JP2019157999A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
Description
原動機と、前記原動機からの回転動力で駆動される走行装置と、前記原動機から前記走行装置への伝動状態を切り換える伝動切換装置とを備え、
前記伝動切換装置が、前記走行装置に伝動する伝動状態からその伝動を遮断する遮断状態に切り換えられた場合に、前記伝動切換装置により伝動が遮断された伝動方向下手側の伝動系を制動する伝動遮断時用のドラッグブレーキを備えている点にある。
これにより、伝動切換装置が遮断状態に維持された作業車両の走行停止状態において、伝動切換装置での連れ回り現象に起因して作業車両が不測に走行する虞を回避することができる。
前記伝動切換装置及び前記ドラッグブレーキは、それらの作動状態が油圧制御で切り換わる油圧式であり、
前記ドラッグブレーキは、前記伝動切換装置が前記遮断状態から前記伝動状態に切り換わるときの油圧で、前記伝動系を制動する制動状態からその制動を解除する制動解除状態に切り換わるように、前記伝動切換装置と油路を介して連係されている点にある。
その結果、回転動力の損失による伝動効率の低下、及び、伝動切換装置やドラッグブレーキの耐久性の低下を抑制することができる。
前記伝動切換装置は、その内部に備えられた第1付勢手段の作用で前記伝動状態から前記遮断状態に切り換わり、
前記ドラッグブレーキは、その内部に備えられた第2付勢手段の作用で前記制動解除状態から前記制動状態に切り換わる点にある。
その結果、伝動切換装置に対するオイルの供給不良が生じた場合においても、伝動切換装置での連れ回り現象に起因した作業車両の走行を阻止することができる。
前記ドラッグブレーキは、ミッションケースの後端部に内蔵され、
前記ミッションケースの後端には、前記ミッションケースに対する後方からの前記ドラッグブレーキの着脱を許容する開口が形成されるとともに、前記開口を塞ぐリアカバーが着脱可能に備えられている点にある。
その結果、ドラッグブレーキに対するメンテナンスを容易に行うことができる。
前記伝動系には、前記伝動切換装置を経由した回転動力を前進用と後進用とに切り換える前後進切換装置が含まれており、
前記ドラッグブレーキは、前記前後進切換装置の逆転伝動機構に備えられた中継軸を制動する点にある。
そこで、本発明では、この空間を利用して中継軸を制動するドラッグブレーキを備えるようにしている。
その結果、伝動切換装置の遮断状態において前述した伝動系を制動するドラッグブレーキを、走行伝動系のレイアウトを変更することなく、ミッションケースの内部に容易に装備することができる。
尚、本発明は、トラクタ以外の、例えば乗用草刈機、乗用田植機、コンバイン、運搬車、ホイールローダ、歩行型トラクタ、歩行型草刈機、歩行型田植機、などの作業車両に適用することができる。
尚、トラクタ1は、その後部に、ロータリ耕耘装置2に代えて、プラウ、播種装置、施肥装置、薬剤散布装置、草刈装置、などの作業装置が連結されていてもよい。又、トラクタ1の前部にフロントローダなどの作業装置が連結されていてもよい。
第1バルブユニット43は、クラッチペダルの踏み込み操作が行われると、その踏み込み操作に連動して、クラッチバルブ44が、供給状態から、油圧ポンプ32からメインクラッチ21の油室41へのオイルの供給を阻止するとともにメインクラッチ21からのオイルの排出を許容する排出状態に切り換えられる。これにより、メインクラッチ21の油室41が減圧され、プレッシャプレート39がリターンスプリング40の作用によって伝動位置から遮断位置に移動する。その結果、メインクラッチ21は伝動状態から遮断状態に切り換えられる(図3〜4参照)。
第1バルブユニット43は、クラッチペダルの踏み込み操作が継続されている間はクラッチバルブ44が排出状態に維持される。これにより、メインクラッチ21の油室41が減圧状態に維持され、プレッシャプレート39がリターンスプリング40の作用によって遮断位置に維持される。その結果、メインクラッチ21は遮断状態に維持される(図3〜4参照)。
第1バルブユニット43は、クラッチペダルの踏み込み操作が解除されると、クラッチペダルが踏み込み解除位置に復帰するのに連動して、クラッチバルブ44が排出状態から供給状態に切り換えられる。これにより、メインクラッチ21の油室41が昇圧し、プレッシャプレート39がリターンスプリング40の作用に抗して遮断位置から伝動位置に移動する。その結果、メインクラッチ21は遮断状態から伝動状態に切り換えられる(図5〜6参照)。そして、クラッチペダルの踏み込み操作が行われていない間は、前述したように伝動状態に維持される。
