以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置、プログラム及び情報処理システムについて詳細に説明する。なお、本発明はユーザー間でトレードが行われるゲームを採用する情報処理装置、プログラム及び情報処理システム等に広く適用できる。
[実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、1台以上のクライアント端末10とサーバー装置20とがネットワークNを介して接続されている。
クライアント端末10は、ユーザーが操作するPC、スマートフォン、タブレットなどの端末装置や、家庭用や業務用のゲーム専用機器などの端末装置である。サーバー装置20は、クライアント端末10でユーザーにより行われるゲームの管理や制御、ゲーム内での課金処理等を行う。ネットワークNは、インターネット等であって、移動無線基地局などを含む。
なお、本発明は図1に示すクライアント・サーバー型の情報処理システム1の他、ゲーム内での課金処理を行う仕組みを別途設けることで単体のゲーム装置においても適用可能である。図1の情報処理システム1は一例であって用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、図1のサーバー装置20は複数のコンピューターに分散して構成してもよい。
<ハードウェア構成>
《クライアント端末及びサーバー装置》
図2は、本実施形態に係るコンピューター50の一例を示すハードウェア構成図である。本実施形態に係るクライアント端末10及びサーバー装置20は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピューター50により実現される。なお、コンピューター50は情報処理装置の一例である。
コンピューター50は、図2に示すように、CPU51、RAM52、ROM53、通信インタフェース54、入力装置55、表示装置56、外部インタフェース57、及びHDD58などを備えており、それぞれがバスラインBで相互に接続されている。なお、入力装置55及び表示装置56は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
CPU51は、ROM53やHDD58などの記憶装置からプログラムやデータをRAM52上に読み出し、読み出したプログラムやデータに基づく各種処理を実行することによって、コンピューター全体の制御や機能を実現する演算装置である。
RAM52は、プログラムやデータを一時保持するための揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例であり、CPU51が各種処理を実行する際のワークエリアとしても利用される。
ROM53は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM53には、コンピューター50の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
通信インタフェース54は、コンピューター50をネットワークNに接続するためのインタフェースである。これにより、コンピューター50は通信インタフェース54を介してデータ通信を行うことができる。
入力装置55は、ユーザー又は管理者が各種信号を入力するのに用いる装置である。本実施形態における入力装置55は、例えば、タッチパネル、操作キーやボタン、キーボードやマウスなどの操作装置である。
表示装置56は、ユーザー又は管理者に対して各種情報を画面表示するための装置である。本実施形態における表示装置56は、例えば、液晶や有機ELなどのディスプレイである。
外部インタフェース57は、外部装置とデータ通信可能に接続するためのインタフェースである。これにより、コンピューター50は外部インタフェース57を介して記録媒体の読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。外部装置は、例えば、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどの記録媒体である。
HDD58は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピューター全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。
なお、HDD58に替えて、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用してもよい。
本実施形態に係るクライアント端末10及びサーバー装置20は、上述したハードウェア構成のコンピューター50においてプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
《サーバー装置》
図3は、本実施形態に係るサーバー装置20の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るサーバー装置20は、例えば図3に示す機能ブロックにより実現される。
本実施形態に係るサーバー装置20は、プログラムを実行することにより、サーバー制御部200、サーバー記憶部220、及びサーバー通信部240を実現する。
サーバー制御部200は、各種ゲームに関する処理を実行する機能を有する。このサーバー制御部200は、ゲーム進行部201、付与部202、比較部203、売却部204、トレード部205、通知部206、及び表示制御部207を含む。
ゲーム進行部201は、クライアント端末10がユーザーから受け付けたゲーム操作に基づき、後述する対戦ゲーム、抽選ゲーム、及び合成ゲーム等、各種ゲームの進行を制御する。
付与部202は、対戦ゲームや抽選ゲームにおいて、後述するキャラクター情報に設定された複数種類のキャラクターのうち1又は複数のキャラクターをユーザーに対して付与し所持させる。
比較部203は、後述する対戦ゲーム、抽選ゲーム、及び合成ゲーム等、各種ゲームの進行や、後述するキャラクターの売却やキャラクターのトレードの進行において、キャラクター同士を比較する。
売却部204は、クライアント端末10がユーザーから受け付けたゲーム操作に基づき、ユーザーが自分自身の所持するキャラクターの中から指定した不要なキャラクターを売却する。
トレード部205は、自分にとって不要なキャラクターをトレードで獲得したい他人に譲り渡す代わりにその他人からコインを譲り受けることによって、ユーザー間においてトレードを成立させる。
通知部206は、ユーザーの操作が行われたこと等により、ユーザー間において成立したトレードに関する内容をユーザーに対して通知する。通知部206は、ユーザーに対する通知を画面表示、メール送信、プッシュ通知等によって行うことができる。
表示制御部207は、例えば、ゲーム進行部201による対戦ゲーム、抽選ゲーム、及び合成ゲーム等の進行、又はキャラクターの売却やトレードの進行に従い各種画面のデータを生成することによって、クライアント端末10の画面表示を制御する。
サーバー記憶部220は、各種ゲームに関する情報を記憶する機能を有する。このサーバー記憶部220は、キャラクター情報記憶部221、ユーザー情報記憶部222、クエスト情報記憶部223、抽選ゲーム情報記憶部224、及びトレード情報記憶部225を含む。
キャラクター情報記憶部221は、コンテンツ情報記憶部の一例であって、コンテンツの一例としてのキャラクターに関するキャラクター情報(コンテンツ情報)を記憶している。キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報には、対戦ゲーム、抽選ゲーム、合成ゲームで利用される各種キャラクター等が設定されている。
ユーザー情報記憶部222は、ユーザーに関するユーザー情報を記憶している。ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報には、ユーザーのランク、ユーザーが所持する各種キャラクター、ユーザーのトレード設定情報等が設定されている。
クエスト情報記憶部223は、クエストに関するクエスト情報を記憶している。クエスト情報記憶部223が記憶するクエスト情報には、そのクエストで獲得可能な各種キャラクターやクエスト開始に消費されるポイント量等が設定されている。
抽選ゲーム情報記憶部224は、抽選ゲームに関する抽選ゲーム情報を記憶している。抽選ゲーム情報記憶部224が記憶する抽選ゲーム情報には、その抽選ゲームで獲得可能な各種キャラクター等が設定されている。
トレード情報記憶部225は、ユーザー間におけるトレードに関するトレード情報を記憶している。トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報には、各ユーザーがトレードで獲得したい希望のキャラクター等が設定されている。
サーバー通信部240は、ネットワークNを介してクライアント端末10との通信を行う機能を有する。
《クライアント端末》
図4は、本実施形態に係るクライアント端末10の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るクライアント端末10は、例えば図4に示す機能ブロックにより実現される。
本実施形態に係るクライアント端末10は、プログラムを実行することにより、クライアント制御部100、クライアント記憶部120、クライアント通信部140、操作受付部150、画面表示部160を実現する。クライアント制御部100は、要求送信部101、応答受信部102を含む。
操作受付部150は、クライアント端末10を操作するユーザーからの操作を受け付ける。また、クライアント制御部100は、クライアント端末10におけるゲームに関する処理を行う。要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作の内容に基づき、サーバー装置20に対して要求を送信する。応答受信部102は、要求送信部101がサーバー装置20に対して送信した要求に対する処理結果などの応答を受信する。
また、クライアント記憶部120は、クライアント端末10において必要となる情報を記憶する。クライアント通信部140は、サーバー装置20との通信を行う。画面表示部160は、サーバー装置20からの制御に従い、クライアント端末10の画面表示を行う。
なお、上述したように、本実施形態に係る情報処理システム1では、サーバー装置20がゲーム進行や表示制御を行うが、クライアント端末10が行ってもよい。具体的には、ゲーム進行部及び表示制御部の少なくとも一方を、サーバー装置20のサーバー制御部200に設けない構成にする一方で、クライアント端末10のクライアント制御部100に設ける構成にしてもよい。
また、クライアント端末10のクライアント制御部100は、HTML(Hyper Text Markup Language)等で記載されたページデータやページデータ内に含まれるスクリプトなどをサーバー装置20から受信して、ゲームに関する処理を行うブラウザ型がある。また、クライアント端末10のクライアント制御部100は、インストールされたアプリケーションに基づいて、ゲームに関する処理を行うアプリケーション型がある。
<ゲームの概要>
ここでは、本実施形態におけるゲームの概要について説明する。本実施形態におけるゲームには、対戦ゲーム、抽選ゲーム、合成ゲーム、キャラクターの売却、キャラクターのトレード等が含まれている。
