JP2019029421A - ファイバレーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができるファイバレーザ装置を提供する。
【解決手段】 ファイバレーザ装置1は、活性元素が添加され複数のモードの光を伝搬するコアを有する増幅用光ファイバ20と、増幅用光ファイバで増幅される光を100%未満の所定の反射率で反射する第1FBG31と、第1FBGが反射する光を第1FBGよりも低い反射率で反射する第2FBG32と、第1FBGが反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を反射する光学部品40と、を備える。光学部品40は、増幅用光ファイバ20を伝搬し第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ファイバレーザ装置1は、活性元素が添加され複数のモードの光を伝搬するコアを有する増幅用光ファイバ20と、増幅用光ファイバで増幅される光を100%未満の所定の反射率で反射する第1FBG31と、第1FBGが反射する光を第1FBGよりも低い反射率で反射する第2FBG32と、第1FBGが反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を反射する光学部品40と、を備える。光学部品40は、増幅用光ファイバ20を伝搬し第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、信頼性に優れるレーザ装置に関し、特にパワーの大きな光を出射するレーザ装置に好適なものである。
ファイバレーザ装置は、集光性に優れ、パワー密度が高く、小さなビームスポットとなる光が得られることから、レーザ加工分野、医療分野等の様々な分野において用いられている。
このようなファイバレーザ装置において、出射する光のパワーが大きくなると増幅用光ファイバ内における光のパワー密度が高くなり非線形光学効果が生じる場合がある。この非線形光学効果を抑制するために増幅用光ファイバを伝搬する光の実効断面積(Aeff)を大きくすることが考えられる。しかし、実効断面積を大きくすると基本モード(LP01モード)の光以外の高次の光が励振し易くなり、マルチモードで光が発振し易くなる。マルチモードの光が出射する場合、ファイバレーザ装置から出射する光の集光性が悪くなる傾向にあるため、高次モードの光のパワーが抑制された光を出射させたいという要望がある。
下記特許文献1には、マルチモードの光を伝播可能な増幅用ダブルクラッドファイバを有するファイバレーザ装置が記載されている。このファイバレーザ装置では、コアに入射する光に基本モードの光のみが含まれるように、基本モードの光のみを励振するようなモードコンバータを配して、マルチモードの光を伝播する増幅用ダブルクラッドファイバにおいて基本モードの光を中心に増幅できるとされている。
上記特許文献1のようにマルチモードの光を伝播可能な増幅用ダブルクラッドファイバを用いて基本モードの光のみを増幅できれば、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができる。しかし、光をマルチモードで伝播できる光ファイバに基本モードの光のみを有する光を入射する場合であっても、基本モードの光以外の高次モードの光が励振されてしまう傾向がある。特許文献1に記載の増幅用光ファイバにおいて高次モードの光が励振されてしまうと、高次モードの光が増幅されてビーム品質の良くない光が出射されてしまう。従って、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができるファイバレーザ装置が求められている。
上記のように増幅用光ファイバをマルチモードの光が伝搬する場合であっても、基本モードが他のモードよりも増幅されれば、ビーム品質を向上することができる。また、基本モードのみでなく増幅用光ファイバを伝搬するマルチモードのうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードより高次のモードの光よりも増幅することができれば、ビーム品質を向上することができる。
