JP2019145965A - イヤホン - Google Patents
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Abstract
【課題】再生する音波の出口がユーザーの外耳道入り口に挿入されるカナル型のイヤホンにおいて、スピーカーユニットを取り付けた場合に適切な音圧周波数特性を得るハウジングを構成して、明瞭で好ましい音声再生を提供する。【解決手段】イヤホン1は、ノズル部の外殻の一部を覆うようにイヤピース6を取り付けるイヤピース取付部11aを有するハウジング2と、イヤピース取付部に取り付けられる筒状固定部と、筒状固定部の先端から外側に開くように形成されて外耳道に挿入される笠部と、を有するイヤピースと、を備える。ハウジングのイヤピース取付部並びにイヤピースの筒状固定部に、通気性を有する第1孔13並びに第2孔15がそれぞれ設けられて、第1孔並びに第2孔を重ねるように連通させて、ノズル部の主音響通路と外部空間とを連通させる音響通路であるリークポートを形成する。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザーの耳に装着されて音声再生するイヤホンに関して、特に、再生する音波の出口がユーザーの外耳道入り口に挿入されるイヤホンに関する。
ヘッドホン並びにイヤホンは、ユーザーの耳に当接するように近接配置されるスピーカーユニットに音声信号を印加することにより音を再生する。ユーザーの耳に装着されるイヤホンの中には、様々な形態のものがある。
例えば、イヤホンの中には、ヘッドホンのように比較的に大きなスピーカーユニットを備えて、耳介に本体を載せるように装着する耳掛部を備えるものがある。また、本体部を耳介の内側に収めるように装着し、本体部の放音面から外耳道に向け音を放出して使用するインナーイヤー型がある。また、本体部を耳介の内側に収めるように装着し、さらに本体部から突出する音筒部をそれに装着されたイヤピースと共に外耳道内に挿入して使用するカナル型と称されるタイプのイヤホンが普及している。
スピーカーユニットは、小型なものになるほど、高い音圧レベルを得て、かつ、音声再生周波数帯域を十分に広げて良好な再生音質を確保するのが難しくなる。ユーザーの耳に装着されるインナーイヤー型またはカナル型のイヤホンにおけるスピーカーユニットでも、同様の問題が生じる。特に、再生する音波の出口がユーザーの外耳道入り口に挿入されるカナル型のイヤホンでは、スピーカーユニットを取り付けるハウジングが小さく、必要十分な音声再生能力を有する振動板口径が大きいスピーカーユニットを採用するのが難しく、ハウジングの構造による影響を受けやすいという問題がある。
従来の特に低周波音を調整可能なイヤホンに関しては、前チャンバ、調音体、後チャンバ及び前チャンバと後チャンバ内に取り付けられたスピーカーユニットを包含し、前チャンバは出音筒体を包含し、出音筒体の後端が径方向に沿って外向きに突伸してクローズカバーを形成し、クローズカバーの側縁が垂直に後方に延伸されてクローズ筒が形成され、クローズカバーの前表面の一側に円形を呈する開放溝が開設され、開放溝の底壁にクローズカバーを貫通する調音孔が開設され、前チャンバのクローズ筒に調音孔と連通する洩気孔が開設される。上述の調音体は回転可能に前チャンバに取付けられ、柱状を呈するベースブロックを包含し、ベースブロックの後表面より後方に、横断面積がベースブロックより小さい調音柱が延伸され、且つ調音柱の一側に、洩気孔に対応する切欠きが内向きに形成される。前述の後チャンバと前チャンバが相互に組み合わされて接続され、スピーカーユニットが前チャンバと後チャンバが組み合わされて形成するチャンバ内に収容されるものがある(特許文献1)。
また、従来には、内部に音響空間が形成され、前面に筒状の導音部が突設された筐体と、前記導音部に装着され、外耳道に挿入されるイヤーパッドと、第1通気孔を有し、前記筐体内に設けられて前記音響空間を第1音響空間と第2音響空間とに分離するフレームと、前記フレームに取り付けられ、電気信号を第1音波に変換して前記導音部へ出力する電気音波変換部と、前記フレームに取り付けられた音圧調整部と、を備え、前記音圧調整部は、前記第1通気孔に連通する第3音響空間と、前記第2音響空間及び前記第3音響空間に連通する筒状の第2通気孔と、前記第2通気孔内に挿入され、この挿入位置の調整によって所定の周波数帯域の音圧を低減する第1音響抵抗と、を有することを特徴とするカナル型イヤホンがある(特許文献2)。
