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JP2019026724A - シリコーン吸着フィルム - Google Patents

シリコーン吸着フィルム Download PDF

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JP2019026724A JP2017147161A JP2017147161A JP2019026724A JP 2019026724 A JP2019026724 A JP 2019026724A JP 2017147161 A JP2017147161 A JP 2017147161A JP 2017147161 A JP2017147161 A JP 2017147161A JP 2019026724 A JP2019026724 A JP 2019026724A
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清水 隆史
Takashi Shimizu
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Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujicopian Co Ltd
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Abstract

【課題】被着体への貼り付け時のリワーク性と、ガラス製被着体に対する良好な保持力を同時に向上することが可能なシリコーン吸着フィルムの提供。【解決手段】少なくとも基材フィルム上にシリコーン吸着層を有するシリコーン吸着フィルムであって、前記シリコーン吸着層は、少なくとも、1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、及びラジカル系光重合開始剤を含有するシリコーン組成物を、前記基材フィルム上に塗工し、白金触媒の存在下で付加反応により硬化した層であり、前記ラジカル系光重合開始剤が分子中にN、P、S原子を含まず、かつ、前記ラジカル系光重合開始剤を前記シリコーン組成物の固形分中に0.3重量%〜5.0重量%含有するシリコーン吸着フィルム。【選択図】なし

Description

本発明は、平滑面を有する被着体に貼ったり剥がしたりするリワークが可能な、基材フィルム上にシリコーン吸着層を設けたシリコーン吸着フィルムに関するもので、その用途は、電子部品や液晶等の表示画面の保護フィルム、ウインドウ用保護フィルム、その他産業上広い分野で使用されるシール材、クッション材等である。
従来から、基材フィルムにシリコーン吸着層を積層し、基材フィルムを含むシリコーン吸着層を被着体に貼り付けて使用するシリコーン吸着フィルムが、特許文献1などで開示されている。シリコーン吸着層を被着体に貼り付けて使用するシリコーン吸着フィルムは、貼着後に剥がして貼り直しが容易である性質、すなわち良好なリワーク性を有している。また、シリコーン吸着フィルムは、貼り付け時に被着体との間に空気が入り難く、また、仮に被着体との間に空気が入ったとしても、この空気を容易取り除くことができる性質、すなわち良好なエア抜け性を有している。
このように、シリコーン吸着フィルムは、被着体への良好なリワーク性とエア抜け性を有しているため、貼り間違えた場合の貼り直しが可能で、しかも、被着体との間に空気が入ってはいけない用途に好適に使用されている。このような用途としては、画像表示装置の画面の保護フィルムや、店頭や車窓のガラス面に貼り付ける広告用フィルムなどがある。
ところで、被着体への良好なリワーク性は、被着体へのシリコーン吸着層の吸着力(粘着力)が小さいほど、良好になる。これに対して、シリコーン吸着フィルムの保持力(被着体からの経時による剥がれ難さ)は、被着体へのシリコーン吸着層の吸着力(粘着力)が大きいほど、良好になる。
したがって、良好なリワーク性と、良好な保持力を同時に達成するシリコーン吸着層の吸着力範囲は狭く、一方の性能を向上しようとすると、他方が悪化する関係になっていた。このため、被着体への貼り付け時のリワーク性と、良好な保持力を同時に向上することは困難であった。
特開2016−120646公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被着体への貼り付け時のリワーク性と、ガラス製被着体に対する良好な保持力を同時に向上することが可能なシリコーン吸着フィルムの提供を目的とするものである。