そこで、本発明は、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができるファイバレーザ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のファイバレーザ装置は、励起光を出射する励起光源と、前記励起光により励起される活性元素が添加され複数のモードの光を伝搬するコアを有する増幅用光ファイバと、前記増幅用光ファイバの一方側に設けられ前記増幅用光ファイバで増幅される光を100%未満の所定の反射率で反射する第1ミラーと、前記増幅用光ファイバの他方側に設けられ前記第1ミラーが反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を前記第1ミラーよりも低い反射率で反射する第2ミラーと、前記第1ミラーを基準として前記増幅用光ファイバ側と反対側に設けられ、前記第1ミラーが反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を反射する光学部品と、を備え、前記光学部品は、前記第1ミラーを透過する前記複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードよりも高次のモードの光より高い反射率で反射することを特徴とするものである。
このファイバレーザ装置は、複数のモードの光を伝搬する増幅用光ファイバが用いられるため、基本モードの光のみを伝搬する増幅用光ファイバと比べて、コアの径を大きくすることができる。従って、パワーの大きな光が増幅用光ファイバを伝搬する場合であっても非線形光学光が生じることを抑制することができる。しかし、上記のように複数のモードの光を伝搬する増幅用光ファイバでは複数のモードの光が励振されてしまう傾向がある。そこで、本発明のファイバレーザ装置では、光学部品により第1ミラーを透過する光のうち所定のモードまでの光が高次のモードの光よりも高い反射率で反射される。この反射された光の一部は再び第1ミラーを透過して増幅用光ファイバで増幅される。従って、第1ミラーから増幅用光ファイバに入射する光は、上記光学部品が無い場合と比べて、所定のモードまでの光のパワーが高次モードの光のパワーよりも大きくなる。この所定のモードまでの光は増幅用光ファイバを伝搬する複数のモードの光のうち低次のモードの光である。このため、増幅用光ファイバにおいて、低次のモードの光の増幅率と高次モードの光の増幅率とが同じであっても、結果として低次のモードの光が高次モードの光よりも増幅されることとなる。従って、低次のモードの光を高次モードの光よりも大きなパワーで出射することができる。以上より、本発明のファイバレーザ装置によれば、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができる。
また、前記所定のモードの光は基本モードの光とされ前記高次のモードの光は2次LPモード以上の光とされることが好ましい。
このような構成によれば、光学部品が無い場合と比べて、基本モードの光をそれよりも高次のモードの光よりも大きなパワーで出射することができる。従って、ビーム品質がより良い光を出射することができる。
また、前記光学部品はフィルタと前記フィルタを透過する光を反射する第3ミラーとを有し、前記フィルタは前記高次のモードの光の透過を抑制することとしても良い。
この場合、前記フィルタは前記高次のモードの光の伝搬が抑制され前記所定のモードまでの光を伝搬する光ファイバとされることが好ましい。
この場合の光学部品は、フィルタとしての光ファイバと第3ミラーとで構成されることができる。この光ファイバは、増幅用光ファイバよりも伝搬モード数の少ない光ファイバとされる。また、フィルタとして光ファイバが用いられることで、第3ミラーとしてFBG(Fiber Bragg Grating)等のミラーを用いることができ、簡易な構成で光学部品を構成することができる。
前記フィルタとされる前記光ファイバはシングルモードファイバとされることが好ましい。
シングルモードファイバをフィルタとして用いることで、簡易な構成でビーム品質がより良い光を出射することができる。
或いは、前記フィルタは曲げられることで前記高次のモードの光が損失される光ファイバとされることが好ましい。
この場合、フィルタとされる光ファイバの曲げ直径等を調整することで、損失させる高次のモードの光を定めることができるため、所望のモードまでの光を伝搬させることができる。従って、出射する光のパワーを大きくしたい光のモード数を適宜調整することができる。
また、前記フィルタとされる前記光ファイバのコアの直径は前記増幅用光ファイバのコアの直径と等しいことが好ましい。
この場合、増幅用光ファイバからフィルタとされる光ファイバに光が伝搬する際に光の損失を抑制することができ、ファイバレーザ装置の効率が低減することを抑制することができる。
また、前記光学部品の光の反射率は前記第1ミラーの反射率よりも高いことが好ましい。
第1ミラーが反射する光の波長帯域と光学部品が反射する光の波長帯域とは少なくとも一部が重なる。従って、光学部品で反射され第1ミラーに入射する光の一部は、再び光学部品に向かって第1ミラーで反射される。この場合において、上記のように光学部品の光の反射率が第1ミラーの反射率よりも高いことで、第1ミラーと光学部品との間を往復する光は、第1ミラー側から主に出射して増幅用光ファイバに入射することとなる。従って、この構成によれば、より効率良く低次のモードの光を増幅することができる。