例えば、カナル型イヤホンのハウジングにおいて、振動板の前側の音響空間に連通するノズル以外のリークポートが無い場合には低音域の再生能力が高くなりやすいので、適切なリークポートを設けて、メッシュなどの音響抵抗材を組み合わせて、低音域の音圧再生レベルを下げるように音響的な性能を設計する場合がある。また、リークポートを有さないようなカナル型のイヤホンでは、イヤピースが外耳道を密閉するので、聴取者がイヤホンを外耳道に挿脱する際に動電型スピーカーユニットの振動板に高い圧力がかかり、振動板並びにボイスコイルからなる振動系を損傷するなどの不具合が発生する場合がある。外耳道内空間の密閉度が高いので、イヤピースを聴取者の外耳道に挿脱する際に外耳道内空間の気圧の変化が大きくなり、聴取者の鼓膜にも大きな気圧変化が加わるという問題がある。
ただし、従来のイヤホンは、更に改良が望まれる。特に、再生する音波の出口がユーザーの外耳道入り口に挿入されるカナル型のイヤホンでは、極めて小さい内部空間を形成するハウジングの構成が、再生する音波の音圧周波数特性に影響を与えるので、低音域の音圧を適切に調整して再生音声を明瞭に聞こえるようにしなければ、自然で好ましい音声再生を実現するのが難しいという問題がある。
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、再生する音波の出口がユーザーの外耳道入り口に挿入されるカナル型のイヤホンに関し、スピーカーユニットを取り付けた場合に適切な音圧周波数特性を得るハウジングを構成して、明瞭で好ましい音声再生を実現するイヤホンを提供することにある。
本発明のイヤホンは、音声信号を音波に電気音響変換するスピーカーユニットと、その内部にスピーカーユニットを取り付けて、スピーカーユニットが放射する音波をユーザーの外耳道に導く主音響通路を形成するノズル部と、ノズル部の外殻の一部を覆うようにイヤピースを取り付けるイヤピース取付部と、を有するハウジングと、イヤピース取付部に取り付けられる筒状固定部と、筒状固定部の先端から外側に開くように形成されて外耳道に挿入される笠部と、を有するイヤピースと、を備え、ハウジングのイヤピース取付部並びにイヤピースの筒状固定部に、通気性を有する第1孔並びに第2孔がそれぞれ設けられて、第1孔並びに第2孔を重ねるように連通させて、ノズル部の主音響通路と外部空間とを連通させる音響通路であるリークポートを形成する。
好ましくは、本発明のイヤホンは、ハウジングのイヤピース取付部の第1孔と、イヤピースの筒状固定部の第2孔とが、通気性を有する制動材、または、織布、不織布、ネット、等から構成される保護部材を間に挟んで連通してリークポートを形成する。
また、好ましくは、本発明のイヤホンは、ハウジングのイヤピース取付部が、複数の取付位置の何れかでイヤピースを取り付け可能な取付機構を有し、リークポートを少なくとも、第1孔並びに第2孔が重ねられて主音響通路と外部空間とが連通する連通状態と、第1孔並びに第2孔が重ねられずに主音響通路と外部空間とが連通しない止通状態と、のいずれかの状態に切り換える。
また、好ましくは、本発明のイヤホンは、連通状態並びに止通状態において、取付機構が、ハウジングのイヤピース取付部に設けられる凹部または凸部と、イヤピースの筒状固定部に設けられて凹部または凸部に係合する凸部または凹部と、を少なくとも有する。
また、好ましくは、本発明のイヤホンは、連通状態において、イヤピース取付部並びにイヤピースが、一の第1孔に対応可能な複数の第2孔を設けられ、または、複数の第1孔に対応可能な一の第2孔を設けられ、複数の第1孔並びに複数の第2孔は、孔の径または孔の長さが互いにそれぞれ異なるように形成されている。
また、好ましくは、本発明のイヤホンは、ハウジングが、主音響通路に放射される音波とはほぼ逆相となる音波がスピーカーユニットから放射される背面音響空間を規定するバックキャビティ部と、背面音響空間と外部空間とを連通させる音響通路であるバックリークポートを形成する第3孔がさらに設けられる。
また、好ましくは、本発明のイヤホンは、バックリークポートを形成する第3孔が、背面音響空間または外部空間と連通する開口端部に通気性を有する保護部材を更に備える。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明のイヤホンは、音声信号を音波に電気音響変換するスピーカーユニットと、その内部にスピーカーユニットを取り付けて、スピーカーユニットが放射する音波をユーザーの外耳道に導く主音響通路を形成するノズル部と、ノズル部の外殻の一部を覆うようにイヤピースを取り付けるイヤピース取付部と、を有するハウジングと、イヤピース取付部に取り付けられる筒状固定部と、筒状固定部の先端から外側に開くように形成されて外耳道に挿入される笠部と、を有するイヤピースと、を備える。したがって、イヤピースが外耳道に密着するカナル型のイヤホンを実現できる。
