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JP2019048662A - 包装箱 - Google Patents

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JP2019048662A JP2017174896A JP2017174896A JP2019048662A JP 2019048662 A JP2019048662 A JP 2019048662A JP 2017174896 A JP2017174896 A JP 2017174896A JP 2017174896 A JP2017174896 A JP 2017174896A JP 2019048662 A JP2019048662 A JP 2019048662A
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Abstract

【課題】簡単な操作で内容物を展示するための形態に変形することができる包装箱を提供する。【解決手段】本発明に係る包装箱1は、内容物Mが配置される複数の載置部30と、複数の載置部30のうち隣り合う一対の載置部30に仕切折曲線40を介して連接され、一対の載置部30の間の仕切りとなる仕切部31と、を備え、一対の載置部30は、仕切部31を引き上げることで仕切折曲線40に沿って折れ曲がり、起立した姿勢で自立する。また、包装箱1は、複数の載置部30と仕切部31とを内包し、一対の載置部30と共に折れ曲がる外箱2を更に備えている。【選択図】図10

Description

本発明は、包装箱に関する。
一部を折り曲げることで内容物を露出させることのできる包装箱が知られている。
例えば、特許文献1に記載の容器は、多数のディスクカートリッジを重ね合わせ状態で収納する容器本体部と、これにヒンジ部を介して取り付けられる蓋と、容器本体部内の底面の近傍に一端部が係止されて容器本体部の底面板および背面板に沿って配置されていると共に他端部が蓋に係止されているシート状部材と、を備えている。この容器では、蓋を開くと、蓋に一端部が係止されたシート状部材が引っ張られる。シート状部材は、容器本体部への係止部を支点にして斜め上方に向けて引っ張られた状態になり、その上に載っているディスクカートリッジを階段状に持ち上げる。
特開平5−270581号公報
しかしながら、上記した容器を開封して、ディスクカートリッジを展示(陳列)する場合、ユーザは、一方の手で容器本体部を把持した状態で、他方の手で蓋を把持してヒンジ部で折り曲げなければならなかった。つまり、上記した容器では、片手で簡単にディスクカートリッジを展示することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するために、簡単な操作で内容物を展示するための形態に変形することができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、内容物が配置される複数の載置部と、前記複数の載置部のうち隣り合う一対の前記載置部に折曲線を介して連接され、前記一対の載置部の間の仕切りとなる仕切部と、を備え、前記一対の載置部は、前記仕切部を引き上げることで前記折曲線に沿って折れ曲がり、起立した姿勢で自立する。
この場合、前記複数の載置部と前記仕切部とを内包し、前記載置部上に配置された前記内容物と前記仕切部とを露出させる開口部を形成する開封部を含み、前記開口部に露出した前記仕切部を引き上げることで前記開口部を表側に向けるように前記一対の載置部と共に折れ曲がる外箱を更に備えていることが好ましい。
この場合、前記外箱は、端面開口部を有する角筒状に形成される周壁と、前記端面開口部の縁部に連接され、前記端面開口部を閉塞する端壁と、前記端壁の先端部に連接され、前記周壁の内部に差し込まれる差込片と、前記端壁から周方向にずれた位置で前記端面開口部の縁部に連接され、前記端面開口部の縁部から互いに接近するように延びた状態に設けられる一対の内フラップと、を含み、前記載置部には、前記端壁と前記一対の内フラップとの間に挟み込まれる固定片が連接されていることが好ましい。
この場合、前記仕切部は、前記一対の折曲線から上方に向かって互いに離れるように傾斜した状態に設けられ、前記載置部上に配置された前記内容物の前記仕切部側の端部を覆う一対の仕切壁と、前記一対の仕切壁の上端部の間に架設される架設壁と、を含んでいることが好ましい。
この場合、前記載置部には、その一部に形成された切断線に沿って切り起こされて前記載置部の上面との間に前記内容物を挟む切起片が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、包装箱を簡単な操作で内容物を展示するための形態に変形することができる。