前後進切換装置22は、リバーサレバーが前進位置に操作されると、切換機構48が、第2中継軸20の回転動力をそのまま出力ギア49に伝える正転伝動状態になることで前進伝動状態に切り換わる。
前後進切換装置22は、リバーサレバーが後進位置に操作されると、切換機構48が、第2中継軸20の回転動力を、逆転伝動機構47を経由させて出力ギア49に伝える逆転伝動状態になることで後進伝動状態に切り換わる。
第1切換機構67及び第2切換機構68は、主変速レバーが1速位置に操作されると、第1切換機構67が、第1ギアセット63からの1速用の回転動力を第2変速軸62に伝える1速状態になり、第2切換機構68が伝動を遮断する遮断状態になる。これにより、主変速装置23は1速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構67及び第2切換機構68は、主変速レバーが2速位置に操作されると、第1切換機構67が伝動を遮断する遮断状態になり、第2切換機構68が、第2ギアセット64からの2速用の回転動力を第2変速軸62に伝える2速状態になる。これにより、主変速装置23は2速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構67及び第2切換機構68は、主変速レバーが3速位置に操作されると、第1切換機構67が遮断状態になり、第2切換機構68が、第3ギアセット65からの3速用の回転動力を第2変速軸62に伝える3速状態になる。これにより、主変速装置23は3速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構67及び第2切換機構68は、主変速レバーが4速位置に操作されると、第1切換機構67が、第4ギアセット66からの4速用の回転動力を第2変速軸62に伝える4速状態になり、第2切換機構68が遮断状態になる。これにより、主変速装置23は4速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構76及び第2切換機構77は、副変速レバーが中立位置に操作されると、第1切換機構76と第2切換機構77との双方が伝動を遮断する遮断状態になる。これにより、副変速装置24は中立状態に切り換わる。
第1切換機構76及び第2切換機構77は、副変速レバーがクリープ位置に操作されると、第1切換機構76が、第5ギアセット75からのクリープ用の回転動力を第1変速軸69に伝える超低速伝動状態になり、第2切換機構77が遮断状態になる。これにより、副変速装置24はクリープ状態に切り換わる。
第1切換機構76及び第2切換機構77は、副変速レバーが1速位置に操作されると、第1切換機構76が、第4ギアセット74からの1速用の回転動力を第1変速軸69に伝える1速状態になり、第2切換機構77が遮断状態になる。これにより、副変速装置24は1速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構76及び第2切換機構77は、副変速レバーが2速位置に操作されると、第1切換機構76が遮断状態になり、第2切換機構77が、第2ギアセット72からの2速用の回転動力を第1変速軸69に伝える2速状態になる。これにより、副変速装置24は2速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構76及び第2切換機構77は、副変速レバーが3速位置に操作されると、第1切換機構76が遮断状態になり、第2切換機構77が、第1ギアセット71からの3速用の回転動力を第1変速軸69に伝える3速状態になる。これにより、副変速装置24は3速伝動状態に切り換わる。
駆動制御部は、駆動切換スイッチの操作で制御モードが4輪駆動モードに切り換えられると、第2バルブユニットの作動を制御して、等速クラッチ80を伝動状態に維持し、前輪増速クラッチ81を遮断状態に維持する。これにより、駆動切換装置26は4輪駆動状態に維持される。
