16aに対して回動可能に連結されている。連結フック18は、連結フック軸18Pから径方向に向かって延びる連結フック部18aと、レバー当接部18bと、を有する。連結フック部18aは、側面視で顎状に形成され、連結フック軸18Pに近い側に操作レバー17の係合ピン17a1に係合可能なフック内側面部18a1が、連結フック軸18Pから遠い側に第2ベースプレート15の当接ピン15a1に当接可能なフック外側面部18a2が、形成されている。連結フック18は、第2解除レバー16の第1アーム部16aに対して、連結フック軸18Pを中心として図7において時計回りに回動付勢されており、図7の初期状態においては係合ピン17a1にフック内側面部18a1が係合することにより回動が止められている。ここで、連結フック部18aが、特許請求の範囲の「ピン係合部」に相当し、フック外側面部18a2が、特許請求の範囲の「ピン係合部の一部」に相当する。
As shown in FIG. 7, the connecting
図7に示すように、クッションフレーム4の後端部に対しバックフレーム9の下端部は、リクライニング軸RPを中心に回動可能に連結されている。バックフレーム9の側面部には、紙面の奥方向(クッションフレーム4の側)に向かって延びる立板部7a1を有する押圧部材7aが取付けられている。押圧部材7aの立板部7a1は、側面視でリクライニング軸RPを中心とする円弧状に形成されており、リクライニング軸RPを中心とする円弧状に形成されたクッションフレーム4の後端部の外縁部4aに沿って摺動可能に形成されている。外縁部4aの前端部には、リクライニング軸RPから径方向に延びる前ストッパ面部4bが形成され、外縁部4aの後端部には、リクライニング軸RPから径方向に延びる後ストッパ面部4cが形成されている。前ストッパ面部4bに立板部7a1の前端部が当接したときバックフレーム9の前倒れが規制され、後ストッパ面部4cに立板部7a1の後端部が当接したときバックフレーム9の後倒れが規制される。クッションフレーム4とバックフレーム9との間には、リクライニング軸RPを中心に回動可能なリングプレート19が配設されている。リングプレート19は、リクライニング軸RPから径方向に延びる第1突起部19aと、リクライニング軸RPから第1突起部19aと反対の径方向に延びる第2突起部19bと、を有する。第1突起部19aは、クッションフレーム4に対しバックフレーム9が前傾したとき、立板部7a1の前端部が当接して押圧することにより、リングプレート19は図7においてリクライニング軸RPを中心に反時計回りに回動する。第2突起部19bのリクライニング軸RPと反対側の端部には、第2ケーブル104の他端部が係止されている。リングプレート19は、図7の初期状態においては第2ケーブル104の牽引力によってリクライニング軸RPを中心に時計回りに回動付勢されてクッションフレーム4に設けられた図示しないストッパに当接して第1突起部19aが立板部7a1の前端部から離隔した位置で回動が止められている。ここで、第2ケーブル104が、特許請求の範囲の「連結部材」に相当する。
As shown in FIG. 7, the lower end portion of the
図1に示すように、第1ケーブル103は、第2ロック機構102に側において1本で、途中で2本に枝分かれしてそれぞれが左右の第1ロック機構101に連結されている。これによって、第2ロック機構102に側において他端部が牽引されると、左右の第1ロック機構101において一端部が同時に牽引されるようになっている。また、第2ロック機構102に側において他端部の牽引が解除されると、左右の第1ロック機構101において一端部の牽引が同時に解除されるようになっている。
As shown in FIG. 1, the
図7〜図14に基づいてロック装置7の動作について説明する。図7は、自動車用シート1が、乗員の着座が可能な使用状態(図2)にあるときのロック装置7のロック状態を示す。第1ロック機構101において、フック12のフック部12aは、ストライカ8をベースプレート11の凹部11bの上端縁部との間で挟持している。ポール13は、付勢ばねSの回動付勢力により、ポール軸ピン13Pを中心に図7において時計回りに回動付勢されて、フック係合面部13aの後下端部がフック12の前突出部12bの下側に当接して回動が止められている。ポール13のフック係合面部13aは、フック12のポール係合面部12b1に対向して係合した状態となっている。このとき、第2ロック機構102において、第2解除レバー16は、ケーブル係止部16b1が第1ケーブル103によって牽引されることにより解除レバー軸16Pを中心に図7において反時計回りに回動されてベース当接部16c1がストッパ部15b3に当接して回動が止められている。操作レバー17は、係合ピン17a1に連結フック18のフック内側面部18a1が係合した状態で、係合ピン17a1が第2解除レバー16の第1アーム部16aに当接して回動が止められている。リングプレート19は、第2ケーブル104の牽引力によってリクライニング軸RPを中心に時計回りに回動付勢されてクッションフレーム4に設けられた図示しないストッパに当接して第1突起部19aが立板部7a1の前端部から離隔した位置で回動が止められている。
The operation of the
図8は、自動車用シート1が、図2に示す状態から図3の状態に移行するときのロック装置7の状態を示す。図3に示すように、シートバック3を起立位置からシートクッション2に対して重ねられた折畳位置に向かって倒し込んでいくと、リングプレート19は、第1突起部19aが立板部7a1の前端部に押圧されることにより図8においてリクライニング軸RPを中心に反時計回りに回動する。これによって、第2ロック機構102において、第2突起部19bは第2ケーブル104を牽引し、操作レバー17は、解除レバー軸16Pを中心に図8において時計回りに回動する。すると、操作レバー17の係合ピン17a1には連結フック18のフック内側面部18a1が下方から係合しているので、第2解除レバー16も解除レバー軸16Pを中心に図8において時計回りに回動する。そして、第2アーム部16bは第1ケーブル103を牽引し、第1ロック機構101において、第1解除レバー14とポール13は、一体となってポール軸13Pを中心に、図8において反時計回りに回動する。これによって、ポール13のフック係合面部13aと、フック12のポール係合面部12b1との係合が外れ、フック12はフック軸12Pを中心に反時計回りに回動してストライカ8の挟持を解除されたアンロック状態となる。
FIG. 8 shows a state of the
図9は、図8の状態からさらにシートバック3を折畳位置に向かって倒し込んでいったときのロック装置7の状態を示す。第2ロック機構102において、操作レバー17の解除レバー軸16Pを中心とした図9における時計回りの回動に伴って、第2解除レバー16も連結フック18とともに解除レバー軸16Pを中心に図9において時計回りに回動する。そして、連結フック18のフック外側面部18a2の係合ピン17a1から遠い側が当接ピン15a1に当接する。
FIG. 9 shows a state of the
図10は、図9の状態からさらにシートバック3を折畳位置に向かって倒し込んでいったときのロック装置7の状態を示す。操作レバー17と第2解除レバー16の解除レバー軸16Pを中心とした図9における時計回りの回動に伴って、連結フック18はフック外側面部18a2を当接ピン15a1に押圧され連結フック軸18Pを中心として図10において反時計回りに回動して係合ピン17a1に対する係合が外れる。
FIG. 10 shows a state of the
すると、図11に示すように、第2ロック機構102において、第2解除レバー16は、回動付勢力によって解除レバー軸16Pを中心に図11において反時計回りに回動させられてベース当接部16c1がストッパ部15b3に当接して回動が止められる。このとき、第1ロック機構101において、第1ケーブル103の牽引が緩められることにより第1解除レバー14とポール13は、一体となってポール軸13Pを中心に、図11において時計回りに回動する。そして、ポール13のフック係合面部13aとポール軸13Pとの間のフック12側の面部がフック12の前突出部12bに当接して回動が止められる。このロック装置7の状態が、図3に示す自動車用シート1の状態に対応するものである。このロック装置7の状態は、図4に示す自動車用シート1の状態においても同様である。
Then, as shown in FIG. 11, in the