本発明の一実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の外箱のブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の内トレイのブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の外箱を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の内トレイを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱の右端部を示す斜視図である。 図1のVII−VII断面図である。 図1のVIII−VIII断面図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を起立した姿勢に変形した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装箱を底折曲線で折り曲げた状態を下方から示す斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、各図に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。また、本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[包装箱の概要]
図1ないし図3を参照して、本実施形態に係る包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1の外箱2のブランク5を示す平面図である。図3は包装箱1の内トレイ3のブランク6を示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、高さの低い略直方体状に形成されている。包装箱1は、その外観を構成する外箱2(図4参照)と、外箱2に内包される内トレイ3(図5参照)と、を備えている。外箱2には、複数の内容物Mを支持した内トレイ3(図5参照)が収容される。内容物Mは、例えば、コーヒー粉を内包して折り畳まれたフィルタを樹脂製フィルムで密封したもの等であって、厚さの薄い略矩形板状に形成されている(図5参照)。
外箱2は図2に示すブランク5を組み立てることで形成され、内トレイ3は図3に示すブランク6を組み立てることで形成される。各ブランク5,6は、一枚の板紙(厚紙)をダイカッタ等で打ち抜くことで形成されている。なお、図2および図3は、板紙の表面側を示している。また、図面に示す「X」は紙の繊維(紙目)が延びる「紙目方向」を示し、「Y」は紙目方向に直交する「直交方向」を示している。
[外箱のブランク]
図2に示すように、外箱2のブランク5は、底壁10と、天壁11と、一対の側壁12と、継代片13と、一対の端壁14と、一対の差込片15と、4つの内フラップ16と、を備えている。底壁10および天壁11と、一対の側壁12とは、第1の罫線L1を介して紙目方向に交互に連なった状態に設けられている。継代片13は、底壁10の紙目方向一端部に第1の罫線L1を介して連なった状態に設けられている。一対の端壁14は、天壁11の直交方向両端部に第2の罫線L2を介して連なった状態に設けられている。一対の差込片15は、一対の端壁14の直交方向両端部に第3の罫線L3を介して連なった状態に設けられている。4つの内フラップ16は、一対の側壁12の直交方向両端部に第2の罫線L2を介して連なった状態に設けられている。なお、第1〜第3の罫線L1〜L3は、それぞれ、板紙の表面から厚み方向に押し入れられた汎用罫線である。
<底壁>
底壁10は、直交方向に長い略長方形状に形成されている。底壁10の直交方向略中央には、底折曲線20が紙目方向に沿って延びた状態に形成されている。底折曲線20は、直交方向一方に凸になる円弧状の切目と、直交方向他方に凸になる円弧状の切目とを交互に所定間隔(等間隔)に並べることで略波線状に形成されている。なお、「切目」は、刃物を板紙の厚み方向に貫通させることで形成される。
<天壁、側壁>
天壁11は、底壁10と略同一寸法となる略長方形状に形成されている。一対の側壁12は、それぞれ、直交方向に細長い略長方形状に形成されている。各側壁12の直交方向の寸法は天壁11(底壁10)の直交方向の寸法と略同一に設定され、各側壁12の紙目方向の寸法は天壁11の紙目方向の寸法よりも十分に短く設定されている。
(ジッパー等)
