JP2019050171A - フレキシブルフラットケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】配線の十分なシールド性能の確保を可能にしたフレキシブルフラットケーブルを提供する。
【解決手段】フレキシブルフラットケーブル1の表面には、外乱から配線2を保護するシールド機能を有する金属部4が設けられている。金属部4は、金属製のクランプ15を介して、アース線12に接続されている。
【選択図】図1
【解決手段】フレキシブルフラットケーブル1の表面には、外乱から配線2を保護するシールド機能を有する金属部4が設けられている。金属部4は、金属製のクランプ15を介して、アース線12に接続されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、機器を電気接続する帯状のフレキシブルフラットケーブルに関する。
従来、帯状の配線の一種としてフレキシブルフラットケーブルが周知である(特許文献1等参照)。この種のフレキシブルフラットケーブルは、例えばステアリングホイールの回動操作を許容しつつステアリングホイールと車体との間の電気接続を確保するステアリングロールコネクタ等の配線として使用されている。フレキシブルフラットケーブルにおいては、例えば内部の配線(導体)を外乱から保護するシールド部材を設けたものが周知である(特許文献2等参照)。
しかし、単にフレキシブルフラットケーブルにシールド部材を設けただけでは、十分なシールド性能を確保できない問題があった。
本発明の目的は、配線の十分なシールド性能の確保を可能にしたフレキシブルフラットケーブルを提供することにある。
本発明の目的は、配線の十分なシールド性能の確保を可能にしたフレキシブルフラットケーブルを提供することにある。
前記問題点を解決するフレキシブルフラットケーブルは、配線が設けられた本体部の表面に金属部を設け、前記配線のうちのアース線を、金属製のクランプを介して前記金属部に接続した。
本構成によれば、フレキシブルフラットケーブルにシールド用の金属部を設け、これをクランプによって、フレキシブルフラットケーブルのアース線に接続する。このように、本構成の場合、金属部をクランプによってアース線に接続するので、金属部のシールド性能を十分に発揮させることが可能となる。よって、フレキシブルフラットケーブルの十分なシールド性能を確保することが可能となる。
前記フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記クランプは、一端が前記アース線に挿し込まれて係止され、他端が前記金属部を間に介した状態で前記本体部に挿し込まれて係止されていることが好ましい。この構成によれば、クランプをフレキシブルフラットケーブルの本体部(アース線)にしっかりと固定することが可能となる。
前記フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記アース線は、前記配線を被覆する樹脂シートに覆われていない露出部が設けられ、前記クランプは、アース線側が前記露出部に係止されていることが好ましい。この構成によれば、クランプをフレキシブルフラットケーブルに取り付けるにあたっての位置合わせは、クランプの一端を露出部に位置合わせし、クランプの他端を金属部に位置合わせするだけで済む。よって、クランプを簡単に取り付けるのに有利となる。
前記フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記金属部は、前記本体部の表裏両面に設けられ、前記クランプは、前記アース線を表裏両面の前記金属部に接続することが好ましい。この構成によれば、金属部がフレキシブルフラットケーブルの表裏両方に存在するので、高いシールド性を確保することが可能となる。
本発明によれば、配線の十分なシールド性能を確保することができる。
以下、フレキシブルフラットケーブルの一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、フレキシブルフラットケーブル1は、帯状をなした巻取り及び巻き戻し自在の電線である。フレキシブルフラットケーブル1は、例えば車両のステアリングホイールの電装品(スイッチ、センサ等)を、ステアリングホイールの回転を許容した状態で車体側に電気接続するステアリングロールコネクタ(図示略)の電線として使用される。本例のフレキシブルフラットケーブル1は、複数の配線2が一定間隔に並べられた並列多芯電線となっている。
図1に示すように、フレキシブルフラットケーブル1は、帯状をなした巻取り及び巻き戻し自在の電線である。フレキシブルフラットケーブル1は、例えば車両のステアリングホイールの電装品(スイッチ、センサ等)を、ステアリングホイールの回転を許容した状態で車体側に電気接続するステアリングロールコネクタ(図示略)の電線として使用される。本例のフレキシブルフラットケーブル1は、複数の配線2が一定間隔に並べられた並列多芯電線となっている。
図1及び図2に示すように、フレキシブルフラットケーブル1は、フレキシブルフラットケーブル1の本体部3の表面に、フレキシブルフラットケーブル1のシールド性能を確保する金属部4が設けられている。金属部4は、薄膜状(金属膜)をなし、本体部3の表面のほぼ一帯に設けられている。金属部4は、材質として例えば銀やスズが使用されている。