図12は、図4に示す格納状態にある自動車用シート1を回動軸6を中心に後方に降ろしたときのロック装置7のロック状態を示す。第2ロック機構102の状態は、図11の状態と変わらない。第1ロック機構101においては、第1ロック機構101をストライカ8に近接させていくと、ストライカ8がベースプレート11の凹部11bに侵入しそこに位置するフック12のフック部12aの開口上縁部に当接して押圧する。これによって、フック12はフック軸12Pを中心に図12において時計回りに回動して最終的に図12に示すようにフック部12aが凹部11bの上端縁部に対してストライカ8を挟持したロック状態となる。フック12がフック軸12Pを中心に図12において時計回りに回動していく際、フック12の前突出部12bの前面部はポール13のポール13のフック係合面部13aとポール軸13Pとの間のフック12側の面部に当接した状態で摺動していく。そして、フック12の前突出部12bの前面部下端がポール13のフック係合面部13aとポール軸13Pとの間のフック12側の面部から外れると、ポール13がポール軸13Pを中心に図12において時計回りに回動して、ポール13のフック係合面部13aの後端部がフック12の前突出部12bの下側に当接して回動が止められる。すると、ポール13のフック係合面部13aがフック12のポール係合面部12b1に対向して係合した状態となる。
FIG. 12 shows a locked state of the
図13は、図5に示すシートバック3が折畳位置にあってロック状態にある自動車用シート1のシートバック3を回動軸6を中心に回動させて、シートバック3を起立位置にしていく途中のロック装置7の状態である。第1ロック機構101の状態は、図12の状態と変わらない。第2ロック機構102においては、シートバック3を折畳位置から起立位置に向かって起こし上げていくと、リングプレート19は、第1突起部19aが立板部7a1の前端部に対する押圧を解除していくことにより図13においてリクライニング軸RPを中心に時計回りに回動する。これによって、第2突起部19bは第2ケーブル104を牽引を緩め、操作レバー17は、解除レバー軸16Pを中心に図13において反時計回りに回動する。すると、操作レバー17の係合ピン17a1が、連結フック18のフック外側面部18a2の連結フック軸18Pから遠い側に当接する。
FIG. 13 shows a state in which the seat back 3 shown in FIG. 5 is in the folded position and the seat back 3 of the
図14は、図13に示すロック装置7の状態から、さらにシートバック3を回動軸6を中心に回動させて起立位置に近づけていく途中のロック装置7の状態である。第1ロック機構101の状態は、図12の状態と変わらない。第2ロック機構102においては、シートバック3の回動に伴いリングプレート19の第2突起部19bは第2ケーブル104を牽引をさらに緩め、操作レバー17は、解除レバー軸16Pを中心に図14において反時計回りに回動する。すると、操作レバー17の係合ピン17a1が、連結フック18のフック外側面部18a2の連結フック軸18Pから遠い側に当接して、連結フック18のフック外側面部18a2の連結フック軸18Pから近い側に向かって摺動する。これによって、連結フック18は連結フック軸18Pを中心に図14において反時計回りに回動して、フック外側面部18a2の連結フック軸18Pから近い側を通り過ぎると回動付勢力によって連結フック軸18Pを中心に図14において時計回りに回動する。そして、連結フック18のフック内側面部18a1が係合ピン17a1に下方から係合して、図7に示す状態に復帰する。
FIG. 14 shows a state of the
以上のように構成される第1実施形態は、以下のような作用効果を奏する。連結フック18は、連結フック軸18Pによって第2解除レバー16に対して回動可能に支持され、フック内側面部18a1が係合ピン17a1に係合する方向に回動付勢されている。そして、操作レバー17が所定の角度回動したとき連結フック18のフック外側面部18a2が第2ベースプレート15の当接ピン15a1に当接する。さらに、操作レバー17が回動すると当接ピン15a1のフック外側面部18a2に対する当接位置が移動して、連結フック18が連結フック軸18Pを中心に回動して係合ピン17a1との係合が外れる。これによって、連結フック18に連結フック部18a以外の第2ベースプレート15の一部に当接する部分を設ける必要がなく、連結フック18を小型軽量にすることができロック機構10の小型軽量化を図ることができる。また、シートバック3が起立位置にあってフック12がストライカ8を挟持したロック状態からシートバック3を折畳位置に回動させると、第1解除レバー14を介してポール13が回動されてフック12との係合が解除される。これによって、フック12はその回動付勢力によってアンロック状態となり自動車用シート1をフロアFLから離隔させることができる。そして、シートバック3を折畳位置に保持したまま第1ロック機構101をストライカ8に近づけるとフック12はストライカ8による押圧によってその回動付勢力に抗して回動されロック状態となり、ポール13が回動付勢力によってフック12と係合してロック状態を保持する。すなわち、シートバック3を折畳位置に保持したまま自動車用シート1をフロアFLに対してロックした状態にさせておき走行中のシートの安定性を確保することができる。
1st Embodiment comprised as mentioned above has the following effects. The
また、自動車用シート1に、フック12とポール13と第1解除レバー14が配設された第1ベースプレート11と、第2解除レバー16と操作レバー17が配設された第2ベースプレート15と、が取付けられ、第1解除レバー14と第2解除レバー16とは第1ケーブル103で連動可能に連結されている。これによって、自動車用シート1におけるロック機構10の配設自由度が拡大する。
The
図15〜図29に本発明の第2実施形態に係るロック装置7Aを示す。ロック装置7Aは、ロック機構10Aとストライカ8とを有する。第1実施形態に係るロック装置7との違いは、ロック機構10に対してロック機構10Aが採用されている点である。ロック機構10Aは、ベースプレート11Aと、ベースプレート11Aに取付けられたフック12Aと、ポール13Aと、カム14Aと、付勢プレート15Aと、解除レバー16Aと、を備える。ここで、ロック装置7Aが、特許請求の範囲の「乗物用シートのロック装置」に相当する。
15 to 29 show a
図15及び図16に示すように、ベースプレート11Aは、左ベースプレート11ALと右ベースプレート11ARとが間に空間を設けて組み付けられることで形成されている。左ベースプレート11ALは左上部ベースプレート11ALaと左下部ベースプレート11ALbとを備え、右ベースプレート11ARは右上部ベースプレート11ARaと右下部ベースプレート11ARbとを備える。左上部ベースプレート11ALaは、平面状の板状部材であり、上部には取付孔11ALa11が、後下部にはフック軸孔11ALa12が、前下部にはポール軸孔11ALa13が設けられている。また、ポール軸孔11ALa13の上前側には、クランク状に折れ曲がった長円形状のポールピン孔11ALa14と、ポールピン孔11ALa14の上部に解除レバー軸孔11ALa15が設けられている。左上部ベースプレート11ALaのポールピン孔11ALa14の下方には、後述する連結フック22Aに当接して連結フック22Aを回動させる連結フック回動ピン11ALa16を左方に立設して支持する連結フック回動ピン孔11ALa17が設けられている。左下部ベースプレート11ALbは、下側において前下方に向けて開口した凹部11ALb1を備えた平面状の板状部材であり、上後部にフック軸孔11ALb2が、上前部にポール軸孔11ALb3が設けられている。凹部11ALb1の外周縁部にはストライカ8に対する左下部ベースプレート11ALbの当たりを和らげ異音発生を防止するための樹脂部材11ALb4が取付けられている。左上部ベースプレート11ALaと左下部ベースプレート11ALbとは、所定の位置で重ね合わせたとき、フック軸孔11ALa12とフック軸孔11ALb2とが一致し、ポール軸孔11ALa13とポール軸孔11ALb3とが一致するように形成されている。左ベースプレート11ALと右ベースプレート11ARが、それぞれ、特許請求の範囲の「ベースプレート」に相当する。また、連結フック回動ピン11ALa16が、特許請求の範囲の「連結フック当接部」に相当する。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
