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JP2019040548A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム Download PDF

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JP2019040548A JP2017163957A JP2017163957A JP2019040548A JP 2019040548 A JP2019040548 A JP 2019040548A JP 2017163957 A JP2017163957 A JP 2017163957A JP 2017163957 A JP2017163957 A JP 2017163957A JP 2019040548 A JP2019040548 A JP 2019040548A
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Abstract

【課題】他装置に対するデータ入力の効率性および正確性を向上させることが可能となる。【解決手段】自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出する検出部と、前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定する特定部と、前記入力項目の入力対象データを取得する第2の取得部と、前記入力対象データを前記入力領域に入力する入力部と、を備える、情報処理装置が提供される。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムに関する。
近年、情報処理技術の発展に伴い、複数の端末をより効率的に制御または管理する技術が盛んに開発されている。例えば、以下の特許文献1には、仮想装置が遠隔地に存在する他装置に接続し、当該他装置を制御する技術が開示されている。また、特許文献2には、外部端末が、遠隔地に存在する、分析装置の制御用コンピュータにリモートデスクトップ技術を用いて接続し、当該制御用コンピュータを制御する技術が開示されている。
また、他方で、情報処理システムの利便性向上のために、ユーザによる情報処理システムへのデータ入力をサポートしたり、データ入力を自動化したりする技術も盛んに開発されている。例えば、特許文献3には、テスト対象システムのウェブページを表示し、当該ウェブページに対してデータ入力を自動的に行う自動テストツールが開示されている。
特開2002−289492号公報 特開2013−148519号公報 特開2016−71396号公報
しかし、上記の特許文献等の技術によっては、他装置に対するデータ入力の効率性および正確性を向上させることが困難になる場合があった。例えば、上記の特許文献3の技術は、データ入力を自動的に行うことが可能であるが、データ入力の対象となるシステムの仕様(例えば、メーカーもしくはバージョン等に依存する操作方法もしくは画面内容等)に合わせてプログラムを構築することが求められる。そのため、構築されたプログラムが他の仕様を有するシステムに適用される場合には、別途、プログラムの改修等に相当のコストを要していた。また、データ入力の対象となるシステムのバージョンが変更された場合には、当該プログラムの改修等が求められる場合もあり、さらに、相当のコストが発生していた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、他装置に対するデータ入力の効率性および正確性を向上させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出する検出部と、前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定する特定部と、前記入力項目の入力対象データを取得する第2の取得部と、前記入力対象データを前記入力領域に入力する入力部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記検出部は、前記入力項目を表す画像を前記他装置画面上で探索することによって前記入力項目を検出してもよい。
前記特定部は、前記入力領域を表す画像を前記他装置画面上で探索することによって前記入力領域を特定してもよい。
前記特定部は、前記他装置画面における、前記入力項目を表す画像の表示位置を基準に前記入力領域を表す画像を探索してもよい。
前記入力部は、前記入力領域であるテキストボックスに対する前記入力対象データの入力、前記入力領域であるドロップダウンリスト、ラジオボタンまたはチェックボックスにおける前記入力対象データの選択を行ってもよい。
前記検出部は、前記他装置画面上のボタンまたはハイパーリンクを検出し、前記ボタンまたは前記ハイパーリンクを押下する押下部がさらに備えられてもよい。
前記検出部は、メッセージ表示を表す画像を前記他装置画面上で探索することによって前記メッセージ表示を検出してもよい。
前記入力部は、前記入力領域に入力されているデータの削除により削除処理を行うか、または、前記削除の後に前記入力対象データを前記入力領域に入力することで変更処理を行ってもよい。
前記検出部は、スクリプトを実行することで、前記入力項目を表す画像を前記他装置画面上で探索し、前記特定部は、前記スクリプトを実行することで、前記入力領域を表す画像を前記他装置画面上で探索してもよい。
ユーザにより入力された前記他装置の仕様に関する情報に基づいて、前記入力項目を表す画像および前記入力領域を表す画像を決定し、前記入力項目を表す画像および前記入力領域を表す画像を用いて前記スクリプトを生成する生成部がさらに備えられてもよい。
前記他装置は、仮想装置であり、前記他装置画面は、前記仮想装置の画面上に表示されたアプリケーション画面であってもよい。
前記他装置画面は、医療事務システムに関する画面であり、前記入力対象データは、患者に関するデータであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得することと、前記自装置により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出することと、前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定することと、前記入力項目の入力対象データを取得することと、前記入力対象データを前記入力領域に入力することと、を有する、コンピュータにより実行される情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得することと、前記自装置により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出することと、前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定することと、前記入力項目の入力対象データを取得することと、前記入力対象データを前記入力領域に入力することと、をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出する検出部と、前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定する特定部と、前記入力項目の入力対象データを取得する第2の取得部と、前記入力対象データを前記入力領域に入力する入力部と、を備える、情報処理システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、他装置に対するデータ入力の効率性および正確性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施例に係る情報処理システムの装置構成の一例を示す図である。 ツールサーバが実行するスクリプトにおける処理の記載例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトにおける処理の記載例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバが実行するスクリプトによって実現可能な処理例を説明する図である。 ツールサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 クライアントの機能構成の一例を示すブロック図である。 タブレット端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 各種データの自動連携に伴う処理フローの一例を示すシーケンス図である。 各種データの自動連携に伴う処理フローの一例を示すシーケンス図である。 受付一覧画面の一例を示す図である。 診療申込内容画面の一例を示す図である。 各種データの自動連携の処理フローの一例を示すフローチャートである。 ツールサーバ、クライアントおよびタブレット端末を具現する情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.背景>