以上説明したように、本発明のファイバレーザ装置によれば、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができる。
以下、本発明に係るファイバレーザ装置の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかるファイバレーザ装置を示す図である。図1に示すように、本実施形態のファイバレーザ装置1は、励起光を出射する励起光源10と、励起光源10から出射する励起光が入射し、励起光により励起される活性元素が添加される増幅用光ファイバ20と、増幅用光ファイバ20の一端に接続される光ファイバ21と、光ファイバ21に設けられる第1ミラーとしての第1FBG31と、増幅用光ファイバ20の他端に接続される光ファイバ22と、光ファイバ22に設けられる第2ミラーとしての第2FBG32と、光ファイバ21に接続される光学部品40と、光学部品40に励起光を入射するためのコンバイナ50と、を主な構成として備える。
図1は、本実施形態にかかるファイバレーザ装置を示す図である。図1に示すように、本実施形態のファイバレーザ装置1は、励起光を出射する励起光源10と、励起光源10から出射する励起光が入射し、励起光により励起される活性元素が添加される増幅用光ファイバ20と、増幅用光ファイバ20の一端に接続される光ファイバ21と、光ファイバ21に設けられる第1ミラーとしての第1FBG31と、増幅用光ファイバ20の他端に接続される光ファイバ22と、光ファイバ22に設けられる第2ミラーとしての第2FBG32と、光ファイバ21に接続される光学部品40と、光学部品40に励起光を入射するためのコンバイナ50と、を主な構成として備える。
励起光源10は、複数のレーザダイオード11から構成され、増幅用光ファイバ20に添加される活性元素を励起する波長の励起光を出射する。励起光源10のそれぞれのレーザダイオード11は、励起光用光ファイバ12に接続されており、レーザダイオード11から出射する光は、それぞれのレーザダイオード11に光学的に接続される励起光用光ファイバ12を伝搬する。励起光用光ファイバ12としては、例えば、マルチモードファイバを挙げることができ、この場合、励起光は励起光用光ファイバ12をマルチモード光として伝搬する。なお、後述のように増幅用光ファイバ20に添加される活性元素が例えばイッテルビウムである場合、励起光の波長は、例えば、915nmとされる。
増幅用光ファイバ20は、コアと、コアの外周面を隙間なく囲みコアよりも低い屈折率とされる内側クラッドと、内側クラッドの外周面を被覆し内側クラッドよりも低い屈折率とされる外側クラッドと、外側クラッドの外周面を被覆する被覆層とから構成されている。増幅用光ファイバ20のコアを構成する材料としては、例えば、屈折率を上昇させるゲルマニウム等の元素、及び、励起光源10から出射する光により励起されるイッテルビウム(Yb)等の活性元素が添加された石英が挙げられる。このような活性元素としては、希土類元素が挙げられ、希土類元素としては、上記イッテルビウムの他にツリウム(Tm)、セリウム(Ce)、ネオジウム(Nd)、ユーロピウム(Eu)、エルビウム(Er)等が挙げられる。さらに活性元素として、希土類元素の他に、ビスマス(Bi)等が挙げられる。また、増幅用光ファイバ20の内側クラッドを構成する材料としては、例えば、何らドーパントが添加されていない純粋石英が挙げられる。なお、コアに屈折率を上昇させる元素が添加されない場合には、内側クラッドは例えばフッ素等の屈折率を低下させる元素が添加された石英から構成されても良い。また、増幅用光ファイバ20の外側クラッドを構成する材料としては、例えば、内側クラッドより屈折率の低い樹脂が挙げられ、増幅用光ファイバ20の被覆層を構成する材料としては、例えば、外側クラッドを構成する樹脂とは異なる紫外線硬化樹脂が挙げられる。
また、増幅用光ファイバ20は、複数のモードの光を伝搬することができる光ファイバとされ、例えば、波長1060nmの光を数モードで伝搬するフューモードファイバとされる。増幅用光ファイバ20は、例えば、LP01モード、LP11モード、LP21モード、及びLP02モードの4LPモードの光を伝搬することができる。このような複数のモードを伝搬する増幅用光ファイバとして、例えば、コアの直径が16μmであり、コアと内側クラッドとの比屈折率差が0.15%とされる増幅用光ファイバを挙げることができる。また、増幅用光ファイバ20は、数モードよりも多数のモードの光を伝搬するマルチモードファイバとされても良い。
