JP2019076108A5

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Publication number: JP2019076108A5
Application number: JP2019006594A
Authority: JP
Filing date: 2019-01-18
Publication date: 2019-06-27
Anticipated expiration: 2031-02-08

Claims

目的の抗原に結合する抗体を作製する方法であって、
（ａ）遺伝子改変マウスを目的の抗原で免疫化するステップであって、
該遺伝子改変マウスが、その生殖系列ゲノムにおいて、ヒトＶκ遺伝子セグメントおよびヒトＪκ遺伝子セグメントを含む単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列についてホモ接合またはヘテロ接合であり、
該遺伝子改変マウスのＢ細胞によって発現されるすべての免疫グロブリンκ軽鎖が、該単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列またはその体細胞超変異バージョンから発現される免疫グロブリンκ軽鎖可変ドメインを含み、該遺伝子改変マウスは、再構成して内因性免疫グロブリン軽鎖可変領域配列を形成することができる内因性免疫グロブリンＶκおよび／またはＪκ遺伝子セグメントを欠いており、
該遺伝子改変マウスの生殖系列ゲノムは、ネズミ重鎖定常領域に作動可能に連結された、１または複数の再構成されていないヒトＶ _Ｈ遺伝子セグメント、１または複数の再構成されていないヒトＤ _Ｈ遺伝子セグメント、および、１または複数の再構成されていないヒトＪ _Ｈ遺伝子セグメントを含む、
ステップと；
（ｂ）該遺伝子改変マウスから、該目的の抗原に特異的に結合する抗体を発現するＢ細胞を得るステップと；
（ｃ）該目的の抗原に特異的に結合する該抗体のヒト重鎖可変ドメインのアミノ酸配列を決定するか、または、該目的の抗原に特異的に結合する該抗体のヒト重鎖可変ドメインをコードするヌクレオチド配列を決定するステップと；
（ｄ）該アミノ酸配列または該ヌクレオチド配列を用いて該目的の抗原に結合する抗体を生成するステップと
を含む、方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列がＶκ１−３９／Ｊκ配列である、請求項１に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列がＶκ１−３９／Ｊκ５配列である、請求項２に記載の方法。
前記Ｖκ１−３９／Ｊκ５配列が前記遺伝子改変マウスの生殖系列ゲノム中の操作された遺伝子座内に位置し、該操作された遺伝子座が配列番号１に示されるヌクレオチド配列を有する、請求項３に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列がＶκ３−２０／Ｊκ配列である、請求項１に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列がＶκ３−２０／Ｊκ１配列である、請求項５に記載の方法。
前記Ｖκ３−２０／Ｊκ１配列が前記遺伝子改変マウスの生殖系列ゲノム中の操作された遺伝子座内に位置し、該操作された遺伝子座が配列番号１１に示されるヌクレオチド配列を有する、請求項６に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列が、内因性マウスκ免疫グロブリン軽鎖可変領域遺伝子座において、前記遺伝子改変マウスの生殖系列ゲノム中に挿入されている、請求項１に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列が、すべての機能的な内因性マウスκ免疫グロブリン軽鎖可変領域遺伝子セグメントを置換するように、生殖系列ゲノムに位置する、請求項１に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列が、ネズミＣκ配列に作動可能に連結される、請求項１に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列が、マウスＣκ配列に作動可能に連結される、請求項１に記載の方法。
前記単一の再構成されたヒト免疫グロブリンκ軽鎖可変領域配列が、前記内因性マウスＣκに作動可能に連結される、請求項８に記載の方法。
前記１または複数の再構成されていないヒトＶ _Ｈ遺伝子セグメントが、Ｖ _Ｈ１−２、Ｖ _Ｈ１−８、Ｖ _Ｈ１−２４、Ｖ _Ｈ２−５、Ｖ _Ｈ３−７、Ｖ _Ｈ３−９、Ｖ _Ｈ３−１１、Ｖ _Ｈ３−１３、Ｖ _Ｈ３−１５、Ｖ _Ｈ３−２０、Ｖ _Ｈ３−２３、Ｖ _Ｈ３−３０、Ｖ _Ｈ３−３３、Ｖ _Ｈ３−４８、Ｖ _Ｈ４−３１、Ｖ _Ｈ４−３９、Ｖ _Ｈ４−５９、Ｖ _Ｈ５−５１、Ｖ _Ｈ６−１またはその組合せを含む、請求項１に記載の方法。
前記１または複数の再構成されていないヒトＤ遺伝子セグメントが、Ｄ１−７、Ｄ１−２６、Ｄ３−３、Ｄ３−１０、Ｄ３−１６、Ｄ３−２２、Ｄ５−５、Ｄ５−１２、Ｄ６−６、Ｄ６−１３、Ｄ７−２７またはその組合せを含む、請求項１に記載の方法。
前記ネズミ重鎖定常領域がマウス重鎖定常領域である、請求項１に記載の方法。
前記マウス重鎖定常領域が内因性マウス重鎖定常領域である、請求項１５に記載の方法。