このイヤホンのハウジングは、ハウジングのイヤピース取付部並びにイヤピースの筒状固定部に、通気性を有する第1孔並びに第2孔がそれぞれ設けられて、第1孔並びに第2孔を重ねるように連通させて、ノズル部の主音響通路と外部空間とを連通させる音響通路であるリークポートを形成する。したがって、カナル型のイヤホンにおいて、ハウジングのノズル部とイヤピースとにリークポートが形成されているので、ハウジングからリークポートが著しく突出するようなことがなく、ハウジング全体を小型化できる。その結果、自然で好ましい音声再生を実現することができる。
イヤホンは、ハウジングのイヤピース取付部の第1孔と、イヤピースの筒状固定部の第2孔とが、通気性を有する制動材、または、織布、不織布、ネット、等から構成される保護部材を間に挟んで連通してリークポートを形成するようにするのが好ましい。リークポートに制動材または保護部材を用いることで、適切な音圧周波数特性を得るのに細くて短い寸法の音響通路にすることができ、また、異物が混入してリークポートが閉じてしまう、または、狭くなるといった不具合を防止することができる。
さらに、イヤホンは、ハウジングのイヤピース取付部が、複数の取付位置の何れかでイヤピースを取り付け可能な取付機構を有し、リークポートを少なくとも、第1孔並びに第2孔が重ねられて主音響通路と外部空間とが連通する連通状態と、第1孔並びに第2孔が重ねられずに主音響通路と外部空間とが連通しない止通状態と、のいずれかの状態に切り換えるようにしてもよい。つまり、ハウジングに対するイヤピースの取付状態を、第1孔並びに第2孔を重ねる、または、重ねないように変えて、連通状態と止通状態とを切り換えることができるようにすればよい。イヤホンは、特に低音域の音圧周波数特性を調整することができるようになる。
したがって、このイヤホンのイヤピース取付部の取付機構は、連通状態並びに止通状態において、ハウジングのイヤピース取付部に設けられる凹部または凸部と、イヤピースの筒状固定部に設けられて凹部または凸部に係合する凸部または凹部と、を少なくとも有すればよい。さらに連通状態において、イヤピース取付部並びにイヤピースが、一の第1孔に対応可能な複数の第2孔を設けられ、または、複数の第1孔に対応可能な一の第2孔を設けられ、複数の第1孔並びに複数の第2孔は、孔の径または孔の長さが互いにそれぞれ異なるように形成されていればよい。イヤホンは、イヤピースの取付状態によってリークポートの構成を複数の場合に変えることができるので、複数の設定で音圧周波数特性を調整することができるようになる。
また、イヤホンは、ハウジングが、主音響通路に放射される音波とはほぼ逆相となる音波がスピーカーユニットから放射される背面音響空間を規定するバックキャビティ部と、背面音響空間と外部空間とを連通させる音響通路であるバックリークポートを形成する第3孔がさらに設けるようにしてもよい。バックリークポートを形成する第3孔が、背面音響空間または外部空間と連通する開口端部に通気性を有する保護部材を更に備える場合には、開口端部から筒状材の内部に異物が混入して第3音響通路が閉じてしまう、または、狭くなるといった不具合を防止することができる。
本発明のイヤホンは、スピーカーユニットを取り付けた場合に適切な音圧周波数特性を得るリークポートを含むハウジングを構成して、明瞭で好ましい音声再生を実現するカナル型のイヤホンを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態によるイヤホンについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるイヤホン1について説明する図である。具体的には、図1(b)は、ユーザーの片耳に装着するイヤホン1をイヤピース6が取り付けられる側から見た正面図を示し、図1(a)は、図1(b)のA−A’断面の断面図である。なお、本発明の説明に不要な他のイヤホン1の構成については、図示及び説明を省略する。
本実施例のイヤホン1は、再生する音波の出口がユーザーの耳介の外耳道孔に挿入されるカナル型のイヤホンである。イヤホン1は、ユーザーの左右耳にそれぞれ装着する略左右対称形状のイヤホンを備えて、ステレオ再生に対応することができる。以下では、イヤホン1の片方の耳に対応する構成を説明する。もちろん、イヤホン1の形態は、本実施例の場合に限定されない。
