[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2019025962A - 車両の後部サスペンション構造 - Google Patents

車両の後部サスペンション構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019025962A
JP2019025962A JP2017144382A JP2017144382A JP2019025962A JP 2019025962 A JP2019025962 A JP 2019025962A JP 2017144382 A JP2017144382 A JP 2017144382A JP 2017144382 A JP2017144382 A JP 2017144382A JP 2019025962 A JP2019025962 A JP 2019025962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
torsion beam
suspension structure
trailing arm
rear suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017144382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6458832B1 (ja
Inventor
浩之 ▲高▼橋
浩之 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
誠 西野
Makoto Nishino
誠 西野
直人 山口
Naoto Yamaguchi
直人 山口
佐伯 卓哉
Takuya Saeki
卓哉 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2017144382A priority Critical patent/JP6458832B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6458832B1 publication Critical patent/JP6458832B1/ja
Publication of JP2019025962A publication Critical patent/JP2019025962A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】トーションビーム式サスペンションを備えた車両の後部サスペンション構造において、トーションビームに近接配置された車両部品の損傷を簡易な構成で効果的に抑制することができるようにする。【解決手段】車両の後部サスペンション構造Sは、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアーム12と、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアーム12を連結するトーションビーム13とを有するトーションビーム式サスペンション10を備え、上記トーションビーム13の車両前後方向の幅は上記トレーリングアーム12側から車両中央に向かうにつれて漸次細くなっており、上記トレーリングアーム12は、上記トーションビーム13の接合部121と上記後輪の取付部12cとの間に屈曲部12dを備えており、上記屈曲部12dの一部又は全部は、アクスルユニット51のハブ52の軸心ACよりも下側に配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、車両の後部サスペンション構造に関する。
従来より、自動車の後部サスペンション構造として、左右一対のトレーリングアームと、該両トレーリングアームを連結させるトーションビームとを有するトーションビーム式サスペンションを備えたものが知られている。
例えば、特許文献1には、燃料タンクの後方に近接配置されたトーションビームを備えたトーションビーム式サスペンションにおいて、トーションビームのビーム断面を燃料タンク側に開放形状とし、燃料タンクフランジ部との接触を抑制する構造が開示されている。
特開2013−216206号公報
ところで、車両の後部サスペンション構造では、後輪に荷重が加わるとトレーリングアームを介してトーションビームにまで荷重が伝わり、トーションビームの破損、延いては燃料タンクなどの周辺部品の損傷を生じる虞がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トーションビーム式サスペンションを備えた車両の後部サスペンション構造において、トーションビーム及び該トーションビームに近接配置された車両部品の損傷を簡易な構成で効果的に抑制できるようにすることにある。
ここに開示する車両の後部サスペンション構造は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームとを有するトーションビーム式サスペンションを備えた、車両の後部サスペンション構造であって、上記トーションビームの車両前後方向の幅は上記トレーリングアーム側から車両中央に向かうにつれて漸次細くなっており、上記トレーリングアームは、上記トーションビームの接合部と上記後輪の取付部との間に屈曲部を備えており、上記屈曲部の一部又は全部は、上記後輪の中心軸よりも下側に配置されていることを特徴とする。
トーションビーム式サスペンションにおいて、車両側方から中央に向かうにつれて漸次細くなるトーションビーム形状を採用した場合、例えば車両の側面衝突等により後輪に車両の外側から内側に向かって過大な外力(以下、「側突荷重」と称することがある。)が作用すると、サスペンションに過大な負荷がかかり、トーションビームの車両中央に位置する最も細い部分が車両前方に向かって曲がったり折れたりする虞がある。そうすると、トーションビームの前方に近接配置された他の車両部品の損傷につながる虞がある。