本実施形態における対戦ゲームは、複数キャラクターから構成されるパーティに対して敵キャラクターを出現させ、出現した敵キャラクターとパーティを構成する各キャラクターとを対戦させるゲームである。
この対戦ゲームには、敵キャラクターを倒すことを目的とするクエストが難易度に応じて複数設定されている。ユーザーは、自らの所持するキャラクター等を用いてパーティを結成し、いずれかのクエストを選択して敵キャラクターとの対戦に挑むことができる。その対戦中には、その選択されたクエストにて獲得可能に設定されたキャラクターがユーザーに付与される場合がある。
この対戦の結果、敵キャラクターを倒すことでクエストをクリアすることができた場合には、ユーザーに対し付与されたキャラクターを獲得することができる。ユーザーは、獲得したキャラクターを用いて合成ゲームを行うこともできる。
本実施形態における抽選ゲームは、ユーザーからキャラクターの抽選実行の操作を受け付けると、抽選条件に基づいて抽選対象であるキャラクター群から選択したキャラクターをユーザーに付与するゲームである。ユーザーは、付与されたキャラクターを用いて対戦ゲームや合成ゲームを行うことができる。
本実施形態における合成ゲームは、ユーザーからキャラクターの合成実行の操作を受け付けると、合成元となるキャラクター(ベースキャラクター)に合成素材となるキャラクター(素材キャラクター)を組み合せることによって、ベースキャラクターの能力を強化させたり(強化合成)、ベースキャラクターを次の段階に成長させて合成先となるキャラクター(進化キャラクター)に進化させたり(進化合成)するゲームである。
ユーザーは、自己の所持するキャラクターの中からベースキャラクターと素材キャラクターを選択し、強化合成や進化合成を行なう。強化合成では、素材キャラクターがユーザーの手元から無くなってしまう代わりに、引き続き所持するベースキャラクターの能力値を向上させたり、新たなスキルが追加させたりすることができる。進化合成では、ベースキャラクターに対して予め関連付けられた素材キャラクターすべてをそのベースキャラクターに合成させることで、すべての素材キャラクターがユーザーの手元から無くなってしまう代わりに、ベースキャラクターから成長させた進化キャラクターを所持することができる。
本実施形態における売却では、ユーザーが自分自身の所持するキャラクターの中から指定した不要なキャラクターを売却することができる。ユーザーは、不要なキャラクターを売却すると、その売却されたキャラクターがユーザーの手元から無くなってしまう代わりに、ポイントを得ることができる。
本実施形態におけるトレードでは、自分のキャラクターと他人のコインを交換することができる。ユーザーは、自分にとって不要なキャラクターを相手ユーザーに譲り渡す代わりに、そのキャラクターに相当するコインを相手ユーザーから得ることができる。相手ユーザーは、そのキャラクターに相当するコインが手元から無くなってしまう代わりに、希望のキャラクターをそのユーザーから譲り受けることができる。
<動作>
《希望キャラクターのトレード設定》
<進化合成時のトレード設定>
本実施形態における情報処理システム1においては、進化合成時にベースキャラクターの進化合成に必要となる素材キャラクターが不足していると、その不足分の素材キャラクターをトレードで獲得したい希望キャラクターとして簡単にトレード設定することができるようになっている。以下、これについて具体的に説明する。
(具体例1)
図5は、本実施形態における情報処理システム1の進化合成時のトレード設定に関する動作例を説明するフローチャートである。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にメニュー画面が表示されているときに、進化合成のための操作をクライアント端末10に対して行う。ユーザーがこの操作を行なうと、クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーのゲーム操作に基づく操作内容を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から進化合成を行うための操作内容を受け付け、キャラクター選択画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS11)。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのユーザーの所持キャラクターを取得する。その後、サーバー装置20の表示制御部207は、ユーザーの所持キャラクターが一覧表示されたキャラクター選択画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図6は、ユーザー情報の一例を示す構成図である。このユーザー情報は、項目としてユーザーID、名前、ランク、フレンドユーザー、所持キャラクター、所持ポイント、所持コイン、パーティ、トレード設定情報、キャラ履歴情報等を有する。ユーザーIDは、ユーザーを一意に識別するための情報である。名前は、ユーザー名を示す情報である。ランクは、ユーザーのゲームレベルを示す情報である。フレンドユーザーは、そのユーザーとフレンド関係にある他のユーザーを示す情報である。所持キャラクターは、ユーザーが所持する1又は複数の各種キャラクターを示す情報である。ここでは、図中にて括弧書きで示すように、所持キャラクターの所持数も併せて設定されている。所持ポイントは、ユーザーが所持するゲームポイントの量を示す情報である。所持コインは、ユーザーが所持するゲームコインの量を示す情報である。パーティは、ユーザーのパーティを構成する各キャラクターを示す情報である。トレード設定情報は、トレード対象として設定された希望キャラクターに関する情報である。キャラ履歴情報は、ユーザーがこれまで所持したことのあるキャラクター等に関する履歴情報である。
図5に戻り、次に、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にキャラクター選択画面が表示されているときに、いずれかのベースキャラクターを指定する操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーがいずれかのベースキャラクターを指定する操作を行なうと、ユーザーのベースキャラクター指定に基づく操作内容を受け付ける(ステップS12)。
そして、クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付けると、キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報を参照して、ユーザーによって指定されたベースキャラクターに対応付けられた複数の素材キャラクター(つまりベースキャラクターの進化合成に必要となる素材キャラクター)と、そのベースキャラクターに対応付けられた合成先となる進化キャラクターを取得する(ステップS13)。
図7は、キャラクター情報の一例を示す構成図である。このキャラクター情報は、項目としてキャラクターID、名称、レアリティ、能力パラメーター、コイン数、進化キャラクター、素材キャラクター等を有する。キャラクターIDは、ベースキャラクターや素材キャラクターを含む各種キャラクターを一意に識別するための情報である。名称は、キャラクター名を示す情報である。レアリティは、キャラクターの希少価値を示す情報である。ここでは、複数段階(例えば5段階)のレアリティのうちのいずれかが設定される。能力パラメーターは、キャラクターの能力を示す情報である。ここでは、攻撃、防御、HP等の能力値が設定されている。コイン数は、そのキャラクターの価値に相当するコインの数量を示す情報である。進化キャラクターは、進化合成を行なった際に、合成先となる進化後のキャラクターを示す情報である。なお、1つのキャラクターに対して2種類以上の進化キャラクターを設定することも可能である。素材キャラクターは、合成元となるキャラクターに予め関連付けられた合成素材となるキャラクターを示す情報である。この素材キャラクターは、ベースキャラクターの進化合成に必要となるキャラクターとなる。
図5に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、ユーザーによって指定されたベースキャラクターに対応付けられた複数の素材キャラクター等を取得すると、比較部203に対して比較処理の実行を要求する。サーバー装置20の比較部203は、ゲーム進行部201から比較処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクターを参照して、上述したステップS13の処理にて取得された複数の素材キャラクターとユーザーの所持キャラクターを比較する。そして、サーバー装置20の比較部203は、その比較の結果に基づいて、その複数の素材キャラクターの中にユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターが存在するか否かを判定する(ステップS14)。
すなわち、サーバー装置20の比較部203は、その比較により、複数の素材キャラクターのそれぞれとユーザーの所持キャラクターが一致しなければ、複数の素材キャラクターのうち、ユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターを特定することができる。
この判定の結果、複数の素材キャラクターの中にユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターが存在しないと判定された場合は、後述するステップS20の処理に進む。その一方で、複数の素材キャラクターの中にユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターが存在すると判定された場合は、次のステップS15の処理に進む。
図5に戻り、次に、サーバー装置20の比較部203は、複数の素材キャラクターの中にユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターが存在すると判定された場合に、問合せ画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS15)。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、比較部203から画面表示制御の実行を要求されると、図8に示すような問合せ画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図8は、問合せ画面の一例を示すイメージ図である。図8に示す問合せ画面500には、複数の素材キャラクターの中にユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターが表示されており、その不足分の素材キャラクターについてトレード設定を開始するための操作ボタン501と、不足分の素材キャラクターについてトレード設定を開始しないための操作ボタン502が配置されている。
不足分の素材キャラクターについてのトレード設定を希望しないユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面500が表示されているときに、操作ボタン502を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