第1発明は、少なくとも基材フィルム上にシリコーン吸着層を有するシリコーン吸着フィルムであって、前記シリコーン吸着層は、少なくとも、1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、及びラジカル系光重合開始剤を含有するシリコーン組成物を、前記基材フィルム上に塗工し、白金触媒の存在下で付加反応により硬化した層であり、前記ラジカル系光重合開始剤が分子中にN、P、S原子を含まず、かつ、前記ラジカル系光重合開始剤を前記シリコーン組成物の固形分中に0.3重量%〜5.0重量%含有するシリコーン吸着フィルムである。
第2発明は、前記ラジカル系光重合開始剤として、α−ヒドロキシフェニルケトン系光重合開始剤、ベンゾフェノン系光重合開始剤から選ばれる少なくとも1種を含有する第1発明に記載のシリコーン吸着フィルムである。
第3発明は、前記ジオルガノポリシロキサンが、両末端にのみビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサン、両末端及び側鎖にビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサン、末端にのみビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサン、末端及び側鎖にビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種以上である第1又は第2発明のいずれかに記載のシリコーン吸着フィルムである。
第4発明は、第1〜第3発明のいずれかに記載のシリコーン吸着フィルムの前記シリコーン吸着層をガラス製被着体に貼り付け後、UV光を照射することにより、前記シリコーン吸着層の前記ガラス製被着体への吸着力を上昇させる方法である。
本発明のシリコーン吸着フィルムを用いれば、シリコーン吸着層をガラス製被着体に貼り付けた後にUV照射することで、シリコーン吸着層のガラス製被着体に対する吸着力(粘着力)を上昇させることができる。このため、本発明のシリコーン吸着フィルムを用いれば、被着体への貼り付け時の良好なリワーク性とエア抜け性を確保しつつ、ガラス製被着体への貼り付け後にUV照射することで、貼り付け後の保持力(被着体からの経時による剥がれ防止性能)をさらに向上することが、可能となる。
(基材フィルム)
本発明で使用する基材フィルムは、シリコーン吸着層を積層することができるプラスチックフィルムであれば、特に限定されない。プラスチックフィルムとしては、例えばポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、フッ素樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリイミド、ポリアミドイミド、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等よりなるフィルムが例示されるが、これらに限定されるものではない。シリコーン吸着層の熱架橋時の取り扱い性、コストの面から、プラスチックフィルムの中でも、ポリエステルフィルムやポリカーボネートフィルムが好ましい。また、被着体への貼り付け後のシリコーン吸着層へのUV光の照射を考慮すると、透明性が高いものが好ましい。また、コストの点も考慮すると、ポリエステルフィルム、特に二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートが好ましい。但し、被着体がガラスのみからなる場合など、被着体のシリコーン吸着層を貼り付けた面とは反対側の面から、シリコーン吸着層にUV照射が可能な場合には、必ずしも基材フィルムが透明である必要はない。
基材フィルムの厚みは、通常5〜400μmの範囲が好ましく、20〜250μmの範囲がより好ましい。5μm未満では薄すぎて加工時の取り扱い性が悪くなり、保護フィルムなどで使用するには強度が足りない。400μmを超えると、厚すぎて硬くなり加工時の取り扱い性が悪く、保護フィルムとして使用する場合にも、厚すぎて無駄である。
基材フィルムは、その表面をコロナ放電処理、紫外線照射処理、プラズマ処理、火炎処理するか、或いは、必要に応じて易接着層等を設けてもよい。易接着層等を積層する方法としては、製膜時に積層するいわゆるインライン法、または製膜したフィルムに積層するいわゆるオフライン法のいずれでもよい。コロナ放電処理、紫外線照射処理、プラズマ処理、火炎処理は、通常の大気よりも窒素が少ない環境で実施することが好ましい。窒素が少ない環境下で処理することにより、基材フィルムに積層したシリコーン吸着層を硬化する際の触媒に対する触媒毒の発生が抑えられ、シリコーン吸着層がより確実に硬化される。
(シリコーン吸着層)
