JP2018202939A - Engine section of work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、作業車両の原動部に関する。 The present invention relates to a driving part of a work vehicle.
従来、コンバインなどの作業車両において、原動部に設けられたエンジンを冷却するラジエータへ外気を吸入する冷却用のファンと、ラジエータの表面やラジエータの外側に配置した防塵網に付着した藁屑や塵埃などを吹き飛ばす排塵用のファンとを備えたものがあった(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, in a work vehicle such as a combine, a cooling fan that sucks outside air into a radiator that cools an engine provided in a prime mover, and dust and dirt attached to a surface of the radiator and a dust-proof net disposed on the outside of the radiator And a fan for discharging dust that blows away the dust (for example, see Patent Document 1).
一般的に、寒冷地等ではエンジン始動時にエンジン冷却水温が上昇しにくく、エンジンの出力を十分に発揮できず、作業能率が低下する問題がある。 Generally, in cold districts and the like, the engine cooling water temperature hardly rises at the time of starting the engine, so that the engine output cannot be sufficiently exhibited, and the work efficiency is lowered.
しかしながら、上述の従来技術では、冷却用のファンを回転させる伝動機構と、排塵用のファンを回転させる伝動機構が、背反的に伝動状態に切り換えられる構成であり、両ファンの回転を停止した状態に維持し、ラジエータの冷却効果を阻害してエンジン冷却水温を上昇させる技術思想は存しない。 However, in the above-described conventional technology, the transmission mechanism that rotates the cooling fan and the transmission mechanism that rotates the dust exhaust fan are configured to be switched to the transmission state in contradiction, and the rotation of both fans is stopped. There is no technical idea to maintain the state and inhibit the cooling effect of the radiator to raise the engine cooling water temperature.
このため、ファンの回転による起風によってエンジン冷却水温が上昇しにくく、エンジン出力を十分に発揮することができず、作業能率が低下する問題を解決することはできない。 For this reason, the engine cooling water temperature is unlikely to rise due to the wind generated by the rotation of the fan, the engine output cannot be sufficiently exhibited, and the problem that the work efficiency is lowered cannot be solved.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エンジン冷却水温を早期に適正温度まで上昇させてエンジン出力を高め、作業能率を向上させることのできる作業車両を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide a work vehicle capable of increasing the engine cooling water temperature to an appropriate temperature at an early stage to increase engine output and improve work efficiency. .
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の技術的手段を講じる。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention takes the following technical means.
すなわち、請求項1記載の発明は、エンジン(20)の外側にラジエータ(30)を配置し、該ラジエータ(30)の外側に塵埃濾過作用を有したカバー(10a)を配置し、前記エンジン(20)とラジエータ(30)の間に単一のファン(40)を配置した作業車両の原動部において、前記エンジン(20)の駆動力を前記ファン(40)に伝動して該ファン(40)を正転駆動する第1の伝動経路(W1)と、前記エンジン(20)の駆動力を前記ファン(40)に伝動して該ファン(40)を逆転駆動する第2の伝動経路(W2)と、前記第1の伝動経路(W1)からファン(40)へ駆動力を伝動する状態と前記第2の伝動経路(W2)からファン(40)へ駆動力を伝動する状態とに切り替える動力切替機構(60)と、前記動力切替機構(60)を制御して前記第1の伝度経路(W1)と第2の伝動経路(W2)のいずれからもファン(40)へ駆動力が伝動されないファン停止状態を現出可能な構成としたことを特徴とする作業車両の原動部とした。
That is, in the invention according to
請求項2記載の発明は、前記ファン停止状態の継続時間を変更可能な構成とした請求項1記載の作業車両の原動部とした。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a prime mover for a work vehicle according to the first aspect, wherein the duration of the fan stop state can be changed.
請求項3記載の発明は、前記ファン停止状態の継続時間を変更する手動操作具(302)を設けた請求項2記載の作業車両の原動部とした。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a driving part for a work vehicle according to the second aspect, wherein a manual operation tool (302) for changing the duration of the fan stop state is provided.
請求項4記載の発明は、前記ファン停止状態の継続時間が、前記ラジエータ(30)の水温に応じて変更される構成とした請求項2記載の作業車両の原動部とした。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a prime mover for a work vehicle according to the second aspect, wherein the duration of the fan stop state is changed according to the water temperature of the radiator (30).
請求項5記載の発明は、前記ファン停止状態の継続時間が、前記エンジン(20)の排気温度に応じて変更される構成とした請求項2記載の作業車両の原動部とした。 According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a prime mover for a work vehicle according to the second aspect, wherein the duration of the fan stop state is changed according to the exhaust temperature of the engine (20).