光ファイバ21は、コアに活性元素が添加されていない点を除き増幅用光ファイバ20と同じ構成とされる。従って、本実施形態では、光ファイバ21のコアの直径と増幅用光ファイバ20のコアの直径とが互いに等しくされ、光ファイバ21の内側クラッドの外径と増幅用光ファイバ20の内側クラッドの外径とが互いに等しくされる。光ファイバ21は、コアの中心軸が増幅用光ファイバ20のコアの中心軸と合わされて、増幅用光ファイバ20の一端に接続されている。従って、増幅用光ファイバ20のコアと光ファイバ21のコアとが光学的に結合し、増幅用光ファイバ20の内側クラッドと光ファイバ21の内側クラッドとが光学的に結合している。
第1FBG31は、光ファイバ21のコアに設けられている。こうして第1FBG31は、増幅用光ファイバ20の一端側に設けられて増幅用光ファイバ20のコアと光学的に結合されている。FBG(Fiber Bragg Grating)は、光ファイバ21の長手方向に沿って一定の周期で高屈折率部分と低屈折率部分とが繰り返されることで構成されている。この高屈折率部分と低屈折率部分との繰り返し周期、高屈折率部分と低屈折率部分との繰り返し回数、高屈折率部分と低屈折率部分との屈折率差等が調整されることにより、FBGの反射波長帯域、FBGの反射率等が定められる。第1FBG31は、励起状態とされた増幅用光ファイバ20の活性元素が放出する光のうち特定の波長帯域の光を100%未満の反射率で反射する。上述のように増幅用光ファイバ20に添加される活性元素がイッテルビウムである場合、第1FBG31は、例えば波長が1060nmの光を例えば80%から90%の反射率で反射する。
光ファイバ22は、活性元素が添加されていないことを除いて増幅用光ファイバ20のコアと同様のコアと、当該コアの外周面を隙間なく囲み増幅用光ファイバ20の内側クラッドと同様の構成の内側クラッドと、内側クラッドの外周面を被覆する被覆層とから構成されている。光ファイバ22は、増幅用光ファイバ20の他端に接続されており、増幅用光ファイバ20のコアと光ファイバ22のコアとが光学的に結合している。
第2FBG32は光ファイバ22のコアに設けられている。こうして第2FBG32は、増幅用光ファイバ20の他端側に設けられて増幅用光ファイバ20のコアと光学的に結合されている。第2FBG32は、第1FBG31が反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を第1FBG31よりも低い反射率で反射するように構成されている。第2FBG32は、例えば、第1FBG31が反射する光の波長帯域と同じ波長帯域の光を50%の反射率で反射するように構成されている。
こうして、増幅用光ファイバ20と第1FBG31と第2FBG32とで共振器が形成され、本実施形態のファイバレーザ装置1は共振器型とされる。
なお、特に図示しないが、光ファイバ22の増幅用光ファイバ20側と反対側にデリバリファイバが接続されていても良い。
また、光ファイバ21の増幅用光ファイバ20側と反対側の端部には光学部品40が接続されている。本実施形態の光学部品40は、光ファイバ41と第3ミラーとしての第3FBG43とを有する。
本実施形態では、光ファイバ41は、増幅用光ファイバ20を伝搬する波長帯域の光を基本モードのみで伝搬するシングルモードファイバとされることを除いては、光ファイバ21と同様の構成とされる。従って、上記のように、増幅用光ファイバ20を波長1060nmの光が伝搬する場合、当該波長の光を基本モードで伝搬し、基本モードより高次のモードである2次LPモード以上の光の伝搬が抑制される。波長1060nmの光が伝搬する場合にシングルモードで光を伝搬する場合、例えば、コアの直径が10μmであり、コアと内側クラッドとの比屈折率差が0.15%とされる光ファイバを挙げることができる。このようなシングルモードファイバである光ファイバ41は、高次のモードの光の透過が抑制され基本モードの光を透過することができるフィルタと理解することができる。また、本実施形態では、光ファイバ41のコアの直径と増幅用光ファイバ20のコアの直径とが互いに等しくされ、光ファイバ41の内側クラッドの外径と増幅用光ファイバ20の内側クラッドの外径とが互いに等しくされる。従って、本実施形態では、増幅用光ファイバ20と光ファイバ21と光ファイバ41とでコアの直径が互いに等しく、増幅用光ファイバ20と光ファイバ21と光ファイバ41とで内側クラッドの外径が互いに等しくされる。光ファイバ41は、コアの中心軸が光ファイバ21のコアの中心軸と合わされて、光ファイバ21に接続されている。従って、増幅用光ファイバ20のコアと光ファイバ41のコアとが光ファイバ21のコアを介して光学的に結合し、増幅用光ファイバ20の内側クラッドと光ファイバ41の内側クラッドとが光ファイバ21の内側クラッドを介して光学的に結合している。