本発明のシリコーン吸着層は、シリコーン吸着フィルムをディスプレイパネルの情報表示画面等の被着体に貼り付けた後には、経時でずれたりすることなく密着しているが、シリコーン吸着フィルムを貼り直したり、被着体から取り外したりする場合には、容易に再剥離することが可能なものである。また、本発明のシリコーン吸着層は、ガラス製被着体に貼り付けた後、UV照射することにより、ガラス製被着体への吸着力を上昇させることが可能なものである。なお、本発明のガラス製被着体とは、そのすべてがガラス製である必要はなく、シリコーン吸着層を貼り付ける面の一部がガラス製であればよい。シリコーン吸着層を貼り付ける面の一部がガラス製であれば、被着体と本発明の基材レスシリコーン吸着シートのシリコーン吸着層とを貼り付けた後にUV照射することで、少なくとも被着体表面のガラス製部分とシリコーン吸着層との吸着力は上昇する。
(シリコーン)
本発明のシリコーン吸着層を形成するシリコーンは、透明性、耐久性に極めて優れているとともに柔軟性を有しているので、ディスプレイパネルの情報表示画面等の被着体への密着性に優れている。
本発明のシリコーン吸着層に用いるシリコーンの性状としては、透明性が高く、ゴムのような柔軟性を持っていて被着体の表面に対しても、シリコーン吸着層面が被着体表面に沿うことが求められる。さらに剥離の際には、小さい剥離力で、容易に剥離できることが求められる。また、少なくとも厚み10μm以上で、目付け加工の方法を用いることなく、塗工及び加熱処理だけで架橋させてシリコーン吸着層を設けることが求められる。このためには、シリコーンの硬化反応に際して、白金触媒等のもとで、150℃以下の低温短時間で深部まで架橋し、透明で耐熱性、圧縮永久歪み特性に優れかつ低粘度で液状タイプである、1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンと架橋剤としてSiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンとの付加反応により熱架橋するガム成分と呼ばれる付加反応型液状シリコーン組成物を主成分とすることが好ましい。
1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンとしては、両末端にのみビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンと、両末端及び側鎖にビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンと、末端にのみビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサンと、末端及び側鎖にビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサンとから選ばれる少なくとも1種を用いると良い。
これらのジオルガノポリシロキサンの1形態としては、下記一般式(化1)で表せられる、両末端にのみビニル基を有する直鎖状ポリオルガノシロキサンが挙げられる。
Figure 2019026724
(式中Rは下記有機基、nは整数を表す)
Figure 2019026724
(式中Rは下記有機基、n、mは整数を表す)
このビニル基以外のケイ素原子に結合した有機基(R)は異種でも同種でもよい。有機基(R)の具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、フェニル基、トリル基、などのアリール基、又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換した同種又は異種の1価炭化水素基(非置換又は置換の脂肪族不飽和基を除く)が挙げられ、その少なくとも50モル%がメチル基であることが好ましい。このジオルガノポリシロキサンは単独でも2種以上の混合物であってもよい。
両末端および側鎖にビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンは、上記一般式(化1)中のRの一部がビニル基である化合物である。末端にのみビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサンは上記一般式(化2)で表せられる化合物である。末端及び側鎖にビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサンは、上記一般式(化2)中のRの一部がビニル基である化合物である。
1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンの重量平均分子量としては、4,000〜700,000の範囲のものが好ましい。前記のジオルガノポリシロキサンの重量平均分子量が4,000未満であると、硬化性が低下したり、被着体への吸着力が低下してしまう。また、700,000を超えると、組成物の粘度が高くなりすぎて製造時の撹拌が困難になる。
(架橋剤)