イヤホン1は、そのハウジング2に、コード5を介して音声信号を供給することで音を再生するスピーカーユニット3が取り付けられている。スピーカーユニット3は、磁気空隙を有する磁気回路を備え、磁気空隙に挿入されて音声信号が供給されるボイスコイルに連結した振動板を振動させる動電型の電気音響変換器である。スピーカーユニット3は、(図示しない)振動板の前面側および背面側に、逆位相の関係となる音波を放射する。したがって、ハウジング2は、スピーカーユニット3の振動板の一方側と他方側とを分離するように、スピーカーユニット3を取り付ける必要がある。
本実施例のハウジング2は、ユーザーの耳介の外耳道孔の大きさに相当するような口径のスピーカーユニット3を取り付けることができる。ハウジング2は、ノズル部を含む略円筒形状のベース部材11と、ベース部材11の後方側に連結してキャビティを構成するハウジング部材12を含む。ハウジング2のベース部材11およびハウジング部材12は、スピーカーユニット3の振動板の前方側に音響空間17を規定し、スピーカーユニット3の磁気回路が存在する後方側に、音響空間17とは分離した音響空間18を形成する。
ベース部材11は、金属材料又は樹脂材料から構成され、スピーカーユニット3を内壁部に取り付けるスピーカーユニット取付部を備える。スピーカーユニット3の外径フレームは、略円筒形状のベース部材11のスピーカーユニット取付部の内径寸法にほぼ一致する外形寸法を有する。ベース部材11は、ユーザーの耳介の外耳道孔に挿入されるように、スピーカーユニット取付部よりも先端側が細く形成されるノズル部を含む。ノズル部は、音響空間17に連通して音波をユーザーの外耳道に導く音響通路を、その内部側に形成する。
ベース部材11のノズル部には、イヤピース6を取り付けるイヤピース取付部11aが、外周面に形成されている。弾性を有する笠形状のイヤピース6を取り付ければ、イヤピース6が外耳道孔に密着するカナル型のイヤホンを実現できる。イヤピース6は、ベース部材11のノズル部のイヤピース取付部11aに取り付けられる筒状固定部6aと、筒状固定部6aの先端から外側に開くように形成されて外耳道に挿入される笠部6bと、を有する。イヤピース6により、ユーザーは耳介にイヤホン1を安定して装着することができる。なお、ノズル部の開口端部には、通気性を有する保護部材としての保護ネット7が取り付けられている。保護ネット7は、ノズル部の開口端部から内部に異物が混入して音響通路が閉じてしまう、などの不具合を防止する。
ベース部材11のイヤピース取付部11aには、通気性を有する第1孔である貫通孔13が設けられている。イヤピース取付部11aの外周面には、イヤピース6の筒状固定部6aが覆うように取り付けられるので、筒状固定部6aにも通気性を有する第2孔である開口15が少なくとも一つ設けられている。したがって、貫通孔13並びに開口15を重ねるように連通させる場合には、後述するリークポート部の第1音響通路が形成される。
イヤピース取付部11aの第1孔である貫通孔13と、イヤピース6の筒状固定部6aの第2孔である開口15とが、通気性を有する(図示しない)制動材、または、織布、不織布、ネット、等から構成される(図示しない)保護部材を間に挟んで連通してリークポートを形成するようにするのが好ましい。貫通孔13および開口15に制動材または保護部材を用いることで、適切な音圧周波数特性を得るのに細くて短い寸法の音響通路にすることができ、また、異物が混入してリークポートが閉じてしまう、または、狭くなるといった不具合を防止することができる。
一方で、ハウジング部材12は、金属材料又は樹脂材料から構成され、スピーカーユニット3に音声信号を供給するコード5を固定するコードブッシュ4が連結される。コードブッシュ4は、内部にコード5を含むように柔軟なゴム材料で形成されて、その一方側がハウジング部材12の取付孔に取り付けられている。ハウジング2にプラグ接続用のジャックを設けるイヤホン1の場合には、ハウジング部材12には、スピーカーユニット3に音声信号を供給するコード5を接続するコード接続部として、コードブッシュ4に代えてコード5の先端のプラグが差し込まれるジャックを備えていてもよい。
ハウジング部材12は、音響空間17とは分離して形成される音響空間18を規定する。ハウジング部材12は、ベース部材11のノズル部とはスピーカーユニット3を間に置く位置関係になる反対側に、ハウジング背面部20を備える。本実施例のハウジング背面部20は、略円筒形のハウジング部材12の端面を形成する平面として構成されている。ハウジング背面部20には、後述するリークポート部の第2音響通路の開口16が出現する。
