JP2019045396A - ラマン分光測定装置及びラマン分光測定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、本発明の第1実施形態のラマン分光測定装置1は、励起光源2及び単色光源6でなる光出射部と、光学系7と、第1ノッチフィルタ9と、分光器10と、第2ノッチフィルタ14と、筐体16と、撮像装置としてのCCD18と、被検査体8を載置するステージ19と、モニタ22とを備えている。ステージ19は、ステージ19に接続された制御装置20からの制御信号によりステージ19の位置を面内に動かすことで載置した被検査体8を移動させ、被検査体8の測定位置を変えることができる。また、ステージ19の位置を垂直方向に動かすことで載置した被検査体8を深さ方向に移動させ、後述する対物レンズ11からの励起光2a及び単色光6aの被検査体8に対する焦点位置を変えることができる。本実施形態では、被検査体8として、Fe基板上に形成されたダイアモンドライクカーボン(以下、DLCという)薄膜試料を用いている。
以上の構成において、本実施形態のラマン分光測定装置1は、光出射部の励起光源2から出射した、被検査体8にラマン散乱光2cを生じさせる励起光2aと、光出射部の単色光源6から出射した少なくとも1つ以上の単色光3a、4a、5a(まとめて単色光6aという)とを、光学系7を介して被検査体8に照射し(照射工程)、ラマン散乱光2cと、単色光6aによって被検査体8に生じた反射光6bと光学系7を介して分光器10で受光し、ラマン散乱光2cと反射光6bとを分光し(分光工程)、反射光6bの強度に基づいて被検査体8の形状を測定する(測定工程)ように構成した。
図1と同じ構成には同じ符号を付した図5に他の実施形態のラマン分光測定装置101を示す。ラマン分光測定装置101は、単色光源60の構成が第1実施形態と異なる。他の構成は第1実施形態と同様であるので、ここでは、第2実施形態の単色光源60の構成を中心に説明する。単色光源60は、白色光源30と、筐体16内に設けられたバンドパスフィルタ31とでなる。白色光源30は、白色光30aを出射し、筐体16の窓部27aからバンドパスフィルタ31に白色光30aを照射する。
I(λ)=I1(λ)+I2(λ)±2sqrt(I1(λ)I2(λ))cos(4πnt/λ)
ここでλは干渉光の波長、nは屈折率、I1=I2=1/4でありtは膜の場合は膜厚で空気の場合は隙間量である。膜厚の場合は、I1(λ)とI2(λ)はそれぞれ膜表面からの反射光強度と膜の下地からの反射光強度であり、隙間の場合は、隙間上部からの反射強度と隙間下部からの反射光強度である。干渉光強度I(λ)はI1(λ)の反射光とI2(λ)の反射光の干渉である。
まず第1実施形態のラマン分光測定装置1を用いて、シリコン基板表面をサファイア半球摺動子で摺動して摩耗させた摩耗面の反射光像を作成した。図8Aに示すのは、光源として白色光源を用いて撮像した摩耗面の画像であり、図8Bに示すのは、第1実施形態のラマン分光測定装置1を用いて撮像した摩耗面の画像(波長が447nmのレーザ光を単色光6aとして撮像)であり、図8Aの画像と図8Bの画像とは同じ場所を撮像したものである。
2 励起光源
6 単色光源
7 光学系
8 被検査体
9 第1ノッチフィルタ
10 分光器
14 第2ノッチフィルタ
Claims (10)
- 被検査体で生じたラマン散乱光に基づいてラマン分光測定するラマン分光測定装置であって、
前記被検査体に前記ラマン散乱光を生じさせる励起光と、少なくとも1つ以上の単色光とを出射する光出射部と、
前記被検査体で生じた前記ラマン散乱光と、前記単色光によって前記被検査体で生じた反射光とを分光する分光器と、
前記励起光と前記単色光とを前記被検査体に導き、前記ラマン散乱光と前記反射光とを前記分光器へと導く光学系と
を備え、
前記反射光の強度に基づいて前記被検査体の形状を測定する
ラマン分光測定装置。 - 前記光学系と前記分光器との間に配置され、前記励起光によって前記被検査体で生じた励起反射光を減衰するノッチフィルタをさらに備える
請求項1に記載のラマン分光測定装置。 - 前記単色光の波長は、前記励起光及び/又は前記ラマン散乱光のうち解析に用いる波長とは異なる
請求項1又は2に記載のラマン分光測定装置。 - 前記単色光の波長は、前記ノッチフィルタの阻止波長帯域の下限より小さい
請求項2に記載のラマン分光測定装置。 - 前記単色光の波長は、前記励起光の波長の99.5%より小さい
請求項1〜4のいずれか1項に記載のラマン分光測定装置。 - 前記光学系を介して前記被検査体の表面を撮像する撮像装置をさらに備える
請求項1〜5のいずれか1項に記載のラマン分光測定装置。 - 前記励起光が前記単色光を兼ねる
請求項1又は2に記載のラマン分光測定装置。 - 被検査体で生じたラマン散乱光に基づいてラマン分光測定するラマン分光測定方法であって、
前記被検査体に前記ラマン散乱光を生じさせる励起光と、少なくとも1つ以上の単色光とを、前記被検査体に照射する照射工程と、
前記ラマン散乱光と、前記単色光によって前記被検査体で生じた反射光とを分光する分光工程と、
前記反射光の強度に基づいて前記被検査体の形状を測定する測定工程と
を有する
ラマン分光測定方法。 - 前記励起光によって前記被検査体に生じた励起反射光を減衰する減衰工程をさらに備え、
前記励起反射光を減衰した後に、前記ラマン散乱光と前記反射光とを分光する
請求項8に記載のラマン分光測定方法。 - 前記励起光が前記単色光を兼ねる
請求項8又は9に記載のラマン分光測定方法。
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