図15及び図16に示すように、右上部ベースプレート11ARaは、平面状の本体部11ARa1と、本体部11ARa1の下側を除く外周部において左方に向かって延びる立壁部11ARa2と、を備えている。本体部11ARa1の上部には取付孔11ARa11が、後下部にはフック軸孔11ARa12が、前下部にはポール軸孔11ARa13が設けられている。右下部ベースプレート11ARbは、下側において前下方に向けて開口した凹部11ARb1を備えた平面状の板状部材であり、上後部にフック軸孔11ARb2が、上前部にポール軸孔11ARb3が設けられている。凹部11ARb1の外周縁部にはストライカ8に対する右下部ベースプレート11ARbの当たりを和らげ異音発生を防止するための樹脂部材11ARb4が取付けられている。右上部ベースプレート11ARaと右下部ベースプレート11ARbとは、所定の位置で重ね合わせたとき、フック軸孔11ARa12とフック軸孔11ARb2とが一致し、ポール軸孔11ARa13とポール軸孔11ARb3とが一致するように形成されている。所定の位置で重ね合わされた左上部ベースプレート11ALa及び左下部ベースプレート11ALbは、所定の位置で重ね合わされた右上部ベースプレート11ARa及び右下部ベースプレート11ARbに対して、後述するフック軸ピン12APとポール軸ピン13APとによって連結されている。これによって、左上部ベースプレート11ALa及び左下部ベースプレート11ALbは、右上部ベースプレート11ARa及び右下部ベースプレート11ARbに対して、空間を保った状態で立壁部11ARa2の左端部に対して組み付けられている。フック軸ピン12APとポール軸ピン13APは、左ベースプレート11ALと右ベースプレート11ARに対して垂直に取付けられている。そして、左ベースプレート11ALと右ベースプレート11ARに挟まれた空間内に、後述するようにフック12Aとポール13Aが配設されている。また、左上部ベースプレート11ALaの取付孔11ALa11周縁部と右上部ベースプレート11ARaの取付孔11ARa11周縁部との間には丸パイプ状のスペーサ18Aが配設されている。そして、スペーサ18Aの内筒部に通されたボルト(不図示)によって図1に示すクッションフレーム4の後端部側下部に凹部11ALb1及び凹部11ARb1の開口を前下方に向けてストライカ8を受け入れることが可能な状態で取付けられている。立壁部11ARa2の上端部側には、後述するコイルばね15ASの一端部が係止されるばね係止孔11ARa21が設けられている。ここで、フック軸ピン12APが、特許請求の範囲の「フック軸」に相当し、ポール軸ピン13APが、特許請求の範囲の「ポール軸」に相当する。
As shown in FIGS. 15 and 16, the upper right base plate 11ARa includes a planar main body 11ARa1 and a standing wall 11ARa2 extending toward the left in the outer peripheral portion excluding the lower side of the main body 11ARa1. . A mounting hole 11ARa11 is provided in the upper part of the main body 11ARa1, a hook shaft hole 11ARa12 is provided in the rear lower part, and a pole shaft hole 11ARa13 is provided in the front lower part. The lower right base plate 11ARb is a planar plate-like member provided with a recess 11ARb1 that opens downward and forward, with a hook shaft hole 11ARb2 at the upper rear and a pole shaft hole 11ARb3 at the upper front. ing. A resin member 11ARb4 is attached to the outer peripheral edge of the recess 11ARb1 to soften the strike of the lower right base plate 11ARb against the
図15〜図18及び図29に示すように、フック12Aは、板状の部材で略中央部に設けられた軸ピン孔12AHに通されたフック軸ピン12APによってベースプレート11Aに対して、フック軸ピン12AP回りに回動できるように取付けられている。具体的には、図29に示すように、フック12Aを回動可能に支持したフック軸ピン12APの左端部が左ベースプレート11ALのフック軸孔11ALa12とフック軸孔11ALb2に通されかしめて固定されている。また、フック12Aを回動可能に支持したフック軸ピン12APの右端部が右ベースプレート11ARのフック軸孔11ARa12とフック軸孔11ARb2に通されかしめて固定されている。フック12Aは、側面視において後上方に向けて開口したフック部12Aaを備えている。フック部12Aaから軸ピン孔12AHの周縁部にかけては、厚みが大きい厚肉部12Abとして形成され、厚肉部12Ab以外のポール13Aと対向し軸ピン孔12AHから離隔する側は厚みが厚肉部12Abの1/2程度の薄肉部12Acとして形成されている。厚肉部12Abと薄肉部12Acとは、階段状に形成されている。薄肉部12Acにおいて、フック部12Aaの開口側上端部には軸ピン孔12AHから離れる方向に突出する上端突起部12Ac1が形成されている。さらに薄肉部12Acには、フック部12Aaの上方に軸ピン孔12AHから離れる方向に突出する突起部12Ac2が設けられ、突起部12Ac2の下側のポール13Aと対向する面が第1係止面部12Ac3として形成されている。また、第1係止面部12Ac3の下方に隣接して軸ピン孔12AHの軸心を中心とした円弧状の第2係止面部12Ac4が形成されている。すなわち、側面視で、薄肉部12Acの外周端部には第1端面部12Ac6が形成され、第1端面部12Ac6の中に第1係止面部12Ac3と第2係止面部12Ac4が形成されている。厚肉部12Abにおいて、側面視で、厚肉部12Abのポール13Aと対向する側の端部は薄肉部12Acの右側面から右方に向かって垂直に立ち上がる第2端面部12Ab1として形成されている。第2端面部12Ab1は、側面視で突起部12Ac2の方向に膨らむ膨出部12Ab11を備え、膨出部12Ab11の前側の面がカム当接面部12Ab12として形成されている。すなわち、第2端面部12Ab1の中にカム当接面部12Ab12が形成されている。さらに、フック12Aには、フック12Aを左ベースプレート11ALに対してフック軸ピン12AP回りに図18において反時計回りに(ストライカ8との係合を解除する方向に)回動付勢する円環状のフックばね12ASの一端部を係止するためのフックばね係止部(図示せず)が設けられている。フックばね12ASは、その円環内にフック軸ピン12APを配置した状態で、その一端部はフック12Aのフックばね係止部に係止され、その他端部は左ベースプレート11ALのフックばね係止部(図示せず)に係止されて配設されている。フック12Aの回動により、フック部12Aaは、ベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1に受け入れたストライカ8に係合し、又は係合を解除することが可能である。図18に示すように、フック部12Aaがストライカ8に係合した状態では、フック部12Aaと凹部11ALb1及び凹部11ARb1との間でストライカ8を挟持してロック状態となる。
As shown in FIGS. 15 to 18 and 29, the
図15〜図18及び図29に示すように、ポール13Aは、フック12Aの薄肉部12Acと同程度の厚みの板状の部材で、略中央部に軸ピン孔13AHが設けられている。ポール13Aは、軸ピン孔13AHに通されたポール軸ピン13APによってベースプレート11Aに対して、ポール軸ピン13AP回りに回動できるように取付けられている。具体的には、図29に示すように、ポール13Aを回動可能に支持したポール軸ピン13APの左端部が、左上部ベースプレート11ALaのポール軸孔11ALa13及び左下部ベースプレート11ALbのポール軸孔11ALb3に通されかしめて固定されている。ポール13Aと左下部ベースプレート11ALbとの間にワッシャ19Aが配置されている。ワッシャ19Aは、フック12Aの薄肉部12Acに対してポール13Aがポール軸ピン13AP方向で同位置に配置されるようにするためのものである。また、ポール13Aを回動可能に支持したポール軸ピン13APの右端部が、右上部ベースプレート11ARaのポール軸孔11ARa13及び右下部ベースプレート11ARbのポール軸孔11ARb3に通されかしめて固定されている。ポール13Aは、フック12Aと対向する側において係止端部13Aaを備えている。この係止端部13Aaは、ストライカ8に係合してロック状態となったフック12Aの第1係止面部12Ac3に対し係合可能に位置している。