上記構成によれば、トレーリングアーム上におけるトーションビームとの接合部及び後輪の取付部の間に屈曲部を備えるとともに、この屈曲部の一部又は全部が後輪の中心軸よりも下側にくるように配置されていることにより、後輪に側突荷重が作用したときに、トレーリングアームに捻れ力が生じ、屈曲部に捻れが生じる。そうすると、屈曲部の捻れや切断により、側突荷重がトーションビームにまで作用することが抑制され、トーションビームの折れや曲がりを防止することができる。そうして、周辺部品の損傷を抑えることができる。
好ましい態様では、上記トレーリングアームの上記屈曲部よりも後側における車幅方向の幅は、該トレーリングアームの該屈曲部よりも前側における車幅方向の幅よりも大きい。
本構成によれば、後輪の支持性を確保する観点から、トレーリングアームにおける屈曲部よりも後方は太くするとともに、前方は細く構成することで、側突荷重が作用した場合に、屈曲部での捻れが促進され、トーションビームの折れや曲がりを抑制することができる。
また、上記屈曲部は、上記トレーリングアームの車幅方向内側に形成された凹部を備えていることが好ましい。
本構成によれば、屈曲部が凹部を備えることで、側突荷重入力時に屈曲部に応力が集中し、屈曲部の捻れが促進される。そうして、トーションビームの折れや曲がりを防止することができる。
さらに、上記トーションビームと上記トレーリングアームとの接合部の内側後方に形成されたコーナー部に、該トーションビーム及び該トレーリングアームを掛け渡すように配置された左右一対のスプリングシートを備えており、上記トーションビームは、上記接合部側に、後方から前方中央側に向かって傾斜する傾斜面を備え、上記スプリングシートは、上記傾斜面に接続されていることが好ましい。
後輪に側突荷重が作用した場合、上記スプリングシートを介してトーションビームに側突荷重が伝達し得る。本構成によれば、トーションビームに傾斜面が形成されており、この傾斜面にスプリングシートが接続されているので、側突荷重が生じてもスプリングシートの剥がれにつながり、トーションビームに伝わる荷重を低減させることができる。そうしてトーションビームの折れや曲がりを抑制することができる。
好ましくは、上記スプリングシートの前端には、車幅方向内側に向かうにつれて、上記傾斜面に沿って中央上方に向かう延設部が形成されている。
本構成によれば、スプリングシートを介してトーションビームに作用する荷重を低減させ、トーションビームの折れや曲がりを防止することができる。
上記後輪は、上記取付部に固定された取付ブラケットを介して上記トレーリングアームの外側に支持されており、上記取付ブラケットは、上記トレーリングアームの外側から内側に向かって該トレーリングアームを抱きかかえるように延びる腕部を備えていることが好ましい。
本構成によれば、取付ブラケットがトレーリングアームを抱きかかえるように延びる腕部を有していることにより、後輪に側突荷重が作用した場合に、トレーリングアームの屈曲部から後方の部分全体に側突荷重が作用し屈曲部の曲げを促進できる。
さらに好ましくは、上記各トレーリングアームは、車幅方向内側に配置された内側部材と、該内側部材に接合され且つ車幅方向外側に配置された外側部材とを備えており、上記取付ブラケットの腕部は、上記外側部材から上記内側部材にかけて跨がるように延びている。
本構成によれば、後輪は外側部材側に支持されているので、外側部材に作用する側突荷重を、腕部を介して内側部材に確実に伝達できる。
そして、上記外側部材の厚みは、上記内側部材の厚みよりも大きいことが好ましい。
本構成によれば、外側部材の厚みを内側部材の厚みよりも大きくすることにより、外側部材における後輪に対する支持剛性を高めつつ、車両後部の重量増加を抑えることができる。また、内側部材の厚みを小さくすることで、内側部材は剛性が小さくなり、屈曲部での捻れや曲がりを促進するとともに、屈曲部以外の意図しない部位での折れを抑制できる。
好ましい態様では、上記トーションビームの前側には燃料タンクが近接して配置されている。
トーションビームの前側に近接して燃料タンクが配置されたレイアウトを採用すると、トーションビームが折れた場合、燃料タンクが損傷して燃料漏れなどの重大な事故を引き起こす虞がある。本構成によれば、車両の側方から後輪に外力が作用した場合にトーションビームの折れを防止することができるから、トーションビームの前方に燃料タンクが配置されていても、トーションビームの折れに起因する燃料タンクの損傷を防ぐことができる。
以上述べたように、本発明によると、トレーリングアーム上におけるトーションビームとの接合部及び後輪の取付部の間に屈曲部を備えるとともに、この屈曲部の一部又は全部が後輪の中心軸よりも下側にくるように配置されていることにより、後輪に側突荷重が作用したときに、トレーリングアームに捻れ力が生じ、屈曲部に捻れが生じる。そうすると、屈曲部の捻れ及び切断により、側突荷重がトーションビームにまで作用することが抑制され、トーションビームの折れや曲がりを防止することができる。そうして、周辺部品の損傷を抑えることができる。
実施形態1に係るサスペンション構造を示す概略平面図である。 図1のサスペンション構造の概略底面図である。 図1のIII−III線における端面図である。 図1のサスペンション構造の左側部分の拡大図である。 図4のサスペンション構造の左側部分を右斜め上後方から見た斜視図である。 図4のサスペンション構造の左側部分を左側から見た左側面図である。 図4のVII−VII線における端面図である。 図4のVIII−VIII線における端面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
<車両の後部サスペンション構造>
図1は、実施形態1に係る車両の後部サスペンション構造S(以下、「サスペンション構造S」という。)を示す。サスペンション構造Sは、トーションビーム式サスペンション10(以下、「サスペンション10」という。)を備える。実施形態1に係るサスペンション構造Sが適用される車両は、フロントエンジンフロントドライブ式(FF式)の自動車等の車両であって、前輪が駆動輪、後輪が従動輪となっている。