つまり、ベース部材11およびハウジング部材12は、音響空間17に連通して音波を外部空間に導く第1音響通路である貫通孔13および開口15と、音響空間18に連通して音波を外部空間に導く第2音響通路であるリークポート14および開口16とを含むリークポート部を備える。本実施例では、第1音響通路は、ノズル部およびイヤピース6に形成され、第2音響通路は、図1(a)の断面図で示すように曲がりのない直管状の管としてハウジング背面部20に形成される。このイヤホン1のハウジング2では、このように設計することで、カナル型のイヤホンで増加しやすい低音域の音圧再生レベルを下げるように適切な音圧周波数特性を実現することができ、その結果、明瞭で好ましい音声再生を実現することができる。
また、本実施例のカナル型のイヤホン1においては、ハウジング2の第1音響空間17に連通する貫通孔13および開口15をノズル部およびイヤピース6に形成しているので、聴取者がイヤホン1を外耳道に挿脱する際にイヤピース6が外耳道を密閉しても、第1音響通路を通じて通気する。したがって、イヤホン1のイヤピース6を挿脱する際にスピーカーユニット3の振動板に高い圧力がかかり、振動板並びにボイスコイルからなる振動系を損傷するなどの不具合が発生するのを防ぐことができる。もちろん、イヤピース6を聴取者の外耳道に挿脱する際に外耳道内空間の気圧の大きな変化が無くなるので、聴取者の鼓膜にも大きな気圧変化が加わらなくなる利点がある。
リークポート14は、柔軟性を有するシリコン樹脂を材料とする中空の筒状材であるチューブを用いて音響通路を構成してもよい。その場合には、ベース部材11またはハウジング部材12の内壁部に溝部を設けて、筒状体を屈曲させることなくハウジング2の内壁部に添って固定して、リークポート14を形成し、その開口16をハウジング背面部20に設ければよい。筒状体をハウジング2の内壁部に固定するには、接着剤、あるいは、両面テープなどの接着材料を用いてもよい。
第1音響通路および第2音響通路の長さ並びに内径は、音響空間17および音響空間18の空気室容積に合わせて調整するのが好ましい。また、リークポート14に用いる筒状材は、必要な内径寸法を得られる柔軟性を有する中空のチューブ材であればよく、その材料はシリコン樹脂に限らない。筒状材は、シリコン樹脂以外であってもよく、例えば、ゴム系材料、エラストマー樹脂材料、PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂材料であってもよい。
なお、リークポート14の開口16には、通気性を有する保護部材としての(図示しない)保護ネットを取り付けてもよい。保護ネットは、リークポート部の開口16から内部に異物が混入して音響通路が閉じてしまう、などの不具合を防止する。また、これらの保護ネットを音響抵抗材として組み合わせることで、低音域の音圧再生レベルを適切に下げるように音響的な性能を設計することができる。また、ハウジング背面部20には、リークポート14の開口16を覆って固定する(図示しない)カバーを設けてもよい。カバーに意匠性を与えてイヤホン1の外観の美観を改善することができる。
なお、イヤホン1においては、ハウジング2の第1音響空間17に連通する第1音響通路である貫通孔13および開口15をノズル部およびイヤピース6に形成しているので、必ずしも第2音響通路を構成するリークポート14および開口16は設けなくてもよい。
図2は、本発明の他の好ましい実施形態による(図示しない)イヤホン1aの内部構造について説明する図である。具体的には、図2は、イヤホン1aのベース部材11のノズル部におけるイヤピース取付部11aとイヤピース6の筒状固定部6aとが取り付けられる構造をそれぞれ説明する一部拡大図である。なお、上記実施例のイヤホン1と共通する構成、ならびに、本発明の説明に不要な他のイヤホン1aの構成については、説明を省略する。
ベース部材11のイヤピース取付部11aにおいて、ノズル部の外殻の一部を覆うようにイヤピース6の筒状固定部6aが取り付けられる点では、上記実施例のイヤホン1と本実施例のイヤホン1aとは共通する。上記実施例のイヤホン1と本実施例のイヤホン1aの相違点は、イヤホン1aのハウジング2のイヤピース取付部11aが、複数の取付位置の何れかでイヤピース6の筒状固定部6aを取り付け可能な取付機構を有している点である。その結果、本実施例のイヤホン1aの取付機構は、ノズル部およびイヤピース6に形成される第1音響通路を、少なくとも連通状態と止通状態とのいずれかの状態に切り換えることができる。したがって、図2では、ベース部材11のイヤピース取付部11aとイヤピース6の筒状固定部6aとの連結部分のみを図示する。図2(a)および図2(b)では、イヤピース取付部11aと筒状固定部6aとの具体的な構成が異なる2つの例を示す。