図2及び図3に示すように、フレキシブルフラットケーブル1の本体部3は、導体からなる前述の配線2と、この配線2の両面にそれぞれ接着層7,8を介して取り付けられた一対の樹脂シート9,10とを備える。このように、本例の本体部3は、配線2と、一対の接着層7,8と、一対の樹脂シート9,10と、金属部4との6層からなる。複数の配線2は、端縁が樹脂シート9,10に覆われていない露出部11となっている。複数の配線2は、そのうちの1本がフレキシブルフラットケーブル1のアース線12であり、それ以外が通信線や電源線となっている。
アース線12は、金属製のクランプ15を介して金属部4に接続されている。本例のクランプ15は、一端16がアース線12に挿し込まれて係止され、他端17が金属部4を間に介した状態で本体部3に挿し込まれて係止されている。このように、クランプ15は、一端16がアース線12の孔部18に通されてアース線12に係止され、他端17が本体部3の孔部19に通されて本体部3に係止されている。クランプ15は、アース線12側がアース線12の露出部11に係止されている。金属部4は、アース線12に接続されることにより、シールド性を確保するにあたって安定した電位をとるようになる。
次に、図2〜図4を用いて、本実施例のフレキシブルフラットケーブル1の作用及び効果を説明する。
図2及び図3に示すように、本例の場合、フレキシブルフラットケーブル1のアース線12が、クランプ15を介して金属部4に接続されている。このため、磁気シールドとして機能する金属部4を、フレキシブルフラットケーブル1のアース線12に接続することが可能となるので、電界及び電磁界の十分なシールド性能を確保することが可能となる。また、クランプ15をフレキシブルフラットケーブル1に取り付けるという簡易な構造により、十分なシールド性能を確保することもできる。
図2及び図3に示すように、本例の場合、フレキシブルフラットケーブル1のアース線12が、クランプ15を介して金属部4に接続されている。このため、磁気シールドとして機能する金属部4を、フレキシブルフラットケーブル1のアース線12に接続することが可能となるので、電界及び電磁界の十分なシールド性能を確保することが可能となる。また、クランプ15をフレキシブルフラットケーブル1に取り付けるという簡易な構造により、十分なシールド性能を確保することもできる。
図4に、フレキシブルフラットケーブル1へのクランプ15の取り付け方を図示する。図4(a)に示すように、フレキシブルフラットケーブル1の本体部3を座21にセットする。そして、図4(b)及び図4(c)に示すように、座21にセットされたフレキシブルフラットケーブル1の本体部3(アース線12)に対し、治具(図示略)を用いてクランプ15を押し付ける。このとき、クランプ15の一端16がアース線12を貫通するとともに先端が屈曲してアース線12の裏面に係止され、クランプ15の他端17が金属部4、樹脂シート9、接着層7、アース線12,接着層8及び樹脂シート10を貫通するとともに先端が屈曲して樹脂シート10の裏面に係止される。以上のようにして、クランプ15が金属部4及びアース線12を横断するようにして本体部3に取り付け固定される。
さて、本例の場合、フレキシブルフラットケーブル1にシールド用の金属部4を設け、これをクランプ15によって、フレキシブルフラットケーブル1のアース線に接続する。このように、本例の場合、金属部4をクランプ15によってアース線に接続するので、金属部4のシールド性能を十分に発揮させることが可能となる。よって、フレキシブルフラットケーブル1の十分なシールド性能を確保することができる。
クランプ15は、一端16がアース線12に挿し込まれて係止され、他端17が金属部4を間に介した状態で本体部3に挿し込まれて係止されている。よって、クランプ15をフレキシブルフラットケーブル1の本体部3(アース線12)にしっかりと固定することができる。
アース線12は、配線2を被覆する樹脂シート9,10に覆われていない露出部11が設けられる。クランプ15は、アース線12側が露出部11に係止されている。本例の場合、クランプ15をフレキシブルフラットケーブル1に取り付けるにあたっての位置合わせは、クランプ15の一端16を露出部11に位置合わせし、クランプ15の他端17を金属部4に位置合わせするだけで済む。よって、クランプ15を簡単に取り付けるのに有利となる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・図5に示すように、金属部4は、フレキシブルフラットケーブル1の本体部3の表裏両面に設けられてもよい。この場合、クランプ15は、アース線12を表裏両面の金属部4に接続する。よって、本例の場合、金属部4がフレキシブルフラットケーブル1の表裏両方に存在するので、高いシールド性を確保することができる。
・図5に示すように、金属部4は、フレキシブルフラットケーブル1の本体部3の表裏両面に設けられてもよい。この場合、クランプ15は、アース線12を表裏両面の金属部4に接続する。よって、本例の場合、金属部4がフレキシブルフラットケーブル1の表裏両方に存在するので、高いシールド性を確保することができる。
・クランプ15の形状は、実施例に述べたホチキス(登録商標)のような形状に限定されず、アース線12と金属部4とを横断できる形状であればよい。
・金属部4は、フレキシブルフラットケーブル1の表面一帯(ほぼ一帯)に設けられることに限らず、形成範囲を適宜変更してもよい。
・金属部4は、フレキシブルフラットケーブル1の表面一帯(ほぼ一帯)に設けられることに限らず、形成範囲を適宜変更してもよい。
・露出部11を省略し、別の箇所でクランプ15の一端16をアース線12にしてもよい。
