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JP2019154400A - 植物栽培室の管理システムおよび植物栽培室の管理制御方法 - Google Patents

植物栽培室の管理システムおよび植物栽培室の管理制御方法 Download PDF

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JP2019154400A JP2018049515A JP2018049515A JP2019154400A JP 2019154400 A JP2019154400 A JP 2019154400A JP 2018049515 A JP2018049515 A JP 2018049515A JP 2018049515 A JP2018049515 A JP 2018049515A JP 2019154400 A JP2019154400 A JP 2019154400A
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Abstract

【課題】 簡易な構成で、植物の栽培室内で用いられるゼオライトの再生処理を行うことが可能な、植物の栽培室の管理システムおよび植物栽培室の管理制御方法を提供する。【解決手段】 燃焼処理で発生した排ガスの水分を除湿塔内のゼオライトに吸着させることで当該排ガスを除湿する除湿装置と、除湿された排ガスが流入されると貯留塔内のゼオライトにCO2を吸着させることで二酸化炭素を回収し、CO2濃度が低い空気が流入されると貯留塔内のゼオライトに吸着したCO2を脱離させることで栽培室内にCO2を供給するCO2供給装置と、除湿塔内のゼオライトを加熱する除湿塔用加熱器と、貯留塔内のゼオライトを加熱する貯留塔用加熱器と、除湿塔内のゼオライトの再生処理タイミングが到来すると除湿塔用加熱器をON状態にし、貯留塔内のゼオライトの再生処理タイミングが到来すると貯留塔用加熱器をON状態にする制御装置とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、植物栽培室の管理システムおよび植物栽培室の管理制御方法に関する。
一般的に、植物の栽培においては、二酸化炭素(CO2)の濃度を高めることで、植物の光合成を促進させて生長を高めることができる。そのため、栽培室内にCO2供給装置を設置して、必要に応じて栽培室内にCO2を供給する処理が行われる。
CO2供給装置は内部にゼオライトを収容しており、栽培室内を加温するために設置された燃焼装置で発生した排ガスを取り込んで当該排ガスに含まれるCO2を当該ゼオライトに吸着させ、一時的に貯留する。そして、貯留したCO2を、植物が光合成を行う日中にゼオライトから脱離させることで、栽培室内にCO2を供給する。
特許第5578469号公報
ゼオライトは水分の吸着能力も高いため、水分の多い排ガスを上述したCO2供給装置に通気させると多量の水分がゼオライトに吸着し、CO2の吸着量が減少してしまう。そのため、より多くのCO2を効率よくゼオライトに吸着させるためには、燃焼装置で発生した排ガス中の水分をなるべく除去してCO2供給装置に取り込ませる必要がある。
そこで、CO2供給装置の前段にゼオライトを用いた除湿塔を別箇設置し、当該除湿塔内のゼオライトに排ガス中の水分を吸着させることで、除湿した排ガスをCO2供給装置に取り込ませることができる。
この除湿塔の除湿機能を維持するためには、使用するゼオライトに吸着された水分を脱離させるゼオライト再生処理を定期的に行う必要がある。このゼオライト再生処理は、従来、使用されているゼオライトを栽培室外の乾燥炉に運び、約1日熱処理を行うことでゼオライトに吸着した水分を脱離させた後、再度栽培室内に戻す手順で行われている。しかし、栽培室内の除湿塔で使用されるゼオライトは多量であり、数十kg〜数百kgにも及ぶ。そのため、このゼオライト再生処理を行うためには、ゼオライトの運搬作業に多くの時間と労力を要することや、多量のゼオライトに熱処理を施すための大型の乾燥炉を必要とすること等の問題があった。
また、上述した栽培室内の除湿塔は、CO2供給装置が稼働していないときであっても、栽培室内を適切な湿度に保つための除湿に利用されることもあり、この場合はさらにゼオライト再生処理の頻度が高くなっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、植物の栽培室内で用いられるゼオライトの再生処理を行うことが可能な、植物の栽培室の管理システムおよび植物栽培室の管理制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明の植物の栽培施設の管理システムは、植物の栽培室内に設置され、燃料の燃焼処理を行う燃焼装置と、ゼオライトを収容した除湿塔を有し、前記燃焼装置による燃焼処理で発生した排ガスが前記除湿塔に流入されると、収容したゼオライトに水分を吸着させることで当該排ガスを除湿する除湿装置と、ゼオライトを収容した貯留塔を有し、前記除湿装置で除湿された排ガスが前記貯留塔に流入されると、収容したゼオライトに二酸化炭素を吸着させることで二酸化炭素を回収し、二酸化炭素濃度が低い空気が前記貯留塔に流入されると、貯留した二酸化炭素をゼオライトから脱離させることで前記栽培室内に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置と、前記除湿塔内のゼオライトを加熱するように前記除湿塔に設置