天壁11および一対の側壁12には、略L字状の切目を所定間隔に並べた2本のジッパー21が形成されている。2本のジッパー21は、天壁11を直交方向に二等分する線を対称軸とした線対称となるように形成されている。具体的には、2本のジッパー21は、その紙目方向両端部を互いに直交方向に離間させ、且つ天壁11の紙目方向中央付近で互いに離れるように凸になる略台形状に形成されている。このため、2本のジッパー21は、全体的に略八角形状に形成されている。
また、底壁10と側壁12との間の第1の罫線L1上には、2本のジッパー21の紙目方向一端部を繋ぐように底角切断線22が形成されている。底角切断線22は、直線状の切目を所定間隔に並べたミシン線(ミシン刃)である。2本のジッパー21と底角切断線22とで囲まれた略八角形状の範囲には、開封部23が構成されている。詳細は後述するが、開封部23は、一対のジッパー21および底角切断線22に沿って切断されることで、天壁11から一対の側壁12に亘って開口部23Aを形成する。
<継代片>
継代片13は、直交方向に細長い略長方形状に形成されている。継代片13の直交方向の寸法は底壁10の直交方向の寸法と略同一に設定され、継代片13の紙目方向の寸法(延出寸法)は側壁12の紙目方向の寸法よりも若干短く設定されている。詳細は後述するが、継代片13は、紙目方向反対側に位置する側壁12の内面に接着される。継代片13には、接着される側壁12に形成された一対のジッパー21に対応する一対の継代切断線24(ミシン線)が形成されている。また、継代片13と底壁10との間の第1の罫線L1上には、一対の継代切断線24の紙目方向他端部を繋ぐように底角スリット25(連続した切込み)が形成されている。
<端壁、差込片>
一対の端壁14および一対の差込片15は、それぞれ、紙目方向に細長い略長方形状に形成されている。各端壁14と各差込片15との紙目方向の寸法は、天壁11の紙目方向の寸法と略同一に設定されている。また、各端壁14の直交方向の寸法(延出寸法)は、側壁12の紙目方向の寸法と略同一に設定されている。各差込片15の直交方向の寸法(延出寸法)は、端壁14の延出寸法よりも短く設定されている。また、各端壁14と各差込片15との間には、紙目方向両側から内側に向かって一対の外側スリット26が切り込まれている。
<内フラップ>
4つの内フラップ16は、それぞれ、略正方形状に形成されている。各内フラップ16の紙目方向の寸法は側壁12と紙目方向に略同一寸法に設定され、各内フラップ16の直交方向の寸法(延出寸法)は端壁14の延出寸法よりも僅かに短く設定されている。
[内トレイのブランク]
図3に示すように、内トレイ3のブランク6は、一対の載置部30と、仕切部31と、一対の固定片32と、一対の受止片33と、を備えている。一対の載置部30は、仕切部31の紙目方向両端部に仕切折曲線40を介して連なった状態に設けられている。一対の固定片32は、一対の載置部30の紙目方向両端部に固定折曲線41を介して連なった状態に設けられている。一対の受止片33は、一対の載置部30の直交方向一端部に受止罫線42(汎用罫線)を介して連なった状態に設けられている。なお、仕切折曲線40および固定折曲線41は、それぞれ、複数の切目を汎用罫線上に所定間隔で並べることで形成されたリード罫である。
<載置部>
一対の載置部30は、それぞれ、紙目方向よりも直交方向に僅かに長い略長方形状に形成されている。各載置部30には、その一部に形成された3つの切起切断線34Aに沿って切り起こされた3つの切起片34が形成されている(図5も参照)。3つの切起片34は、各載置部30の直交方向に所定間隔で一列に並ぶように配置されている。各切起切断線34Aは、載置部30の一部を切起折曲線34B(リード罫)として残しつつ直交方向他方に凸になる略台形状(正確には略六角形状)に切り込まれている。各切起片34は、切起切断線34Aに沿って切断された載置部30の一部を切起折曲線34Bを中心に引き上げることで形成される(図5参照)。
<仕切部>
仕切部31は、一対の載置部30の間に設けられている。仕切部31は、直交方向に長い略長方形状に形成されている。仕切部31の直交方向の寸法は載置部30と略同一寸法に設定され、仕切部31の紙目方向の寸法は載置部30の紙目方向の寸法よりも十分に短く設定されている。仕切部31は、一対の載置部30に仕切折曲線40を介して連接された一対の仕切壁31Aと、一対の仕切壁31Aに一対の仕切罫線43(汎用罫線)を介して連接された架設壁31Bと、を含んでいる。架設壁31Bは、一対の仕切壁31Aの間に設けられている。一対の仕切罫線43は、仕切部31を紙目方向に略三等分する位置に形成されており、各仕切壁31Aと架設壁31Bとは、紙目方向に略同じ寸法となる略長方形状に形成されている。
<固定片>
一対の固定片32は、それぞれ、直交方向に細長い略長方形状に形成されている。各固定片32の直交方向の寸法は載置部30と略同一寸法に設定され、各固定片32の紙目方向の寸法(延出寸法)は仕切壁31A(または外箱2の側壁12)の紙目方向の寸法と略同一に設定されている。また、各固定片32と各載置部30との間には、直交方向両側から内側に向かって一対の内側スリット44が切り込まれている。