<方向>
なお、本明細書において、方向は車両の進行方向及び路面に水平な方向を基準とする。すなわち、「車両前後方向」は、図1に示すように、車両の進行方向前側及び後側をいい、単に「前後方向」と称することがある。また、「左右方向」は、図1に示すように、路面に水平な方向に平行且つ前後方向に対して垂直な方向であり、「車幅方向」と称することがある。また、「上下方向」は、図1の紙面に対して垂直な方向、すなわち前後方向及び左右方向に垂直な方向であり、路面に対して垂直な方向である。
<サスペンション>
上記車両の車体後部に配設されたサスペンション10は、前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアーム12と、車幅方向に延びかつ両トレーリングアーム12を連結するトーションビーム13とを有している。
<トーションビーム>
図2及び図3に示すように、トーションビーム13は、例えば中空丸パイプの下側の部分における長手方向中間の部分を下側から上側に押圧することにより、横断面形状が、閉断面かつ異形断面形状をなすように成形されている。具体的には、トーションビーム13の長手方向両側のトーションビーム端部13aは、それぞれ中空丸パイプの元々の断面円形から壁面を少し押圧変形させてなる断面略矩形を有するように形成されている。そして、トーションビーム13は、トーションビーム端部13aから長手方向中央のトーションビーム中央部13bに向かうにつれて中空丸パイプの下側部分の押圧変形が大きくなるように形成され、トーションビーム中央部13bの異形断面形状が、図3に示すように開口が下側に位置する略くの字状になるように形成されている。なお、図1及び図2に示すように、トーションビーム13の前後方向の幅はトレーリングアーム12側のトーションビーム端部13aから車両中央のトーションビーム中央部13bに向かうにつれて漸次細くなっており、トーションビーム中央部13bにおいて最も細くなっている。このようにトーションビーム13のトーションビーム中央部13bからトーションビーム端部13aに向けて断面形状を大きく変化させることで、捩れ剛性と曲げ強度の両立化を図ることができる。
なお、上述のごとく形成されたトーションビーム13のトーションビーム端部13aには、図1、図4、図5及び図8に示すように、傾斜面13cが形成されている。傾斜面13cは、接合部121側、すなわちトーションビーム端部13a側からトーションビーム中央部13b方向に向かって形成されており、後方から前方中央側に向かって傾斜した面となっている。
図1に示すように、トーションビーム端部13aは、トレーリングアーム12の前側部分の車両内側にそれぞれ溶接され、接合部121を形成している。従って、言い換えると、傾斜面13cは、トーションビーム13の接合部121側に形成されている。
また、図1〜図4に示すように、トーションビーム13の周辺には、他の車両部品が配置されている。特に、本実施形態では、トーションビーム13の前方に燃料タンクFが近接して配置されている。
<トレーリングアーム>
以下、トレーリングアーム12と、トーションビーム13以外のトレーリングアーム12に取り付けられる主な部品の詳細な構成について説明する。なお、本実施形態に係るサスペンション構造Sは左右対称に構成されているため、以下の説明では、左側のトレーリングアーム12及び左側のトレーリングアーム12に取り付けられる部品の構成について主に説明し、右側のトレーリングアーム12等については詳細な説明を省略する。
−トレーリングアームの形状−
図4に示すように、トレーリングアーム12は、トーションビーム13との接合部121を有する前部12aと、図外の後輪が取り付けられる取付部12cを含む後部12bとを備えている。トレーリングアーム12上における接合部121と取付部12cとの間には、後述するように屈曲部12dが形成されており、便宜的に屈曲部12dよりも前側を前部12a、後側を後部12bと称する。
トレーリングアーム12の前部12aは、取付部12cに取り付けられる図外の後輪を避けるように、平面視で右側(つまり、車幅方向内側)に向けて凸となる湾曲形状をしている。具体的には、トレーリングアーム12の前部12aは、その前後方向中間の部分、すなわちトーションビーム13との接合部121が形成される部分が最も右側(つまり、車幅方向内側)に位置し、そこから当該前部12aの前側端及び当該前部12aの後側端に近づくほど左側に位置するように湾曲している。また、上記前部12aは、前部12aの後側端部が前部12aの前側端部よりも左側に位置している。そして、トレーリングアーム12の後部12bは、後側に向かうにつれて左側に傾斜した形状を有している。
トレーリングアーム12の前部12aは、図4に示すように、車幅方向の幅が、前部12aの前側端部から前部12aの後側端部に向かうに連れて徐々に大きくなるような形状を有している。一方で、トレーリングアーム12の後部12bは、該後部12bの前側端部から後部12bの後側に向かって取付部12cあたりは車幅方向の幅が略均一な状態で延びている。そして、後部12bの後側端の近傍部分において、当該後部12bの他の部分よりも車幅方向の幅が大きくなるような形状を有している。本構成によれば、後部12bを太くすることで後輪の支持性を確保することができるとともに、前部12aを細くすることで、車両後部の重量を低減させることができる。
また、トレーリングアーム12は、図6に示すように、左側面視において、前部12aから屈曲部12dにかけてほぼ水平に後方へ延びるように形成されている。そして、トレーリングアーム12の屈曲部12dから後部12bにかけては、後方が下側に下がるように傾斜して形成されている。
−内側パネル及び外側パネル−