された除湿塔用加熱器と、前記貯留塔内のゼオライトを加熱するように前記貯留塔に設置された貯留塔用加熱器と、前記除湿塔内のゼオライトの水分を脱離させるための再生処理の実行タイミングが到来すると、前記除湿塔用加熱器をON状態にし、前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記貯留塔用加熱器をON状態にする制御装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明の植物の栽培施設の管理制御方法は、植物の栽培室内に設置され、燃料の燃焼処理を行う燃焼装置と、ゼオライトを収容した除湿塔を有し、前記燃焼装置による燃焼処理で発生した排ガスが前記除湿塔に流入されると、収容したゼオライトに水分を吸着させることで当該排ガスを除湿する除湿装置と、ゼオライトを収容した貯留塔を有し、前記除湿装置で除湿された排ガスが前記貯留塔に流入されると、収容したゼオライトに二酸化炭素を吸着させることで二酸化炭素を回収し、二酸化炭素濃度が低い空気が前記貯留塔に流入されると、貯留した二酸化炭素をゼオライトから脱離させることで前記栽培室内に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置と、前記除湿塔内のゼオライトを加熱するように除湿塔に設置された除湿塔用加熱器と、前記貯留塔内のゼオライトを加熱するように貯留塔に設置された貯留塔用加熱器とを備えた植物栽培室の管理システムが、前記除湿塔内のゼオライトの水分を脱離させるための再生処理の実行タイミングが到来すると、前記除湿塔用加熱器をON状態にし、前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記貯留塔用加熱器をON状態にすることを特徴とする。
本発明の植物の栽培室の管理システムおよび植物栽培室の管理制御方法によれば、簡易な構成で、植物の栽培室内で用いられるゼオライトの再生処理を行うことができる。
第1実施形態による栽培室管理システムの構成を示す全体図である。 第1実施形態による栽培室管理システム内の除湿塔および貯留塔を示す、(a)横断面図、および(b)上面図である。 第1実施形態による栽培室管理システムにおける除湿塔の再生処理実行時の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による栽培室管理システムにおける貯留塔の再生処理実行時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による栽培室管理システムにおいて、CO2回収処理または供給処理を実行する場合の配管接続状態を示す全体図である。 第2実施形態による栽培室管理システムにおいて、除湿塔および貯留塔に対して同時に再生処理を実行する場合の配管接続状態を示す全体図である。 第2実施形態による栽培室管理システムにおける除湿塔および貯留塔の再生処理実行時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による栽培室管理システムにおいて、複数の除湿塔および貯留塔に対して同時に再生処理する場合の配管接続状態を示す全体図である。
《第1実施形態》
〈第1実施形態による栽培室管理システムの構成〉
本発明の第1実施形態による栽培室管理システム1Aの構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態による栽培室管理システム1Aは、管理対象の植物栽培室X内に設置された燃焼装置11と、浄化装置12と、第1三方弁13と、第2三方弁14と、第1送風機15と、第3三方弁16と、除湿装置17と、第4三方弁18と、CO2供給装置19と、制御装置20Aとを備える。
燃焼装置11は、栽培室X内を加温する加温器等に設置されるものであり、燃料の燃焼処理を行う。浄化装置12は、燃焼装置11で発生した排ガスを、配管d1を介して導入し、排ガスから窒素酸化物(NOx)および硫黄酸化物(SOx)を除去して浄化する。
第1三方弁13は、浄化装置12に配管d2を介して接続された接続ポート13bと、第2三方弁14に配管d3を介して接続された接続ポート13cと、第1送風機15に配管d4を介して接続された接続ポート13aとを有する。第1三方弁13は、接続ポート13a、13b、および13cの開閉を制御することにより、配管d2→配管d4の流路と、配管d3→配管d4の流路とを切り替える。
第2三方弁14は、栽培室X内の空間に配管d5を介して接続された接続ポート14bと、屋外空間に配管d6を介して接続された接続ポート14cと、第1三方弁13に配管d3を介して接続された接続ポート14aとを有する。第2三方弁14は、接続ポート14a、14b、および14cの開閉を制御することにより、配管d5→配管d3の流路と、配管d6→配管d3の流路とを切り替える。
第1送風機15は、配管d4を介して流入された空気を、第3三方弁16に送風する。第1送風機15は、送風機能を有していれば、送風機以外の機器を用いてもよい。
第3三方弁16は、第1送風機15に配管d7を介して接続された接続ポート16aと、除湿装置17に配管d8を介して接続された接続ポート16bと、CO2供給装置19に配管d9を介して接続された接続ポート16cとを有する。第3三方弁16は、接続ポート16a、16b、および16cの開閉を制御することにより、配管d7→配管d8の流路と、配管d7→配管d9の流路とを切り替える。