請求項1記載の発明によれば、ファン40の回転を停止し、ラジエータ30およびエンジン20が冷却されない状態を現出することで、エンジン冷却水温を早期に適正温度まで上昇させることが可能となり、エンジン20の出力向上によって作業能率を高めることができる。
According to the first aspect of the present invention, the rotation of the
請求項2記載の発明によれば、請求項1に係る発明の効果を奏するうえで、ファン40の停止状態の継続時間を変更してエンジン冷却水温を調節することができる。
According to the second aspect of the present invention, the engine cooling water temperature can be adjusted by changing the duration of the stop state of the
請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る発明の効果を奏するうえで、手動操作具302によってファン40の停止状態の継続時間を変更して、エンジン冷却水温を任意の温度に調節することができる。
According to the invention of claim 3, in order to achieve the effect of the invention of claim 2, the duration of the stop state of the
請求項4記載の発明によれば、請求項2に係る発明の効果を奏するうえで、ファン40の停止時間がラジエータ30の水温に応じて変更されるので、例えば、ラジエータ30の水温が低いほどファン40の停止時間を長くすれば、エンジン冷却水温を早期に適正温度まで上昇させることができる。
According to the invention of claim 4, since the stop time of the
請求項5記載の発明によれば、請求項2に係る発明の効果を奏するうえで、ファン40の停止時間がエンジン20の排気温度に応じて変更されるので、例えば、排気温度が低いほどファン40の停止時間を長くすれば、エンジン冷却水温を早期に適正温度まで上昇させることができる。
According to the fifth aspect of the invention, since the stop time of the
本発明に係る作業車両の参考形態および実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では、作業車両の一例をコンバインとして説明するが、この参考形態および実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 A reference embodiment and an embodiment of a work vehicle according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following, an example of a work vehicle will be described as a combine. However, the present invention is not limited to the reference embodiment and the embodiment, and various modifications may be made without departing from the scope of the invention. it can.
さらに、下記参考形態および実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、かつ、容易なもの、或いは実質的に同一のものいわゆる均等の範囲のものが含まれる。 Furthermore, constituent elements in the following reference embodiments and embodiments include those that can be replaced by those skilled in the art and that are easy, or substantially the same, so-called equivalent ranges.
図1は、参考形態に係るコンバイン1の側面図である。なお、以下の説明では、コンバイン1の通常の使用態様時における前後方向、左右方向、上下方向を、各部位におけるそれぞれの前後方向、左右方向、上下方向として説明する。すなわち、前後(X軸)方向はコンバイン1の長さ方向、左右(Y軸)方向は幅方向、上下(Z軸)方向は高さ方向である。このうち、前方は、刈り取り作業時におけるコンバイン1の進行方向であり、左方は、前方に向かって左手方向であり、下方は、重力が作用する方向である。なお、これらの方向は、説明をわかりやすくするために便宜上定義したものであり、これらの方向によって本発明が限定されるものではない。
FIG. 1 is a side view of a
<コンバイン1の全体構成>
コンバイン1は、図1に示すように、機体フレーム2と、機体フレーム2の下方側に設けられた走行装置3と、機体フレーム2の上部前側に設けられたキャビン6と、このキャビン6の前側下方に取り付けられた刈取装置7と、機体フレーム2の後方左側に取り付けられた図示しない脱穀装置とを備える。
<Overall configuration of
As shown in FIG. 1, the
また、キャビン6の後方で、脱穀装置の右側には、脱穀装置で脱穀・選別された穀粒を貯留するグレンタンク8が設けられており、貯留された穀粒は、穀粒排出オーガ(請求項における「作業装置」)9によって外部へ排出される。穀粒排出オーガ9は、内部に設けられた螺旋軸(図2参照)を駆動することにより、グレンタンク8に貯留された穀粒を外部へ排出することができる。
Further, behind the cabin 6, on the right side of the threshing device, there is provided a
キャビン6の下方右側にはエンジンルームが設けられ、動力源となるエンジン20などを有する原動部10が収容される。なお、原動部10を収容するエンジンルームは、塵埃濾過作用を有した目抜き鉄板等からなるカバー10aで覆われる。
An engine room is provided on the lower right side of the cabin 6 and accommodates the
エンジンルームに収容された原動部10は、エンジン20の冷却水を冷却する後述のラジエータ30(図2参照)およびラジエータファン(請求項における「ファン」)40、さらには、エンジン20からの動力をラジエータファン40に2系統で切替自在に伝達する動力切替機構60を備える。この動力切替機構60は、本参考形態および実施形態の要部をなすものであり、原動部10の構成とともに後に詳述する。
The
<走行装置3>
走行装置3は、エンジン20から動力が伝達されて周回する左右一対の履帯4を備え、かかる履帯4によりコンバイン1は圃場を走行することができる。
<Running device 3>
The traveling device 3 includes a pair of left and right crawler belts 4 that circulate when power is transmitted from the
<キャビン6>
機体フレーム2の上部前側に設けられたキャビン6は、操縦室として機能し、図示を省略した運転席や各種操縦用レバー、計器類及び操作パネル、さらには各種情報を表示可能なモニタなどが設けられる。
<Cabin 6>
The cabin 6 provided on the upper front side of the fuselage frame 2 functions as a cockpit, and is provided with a driver seat, various control levers, instruments and operation panels (not shown), and a monitor capable of displaying various information. It is done.