光ファイバ41のコアには、第3FBG43が設けられている。こうして第3FBG43は、第1FBG31と光学的に結合されている。第3FBG43は、第1FBG31が反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を反射するように構成され、本実施形態では、第3FBG43は、第1FBG31の反射波長帯域と同じ反射波長帯域の光を第1FBG31よりも高い反射率で反射するように構成されている。第3FBG43は、例えば、第1FBG31が反射する光の波長帯域と同じ波長帯域の光を99%の反射率で反射するように構成されている。
光学部品40は、上記光ファイバ41及び第3FBG43を有するため、増幅用光ファイバ20を伝搬し第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち基本モードの光を基本モードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射する部品と理解することができる。
また、光ファイバ41の増幅用光ファイバ20側とは反対側の端部にはコンバイナ50が形成されている。また、コンバイナ50において、光ファイバ41の内側クラッドに励起光用光ファイバ12のコアが接続されている。こうして、励起光源10と接続される励起光用光ファイバ12と増幅用光ファイバ20の内側クラッドとは、光ファイバ41及び光ファイバ21の内側クラッドを介して、光学的に結合される。
次にファイバレーザ装置1の動作について説明する。
まず、励起光源10のそれぞれのレーザダイオード11から励起光が出射する。励起光源10から出射した励起光は、励起光用光ファイバ12から光ファイバ41の内側クラッド及び光ファイバ21の内側クラッドを介して、増幅用光ファイバ20の内側クラッドに入射する。増幅用光ファイバ20の内側クラッドに入射した励起光は主に内側クラッドを伝搬して、増幅用光ファイバ20のコアを通過する際にコアに添加されている活性元素を励起する。励起状態とされた活性元素は、自然放出光を放出する。この自然放出光は、増幅用光ファイバ20のコアを伝搬して、一部の波長の光が第1FBG31により反射され、反射された光のうち第2FBG32が反射する波長の光が第2FBG32で反射されて、第1FBG31と第2FBG32との間、すなわち共振器内を往復する。この光は、増幅用光ファイバ20のコアを伝搬するときに誘導放出により増幅され、レーザ発振状態となる。ところで、上記のように増幅用光ファイバ20は複数のモードの光を伝搬可能とするため、増幅用光ファイバ20で増幅される光は複数のモードの光とされる。例えば、上記のように増幅用光ファイバ20がフューモードファイバとされる場合、数モードの光が増幅される。
また第1FBG31は上記のように100%未満の反射率とされるため、増幅用光ファイバ20を伝搬する複数のモードの光の一部は、第1FBG31を透過する。第1FBG31を透過する光は光学部品40の光ファイバ41のコアに入射する。上記のように本実施形態の光ファイバ41はシングルモードファイバとされるため、第1FBG31を透過して光ファイバ21を伝搬する複数のモードの光のうち基本モードの光が光ファイバ41を伝搬し、2次LPモード以上の高次モードの光は光ファイバ41の伝搬が抑制される。このとき上記のように増幅用光ファイバ20と光ファイバ21と光ファイバ41とでコアの直径が互いに等しいことにより、光の損失を抑制することができる。そして、光ファイバ41を伝搬する基本モードの光は、第3FBG43で反射されて、再び光ファイバ41を伝搬し、光ファイバ21のコアに入射する。光ファイバ21は上記のように複数のモードの光を伝搬することができるが、光ファイバ41から基本モードの光が入射すると主に基本モードの光を伝搬する。つまり、基本モードの光が光ファイバ21のコアに入射する場合、光ファイバ21において基本モード以外の高次のモードの光が励振するとしても、複数のモードの光が光ファイバ21に入射する場合と比べて、基本モードの光のパワーが他のモードの光のパワーよりも大きな光が光ファイバ21を伝搬する。
光ファイバ41から光ファイバ21のコアを伝搬する基本モードの光のパワーが大きな光の一部は、第1FBG31を透過し、他の一部は第1FBG31で反射される。第1FBG31で反射される光は光ファイバ41を伝搬して第3FBG43で再び反射され、再び第1FBG31に向かって伝搬する。こうして、一部の光は、第1FBG31と第3FBG43との間を往復するが、本実施形態では、上記のように第3FBG43の光の反射率は第1FBG31の反射率よりも高いため、第1FBG31と第3FBG43との間を往復する光は、主に第1FBG31側から出射する。