除湿装置17は、第6三方弁171と、第1除湿塔172および第2除湿塔173とを有する。第6三方弁171は、第3三方弁16に配管d8を介して接続された接続ポート171aと、第1除湿塔172に配管d10を介して接続された接続ポート171bと、第2除湿塔173に配管d11を介して接続された接続ポート171cとを有する。第6三方弁171は、接続ポート171a、171b、および171cの開閉を制御することにより、配管d8→配管d10の流路と、配管d8→配管d11の流路とを切り替える。
第1除湿塔172および第2除湿塔173の構成について、図2を参照して説明する。第1除湿塔172と第2除湿塔173とは同様の構成を有しており、図2(a)は、第1除湿塔172および第2除湿塔173を示す横断面図であり、図2(b)は、上面図である。第1除湿塔172および第2除湿塔173は、円筒状の容器101を有し、この容器101にゼオライト102が収容されている。第1除湿塔172、第2除湿塔173は、それぞれの下部に接続された配管d10、d11を介して流入された空気の水分をゼオライト102に吸着させることで除湿する。第1除湿塔172および第2除湿塔173にはそれぞれ、収容されたゼオライト102を加熱するための除湿塔用加熱器が設置されている。除湿塔用加熱器は、容器101の外周を覆うように設置される第1ヒータ103と、容器101の蓋105に設置されて、蓋105を閉めたときにゼオライト102内に挿入される縦長のパネル状または棒状の第2ヒータ106とにより構成される。第1ヒータ103は、除湿塔内のゼオライトを除湿塔外部から加熱し、第2ヒータ106は、除湿塔内のゼオライトを除湿塔内部から加熱する。第1ヒータ103の外周にはさらに、断熱材104が設置されている。なお、第2ヒータ106は蓋105に設置していることで説明しているが、容器の底等に設置していてもよい。
本実施形態においては、除湿装置17の中で、第1除湿塔172が常用の除湿塔として用いられ、第2除湿塔173は、第1除湿塔172の除湿能力が低下したときに用いる予備の除湿塔として設置されている。本実施形態においては、除湿装置17の中で除湿塔を2つ並列して使用しているが、3つ以上の除湿塔を設置し、複数を常用の除湿塔として用いるようにしてもよい。より多い数の除湿塔を設置することにより、除湿能力を向上させることができる。除湿塔を複数設置する際に、個々の出入り口に弁を設けることでゼオライトの交換やメンテナンス時に便利になる。
図1に戻り、第4三方弁18は、第1除湿塔172および第2除湿塔173に配管d12を介して接続された接続ポート18aと、CO2供給装置19に配管d13を介して接続された接続ポート18bと、栽培室X内の空間に配管d14を介して接続された接続ポート18cとを有する。第4三方弁18は、接続ポート18a、18b、および18cの開閉を制御することにより、配管d12→配管d13の流路と、配管d12→配管d14の流路とを切り替える。
CO2供給装置19は、第7三方弁191と、第1貯留塔192と、第2貯留塔193とを有する。第7三方弁191は、第3三方弁16に配管d9を介して接続されるとともに第4三方弁18に配管d13を介して接続された接続ポート191aと、第1貯留塔192に配管d15を介して接続された接続ポート191bと、第2貯留塔193に配管d16を介して接続された接続ポート191cを有する。第7三方弁191は、接続ポート191a、191b、および191cの開閉を制御することにより、配管d9またはd13→配管d15の流路と、配管d9またはd13→配管d16の流路とを切り替える。
第1貯留塔192および第2貯留塔193は、図2に示すように、第1除湿塔172および第2除湿塔173と同様の構成を有する。第1貯留塔192および第2貯留塔193内では、第1ヒータ103および第2ヒータ106は、貯留塔用加熱器として機能する。本実施形態においては、CO2供給装置19の中で、第1貯留塔192が常用の貯留塔として用いられ、第2貯留塔193は、第1貯留塔192のCO2貯留能力が低下したときに用いる予備の貯留塔として設置されている。第1貯留塔192および第2貯留塔193は、配管d17を介して栽培室X内の空間に接続されている。
第1貯留塔192および第2貯留塔193はゼオライトを収容し、高CO2環境下で、それぞれ配管d15、d16を介して流入された空気中のCO2をゼオライトに吸着させて貯留することでCO2を回収する。また、第1貯留塔192および第2貯留塔193は、低CO2環境下で、貯留したCO2を脱離させて配管d17を介して栽培室X内にCO2を供給する。本実施形態においては、CO2供給装置19の中で貯留塔を2つ並列して使用しているが、3つ以上の貯留塔を設置し、複数を常用の貯留塔として用いるようにしてもよい。より多い数の貯留塔を設置することにより、CO2の回収および供給能力を向上させることができる。貯留塔を複数設置する際に、個々の出入り口に弁を設けることでゼオライトの交換やメンテナンス時に便利になる。
制御装置20Aは、夜間の燃焼装置11が運転しているときには、燃焼装置11から排出されて浄化装置12で浄化された排ガスを除湿装置17の第1除湿塔172に流入させるように、各三方弁の開閉状態を制御する。そして、第1除湿塔172で除湿された空気をCO2供給装置19の第1貯留塔192に流入させるように、各三方弁の開閉状態を制御する。
また制御装置20Aは、昼間の所定値以上の照度がある状態で、栽培室X内のCO2濃度が所定値以下のときには、栽培施設A内にCO2の供給が必要と判断する。そして、外気を取り入れて、第1貯留塔192および第2貯留塔193を低CO2雰囲気とすることで、貯留されたCO2を脱離させ、栽培室X内に流出させるように、各三方弁の開閉状態を制御する。