まず、本発明の背景について説明する。
上記のとおり、近年、情報処理技術の発展に伴い、複数の端末をより効率的に制御または管理する技術が盛んに開発されている。また、他方で、情報処理システムの利便性向上のために、ユーザによる情報処理システムへのデータ入力をサポートしたり、データ入力を自動化したりする技術も盛んに開発されている。
しかし、上記の特許文献等の技術によっては、他装置に対するデータ入力の効率性および正確性を向上させることが困難になる場合があった。例えば、データ入力の効率性および正確性を向上させるために、人の手を介さず自動的にデータ入力を行うプログラムが用いられる場合、当該プログラムは、データ入力の対象となるシステムの仕様(例えば、メーカーもしくはバージョン等に依存する操作方法もしくは画面内容等)に合わせて構築されることが求められる。
そのため、特に、構築後のプログラムが他の仕様を有するシステムに適用するためには、別途、プログラムの改修等に相当のコストを要していた。プログラムの改修等のためには、システムの構築業者に対して、システムへの接続方法、データフォーマットまたはデータ連携の形式等の仕様を詳細に確認した上で、プログラムを改修し、プログラムテスト等を行うことが求められるため、システムの規模が大きくなり構築業者数が増えるほど、プログラムの改修に要するコストは増大する。また、システムのバージョンが変更された場合には、当該プログラムの改修等も求められる場合があり、さらに、相当のコストが発生していた。
本件の発明者は、上記事情に鑑み、本発明を創作するに至った。本発明に係る情報処理装置は、他装置の表示画面である他装置画面を表示し、他装置画面に表示されている入力項目を検出し、他装置画面に表示されている、入力項目に対応する入力領域を特定し、当該入力領域に対して自動的にデータ入力を行うことができる。以降では、本発明の一実施例について詳細に説明していく。
<2.実施例>
上記では、本開示の背景について説明した。続いて、本発明の一実施例について説明する。
以降では、一例として、本発明が医療事務システムに適用される場合について説明する。医療事務システムとは、医療機関(例えば、病院、診療所、療養所、施術所または薬局等)で医療事務員、医師、看護師または患者等によって使用され、患者データ(例えば、患者氏名、年齢、性別、住所、電話番号または保険証番号等)、治療データ(例えば、病名、重症度、治療期間、治療費または担当医師等)または投薬データ(例えば、薬品名、投薬量、投薬期間または費用等)等を管理するシステムである。なお、本発明の適用対象は医療事務システムに限定されない。より具体的には、本発明は、何らかのデータ入力が行われるシステムまたは装置等であれば、いかなるシステムまたは装置等に適用されてもよい。
(2−1.装置構成)
まず、図1を参照して、本実施例に係る情報処理システム(医療事務システム)の装置構成について説明する。図1に示すように、本実施例に係る情報処理システムは、ツールサーバ100と、クライアント200(クライアント210aおよびクライアント210bを含む)と、タブレット端末300と、医療事務サーバ400と、OCR(Optical Character Recognition)装置500と、プリンタ600と、を備える。また、ツールサーバ100とタブレット端末300はネットワーク700aにより接続され、ツールサーバ100とクライアント200はネットワーク700bにより接続され、クライアント200、医療事務サーバ400、クライアント210aおよびクライアント200bはネットワーク700cにより接続されている。なお、図1に示す情報処理システムはあくまで一例であり、情報処理システムの装置構成は特に限定されない。例えば、各装置の台数は適宜変更され得る。
タブレット端末300は、患者および医療事務員によって使用される装置である。より具体的には、タブレット端末300は、タッチパネルまたはボタン等の入力機構を備えており、患者は来院時にタブレット端末300を用いて診療申込を行う。タブレット端末300は、診療申込に関する入力画面をディスプレイに表示し、患者がタッチペンまたは指等を用いて手書きで入力した内容を解析し、データ(例えば、文字データ等)へ変換する。また、タブレット端末300はOCR装置500に接続されており、医療事務員が患者の保険証をOCR装置500に読み取らせることで、タブレット端末300は保険証に記載されている内容を取り込むことができる。また、タブレット端末300は、プリンタ600にも接続されており、診療申込の内容または保険証を印刷することができる。なお、タブレット端末300が用いられることは、あくまで一例であり、タブレット端末300の機能を別の装置が実現してもよい。例えば、PC(Personal Computer)がタブレット端末300の代りに用いられてもよい。
タブレット端末300は、ネットワーク700aを介して入力データをツールサーバ100に提供する。また、医療事務員は、タブレット端末300を操作することによってツールサーバ100に対して入力データの自動連携を要求することができる。自動連携の詳細については後述する。
ツールサーバ100は、タブレット端末300等から入力された各種データを管理する情報処理装置である。例えば、ツールサーバ100は、診療申込に関するデータ、患者の受付に関するデータ等を管理する。また、ツールサーバ100は、ネットワーク700bを介して、クライアント200に接続し、自装置にて管理している各種データの一部または全部をクライアント200へ自動連携する機能を有する。自動連携の詳細については後述する。
クライアント200は、ネットワーク700cを介して、医療事務サーバ400および他のクライアント200(例えば、クライアント210aおよびクライアント210b等)に接続する情報処理装置である。例えば、医療事務員、医師または看護師等がクライアント200を操作することで、患者データ、治療データまたは投薬データ等の入力、変更または削除等を行い、クライアント200は、これらの処理結果を医療事務サーバ400および他のクライアント200に提供する。また、上記のとおり、クライアント200は、ネットワーク700bを介して、ツールサーバ100によって接続され、各種データの自動連携が行われる。自動連携の詳細については後述する。なお、クライアント210aまたはクライアント210bは、クライアント200と同一の機能を有してもよい。例えば、クライアント210aまたはクライアント210bは、ツールサーバ100によって接続され、各種データの自動連携が行われてもよい。
ここで、ツールサーバ100またはクライアント200は、仮想装置であってもよい。これによって、ツールサーバ100またはクライアント200のCPU(Central Processing Unit)、ストレージまたはメモリ等のハードウェアリソースの変更が容易に実現される。
医療事務サーバ400は、ツールサーバ100によって自動連携された各種データ、または、クライアント200を用いて入力等が行われた各種データ等を管理する情報処理装置である。
(2−2.機能概要)
上記では、本実施例に係る情報処理システムの装置構成について説明した。続いて、本実施例に係る情報処理システムの機能概要について説明する。