本実施形態におけるトレーリングアーム12は、図1、図4、図5及び図7に示すように、車幅方向中間の部分において左右に2分割されており、右側、すなわち車幅方向内側に配置された内側パネル20(内側部材)と、左側、すなわち車幅方向外側に配置された外側パネル30(外側部材)とを備えている。内側パネル20と外側パネル30とは、図7に示すように、それぞれ断面コの字状をなしかつコの字開口が車幅方向に互いに対向した状態で溶接等により接合され、前後方向全体に亘って閉断面形状をなすように構成されている。内側パネル20及び外側パネル30は、それぞれ、例えば鋼板をプレス成形してなる一体成形品である。なお、内側パネル20と外側パネル30との溶接による電食を防止する観点から、内側パネル20と外側パネル30とは互いに同じ材質のもので構成されていることが望ましい。
図7に示すように、外側パネル30の厚みは、トレーリングアーム12全体に亘って、内側パネル20の厚みよりも大きくなるように構成されている。本構成によれば、外側パネル30における後輪に対する支持剛性を高めつつ、内側パネル20は外側パネル30よりも薄いので、車両後部の重量増加を抑えることができる。
また、図7に示すように、内側パネル20と外側パネル30とは、トレーリングアーム12の断面形状が閉断面形状となるように、上部及び下部でそれぞれ少しずつ重なりを有した状態、換言すると外側パネル30が内側パネル20の開口に嵌め込まれたような状態で、溶接により互いに接合されている。これにより、内側パネル20及び外側パネル30の一方に上下方向の荷重が入力されたとしても、内側パネル20と外側パネル30との接合が解除されにくくなる。なお、図7では、外側パネル30が内側パネル20の開口に嵌合するように構成されているが、内側パネル20が外側パネル30の開口に嵌合されるように構成されていてもよい。また、内側パネル20と外側パネル30とは、車両後部の軽量化の観点から、上部及び下部で互いに重なりを有しない状態で、それぞれの上部と下部とが突き合わされた状態で接合されていてもよい。
なお、上述のトーションビーム13とトレーリングアーム12との接合部121は、前部12aの内側パネル20側に形成されている。すなわち、トーションビーム端部13aは、前部12aの内側パネル20に溶接されている。
−スプリングシート−
図1に示すように、トーションビーム13とトレーリングアーム12との接合部121の内側後方に形成されたコーナー部には、トーションビーム13及びトレーリングアーム12に掛け渡されるように左右一対のスプリングシート16が設けられている。
スプリングシート16は、図4及び図5に示すように、平坦でかつ平面視略矩形状をなした底壁部16aと、底壁部16aの前側に滑らかに接続され、上側に傾斜するように広がる移行部16bと、移行部16bの前側かつ右側に滑らかに接続され、トーションビーム13の傾斜面13cに沿うように延設された延設部16dと、底壁部16aの後側縁及び右側縁、並びに移行部16bの右側縁に沿って上側へ滑らかに立ち上がるように形成されたフランジ部16cと、底壁部16aの略中央に設けられ、コイルスプリング(図示省略)を取り付けるためのスプリング取付部16eとを有している。
スプリングシート16は、例えば鋼板をプレス成形することによって形成された一体成形品である。スプリングシート16の底壁部16a及びフランジ部16cの左端部は、トレーリングアーム12の内側パネル20の屈曲部12dが形成された位置から後部12bにかけて溶接されている。
また、スプリングシート16の前端、すなわち延設部16dは、車幅方向内側に向かうにつれて、傾斜面13cに沿って車両中央上方に延びるように形成され、上述のごとく、トーションビーム13の傾斜面13cに接続されて溶接固定されている。
−アクスルブラケット−
図4に示すようにトレーリングアーム12の後部12bにおける取付部12cには、図外の後輪を支持するためのアクスルブラケット15(取付ブラケット)が固定されている。このアクスルブラケット15には、後輪支持ユニットとしてのアクスルユニット51が、左側、すなわち車幅方向外側に向かって突出するように接続されており、当該アクスルユニット51に後輪が接続される。
アクスルブラケット15は、図4に示すように、例えば、金属板を平面視略U字状になるように折り曲げたものであり、図5及び図6に示すように、トレーリングアーム12の下部と同等の高さ位置からトレーリングアーム12の上部よりも高い位置まで上下方向に延びる前側面部15aと、該前側面部15aから後側に離間しかつ該前側面部15aと同程度の上下範囲で延びる後側面部15bと、前側面部15aの左側端部と後側面部15bの左側端部とを連結する外側側面部15cとを有している。アクスルブラケット15の前側面部15a及び後側面部15bにおける外側パネル30と同じ高さ範囲の部分には、図5に示すように、外側パネル30の外周に沿うように、U字状に切り欠かれた切欠部15fが形成されている。アクスルブラケット15は、該切欠部15fを外側パネル30の外周に沿うように配置した後、前側面部15a及び後側面部15bを外側パネル30の外周にそれぞれ溶接することによって、外側パネル30に固定される。
また、図5に示すように、アクスルブラケット15の前側面部15a、後側面部15b、外側側面部15c及び外側パネル30の上部によって囲まれた部分には、アクスルブラケット15が前後方向の荷重によって変形してしまうのを防止するための第1補助部材15dが設けられている。第1補助部材15dは、その周縁部がアクスルブラケット15の前側面部15a、後側面部15b及び外側側面部15c、並びに外側パネル30の上部に溶接されている。
アクスルブラケット15の前側面部15aには、トレーリングアーム12の外側から内側に向かってトレーリングアーム12を抱きかかえるように車幅方向に延びる第2補助部材15e(腕部)が接合されている。第2補助部材15eは、外側パネル30の上部から内側パネル20の上部にかけて跨がって延びるように形成されており、外側パネル30の上部、内側パネル20の上部及びアクスルブラケット15の前側面部15aにそれぞれ溶接されている。第2補助部材15eを設けることで、アクスルブラケット15のトレーリングアーム12に対する取付剛性を向上させることができる。
−アクスルユニット−