<刈取装置7>
刈取装置7は、圃場の穀稈を分草する分草杆と、分草された穀稈を引き起こす引起し装置と、引き起こされた穀稈の根元を切断する刈刃とを備えており、圃場に立毛する穀稈を分草杆で分草し、分草した穀稈を引起し装置で引き起こし、引き起こした穀稈を刈刃で刈り取る。
<Mowing device 7>
The reaping device 7 includes a weed shear for weeding the cereals in the field, a raising device for inducing the weed cereals, and a cutting blade for cutting the root of the induced cereal. The cereals that are brushed are sown with a weed cocoon, the cereals that have been weeded are raised and caused with a device, and the cereal that is caused is cut with a cutting blade.
<原動部10>
図2は、コンバイン1における動力切替機構60の平面視による模式的説明図、図3は、動力切替機構60の側面視による模式的説明図、図4は、コンバイン1における原動部10内を正面視で示す説明図、図5は、コンバイン1におけるラジエータファン40と動力切替機構60のレイアウトを示す側面視による説明図である。
<Moving
2 is a schematic explanatory view of the
エンジンルームに配設された原動部10は、図2に示すように、機体の進行方向に対して右側に出力軸73が向くように配置されたエンジン20と、エンジン20の右側(図2では左側)に所定の間隔をあけて配置したラジエータ30と、エンジン20とラジエータ30との間に配設された単一のラジエータファン40を備える。
As shown in FIG. 2, the
ラジエータファン40は、エンジン20を駆動源として回転するが、本参考形態および実施形態に係るコンバイン1は、エンジン20の出力軸73とラジエータファン40の回転軸41とは、直接的には連結しておらず、ベルト駆動によって連動している。すなわち、図3に示すように、ラジエータファン40の回転軸41は、エンジン20の出力軸73よりも上方に配置されている。
The
すなわち、原動部10は、図2に示すように、エンジン20からの動力をラジエータファン40に伝達する経路として、ラジエータファン40を正転(例えば時計回り)させる第1ベルト51を含む第1の伝動経路W1と、ラジエータファン40を逆転(例えば反時計回り)させる第2ベルト52を含む第2の伝動経路W2とを備える。そして、本参考形態および実施形態では、第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2とを選択的に切替える動力切替機構60を備えている。
That is, as shown in FIG. 2, the driving
(動力伝達経路)
ここで、主に図2および図3を参照しながら、コンバイン1におけるエンジン20からラジエータファン40へ動力を伝達する第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2とを含む動力伝達経路について説明する。
(Power transmission path)
Here, the power transmission path including the first transmission path W1 and the second transmission path W2 for transmitting power from the
本参考形態に係るコンバイン1は、図2に示すように、互いに噛合する一対の歯車61,61が収納されたギヤケース62を備える。ここでは、歯車61,61を平歯車としている。
As shown in FIG. 2, the
ギヤケース62は、エンジン20の下部後方(図4参照)に配設されており、かかるギヤケース62には、それぞれ外方へ突出する第1の伝動軸71および第2の伝動軸72が設けられている。そして、第1の伝動軸71は一対の歯車61,61の一方と接続し、第2の伝動軸72は他方の歯車61と接続している。本参考形態および実施形態では、第1の伝動軸71は、ギヤケース62を貫通して左右方向へ延在しており、第2の伝動軸72は、ギヤケース62の右側(図2では左側)へ突出している。
The
第1の伝動軸71のギヤケース62から機体右側方へ突出した部分には、内側から入力プーリ82と正転用プーリ81とが並設されている。他方、エンジン20の出力軸73には、出力プーリ84が取付けられており、この出力プーリ84と入力プーリ82との間に伝動ベルト50が張設されている。図3において、符号500で示すものは、伝動ベルト50に当接するテンションローラを示す。
An
また、図2および図4に示すように、第1の伝動軸71よりも上方に位置する第2の伝動軸72の先端には逆転用プーリ83が取付けられる。
Further, as shown in FIGS. 2 and 4, a
ラジエータファン40の回転軸41には、その先端部(エンジン20の側の端部)に正転プーリ85が取付けられるとともに、この正転プーリ85と所定の間隔をあけて、逆転プーリ86をラジエータファン40寄りに取付けている。
A