<受止片>
一対の受止片33は、それぞれ、紙目方向に細長い略長方形状に形成されている。各受止片33の紙目方向の寸法は載置部30と紙目方向の寸法よりも短く設定され、各受止片33の直交方向の寸法(延出寸法)は固定片32の延出寸法と略同一に設定されている。一対の受止片33は、一対の載置部30の紙目方向中央よりも外側にずれた位置に設けられている。
[外箱の製造]
次に、図4を参照して、外箱2の製造工程について説明する。図4は外箱2を示す斜視図である。
外箱2は、ブランク5(図2参照)を適宜折り曲げることで製造される。まず、底壁10、天壁11、一対の側壁12および継代片13が、それぞれ、第1の罫線L1で略直角に折り曲げられる。そして、継代片13は、紙目方向反対側に位置する側壁12の内面に接着剤(図示せず)を介して接着される。すると、底壁10と天壁11とが上下方向に対向すると共に一対の側壁12が前後方向に対向することで、周壁2Aが形成される。周壁2Aは、左右方向両端面に端面開口部2Bを有する角筒状に形成される。なお、接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤または両面テープ等を用いることができる。
以上によって、外箱2の製造が概ね完了する。なお、各端壁14や各内フラップ16等は、内容物Mを載せた内トレイ3を周壁2Aの内部に収容した後に折り曲げられて端面開口部2Bを閉塞することになる。
[内トレイの製造]
次に、図5を参照して、内トレイ3の製造工程について説明する。図5は内トレイ3を示す斜視図である。
内トレイ3は、ブランク6(図3参照)を適宜折り曲げることで製造される。まず、一対の仕切壁31Aは、それぞれ、載置部30に対して仕切折曲線40で谷折りされる。また、架設壁31Bは、一対の仕切壁31Aに対して一対の仕切罫線43で山折りされる。すると、仕切部31が、一対の載置部30の間に起立した状態に設けられ、一対の載置部30の間の仕切りとなる。一対の仕切壁31Aは、一対の仕切折曲線40から上方に向かって互いに離れるように傾斜した状態に設けられる。架設壁31Bは、一対の仕切壁31Aの上端部の間に架設される。つまり、一対の仕切壁31Aと架設壁31Bとは、正面から見て、略逆三角形状(または倒立した略台形状)に形成された状態になる。
次に、6つの切起片34が、それぞれ、切起折曲線34Bを中心に引き上げられ、一対の受止片33が、それぞれ、受止罫線42で上方に略直角に折り曲げられる。
以上によって、内トレイ3の製造が概ね完了する。なお、各固定片32は、内トレイ3を周壁2Aの内部に収容した後に折り曲げられることになる。
[包装箱の封緘]
次に、図1、図4ないし図8を参照して、包装箱1の封緘工程について説明する。図6は包装箱1の右端部を示す斜視図である。図7は、図1のVII−VII断面図である。図8は、図1のVIII−VIII断面図である。
まず、図5に示すように、複数(例えば、片側4つ、合計8つ)の内容物Mが一対の載置部30上に配置される。なお、図5では5つの内容物Mを図示している。具体的には、各内容物Mは、切り起こされた切起片34と載置部30の上面との間に差し込まれる。なお、各受止片33側に配置された内容物Mは、切起片34の表面上に載せられることになる。また、切起片34上に載せられた内容物Mは、切起片34の傾斜に沿って滑り落ちるが、受止片33によって受け止められる。
次に、内容物Mを載せた内トレイ3は、一方の端面開口部2Bから周壁2Aの内部に挿入される(図4参照)。これにより、内トレイ3(一対の載置部30および仕切部31)が周壁2Aに内包された状態になる。
次に、一対の端壁14等が一対の端面開口部2Bを閉塞することによって、内トレイ3が外箱2に固定される。以下、端面開口部2Bの閉塞作用について詳細に説明する。なお、説明を簡単にするために、一対の端面開口部2Bのうち右側の端面開口部2Bの閉塞作用について説明する。
図6に示すように、端面開口部2Bの左右両縁部(端壁14から周方向にずれた位置で端面開口部2Bの縁部)に連接された一対の内フラップ16が、第2の罫線L2で内側に折り曲げられる。すると、一対の内フラップ16は、端面開口部2Bの左右両縁部から互いに接近するように延びた状態に設けられる。続いて、載置部30に連接された固定片32が、固定折曲線41で上方に折り曲げられて一対の内フラップ16に重ねられる。次に、図7に示すように、端面開口部2Bの上縁部に連接された端壁14が、第2の罫線L2で下方に折り曲げられて固定片32に重ねられ、端面開口部2Bを閉塞する。また、端壁14の先端部に連接された差込片15が、第3の罫線L3で内側に折り曲げられて周壁2Aの内部に差し込まれる。詳細には、差込片15は、外箱2の底壁10と内トレイ3の載置部30との間に差し込まれる。