図2(a)の例において、ベース部材11のイヤピース取付部11aには、通気性を有する第1孔である貫通孔13が設けられており、さらにその横に外周側に突出する凸部21が設けられている。一方で、イヤピース6の筒状固定部6aには、通気性を有する第2孔である開口15が設けられており、さらにその横に内周面側において窪んだ凹部22が設けられている。凸部21の直径は、開口15並びに凹部22の直径よりも小さく設定されて、イヤピース6をベース部材11に対して周方向に所定角度で回動させると、凸部21が開口15または凹部22のいずれかに係合できるようになっている。
図2(a)の場合には、例えば、イヤピース取付部11aの凸部21とイヤピース6の筒状固定部6aの凹部22が係合すると、第1孔である貫通孔13と第2孔である開口15とが重ねられて、ベース部材11の内部の主音響通路と外部空間とが連通する連通状態となる。また、イヤピース取付部11aの凸部21とイヤピース6の筒状固定部6aの開口15が係合すると、第1孔である貫通孔13を筒状固定部6aが覆ってしまい、貫通孔13と第2孔である開口15とが重ねられなくなるので、ベース部材11の内部の主音響通路と外部空間とが連通しない止通状態となる。
次に、図2(b)の例において、ベース部材11のイヤピース取付部11aには、通気性を有する第1孔である貫通孔13が設けられており、さらにそのハウジング部材12の側の段差部に凹部24と凹部25とが並ぶように設けられている。一方で、イヤピース6の筒状固定部6aには、通気性を有する第2孔である開口15が設けられており、さらにそのベース部材11に接する側に突出した凸部23が設けられている。凸部23の幅および長さは、凹部24と凹部25の幅および深さよりも小さく設定されて、イヤピース6をベース部材11に対して周方向に所定角度で回動させると、凸部23が凹部24または凹部25のいずれかに係合できるようになっている。
図2(b)の場合には、例えば、イヤピース取付部11aの凹部24とイヤピース6の筒状固定部6aの凸部23が係合すると、第1孔である貫通孔13と第2孔である開口15とが重ねられて、ベース部材11の内部の主音響通路と外部空間とが連通する連通状態となる。また、イヤピース取付部11aの凹部25とイヤピース6の筒状固定部6aの凸部23が係合すると、第1孔である貫通孔13を筒状固定部6aが覆ってしまい、貫通孔13と第2孔である開口15とが重ねられなくなるので、ベース部材11の内部の主音響通路と外部空間とが連通しない止通状態となる。
したがって、図2(a)または図2(b)の場合のいずれであっても、イヤホン1aを使用する聴取者は、イヤピース6をベース部材11に対して回転させるように操作して取付状態を変更すれば、貫通孔13の開閉状態(第1音響通路の連通状態または止通状態。)を調整することができ、その結果、低音域の音圧周波数特性を適切に調整することができる。つまり、このイヤホン1aのイヤピース取付部11aのイヤピース6の取付機構は、連通状態並びに止通状態において、ハウジング2のイヤピース取付部11aに設けられる凹部または凸部と、イヤピース6の筒状固定部6aに設けられて凹部または凸部に係合する凸部または凹部と、を少なくとも有すればよい。
もちろん、イヤピース6をベース部材11に対して取り付ける取付機構は、上記実施例の形態に限定されない。例えば、ベース部材11のイヤピース取付部11aが略多角形状の外側形状を有していれば、対応するイヤピース6の筒状固定部6aも、その内側形状が略多角形状のものであればよい。
また、図2には図示しないが、イヤピース取付部11aには、複数の第1孔である貫通孔13を設けてもよく、また、イヤピース6の筒状固定部6aには、複数の第2孔である開口15を設けてもよい。例えば、一つの貫通孔13に対応可能な複数の開口15を設けて、複数の開口15の径または長さが互いにそれぞれ異なるように形成してもよい。反対に、複数の貫通孔13に対応可能な一つの開口15を設けて、複数の貫通孔13の径または長さが互いにそれぞれ異なるように形成してもよい。
複数の第1孔または第2孔に関して、これらを構成する貫通孔の径の大きさ、長さ、位置、数量は、組み合わせ自在である。イヤピース6の取付状態によってリークポートの構成を複数の場合に変えることができるので、複数の設定で音圧周波数特性を調整することができるようになる。開閉状態の組み合わせは、少なくとも2つの組み合わせが選択可能になればよい。イヤホン1aの低音域の音圧周波数特性を適切に選択することができる。