アクスルユニット51は、図4、図5及び図7に示すように、後輪のホイール(図示せず)が取り付けられるハブ52と、該ハブ52の軸部52bを収容するハウジング53とを有している。図7に示すように、ハブ52の軸部52bとハウジング53とボール54とによりボールベアリングが形成されており、これにより、ハブ52は回転可能となっている。ハウジング53の右側の部分にはハウジングフランジ部53aが設けられており、該ハウジングフランジ部53aは、アクスルブラケット15の外側側面部15cにおける外側パネル30よりも上側の部分に、締結部材100(図5参照)によって取り付けられている。そうして、アクスルユニット51はアクスルブラケット15に取り付けられる。アクスルユニット51がアクスルブラケット15に取り付けられた状態で、アクスルユニット51は左側に向かって突出するとともに、アクスルユニット51のハブ52の軸心AC(後輪の中心軸)が車幅方向と一致するようになっている。
なお、ハブ52の左側の部分は、ハブ52の径方向外側に向かって広がるハブフランジ52aを形成しており、後輪のホイールは、ハブ52のハブフランジ52aに締結ボルト101によって締結される。これにより、後輪が、アクスルユニット51及びアクスルブラケット15を介して、外側パネル30の後部に支持される。
−サスペンションブッシュ及びダンパ−
図1及び図4に示すように、トレーリングアーム12の前部12aの前側端部には、トレーリングアーム12を車両の車体に対して上下方向に揺動可能に連結するためのサスペンションブッシュ14が固定されている。
また、図5に示すように、トレーリングアーム12におけるスプリングシート16よりも後側の部分には、後輪を介して路面から伝達される反発荷重を吸収するためのダンパ(図示せず)が、ダンパブラケット70を介して取り付けられている。
ここでは記載を省略するが、トレーリングアーム12には、上述の部品に加え、種々の部品が必要に応じて取り付けられる。
−トレーリングアームの屈曲部−
ここに、本実施形態に係るサスペンション構造Sは、図4〜図6に示すように、トレーリングアーム12上であって、トーションビーム13の接合部121と後輪の取付部12cとの間、言い換えると接合部121の後方であって取付部12cの前方に形成された屈曲部12dを備えたことを特徴とする。
屈曲部12dは、図5及び図6に示すように、トレーリングアーム12の左側、すなわち車幅方向外側に形成された外側凹部35と、トレーリングアーム12の右側、すなわち車幅方向内側に形成された内側凹部25(凹部)とにより構成されている。換言すると、外側凹部35は、外側パネル30に形成された凹部であり、内側凹部25は、内側パネル20に形成された凹部である。
図6に示すように、ハブ52の軸心ACを通り且つ水平方向に延びる直線AC1を考える。左側面視において、屈曲部12dの外側凹部35は、直線AC1よりも下側に配置されるように構成されている。すなわち、上述のごとく、トレーリングアーム12の後部12bが後方に向かうにつれて下側に下がるように傾斜しており、アクスルユニット51は、その中心である軸心ACがトレーリングアーム12の後部12bの上側にくるように配置されていることから、外側凹部35は軸心ACよりも下側に配置されるようになっている。なお、図示はしないが、図6から判るように、屈曲部12dのうち内側凹部25についても直線AC1より下側に配置されるようになっている。
本実施形態に係るサスペンション構造Sを備える車両に対し、側突荷重が作用すると、図7に白抜き矢印で示すように、軸心ACに対して左から右、すなわち車両外側から内側に向かって側突荷重が入力される。そうすると、軸心ACは、図6及び図7に示すように、トレーリングアーム12よりも上側に配置されているから、図7中実線矢印で示すように、トレーリングアーム12に対して、アクスルユニット51がその周方向に回転するような回転力が生じる。
屈曲部12dが形成されていない場合、側突荷重はトーションビーム13にまで作用し、トーションビーム中央部13bにおいて折れや曲がりなどの変形を生じさせ得る。一方、本実施形態では、接合部121及び取付部12c間であって軸心ACよりも下側に屈曲部12dが形成されていることで、屈曲部12dよりも後方で回転力が発生したときに、屈曲部12dにおいて捻れや曲がり、延いては切断などの変形が生じ、側突荷重がトーションビーム13にまで到達するのを抑制することができる。そうして、トーションビーム13の折れや曲がりを防止することができるから、燃料タンクFの破損など、トーションビーム13に近接配置された車両部品の損傷を抑えることができる。
屈曲部12dの構成は、特に限定されるものではなく、例えば外側凹部35又は内側凹部25のいずれか一方を設ける構成としてもよい。また、外側凹部35及び内側凹部25だけでなく、トレーリングアーム12の車幅方向の周方向にさらに複数の凹部を設ける構成としてもよいし、周方向全周にわたって凹部(例えば、周方向全周にわたる溝部)を設ける構成とすることもできる。
なお、本実施形態では、内側パネル20の厚みが外側パネル30の厚みよりも小さいから、内側パネル20は外側パネル30よりも剛性が小さくなる。これにより、内側凹部25を設けていることで、屈曲部12dでの捻れや曲がりを促進するとともに、屈曲部12d以外の意図しない部位での捻れや曲がりなどの変形を抑制することができる。
また、上述のごとく、トレーリングアーム12の後部12bにおける車幅方向の幅は、トレーリングアーム12の前部12aにおける車幅方向の幅よりも大きくなっている(例えば図4参照)。本構成によれば、上述のごとく、後輪の支持性を確保しつつ車両後部の重量増加を抑えるとともに、屈曲部12dよりも前方を後方に比べて細く構成することで、軸心ACに対して側突荷重が作用した場合に、屈曲部12dでの捻れが促進され得る。
また、上述のごとく、トーションビーム13とトレーリングアーム12との接合部121の内側後方には、スプリングシート16が設けられているが、軸心ACに側突荷重が作用した場合、トレーリングアーム12に生じた回転力が、スプリングシート16を介してトーションビーム13に伝達され得る。図8に示すように、トーションビーム13に形成された傾斜面13cにスプリングシート16が接続されているので、トレーリングアーム12に回転力が生じてもスプリングシート16の剥がれ等により、トーションビーム13に作用する荷重を低減させ、トーションビーム13の折れや曲がりを防止することができる。