そして、ギヤケース62の第1の伝動軸71に取付けられた正転用プーリ81とラジエータファン40の回転軸41に取付けられた正転プーリ85との間に第1ベルト51が張設される一方、ギヤケース62の第2の伝動軸72に取付けられた逆転用プーリ83とラジエータファン40の回転軸41に取付けられた逆転プーリ86との間に第2ベルト52が張設される。
While the
すなわち、本参考形態および実施形態では、第1の伝動軸71の先端に正転用プーリ81が取り付けられ、この正転用プーリ81よりもギヤケース62側に入力プーリ82が取付けられる。そして、エンジン20の出力軸73に設けた出力プーリ84とラジエータファン40の回転軸41に設けた正転プーリ85との間隔が、Y軸方向で正転用プーリ81と入力プーリ82との間隔に等しくなるように構成され、伝動ベルト50と第1ベルト51とを有する第1の伝動経路W1が形成される。
That is, in this reference embodiment and embodiment, the
また、第2の伝動軸72に取付けられた逆転用プーリ83は、第1の伝動軸71の先端に取付けられた正転用プーリ81よりもラジエータファン40側に偏倚して配置される。
そして、逆転用プーリ83と正転用プーリ81との間隔が、Y軸方向でラジエータファン40の回転軸41に設けた逆転プーリ86と正転プーリ85との間隔に等しくなるように構成され、伝動ベルト50と第1ベルト51と第2ベルト52とを有する第2の伝動経路W2が形成される。
Further, the
The distance between the
こうして、第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2とを有する原動部10においては、機体内側から順に、伝動ベルト50、第1ベルト51、第2ベルト52が配設されることになる。
Thus, in the
したがって、第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2とを選択的に切替える動力切替機構60を、後述するようにコンパクトに構成することができ、エンジン20とラジエータ30までの限られた空間に効率的に配設することが可能となる。
Therefore, the
さらに、コンパクトに構成される動力切替機構60としたことにより、結果的には、コンバイン1の限られた広さのエンジンルームに効率的に原動部10全体を配設することが可能となり、しかも、エンジン20とラジエータ30との位置関係については、従来の位置関係から特に変える必要もなくなる。
Furthermore, by adopting the compact
上述したように、第1の伝動経路W1は、エンジン20の出力軸73、出力プーリ84と、ギヤケース62の第1の伝動軸71、入力プーリ82および正転用プーリ81と、ラジエータファン40の回転軸41、正転プーリ85とにより構成される。したがって、第1の伝動経路W1によってラジエータファン40に伝達されるエンジン20からの動力は、図2に示すように、出力軸73(出力プーリ84)→第1の伝動軸71(入力プーリ82および正転用プーリ81)→回転軸41(正転プーリ85)と伝達され、ラジエータファン40が正転することになる。
As described above, the first transmission path W1 includes the
また、第2の伝動経路W2は、エンジン20の出力軸73、出力プーリ84と、ギヤケース62の第1の伝動軸71、入力プーリ82、一対の歯車61,61、第2の伝動軸72、逆転用プーリ83と、ラジエータファン40の回転軸41、逆転プーリ86とにより構成される。したがって、第2の伝動経路W2によってラジエータファン40に伝達されるエンジン20からの動力は、図2に示すように、出力軸73(出力プーリ84)→第1の伝動軸71(入力プーリ82)→一方の歯車61→他方の歯車61→第2の伝動軸72(逆転用プーリ83)→回転軸41(逆転プーリ86)の経路を経て伝達され、ラジエータファン40が逆転することになる。
The second transmission path W2 includes an
このように、本参考形態および実施形態に係るコンバイン1では、単一のラジエータファン40を正転あるいは逆転させることにより、エンジン20の冷却およびラジエータ30の表面やエンジンルームを覆うカバー10a(図1)のフィルタ部に付着した藁屑や塵埃などを除去することができる。
Thus, in the
ところで、本参考形態および実施形態に係るラジエータファン40は、図5に示すように、ラジエータファン40を囲繞するシュラウド42にファン支持部材400を介して取付けられる。
Incidentally, the
すなわち、ファン支持部材400は、図4および図5に示すように、ラジエータファン40の軸部43が取付けられるプレート410と、このプレート410が連結支持されるとともに、ラジエータファン40のシュラウド42に両端がそれぞれ連結される一対のフレーム421,422とを備えている。なお、図4において、符号44は軸受を示し、この軸受44を介してラジエータファン40の軸部43がプレート410に支持される。
That is, as shown in FIGS. 4 and 5, the
一対のフレーム421,422は、図4に示すように、それぞれ扁平コ字状に形成されており、各端部をシュラウド42に連結している。このとき、両フレーム421,422は、第1ベルト51および第2ベルト52の張設方向に沿って、両ベルトを挟むように、下方に向かって漸次拡開したハ字状の態様で架設されている。
As shown in FIG. 4, the pair of