駆動制御部は、駆動切換スイッチの操作で制御モードが前輪倍速モードに切り換えられると、例えば、前輪9の操舵角を検出する舵角センサ(図示せず)などの出力に基づいて、所定の小旋回操作が行われているか否かを判別する。そして、所定の小旋回操作が行われていない間は、駆動制御部は、第2バルブユニットの作動を制御して、等速クラッチ80を伝動状態に維持し、前輪増速クラッチ81を遮断状態に維持する。これにより、駆動切換装置26は4輪駆動状態に維持される。所定の小旋回操作が行われると、駆動制御部は、第2バルブユニットの作動を制御して、等速クラッチ80を伝動状態から遮断状態に切り換え、前輪増速クラッチ81を遮断状態から伝動状態に切り換える。これにより、駆動切換装置26は、4輪駆動状態から前輪倍速状態に切り換わる。その後、所定の小旋回操作が解除されると、駆動制御部は、第2バルブユニットの作動を制御して、等速クラッチ80を遮断状態から伝動状態に切り換え、前輪増速クラッチ81を伝動状態から遮断状態に切り換える。これにより、駆動切換装置26は、前輪倍速状態から4輪駆動状態に切り換わる。
第1切換機構88〜第3切換機構90は、PTOレバーが中立位置に操作されると、第1切換機構88〜第3切換機構90の全てが伝動を遮断する遮断状態になる。これにより、PTO変速装置29は中立状態に切り換わる。
第1切換機構88〜第3切換機構90は、PTOレバーが1速位置に操作されると、第1切換機構88が、第1ギアセット84を経由した1速用の回転動力を第2変速軸83に伝える1速状態になり、第2切換機構89と第3切換機構90とが遮断状態になる。これにより、PTO変速装置29は1速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構88〜第3切換機構90は、PTOレバーが2速位置に操作されると、第1切換機構88が、第2ギアセット85を経由した2速用の回転動力を第2変速軸83に伝える2速状態になり、第2切換機構89と第3切換機構90とが遮断状態になる。これにより、PTO変速装置29は2速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構88〜第3切換機構90は、PTOレバーが3速位置に操作されると、第2切換機構89が、第3ギアセット86を経由した3速用の回転動力を第2変速軸83に伝える3速状態になり、第1切換機構88と第3切換機構90とが遮断状態になる。これにより、PTO変速装置29は3速伝動状態に切り換わる。
第1切換機構88〜第3切換機構90は、PTOレバーが逆転位置に操作されると、第3切換機構90が、逆転ギアセット87を経由した逆転用の回転動力を第2変速軸83に伝える逆転状態になり、第1切換機構88と第2切換機構89とが遮断状態になる。これにより、PTO変速装置29は逆転伝動状態に切り換わる。
これにより、例えば、クラッチペダルの踏み込み操作により、メインクラッチ21が遮断状態に維持されて、エンジン5から左右の前輪9及び左右の後輪10への伝動が遮断された走行停止状態において、気温の低下などでオイルの粘度が高くなることに起因して、駆動側の第1クラッチディスク37の回転に伴って従動側の第2クラッチディスク38がオイルを介して連れ回りする現象が生じ易くなったとしても、メインクラッチ21の遮断状態では、ドラッグブレーキ91が前述した伝動方向下手側の伝動系17Aを制動していることにより、第2クラッチディスク38の連れ回りを防止することができる。
その結果、メインクラッチ21が遮断状態に維持されたトラクタ1の走行停止状態において、メインクラッチ21の第2クラッチディスク38が連れ回りすることに起因して、第2クラッチディスク38の連れ回りトルクが前述した伝動方向下手側の伝動系17Aでの変速比で増幅されてトラクタ1が不測に走行する虞を回避することができる。
その後、クラッチペダルの踏み込み操作が解除されると、メインクラッチ21の油室41とドラッグブレーキ91の油室102との双方が昇圧されるが、メインクラッチ21のリターンスプリング40とドラッグブレーキ91のリターンスプリング98との復元力の差から、先ず、ドラッグブレーキ91がリターンスプリング98の作用に抗して制動状態から制動解除状態に切り換わり(図5参照)、次に、メインクラッチ21がリターンスプリング40の作用に抗して遮断状態から伝動状態に切り換わる(図6参照)。
そして、クラッチペダルの踏み込み操作が行われると、メインクラッチ21の油室41とドラッグブレーキ91の油室102との双方が減圧されるが、前述したリターンスプリング40,98の復元力の差から、先ず、メインクラッチ21が、リターンスプリング40の作用で伝動状態から遮断状態に切り換わり(図5参照)、次に、ドラッグブレーキ91がリターンスプリング98の作用で制動解除状態から制動状態に切り換わる(図3〜4参照)。