架橋反応に用いる架橋剤としては、オルガノハイドロジェンポリシロキサンが挙げられる。オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも3個有するものであるが、実用上からは分子中に2個の≡SiH結合を有するものをその全量の50重量%までとし、残余を分子中に少なくとも3個の≡SiH結合を含むものとすることがよい。分子の形状としては、直鎖状、分岐状、環状のものを使用できる。
前記アルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン中のアルケニル基(A)に対する、オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のSiH基(B)のモル比(A)/(B)が1.0〜2.0の範囲となるように配合することが好ましく、1.0〜1.5の範囲となるように配合することがより好ましい。モル比(A)/(B)が1.0未満では架橋密度が不足して、凝集力が低下し、シリコーン吸着層の保持力が著しく低くなってしまうことがあり、逆に2.0を超えると架橋密度が高くなり、適度な吸着力及びタック性が得られず、貼着時に気泡の混入も発生しやすくなる。また、本発明のシリコーン吸着層は、被着体への貼り付け後にUV照射することにより、ラジカル系光重合開始剤からラジカルが発生して、シリコーン吸着層中のSiH基が、被着体の水酸基やシラノール基と結合し、シリコーン吸着層とガラス製被着体との吸着力を上昇させることができる。したがって、本発明のシリコーン吸着層は、白金触媒の存在下で付加反応により硬化したのちに、シリコーン吸着層中のSiH基が多く残存することが好ましい。モル比(A)/(B)が、1.0〜1.5の範囲となるように配合することにより、白金触媒の存在下での付加反応後の残存SiH基が多くすることができる。
(付加反応触媒)
架橋反応に用いる付加反応触媒は、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸とビニル基含有シロキサンとの反応物、白金−オレフィン錯体、白金−ビニル基含有シロキサン錯体、ロジウム錯体、ルテニウム錯体などが挙げられる。また、これらのものをイソプロパノール、トルエンなどの溶剤や、シリコーンオイルなどに溶解、分散させたものを用いてもよい。架橋反応したシリコーン吸着層は、シリコーンゴムのような柔軟性を持ったものとなり、この柔軟性が被着体との密着を容易にさせる。
前記触媒の添加量は、シリコーン組成物の合計100重量部に対し、貴金属分として5ppm以上、特に10ppm以上とすることが好ましい。5ppm未満では硬化性が低下し、架橋密度が低くなり、保持力が低下することがある。但し添加量が多すぎると、処理浴の使用可能時間が短くなる場合がある。
(ラジカル系光重合開始剤)
本発明のシリコーン吸着層は、ラジカル系光重合開始剤を必須の成分とするものである。本発明に使用するラジカル系光重合開始剤は、分子中にN、P、S原子を含まないものである。本発明者は、鋭意努力の結果、シリコーン吸着層中にラジカル系光重合開始剤を含有することにより、シリコーン吸着層をガラス製被着体に貼り付けた後にUV照射すれば、貼り付け後のシリコーン吸着層のガラス製被着体との吸着力を、短時間で上昇できることを見出した。本発明者は、さらに研究した結果、N、P、S原子が白金触媒の触媒毒となるのと同様に、ラジカル系光重合開始剤にN、P、S原子が含まれると、貼り付け後のシリコーン吸着層にUV照射しても、分子中にN、P、S原子が含まれないラジカル系光重合開始剤を使用したときのようには、シリコーン吸着層のガラス製被着体との吸着力が上昇しないことを、見出した。本発明に使用可能なラジカル系光重合開始剤としては、α−ヒドロキシフェニルケトン系光重合開始剤、ベンゾフェノン系光重合開始剤が挙げられる。シリコーン吸着層のシリコーン組成物は、その固形分中にラジカル系光重合開始剤を、0.3重量%以上5.0重量%以下含有することが好ましく、1.5重量%以上3.5重量%以下含有することがより好ましい。シリコーン組成物固形分中のラジカル系光重合開始剤の含有割合が、0.3重量%を下回ると、UV光を照射しても、シリコーン吸着層のガラス製被着体との吸着力が上昇しなくなり、5.0重量%を上回ると、シリコーン吸着層の透明度が低下する。
本発明のシリコーン吸着層においては、上記の付加反応型液状シリコーン組成物に対して、反応性、及び/又は非反応性のシリコーンレジン成分を加えても良い。反応性、及び/又は非反応性のシリコーンレジン成分を加えることにより、シリコーン吸着層の被着体に対する吸着力や保持力を上昇させることができる。
(非反応性MQレジン)