不足分の素材キャラクターについてのトレード設定を希望するユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面500が表示されているときに、操作ボタン501を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーからトレード設定を行なうための操作又はトレード設定を行なわないための操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
図5に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、トレード設定を行なうための操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS16)。
この判定の結果、トレード設定を行なわないための操作を受け付けた場合には、上述したステップS11の処理に戻って、キャラクター選択画面にてユーザーにベースキャラクターを新たに指定させる一方で、トレード設定を行なうための操作を受け付けた場合は、次のステップS17の処理に進む。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、トレード設定を行なうための操作が受け付けられた場合に、トレード設定画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS17)。そして、表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、図9に示すようなトレード設定画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図9は、トレード設定画面の一例を示すイメージ図である。図9に示すトレード設定画面510には、トレード対象となる希望キャラクター(つまり、ユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクター)が表示されており、その希望キャラクターの設定個数を選択するための操作ボタン511と、その不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとしてトレード設定するための操作ボタン512が配置されている。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にトレード設定画面510が表示されているときに、操作ボタン511で設定個数を選択した上で、操作ボタン512を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、そのユーザーから希望キャラクターをトレード設定するためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
図5に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、希望キャラクターをトレード設定するためのゲーム操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS18)。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザーから希望キャラクターをトレード設定するためのゲーム操作を受け付けた場合には、トレード部205に対してトレード設定処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード設定処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定されたトレード設定情報を更新すると共に、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、そのユーザーの希望キャラクターをトレード対象として設定登録する(ステップS19)。この際、サーバー装置20のトレード部205は、キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報を参照して、そのトレード対象として設定された希望キャラクターに対応付けられたコイン数を取得する。そして、サーバー装置20のトレード部205は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定されたユーザーの所持コインから、その取得された希望キャラクターに対応付けられたコイン数を減じる。なお、トレード成立時に、希望キャラクターを譲り渡した相手ユーザーがその減じた分のコインを譲り受けることになる。
図10は、トレード設定情報の一例を示す構成図である。このトレード設定情報は、項目として設定枠、希望キャラクター等を有する。設定枠は、希望キャラクターをセットできる各々の設定枠を特定するための情報である。ここでは、5個の設定枠が設けられているため、トレードで獲得したい希望キャラクターを最大で5体まで設定登録することができる。希望キャラクターは、その設定枠にセットされた希望キャラクターを示す情報である。
図11は、トレード情報の一例を示す構成図である。このトレード情報は、項目としてトレードID、希望ユーザー、希望キャラクター、トレード可能期間等を有する。トレードIDは、それぞれのトレードを一意に識別するための情報である。希望ユーザーは、トレードでキャラクターを譲り受けることを希望するユーザーを示す情報である。希望キャラクターは、希望ユーザーがトレードで獲得したいキャラクターを示す情報である。トレード可能期間は、ユーザー間でトレードを行なうことができる期間を示す情報である。
このようにして、不足分の素材キャラクターが希望キャラクターとしてトレード設定されると、上述したステップS11の処理に戻って、キャラクター選択画面にてユーザーにベースキャラクターを新たに指定させる。
図5に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、進化合成画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS20)。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、進化合成画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に進化合成画面が表示されているときに、進化合成を行なうためのゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、そのユーザーから進化合成を行なうためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、進化合成を行なうためのゲーム操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS21)。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザーから進化合成を行なうためのゲーム操作を受け付けた場合には、進化合成処理を実行する(ステップS22)。すなわち、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクターを更新して、ベースキャラクター、及びそのベースキャラクターに対して予め関連付けられた素材キャラクターすべてをユーザーの所持キャラクターから削除すると共に、そのベースキャラクターに対して予め関連付けられた進化キャラクターをユーザーの所持キャラクターに追加する。
このようにして、ユーザーがベースキャラクターを指定すると、その指定されたベースキャラクターの進化合成に必要となる複数の素材キャラクターのうち、そのユーザー所持していない不足分の素材キャラクターが特定される。そのため、ユーザーはその特定された不足分の素材キャラクターについてトレード設定するためのゲーム操作を選択するだけで、その不足分の素材キャラクターをトレードで獲得したい希望キャラクターに簡単に設定することができる。
(具体例2)
前述の具体例1では、上記のステップS14の処理にて複数の素材キャラクターの中にユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターが存在するか否かが判定され、不足分の素材キャラクターが存在する場合に、上記のステップS15の処理にて問合せ画面500をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる場合を例に挙げて説明したが、この際に図12に示す進化合成画面を表示させることも可能である。
図12は、進化合成画面の一例を示すイメージ図である。図12に示す進化合成画面550には、進化キャラクター表示領域551、ベースキャラクター表示領域552、素材キャラクター表示領域553、不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとしてトレード設定するための操作ボタン554、その希望キャラクターの設定個数を選択するための操作ボタン555が表示されている。
進化キャラクター表示領域551には、上述したステップS13の処理において取得された進化キャラクターが表示される。ここでは、進化キャラクターとして「キャラS」が表示されている。
ベースキャラクター表示領域552には、上述したステップS12の処理においてユーザーによって指定されたベースキャラクターが表示される。ここでは、ベースキャラクターとして「キャラA」が表示されている。つまり、合成元の「キャラA」について進化合成を行うと、合成先として「キャラS」に進化することになる。
素材キャラクター表示領域553には、上述したステップS13の処理において取得された複数の素材キャラクターが表示される。ここでは、素材キャラクターとして「キャラX」、「キャラY」、「キャラZ」が表示されている。つまり、合成元の「キャラA」の進化合成には、この3体の素材キャラクターが必要となる。また、上述したステップS14の処理において特定された不足分の素材キャラクター(ユーザーが未だ所持していない素材キャラクター)については、他の素材キャラクターと区別して表示される。ここでは、ユーザーが未だ所持していない不足分の素材キャラクターである「キャラX」と「キャラZ」が破線で囲われている。一方で、ユーザーが既に所持している素材キャラクターである「キャラY」は実線で囲われている。
不足分の素材キャラクターのそれぞれには、操作ボタン554及び操作ボタン555が対応付けて表示されている。ここでは、不足分の素材キャラクターである「キャラX」と「キャラZ」に対応付けて操作ボタン554及び操作ボタン555が表示されている。