そして、メインクラッチ21が遮断状態から伝動状態に切り換えられて、エンジン5からの回転動力で少なくとも左右の後輪10が駆動される走行状態においては、そのメインクラッチ21の切り換えよりも先にドラッグブレーキ91が制動状態から制動解除状態に切り換えられていることから、ドラッグブレーキ91の制動による回転動力の損失、及び、メインクラッチ21とドラッグブレーキ91とが対立することによるクラッチディスク37,38やフリクションプレート95,96の摩耗を回避することができる。その結果、回転動力の損失による伝動効率の低下、並びに、メインクラッチ21及びドラッグブレーキ91の耐久性の低下を抑制することができる。
その結果、メインクラッチ21の遮断状態において前述した伝動方向下手側の伝動系17Aを制動するドラッグブレーキ91を、走行伝動系17のレイアウトを変更することなく、ミッションケース15の内部に容易に装備することができる。
これにより、ドラッグブレーキ91を更に容易にミッションケース15の内部に装備することができる。
つまり、メインクラッチ21の遮断状態ではドラッグブレーキ91が中継軸52を制動することにより、メインクラッチ21を遮断状態に切り換えて行う前後進切換装置22の前後進切り換え操作をスムーズに行うことができる。
その結果、メインクラッチ21に対するオイルの供給不良が生じた場合においても、メインクラッチ21での連れ回り現象に起因したトラクタ1の走行を阻止することができる。
これにより、ドラッグブレーキ91に対する各フリクションプレート95,96の交換などのメンテナンスを行う場合には、トラクタ1の後部からロータリ耕耘装置2などの作業装置を取り外した後、ミッションケース15の後端からリアカバー103を取り外すことにより、ミッションケース15に内蔵されたドラッグブレーキ91をミッションケース15の後端の開口15Cから取り出すことができる。その結果、ドラッグブレーキ91に対するメンテナンスを容易に行うことができる。
又、ミッションケース15にドラッグブレーキ91を後付けすることが可能になり、これにより、ドラッグブレーキ91を備えていない仕様からドラッグブレーキ91を備える仕様への仕様変更が容易になる。
これにより、メインクラッチ21に対する各クラッチディスク37,38の交換、又は、ドラッグブレーキ91に対する各フリクションプレート95,96の交換、などのメンテナンスを行う場合は、トラクタ1の後部からロータリ耕耘装置2などの作業装置を取り外した後、ミッションケース15に対するリアカバー103のボルト連結を解除することにより、リアカバー103を含むメインクラッチユニット107の全体をミッションケース15から取り外すことができる。
その結果、メインクラッチユニット107に含まれているメインクラッチ21やドラッグブレーキ91などを、ミッションケース15の内部から車外に取り出すことができ、メインクラッチ21に対する各クラッチディスク37,38の交換、又は、ドラッグブレーキ91に対する各フリクションプレート95,96の交換、などのメンテナンスを、車外の大きく開放された作業領域にて容易に行うことができる。
又、ミッションケース15にドラッグブレーキ91を後付けする場合も同様に、車外の大きく開放された作業領域にて容易に行うことができる。
本発明の他の実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
例えば、作業車両は、自動運転システムを備えて自動走行可能に構成されていてもよい。
例えば、作業車両は、原動機として、エンジン5の代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車両は、原動機として、エンジン5と電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車両は、走行装置として、左右の前輪9又は左右の後輪10を備える2輪駆動型に構成されていてもよい。
例えば、作業車両は、走行装置として、左右の後輪10に代えて左右のクローラを備えるセミクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車両は、走行装置として、左右の前輪9及び左右の後輪10に代えて左右のクローラを備えるフルクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、伝動切換装置は、上記実施形態で例示した前後進切換装置22又は副変速装置24であってもよい。
例えば、上記実施形態で例示した主変速装置23が中立状態(遮断状態)に切り換え可能に構成されていれば、伝動切換装置は主変速装置23であってもよい。
特に、前述した前後進切換装置22と主変速装置23と副変速装置24とのいずれかがメインクラッチ21として代用される場合には、その代用されるものを伝動切換装置とすることが考えられる。