まず、本実施例に係るツールサーバ100は、ネットワーク700bを介してクライアント200に接続することができる。より具体的には、ツールサーバ100は、リモートデスクトップ技術等を用いて、クライアント200に接続し、クライアント200に表示されているアプリケーション画面(以降、便宜的に「他装置画面」と呼称する場合がある)を自装置のディスプレイに表示する。これによって、ツールサーバ100は、他装置であるクライアント200に対して各種処理を行うことができ、ツールサーバ100の操作者は、他装置であるクライアント200に表示されている他装置画面を確認することができる。なお、ツールサーバ100がクライアント200に接続することができれば、リモートデスクトップ技術以外の任意の遠隔接続技術が用いられてもよい。
そして、ツールサーバ100は、各種データをクライアント200に対して自動連携することができる。ここで、自動連携とは、医療事務員等がクライアント200に対して手動で入力していた各種データを、所定のプログラムが自動的に入力することでクライアント200に対して各種データを連携することを指す。上記のように、ツールサーバ100がリモートデスクトップ技術等を用いてクライアント200に接続することで、ツールサーバ100の操作者は、所定のプログラムが他装置画面に対して各種データを自動的に入力している状況を確認することができる。
自動連携の処理内容についてより具体的に説明すると、ツールサーバ100は、他装置画面に表示されている入力項目を検出し、他装置画面に表示されており、入力項目に対応する入力領域を特定する。そして、ツールサーバ100は、入力対象データを取得し、当該データを入力領域に入力する。
ここで、ツールサーバ100は、入力項目を表す画像を他装置画面上で探索することによって入力項目を検出する。そして、同様に、ツールサーバ100は、入力領域を表す画像を他装置画面上で探索することによって入力領域を特定する。
より具体的に説明すると、ツールサーバ100は、入力項目を表す画像および入力領域を表す画像を用いて生成されたスクリプトを実行することによって、各種データの自動連携を実現する。当該スクリプトにおける処理の記載例を、図2Aおよび図2Bを参照して説明する。例えば、図2Aは、入力項目を検出する処理の記載例である。ツールサーバ100は、スクリプトにおける当該処理を実行することによって、他装置画面に表示されている入力項目である「日本語氏名」を検出することができる。また、図2Bは、入力領域を特定し、入力領域に入力を行う処理の記載例である。ツールサーバ100は、スクリプトにおける当該処理を実行することによって、他装置画面に表示されている、入力領域であるテキストボックスを特定し、テキストボックスに「沖 太郎」という文字データを入力することができる。
このように、入力項目の検出処理および入力領域の特定処理等が、入力項目を表す画像および入力領域を表す画像を用いて生成されたスクリプトによって実現されることで、各種データの自動連携が容易に実現される。例えば、既存の情報処理システムに対して各種データの自動連携機能が付加される場合、導入者は、画面デザインおよび画面における操作方法を把握しておけば、システム内部における処理内容を把握しなくても、画面に表示されている画像を用いてスクリプトを作成することができる。
そのため、導入者は、既存の情報処理システムの構築業者に対して、システムへの接続方法、データフォーマットまたはデータ連携の形式等の仕様を詳細に確認する手間を省くことができるため、導入コストを削減することができる。また、情報処理システムのバージョンが更新されたり、互いに仕様(例えば、メーカーもしくはバージョン等に依存する操作方法もしくは画面内容等)が異なる複数の情報処理システムに対して自動連携機能が付加されたりする場合においても、導入者は、更新後のバージョンまたは各情報処理システムにおける画面デザインおよび操作方法を把握すれば、更新後のバージョンまたは各情報処理システムに適合したスクリプトを容易に作成することができる。
なお、図2Aおよび図2Bは、あくまで一例であり、スクリプトにおける処理の記載例は特に限定されない。例えば、入力項目または入力領域が特定されれば、スクリプトに用いられる画像の一部が欠如していてもよい(例えば、図2Aに示した入力項目「日本語氏名」の画像の一部が欠如した「日本語氏」等が用いられてもよい)。また、スクリプトに用いられた画像を他装置画面上で探索する処理方法は特に限定されない。例えば、スクリプトに用いられた画像における各画素に関するデータ(例えば、各画素の色データおよび配列のデータ等)を用いて、当該画像との類似度が所定値より高い画像を他装置画面上で探索する処理が行われてもよい。また、各種データの自動連携が、スクリプト以外の所定のプログラムによって実現されてもよい。また、入力項目の検出処理または入力領域の特定処理は、適宜、画像が用いられない任意のコマンドによって実現されてもよい。
図2Bでは、テキストボックスへの文字データの入力処理を一例として説明したが、スクリプトによる処理はこれに限定されない。例えば、ボタンもしくはハイパーリンクの押下処理、ドロップダウンリスト、ラジオボタンもしくはチェックボックスの選択処理、画面のスクロール処理等のように操作者が手動で実施可能な処理であれば、スクリプトはいかなる処理も実現可能である。そこで、以降では、図3A〜図3Gを参照して、スクリプトによって実現可能な処理例について説明する。
図3Aは、他装置画面の一例である。ツールサーバ100は、リモートデスクトップ技術等を用いて、クライアント200に接続し、クライアント200に表示されている、図3Aの他装置画面を自装置のディスプレイに表示する。なお、ここでは、ツールサーバ100が他装置画面をディスプレイに表示するものとして扱うが、ツールサーバ100は、他装置画面を制御部140の制御によりクライアント200から画像データとして取得し保持するだけでも足り、必ずしもディスプレイに表示しなくともよい。
図3Bは、スクリプトによるボタンの押下処理の一例を示すフローチャートである。ツールサーバ100は、図3Bの処理によって、図3Aの他装置画面の右下に表示されている「登録」ボタンを押下することができる。
ステップS1000では、ツールサーバ100が、「登録」ボタンを表す画像11を他装置画面上で探索する。ツールサーバ100が「登録」ボタンを表す画像11を他装置画面上で検出した場合(ステップS1004/Yes)、ステップS1008にて、ツールサーバ100が「登録」ボタンを押下することで処理が終了する。ツールサーバ100が「登録」ボタンを表す画像11を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1004/No)、ステップS1012にて、ツールサーバ100が、所定のエラー処理(例えば、エラーダイアログボックスを画面へ表示する等)を行うことで処理が終了する。
図3Cは、スクリプトによるドロップダウンリストの選択処理の一例を示すフローチャートである。ツールサーバ100は、図3Cの処理によって、図3Aの他装置画面の入力項目「処理区分」の入力領域であるドロップダウンリストの中から所望の項目を選択することができる。
ステップS1100では、ツールサーバ100が、入力項目である「処理区分」を表す画像12を他装置画面上で探索する。ツールサーバ100が「処理区分」を表す画像12を他装置画面上で検出した場合(ステップS1104/Yes)、ステップS1108にて、ツールサーバ100が、入力領域であるドロップダウンリストを表示するためのボタン(以降、「ドロップダウンリストボタン」と呼称する)を表す画像13を、他装置画面から検出された「処理区分」を表す画像12の右方向の領域にて探索する。
なお、ステップS1108の処理において、ツールサーバ100が入力項目を検出した後、入力領域を探索する方向もしくは領域の指定方法は任意である。例えば、入力領域を探索する方向もしくは領域が、上記のように、入力項目の表示位置からの方向のみが指定されてもよいし、入力項目の表示位置からの方向と距離(画素数等)が指定されてもよい。入力項目の表示位置が基準とされることによって、ツールサーバ100は、より容易に入力領域を特定することができる。また、入力項目の表示位置が基準にされずに、例えば、他装置画面の所定の領域が任意の方法(例えば、他装置画面が複数の領域に区分され、所定の領域を表す識別情報によって指定される方法等)で指定されてもよい。