プレート410は、四方に延伸する取付部411a,b、412a,bを有し、それぞれの先端部をフレーム421,422に連結している。図示するように、取付部411a,b、412a,bは、ハ字状に配置された一対のフレーム421,422に対応するように、高さ方向で上位に位置する取付部411a,412aよりも下位に位置する取付部411b,412bが相対的に長く形成されている。
The
このように、ラジエータファン40を、上述した構成のファン支持部材400を介してシュラウド42に取付けたため、第1ベルト51および第2ベルト52の取付けや取り外しなどのベルト交換作業を容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
Thus, since the
<動力切替機構60>
次に、動力切替機構60について説明する。動力切替機構60は、第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2とを選択的に切替えるとともに、第1ベルト51と第2ベルト52とのいずれかに、ラジエータファン40を確実に回転させる力を発生させるテンションを選択的に付与するテンション機構90を備える。
<
Next, the
テンション機構90は、図2および図3に示すように、第1ベルト51と第2ベルト52との間に配設されるローラ体91を備える。第1ベルト51と第2ベルト52とは、図2に示すように、正転用プーリ81および正転プーリ85と、逆転用プーリ83と逆転プーリ86との機体幅方向の距離の分だけ間隔が設けられている。
The
そのため、ローラ体91については、少なくとも第1ベルト51の幅と第2ベルト52の幅と両ベルト51,52間の間隔とを足し合わせた幅以上の大きさに形成されている。
そして、かかるローラ体91は、図3および図5に示すように、ローラ可動機構100に連動連結されている。
Therefore, the
The
なお、後述するモータ104の作動制御によってテンション機構90を制御し、第1ベルト51と第2ベルト52の双方からローラ体91が離間し、第1ベルト51と第2ベルト52のいずれにもテンションが付与されない状態を現出できるように構成している。
The
この状態では、ラジエータファン40へ駆動力が伝達されず、ラジエータファン40の回転は停止状態に維持される。
In this state, driving force is not transmitted to the
<ローラ可動機構100>
ローラ可動機構100は、図3および図5に示すように、一端にローラ体91が取付けられ、支軸101を中心に揺動自在な杆体102と、この杆体102を支軸101周りに揺動させる回動体103と、この回動体103を回転させる駆動部としてのモータ104とを備えている。
<
As shown in FIGS. 3 and 5, the roller
回動体103は、その中心がモータ104の出力軸(不図示)に連動連結された歯車などを収納したケーシング106の出力軸103aに連結されており、両端側にはそれぞれアーム体105の基端を連結している。
The center of the
そして、アーム体105,105の先端には、それぞれ杆体102に先端を連結したスプリング107の基端が連結されている。2つのスプリング107,107の先端は、互いが支軸101を挟む位置に連結されている。かかる構成により、モータ104を正転あるいは逆転させると一方のスプリング107が引っ張られ、他方のスプリング107が緩むため、杆体102は、支軸101を中心に揺動する。
And the base end of the
なお、支軸101部には、杆体102の回動角度を検出するポテンショメータPMが設けられている。
Note that a potentiometer PM that detects the rotation angle of the
杆体102が支軸101を中心に揺動すると、図示するように、杆体102の先端に取付けられたローラ体91が、第1ベルト51または第2ベルト52のいずれかを押し込み、ラジエータファン40を回転させるだけの力を発生させるテンションを選択的に付与することができる。
When the
図6,図7は、テンション機構90のローラ体91の動きの一例を示す説明図である。なお、図示することは省略したが、ローラ体91は、その外面に第1ベルト51および第2ベルト52に対応する溝部などを形成しておくことが好ましい。
6 and 7 are explanatory views showing an example of the movement of the
ローラ体91を用いて第1ベルト51にテンションを加える場合、すなわち、ラジエータファン40を正転させる場合は、図6に示すように、ローラ体91が下方へ移動するように杆体102を揺動させる。他方、第2ベルト52にテンションを加える場合、すなわち、ラジエータファン40を逆転させる場合は、図7に示すように、ローラ体91が上方へ移動するように杆体102を揺動させる。
When tension is applied to the
このように、ローラ体91は、ローラ可動機構100により、第1ベルト51および第2ベルト52のいずれにもテンションが付与されないニュートラル位置(図6(a),図7(a))と、第1ベルト51のみに当接する正転位置(図6(c))と、第2ベルト52のみに当接する逆転位置(図7(c))とに移動する。したがって、第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2との選択的な切替えが、単一のローラ体91を備える簡単でローコストで構成可能なローラ可動機構100によって確実に行うことができる。なお、上記のようにローラ体91がニュートラル位置にある状態では、ラジエータファン40へ動力が伝動されず、ラジエータファン40の回転は停止状態に維持される。