また制御装置20Aは、第1除湿塔172のゼオライトの再生処理を行うタイミングを示す情報と、第1貯留塔192のゼオライトの再生処理を行うタイミングを示す情報とを、それぞれ保持するかもしくは、これらのタイミングを判断する。そして、第1除湿塔172のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来したと判断すると、第1除湿塔172の第1ヒータ103および第2ヒータ106をON状態にする。そして、第1送風機15から第1除湿塔172に間欠的に送風させて第1除湿塔172外に空気を流出させるように、各三方弁の開閉状態を切り替える。本実施形態においては、第1除湿塔172の再生処理と、第1貯留塔192のゼオライトの再生処理とは、異なるタイミングで実行されるように設定されている。
また制御装置20Aは、CO2供給装置19の第1貯留塔192のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来したと判断すると、第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106をON状態にする。そして、第1送風機15から第1貯留塔192に間欠的に送風させて第1貯留塔192外に空気を流出させるように、各三方弁の開閉状態を切り替える。
〈第1実施形態による栽培室管理システムの動作〉
次に、本実施形態による栽培室管理システム1Aの動作について説明する。栽培室管理システム1Aでは、夜間等に燃焼装置11が運転しているときには、CO2回収処理が実行される。CO2回収処理においては、燃焼装置11から排出されて浄化装置12で浄化された排ガスが、除湿装置17の第1除湿塔172に流入されるように、制御装置20Aにより各三方弁の開閉状態が制御される。具体的には、第1三方弁13の接続ポート13bおよび13aが開状態、接続ポート13cが閉状態であり、第3三方弁16の接続ポート16aおよび16bが開状態、接続ポート16cが閉状態になるように制御される。また、第6三方弁171の接続ポート171aおよび171bが開状態、接続ポート171cが閉状態になるように制御される。
そして、第1除湿塔172で除湿された空気がCO2供給装置19の第1貯留塔192に流入されるように、各三方弁の開閉状態が制御される。具体的には、第4三方弁18の接続ポート18aおよび18bが開状態、接続ポート18cが閉状態になるように制御される。また、第7三方弁191の接続ポート191aおよび191bが開状態、接続ポート191cが閉状態になるように制御される。
このようにCO2回収処理が実行されているときに、第1除湿塔172のゼオライト102の水分吸着能力が限界に達したときには、除湿機能が低下してしまうため、排ガスが第2除湿塔173に流入されるように第6三方弁171の開閉状態が切り替えられる。具体的には、第6三方弁171の接続ポート171aおよび171cが開状態、接続ポート171bが閉状態になるように切り替えられる。第6三方弁171の開閉状態は、第1除湿塔172のゼオライト102の水分吸着能力が限界に達する時間として予め設定された時間が経過したタイミング、または、第1除湿塔172の出口付近に設置された湿度計(図示せず)の計測値に基づいて切り替えられる。
そして、昼間の所定値以上の照度がある状態で、栽培室X内のCO2濃度が所定値以下になると、制御装置20Aにより栽培施設A内にCO2の供給が必要と判断される。そして、外気を取り入れて、第1貯留塔192および第2貯留塔193を低CO2雰囲気とすることで、貯留されたCO2を脱離させて栽培室X内に流出させるCO2供給処理を行うように、各三方弁の開閉状態が切り替えられる。
具体的には、第1三方弁13の接続ポート13aおよび13cが開状態、接続ポート13bが閉状態であり、第2三方弁14の接続ポート14aおよび14cが開状態、接続ポート14bが閉状態になるように切り替えられる。
このように栽培室管理システム1A内でCO2の回収処理および供給処理が適宜実行されている中で、第1除湿塔172のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来したときの処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
制御装置20Aにおいて、第1除湿塔172のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来したと判断される(S1の「YES」)と、第1除湿塔172の第1ヒータ103および第2ヒータ106がON状態に制御される。第1ヒータ103および第2ヒータ106がON状態にされることで第1除湿塔172内のゼオライト102が加熱され、吸着した水分が脱離される。その際、第1ヒータ103の外周に断熱材が設置されているため、効率よくゼオライト102が加熱される。
このとき、第1送風機15から第1除湿塔172に間欠的に送風させ、第1除湿塔172を通った空気が第1除湿塔172外の空間、例えば栽培室X内の空間に流出されるように、各三方弁の開閉状態が切り替えられる(S2)。具体的には、第4三方弁18の接続ポート18aおよび18cが開状態、接続ポート18bが閉状態に切り替えられる。このときの間欠的な送風処理は、予め設定された再生処理期間が終了するまで継続される(S3の「NO」)。間欠的に第1除湿塔172内が通気されることにより、第1除湿塔172の第1ヒータ103および第2ヒータ106の加熱によりゼオライト102から脱離した水分が滞留せずに栽培室X内の空間に流出され、ゼオライト102への再吸着が防止される。