ツールサーバ100が、ドロップダウンリストボタンを表す画像13を他装置画面上で検出した場合(ステップS1112/Yes)、ツールサーバ100は、ステップS1116にて、ドロップダウンリストボタンを押下し、ステップS1120にて、入力データに対応する項目を選択することで処理が終了する。ツールサーバ100が「処理区分」を表す画像12を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1104/No)およびドロップダウンリストボタンを表す画像13を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1112/No)、ステップS1124にて、ツールサーバ100が、所定のエラー処理(例えば、エラーダイアログボックスを画面へ表示する等)を行うことで処理が終了する。
図3Dは、スクリプトによるテキストボックスへの入力処理の一例を示すフローチャートである。ツールサーバ100は、図3Dの処理によって、図3Aの他装置画面の入力項目「日本語氏名」の入力領域であるテキストボックスに対して所望のデータを入力することができる。
ステップS1200では、ツールサーバ100が、入力項目である「日本語氏名」を表す画像14を他装置画面上で探索する。ツールサーバ100が「日本語氏名」を表す画像14を他装置画面上で検出した場合(ステップS1204/Yes)、ステップS1208にて、ツールサーバ100が、入力領域であるテキストボックスを表す画像15を、他装置画面から検出された「日本語氏名」を表す画像14の右方向の領域にて探索する。なお、上記のとおり、入力領域が探索される方向もしくは領域の指定方法は任意である。
ツールサーバ100が、テキストボックスを表す画像15を他装置画面上で検出した場合(ステップS1212/Yes)、ツールサーバ100は、ステップS1216にて、テキストボックスにデータを入力することで処理が終了する。ツールサーバ100が「日本語氏名」を表す画像14を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1204/No)およびテキストボックスを表す画像15を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1212/No)、ステップS1220にて、ツールサーバ100が、所定のエラー処理(例えば、エラーダイアログボックスを画面へ表示する等)を行うことで処理が終了する。
図3Eは、スクリプトによるドロップダウンリストの選択処理の一例を示すフローチャートである。上記では、ツールサーバ100が入力項目を検出した後、入力領域を探索する方向もしくは領域の指定方法は任意である旨を説明した。図3Eでは、入力領域が探索される方向が、図3Cで説明したように入力項目の表示位置から右方向ではなく、入力項目の表示位置から下方向である場合について説明する。ツールサーバ100は、図3Eの処理によって、図3Aの他装置画面の入力項目「性別」の入力領域であるドロップダウンリストの中から所望の項目を選択することができる。
ステップS1300では、ツールサーバ100が、入力項目である「性別」を表す画像16を他装置画面上で探索する。ツールサーバ100が「性別」を表す画像16を他装置画面上で検出した場合(ステップS1304/Yes)、ステップS1308にて、ツールサーバ100が、ドロップダウンリストボタンを表す画像17を、他装置画面から検出された「性別」を表す画像16の下方向の領域にて探索する。
ツールサーバ100が、ドロップダウンリストボタンを表す画像17を他装置画面上で検出した場合(ステップS1312/Yes)、ツールサーバ100は、ステップS1316にて、ドロップダウンリストボタンを押下し、ステップS1320にて、入力データに対応する項目を選択することで処理が終了する。ツールサーバ100が、「性別」を表す画像16を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1304/No)およびドロップダウンリストボタンを表す画像17を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1312/No)、ステップS1324にて、ツールサーバ100が、所定のエラー処理(例えば、エラーダイアログを画面へ表示する等)を行うことで処理が終了する。
図3Fは、既に入力されているデータの変更処理の一例を示すフローチャートである。ツールサーバ100は、図3Fの処理によって、図3Aの他装置画面の入力項目「日本語氏名」の入力領域であるテキストボックスに既に入力されているデータを変更することができる。
ステップS1400〜ステップS1408およびステップS1428は、図3DのステップS1200〜ステップS1208およびステップS1220の処理と同一であるため、説明を省略する。ステップS1412にて、ツールサーバ100が、テキストボックスを表す画像15を他装置画面上で検出した場合(ステップS1412/Yes)、ステップS1416にて、ツールサーバ100は、テキストボックスに既にデータが入力されているか否かを確認する。テキストボックスに既にデータが入力されている場合(ステップS1416/Yes)、ツールサーバ100は、ステップS1420にてテキストボックスに入力されているデータを削除し、ステップS1424にて変更後のデータを入力することで処理が終了する。
このように、ツールサーバ100は、テキストボックス等の入力領域に既にデータが入力されているか否か(ドロップダウンリスト等については、既にデータが選択されているか否か)を判断し、既にデータが入力されている場合には、当該データを削除した上で、新たなデータを入力することで、データを変更することができる。なお、ツールサーバ100は、図3FのステップS1424の処理が除かれたフローチャートによって、テキストボックス等の入力領域に既に入力されているデータを削除することができる。
また、ツールサーバ100は、所定のメッセージ表示を表す画像を他装置画面上で探索することによってメッセージ表示を検出することもできる。ここで、図3Gを参照して、メッセージ表示を検出する動作の一例を示すフローチャートについて説明する。
例えば、ツールサーバ100が、ステップS1500にて、クライアント200に対して各種データの自動連携を行い、ステップS1504にて、自動連携の成否を示す応答を受信するのに十分な時間である所定の時間にわたって待機を行う。ステップS1508では、ツールサーバ100が、自動連携の失敗を表すメッセージ表示であるエラーダイアログボックスの画像を他装置画面上で探索する。ツールサーバ100が、エラーダイアログボックスの画像を他装置画面上で検出した場合(ステップS1512/Yes)、ステップS1516にて、ツールサーバ100が、所定のエラー処理を行うことで処理が終了する。ツールサーバ100が、エラーダイアログボックスの画像を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1512/No)、ツールサーバ100は、自動連携が正常に終了したと判断し、所定のエラー処理を行うことなく、処理が終了する。
なお、図3Gでは、メッセージ表示であるエラーダイアログボックス全体の画像が検出の対象とされているが、これに限定されない。例えば、ツールサーバ100は、メッセージ表示の一部の画像(例えば、マークの画像または文字の画像等)のみを用いて検出処理を行なってもよい。仮に、メッセージ表示全体の画像によって検出処理が行われる場合、検出を要する全てのメッセージ表示の画像がスクリプトに記載される必要があるが、メッセージ表示の一部の画像のみを用いて検出処理が行われる場合、複数のメッセージ表示に共通して使用される画像をスクリプトに記載することによって、より簡易にスクリプトを生成することができる。例えば、複数のエラーダイアログボックスに、「エラー」という文字が共通して表示される場合、「エラー」という文字部分の画像がスクリプトに記載されることで、ツールサーバ100はエラーダイアログを検出することができる。
(2−3.機能構成)
上記では、本実施例に係る情報処理システムの機能概要について説明した。続いて、本実施例に係る情報処理システムを構成する各装置の機能構成について説明する。
(ツールサーバ100の機能構成)
まず、図4を参照して、ツールサーバ100の機能構成について説明する。図4に示すように、ツールサーバ100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、制御部140と、記憶部150と、を備える。
(通信部110)