さらに、上述のごとく、アクスルブラケット15には、その前側面部15aに第2補助部材15eが設けられている。本構成によれば、アクスルブラケット15の取付剛性を向上させるとともに、軸心ACに側突荷重が作用した場合に、外側パネル30に作用する側突荷重を第2補助部材15eを介して内側パネル20にまで確実に伝達し、トレーリングアーム12の屈曲部12dから後方の後部12b全体に回転力を生じさせ屈曲部12dの捻りや曲がりを促進させることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、上記車両はFF式の車両であったが、上記車両が4輪駆動式の車両であってもよい。
また、トーションビーム13の周辺に配置される他の車両部品としては、上記燃料タンクFに限られるものではなく、適宜種々の部品が配置され得る。具体的には例えば、トーションビーム13の前方に配置される部品としては、燃料タンクFの他に、EV車両の高電圧バッテリ等の部品が挙げられる。また、トーションビーム13の後方に配置される部品としては、キャニスタ、ディーゼルエンジン車に配設され得る尿素タンク、EV車両のジェネレータ等の部品が挙げられる。
トーションビーム13の形状は、上記実施形態1の形状に限られるものではなく、平面視又は底面視で1個所又は複数個所が細くなるような形状であってもよい。また、細くなる部分が車両中央のトーションビーム中央部13bに限られるものではなく、車両中央からずれた位置に配置されている場合であってもよい。
また、トーションビーム中央部13bの断面形状は、略くの字状に限定されるものではなく、略U字状、略円弧状、略コの字状等の形状であってもよい。
トレーリングアーム12は内側パネル20及び外側パネル30による接合体に限られるものではなく、一部材であってもよいし、さらに複数に分割され接合された部材であってもよい。
実施形態1において、図6に示すように、屈曲部12dの全部が、軸心AC、すなわち直線AC1よりも下側に配置されるように形成されていたが、車両のレイアウト性向上の観点から、屈曲部12dの一部が軸心ACよりも下側に配置される構成としてもよい。なお、軸心ACに作用する側突荷重を確実に回転力に変換し、屈曲部12dにおける捻れや曲がりを促進させる観点から、屈曲部12dの全部が軸心ACよりも下側に配置される構成を採用することが望ましい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームとを有するトーションビーム式サスペンションを備えた、自動車の後部サスペンション構造として有用である。
10 トーションビーム式サスペンション、サスペンション
12 トレーリングアーム
12a (トレーリングアームの)前部
12b (トレーリングアームの)後部
12c 取付部
12d 屈曲部
13 トーションビーム
13a トーションビーム端部
13b トーションビーム中央部
13c 傾斜面
14 サスペンションブッシュ
15 アクスルブラケット(取付ブラケット)
15a 前側面部
15b 後側面部
15c 外側側面部
15d 第1補助部材
15e 第2補助部材(腕部)
15f 切欠部
16 スプリングシート
16a 底壁部
16b 移行部
16c フランジ部
16d 延設部
16e スプリング取付部
20 内側パネル(内側部材)
25 内側凹部(凹部)
30 外側パネル(外側部材)
35 外側凹部
51 アクスルユニット
52 ハブ
52a ハブフランジ
52b 軸部
53 ハウジング
53a ハウジングフランジ部
54 ボール
70 ダンパブラケット
100 締結部材
101 締結ボルト
121 接合部
AC 軸心(後輪の中心軸)
AC1 直線
F 燃料タンク
S 車両の後部サスペンション構造
ここに開示する車両の後部サスペンション構造は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームとを有するトーションビーム式サスペンションを備えた、車両の後部サスペンション構造であって、上記トーションビームの車両前後方向の幅は上記トレーリングアーム側から車両中央に向かうにつれて漸次細くなっており、上記トレーリングアームは、上記トーションビームの接合部と上記後輪の取付部との間に屈曲部を備えており、上記屈曲部の一部又は全部は、上記後輪の中心軸よりも下側に配置されており、上記トレーリングアームの上記屈曲部よりも後側における車幅方向の幅は、該トレーリングアームの該屈曲部よりも前側における車幅方向の幅よりも大きいことを特徴とする。
また、上記トレーリングアームの上記屈曲部よりも後側における車幅方向の幅は、該トレーリングアームの該屈曲部よりも前側における車幅方向の幅よりも大きい。
好ましい態様では、上記トーションビームの前側には燃料タンクが近接して配置されている。トーションビームの前側に近接して燃料タンクが配置されたレイアウトを採用すると、トーションビームが折れた場合、燃料タンクが損傷して燃料漏れなどの重大な事故を引き起こす虞がある。本構成によれば、車両の側方から後輪に外力が作用した場合にトーションビームの折れを防止することができるから、トーションビームの前方に燃料タンクが配置されていても、トーションビームの折れに起因する燃料タンクの損傷を防ぐことができる。