As described above, the
なお、ローラ体91を揺動させる際には、モータ104の回転速度を適宜減速させるとよい。すなわち、ローラ体91の移動もモータ104を高速回転させるよりも遅くなるため、第1ベルト51または第2ベルト52の一方が緩み始めると、他方のテンションが増していく。したがって、例えば正転しているラジエータファン40が減速していき、ひいては徐々に逆転方向に増速していくため、ベルト51(52)のスリップ音も可及的に抑制され、静音性が向上する。
Note that when the
また、例えば、図6に示す状態から図7に示す状態へ、あるいはその逆の状態となるようにローラ体91を動作させる場合、ローラ体91がベルト51,52から離隔していく際にはベルト51,52からの反発力が生じるため、結果的にモータ104の駆動力をアシストすることになる。したがって、本参考形態および実施形態に係る構成のローラ可動機構100であれば、相対的に小型のモータ104としても第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2との切替えを円滑に行うことができる。
For example, when the
<制御装置300>
しかして、コントローラ(制御装置)300に対して、その入力側に、エンジン20を始動すると共に機体各部への電力供給をON/OFFするメインキースイッチ301と、ポテンショメータ式の手動操作具302と、上述の杆体102の回動角度を検出するポテンショメータPMと、ラジエータ30の水温を検出する水温センサ303と、エンジン20から排出される排気ガスの温度を検出する排気温度センサ304を接続する。
<
Thus, on the input side of the controller (control device) 300, a main
一方、コントローラ300に対して、その出力側に、モータ104を正転駆動させる側に通電する正転リレー305と、モータ104を逆転駆動させる側に通電する逆転リレー306を接続する。
On the other hand, to the output side of the
(基本制御)
上記の構成により、メインキースイッチ301をON操作すると、エンジン20が始動すると共に、コントローラ300から正転リレー305への出力によってモータ104が正転側へ駆動し、杆体102の回動によってローラ体91を移動させて第1ベルト51を押圧し、この第1ベルト51(第1の伝動経路W1)を介してラジエータファン40が正転駆動される。このコントローラ300から正転リレー305への出力は、ポテンショメータPMによって杆体102が第1設定位置まで回動したことが検出された時点で停止し、杆体102はこの第1設定位置で位置保持される。
(Basic control)
With the above configuration, when the main
この杆体102の第1設定位置での位置保持状態(ラジエータファン30の正転駆動状態)が50秒経過すると、コントローラ300から逆転リレー306への出力が開始され、モータ104が逆転側へ駆動し、杆体102の逆方向への回動によってローラ体91を逆方向へ移動させて第1ベルト51の押圧を解き、第2ベルト52を押圧する。これにより、第2ベルト52(第2の伝動経路W2)を介してラジエータファン40が逆転駆動される。このコントローラ300から逆転リレー306への出力は、ポテンショメータPMによって杆体102が第2設定位置まで回動したことが検出された時点で停止し、杆体102はこの第2設定位置で位置保持される。
When the position holding state (the forward rotation drive state of the radiator fan 30) of the
この杆体102の第2設定位置での位置保持状態(ラジエータファン30の逆転駆動状態)が10秒経過すると、再度、コントローラ300から正転リレー305への出力がなされ、モータ104が正転側へ駆動し、ラジエータファン30は再び正転駆動される。
When the position holding state of the
以上のラジエータファン30の50秒間の正転駆動と10秒間の逆転駆動は、メインキースイッチ301がONしている間、反復して行われる。
The above-described forward rotation drive for 50 seconds and reverse drive for 10 seconds of the
(手動操作具302によるラジエータファン停止制御)
上述の基本制御中において、手動操作具302が第1設定位置まで回動操作されると、ラジエータファン30の正転駆動中においてはコントローラ300から逆転リレー306へ出力がなされ、一方、ラジエータファン30の逆転駆動中においてはコントローラ300から正転リレー305へ出力がなされ、杆体102の回動によってローラ体91がニュートラル位置まで移動し、このニュートラル位置がポテンショメータPMによって検出された時点で上記の逆転リレー306または正転リレー305への出力が停止し、このニュートラル位置に10秒間位置保持される。これによって、ラジエータファン30の回転が10秒間だけ停止状態に維持される。この10秒間が経過した後は、上述の基本制御に復帰する。