通信部110は、ネットワーク700bを介してクライアント200との通信を行う。例えば、通信部110は、リモートデスクトップ接続に用いられるデータ、リモートデスクトップ接続後において自動連携される各種データ等をクライアント200と通信する。換言すると、通信部110は、他装置画面の画像データをクライアント200から取得する第1の取得部として機能する。
また、通信部110は、ネットワーク700aを介してタブレット端末300との通信を行う。例えば、通信部110は、受付一覧データ、診療申込データ、保険証データおよび自動連携の要求ファイル等をタブレット端末300と通信する。なお、通信部110によって通信されるデータは特に限定されない。
(入力部120)
入力部120は、操作者による入力を受ける機能構成である。例えば、入力部120はマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチまたはマイクロフォン等の入力手段を備えており、操作者がこれらの入力手段を用いることによって各種入力を行うことができる。入力部120は、入力されたデータを制御部140に提供する。なお、入力部120が備える入力手段は特に限定されない。
(出力部130)
出力部130は、各種データを出力する機能構成である。例えば、出力部130は、ディスプレイ等の表示手段またはスピーカ等の音声出力手段等を備えており、制御部140からの制御信号に基づいて各種視覚情報をディスプレイ等に表示させたり、各種音をスピーカ等によって発生させたりする。なお、出力部130が備える出力手段は特に限定されない。
(制御部140)
制御部140は、ツールサーバ100の処理全般を統括的に制御する。例えば、制御部140は、クライアント200へのリモートデスクトップ接続処理、各種データの自動連携処理等を統括的に制御する。制御部140は、図4に示すように、接続処理部141と、自動連携部142と、を備える。以降では、制御部140が備える各機能構成について説明する。なお、制御部140の処理は特に限定されない。
(接続処理部141)
接続処理部141は、リモートデスクトップ技術等を用いてクライアント200への接続処理を行う機能構成である。例えば、接続処理部141は、接続先であるクライアント200の識別情報およびパスワード等を用いてクライアント200に対してリモートデスクトップ接続を行う。なお、接続処理部141がクライアント200への接続を行うタイミングは、例えば、医療事務員の操作によってタブレット端末300から自動連携が要求されたタイミング(例えば、タブレット端末300から自動連携の要求ファイルが送信されたタイミング等)であってもよいが、これに限定されない。なお、上記のとおり、接続処理部141は、クライアント200への接続処理にリモートデスクトップ技術以外の任意の遠隔接続技術を用いてもよい。
(自動連携部142)
自動連携部142は、各種データの自動連携を行う機能構成である。より具体的には、自動連携部142は、出力部130に表示された、他装置画面上の入力項目を検出する検出部、出力部130に表示された、入力項目に対応する入力領域を特定する特定部、入力対象データを取得する第2の取得部、および、当該データを入力領域に入力する入力部として機能する。なお、ボタンまたはハイパーリンク等の押下処理が行われる場合には、自動連携部142は、ボタンまたはハイパーリンク等を検出する検出部、ボタンまたはハイパーリンク等を押下する押下部としても機能する。また、メッセージ表示(例えば、エラーダイアログボックス等)の検出が行われる場合には、自動連携部142は、メッセージ表示を検出する検出部としても機能する。
自動連携部142は、接続処理部141によってクライアント200への接続が完了した後に、入力項目または入力領域を表す画像を用いて生成されたスクリプトを実行することによって、上記の各処理を行う。なお、自動連携部142は、単一のスクリプトを実行する必要はなく、例えば、接続するクライアント200の仕様(例えば、メーカーもしくはバージョン等に依存する操作方法もしくは画面内容等)に応じて、または、自動連携されるデータの内容に応じて実行するスクリプトを変更してもよい。
(記憶部150)
記憶部150は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部150は、受付一覧データ、診療申込データ、保険証データおよび自動連携の要求ファイル等を記憶する。また、記憶部150は、ツールサーバ100による各種処理に使用されるプログラムまたはパラメータ等を記憶する。なお、記憶部150が記憶するデータは特に限定されない。
(クライアント200の機能構成)
続いて、図5を参照して、クライアント200の機能構成について説明する。図5に示すように、クライアント200は、通信部210と、入力部220と、出力部230と、制御部240と、記憶部250と、を備える。
(通信部210)
通信部210は、ネットワーク700bを介してツールサーバ100との通信を行う。例えば、通信部210は、上記のとおり、リモートデスクトップ接続に用いられるデータ、リモートデスクトップ接続後において自動連携される各種データ等をツールサーバ100と通信する。
また、通信部210は、ネットワーク700cを介して、医療事務サーバ400、他のクライアント210aまたはクライアント210bとの通信を行う。例えば、通信部210は、操作者が入力部220を用いて入力した各種データ(患者データ、治療データまたは投薬データ等)を医療事務サーバ400と通信する。なお、通信部210によって通信されるデータは特に限定されない。
(入力部220)
入力部220は、操作者による入力を受ける機能構成である。なお、入力部220の機能は、上記で説明したツールサーバ100の入力部120と同様であるため、詳細な説明を省略する。入力部220は、入力されたデータを制御部240に提供する。
(出力部230)
出力部230は、制御部240からの制御信号に基づいて各種データを出力する機能構成である。なお、出力部230の機能は、上記で説明したツールサーバ100の出力部130と同様であるため、詳細な説明を省略する。
(制御部240)
制御部240は、クライアント200の処理全般を統括的に制御する。例えば、制御部240は、ツールサーバ100とのリモートデスクトップ接続の確立に関する処理を制御する。また、制御部240は、ツールサーバ100から自動連携された各種データ、操作者が入力部220を用いて入力した各種データ(患者データ、治療データまたは投薬データ等)等を医療事務サーバ400等へアップロードする処理を制御する。なお、制御部240の処理は特に限定されない。
(記憶部250)
記憶部250は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部250は、ツールサーバ100から自動連携された各種データ、操作者が入力部220を用いて入力した各種データ(患者データ、治療データまたは投薬データ等)を記憶する。また、記憶部250は、クライアント200による各種処理に使用されるプログラムまたはパラメータ等を記憶する。なお、記憶部250が記憶するデータは特に限定されない。
(タブレット端末300の機能構成)
続いて、図6を参照して、タブレット端末300の機能構成について説明する。図6に示すように、タブレット端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340と、記憶部350と、を備える。
(通信部310)
通信部310は、ネットワーク700aを介してツールサーバ100との通信を行う。例えば、通信部310は、受付一覧データ、診療申込データ、保険証データおよび自動連携の要求ファイル等をツールサーバ100と通信する。なお、通信部310によって通信されるデータは特に限定されない。
(入力部320)
入力部320は、操作者による入力を受ける機能構成である。なお、入力部320の機能は、上記で説明したツールサーバ100の入力部120と同様であるため、詳細な説明を省略する。入力部320は、入力されたデータを制御部340に提供する。
(出力部330)
出力部330は、制御部340からの制御信号に基づいて各種データを出力する機能構成である。なお、出力部330の機能は、上記で説明したツールサーバ100の出力部130と同様であるため、詳細な説明を省略する。
(制御部340)