図3は、本実施例のイヤホン1aの音圧周波数特性について説明するグラフであり、横軸は入力音声信号の周波数を示し、縦軸は測定治具である耳型に装着した場合の外耳道での音圧レベルを示す。本実施例のイヤホン1aにおいて、イヤピース6の取付状態を変えて貫通孔13の開閉状態を変更させた場合と、さらにリークポート14の開閉状態を変更させた場合を図示している。したがって、図3は、カナル型のイヤホン1aにおける低音域の音圧周波数特性を選択可能な範囲の一例を表している。図3に示すように、貫通孔13並びにリークポート14の開閉状態を変更させることにより、イヤホン1aの音圧周波数特性は大きく変化する。
図3の(A)のグラフは、イヤピース6の取付状態を変えて貫通孔13を閉状態にして、かつ、リークポート14を開状態とした場合の音圧周波数特性である。スピーカーユニット3の振動板の前方側に規定される音響空間17に連通する貫通孔13を閉状態にすると、低音域の音圧再生レベルがかなり大きくなる。したがって、低音域の音圧を適切に調整して再生音声を明瞭に聞こえるようにすることが望まれる可能性がある。
図3の(B)のグラフは、イヤピース6の取付状態を変えて貫通孔13を開状態にして、かつ、リークポート14を閉状態とした場合の音圧周波数特性である。スピーカーユニット3の振動板の後方側に規定される音響空間18に連通するリークポート14を閉状態にすると、開状態に比較して低音域の音圧再生レベルが極めて低下する。したがって、低音域の音圧を抑制することで、再生音声を明瞭に聞こえるようにすることができる
図3の(C)のグラフは、イヤピース6の取付状態を変えて貫通孔13を開状態にして、かつ、リークポート14を開状態とした場合の音圧周波数特性である。スピーカーユニット3の振動板の前方側に規定される音響空間17に連通する貫通孔13を開状態にして、かつ、スピーカーユニット3の振動板の後方側に規定される音響空間18に連通するリークポート14を開状態にすると、低音域の音圧再生レベルがバランスよく低下する。その結果、約300Hz〜1kHzがおおよそフラットな特性となるように改善されて、自然で好ましい音声再生を実現することができる。したがって、低音域の音圧を適切に調整して再生音声を明瞭に聞こえるようにすることができる。
第1音響通路(貫通孔13および開口15)の開閉を制御する機構は、上記実施例のようなイヤピース6の取付機構に限られない。イヤピース6の取付機構は、それぞれの開口に対して独立に、また、連動して開閉を制御するものであればよい。また、イヤピース6の取付機構において、複数の貫通孔13および開口15の一部に通気性を有する保護部材、制動部材を設けてもよい。
本発明のイヤホンは、図示するようなカナル型のイヤホンに限らず、さらに別の耳掛け部を備えるイヤホンであってもよい。また、イヤホンに限らず、ヘッドバンドにより左右両耳に対応するイヤホンを連結して、オーバーヘッドタイプのイヤホンを構成してもよい。イヤホンは、家庭用のステレオ再生、もしくはマルチチャンネルサラウンド再生に限られず、車載用のオーディオ機器や、映画館等の音響再生設備にも適用が可能である。
1 イヤホン
2 ハウジング
3 スピーカーユニット
4 コードブッシュ
5 コード
6 イヤピース
7 保護ネット
11 ベース部材
12 ハウジング部材
13 貫通孔
14 リークポート
15,16 開口
17、18 音響空間
20 ハウジング背面部
21、23 凸部
22、24、25 凹部
2 ハウジング
3 スピーカーユニット
4 コードブッシュ
5 コード
6 イヤピース
7 保護ネット
11 ベース部材
12 ハウジング部材
13 貫通孔
14 リークポート
15,16 開口
17、18 音響空間
20 ハウジング背面部
21、23 凸部
22、24、25 凹部
Claims (7)
- 音声信号を音波に電気音響変換するスピーカーユニットと、
その内部に該スピーカーユニットを取り付けて、該スピーカーユニットが放射する音波をユーザーの外耳道に導く主音響通路を形成するノズル部と、該ノズル部の外殻の一部を覆うようにイヤピースを取り付けるイヤピース取付部と、を有するハウジングと、
該イヤピース取付部に取り付けられる筒状固定部と、該筒状固定部の先端から外側に開くように形成されて該外耳道に挿入される笠部と、を有する該イヤピースと、
を備え、
該ハウジングの該イヤピース取付部並びに該イヤピースの該筒状固定部に、通気性を有する第1孔並びに第2孔がそれぞれ設けられて、該第1孔並びに該第2孔を重ねるように連通させて、該ノズル部の該主音響通路と外部空間とを連通させる音響通路であるリークポートを形成する、