係止端部13Aaに対して軸ピン孔13AHを挟む反対側には、径方向に延びる第1腕部13Abが設けられ、第1腕部13Abにはカム当接ピン13Aeがポール13Aに対して垂直で右方向(右ベースプレート11ARの方向)に延びて固定されている。カム当接ピン13Aeは、その右端部側が右ベースプレート11ARに当接しない状態で配設されている。係止端部13Aaと第1腕部13Abに対して略垂直に上方に向かって軸ピン孔13AHから径方向に延びる第2腕部13Acが設けられている。第2腕部13Acの径方向先端部側にはポールピン13Afを固定するための板厚方向に貫通するピン孔13Ac1が設けられ、ピン孔13Ac1にはポールピン13Afがポール13Aに対して垂直で左方向(左ベースプレート11ALの方向)に延びて固定されている。後述するように、ポールピン13Afは、左上部ベースプレート11ALaのポールピン孔11ALa14に通されて左上部ベースプレート11ALaの左側の面から左方に突出して配設される。そして、ポールピン13Afの左上部ベースプレート11ALaの左側の面から左方に突出した部分が、解除レバー16Aのポールピン孔16Acに通されて摺動可能とされている。これによって、ポール13Aは、解除レバー16Aからポールピン孔16Acを介してポールピン13Afに印加される付勢力によって、図18においてポール軸ピン13APを中心に時計回りに回動付勢されている。ポール13Aの係止端部13Aaの下端部からポール軸ピン13AP方向に延びるフック摺動面部13Agが形成されている。ここで、ポールピン13Afが、特許請求の範囲の「突起部」に相当する。
As shown in FIGS. 15 to 18 and 29, the
図15〜図18及び図29に示すように、カム14Aは、板状の部材でポール13Aと右ベースプレート11ARとの間においてポール軸ピン13AP回りに回動できるように取付けられている。カム14Aとポール13Aとは、ポール軸ピン13AP回りにそれぞれ別々に回動できるようになっている。カム14Aは、側面視で中央にカム軸孔14AHが設けられた円盤状の基盤部14Aaと、基盤部14Aaに対しカム軸孔14AHから径方向に延びる一対の連結部14Acによって連結されたカム部14Abと、を有する。基盤部14Aaと一対の連結部14Acとカム部14Abとによって囲まれる部分には板厚方向に貫通する湾曲した長孔状の軽減孔14Adが形成されている。カム14Aの厚みは、フック12Aの第2端面部12Ab1と同程度の厚みとされている。基盤部14Aaの外周端部には、左方向(ポール13Aの方向)に向けて突出する円弧状の突起部14Aa1が等間隔で3つ設けられている。突起部14Aa1は、その先端部である左端部がポール13Aに当接して、ポール軸ピン13AP回りにポール13Aとカム14Aとが相対回転しやすくするためのものである。また、基盤部14Aaの外周端部には、図18においてカム軸孔14AHから径方向に下前に向けて突出するポール当接部14Aa2が設けられている。ポール当接部14Aa2は、ポール13Aのカム当接ピン13Aeに対して当接可能に形成されている。カム部14Abの軽減孔14Adと反対側の端面の下側は、カム軸孔14AHの中心を中心とする略円弧状のフック当接面14Ab1として形成されている。詳しくは、フック当接面14Ab1は、カム14Aのポール軸ピン13APを中心とする図18において時計回りの回動の進行に伴って、フック12Aのカム当接面部12Ab12を漸次遠方側へ押し出していく追い込み角を有する湾曲した面形状とされている。カム部14Abの軽減孔14Adと反対側の端面の上側には、左方向(ポール13Aの方向)に向けて突出する略円弧状の突起部14Ab2が設けられている。突起部14Ab2も、その先端部である左端部がポール13Aに当接して、ポール軸ピン13AP回りにポール13Aとカム14Aとが相対回転しやすくするためのものである。カム部14Abの下端部側には付勢プレート当接ピン14Aeが、カム14Aに対して垂直で右方向(右ベースプレート11ARの方向)に延びて固定されている。カム14Aの付勢プレート当接ピン14Aeは、その右端部側が右ベースプレート11ARに当接しない状態で配設されている。これによって、カム14Aは、後述する付勢プレート15Aによる付勢力を付勢プレート当接ピン14Aeが受けた回動の進行に伴って、フック12Aをポール13Aによって戻り回動が規制された状態となる位置からさらに回動を進行させる方向に押し回す。そして、フック12Aのフック部12Aaとベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1との間の隙間を詰めて、ストライカ8をガタつかせないように保持した状態とする。
As shown in FIGS. 15 to 18 and 29, the
図15〜図18及び図29に示すように、付勢プレート15Aは、カム14Aと同程度の厚みの板状の部材でフック12Aと右ベースプレート11ARとの間においてフック軸ピン12AP回りに回動できるように取付けられている。付勢プレート15Aとフック12Aとは、フック軸ピン12AP回りにそれぞれ別々に回動できるようになっている。付勢プレート15Aは、側面視で中央部に付勢プレート軸孔15AHが設けられ、カム14Aと対向する前側にカム当接腕部15Abが設けられ、カム当接腕部15Abの付勢プレート軸孔15AHを挟む反対側にはばね係止腕部15Acが設けられている。ばね係止腕部15Acと右上部ベースプレート11ARaのばね係止孔11ARa21との間には、コイルばね15ASが掛けられて付勢プレート15Aを左ベースプレート11ALに対してフック軸ピン12APを中心に図18において反時計回りに回動付勢している。カム当接腕部15Abの下側にはなめらかに湾曲したカム当接面部15Ab1が設けられ、カム当接面部15Ab1が、カム14Aの付勢プレート当接ピン14Aeに当接して押圧することによりカム14Aを図18においてポール軸ピン13APを中心に時計回りに回動させる。
As shown in FIGS. 15 to 18 and 29, the urging
図15〜図17に示すように、解除レバー16Aは、カム14Aと同程度の厚みの板状の部材で側面視(ポール軸ピン13APの延びる方向から見て)で前方を円弧とした略半円形状をしている。解除レバー16Aの上端部側には、左上部ベースプレート11ALaに対して垂直に左方に延びて解除レバー軸孔11ALa15に配設された解除レバー軸ピン17Aを通して解除レバー軸ピン17Aまわりに解除レバー16Aを回動可能とする解除レバー軸孔16Aaが設けられている。また、解除レバー16Aの下端部側には、後述する連結フック22Aを回動自在に軸支する連結フック軸ピン22APを取付ける連結フック軸孔16Abが設けられている。解除レバー軸孔16Aaと連結フック軸孔16Abとの中間部分には、解除レバー16Aを解除レバー軸ピン17Aまわりに図17において反時計回りに回動付勢するためのねじりコイルばね16ASの一端部を係止するためのばね係止孔16Adが設けられている。さらに、解除レバー16Aには、ばね係止孔16Adを内側として外周縁部に沿って湾曲して延びる長孔であるポールピン孔16Acが設けられている。ポールピン孔16Acは、その中をポールピン13Afが摺動可能に形成されている。なお、ねじりコイルばね16ASは左上部ベースプレート11ALaと右上部ベースプレート11ARaの間において解除レバー軸ピン17Aのまわりに配置されて、ねじりコイルばね16ASの他端部は、右上部ベースプレート11ARaに設けられたばね係止孔(図示せず)に係止されている。ここで、解除レバー軸ピン17Aが、特許請求の範囲の「解除レバー軸」に相当し、ポールピン孔16Acが、特許請求の範囲の「孔」に相当する。
As shown in FIGS. 15 to 17, the
図15〜図17に示すように、連結フック22Aは、ポール13Aと同程度の厚みの板状の部材で側面視(ポール軸ピン13APの延びる方向から見て)で上方に開口した略U字状をしている。連結フック22Aの上端部側には、解除レバー16Aに対して垂直に左方に延びて連結フック軸孔16Abに配設された連結フック軸ピン22APまわりに連結フック22Aを回動可能とする連結フック軸ピン孔22Aaが設けられている。また、連結フック22Aの下端部側には、後述する操作レバー21Aの連結ピン21Aaに対して下方から係合可能な係合部22Abが設けられている。係合部22Abには、前側の傾斜面部である前傾斜面部22Ab1と、後側の傾斜面部である後傾斜面部22Ab2と、が形成されている。さらに、連結フック22Aの連結フック軸ピン孔22Aaの近傍には右方(解除レバー16Aの方向)に突出する凸部22Acが設けられている。連結フック22Aと解除レバー16Aとの間には、連結フック22Aを解除レバー16Aに対して、連結フック軸ピン22APまわりに図17において時計回りに回動付勢するためのねじりコイルばね22ASが配設されている。そして、連結フック22Aの凸部22Acが解除レバー16Aに当接することによって、連結フック22Aの解除レバー16Aに対する回動が止められるようになっている。ここで、連結フック軸ピン22APが、特許請求の範囲の「連結フック軸」に相当する。また、係合部22Abが、特許請求の範囲の「ピン係合部」に相当し、前傾斜面部22Ab1が特許請求の範囲の「ピン係合部の一部」に相当する。