第1FBG31から出射する光は、光ファイバ21から増幅用光ファイバ20のコアに入射して再び増幅される。この光ファイバ21から増幅用光ファイバ20に入射する光は基本モードの光のパワーが大きな光である。従って、増幅用光ファイバ20には複数のモードの光が伝搬しているが、基本モードの光のパワーが大きな光が入射して増幅されることで、光学部品40で光が反射しない場合と比べて、増幅用光ファイバ20には基本モードの光のパワーが大きな光が伝搬することになる。そして、増幅用光ファイバ20で増幅された光のうち一部の光は、第2FBG32を透過して光ファイバ22から出射する。この光は上記のように基本モードの光のパワーが大きな光とされる。
こうして、ファイバレーザ装置1からは、基本モードの光のパワーが大きな光が出射する。
なお、上記実施形態では、光ファイバ41がシングルモードファイバとされる例について説明した。しかし、光ファイバ41は、増幅用光ファイバ20を伝搬する光のモード数よりも少ないモード数の光を伝搬する光ファイバであれば、シングルモードファイバに限定されない。つまり、光ファイバ41は、増幅用光ファイバ20を伝搬し第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち、基本モードを含む所定のモードまでの光を伝搬して、当該所定のモードよりも高次のモードの光の伝搬が抑制される光ファイバとされる。この場合の光学部品40は、増幅用光ファイバ20を伝搬し第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定モードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射する部品となる。この所定のモードまでの光は増幅用光ファイバ20を伝搬する複数のモードの光のうち低次のモードの光となる。このような光学部品を有するファイバレーザ装置1では、増幅用光ファイバ20を伝搬する複数のモードの光の一部が第1FBG31を透過すると、増幅用光ファイバ20を伝搬し得る複数のモードの光のうち、低次のモードの光が光ファイバ41を伝搬して第3FBG43で反射される。従って、基本モードを含む低次のモードの光のパワーが大きな光の一部が第1FBG31を透過して、当該光は増幅用光ファイバ20で増幅される。上記のように、増幅用光ファイバ20には複数のモードの光が伝搬しているが、低次のモードの光のパワーが大きな光が入射して増幅されることで、光学部品40で光が反射しない場合と比べて、増幅用光ファイバ20には低次のモードの光のパワーが大きな光が伝搬することになる。従って、ファイバレーザ装置1からは、低次のモードのパワーの大きな光が出射する。
以上説明したように、本実施形態のファイバレーザ装置1は、励起光を出射する励起光源10と、励起光により励起される活性元素が添加され複数のモードの光を伝搬する増幅用光ファイバ20と、増幅用光ファイバ20の一方側に設けられ増幅用光ファイバ20で増幅される光を100%未満の所定の反射率で反射する第1FBG31と、増幅用光ファイバ20の他方側に設けられ第1FBG31が反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を第1FBG31よりも低い反射率で反射する第2FBG32と、第1FBG31を基準として増幅用光ファイバ20側と反対側に設けられ、第1FBG31が反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を反射する光学部品40と、を備える。そして、光学部品40は、増幅用光ファイバ20を伝搬し第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射する。
このようなファイバレーザ装置1は、複数のモードの光を伝搬する増幅用光ファイバ20が用いられており、基本モードの光のみを伝搬する増幅用光ファイバと比べて、コアの直径が大きい。従って、パワーの大きな光が増幅用光ファイバ20を伝搬する場合であっても非線形光学光が生じることを抑制することができる。また、ファイバレーザ装置1では、光学部品40により第1FBG31を透過する光のうち所定のモードまでの光が高次のモードの光よりも高い反射率で反射される。この反射された光の一部は再び第1FBG31を透過して増幅用光ファイバ20で増幅される。従って、第1FBG31から増幅用光ファイバに入射する光は、光学部品40が無い場合と比べて、所定のモードまでの光のパワーが高次モードの光のパワーよりも大きくなる。上記のように所定のモードまでの光は増幅用光ファイバ20を伝搬する複数のモードの光のうち低次のモードの光である。このため、増幅用光ファイバ20において、低次のモードの光の増幅率と高次モードの光の増幅率とが同じであっても、結果として低次のモードの光が高次のモードの光よりも増幅されることとなる。従って、低次のモードの光を高次モードの光よりも大きなパワーで出射することができる。こうして、本実施形態のファイバレーザ装置1によれば、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができる。