また、ここに開示する車両の後部サスペンション構造は、車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームとを有するトーションビーム式サスペンションを備えた、車両の後部サスペンション構造であって、上記トーションビームの車両前後方向の幅は上記トレーリングアーム側から車両中央に向かうにつれて漸次細くなっており、上記トレーリングアームは、上記トーションビームの接合部と上記後輪の取付部との間に屈曲部を備えており、上記屈曲部の一部又は全部は、上記後輪の中心軸よりも下側に配置されており、上記後輪は、上記取付部に固定された取付ブラケットを介して上記トレーリングアームの外側に支持されており、上記取付ブラケットは、上記トレーリングアームの外側から内側に向かって該トレーリングアームを抱きかかえるように延びる腕部を備え、上記各トレーリングアームは、車幅方向内側に配置された内側部材と、該内側部材に接合され且つ車幅方向外側に配置された外側部材とを備えており、上記取付ブラケットの腕部は、上記外側部材から上記内側部材にかけて跨がるように延びており、上記外側部材の厚みは、上記内側部材の厚みよりも大きいことを特徴とする。

Claims (9)

  1. 車両前後方向に延びかつ左右の後輪をそれぞれ支持する左右一対のトレーリングアームと、車幅方向に延びかつ上記両トレーリングアームを連結するトーションビームとを有するトーションビーム式サスペンションを備えた、車両の後部サスペンション構造であって、
    上記トーションビームの車両前後方向の幅は上記トレーリングアーム側から車両中央に向かうにつれて漸次細くなっており、
    上記トレーリングアームは、上記トーションビームの接合部と上記後輪の取付部との間に屈曲部を備えており、
    上記屈曲部の一部又は全部は、上記後輪の中心軸よりも下側に配置されている
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  2. 請求項1に記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記トレーリングアームの上記屈曲部よりも後側における車幅方向の幅は、該トレーリングアームの該屈曲部よりも前側における車幅方向の幅よりも大きい
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  3. 請求項2に記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記屈曲部は、上記トレーリングアームの車幅方向内側に形成された凹部を備えた
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  4. 請求項3に記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記トーションビームと上記トレーリングアームとの接合部の内側後方に形成されたコーナー部に、該トーションビーム及び該トレーリングアームを掛け渡すように配置された左右一対のスプリングシートを備えており、
    上記トーションビームは、上記接合部側に、後方から前方中央側に向かって傾斜する傾斜面を備え、
    上記スプリングシートは、上記傾斜面に接続されている
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  5. 請求項4に記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記スプリングシートの前端には、車幅方向内側に向かうにつれて、上記傾斜面に沿って中央上方に向かう延設部が形成されている
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記後輪は、上記取付部に固定された取付ブラケットを介して上記トレーリングアームの外側に支持されており、
    上記取付ブラケットは、上記トレーリングアームの外側から内側に向かって該トレーリングアームを抱きかかえるように延びる腕部を備えた
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  7. 請求項6に記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記各トレーリングアームは、車幅方向内側に配置された内側部材と、該内側部材に接合され且つ車幅方向外側に配置された外側部材とを備えており、
    上記取付ブラケットの腕部は、上記外側部材から上記内側部材にかけて跨がるように延びている
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  8. 請求項7に記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記外側部材の厚みは、上記内側部材の厚みよりも大きい
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両の後部サスペンション構造において、
    上記トーションビームの前側には燃料タンクが近接して配置されている
    ことを特徴とする車両の後部サスペンション構造。
JP2017144382A 2017-07-26 2017-07-26 車両の後部サスペンション構造 Active JP6458832B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017144382A JP6458832B1 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 車両の後部サスペンション構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017144382A JP6458832B1 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 車両の後部サスペンション構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6458832B1 JP6458832B1 (ja) 2019-01-30
JP2019025962A true JP2019025962A (ja) 2019-02-21

Family