As shown in FIGS. 15 to 17, the connecting hook 22 </ b> A is a plate-like member having a thickness similar to that of the
図15〜図17に示すように、操作レバー21Aは、解除レバー16Aと同程度の厚みの板状の部材で側面視(ポール軸ピン13APの延びる方向から見て)で略矩形状をしている。操作レバー21Aの上端部側には、解除レバー軸ピン17Aを通して解除レバー軸ピン17Aまわりに操作レバー21Aを回動可能とする操作レバー軸孔21Abが設けられている。また、操作レバー21Aの下端部側には、操作レバー21Aを解除レバー軸ピン17Aまわりに回動させるための操作ケーブル20Aを前側から連結するための長孔であるケーブル連結孔21Acが設けられている。操作レバー軸孔21Abとケーブル連結孔21Acの間のケーブル連結孔21Ac寄りの部分には、連結ピン21Aaの左側端部を挿入して支持する連結ピン孔21Adが設けられている。連結ピン21Aaは、操作レバー21Aから右方に(解除レバー16Aの方向に)向かって延びている。また、連結ピン21Aaには円筒状のローラ21Aa1が連結ピン21Aaに対して回動可能に配設されている。操作レバー21Aと左上部ベースプレート11ALaとの間には、操作レバー21Aを解除レバー軸ピン17Aまわりに図17において反時計回りに回動付勢するためのねじりコイルばね21ASが配設されている。ねじりコイルばね21ASの一端部は、操作レバー21Aのばね係止部21Aeに係止され、ねじりコイルばね21ASの他端部は、左上部ベースプレート11ALaのばね係止孔11ALa18に係止される。ここで、操作ケーブル20Aが、特許請求の範囲の「連結部材」に相当する。
As shown in FIGS. 15 to 17, the
図17〜図28に基づいてロック装置7Aの動作について説明する。図17及び図18は、自動車用シート1が、乗員の着座が可能な使用状態(図2)にあるときのロック装置7Aのロック状態を示す。フック12Aのフック部12Aaは、ストライカ8をベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1との間で挟持している。ポール13Aは、解除レバー16Aからポールピン13Afを介して印加される回動付勢力により、ポール軸ピン13APを中心に図17において時計回りに回動付勢されて、係止端部13Aaの後下端部がフック12Aの第2係止面部12Ac4に当接して回動が止められている。このとき、ポールピン13Afはポールピン孔16Acの上端部側に位置している。また、ポール13Aの係止端部13Aaは、フック12Aの第1係止面部12Ac3に対向して隙間が形成された状態となっている。カム14Aは、ポール13Aがポール軸ピン13APを中心に図18において時計回りに回動することによるカム当接ピン13Aeによる押圧力の低下に伴って付勢プレート15Aから印加される回動付勢力によって図18において時計回りに回動付勢されている。そして、カム14Aは、フック当接面14Ab1をフック12Aのカム当接面部12Ab12に押し当ててフック12Aのカム当接面部12Ab12を漸次遠方側へ押し出していくのでフック12Aはフック軸ピン12APを中心に図18において時計回りに回動する。これによって、フック部12Aaとベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1との間の隙間が詰められた状態とされている。そして、通常の自動車用シート1の使用状態においてはガタなくフロアFLに対して保持され、後突等で過大な力が入力されてカム14Aが変形した場合等にはポール13Aの係止端部13Aaがフック12Aの第1係止面部12Ac3に係合して強力にフロアFLに対して保持する。
The operation of the
そして、図3に示すように、シートバック3を起立位置からシートクッション2に対して重ねられた折畳位置に向かって倒し込んでいくと、操作レバー21Aは、ケーブル連結孔21Acに一端が係止された操作ケーブル20Aによって前方に向かって牽引される。すると、図19及び図20に示すように、操作レバー21Aの連結ピン21Aaにはローラ21Aa1を介して連結フック22Aの係合部22Abの後傾斜面部22Ab2が下方から係合しているので、連結フック22Aを介して解除レバー16Aも連結フック軸孔16Abの外周縁部が前方に向かって牽引される。これによって、解除レバー16Aは、解除レバー軸ピン17Aを中心にねじりコイルばね16ASによる付勢力に抗して図19において時計回りに回動させられる。それに伴って、ポール13Aのポールピン13Afが、解除レバー16Aのポールピン孔16Ac内を下方向に向かって摺動移動することによってポール13Aはポール軸ピン13APのまわりに図19において反時計回りに回動する。このとき、カム14Aは、ポール当接部14Aa2をポール13Aのカム当接ピン13Aeによって押圧されるために、付勢プレート15Aによる回動付勢力に抗して図20において反時計回りに回動する。これによって、フック当接面14Ab1をフック12Aのカム当接面部12Ab12に押し当てて漸次遠方側へ押し出していく力を減少させていき、フック部12Aaとベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1との間の隙間が詰められた状態を開放していく。そして、カム14Aのフック当接面14Ab1がフック12Aのカム当接面部12Ab12から離れると、フック12Aはフックばね12ASによる回動付勢力によって図20において時計回りに回動しストライカ8に対する係合を解除する。そして、フック12Aの第1係止面部12Ac3がポール13Aの係止端部13Aaに当接しフック12Aの図19において時計回りの回動が一旦止められる。そして、さらにポール13Aがポール軸ピン13APを中心に図19において反時計回りに回動すると、フック12Aの第1係止面部12Ac3はポール13Aの係止端部13Aaから離れてフック12Aはフックばね12ASによる回動付勢力によって図19において反時計回りに回動しストライカ8に対する係合を完全に解除する。図19及び図20は、フック12Aがストライカ8との係合を完全に解除した状態を示す。このとき、ポール13Aのポールピン13Afは、解除レバー16Aのポールピン孔16Acの中央部より若干上方に位置する。
Then, as shown in FIG. 3, when the seat back 3 is lowered from the standing position toward the folding position where the seat back 3 is overlapped with the
そして、図3に示すように、さらにシートバック3をシートクッション2に対して重ねられた折畳位置に向かって倒し込んでいくと、操作レバー21Aは、ケーブル連結孔21Acに一端が係止された操作ケーブル20Aによって前方に向かって牽引される。すると、図19及び図20に示すように、操作レバー21Aとともに図19において時計回りに回動させられる解除レバー16Aに取付けられた連結フック22Aの前傾斜面部22Ab1は、連結フック回動ピン11ALa16に当接する。この状態から、さらにシートバック3をシートクッション2に対して重ねられた折畳位置に向かって倒し込んでいくと操作レバー21Aが操作ケーブル20Aによって前方に向かって牽引されて図19において時計回りに回動する。これによって、連結フック22Aは、図19において当接された連結フック回動ピン11ALa16からベースプレート11Aの外方向に移動する。いわゆる、連結フック22Aは、反時計回りに回動して、係合部22Abの後傾斜面部22Ab2が連結ピン21Aaに対して摺動する。そして、連結ピン21Aaが係合部22Abの後傾斜面部22Ab2の上端部を乗り越えると係合部22Abと連結ピン21Aaとの係合が解除されて図21に示す状態となる。このとき、図22に示すように、フック12A、ポール13A、カム14A、付勢プレート15Aの状態は、図20の状態と同一である。
Then, as shown in FIG. 3, when the seat back 3 is further lowered toward the folding position where the seat back 3 is overlapped with the