その後、再生処理期間が終了したと判断されると(S3の「YES」)、第1除湿塔172の第1ヒータ103および第2ヒータ106がOFF状態に制御されるとともに、第1送風機15から第1除湿塔172への間欠的な送風処理が停止される(S4)。そして、第4三方弁18の接続ポート18aおよび18bが開状態、接続ポート18cが閉状態に切り替えられ、ステップS1に戻る。
また、第1貯留塔192のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来したときの処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
制御装置20Aにおいて、第1貯留塔192のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来したと判断される(S11の「YES」)と、第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106がON状態に制御される。そして、第1送風機15から第1貯留塔192に間欠的に送風させ、第1貯留塔192を通った空気が第1貯留塔192外の空間、例えば栽培室X内の空間に流出されるように、各三方弁の開閉状態が切り替えられる(S12)。
具体的には、第3三方弁16の接続ポート16aおよび16cが開状態、接続ポート16bが閉状態に切り替えられる。このときの間欠的な送風処理は、予め設定された再生処理期間が終了するまで継続される(S13の「NO」)。間欠的に第1貯留塔192内が通気されることにより、第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106の加熱によりゼオライト102から脱離した水分が滞留せずに栽培室X内の空間に流出され、ゼオライト102への再吸着が防止される。
そして、再生処理期間が終了したと判断されると(S13の「YES」)、第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106がOFF状態に制御されるとともに、第1送風機15から第1貯留塔192への間欠的な送風処理が停止される(S14)。そして、第3三方弁16の接続ポート16aおよび16bが開状態、接続ポート16cが閉状態に切り替えられ、ステップS11に戻る。
以上の第1実施形態によれば、植物の栽培室X内の除湿装置17およびCO2供給装置19内に設置されたゼオライト102に対し、栽培室X内で自動で再生処理を行うことができる。これにより、再生処理を行うためにゼオライト102を栽培室X外に運び出すことなく、CO2の回収処理および供給処理を継続して行うことができる。
上述した第1実施形態において、第2除湿塔173および第2貯留塔193のゼオライトの再生処理を行うタイミングを示す情報も制御装置20Aに保持しておき、第2除湿塔173および第2貯留塔193に対しても同様の再生処理を実行するようにしてもよい。
《第2実施形態》
〈第2実施形態による栽培室管理システムの構成〉
本発明の第2実施形態による栽培室管理システム1Bの構成について、図5を参照して説明する。
栽培室管理システム1Bは、第3三方弁16、配管d9、第4三方弁18、第6三方弁171、および第7三方弁191を設置せず、新たに第2送風機22を設置する他は、栽培室管理システム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。第2送風機22は、第1除湿塔172および第1貯留塔192に接続可能な配管d19に接続されている。第2送風機22は、送風機能を有していれば、送風機以外の機器を用いてもよい。
制御装置20Bは、第1除湿塔172のゼオライトと第1貯留塔192のゼオライトを再生処理するタイミングを示す情報を保持するかもしくは、当該タイミングを判断する。そして、当該タイミングが到来したと判断すると、第1除湿塔172および第1貯留塔192のゼオライトの再生処理をそれぞれ単独もしくは同時に実行させる。
〈第2実施形態による栽培室管理システムの動作〉
次に、本実施形態による栽培室管理システム1Bの動作について説明する。まず、第1除湿塔172および第1貯留塔192が用いられてCO2回収処理または供給処理が実行されているときには、配管d19は除湿装置17およびCO2供給装置19に接続されない。つまり、第2送風機22は栽培室管理システム1Bの稼働ラインから分離されている。図5は、配管d19を点線で示すことで、第2送風機22が栽培室管理システム1Bの稼働ラインから分離された状態を示している。
また、第1除湿塔172および第1貯留塔192が用いられてCO2回収処理または供給処理が実行されているときには、図5に示すように、配管d7と第2除湿塔173とを接続する配管d11が外されている。また、配管d12と第2貯留塔193とを接続する配管d16が外されている。また、第2除湿塔173と配管d12との接続が外されている。また、第2貯留塔193と配管d17との接続が外されている。
そして、第1除湿塔172のゼオライトと第1貯留塔192のゼオライトを再生処理する前に、まず管理者が手動で、再生処理対象の第1除湿塔172から配管d10の接続を外す。また、再生処理対象の第1貯留塔192から配管d15の接続を外す。これらの配管d10およびd15が外されることで、第1除湿塔172および第1貯留塔192が栽培室管理システム1B内の稼働ラインから分離される。