(Radiator fan stop control by manual operation tool 302)
When the
なお、手動操作具302が第1設定位置を越えて操作されると、この操作量に応じて、ローラ体91をニュートラル位置に保持する時間、すなわち、ラジエータファン40の回転を停止状態に維持する時間が10秒間を超える時間に延長される。
When the
これにより、手動操作具302によってファン40の停止状態の継続時間を変更して、エンジン冷却水温を任意の温度に調節することができる。
Thereby, the duration of the stop state of the
(ラジエータ水温によるラジエータファン停止制御)
上述の基本制御中において、ラジエータ30の水温が第1設定温度よりも低いことが水温センサ303によって検出された場合、ローラ体91がニュートラル位置に保持される時間が水温センサ303の検出結果に応じて自動的に延長される。
(Radiator fan stop control by radiator water temperature)
During the basic control described above, when the
これによって、ラジエータ30の水温が低いほどファン40の停止時間が長くなり、エンジン冷却水温を早期に適正温度まで上昇させることができる。
Thereby, the lower the water temperature of the
また、ラジエータ30の水温が第1設定温度よりも所定量高い第2設定温度を超えたことが水温センサ303によって検出された場合、ローラ体91がニュートラル位置に保持される時間が水温センサ303の検出結果と第1設定温度との差に応じて自動的に短縮される。
When the
(排気ガス温度によるラジエータファン停止制御)
上述の基本制御中において、エンジン20の排気ガスの温度が第1設定温度よりも低いことが排気温度センサ304によって検出された場合、ローラ体91がニュートラル位置に保持される時間が排気温度センサ304の検出結果に応じて自動的に延長される。
(Radiator fan stop control based on exhaust gas temperature)
During the basic control described above, when the
これによって、エンジン20の排気ガスの温度が低いほどファン40の停止時間が長くなり、エンジン冷却水温を早期に適正温度まで上昇させることができる。
As a result, the lower the temperature of the exhaust gas of the
また、エンジン20の排気ガスの温度が第1設定温度よりも所定量高い第2設定温度を超えたことが排気温度センサ304によって検出された場合、ローラ体91がニュートラル位置に保持される時間が排気温度センサ304の検出結果と第1設定温度との差に応じて自動的に短縮される。
In addition, when the
<その他>
ところで、図8に示すように、正転用プーリ81と逆転用プーリ83とは、ラジエータファン40の回転軸41を中心とする仮想円弧C上に配置することができる。すなわち、正転用プーリ81と逆転用プーリ83とを、ラジエータファン40の回転軸41から同距離の位置に配置するものである。図8は、ラジエータファン40の回転軸41に対する正転用プーリ81および逆転用プーリ83の配置例を示す説明図である。
<Others>
By the way, as shown in FIG. 8, the
このように、正転用プーリ81と逆転用プーリ83とを、ラジエータファン40の回転軸41からいずれも半径Rの仮想円弧C上に配置することによって、第1ベルト51と第2ベルト52におけるテンションの緩み具合や張り具合はアンバランスになることがない。したがって、エンジン20からの動力をラジエータファン40に伝達する第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2(図2参照)を、1つのローラ体91によって、確実に切り替えることができる。また、第1ベルト51と第2ベルト52との共有化が可能となり、コストダウンを図ることができる。
Thus, by arranging the
なお、図3や図5で示したラジエータファン40のファン数は7枚であったのに対し、図8に示した例では8枚としている。すなわち、ラジエータファン40のファン数については特に限定するものではなく、大きさは送風能力などを勘案して適宜決定することができる。
Note that the number of
また、本参考形態および実施形態に係るコンバイン1は、図2に示すように、第1の伝動軸71の一端側、すなわちギヤケース62から機体右側に延在する部分に正転用プーリ81および入力プーリ82が取り付けられる一方、他端側、すなわちギヤケース62から機体左側に延在する部分には、グレンタンク8(図1参照)の排出螺旋軸850を駆動するための螺旋軸駆動プーリ87が取付けられている。
Further, as shown in FIG. 2, the
図2に示すように、螺旋軸駆動プーリ87から排出螺旋軸850までの動力伝達経路は、以下のように構成される。
As shown in FIG. 2, the power transmission path from the helical