ID=65228983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017144382A Active JP6458832B1 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 車両の後部サスペンション構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6458832B1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10236123A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Toyota Motor Corp トーションビーム式サスペンション
JP2006281885A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsubishi Motors Corp トーションビーム式リヤサスペンション構造
JP2011046232A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Waitekku:Kk トーションビーム式サスペンション装置
JP2011111024A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Suzuki Motor Corp トーションビーム式サスペンション
JP2013220731A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Nissan Motor Co Ltd トーションビーム式リヤサスペンション装置
JP2015523263A (ja) * 2012-06-15 2015-08-13 マグナ インターナショナル インコーポレイテッド 軽量管状捩りビーム
JP2017013782A (ja) * 2015-06-15 2017-01-19 ベンテラー・アウトモビールテヒニク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車車軸における配置のためのゴム・固体支承部

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10236123A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Toyota Motor Corp トーションビーム式サスペンション
JP2006281885A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsubishi Motors Corp トーションビーム式リヤサスペンション構造
JP2011046232A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Waitekku:Kk トーションビーム式サスペンション装置
JP2011111024A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Suzuki Motor Corp トーションビーム式サスペンション
JP2013220731A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Nissan Motor Co Ltd トーションビーム式リヤサスペンション装置
JP2015523263A (ja) * 2012-06-15 2015-08-13 マグナ インターナショナル インコーポレイテッド 軽量管状捩りビーム
JP2017013782A (ja) * 2015-06-15 2017-01-19 ベンテラー・アウトモビールテヒニク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 自動車車軸における配置のためのゴム・固体支承部

Also Published As

Publication number Publication date
JP6458832B1 (ja) 2019-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5906689B2 (ja) 車両用電池搭載構造
US11084351B2 (en) Automobile rear suspension structure
JP5079061B2 (ja) 車体前部構造
JP2020044976A (ja) 車両の前部車体構造
JPWO2012017747A1 (ja) エンジンマウント支持構造
JP2021066338A (ja) 車両
JP2013049321A (ja) 車体前部構造
JP5929440B2 (ja) 自動車の車体下部構造
JP6458832B1 (ja) 車両の後部サスペンション構造
JP5365660B2 (ja) 車両下部構造
JP5374353B2 (ja) 自動車用ホイール
JP6875679B2 (ja) 自動車の後部サスペンション構造
JP4479446B2 (ja) 車体構造
KR20120045894A (ko) 차량용 서브 프레임
JP3358364B2 (ja) フロントサスペンションメンバ取付構造
JP2020044977A (ja) 車両の前部車体構造
CN211791018U (zh) 电机支架
CN109927787A (zh) 一种用于车身后部的连接结构及汽车
CN209382105U (zh) 一种前轮罩总成及汽车
JP6871897B2 (ja) 車両構造
JP2001294172A (ja) サスペンションフレーム構造
JP6935979B2 (ja) 車両前部構造
JP5846095B2 (ja) カウル構造
JP7441680B2 (ja) トーションビーム式サスペンション
JP7395930B2 (ja) 車両の下部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6458832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150