また管理者は、第2送風機22が接続された配管d19を、第1除湿塔172および第1貯留塔192に接続させる。配管d19が第1除湿塔172および第1貯留塔192に接続されることで、第2送風機22から第1除湿塔172および第1貯留塔192への送風が可能になり、第2送風機22が栽培室管理システム1Bの稼働ラインに接続される。図6は、配管d19を実線で示し、配管d10およびd15を点線で示すことで、第2送風機22が栽培室管理システム1Bの稼働ラインに接続され、第1除湿塔172および第1貯留塔192が稼働ラインから分離された状態を示している。
また管理者は、第1除湿塔172と配管d12との接続を外し、第1除湿塔172を通った空気が第1除湿塔172外に排出されるように、第1除湿塔172に配管d21を接続させる。また、配管d11により配管d7と第2除湿塔173とを接続させ、配管d16により配管d12と第2貯留塔193とを接続させる。また、第2除湿塔173を配管d12に接続させる。また、第1貯留塔192と配管d17との接続を外し、第1貯留塔192を通った空気が配管d23から第1貯留塔192外に排出されるように、第1貯留塔192に配管d23を接続させる。また、第2貯留塔193を通った空気が配管d17から第2貯留塔193外に排出されるように、第2貯留塔193を配管d17に接続させる。このように配管の接続を替えることにより、第2除湿塔173および第2貯留塔193が用いられてCO2回収処理または供給処理が実行されるように切り替えられる。
そして、第1除湿塔172のゼオライトと第1貯留塔192のゼオライトを再生処理するタイミングが到来したときに制御装置20Bにより実行される処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
当該タイミングが到来したと判断される(S21の「YES」)と、制御装置20Bにより、第1除湿塔172および第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106がON状態に制御される。そして、第2送風機22から第1除湿塔172および第1貯留塔192に間欠的に送風させて第1除湿塔172外および第1貯留塔192外に流出させる(S22)。
このときの間欠的な送風処理は、予め設定された再生処理期間が終了するまで継続される(S23の「NO」)。間欠的に第1除湿塔172内が通気されることにより、第1除湿塔172の第1ヒータ103および第2ヒータ106の加熱によりゼオライト102から脱離した水分が滞留せずに第1除湿塔172外に流出され、ゼオライト102への再吸着が防止される。同様に、間欠的に第1貯留塔192内が通気されることにより、第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106の加熱によりゼオライト102から脱離した水分が滞留せずに第1貯留塔192外に流出され、ゼオライト102への再吸着が防止される。
このように処理が行われることにより、第2除湿塔173および第2貯留塔193を用いたCO2の回収処理または供給処理を実行しつつ、同時に第1除湿塔172および第1貯留塔192の再生処理を実行することができる。
その後、再生処理期間が終了したと判断されると(S23の「YES」)、第1除湿塔172および第1貯留塔192の第1ヒータ103および第2ヒータ106がOFF状態に制御される。また、第2送風機22から第1除湿塔172および第1貯留塔192への間欠的な送風処理が停止される(S24)。
そして、管理者が、配管d19を第1除湿塔172および第1貯留塔192から外し、配管d10を第1除湿塔172に接続させるとともに、配管d15を第1貯留塔192に接続させる。また、配管d21を第1除湿塔172から外し、第1除湿塔172を配管d12に接続させ、第2除湿塔173を配管d12から外す。そして、ステップS21に戻る。
以上の第2実施形態によれば、植物の栽培室X内の第1除湿塔172および第1貯留塔192内のゼオライトに対し、栽培室内で同時に再生処理を行うことができる。また、この第1除湿塔172および第1貯留塔192の再生処理を実行しつつ、第2除湿塔173および第2貯留塔193によるCO2の回収処理および供給処理を行うことができる。さらに、この第1除湿塔172および第1貯留塔192のCO2の回収処理および供給処理を実行しつつ、第2除湿塔173および第2貯留塔193によるCO2の再生処理を行うことができる。
上述した第2実施形態において、システム内のゼオライトの再生処理を行うタイミングが到来したときに、第1除湿塔172、第2除湿塔173、第1貯留塔192、および第2貯留塔193のすべてに対し、同時に再生処理を実行するようにしてもよい。
具体的には、システム内のゼオライトを再生処理するタイミングが到来する前に、まず管理者が、図8に示すように、処理対象の除湿塔および貯留塔の前段の配管を外す。つまり、第1除湿塔172から配管d10の接続を外し、第2除湿塔173から配管d11の接続を外し、第1貯留塔192から配管d15の接続を外し、第2貯留塔193から配管d16の接続を外す。また、第2送風機22が接続された配管d19を、第1除湿塔172、第2除湿塔173、第1貯留塔192、および第2貯留塔193に接続させる。また、第1除湿塔172および第2除湿塔173を配管d12から外し、第1除湿塔172を通った空気が第1除湿塔172外に排出されるように、第1除湿塔172に配管d21を接続させる。また、第2除湿塔173を通った空気が第2除湿塔173外に排出されるように、第2除湿塔173に配管d22を接続させる。また、第1貯留塔192および第2貯留塔193を配管d17から外し、第1貯留塔192を通った空気が配管d23から第1貯留塔192外に排出されるように、第1貯留塔に配管d23を接続させる。また、第2貯留塔193を通った空気が配管d24から第2貯留塔193外に排出されるように、第2貯留塔に配管d24を接続させる。