また、本実施形態のファイバレーザ装置1では、光学部品40がフィルタとされる光ファイバ41と、光ファイバ41を透過する光を反射する第3FBG43とから構成されるため、簡易な構成で光学部品を構成することができる。
また、本実施形態のファイバレーザ装置1では、光ファイバ41がシングルモードファイバとされるため、増幅用光ファイバ20において基本モードの光をより増幅することができ、ビーム品質がより良い光を出射することができる。
また、本実施形態のファイバレーザ装置1では、第3FBG43の光の反射率が第1FBG31の光の反射率よりも高くされる。すなわち、光学部品40の光の反射率は第1FBG31の光の反射率よりも高くされる。従って、第1FBG31と光学部品40との間を往復する光は、第1FBG31側から主に出射して増幅用光ファイバ20に入射する。このため、より効率良く所定のモードまでの光を増幅することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図2を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
次に、本発明の第2実施形態について図2を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図2は、本発明にかかるファイバレーザ装置を示す図である。図2に示すように本実施形態のファイバレーザ装置1では、光学部品40に用いられる光ファイバ41がマルチモードファイバとされる点において第1実施形態のファイバレーザ装置1と異なる。
本実施形態の光ファイバ41は、増幅用光ファイバ20と同じ複数のモードの光を伝搬することができる。ただし、光ファイバ41は所定の直径で曲げられており、当該曲げにより基本モードより高次のモードである2次LPモード以上の光が損失される。例えば、第1実施形態において説明したように、増幅用光ファイバ20が波長1060nmの光を4LPモードで伝搬し、コアの直径が16μmであり、コアと内側クラッドとの比屈折率差が0.25%とされ、光ファイバ41のコアの直径及びコアと内側クラッドとの比屈折率差が増幅用光ファイバ20のコアの直径及びコアと内側クラッドとの比屈折率差と同じにされるとする。この場合に光ファイバ41の曲げにより、2次LPモード以上の光が損失されるには、例えば、曲げ直径が4cmとされる。
このようなファイバレーザ装置1では、増幅用光ファイバ20を伝搬し、第1FBG31を透過する光は、光ファイバ41に入射する。光ファイバ41では、基本モードの光と基本モードよりも高次の光とが伝搬するが、基本モード以外の光が曲げにより損失する。従って、第3FBG43で反射して再び第1FBG31に入射する光は、第1実施形態と同様にして主に基本モードの光となる。このため、第1実施形態と同様にしてファイバレーザ装置1からは基本モードの光のパワーが大きな光が出射する。
なお、本実施形態では、上記のように光ファイバ41が基本モードと基本モードより高次のモードの光を伝搬し、高次のモードの光が曲げにより損失するものとした。しかし、基本モードを含む所定のモードまでの光と当該所定のモードより高次のモードの光を伝搬し、高次のモードの光が曲げにより損失するものとしても良い。この場合、光ファイバ41を伝搬して第3FBG43で反射して再び第1FBG31に入射する光は、上記所定のモードまでの光とされる。この所定のモードまでの光は、高次のモードの光よりも低次のモードの光とされる。従って、この場合、ファイバレーザ装置1からは低次のモードのパワーが大きな光が出射する。
本実施形態のファイバレーザ装置1によれば、フィルタとされる光ファイバの曲げ直径等を調整することで、損失させる高次のモードの光を定めることができるため、所望の低次のモードの光を伝搬させることができる。この低次のモードの光を上記のように基本モードの光とすることもできる。従って、出射する光のうちパワーを大きくしたい光のモード数を適宜調整することができる。