図23及び図24に示すロック機構10Aの状態が、シートバック3をシートクッション2に対して重ねた折畳位置になったときの状態である。この状態で、自動車用シート1を図4に示す格納状態にすることができる。操作レバー21Aは、操作ケーブル20Aによって前方に向かって牽引され図23において解除レバー軸ピン17Aを中心に最も時計回りに回動した状態にある。そして、解除レバー16Aは連結フック22Aの連結ピン21Aaに対する係合が外れることによりねじりコイルばね16ASの付勢力によって図23において解除レバー軸ピン17Aを中心に反時計回りに回動し、ポールピン孔16Acの前端縁部がポールピン13Afに当接して回動が止められている。なお、ポールピン13Afは、ポール13Aのフック摺動面部13Agがフック12Aの突起部12Ac2の上面部に当接していることにより回動が止められている。このとき、連結フック22Aはねじりコイルばね22ASの付勢力によって図23において連結フック軸ピン22APを中心に反時計回りに回動し、凸部22Acが解除レバー16Aに当接することによって回動が止められている。このとき、図24に示すように、フック12A、ポール13A、カム14A、付勢プレート15Aの状態は、図20及び図22の状態と同一である。
The state of the
図25及び図26に示すロック装置7Aの状態が、図5に示すように、シートバック3をシートクッション2に対して重ねた折畳位置にしたまま格納状態から自動車用シート1をフロアFLに向けて回動しロック装置7Aをロック状態とした状態である。ロック機構10Aをストライカ8に近接させていくと、ストライカ8がベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1に侵入しそこに位置するフック12Aの上端突起部12Ac1の下面部に当接して押圧する。これによって、フック12Aはフック軸ピン12APを中心に図26において時計回りに回動して最終的に図26に示すようにフック部12Aaが凹部11ALb1及び凹部11ARb1に対してストライカ8を挟持した状態となる。フック12Aがフック軸ピン12APを中心に図26において時計回りに回動していく際、フック12Aの突起部12Ac2の上面部はポール13Aのフック摺動面部13Agに当接した状態で摺動していく。そして、フック12Aのフック12Aの突起部12Ac2の上面部前端がポール13Aから外れると、ポール13Aがポール軸ピン13APを中心に図26において時計回りに回動して、ポール13Aの係止端部13Aaの下端部がフック12Aの第2係止面部12Ac4に当接して回動が止められる。すると、ポール13Aの係止端部13Aaがフック12Aの第1係止面部12Ac3に対向して隙間が形成された状態となっている。カム14Aは、ポール13Aがポール軸ピン13APを中心に図26において時計回りに回動することによるカム当接ピン13Aeによる押圧力の低下に伴って付勢プレート15Aから印加される回動付勢力によって図26において時計回りに回動する。そして、カム14Aは、フック当接面14Ab1をフック12Aのカム当接面部12Ab12に押し当ててフック12Aのカム当接面部12Ab12を漸次遠方側へ押し出していくのでフック12Aはフック軸ピン12APを中心に図26において時計回りに回動する。すなわち、図26に示すようにフック12A、ポール13A、カム14A、付勢プレート15Aの状態は、図18の状態と同一である。これによって、フック部12Aaとベースプレート11Aの凹部11ALb1及び凹部11ARb1との間の隙間が詰められた状態とされている。そして、自動車用シート1は、シートバック3を折畳位置に保持したまま自動車用シート1をフロアFLに対してロック状態にさせておき走行中の自動車用シート1の安定性を確保することができる。
The state of the
図27及び図28に示すロック装置7Aの状態が、図6に示すように、シートバック3をシートクッション2に対して重ねた折畳位置にしたまま格納状態から自動車用シート1をフロアFLに向けて回動しロック装置7Aをロック状態とした状態で、シートバック3を起立位置にしていく途中の状態である。操作ケーブル20Aによる前方に向かう牽引が解除されていくと、それに伴って操作レバー21Aが図27において解除レバー軸ピン17Aを中心に反時計回りに回動していく。そして、連結ピン21Aaがローラ21Aa1を介して解除レバー16Aに軸支された連結フック22Aの前傾斜面部22Ab1に当接し、操作レバー21Aの回動と共にローラ21Aa1の前傾斜面部22Ab1に対する当接位置が移動するように連結フック22Aが図27において連結フック軸ピン22APを中心に反時計回りに回動していく。そして、連結ピン21Aaが前傾斜面部22Ab1の上端部を乗り越えると連結フック22Aは、ねじりコイルばね22ASの付勢力によって、図27において連結フック軸ピン22APを中心に時計回りに回動する。これによって、連結ピン21Aaはローラ21Aa1を介して後傾斜面部22Ab2が下方から係合した図17及び図18に示す初期の状態に復帰する。
The state of the
以上のように構成される第2実施形態は、以下のような作用効果を奏する。連結フック22Aは、連結フック軸ピン22APによって解除レバー16Aに対して回動可能に支持され、後傾斜面部22Ab2が連結ピン21Aaに係合する方向に回動付勢されている。そして、操作レバー21Aが所定の角度回動したとき連結フック22Aの前傾斜面部22Ab1が左ベースプレート11ALに配設された連結フック回動ピン11ALa16に当接する。さらに、操作レバー21Aが回動するとローラ21Aa1の前傾斜面部22Ab1に対する当接位置が移動するように連結フック22Aが連結フック軸ピン22APを中心に回動して連結ピン21Aaとの係合が外れる。これによって、連結フック22Aに係合部22Ab以外のベースプレート11Aの一部に当接する部分を設ける必要がなく、連結フック22Aを小型軽量にすることができロック機構10Aの小型軽量化を図ることができる。また、シートバック3が起立位置にあってフック12Aがストライカ8を挟持したロック状態からシートバック3を折畳位置に回動させると、操作レバー21Aと解除レバー16Aを介してポール13Aが回動されてフック12Aとの係合が解除される。これによって、フック12Aはその回動付勢力によってアンロック状態となり自動車用シート1をフロアFLから離隔させることができる。そして、シートバック3を折畳位置に保持したままロック機構をストライカ8に近づけるとフック12Aはストライカ8による押圧によってその回動付勢力に抗して回動されロック状態となり、ポール13Aが解除レバー16Aによる回動付勢力によってフック12Aと係合してロック状態を保持する。すなわち、シートバック3を折畳位置に保持したまま自動車用シート1をフロアFLに対してロックした状態にさせておき走行中のシートの安定性を確保することができる。
2nd Embodiment comprised as mentioned above has the following effects. The
また、解除レバー軸ピン17Aとポール軸ピン13APは、ともにベースプレート11Aに配設されており、ポール13Aと解除レバー16Aとは、ポールピン13Afがポールピン孔16Acに挿入されることにより連結されて連動して回動するように構成されている。これによって、自動車用シート1におけるロック機構10Aの構造を簡潔化できさらに軽量化を図ることができる。
The release
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、本発明を自動車のシート1に適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
As mentioned above, although specific embodiment was described, this invention is not limited to those external appearances and structures, A various change, addition, and deletion are possible in the range which does not change the summary of this invention. For example, the present invention is applied to the
1 自動車用シート(乗物用シート)
2 シートクッション
3 シートバック
3 第
7 ロック装置(乗物用シートのロック装置)
7A ロック装置(乗物用シートのロック装置)
8 ストライカ
10 ロック機構
10A ロック機構
11 第1ベースプレート
11A ベースプレート
11b 凹部
11AL 左ベースプレート(ベースプレート)
11ALa16 連結フック回動ピン(連結フック当接部)
11ALb1 凹部
11AR 右ベースプレート(ベースプレート)
11ARb1 凹部
12 フック
12P フック軸
12A フック