例えば、伝動切換装置は、メインクラッチ21と、前述した前後進切換装置22と主変速装置23と副変速装置24のうちのメインクラッチ21の次に伝動方向上手側に配置されたものとの複数であってもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、前後進切換装置22の逆転ギア54がその支軸と一体回転するように構成されている場合には、逆転ギア54の支軸を制動するように構成されていてもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、第2中継軸20を制動するように構成されていてもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、主変速装置23が伝動切換装置である場合は、主変速装置23の第2変速軸62又は副変速装置24の第2変速軸70を制動するように構成されていてもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、主変速装置23が伝動切換装置である場合は、副変速装置24の第1変速軸69を制動するように構成されていてもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、機械式連係機構を介して伝動切換装置と連動するように構成されていてもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、ミッションケース15に対して単独で着脱されるように構成されていてもよい。
例えば、ドラッグブレーキ91は、ミッションケース15がその後端以外の上端などに開口が形成されている場合は、上端の開口などからの着脱が可能となるように構成されていてもよい。
9 前輪(走行装置)
10 後輪(走行装置)
15 ミッションケース
15B 第2内部油路(油路)
15C 開口
17A 伝動方向下手側の伝動系
21 メインクラッチ(伝動切換装置)
22 前後進切換装置
40 リターンスプリング(第1付勢手段)
42 給排油路(油路)
47 逆転伝動機構
52 中継軸
91 ドラッグブレーキ
98 リターンスプリング(第2付勢手段)
103 リアカバー
Claims (5)
- 原動機と、前記原動機からの回転動力で駆動される走行装置と、前記原動機から前記走行装置への伝動状態を切り換える伝動切換装置とを備え、
前記伝動切換装置が、前記走行装置に伝動する伝動状態からその伝動を遮断する遮断状態に切り換えられた場合に、前記伝動切換装置により伝動が遮断された伝動方向下手側の伝動系を制動する伝動遮断時用のドラッグブレーキを備えている作業車両。 - 前記伝動切換装置及び前記ドラッグブレーキは、それらの作動状態が油圧制御で切り換わる油圧式であり、
前記ドラッグブレーキは、前記伝動切換装置が前記遮断状態から前記伝動状態に切り換わるときの油圧で、前記伝動系を制動する制動状態からその制動を解除する制動解除状態に切り換わるように、前記伝動切換装置と油路を介して連係されている請求項1に記載の作業車両。 - 前記伝動切換装置は、その内部に備えられた第1付勢手段の作用で前記伝動状態から前記遮断状態に切り換わり、
前記ドラッグブレーキは、その内部に備えられた第2付勢手段の作用で前記制動解除状態から前記制動状態に切り換わる請求項2に記載の作業車両。 - 前記ドラッグブレーキは、ミッションケースの後端部に内蔵され、
前記ミッションケースの後端には、前記ミッションケースに対する後方からの前記ドラッグブレーキの着脱を許容する開口が形成されるとともに、前記開口を塞ぐリアカバーが着脱可能に備えられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業車両。 - 前記伝動系には、前記伝動切換装置を経由した回転動力を前進用と後進用とに切り換える前後進切換装置が含まれており、
前記ドラッグブレーキは、前記前後進切換装置の逆転伝動機構に備えられた中継軸を制動する請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業車両。
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- 2018-03-13 JP JP2018045345A patent/JP6865188B2/ja active Active
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