・フレキシブルフラットケーブル1は、車両に使用されることに限定されず、他の機器や装置に使用可能である。
・フレキシブルフラットケーブル1は、車両に使用されることに限定されず、他の機器や装置に使用可能である。
・金属部4は、膜状に形成されることに限定されず、例えばある程度の厚みを有した形状など、種々の態様に変更可能である。
・金属部4は、フレキシブルフラットケーブル1の表面に位置する構造に限定されず、例えば本体部3の内部に埋め込まれていてもよい。
・金属部4は、フレキシブルフラットケーブル1の表面に位置する構造に限定されず、例えば本体部3の内部に埋め込まれていてもよい。
・フレキシブルフラットケーブル1の層構造は、配線2、接着層7,8及び樹脂シート9,10からなる構造に限定されず、他の構造に適宜変更することができる。
・配線2、接着層7,8、樹脂シート9,10及び金属部4は、各々種々の材質を使用可能である。
・配線2、接着層7,8、樹脂シート9,10及び金属部4は、各々種々の材質を使用可能である。
・クランプ15は、一端16及び他端17がそれぞれ相手側に引っ掛けられる取り付け状態をとることに限らず、アース線12や金属部4に固定されるのであれば、どのような取り付け方法をとってもよい。
・フレキシブルフラットケーブル1へのクランプ15の取り付け方法は、実施例に述べた態様に限定されず、クランプ15をフレキシブルフラットケーブル1に取り付けることができれば、種々の態様に変更可能である。
・本例のフレキシブルフラットケーブル1は、車両のステアリングロールコネクタ(種々の回転コネクタ)に使用されることに限定されず、他の機器や装置に用いられてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記クランプは、一端が前記アース線に接触し、他端が金属部に接触するように、ホチキス留めの構造を通じて前記本体部に取り付け固定されている。この構成によれば、クランプがホチキスのような簡素な構造のもので済む。
(イ)前記フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記クランプは、一端が前記アース線に接触し、他端が金属部に接触するように、ホチキス留めの構造を通じて前記本体部に取り付け固定されている。この構成によれば、クランプがホチキスのような簡素な構造のもので済む。
(ロ)帯状の電線であるフレキシブルフラットケーブルを備えた回転コネクタにおいて、前記フレキシブルフラットケーブルに設けられた配線の本体部の表面に金属部を設け、前記配線のうちのアース線を、金属製のクランプを介して前記金属部に接続した回転コネクタ。
1…フレキシブルフラットケーブル、2…配線、3…本体部、4…金属部、11…露出部、12…アース線、15…クランプ、16…一端、17…他端。
Claims (4)
- 配線が設けられた本体部の表面に金属部を設け、前記配線のうちのアース線を、金属製のクランプを介して前記金属部に接続したフレキシブルフラットケーブル。
- 前記クランプは、一端が前記アース線に挿し込まれて係止され、他端が前記金属部を間に介した状態で前記本体部に挿し込まれて係止されている
請求項1に記載のフレキシブルフラットケーブル。 - 前記アース線は、前記配線を被覆する樹脂シートに覆われていない露出部が設けられ、
前記クランプは、アース線側が前記露出部に係止されている
請求項1又は2に記載のフレキシブルフラットケーブル。 - 前記金属部は、前記本体部の表裏両面に設けられ、
前記クランプは、前記アース線を表裏両面の前記金属部に接続する
請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のフレキシブルフラットケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017174806A JP2019050171A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | フレキシブルフラットケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017174806A JP2019050171A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | フレキシブルフラットケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019050171A true JP2019050171A (ja) | 2019-03-28 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017174806A Pending JP2019050171A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | フレキシブルフラットケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
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2017
- 2017-09-12 JP JP2017174806A patent/JP2019050171A/ja active Pending
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