制御部340は、タブレット端末300の処理全般を統括的に制御する。例えば、制御部340は、患者または医療事務員による診療申込データまたは保険証データ等の入力に伴う各種処理を制御する。また、制御部340は、ツールサーバ100による各種データの自動連携の開始を制御する。より具体的には、制御部340は、各種データの自動連携の開始を要求するファイルのツールサーバ100への送信処理を制御する。また、制御部340は、受付一覧データまたは診療申込データ等をディスプレイに表示する処理を制御する。なお、制御部340の処理は特に限定されない。
(記憶部350)
記憶部350は、各種データを記憶する機能構成である。例えば、記憶部350は、受付一覧データ、診療申込データ、保険証データおよび自動連携の要求ファイル等を記憶することができる。また、記憶部350は、タブレット端末300による各種処理に使用されるプログラムまたはパラメータ等を記憶する。なお、記憶部350が記憶するデータは特に限定されない。
(2−4.処理フロー)
上記では、本実施例に係る情報処理システムを構成する各装置の機能構成について説明した。続いて、図7〜図10を参照して、本実施例における各種データの自動連携に伴う処理フローについて説明する。
図7Aおよび図7Bは、各種データの自動連携に伴う処理フローを示すシーケンス図である。当該処理フローの開始時点では、診療申込データの入力および保険証データの取り込みが完了していることとする。
図7AのステップS1600では、医療事務員が、タブレット端末300を操作することによって、タブレット端末300の画面を受付一覧画面へ遷移させる操作(例えば、所定のボタンを押下する操作等)を行う。ステップS1604では、タブレット端末300の制御部340が、受付一覧データの要求信号を生成し、通信部310が当該信号をツールサーバ100へ送信する。ステップS1608では、ツールサーバ100の制御部140が、受付一覧データの要求信号に基づいて受付一覧データを記憶部150から取得する。ステップS1612では、通信部110が、当該受付一覧データをツールサーバ100へ送信する。
ステップS1616では、タブレット端末300の制御部340が受付一覧データに基づいて出力部330に受付一覧画面を表示させる。ここで、図8を参照して、受付一覧画面の一例について説明する。
図8に示すように、受付一覧画面20には、受付一覧21と、最新データ取得ボタン22と、全表示ボタン23と、フィルターボタン24と、選択ボタン25と、が表示されている。なお、受付一覧画面20の構成は、特に限定されない。
図8に示すように、受付一覧21は、受付の選択に用いられるオブジェクト(例えば、ラジオボタンまたはチェックボックス等)が表示される「選択」欄と、受付毎に割り振られた整理番号が表示される「整理番号」欄と、患者の日本語の氏名が表示される「氏名」欄と、患者のカタカナ氏名が表示される「カナ」欄と、患者の生年月日が表示される「生年月日」欄と、患者の性別が表示される「性別」欄と、受付状態が表示される「ステータス」欄と、診療申込データの入力が完了してからの経過時間が表示される「待ち時間」欄と、を表示する。なお、受付一覧21が表示する内容は、特に限定されない。
また、最新データ取得ボタン22は、受付一覧21を最新のデータに更新する際に用いられるボタンである。全表示ボタン23は、登録されている受付の全てを受付一覧21に表示させる際に用いられるボタンである。フィルターボタン24は、何らかのフィルター(条件による絞り込み)により受付一覧21に表示されるデータを変更する際に用いられるボタンである。選択ボタン25は、受付一覧21の「選択」欄にて選択された受付の選択を確定するボタンである。操作者は、選択ボタン25を押下することで、受付の詳細を確認することができる。
図7AのステップS1620では、医療事務員が受付一覧の中から所望の受付を選択し、選択ボタン25を押下することで、受付の選択を確定する。ステップS1624では、タブレット端末300の制御部340が、選択された受付に対応する診療申込データの要求信号を生成し、通信部310が当該信号をツールサーバ100へ送信する。ステップS1628では、ツールサーバ100の制御部140が、診療申込データの要求信号に基づいて診療申込データを記憶部150から取得する。ステップS1632では、通信部110が、当該診療申込データをツールサーバ100へ送信する。
ステップS1636では、タブレット端末300の制御部340が診療申込データに基づいて出力部330に診療申込の内容を表示する診療申込内容画面を表示させる。ここで、図9を参照して、診療申込内容画面の一例について説明する。
図9に示すように、診療申込内容画面30には、診療申込内容31と、スクロール32と、保険証情報表示ボタン33と、診療申込内容修正ボタン34と、受付一覧への遷移ボタン35と、登録ボタン36と、が表示されている。なお、診療申込内容画面30の構成は、特に限定されない。
図9に示すように、診療申込内容31には、患者がタブレット端末300を用いて入力した診療申込の内容が反映された診療申込書が表示される。スクロール32は、診療申込書の表示部分を上下方向に変更する際に用いられる。保険証情報表示ボタン33は、患者の保険証のデータが表示された画面への遷移に使用されるボタンである。診療申込内容修正ボタン34は、診療申込内容に誤りが含まれる場合に、当該誤りの修正を行う画面への遷移に使用されるボタンである。受付一覧への遷移ボタン35は、受付一覧画面への遷移に使用されるボタンである。登録ボタン36は、誤りが含まれないことが確認された診療申込内容、または、誤りが修正された診療申込内容を登録(保存)する際に使用されるボタンである。
図7AのステップS1640では、医療事務員が診療申込内容31を確認し、誤りを発見した場合には、適宜修正を行う。医療事務員が診療申込内容31に誤りがないことを確認した場合、または、誤りを修正した場合、ステップS1644にて、診療申込データの登録操作(例えば、図9の登録ボタン36を押下する等)を行う。ステップS1648では、タブレット端末300の制御部340が、診療申込データを一時的に記憶部350に保存する。ステップS1652では、制御部340が、診療申込データの保存要求信号を生成し、通信部310が当該信号をツールサーバ100へ送信する。ステップS1656では、ツールサーバ100の制御部140が、診療申込データの保存要求信号に基づいて診療申込データを記憶部150に記憶させる。ステップS1660では、通信部110が、診療申込データの保存結果をツールサーバ100へ送信する。
タブレット端末300の制御部340は、ツールサーバ100が診療申込データの保存に成功したことを確認した場合、ステップS1664にて、自動連携のトリガとして用いられる自動連携要求ファイルを生成する。ステップS1668では、通信部310が自動連携要求ファイルをツールサーバ100へ送信する。ステップS1672では、ツールサーバ100の制御部140が、自動連携要求ファイルに基づいて各種データの自動連携を行う。自動連携の処理フローを示すフローチャートの詳細については後述する。ステップS1676では、通信部110が、自動連携結果をツールサーバ100へ送信する。タブレット端末300の制御部340は、ツールサーバ100が自動連携に成功したことを確認した場合、ステップS1680にて、一時的に記憶部350に保存していた診療申込データを削除することで、処理が終了する。
続いて、図10を参照して、図7BのステップS1672における各種データの自動連携の処理フローを示すフローチャートについて説明する。
ステップS1700では、ツールサーバ100の接続処理部141がリモートデスクトップ技術を用いてクライアント200へ接続する。クライアント200への接続が確立された後に、ステップS1704では、自動連携部142がスクリプトを実行することで自動連携を行う。
スクリプトの実行による自動連携についてより具体的に説明すると、ステップS1708にて、自動連携部142が、スクリプト中の各処理における画像を他装置画面上で探索する。例えば、自動連携部142が、入力項目を表す画像、または、入力領域を表す画像を他装置画面上で探索する。自動連携部142は、画像を他装置画面上で検出した場合(ステップS1712/Yes)、ステップS1716にてスクリプトで規定された処理を実行する。自動連携部142は、画像を他装置画面上で検出できなかった場合(ステップS1712/No)、ステップS1720にて、所定のエラー処理(例えば、エラーダイアログボックスを画面へ表示する等)を行う。