非反応性のシリコーンレジンとしては、M単位(RSiO1/2:Rはメチル基、フェニル基などの1価の有機基)とQ単位(SiO1/2・4)からなる、反応性官能基を有さない非反応性MQレジンが挙げられる。非反応性MQレジンは、M単位(RSiO1/2)とQ単位(SiO1/2・4)からなるオルガノポリシロキサンであるが、本発明においては、特に非反応性MQレジンと呼ぶこととする。非反応性MQレジンは、分子内にビニル基などの脂肪族不飽和基等の反応性官能基を有さない。
非反応性MQレジンのRSiO1/2単位/SiO1/2・4単位のモル比は、0.6〜1.8であるものが好ましい。前記RSiO1/2単位/SiO1/2・4単位のモル比が0.6未満では、シリコーン組成物に非反応性MQレジンを加えても、シリコーン吸着層の吸着力やタック力が上昇しないことがあり、1.8を超えると、シリコーン組成物に非反応性MQレジンを加えても、シリコーン吸着層の吸着力や保持力が上昇しないことがある。
非反応性MQレジンの重量平均分子量(Mw)は、100,000〜300,000が好ましく、150,000〜250,000がより好ましい。非反応性MQレジンの重量平均分子量(Mw)が100,000未満であると、シリコーン組成物に非反応性MQレジンを加えても、所望のシリコーン吸着層の吸着力が得られなくなる。一方非反応性MQレジンの重量平均分子量(Mw)が300,000を超えると、シリコーン吸着層が塑性変形しやすくなり、異物混入に起因する気泡がシリコーン吸着層に発生しやすくなる。
シリコーン吸着層のシリコーン組成物は、その固形分中に、非反応性MQレジンを0.01〜5.0重量%含有することが好ましく、0.1〜1.0重量%含有することがより好ましい。非反応性MQレジンの含有割合が0.01重量%未満であると、非反応性MQレジンを加えても、シリコーン吸着層の吸着力が上昇しない。一方、5.0重量%を超えると、シリコーン吸着層が塑性変形しやすくなり、異物混入に起因するシリコーン吸着層の気泡が発生しやすくなる。
(反応性MQレジン)
本発明の反応性シリコーンレジンとしては、分子中にシラノール基を有する反応性レジンが挙げられる。反応性シリコーンレジンは、具体的には、分子末端に水酸基を有する、(OH)−((R1)(SiO))p−Hで表されるオルガノポリシロキサンレジン(式中pは100から10,000の整数を表す。)、または分子側鎖に水酸基を有する、H−(R1(OH)SiO)q−Hで表されるオルガノポリシロキサンレジン(式中qは100から10,000の整数を表す。)であり、その分子構造としては、直鎖状、分岐鎖状、分岐状環状が例示される。中でも直鎖状であることが特に好ましい。直鎖状または分岐鎖状の場合、分子鎖末端基としてはトリメチルシロキシ基、ジメチルハイドロジェンシロキシ基が例示される。
また反応性シリコーンレジンの1形態としては、(R1)(OH)SiO1/2単位、(R1)SiO1/2単位及びSiO単位からなり、1分子中に1以上のシラノール基(OH基)を有するオルガノポリシロキサンレジン、いわゆる反応性MQレジンも挙げられる。本発明のシリコーン組成物を硬化させてなるシリコーン吸着層については、シリコーンの被着体への移行を防止する見地から、反応性MQレジンに含まれる全ての官能基、すなわち、官能基OHおよび官能基(R1)の総和のうち、0.5〜10モル%がシラノール基(OH基)であることが好ましく、1〜5モル%がシラノール基(OH基)であることが特に好ましい。
反応性シリコーンレジンを構成するSiO単位に対する(R1)(OH)SiO1/2単位および(R1)SiO1/2単位のモル比の和は0.5〜1.2であることが好ましく、0.6〜0.9の範囲内であることが特に好ましい。(R1)(OH)SiO1/2単位および(R1)SiO1/2単位のSiO単位に対するモル比の和が0.5未満では反応性MQレジンを含有させてもシリコーン吸着層の吸着力が上昇しない場合があり、前記モル比が1.2を超えると、シリコーン吸着層の保持力が低下することがある。
R1は、独立に炭素原子数1〜10の非置換もしくは置換の一価炭化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基などのアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基などのアリール基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などのシクロアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基などのアルケニル基、およびこれらの一価の炭化水素基の一個以上の水素原子がフッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、シアノ基などで置換された基、例えば、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、クロロフェニル基、フルオロフェニル基、などが挙げられる。工業的には、メチル基が好ましく、前記反応性レジンに含まれる全ての官能基、すなわち、前記のシラノール基(OH基)および前記の官能基R1の総和のうち、90〜99.5モル%がメチル基であることが好ましく、95〜99モル%がメチル基であることが特に好ましい。