そして、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に進化合成画面550が表示されているときに、いずれかの不足分の素材キャラクターの設定個数を操作ボタン555で選択した上で、その不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとしてトレード設定を行なうための操作ボタン554を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーからトレード設定を行なうための操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとしてトレード設定するためのゲーム操作を受け付けたか否かを判定する。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとしてトレード設定を行なうための操作が受け付けられた場合に、トレード部205に対してトレード設定処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード設定処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定されたトレード設定情報を更新すると共に、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、その不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとして設定登録する。
この際、サーバー装置20のトレード部205は、キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報を参照して、そのトレード対象として設定された希望キャラクターに対応付けられたコイン数を取得する。そして、サーバー装置20のトレード部205は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定されたユーザーの所持コインから、その取得された希望キャラクターに対応付けられたコイン数を減じる。なお、トレード成立時に、希望キャラクターを譲り渡した相手ユーザーがその減じた分のコインを譲り受けることになる。
このようにして、進化合成画面上にて、ユーザーが指定したベースキャラクターの進化合成に必要となる複数の素材キャラクターのうち、そのユーザーが所持していない不足分の素材キャラクターについてトレード設定するためのゲーム操作を選択するだけで、その不足分の素材キャラクターをトレードで獲得したい希望キャラクターに簡単に設定することができる。
<キャラクターリスト画面でのトレード設定>
本実施形態における情報処理システム1においては、キャラクターリスト画面にていずれかのキャラクターを指定すると、その指定されたキャラクターをトレードで獲得したい希望キャラクターとして簡単にトレード設定することができるようになっている。以下、これについて具体的に説明する。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にメニュー画面が表示されているときに、トレード設定のための操作をクライアント端末10に対して行う。ユーザーがこの操作を行なうと、クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーのゲーム操作に基づく操作内容を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10からトレード設定を行うための操作内容を受け付け、希望キャラクター設定画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのユーザーのトレード設定情報を取得する。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、その取得したトレード設定情報を参照して、ユーザーの希望キャラクターが設定枠ごとに表示された希望キャラクター設定画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図13は、希望キャラクター設定画面の一例を示すイメージ図である。図13に示す希望キャラクター設定画面560には、希望キャラクターリスト561が表示されている。希望キャラクターリスト561には、設定枠に対応付けて希望キャラクターが表示されると共に、操作ボタン562が配置されている。操作ボタン562は、設定枠に希望キャラクターが既に設定されている場合には、その希望キャラクターの解除を行なうための操作ボタンとして機能し、未だ希望キャラクターが設定されていない場合には(設定枠が空き状態である場合には)、新たに希望キャラクターの設定を行なうための操作ボタンとして機能する。
次に、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に希望キャラクター設定画面560が表示されているときに、いずれかの操作ボタン562を選択する操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーがいずれかの操作ボタン562を選択する操作を行なうと、その操作内容を受け付ける。そして、クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、ユーザーから新たに希望キャラクターをトレード設定するためのゲーム操作(つまり、「設定」が表示されている操作ボタン562を選択するゲーム操作)を受け付けたか否かを判定する。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザーから新たに希望キャラクターをトレード設定するためのゲーム操作を受け付けた場合には、キャラクターリスト画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、クエスト情報記憶部223が記憶するクエスト情報を参照して、クエストで獲得可能である獲得可能キャラクターをすべて取得する。その後、サーバー装置20の表示制御部207は、クエストで獲得可能である獲得可能キャラクターが一覧表示されたキャラクターリスト画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図14は、クエスト情報の一例を示す構成図である。このクエスト情報は、項目としてクエストID、名称、消費ポイント、プレイ可能日、獲得可能キャラクター、敵キャラクター等を有する。クエストIDは、クエストを一意に識別するための情報である。名称は、クエスト名を示す情報である。消費ポイントは、そのクエストをプレイする際に消費されるポイントの量を示す情報である。プレイ可能日は、そのクエストをプレイできる日時や曜日等を示す日程情報である。獲得可能キャラクターは、そのクエストをクリアしたときに所定確率に基づいて獲得できる各種キャラクターを示す情報である。敵キャラクターは、そのクエストにて出現する各種キャラクターを示す情報である。ここでは、メインとなるボスキャラクターに設定された敵キャラクターと、ボス以外のサブキャラクターに設定された敵キャラクターとが含まれる。
次に、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にキャラクターリスト画面が表示されているときに、いずれかのキャラクターを指定する操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーがいずれかのキャラクターを指定する操作を行なうと、ユーザーのキャラクター指定に基づく操作内容を受け付ける。
そして、クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付けると、トレード部205に対してトレード設定処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード設定処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定されたトレード設定情報を更新すると共に、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、その指定されたキャラクターを希望キャラクターとして設定登録する。
この際、サーバー装置20のトレード部205は、キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報を参照して、そのトレード対象として設定された希望キャラクターに対応付けられたコイン数を取得する。そして、サーバー装置20のトレード部205は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定されたユーザーの所持コインから、その取得された希望キャラクターに対応付けられたコイン数を減じる。なお、トレード成立時に、希望キャラクターを譲り渡した相手ユーザーがその減じた分のコインを譲り受けることになる。
このようにして、キャラクターリスト画面上にて、クエストで獲得可能なキャラクターを選択した上でトレード設定するためのゲーム操作を選択するだけで、その指定されたキャラクターをトレードで獲得したい希望キャラクターに簡単に設定することができる。
《希望キャラクターのトレード成立》
<売却時のトレード成立>
図15は、本実施形態における情報処理システム1の売却時のトレード成立に関する動作例を説明するフローチャートである。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にメニュー画面が表示されているときに、キャラクター売却のための操作をクライアント端末10に対して行う。ユーザーがこの操作を行なうと、クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーのゲーム操作に基づく操作内容を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10からキャラクター売却を行うための操作内容を受け付け、キャラクター選択画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS31)。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのユーザーの所持キャラクターを取得する。その後、サーバー装置20の表示制御部207は、ユーザーの所持キャラクターが一覧表示されたキャラクター選択画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
次に、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にキャラクター選択画面が表示されているときに、売却対象となるいずれかのキャラクターを指定する操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーがいずれかの売却対象となるキャラクターを指定する操作を行なうと、ユーザーの売却対象キャラクター指定に基づく操作内容を受け付ける(ステップS32)。
そして、クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付けると、比較部203に対して比較処理の実行を要求する。サーバー装置20の比較部203は、ゲーム進行部201から比較処理の実行を要求されると、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を参照して、上述したステップS32の処理にてユーザーに指定された売却対象となるキャラクターと他のユーザーの希望キャラクターを比較する。そして、サーバー装置20の比較部203は、その比較の結果に基づいて、その売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであるか否かを判定する(ステップS33)。