以上によって、端面開口部2Bが端壁14によって閉塞され、包装箱1が封緘された状態になる(図1参照)。この状態で、載置部30に連接された固定片32は、端壁14と一対の内フラップ16との間に挟み込まれる(図7参照)。これにより、載置部30(内トレイ3)が外箱2に固定された状態になる。なお、上記と同様の手順で、包装箱1の左側の端面開口部2Bも閉塞される。
また、図8に示すように、包装箱1が封緘された状態で、仕切部31を挟んで対向する内容物Mの端部は、左右外側に向かって傾斜した仕切壁31Aの下側に入り込む。つまり、一対の仕切壁31Aは、載置部30上に配置された内容物Mの仕切部31側の端部を覆った状態になる。
[包装箱の開封]
次に、図9を参照して、包装箱1の開封工程について説明する。図9は包装箱1を開封した状態を示す斜視図である。
まず、ユーザは、前方の側壁12(継代片13を接着した側壁12)に形成された開封部23の前端部(図1参照)を摘んで上方に引き上げる。すると、開封部23が、一対のジッパー21や底角切断線22等に沿って切断されて外箱2から分離される。なお、開封部23に対応する継代片13の一部は、一対の継代切断線24に沿って切断される。
以上によって、各載置部30上に配置された内容物Mと仕切部31とを露出させる開口部23Aが形成される。つまり、包装箱1が開封された状態になる。
[包装箱の変形(内容物の展示)]
次に、図10および図11を参照して、包装箱1の変形工程について説明する。図10は包装箱1を起立した姿勢に変形した状態を示す斜視図である。図11は包装箱1を底折曲線20で折り曲げた状態を下方から示す斜視図である。
開封された包装箱1は、内容物Mを展示(陳列)するために、2つ折りにされて起立した姿勢に変形する機能を有している。
例えば、ユーザは、開口部23Aに露出した仕切部31(図9参照)を片手で摘んで引き上げる。この仕切部31は、一対の載置部30を仕切って内容物Mの移動を抑える機能と、変形工程でユーザに摘まれる摘み部としての機能とを有している。
図10に示すように、仕切部31が引き上げられると、一対の載置部30は、自重や内容物Mの重さによって仕切折曲線40に沿って折れ曲がる。また、外箱2(底壁10)は、開口部23Aを表側に向けるように一対の載置部30と共に折れ曲がる。この際、底壁10は、底折曲線20に沿って折れ曲がる(図11参照)。
仕切部31の引き上げに伴って、一対の載置部30と外箱2との左右両側が相対的に垂れ下がる。一対の載置部30と外箱2とは、その左右方向(連接方向)外端部から仕切部31に向かって上方に傾斜した姿勢(起立した姿勢)に変形し、この姿勢で自立する。つまり、包装箱1は、正面から見て略A字状の形態となって自立する。
以上によって、包装箱1の変形が完了する。この状態で、2つ折りにされた外箱2は、それぞれ、上方を開口させたポケット状(袋状)に形成されている。また、2つ折りにされた内トレイ3は、2つ折りにされた外箱2(2つのポケット)を跨ぐように設けられている。内トレイ3は、左右両端部で外箱2に固定されているため、外箱2からの抜け出しが防止されている。そして、各内容物Mは、2つ折りにされた外箱2に差し込まれた状態で、載置部30に立て掛けられている。つまり、包装箱1は、内容物Mを立て掛けた状態で展示(陳列)するためのスタンドになる。
なお、図11に示すように、底折曲線20は略波線状に形成されているため、底壁10を底折曲線20で折り曲げると、隣り合う波の山部分が交差して外箱2の内部に僅かに入り込む。これにより、波の山部分が交差することで元に戻り難くすることができ、底壁10を折り曲げた状態に保持することができる。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、仕切部31を引き上げることで、一対の載置部30が、仕切折曲線40に沿って折れ曲がり、起立した姿勢で自立する構成とした。この構成によれば、ユーザが片手で仕切部31を摘んで引き上げるという簡単な操作によって、一対の載置部30を仕切部31から下方に向かって広がる傾斜(起立)した姿勢にすることができ、内容物Mを載置部30に立て掛けることができる。このように、包装箱1を、簡単な操作で内容物Mを展示(陳列)するための形態に変形することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、外箱2が内トレイ3(載置部30や仕切部31等)を内包しているため、外箱2によって載置部30上に配置された内容物Mを保護することができる。