本発明のシリコーン吸着層において、反応性シリコーンレジンの使用量としては、1分子中に少なくとも2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンと、オルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含有するシリコーン組成物に対して固形分中の1重量%以上であることが好ましい。反応性シリコーンレジンの配合量が1重量%未満では、シリコーン組成物を硬化させてなるシリコーン吸着層の被着体に対する吸着力が上昇せず、反応性レジンを加えた効果が得られない。但し、反応性シリコーンレジンの使用量が多すぎると、反応性シリコーンレジンに含まれるシラノール基等の官能基が残存SiH基と反応し、残存SiH基が少なくなるおそれがある。残存SiH基が少なくなると、シリコーン吸着層をガラス製被着体に貼り付けた後にUV照射しても、貼り付け後のシリコーン吸着層のガラス製被着体との吸着力が上昇せず、本発明の目的を達成できなくなる。このため、反応性シリコーンレジンは、UV照射による吸着力の上昇に影響が少ない範囲で、使用することが好ましい。
(溶剤)
本発明に係るシリコーンの市販品の形状は、無溶剤型、溶剤型、エマルション型があるが、いずれの型も使用できる。なかでも、無溶剤型は、溶剤を使用しないため、安全性、衛生性、大気汚染の面で非常に利点がある。但し、無溶剤型であっても、所望の膜厚を得るための粘度調節のために、必要に応じてトルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤、ジイソプロピルエーテル、1、4−ジオキサンなどのエーテル系溶剤、またはこれらの混合溶剤などが使用される。
前記溶剤の添加量は、シリコーン組成物の合計100重量部に対し、1000重量部以下が好ましく、900重量部以下がより好ましい。1000重量部を超えると、シリコーン組成物の塗工液の粘度が低くなりすぎるので、塗工後から硬化までの間に、塗工されたシリコーン吸着層が一部流動し、シリコーン吸着層表面の均一性が低下することがある。
シリコーン吸着層の性状としては、ゴムのような柔軟性を持っていて被着体への貼着時に被着体の表面の凹凸に追従して吸着力を確保することが求められる。そして、例えば情報表示画面の保護部材としてシリコーン吸着フィルムを使用する場合、シリコーン吸着層の膜厚は、被着体に対するシリコーン吸着層の吸着面方向の剪断力を確保するために少なくとも10μm以上、通常は10〜150μmが好ましく、20〜120μmがより好ましい。10μm未満であると被着体に対するシリコーン吸着フィルムの保持力が確保できず、長期貼り付け時には、シリコーン吸着フィルムが被着体から剥がれ易い。シリコーン吸着層の厚みが150μmを超える場合には、シリコーン組成物の使用量が多くなり、シリコーン吸着フィルムの製造コストの上昇を招いてしまう。また、本発明のシリコーン吸着フィルムは、基材にシリコーン吸着層を積層したものであるため、シリコーン吸着層の厚みが150μmを超えることは、強度的にも無駄である。
シリコーン吸着層の塗工方法としては、ロールコーター、グラビアコーター、バーコーター、ナイフコーター、ダイコーター等が適宜使用される。
本発明のシリコーン吸着フィルムは、さらに機能層を設けても良い。機能層としては基材フィルムに、シリコーン吸着層を積層した面(A面)の反対面(B面)に機能性材料を含有した層を設けることができ、機能性材料として、例えば紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、導電化剤、磁性体、制電化剤、消臭剤、脱臭剤、抗菌剤、印刷受容性材料、インクジェットインク受容性材料、親水性剤、防曇性剤、撥水剤、耐スクラッチ性材料、熱伝導性剤等が挙げられる。これらの機能性材料を含有した機能層は、貼着用シートに紫外線遮断性、赤外線遮断性、電磁波遮断性、制電性、導電性、消臭性、脱臭性、抗菌性、印刷性、インク受容性、親水性、防曇性、撥水性、耐スクラッチ性、熱伝導性等の機能を与えることができる。また、これらの機能は1つのシリコーン吸着フィルムに複数設けても良い。
本発明を、以下の実施例、比較例を用いて、更に具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。なお、各実施例中の「部」は特に断ることのない限り、重量部を示したものである。
(基材フィルム)
表面をプラズマ処理した厚み38μmの二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムを使用した。