12AP フック軸ピン(フック軸)
13 ポール
13P ポール軸
13A ポール
13Af ポールピン
13AP ポール軸ピン(ポール軸)
14 第1解除レバー
15 第2ベースプレート
15a1 当接ピン(連結フック当接部)
16 第2解除レバー(解除レバー)
16P 解除レバー軸
16A 解除レバー
17 操作レバー
17a1 係合ピン(連結ピン)
17A 解除レバー軸ピン(解除レバー軸)
18 連結フック
18a 連結フック部(ピン係合部)
18a1 フック内側面部
18a2 フック外側面部(ピン係合部の一部)
18P 連結フック軸
20A 操作ケーブル(連結部材)
21A 操作レバー
21Aa 連結ピン
22Ab 係合部(ピン係合部)
22Ab1 前傾斜面部(ピン係合部の一部)
22Ab2 後傾斜面部
22A 連結フック
22AP 連結フック軸ピン(連結フック軸)
101 第1ロック機構(ロック機構)
102 第2ロック機構(ロック機構)
103 第1ケーブル
FL フロア
1 Car seat (vehicle seat)
2
7A Locking device (vehicle seat locking device)
8
11ALa16 Connection hook rotation pin (connection hook contact part)
11ALb1 Recess 11AR Right base plate (base plate)
13
14
16 Second release lever (release lever)
16P
17A Release lever shaft pin (Release lever shaft)
18
18a1 hook inner side surface portion 18a2 hook outer side surface portion (a part of the pin engaging portion)
18P
21A Operation lever 21Aa Connecting pin 22Ab Engaging part (pin engaging part)
22Ab1 front inclined surface part (part of pin engaging part)
22Ab2 Rear inclined
101 First lock mechanism (lock mechanism)
102 Second lock mechanism (lock mechanism)
103 1st cable FL floor
Claims (3)
該乗物用シートのロック装置は、前記乗物ボデーと前記乗物用シートの一方に設けられたストライカと、前記乗物用シートと前記乗物ボデーの他方に設けられたロック機構と、を備え、
該ロック機構は、前記ストライカを受け入れ可能な凹部を有する第1ベースプレートと、該第1ベースプレートに対しフック軸によって回動自在に軸支され前記ストライカが前記凹部内に入り込む動きに押されて回動して前記凹部の端縁部との間で前記ストライカを挟持したロック状態と挟持しないアンロック状態を形成可能であるとともに該アンロック状態を形成する方向に回動付勢されたフックと、前記第1ベースプレートに対しポール軸によって回動自在に軸支され前記フックと係合することで前記フックを前記ロック状態に保持するポールと、を備えており、
さらに、前記ロック機構は、第2ベースプレートと、該第2ベースプレートに対し解除レバー軸によって回動自在に軸支されるとともに前記ポールと連動して回動して前記解除レバー軸から離隔した部位に前記解除レバー軸と平行に設けられた連結フック軸によって回動自在に軸支された連結フックを有する解除レバーと、前記解除レバー軸によって回動自在に軸支され前記連結フックが係合することで前記解除レバーと一体となって回動することを可能とする連結ピンを有する操作レバーと、を備えており、
前記操作レバーは前記シートバックの前記シートクッションに対する回動と連動して回動するように前記シートバックに対して連結部材で連結されて前記解除レバーと同じ方向に回動付勢されており、
前記連結フックは前記連結ピンに係合するピン係合部が前記連結ピンに係合する方向に回動付勢されており、
前記シートバックが前記起立位置にあり前記ポールが前記フックを前記ロック状態に保持した状態で前記シートバックを前記折畳位置に回動させると、
前記解除レバーは、前記連結フックの前記ピン係合部が回動付勢力によって前記連結ピンに係合した状態で、前記操作レバーが回動付勢に抗する方向に回動させられる動きに伴って前記操作レバーと一体となって回動して前記ポールを前記フックとの係合を外す向きに回動させて前記フックを前記アンロック状態とし、
前記操作レバーが所定の角度回動したとき前記連結フックの前記ピン係合部の一部が前記第2ベースプレートに配設された連結フック当接部に当接して前記連結フックを前記連結ピンとの係合が外れる方向に回動させて係合を外し、
前記解除レバーは前記ロック状態の位置に復帰して前記フックが回動して前記ロック状態となったとき前記ポールがその付勢力によって前記フックと係合することを許容するように構成されている乗物用シートのロック装置。 A vehicle seat comprising a seat cushion and a seat back that is pivotably mounted between a standing position that stands up with respect to the seat cushion and a folded position that is overlapped can be held on the vehicle body. A vehicle seat locking device,
The vehicle seat locking device includes a striker provided on one of the vehicle body and the vehicle seat, and a lock mechanism provided on the other of the vehicle seat and the vehicle body,
The lock mechanism is pivotally supported by a first base plate having a recess capable of receiving the striker, and pivotally supported by a hook shaft with respect to the first base plate so that the striker enters the recess. A hook that is capable of forming a locked state in which the striker is sandwiched between an end edge portion of the recess and an unlocked state in which the striker is not sandwiched, and a hook that is urged to rotate in a direction to form the unlocked state, A pole that is pivotally supported by a pole shaft with respect to the first base plate and engages with the hook to hold the hook in the locked state, and
Further, the lock mechanism is pivotally supported by a release lever shaft with respect to the second base plate, and is rotated in conjunction with the pole to be separated from the release lever shaft. A release lever having a connection hook pivotally supported by a connection hook shaft provided in parallel with the release lever shaft, and a connection lever pivotally supported by the release lever shaft to be engaged with each other. And an operation lever having a connecting pin that enables rotation together with the release lever.