また、この包装箱1では、開口部23Aに露出した仕切部31を引き上げることで、一対の載置部30と外箱2とが一体となって折れ曲がる構成とした。この構成によれば、包装箱1を開封した後に起立した姿勢に変形させ、内容物Mを展示等のために立て掛けることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、載置部30の固定片32を端壁14と一対の内フラップ16との間に挟み込むことで、内トレイ3(載置部30等)が外箱2に固定される構成とした(図7参照)。この構成によれば、接着剤等を用いることなく、簡単に内トレイ3を外箱2に固定することができる。また、外箱2内での内トレイ3の移動が規制されるため、内容物Mの破損を抑制することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部31が内容物Mの左右方向の移動を規制し、切起片34や受止片33が内容物Mの前後方向の移動を規制する構成とした。また、一対の仕切壁31Aが内容物Mの端部側に迫り出す構成とした(図8参照)。この構成によれば、載置部30から浮き上がろうとする内容物Mは仕切部31に接触するため、内容物Mの浮き上がり(上下方向に移動)を規制することができる。これにより、内容物Mの破損を有効に抑制することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1によれば、切起片34が載置部30の上面との間に内容物Mを挟むことで(図5参照)、載置部30上における内容物Mの位置決めを容易に行うことができると共に内容物Mの位置ずれを抑制することができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、2つの載置部30と1つの仕切部31が設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、3つ以上の載置部30と2つ以上の仕切部31が設けられていてもよい(図示せず)。各仕切部31は、複数の載置部30のうち隣り合う一対の載置部30に仕切折曲線40を介して連接されていればよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、一対の載置部30が傾斜した姿勢になることで、包装箱1が略A字状のスタンドに変形していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、一対の載置部30が直立した姿勢になることで、包装箱1が略I字状のスタンドに変形してもよい(図示せず)。また、他にも、仕切部31が左右方向に幅広く形成され、一対の載置部30が仕切部31の左右両端部に直立した姿勢になることで、包装箱1が倒立した略U字状(略コの字状)のスタンドに変形してもよい(図示せず)。つまり、「起立した姿勢」とは、傾斜した姿勢や直立した姿勢等を含み、概ね立ち上がって上下方向に延びた姿勢全般を意味している。
また、本実施形態に係る包装箱1は、内トレイ3を外箱2に内包させたツーピース構造であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、外箱2が省略され、包装箱が内トレイ3で構成されていてもよい。この場合、例えば、内トレイ3の左右方向(連接方向)両側が、内容物Mを差し込むためのポケット形状(袋形状)に形成されることが好ましい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、固定片32が端壁14と一対の内フラップ16との間に挟まれて、内トレイ3が外箱2に固定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、固定片32が端壁14や底壁10等に接着されることで、内トレイ3が外箱2に固定されてもよい。また、固定片32が省略され、載置部30が底壁10に接着されてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、仕切部31が、正面から見て略逆三角形状に形成されていたが、これに限らず、例えば、正方形状や長方形状に形成されてもよいし、載置部30に直立した略板状に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1は、高さの低い略直方体であったが、これに限らず、包装箱1の各壁等の形状や寸法は任意に変更されてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、第1〜第3の罫線L1〜L3および仕切罫線43が汎用罫線であり、仕切折曲線40,固定折曲線41および切起折曲線34Bがリード罫であり、底折曲線20が複数の切目を波状に形成したものであった。しかし、これらは一例であって、本発明はこれに限定されない。