自動連携部142は、スクリプトで規定された処理が終了するまで(ステップS1724/No)、ステップS1708〜ステップS1720の処理を繰り返し実施する。スクリプトで規定された処理が終了した場合(ステップS1724/Yes)、ステップS1728にて、接続処理部141がリモートデスクトップ技術によるクライアント200への接続を終了することで、処理が終了する。
(2−5.ハードウェア構成)
以上、本実施例における各種データの自動連携に伴う処理フローについて説明した。続いて、本実施例に係るツールサーバ100、クライアント200およびタブレット端末300のハードウェア構成について説明する。上記の動作は、ソフトウェアと、以下に説明するツールサーバ100、クライアント200およびタブレット端末300のハードウェアとの協働により実現される。
図11は、本実施例に係るツールサーバ100、クライアント200およびタブレット端末300を具現する情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力機器908と、出力機器909と、ストレージ機器910と、ドライブ911と、通信機器913と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。当該CPU901、ROM902およびRAM903の協働により、ツールサーバ100の制御部140、クライアント200の制御部240およびタブレット端末300の制御部340が実現される。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力機器908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチまたはマイクロフォン等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作するユーザは、この入力機器908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。当該入力機器908により、ツールサーバ100の入力部120、クライアント200の入力部220およびタブレット端末300の入力部320が実現される。
出力機器909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。当該出力機器909により、ツールサーバ100の出力部130、クライアント200の出力部230およびタブレット端末300の出力部330が実現される。
ストレージ機器910は、データ格納用の機器である。ストレージ機器910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。当該ストレージ機器910により、ツールサーバ100の記憶部150、クライアント200の記憶部250およびタブレット端末300の記憶部350が実現される。
ドライブ911は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に外付けされる。ドライブ911は、装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体912に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ911は、リムーバブル記憶媒体912に情報を書き込むこともできる。
通信機器913は、通信を行うための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。当該通信機器913により、ツールサーバ100の通信部110、クライアント200の通信部210およびタブレット端末300の通信部310が実現される。
(2−6.備考)
(スクリプトの生成ツール)
上記では、本実施例に係るツールサーバ100、クライアント200およびタブレット端末300のハードウェア構成について説明した。続いて、備考として、スクリプトの生成ツールについて説明する。
上記では、他装置画面に表示される入力項目または入力領域を表す画像を用いてスクリプトが作成される旨について説明した。既存の情報処理システムに対して各種データの自動連携機能が付加される場合において、仮に、情報処理システムのメーカーもしくはバージョン等が異なる場合には、導入者は、各メーカーもしくは各バージョンに対応する画像および操作方法を用いてスクリプトを作成することが求められる。
ここで、スクリプトを自動的に生成するツール(生成部)が用意されてもよい。例えば、各メーカーもしくは各バージョンに対応する画像(例えば、入力項目もしくは入力領域の画像等)および処理コマンドが登録されたツールが用意される。そして、導入者は、自動連携機能を導入する情報処理システムのメーカーもしくはバージョンに関する情報を入力することで、当該ツールが、入力されたメーカーもしくはバージョンに対応する画像を取得し、入力されたメーカーもしくはバージョンに対応する処理コマンドに対して、当該画像を埋め込むことによって自動的にスクリプトを生成してもよい。なお、上記のツールがツールサーバ100にインストールされることによって、ツールサーバ100の制御部140がツール(生成部)として機能してもよい。
これによって、自動連携機能が導入される情報処理システムのメーカーもしくはバージョンに応じて、他装置画面に表示される画像(例えば、入力項目もしくは入力領域の画像等)および処理コマンドが異なる場合でも、導入者は、適切なスクリプトを容易に作成することができる。例えば、本発明に係る情報処理システムの構築業者ではなく、医療機関のシステム担当者等でも、適切なスクリプトを容易に作成することができる。
なお、上記のツールによって設定可能な内容は特に限定されない。例えば、上記のツールは、他装置画面に関する各種設定(例えば、解像度、縦横比、または、処理実行までの待機時間(または各画面の遷移時間)等)ができてもよいし、スクリプトに埋め込まれるための画像を別途登録できてもよい。
(処理実行までの待機時間のチューニングについて)
スクリプトにおいて、処理実行までの待機時間が指定される場合がある。例えば、診療申込データの登録操作(例えば、登録ボタンを押下する操作等)が行われた後に、適切に登録が行われたか否かを確認する処理(例えば、エラーダイアログボックスの表示有無を確認する処理等)が実行されるまでに登録に要する時間だけ待機時間が設けられる場合がある。また、データの入力画面へ遷移する操作(例えば、画面遷移ボタンを押下する操作等)が行われた後に、データの入力処理が実行されるまでに、画面遷移に要する時間だけ待機時間が設けられる場合がある。
通常、上記の待機時間を指定するためには、導入者が、既存の情報処理システムの構築業者に対して、データ登録または画面遷移に要する時間をヒアリングしたり、自ら情報処理システムを操作して検証したりすること等により、これらの所要時間の平均値および最大値等を把握した上で、待機時間を指定することが求められる。また、待機時間は、各装置の性能、ネットワーク状況または登録されるデータ量等の様々な要素によって変動し得るため、適切な待機時間を設定することは容易ではない。
そこで、本発明は、機械学習技術を用いて、待機時間を設定してもよい。より具体的には、ツールサーバ100は、他装置画面へのデータ登録または画面遷移等に要する時間の履歴データを蓄積していき、所定のタイミング(例えば、所定の周期、所定の日時または所定量の履歴データが蓄積されたタイミング等)で履歴データを解析し、解析結果に基づいて待機時間を変更してもよい。例えば、ツールサーバ100は、他装置画面へのデータ登録または画面遷移等に要する時間が変動する条件を求め、当該条件に適応するように待機時間を変動させてもよい。また、複数のツールサーバ100もしくはクライアント200が用いられる場合には、ツールサーバ100毎もしくはクライアント200毎に異なる待機時間が設定されてもよい。
<3.むすび>
以上で説明してきたように、本実施例に係るツールサーバ100は、リモートデスクトップ技術等を用いて、クライアント200に接続し、クライアント200の他装置画面を自装置のディスプレイに表示することができる。これによって、ツールサーバ100は、他装置であるクライアント200に対して各種処理を行うことができ、ツールサーバ100の操作者は、他装置であるクライアント200に表示されている他装置画面を確認することができる。