イヤホン。 - 前記ハウジングの前記イヤピース取付部の前記第1孔と、前記イヤピースの前記筒状固定部の前記第2孔とが、通気性を有する制動材、または、織布、不織布、ネット、等から構成される保護部材を間に挟んで連通して前記リークポートを形成する、
請求項1に記載のイヤホン。 - 前記ハウジングの前記イヤピース取付部が、複数の取付位置の何れかで前記イヤピースを取り付け可能な取付機構を有し、前記リークポートを少なくとも、前記第1孔並びに前記第2孔が重ねられて前記主音響通路と前記外部空間とが連通する連通状態と、該第1孔並びに該第2孔が重ねられずに該主音響通路と該外部空間とが連通しない止通状態と、のいずれかの状態に切り換える、
請求項1または2に記載のイヤホン。 - 前記連通状態並びに前記止通状態において、前記取付機構が、前記ハウジングの前記イヤピース取付部に設けられる凹部または凸部と、前記イヤピースの前記筒状固定部に設けられて該凹部または該凸部に係合する凸部または凹部と、を少なくとも有する、
請求項3に記載のイヤホン。 - 前記連通状態において、前記イヤピース取付部並びに前記イヤピースが、一の前記第1孔に対応可能な複数の前記第2孔を設けられ、または、複数の該第1孔に対応可能な一の該第2孔を設けられ、複数の該第1孔並びに複数の該第2孔は、孔の径または孔の長さが互いにそれぞれ異なるように形成されている、
請求項3または4に記載のイヤホン。 - 前記ハウジングが、前記主音響通路に放射される音波とはほぼ逆相となる音波が前記スピーカーユニットから放射される背面音響空間を規定するバックキャビティ部と、該背面音響空間と外部空間とを連通させる音響通路であるバックリークポートを形成する第3孔がさらに設けられる、
請求項1から5のいずれかに記載のイヤホン。 - 前記バックリークポートを形成する前記第3孔が、前記背面音響空間または前記外部空間と連通する開口端部に通気性を有する保護部材を更に備える、
請求項1から6のいずれかに記載のイヤホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018027336A JP2019145965A (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | イヤホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018027336A JP2019145965A (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | イヤホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019145965A true JP2019145965A (ja) | 2019-08-29 |
Family
ID=67772769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018027336A Pending JP2019145965A (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | イヤホン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019145965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220066918A (ko) * | 2019-09-19 | 2022-05-24 | 썬전 샥 컴퍼니 리미티드 | 음향 출력 장치 |
WO2023127497A1 (ja) * | 2021-12-27 | 2023-07-06 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
-
2018
- 2018-02-19 JP JP2018027336A patent/JP2019145965A/ja active Pending
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US12047737B2 (en) | 2019-09-19 | 2024-07-23 | Shenzhen Shokz Co., Ltd. | Acoustic output apparatus |
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