以上、本発明について、上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では、光学部品40がフィルタとしての光ファイバ41と第3ミラーとしての第3FBG43とから構成された。しかし、本発明の光学部品は、第1FBG31を透過する複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射するかぎりにおいて、上記実施形態の光学部品40に限定されない。例えば光ファイバ41は特にフィルタとして機能せず、第3ミラーが、基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードより高次のモードの光よりも高い反射率で反射するものとしても良い。例えば、第3ミラーがFBGで構成され、当該FBGは、高屈折率部の屈折率がコアの中心で高くコアの外周でコアの中心よりも低くされるように構成される。基本モードの光のパワーはコアの中心ほど高くコアの外周度低い。また高次モードの光のパワーはコアの中心以外にも高くされる。従って、上記のようなFBGが用いられることで、基本モードの光を高次モードの光よりも高い反射率で反射することができる。この高屈折率部の中で高い反射率とされる領域を調整することで、所定のモードまでの光をそれよりも高次のモードの光よりも高い反射率で反射することができる。
また、上記実施形態では、フィルタとして光ファイバ41を用いたが、基本モードを含む所定のモードまでの光を透過し、当該所定のモードより高次のモードの光の透過を抑制するフィルタであれば光ファイバに限定はされない。
また、上記実施形態において、第1ミラー、第2ミラー、第3ミラーとして、第1FBG31、第2FBG32、第3FBG43を例に説明したが、第1ミラー、第2ミラー、第3ミラーは他の構成であっても良い。
本発明によれば、本発明のファイバレーザ装置は、ビーム品質が良くパワーの大きな光を出射することができ、レーザ加工分野、医療分野等の様々な産業において利用可能である。
1・・・ファイバレーザ装置
10・・・励起光源
20・・・増幅用光ファイバ
31・・・第1FBG(第1ミラー)
32・・・第2FBG(第2ミラー)
40・・・光学部品
41・・・光ファイバ
43・・・第3FBG(第3ミラー)
10・・・励起光源
20・・・増幅用光ファイバ
31・・・第1FBG(第1ミラー)
32・・・第2FBG(第2ミラー)
40・・・光学部品
41・・・光ファイバ
43・・・第3FBG(第3ミラー)
Claims (8)
- 励起光を出射する励起光源と、
前記励起光により励起される活性元素が添加され複数のモードの光を伝搬する増幅用光ファイバと、
前記増幅用光ファイバの一方側に設けられ前記増幅用光ファイバで増幅される光を100%未満の反射率で反射する第1ミラーと、
前記増幅用光ファイバの他方側に設けられ前記第1ミラーが反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を前記第1ミラーよりも低い反射率で反射する第2ミラーと、
前記第1ミラーを基準として前記増幅用光ファイバ側と反対側に設けられ、前記第1ミラーが反射する光の波長帯域と少なくとも一部が同じ波長帯域の光を反射する光学部品と、
を備え、
前記光学部品は、前記第1ミラーを透過する前記複数のモードの光のうち基本モードを含む所定のモードまでの光を当該所定のモードよりも高次のモードの光よりも高い反射率で反射する
ことを特徴とするファイバレーザ装置。 - 前記所定のモードの光は基本モードの光とされ前記高次のモードの光は2次LPモード以上の光とされる
ことを特徴とする請求項1に記載のファイバレーザ装置。 - 前記光学部品はフィルタと前記フィルタを透過する光を反射する第3ミラーとを有し、
前記フィルタは前記高次のモードの光の透過を抑制する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のファイバレーザ装置。 - 前記フィルタは前記高次のモードの光の伝搬が抑制され前記所定のモードまでの光を伝搬する光ファイバとされる
ことを特徴とする請求項3に記載のファイバレーザ装置。 - 前記フィルタとされる前記光ファイバはシングルモードファイバとされる
ことを特徴とする請求項4に記載のファイバレーザ装置。 - 前記フィルタは曲げられることで前記高次のモードの光が損失される光ファイバとされる
ことを特徴とする請求項3に記載のファイバレーザ装置。 - 前記フィルタとされる前記光ファイバのコアの直径は前記増幅用光ファイバのコアの直径と等しい
ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。 - 前記光学部品の光の反射率は前記第1ミラーの反射率よりも高い
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
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