そして、ツールサーバ100は、各種データをクライアント200に対して自動連携することができる。そして、その際、ツールサーバ100は、入力項目を表す画像を他装置画面上で探索することによって入力項目を検出し、入力領域を表す画像を他装置画面上で探索することによって入力領域を特定することができる。これによって、既存の情報処理システムに対して自動連携機能を導入することが容易、かつ、低コストで実現できる。また、情報処理システムのバージョンが更新されたり、互いに仕様(例えば、メーカーもしくはバージョン等に依存する操作方法もしくは画面内容等)が異なる複数の情報処理システムに対して自動連携機能が導入されたりする場合にも柔軟に対応できる。さらに、各種データの自動連携機能により、データ入力の効率性および正確性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記で説明したフローチャートまたはシーケンス図における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。すなわち、フローチャートまたはシーケンス図における各ステップは、記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、ツールサーバ100、クライアント200またはタブレット端末300の機能構成の一部は、適宜外部装置に備えられ得る。また、ツールサーバ100の機能の一部が、制御部140によって具現されてもよい。例えば、制御部140が通信部110、入力部120または出力部130の機能の一部を具現してもよい。また、クライアント200の機能の一部が、制御部240によって具現されてもよい。例えば、制御部240が通信部210、入力部220または出力部230の機能の一部を具現してもよい。さらに、タブレット端末300の機能の一部が、制御部340によって具現されてもよい。例えば、制御部340が通信部310、入力部320または出力部330の機能の一部を具現してもよい。
100 ツールサーバ
110 通信部
120 入力部
130 出力部
140 制御部
141 接続処理部
142 自動連携部
150 記憶部
200、210a、210b クライアント
210 通信部
220 入力部
230 出力部
240 制御部
250 記憶部
300 タブレット端末
310 通信部
320 入力部
330 出力部
340 制御部
350 記憶部
400 医療事務サーバ
500 OCR装置
600 プリンタ
700a、700b、700c ネットワーク

Claims (15)

  1. 自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出する検出部と、
    前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定する特定部と、
    前記入力項目の入力対象データを取得する第2の取得部と、
    前記入力対象データを前記入力領域に入力する入力部と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記検出部は、前記入力項目を表す画像を前記他装置画面上で探索することによって前記入力項目を検出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特定部は、前記入力領域を表す画像を前記他装置画面上で探索することによって前記入力領域を特定する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定部は、前記他装置画面における、前記入力項目を表す画像の表示位置を基準に前記入力領域を表す画像を探索する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記入力部は、前記入力領域であるテキストボックスに対する前記入力対象データの入力、前記入力領域であるドロップダウンリスト、ラジオボタンまたはチェックボックスにおける前記入力対象データの選択を行う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出部は、前記他装置画面上のボタンまたはハイパーリンクを検出し、
    前記ボタンまたは前記ハイパーリンクを押下する押下部をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記検出部は、メッセージ表示を表す画像を前記他装置画面上で探索することによって前記メッセージ表示を検出する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記入力部は、前記入力領域に入力されているデータの削除により削除処理を行うか、または、前記削除の後に前記入力対象データを前記入力領域に入力することで変更処理を行う、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記検出部は、スクリプトを実行することで、前記入力項目を表す画像を前記他装置画面上で探索し、
    前記特定部は、前記スクリプトを実行することで、前記入力領域を表す画像を前記他装置画面上で探索する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. ユーザにより入力された前記他装置の仕様に関する情報に基づいて、前記入力項目を表す画像および前記入力領域を表す画像を決定し、前記入力項目を表す画像および前記入力領域を表す画像を用いて前記スクリプトを生成する生成部をさらに備える、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記他装置は、仮想装置であり、
    前記他装置画面は、前記仮想装置の画面上に表示されたアプリケーション画面である、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記他装置画面は、医療事務システムに関する画面であり、
    前記入力対象データは、患者に関するデータである、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得することと、
    前記自装置により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出することと、
    前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定することと、
    前記入力項目の入力対象データを取得することと、
    前記入力対象データを前記入力領域に入力することと、を有する、
    コンピュータにより実行される情報処理方法。
  14. 自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得することと、
    前記自装置により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出することと、
    前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定することと、
    前記入力項目の入力対象データを取得することと、
    前記入力対象データを前記入力領域に入力することと、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  15. 自装置と異なる他装置の表示画面である他装置画面を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部により取得された、前記他装置画面上の入力項目を検出する検出部と、
    前記他装置画面上の前記入力項目に対応する入力領域を特定する特定部と、
    前記入力項目の入力対象データを取得する第2の取得部と、
    前記入力対象データを前記入力領域に入力する入力部と、を備える、
    情報処理システム。

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