そして、システム内のゼオライトの再生処理するタイミングが到来したときに、第1除湿塔172、第2除湿塔173、第1貯留塔192、および第2貯留塔193の第1ヒータ103および第2ヒータ106がON状態に制御される。また、第2送風機22から第1除湿塔172、第2除湿塔173、第1貯留塔192、および第2貯留塔193に間欠的に送風させて、それぞれ該当する除湿塔または貯留塔外に流出させる。再生処理の終了後は、管理者が各配管の接続を元に戻し、CO2の回収処理および供給処理を再開させる。
このように処理することにより、すべての除湿塔および貯留塔のゼオライトに対し、同時に再生処理を行うことができる。
上述した第2実施形態では、各機器間の配管を接続させる処理および接続を外す処理を管理者が手動で行う場合について説明した。しかしこれには限定されず、配管の接続を切り替える箇所に開閉弁や三方弁を設置し、制御装置からこれらの弁の開閉を制御することで接続状態を自動で切り替るようにしてもよい。
1A、1B 栽培室管理システム
11 燃焼装置
12 浄化装置
13 第1三方弁
13a、13b、13c 接続ポート
14 第2三方弁
14a、14b、14c 接続ポート
15 第1送風機
16 第3三方弁
16a、16b、16c 接続ポート
17 除湿装置
18 第4三方弁
18a、18b、18c 接続ポート
19 CO2供給装置
20A、20B 制御装置
22 第2送風機
101 容器
102 ゼオライト
103 第1ヒータ
104 断熱材
105 蓋
106 第2ヒータ
171 第6三方弁
171a、171b、171c 接続ポート
172 第1除湿塔
173 第2除湿塔
191 第7三方弁
191a、191b、191c 接続ポート
192 第1貯留塔
193 第2貯留塔
上記目的を達成するための本発明の植物の栽培施設の管理システムは、植物の栽培室内に設置され、燃料の燃焼処理を行う燃焼装置と、ゼオライトを収容し、流入された空気の水分をゼオライトに吸着させることで当該空気を除湿する複数の除湿塔を有する除湿装置と、ゼオライトを収容し、二酸化炭素濃度が高い空気流入されるとゼオライトに二酸化炭素を吸着させることで二酸化炭素を貯留し、二酸化炭素濃度が低い空気が流入されると貯留した二酸化炭素をゼオライトから脱離させることで前記栽培室内に二酸化炭素を供給する複数の貯留塔を有する二酸化炭素供給装置と、前記複数の除湿塔にそれぞれ設置された複数の除湿塔用加熱器と、前記複数の貯留塔にそれぞれ設置された複数の貯留塔用加熱器と、前記燃焼装置で発生した排ガスを前記除湿装置および前記二酸化炭素供給装置に送風する第1送風機と、前記除湿装置および前記二酸化炭素供給装置に空気を送風する第2送風機と、前記燃焼処理で発生した排ガスを、前記第1送風機から前記除湿装置内のいずれかの除湿塔および前記二酸化炭素供給装置内のいずれかの貯留塔に送風させることで排ガスの除湿処理および二酸化炭素の回収処理を実行させ、所定のタイミングが到来すると、前記排ガスの除湿処理および二酸化炭素の回収処理を実行させつつ、他の除湿塔の除湿塔用加熱器および他の貯留塔の貯留塔用加熱器をON状態にし、前記第2送風機から当該他の除湿塔および当該他の貯留塔に空気を送風させることで該当する除湿塔および貯留塔の水分を脱離させるための再生処理を実行させる制御装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明の植物の栽培施設の管理制御方法は、植物の栽培室内に設置され、燃料の燃焼処理を行う燃焼装置と、ゼオライトを収容し、流入された空気の水分をゼオライトに吸着させることで当該空気を除湿する複数の除湿塔を有する除湿装置と、ゼオライトを収容し、二酸化炭素濃度が高い空気流入されるとゼオライトに二酸化炭素を吸着させることで二酸化炭素を貯留し、二酸化炭素濃度が低い空気が流入されると貯留した二酸化炭素をゼオライトから脱離させることで前記栽培室内に二酸化炭素を供給する複数の貯留塔を有する二酸化炭素供給装置と、前記複数の除湿塔にそれぞれ設置された複数の除湿塔用加熱器と、前記複数の貯留塔にそれぞれ設置された複数の貯留塔用加熱器と、前記燃焼装置で発生した排ガスを前記除湿装置および前記二酸化炭素供給装置に送風する第1送風機と、前記除湿装置および前記二酸化炭素供給装置に空気を送風する第2送風機とを備えた植物栽培室の管理システムが、前記燃焼処理で発生した排ガスを、前記第1送風機から前記除湿装置内のいずれかの除湿塔および前記二酸化炭素供給装置内のいずれかの貯留塔に送風させることで排ガスの除湿処理および二酸化炭素の回収処理を実行させ、所定のタイミングが到来すると、前記排ガスの除湿処理および二酸化炭素の回収処理を実行させつつ、他の除湿塔の除湿塔用加熱器および他の貯留塔の貯留塔用加熱器をON状態にし、前記第2送風機から当該他の除湿塔および当該他の貯留塔に空気を送風させることで該当する除湿塔および貯留塔の水分を脱離させるための再生処理を実行させることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 植物の栽培室内に設置され、燃料の燃焼処理を行う燃焼装置と、