すなわち、サーバー装置20の比較部203は、その比較により、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクターと他のユーザーの希望キャラクターが一致すれば、売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであることを特定することができる。
この判定の結果、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターでないと判定された場合は、後述するステップS37の処理に進む。その一方で、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであると判定された場合には、次のステップS34の処理に進む。
次に、サーバー装置20の比較部203は、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであると判定された場合に、問合せ画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS34)。そして、表示制御部207は、比較部203から画面表示制御の実行を要求されると、図16に示すような問合せ画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図16は、問合せ画面の一例を示すイメージ図である。図16に示す問合せ画面600には、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクターが表示されており、その売却対象となるキャラクターを獲得したい他のユーザーとのトレードを成立させるための操作ボタン601と、その売却対象となるキャラクターを獲得したい他のユーザーとのトレードに応じないための操作ボタン602が配置されている。
売却対象となるキャラクターについてのトレード成立に応じないユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面600が表示されているときに、操作ボタン602を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
売却対象となるキャラクターについてのトレード成立に応じるユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面600が表示されているときに、操作ボタン601を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーからトレード成立に応じるための操作又はトレード成立に応じないための操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
図15に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、トレード成立に応じるための操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS35)。
この判定の結果、トレード成立に応じないための操作を受け付けた場合には、後述するステップS37の処理に進む。その一方で、トレード成立に応じるための操作を受け付けた場合は、次のステップS36の処理に進む。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、トレード成立に応じるための操作が受け付けられた場合に、トレード部205に対してトレード成立処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード成立処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクター及びトレード設定情報を更新して、そのユーザーの所持キャラクターから売却対象となるキャラクターを削除すると共にその売却対象となるキャラクターが他のユーザーの所持キャラクターとなるようにする代わりに、その売却対象となるキャラクターに相当するコイン数を他のユーザーの所持コインから減じると共にそのコイン数をそのユーザーの所持コインに加える。また、サーバー装置20のトレード部205は、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、その売却対象となるキャラクターと一致する他のユーザーの希望キャラクターを削除する(ステップS36)。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、売却画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS37)。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、売却画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に売却画面が表示されているときに、キャラクター売却を行なうためのゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、そのユーザーからキャラクター売却を行なうためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、キャラクター売却を行なうためのゲーム操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS38)。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザーからキャラクター売却を行なうためのゲーム操作を受け付けた場合には、売却部204に対してその売却対象となるキャラクターについての売却処理の実行を要求する(ステップS39)。サーバー装置20の売却部204は、ゲーム進行部201から売却処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報を更新して、その指定された売却対象となるキャラクターをユーザーの所持キャラクターから削除すると共に、そのユーザーの所持ポイントに所定量のポイントを加える。
このようにして、ユーザーが売却対象となるキャラクターを指定すると、その指定された売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターと一致すれば、その売却対象となるキャラクターを売却せずに他のユーザーに譲り渡すことによってトレードを成立させることができる。これにより、自分にとって不要なキャラクターを売却せずにその獲得を希望する他のユーザーに譲り渡すことでトレードを成立させることができるようになるので、ユーザー間にて効率良くトレードできるようになる。
<強化合成時のトレード成立>
図17は、本実施形態における情報処理システム1の強化合成時のトレード成立に関する動作例を説明するフローチャートである。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にメニュー画面が表示されているときに、強化合成のための操作をクライアント端末10に対して行う。ユーザーがこの操作を行なうと、クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーのゲーム操作に基づく操作内容を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から強化合成を行うための操作内容を受け付け、キャラクター選択画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS51)。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのユーザーの所持キャラクターを取得する。その後、サーバー装置20の表示制御部207は、ユーザーの所持キャラクターが一覧表示されたキャラクター選択画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
次に、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にキャラクター選択画面が表示されているときに、いずれかのベースキャラクター及びそのベースキャラクターの強化合成に用いる素材キャラクターを指定する操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーがいずれかのベースキャラクター及び素材キャラクターを指定する操作を行なうと、ユーザーのベースキャラクター指定に基づく操作内容を受け付ける(ステップS52)。
そして、クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付けると、比較部203に対して比較処理の実行を要求する。サーバー装置20の比較部203は、ゲーム進行部201から比較処理の実行を要求されると、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を参照して、上述したステップS52の処理にてユーザーに指定された素材キャラクターと他のユーザーの希望キャラクターを比較する。そして、サーバー装置20の比較部203は、その比較の結果に基づいて、その素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであるか否かを判定する(ステップS53)。
すなわち、サーバー装置20の比較部203は、その比較により、ユーザーに指定された素材キャラクターと他のユーザーの希望キャラクターが一致すれば、素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであることを特定することができる。
この判定の結果、ユーザーに指定された素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターでないと判定された場合は、後述するステップS59の処理に進む。その一方で、ユーザーに指定された素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであると判定された場合には、次のステップS54の処理に進む。
次に、サーバー装置20の比較部203は、ユーザーに指定された素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであると判定された場合に、問合せ画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS54)。そして、表示制御部207は、比較部203から画面表示制御の実行を要求されると、図18に示すような問合せ画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図18は、問合せ画面の一例を示すイメージ図である。図18に示す問合せ画面610には、ユーザーに指定された素材キャラクターが表示されており、その素材キャラクターを獲得したい他のユーザーとのトレードを成立させるための操作ボタン611と、その素材キャラクターを獲得したい他のユーザーとのトレードに応じないための操作ボタン612が配置されている。
素材キャラクターについてのトレード成立に応じないユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面610が表示されているときに、操作ボタン612を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