(シリコーン吸着層の形成)
表1に示す実施例1〜5、比較例1〜4の各シリコーン吸着層塗工液を、乾燥後膜厚が100μmになるように基材フィルムのプラズマ処理面に塗工し、150℃、100秒間加熱して塗工液を架橋させてシリコーン吸着層を形成し、実施例1〜5、比較例1〜4のシリコーン吸着フィルムを得た。
(ソーダ石灰ガラスに対するシリコーン吸着層の吸着力評価)
実施例1〜5、比較例1〜4のシリコーン吸着フィルムを幅25mmに切断して、シリコーン吸着層を厚み3mmのソーダ石灰ガラス板に2Kgのゴムローラーを2往復させる方式で圧着し、圧着後室温で30分放置した。次に、室温25℃の環境下で、引張り試験機を用いて、シリコーン吸着フィルムを、ソーダ石灰ガラスから、180°の剥離角度、剥離速度:1,200mm/minで剥離し、シリコーン吸着層の吸着力(mN/25mm)を測定した。測定結果を表1(項目a)に示す。
(UV照射後の透明性評価)
前記シリコーン吸着層の吸着力評価と同様に、実施例1〜5、比較例1〜4のシリコーン吸着フィルムを幅25mmに切断して、シリコーン吸着層を厚み3mmのソーダ石灰ガラス板に2Kgのゴムローラーを2往復させる方式で圧着し、圧着後室温で30分放置した。次に、コンベア式UV照射装置(GS製CS30)にて200mj/cmの積算光量のUV光をシリコーン吸着フィルム側から照射して、シリコーン吸着層をさらに硬化した。UV照射後の各実施例、比較例のソーダ石灰ガラスに貼り付けた状態のシリコーン吸着フィルムを、JIS K7105に準じ、積分球式濁度計(日本電色工業株式会社製、NDH2000)にて全光線透過率を測定し、下記の基準により透明性を評価した。
◎:全光線透過率が90%以上である。
○:全光線透過率が80〜89%である。
×:全光線透過率が80未満である。
評価結果を表1(項目d)に示す。
(ソーダ石灰ガラスに対するUV照射後のシリコーン吸着層の吸着力評価)
室温25℃の環境下で、引張り試験機を用いて、UV照射後の透明性評価に使用したシリコーン吸着フィルムを、ソーダ石灰ガラスから、180°の剥離角度、剥離速度:1,200mm/minで剥離し、シリコーン吸着層の吸着力(mN/25mm)を測定した。測定結果を表1(項目b)に示す。
また、UV照射によるシリコーン吸着層の吸着力の上昇を、下記の基準により評価した。評価結果を表1(項目c)
◎: UV照射により、吸着力が1.6倍以上に上昇した。
○: UV照射による吸着力の上昇が、1.1倍以上から1.6倍未満であった。
×: UV照射による吸着力の上昇が、1.1倍未満であった。
Figure 2019026724

Claims (4)

  1. 少なくとも基材フィルム上にシリコーン吸着層を有するシリコーン吸着フィルムであって、前記シリコーン吸着層は、少なくとも、1分子中に2個以上のアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、及びラジカル系光重合開始剤を含有するシリコーン組成物を、前記基材フィルム上に塗工し、白金触媒の存在下で付加反応により硬化した層であり、前記ラジカル系光重合開始剤が分子中にN、P、S原子を含まず、かつ、前記ラジカル系光重合開始剤を前記シリコーン組成物の固形分中に0.3重量%〜5.0重量%含有するシリコーン吸着フィルム。
  2. 前記ラジカル系光重合開始剤として、α−ヒドロキシフェニルケトン系光重合開始剤、ベンゾフェノン系光重合開始剤から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1に記載のシリコーン吸着フィルム。
  3. 前記ジオルガノポリシロキサンが、両末端にのみビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサン、両末端及び側鎖にビニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサン、末端にのみビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサン、末端及び側鎖にビニル基を有する分岐状ジオルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種以上である請求項1は請求項2のいずれかに記載のシリコーン吸着フィルム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシリコーン吸着フィルムの前記シリコーン吸着層をガラス製被着体に貼り付け後、UV光を照射することにより、前記シリコーン吸着層の前記ガラス製被着体への吸着力を上昇させる方法。
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