    ゼオライトを収容した除湿塔を有し、前記燃焼装置による燃焼処理で発生した排ガスが前記除湿塔に流入されると、収容したゼオライトに水分を吸着させることで当該排ガスを除湿する除湿装置と、
    ゼオライトを収容した貯留塔を有し、前記除湿装置で除湿された排ガスが前記貯留塔に流入されると、収容したゼオライトに二酸化炭素を吸着させることで二酸化炭素を回収し、二酸化炭素濃度が低い空気が前記貯留塔に流入されると、貯留した二酸化炭素をゼオライトから脱離させることで前記栽培室内に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置と、
    前記除湿塔内のゼオライトを加熱するように前記除湿塔に設置された除湿塔用加熱器と、
    前記貯留塔内のゼオライトを加熱するように前記貯留塔に設置された貯留塔用加熱器と、
    前記除湿塔内のゼオライトの水分を脱離させるための再生処理の実行タイミングが到来すると、前記除湿塔用加熱器をON状態にし、前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記貯留塔用加熱器をON状態にする制御装置と
    を備えることを特徴とする植物栽培室の管理システム。
  2. 第1送風機と、
    前記第1送風機から前記除湿塔へ送風させる空気の流路と、前記第1送風機から前記貯留塔へ送風させる空気の流路とを切り替える弁とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記除湿塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記第1送風機から前記除湿塔に間欠的に送風させて当該除湿塔外に流出させ、前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記第1送風機から前記貯留塔に間欠的に送風させて当該貯留塔外に流出させるように、前記弁を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の植物栽培室の管理システム。
  3. 前記除湿塔および前記貯留塔に空気を送風する第2送風機をさらに備え、
    前記制御装置は、前記除湿塔および前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記第2送風機から前記除湿塔に間欠的に送風させて前記除湿塔外に流出させるとともに、前記貯留塔に間欠的に送風させて前記貯留塔外に流出させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の植物栽培室の管理システム。
  4. 前記除湿塔用加熱器は、前記除湿塔内のゼオライトを前記除湿塔外部から加熱する加熱器と、前記除湿塔内部から加熱する加熱器とで構成され、
    前記貯留塔用加熱器は、前記貯留塔内のゼオライトを前記貯留塔外部から加熱する加熱器と、前記貯留塔内部から加熱する加熱器で構成される
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の植物栽培室の管理システム。
  5. 植物の栽培室内に設置され、燃料の燃焼処理を行う燃焼装置と、
    ゼオライトを収容した除湿塔を有し、前記燃焼装置による燃焼処理で発生した排ガスが前記除湿塔に流入されると、収容したゼオライトに水分を吸着させることで当該排ガスを除湿する除湿装置と、
    ゼオライトを収容した貯留塔を有し、前記除湿装置で除湿された排ガスが前記貯留塔に流入されると、収容したゼオライトに二酸化炭素を吸着させることで二酸化炭素を回収し、二酸化炭素濃度が低い空気が前記貯留塔に流入されると、貯留した二酸化炭素をゼオライトから脱離させることで前記栽培室内に二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給装置と、
    前記除湿塔内のゼオライトを加熱するように除湿塔に設置された除湿塔用加熱器と、
    前記貯留塔内のゼオライトを加熱するように貯留塔に設置された貯留塔用加熱器とを備えた植物栽培室の管理システムが、
    前記除湿塔内のゼオライトの水分を脱離させるための再生処理の実行タイミングが到来すると、前記除湿塔用加熱器をON状態にし、前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記貯留塔用加熱器をON状態にする
    ことを特徴とする植物栽培室の管理制御方法。
  6. 前記管理システムは、第1送風機と、前記第1送風機から前記除湿塔へ送風させる空気の流路と、前記第1送風機から前記貯留塔へ送風させる空気の流路とを切り替える弁とをさらに備え、
    前記除湿塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記第1送風機から前記除湿塔に間欠的に送風させて当該除湿塔外に流出させ、前記貯留塔内のゼオライトの再生処理の実行タイミングが到来すると、前記第1送風機から前記貯留塔に間欠的に送風させて当該貯留塔外に流出させるように、前記弁を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の植物栽培室の管理制御方法。
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