素材キャラクターについてのトレード成立に応じるユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面610が表示されているときに、操作ボタン611を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーからトレード成立に応じるための操作又はトレード成立に応じないための操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
図17に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、トレード成立に応じるための操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS55)。
この判定の結果、トレード成立に応じないための操作を受け付けた場合には、後述するステップS59の処理に進む。その一方で、トレード成立に応じるための操作を受け付けた場合は、次のステップS56の処理に進む。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、トレード成立に応じるための操作が受け付けられた場合に、トレード部205に対してトレード成立処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード成立処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクター及びトレード設定情報を更新して、そのユーザーの所持キャラクターから素材キャラクターを削除すると共にその素材キャラクターが他のユーザーの所持キャラクターとなるようにする代わりに、その素材キャラクターに相当するコイン数を他のユーザーの所持コインから減じると共にそのコイン数をそのユーザーの所持コインに加える。また、サーバー装置20のトレード部205は、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、その素材キャラクターと一致する他のユーザーの希望キャラクターを削除する(ステップS56)。
このようにして、強化合成用の素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターと一致することによってトレードが成立すると、上述したステップS51の処理に戻って、キャラクター選択画面にてユーザーにベースキャラクターの強化合成に用いる素材キャラクターを新たに指定させる。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、強化合成画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS57)。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、強化合成画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に強化合成画面が表示されているときに、強化合成を行なうためのゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、そのユーザーから強化合成を行なうためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、強化合成を行なうためのゲーム操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS58)。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザーから強化合成を行なうためのゲーム操作を受け付けた場合には、強化合成処理を実行する(ステップS59)。すなわち、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクターを更新して、その素材キャラクターをユーザーの所持キャラクターから削除すると共に、そのベースキャラクターに設定された能力パラメーターの現時点における値を上昇させる。
このようにして、ユーザーが強化合成に用いる素材キャラクターを指定すると、その指定された素材キャラクターが他のユーザーの希望キャラクターと一致すれば、その素材キャラクターを合成素材とせずに他のユーザーに譲り渡すことによってトレードを成立させることができる。これにより、自分にとって不要なキャラクターを合成素材とせずにその獲得を希望する他のユーザーに譲り渡すことでトレードを成立させることができるようになるので、ユーザー間にて効率良くトレードできるようになる。
<クエストクリア時のトレード成立>
(具体例1)
図19は、本実施形態における情報処理システム1のクエストクリア時のトレード成立に関する動作例を説明するフローチャートである。
サーバー装置20のゲーム進行部201は、プレイ結果によりユーザーがクエストをクリアしたことを決定すると、比較部203に対して比較処理の実行を要求する。サーバー装置20の比較部203は、ゲーム進行部201から比較処理の実行を要求されると、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を参照して、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターと他のユーザーの希望キャラクターを比較する。そして、サーバー装置20の比較部203は、その比較の結果に基づいて、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであるか否かを判定する(ステップS71)。
すなわち、サーバー装置20の比較部203は、その比較により、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターと他のユーザーの希望キャラクターが一致すれば、そのクエストで獲得されたキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであることを特定することができる。
この判定の結果、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターでないと判定された場合は、後述するステップS75の処理に進む。その一方で、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであると判定された場合には、次のステップS72の処理に進む。
次に、サーバー装置20の比較部203は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターであると判定された場合に、問合せ画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS72)。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、比較部203から画面表示制御の実行を要求されると、図20に示すような問合せ画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図20は、問合せ画面の一例を示すイメージ図である。図20に示す問合せ画面650には、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターが表示されており、そのキャラクターを獲得したい他のユーザーとのトレードを成立させるための操作ボタン651と、そのキャラクターを獲得したい他のユーザーとのトレードに応じないための操作ボタン652が配置されている。
クエストで獲得されたキャラクターについてのトレード成立に応じないユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面650が表示されているときに、操作ボタン652を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クエストで獲得されたキャラクターについてのトレード成立に応じるユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に問合せ画面650が表示されているときに、操作ボタン651を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーからトレード成立に応じるための操作又はトレード成立に応じないための操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
図19に戻り、次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、トレード成立に応じるための操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS73)。
この判定の結果、トレード成立に応じないための操作を受け付けた場合には、後述するステップS75の処理に進む。その一方で、トレード成立に応じるための操作を受け付けた場合は、次のステップS74の処理に進む。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、トレード成立に応じるための操作が受け付けられた場合に、トレード部205に対してトレード成立処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード成立処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクター及びトレード設定情報を更新して、そのクエストで獲得されたキャラクターをユーザーの所持キャラクターとすることなく他のユーザーの所持キャラクターとなるようにする代わりに、そのクエストで獲得されたキャラクターに相当するコイン数を他のユーザーの所持コインから減じると共にそのコイン数をそのユーザーの所持コインに加える。また、サーバー装置20のトレード部205は、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、そのクエストで獲得されたキャラクターと一致する他のユーザーの希望キャラクターを削除する(ステップS74)。
次に、サーバー装置20のゲーム進行部201は、クエストクリア画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する(ステップS75)。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、クエストクリア画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にクエストクリア画面が表示されているときに、クエストで獲得されたキャラクターを所持キャラクターとするためのゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、そのクエストで獲得されたキャラクターを所持キャラクターとするためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、そのクエストで獲得されたキャラクターを所持キャラクターとするためのゲーム操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS76)。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザーからクエストで獲得されたキャラクターを所持キャラクターとするためのゲーム操作を受け付けた場合には、獲得処理を実行する(ステップS77)。すなわち、サーバー装置20のゲーム実行部201は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクターを更新して、そのクエストで獲得されたキャラクターをユーザーの所持キャラクターに加える。