例えば、各々の罫線や折曲線等は、板紙を折り曲げるために形成された線であれば如何なるものでもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、開口部23Aを形成するためにジッパー21やミシン線(底角切断線22および継代切断線24)等が形成されていたが、これらも一例であって、本発明はこれに限定されない。例えば、各々の切断線等は、板紙を切断するために形成された線であれば如何なるものでもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、外箱2の1つの端壁14が端面開口部2Bを塞ぎ、差込片15が周壁2Aの内部に差し込まれていたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、周壁2Aの端面開口部2Bの上下両縁部に一対の端壁を連接し、一方の端壁の先端部に前後幅の狭い差込片を設け、他方の端壁の根元部に差込片を差し込むためのスリットを形成してもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1のブランク5,6の紙目方向は、上記の説明に限らず、紙目方向と直交方向とを入れ替えてもよい。また、本実施形態に係る包装箱1は、板紙で形成されていたが、これに限らず、例えば、樹脂製の板、紙製または樹脂製の段ボールシート等で形成されていてもよい。
また、上記した内容物Mは、薄い矩形板状に形成されていたが、これに限らず、厚い板状や棒状等、包装箱1に収容可能な形状であれば、如何なる形状であってもよい。また、本実施形態に係る包装箱1では、1つの載置部30に3つの切起片34が形成されていたが、これに限らず、切起片34の数は1つ以上形成されていればよい。また、内容物Mの形状や数によっては、切起片34は省略してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 包装箱
2 外箱
2A 周壁
2B 端面開口部
14 端壁
15 差込片
16 内フラップ
23 開封部
23A 開口部
30 載置部
31 仕切部
31A 仕切壁
31B 架設壁
32 固定片
34 切起片
34A 切起切断線(切断線)
40 仕切折曲線(折曲線)
M 内容物

Claims (5)

  1. 内容物(M)が配置される複数の載置部(30)と、
    前記複数の載置部のうち隣り合う一対の前記載置部に折曲線(40)を介して連接され、前記一対の載置部の間の仕切りとなる仕切部(31)と、を備え、
    前記一対の載置部は、前記仕切部を引き上げることで前記折曲線に沿って折れ曲がり、起立した姿勢で自立することを特徴とする包装箱(1)。
  2. 前記複数の載置部と前記仕切部とを内包し、前記載置部上に配置された前記内容物と前記仕切部とを露出させる開口部(23A)を形成する開封部(23)を含み、前記開口部に露出した前記仕切部を引き上げることで前記開口部を表側に向けるように前記一対の載置部と共に折れ曲がる外箱(2)を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記外箱は、
    端面開口部(2B)を有する角筒状に形成される周壁(2A)と、
    前記端面開口部の縁部に連接され、前記端面開口部を閉塞する端壁(14)と、
    前記端壁の先端部に連接され、前記周壁の内部に差し込まれる差込片(15)と、
    前記端壁から周方向にずれた位置で前記端面開口部の縁部に連接され、前記端面開口部の縁部から互いに接近するように延びた状態に設けられる一対の内フラップ(16)と、を含み、
    前記載置部には、前記端壁と前記一対の内フラップとの間に挟み込まれる固定片(32)が連接されていることを特徴とする請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記仕切部は、
    前記一対の折曲線から上方に向かって互いに離れるように傾斜した状態に設けられ、前記載置部上に配置された前記内容物の前記仕切部側の端部を覆う一対の仕切壁(31A)と、
    前記一対の仕切壁の上端部の間に架設される架設壁(31B)と、を含んでいることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 前記載置部には、その一部に形成された切断線(34A)に沿って切り起こされて前記載置部の上面との間に前記内容物を挟む切起片(34)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の包装箱。
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