The operation lever is connected to the seat back by a connecting member so as to rotate in conjunction with the rotation of the seat back relative to the seat cushion, and is urged to rotate in the same direction as the release lever.
The connecting hook is urged to rotate in a direction in which a pin engaging portion that engages with the connecting pin engages with the connecting pin;
When the seat back is rotated to the folding position with the seat back in the standing position and the pole holding the hook in the locked state,
The release lever is accompanied by a movement in which the operation lever is rotated in a direction against the rotation bias in a state where the pin engaging portion of the connection hook is engaged with the connection pin by a rotation biasing force. The pivot is rotated integrally with the operation lever, and the hook is rotated in a direction to disengage the hook and the hook is in the unlocked state.
When the operation lever is rotated by a predetermined angle, a part of the pin engaging portion of the connecting hook comes into contact with a connecting hook abutting portion disposed on the second base plate, and the connecting hook is connected to the connecting pin. Rotate in the direction of disengagement to disengage,
The release lever is configured to allow the pawl to be engaged with the hook by its urging force when the hook is rotated to return to the locked state and the hook is rotated. Vehicle seat locking device.
該乗物用シートのロック装置は、前記乗物ボデーと前記乗物用シートの一方に設けられたストライカと、前記乗物用シートと前記乗物ボデーの他方に設けられたロック機構と、を備え、
該ロック機構は、前記ストライカを受け入れ可能な凹部を有するベースプレートと、該ベースプレートに対しフック軸によって回動自在に軸支され前記ストライカが前記凹部内に入り込む動きに押されて回動して前記凹部の端縁部との間で前記ストライカを挟持したロック状態と挟持しないアンロック状態を形成可能であるとともに該アンロック状態を形成する方向に回動付勢されたフックと、前記ベースプレートに対しポール軸によって回動自在に軸支され前記フックと係合することで前記フックを前記ロック状態に保持するポールと、前記ベースプレートに対し解除レバー軸によって回動自在に軸支されるとともに前記ポールと連動して回動して前記解除レバー軸から離隔した部位に前記解除レバー軸と平行に設けられた連結フック軸によって回動自在に軸支された連結フックを有する解除レバーと、前記解除レバー軸によって回動自在に軸支され前記連結フックが係合することで前記解除レバーと一体となって回動することを可能とする連結ピンを有する操作レバーと、を備えており、
前記ポールと前記解除レバーとはいずれか一方に設けられた突起部がいずれか他方に設けられた孔に挿入されることにより連結されて連動するように構成されており、
前記操作レバーは前記シートバックの前記シートクッションに対する回動と連動して回動するように前記シートバックに対して連結部材で連結されて前記解除レバーと同じ方向に回動付勢されており、
前記連結フックは前記連結ピンに係合するピン係合部が前記連結ピンに係合する方向に回動付勢されており、
前記シートバックが前記起立位置にあり前記ポールが前記フックを前記ロック状態に保持した状態で前記シートバックを前記折畳位置に回動させると、
前記解除レバーは、前記連結フックの前記ピン係合部が回動付勢力によって前記連結ピンに係合した状態で、前記操作レバーが回動付勢に抗する方向に回動させられる動きに伴って前記操作レバーと一体となって回動して前記ポールを前記フックとの係合を外す向きに回動させて前記フックを前記アンロック状態とし、
前記操作レバーが所定の角度回動したとき前記連結フックの前記ピン係合部の一部が前記ベースプレートに配設された連結フック当接部に当接して前記連結フックを前記連結ピンとの係合が外れる方向に回動させて係合を外し、
前記解除レバーは前記ロック状態の位置に復帰して前記フックが回動して前記ロック状態となったとき前記ポールがその付勢力によって前記フックと係合することを許容するように構成されている乗物用シートのロック装置。 A vehicle seat comprising a seat cushion and a seat back that is pivotably mounted between a standing position that stands up with respect to the seat cushion and a folded position that is overlapped can be held on the vehicle body. A vehicle seat locking device,
The vehicle seat locking device includes a striker provided on one of the vehicle body and the vehicle seat, and a lock mechanism provided on the other of the vehicle seat and the vehicle body,
The lock mechanism includes a base plate having a recess capable of receiving the striker, and is pivotally supported by a hook shaft so as to be rotatable with respect to the base plate. A hook that is capable of forming a locked state in which the striker is sandwiched between the end edges of the striker and an unlocked state in which the striker is not sandwiched, and a hook that is urged to rotate in a direction to form the unlocked state, A pole that is pivotally supported by a shaft and engages with the hook to hold the hook in the locked state, and is pivotally supported by a release lever shaft relative to the base plate and interlocked with the pole. And a connecting hook shaft provided in parallel with the release lever shaft at a position separated from the release lever shaft. The release lever having a connecting hook that is pivotally supported by the rotation lever and the release lever shaft that is pivotally supported by the release hook so that the connection hook is engaged to rotate integrally with the release lever. An operating lever having a connecting pin that enables
The pole and the release lever are configured to be linked and interlocked by inserting a protrusion provided on either one into a hole provided on the other,
The operation lever is connected to the seat back by a connecting member so as to rotate in conjunction with the rotation of the seat back relative to the seat cushion, and is urged to rotate in the same direction as the release lever.
The connecting hook is urged to rotate in a direction in which a pin engaging portion that engages with the connecting pin engages with the connecting pin;
When the seat back is rotated to the folding position with the seat back in the standing position and the pole holding the hook in the locked state,
The release lever is accompanied by a movement in which the operation lever is rotated in a direction against the rotation bias in a state where the pin engaging portion of the connection hook is engaged with the connection pin by a rotation biasing force. The pivot is rotated integrally with the operation lever, and the hook is rotated in a direction to disengage the hook and the hook is in the unlocked state.
When the operation lever is rotated by a predetermined angle, a part of the pin engaging portion of the connecting hook comes into contact with the connecting hook abutting portion disposed on the base plate, and the connecting hook is engaged with the connecting pin. Rotate in the direction to release, disengage,
The release lever is configured to allow the pawl to be engaged with the hook by its urging force when the hook is rotated to return to the locked state and the hook is rotated. Vehicle seat locking device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018063803A JP2019172119A (en) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | Lock device of vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018063803A JP2019172119A (en) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | Lock device of vehicle seat |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019172119A true JP2019172119A (en) | 2019-10-10 |
Family
ID=68166490
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018063803A Pending JP2019172119A (en) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | Lock device of vehicle seat |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2019172119A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023243713A1 (en) * | 2022-06-17 | 2023-12-21 | テイ・エス テック株式会社 | Seat-state changing device, vehicle seat, and vehicle |
-
2018
- 2018-03-29 JP JP2018063803A patent/JP2019172119A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023243713A1 (en) * | 2022-06-17 | 2023-12-21 | テイ・エス テック株式会社 | Seat-state changing device, vehicle seat, and vehicle |
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