このようにして、ユーザーがクエストクリアによってキャラクターを獲得すると、その獲得されたキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターと一致すれば、その獲得されたキャラクターを自己の所持キャラクターとせずに他のユーザーに譲り渡すことによってトレードを成立させることができる。これにより、自分にとって不要なキャラクターを所持せずにその獲得を希望する他のユーザーに譲り渡すことでトレードを成立させることができるようになるので、ユーザー間にて効率良くトレードできるようになる。
(具体例2)
前述の具体例1では、上記のステップS71の処理にて、ユーザーがクエストで獲得されたキャラクターと他のユーザーの希望キャラクターと一致する場合に、上記のステップS72の処理にて問合せ画面650をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる場合を例に挙げて説明したが、図21に示す他のユーザー閲覧画面を表示させることも可能である。
図21は、他のユーザー閲覧画面の一例を示すイメージ図である。図21に示す他のユーザー閲覧画面700には、他のユーザーリスト701が表示されている。ここでは、他のユーザーリスト701には、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターと一致する希望キャラクターを持つ他のユーザーが抽出され一覧表示されている。つまり、他のユーザーの希望キャラクターである「キャラX」及び「キャラY」は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターと一致していることになる。また、「キャラX」は「ユーザー1」及び「ユーザー2」の双方の希望キャラクターとなっている。そして、「キャラX」及び「キャラY」には、他のユーザーとのトレードを成立させるための操作ボタン702がそれぞれ対応付けて配置されている。
トレード成立に応じるユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に他のユーザー閲覧画面700が表示されているときに、いずれかの操作ボタン702を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。なお、「キャラX」は「ユーザー1」及び「ユーザー2」双方の希望キャラクターとなっているため、いずれか一方の「キャラX」の操作ボタン702が選択されると、他方の「キャラX」の操作ボタン702がグレーアウトで表示され、さらに他方の「キャラX」の操作ボタン702の選択ができないように制限される。
クライアント端末10の操作受付部150は、そのユーザーからトレード成立に応じるためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、トレード成立に応じるためのゲーム操作を受け付けた場合に、トレード部205に対してトレード成立処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード設定処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクター及びトレード設定情報を更新して、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターを他のユーザーの所持キャラクターとなるようにする代わりに、そのユーザーがクエストで獲得したキャラクターに相当するコイン数を他のユーザーの所持コインから減じると共にそのコイン数をそのユーザーの所持コインに加える。また、サーバー装置20のトレード部205は、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、そのユーザーがクエストで獲得したキャラクターと一致する他のユーザーの希望キャラクターを削除する。
このようにして、ユーザーがクエストクリアによってキャラクターを獲得すると、その獲得されたキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターと一致すれば、他のユーザー閲覧画面にて、その獲得されたキャラクターを自己の所持キャラクターとせずに他のユーザーに譲り渡すことによってトレードを成立させることができる。これにより、自分にとって不要なキャラクターを所持せずにその獲得を希望する他のユーザーに譲り渡すことでトレードを成立させることができるようになるので、ユーザー間にて効率良くトレードできるようになる。
<フレンドリスト画面でのトレード成立>
ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にメニュー画面が表示されているときに、フレンドリストを閲覧するための操作をクライアント端末10に対して行なう。ユーザーがこの操作を行なうと、クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーのゲーム操作に基づく操作内容を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10からフレンドリストを閲覧するための操作内容を受け付け、フレンドリスト画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、ゲーム進行部201から画面表示制御の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのユーザーのフレンドユーザーを取得する。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、その取得したフレンドユーザーに基づいて、そのユーザーのフレンドユーザーが一覧表示されたフレンドリスト画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
次に、ユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160にフレンドリスト画面が表示されているときに、いずれかのフレンドユーザーを指定する操作をクライアント端末10に対して行う。クライアント端末10の操作受付部150は、ユーザーがいずれかのフレンドユーザーを指定する操作を行なうと、ユーザーのフレンドユーザー指定に基づく操作内容を受け付ける。
そして、クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。サーバー装置20のゲーム進行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付けると、比較部203に対して比較処理の実行を要求する。サーバー装置20の比較部203は、ゲーム進行部201から比較処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのフレンドユーザーのトレード設定情報を取得すると共に、ユーザーの所持キャラクターを取得する。そして、サーバー装置20の比較部203は、ユーザーの所持キャラクターとそのフレンドユーザーの希望キャラクターを比較し、その比較の結果に基づいて、ユーザーの所持キャラクターがフレンドユーザーの希望キャラクターであるか否かを判定する。
すなわち、サーバー装置20の比較部203は、その比較により、ユーザーの所持キャラクターとフレンドユーザーの希望キャラクターが一致すれば、ユーザーの所持キャラクターがフレンドユーザーの希望キャラクターであることを特定することができる。
次に、サーバー装置20の比較部203は、そのフレンドユーザーの希望キャラクター閲覧画面をクライアント端末10に表示させるように表示制御部207に画面表示制御の実行を要求する。
具体的には、サーバー装置20の表示制御部207は、比較部203から画面表示制御の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報からそのフレンドユーザーのトレード設定情報を取得する。そして、サーバー装置20の表示制御部207は、その取得したフレンドユーザーのトレード設定情報を参照して、そのフレンドユーザーの希望キャラクターが一覧表示された希望キャラクター閲覧画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
図22は、希望キャラクター閲覧画面の一例を示すイメージ図である。図22に示す希望キャラクター閲覧画面710には、希望キャラクターリスト711が表示されている。希望キャラクターリスト711には、設定枠に対応付けてフレンドユーザーの希望キャラクターが表示されている。ユーザーの所持キャラクターと一致するフレンドユーザーの希望キャラクターについては、その他の希望キャラクターと区別して表示される。ここでは、ユーザーの所持キャラクターと一致するフレンドユーザーの希望キャラクターは実線で囲われていて、その他の希望キャラクターは破線で囲われている。つまり、フレンドユーザーの希望キャラクターである「キャラX」及び「キャラB」は、ユーザーの所持キャラクターと一致していることになる。「キャラX」及び「キャラB」には、そのフレンドユーザーとのトレードを成立させるための操作ボタン712がそれぞれ対応付けて配置されている。
トレード成立に応じるユーザーは、クライアント端末10の画面表示部160に希望キャラクター閲覧画面710が表示されているときに、操作ボタン712を選択するゲーム操作をクライアント端末10に対して行う。
クライアント端末10の操作受付部150は、そのユーザーからトレード成立に応じるためのゲーム操作を受け付ける。クライアント端末10の要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作内容に基づき、サーバー装置20に要求を行う。
次に、サーバー装置20のゲーム実行部201は、クライアント端末10から操作内容を受け付け、トレード成立に応じるためのゲーム操作を受け付けた場合に、トレード部205に対してトレード成立処理の実行を要求する。サーバー装置20のトレード部205は、ゲーム進行部201からトレード設定処理の実行を要求されると、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクター及びトレード設定情報を更新して、そのフレンドユーザーの希望キャラクターに一致するユーザーの所持キャラクターを他のユーザーの所持キャラクターとなるようにする代わりに、そのフレンドユーザーの希望キャラクターに一致するユーザーの所持キャラクターに相当するコイン数を他のユーザーの所持コインから減じると共にそのコイン数をそのユーザーの所持コインに加える。また、サーバー装置20のトレード部205は、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、そのユーザーの所持キャラクターと一致するフレンドユーザーの希望キャラクターを削除する。
このようにして、フレンドリスト画面上にて、ユーザーがフレンドリストからいずれかのフレンドユーザーを選択すると、そのフレンドユーザーの希望キャラクターとユーザー一の所持キャラクターが一致すれば、そのユーザーの所持キャラクターを他のユーザーに譲り渡すことによってトレードを成立させることができる。これにより、ユーザーがフレンドユーザーの希望キャラクターを閲覧した際に、そのフレンドユーザーの希望キャラクターと一致する自分の所持キャラクターを譲り渡すことによってトレードを成立させることができるようになるので、ユーザー間にて効率良くトレードできるようになる。
[その他の実施形態]
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<トレード対象>
前述の実施形態では、自分のキャラクターと他人のコイン(そのキャラクターに相当するコイン数)をトレードする場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザー間でキャラクター同士をトレードすることも可能である。つまり、ユーザーは、1つの希望キャラクター(相手ユーザーから譲り受けるキャラクター)と、自分の所持キャラクターの中から選択した1つの出品キャラクター(相手ユーザーに譲り渡すキャラクター)とをトレード設定することも可能である。
また、ユーザーは、複数の希望キャラクターをトレード設定することも可能である。具体的には、ユーザーが1つの出品キャラクターと、複数の希望キャラクターとをトレード設定した場合に、他のユーザーは、当該複数の希望キャラクターの全部又は一部のキャラクターを出品する(トレード設定する)ことで、当該複数の希望キャラクターの全部又は一部のキャラクターをそのユーザーに譲り渡す代わりに、当該1つの出品キャラクターをそのユーザーから譲り受けることができる。
また、ユーザーは、複数の出品キャラクターをトレード設定することも可能である。具体的には、ユーザーが複数の出品キャラクターと、1つの希望キャラクターとをトレード設定した場合に、他のユーザーは、当該1つの希望キャラクターを出品する(トレード設定する)ことで、当該1つの希望キャラクターをそのユーザーに譲り渡す代わりに、当該複数の出品キャラクターの全部又は一部のキャラクターをそのユーザーから譲り受けることができる。
このほかにも、例えば、ユーザーが複数の出品キャラクターと、複数の希望キャラクターとをトレード設定した場合には、他のユーザーは、当該複数の希望キャラクターの全部又は一部のキャラクターを出品する(トレード設定する)ことで、当該複数の出品キャラクターの全部又は一部のキャラクターとトレードを行うことができる。
また、前述の実施形態では、自分のキャラクターと他人のコインをトレードする場合において、そのキャラクターに相当するコイン数がトレード対象として予め決定されている場合を例に挙げて説明したが、ユーザー自らがコイン数を設定できるようにすることも可能である。
<トレードの相手ユーザー>
前述の実施形態では、トレードの相手ユーザーをフレンドユーザーのみに制限することも可能である。例えば、ユーザーによって指定された売却対象となるキャラクターが他のユーザーの希望キャラクターと一致する場合に、トレード部205は、他のユーザーがユーザーのフレンドユーザーである場合に限り、売却対象となるキャラクターを他のユーザーの所持キャラクターとして設定する処理を実行することも可能である。
<トレード成立処理>
前述の実施形態では、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクター(又は、ユーザーに指定された強化合成用の素材キャラクター、又は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクター)と一致する希望キャラクターを持つ他のユーザーが2人以上存在する場合には、その希望キャラクターをトレード設定した日時が最も早い他のユーザーをトレードの相手として優先的に選択することも可能である。また、ランクが最も高い他のユーザー(又は、ユーザーランクが最も低い他のユーザー)、ランクがそのユーザーに最も近い他のユーザー(又は、ランクがそのユーザーから最も遠い他のユーザー)、そのユーザーとのフレンド関係である期間が最も長い他のユーザー(又は、ユーザーとのフレンド関係である期間が最も短い他のユーザー)をトレードの相手として優先的に選択することも可能である。このほかにも、トレード(トレード設定又はトレード成立)が行われた回数が少ない他のユーザー、最後にトレード(トレード設定又はトレード成立)が行われた日時が古い他のユーザー、ランダムに決定された他のユーザー、をトレードの相手として選択することも可能である。
また、前述の実施形態では、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクター(又は、ユーザーに指定された強化合成用の素材キャラクター、又は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクター)と一致する希望キャラクターを持つ他のユーザーが存在する場合に、問合せ画面を表示させてユーザーがトレード成立に応じるゲーム操作を行なったことにより、トレード成立処理を実行する場合を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、問合せ画面の表示を省略して、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクター(又は、ユーザーに指定された強化合成用の素材キャラクター、又は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクター)と他のユーザーの希望キャラクターが一致する場合に、自動的にトレード成立処理を実行することも可能である。
また、前述の実施形態では、ユーザーに指定された売却対象となるキャラクター(又は、ユーザーに指定された強化合成用の素材キャラクター、又は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクター)と一致する希望キャラクターを持つ他のユーザーが存在する場合に、そのユーザーがトレード成立に応じるための操作を行なったタイミングで、ユーザー情報やトレード情報を更新することによりキャラクターとコインをトレード(交換)する場合を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザーがトレード成立に応じるための操作を行なった後に、他のユーザーがトレード成立の承諾又は確認するための操作を行なったタイミングで、ユーザー情報やトレード情報を更新することによりキャラクターとコインをトレードしてもよい。
<トレード設定処理>
前述の実施形態では、ユーザーに指定されたベースキャラクターの進化合成に必要となる複数の素材キャラクターのうち、不足分の素材キャラクターが存在する場合に、問合せ画面を表示させてユーザーがトレード設定をおこなうためのゲーム操作を行なったことにより、トレード設定処理を実行する場合を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、問合せ画面の表示を省略して、不足分の素材キャラクターが存在する場合に、その不足分の素材キャラクターを希望キャラクターとして自動的にトレード設定することも可能である。
<トレードの設定枠>
前述の実施形態では、各ユーザーがトレード設定できる希望キャラクターの上限として、所定数まで(例えば、5体まで)希望キャラクターを設定枠に割り当てる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、キャラクターに5段階のレアリティ(レア度1〜レア度5)を設定した場合、そのレア度の合計数に基づき、希望キャラクターの設定枠に上限を設定してもよい。また例えば、キャラクターにコスト(パーティを編成する際に必要となるパラメーター)を設定した場合、そのコストの合計数に基づき、希望キャラクターの設定枠に上限を設定してもよい。
<クエストクリア時に希望キャラクターを自ら獲得した場合>
前述の実施形態では、比較部203は、ユーザーがクエストで獲得したキャラクターとそのユーザー自身の希望コンテンツを比較し、トレード部205は、そのユーザーがクエストで獲得したキャラクターと自分の希望コンテンツと一致する場合に、当該希望コンテンツの設定を解除することも可能である。これにより、自ら獲得した希望キャラクターを除外して空き状態の設定枠を自動的に設けることができる。
<トレード成立の通知>
前述の実施形態では、サーバー装置20のトレード部205は、ユーザーがトレード成立に応じるゲーム操作を行なった際に、通知部206に対して通知処理の実行を要求することも可能である。そして、サーバー装置20の通知部206は、トレード部205から通知処理の実行を要求されると、希望キャラクターをトレード設定した他のユーザーに対してトレード成立に関するメールを送信することも可能である。この場合には、サーバー装置20のトレード部205は、他のユーザーがメールを開封したタイミングで、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報に設定された所持キャラクター及びトレード設定情報を更新して、他のユーザーの希望キャラクターに一致するユーザーの所持キャラクターを他のユーザーの所持キャラクターとなるようにする代わりに、その他のユーザーの希望キャラクターに相当するコイン数を他のユーザーの所持コインから減じると共にそのコイン数をそのユーザーの所持コインに加えることも可能である。また、サーバー装置20のトレード部205は、他のユーザーがメールを開封したタイミングで、トレード情報記憶部225が記憶するトレード情報を更新して、そのユーザーの所持キャラクターと一致する他のユーザーの希望キャラクターを削除することも可能である。
また、メール開封直後にトレード設定画面に遷移させて、新たな希望キャラクターを即座に設定できるようにすることも可能である。
<トレード設定時のコイン支払い>
前述の実施形態では、希望キャラクターをトレード設定する際に、ユーザーの所持コインから所定量のコインを消費させることも可能である。これにより、所持コインの数量が不足すると、ユーザーは希望キャラクターをトレード設定することができなくなるので、過度なトレードが抑制される。
<問合せ画面>
前述の実施形態では、ユーザーへのトレードの問合せ画面において、トレードの相手ユーザーから譲り受けるものに関する情報(例えば、相手ユーザーから譲り受けることのできるコイン枚数、相手ユーザーから譲りうけることのできるキャラクター等)を表示することも可能である。
<希望キャラクター>
前述の実施形態では、ユーザーが希望キャラクターとして設定できるキャラクターを、過去にユーザーが所持したことがあるキャラクター、及び/又は、過去にユーザーが対戦したことがあるキャラクターに限定することも可能である。
<コンテンツ>
上記の実施形態では、キャラクター情報に設定されたキャラクターをコンテンツの一例として説明したが、このコンテンツはこれに限られるものではない。例えば、コンテンツは、アイテム、カード、フィギュア、アバター等でもよい。