すなわち、ギヤケース62と排出螺旋軸850との間に、ベベルギヤ組801を収納した第1ギヤボックス800を設け、ベベルギヤ組801の一方に連結した軸802に伝達プーリ88を取付け、この伝達プーリ88と螺旋軸駆動プーリ87との間に第3ベルト53を張設する。なお、伝達プーリ88と螺旋軸駆動プーリ87との間は、第3ベルト53のテンションを入り切りするクラッチ840が設けられる。
That is, a
ベベルギヤ組801の他方には、バイブロシャフト810の基端を連結し、このバイブロシャフト810の先端を、第2ギヤボックス820を介して排出螺旋軸850の基端と連動連結している。なお、第2ギヤボックス820の内部には、例えば複数の平歯車が噛合する伝達歯車群821が収納されている。なお、バイブロシャフト810には、グレンタンク8の底部を叩くカム体830が設けられている。
The other end of the bevel gear set 801 is connected to the base end of the
こうして、本参考形態および実施形態に係るコンバイン1では、ラジエータファン40の正転・逆転に加え、穀粒排出オーガ9の排出螺旋軸850の駆動も行うことができる。
Thus, in the
さらに本参考形態および実施形態においては、第1の伝動軸71の他端側には、螺旋軸駆動プーリ87と隣接するように、エアコン用のコンプレッサ200を駆動するためのエアコン駆動用プーリ89を設けている。そして、エアコン駆動用プーリ89とコンプレッサ200に連動連結するエアコン受動プーリ210との間に第4ベルト54を張設している。なお、本参考形態および実施形態における螺旋軸駆動プーリ87とエアコン駆動用プーリ89とは、後述するように2連プーリにより一体的に構成されている(図9参照)。
Further, in the present reference embodiment and embodiment, an air
したがって、本参考形態および実施形態に係るコンバイン1では、ギヤケース62を設けたシンプルな構成とすることで、コストアップを抑制しながらも、ラジエータファン40の正転・逆転や穀粒排出オーガ9の排出螺旋軸850の駆動に加え、さらにエアコン用のコンプレッサ200の駆動までも行うことができる。
Therefore, in the
ここで、上述した動力切替機構60が備えるギヤケース62の構成について、図9および図10を参照しながら説明を加える。図9は、ギヤケース62の側面図、図10は、図9に示すギヤケース62の背面視による説明図である。
Here, the configuration of the
図示するように、ギヤケース62は、機体側へ取付けるためのフランジ621が基部に形成され、この基部から略45°の角度で斜め上方へ延伸する長円状のケース本体622が形成されている。
As shown in the drawing, the
ケース本体622は、図10に示すように、相対的に短尺とした第1の伝動軸71を収容する第1軸収容部623をケース下部に膨出形成するとともに、相対的に長尺とした第2の伝動軸72を収容する第2軸収容部624をケース上部に膨出形成している。そして、ケース本体622における螺旋軸駆動プーリ87とエアコン駆動用プーリ89とに近接する側に、互いに噛合する平歯車からなる一対の歯車61,61を収納している。
As shown in FIG. 10, the case
かかる構成のギヤケース62を、動力切替機構60に採用することで、第1の伝動経路W1と第2の伝動経路W2との切替えが容易となり、ラジエータファン40の正転または逆転を選択的に行いつつ、排出螺旋軸850の駆動やエアコンの駆動まで、簡単な構成で行うことができる。
By adopting the
<変形例>
上述してきた実施形態では、第1の伝動経路W1や第2の伝動経路W2を構成するためのプーリについては、それぞれ独立したプーリを用いる構成とした。しかし、例えば、図11に示すように、ギヤケース62に設けた第1の伝動軸71に並設した正転用プーリ81および入力プーリ82に代えて、2連プーリ860を用いることもできる。図11は、動力切替機構60が備えるプーリの変形例を示す模式的説明図である。
<Modification>
In the above-described embodiments, the pulleys for configuring the first transmission path W1 and the second transmission path W2 are configured to use independent pulleys. However, for example, as shown in FIG. 11, a
また、ラジエータファン40の回転軸41に設けた正転プーリ85と逆転プーリ86とに代えて、これも2連プーリ870を用いることができる。
Further, instead of the
このように、2連プーリ860(870)を用いることで、部品点数を削減し、コストダウンを図ることができる。 Thus, by using the double pulley 860 (870), the number of parts can be reduced and the cost can be reduced.
また、上述した参考形態では、正転プーリ85と逆転プーリ86とを同径としたが、必ずしも同径としなくてもよい。
In the reference embodiment described above, the
また、上述してきた参考形態では、ギヤケース62内に収納した一対の歯車61,61は平歯車としたが、他の種類の歯車を用いてもよい。例えば、第1の伝動軸71と第2の伝動軸72の延在方向が平行ではない場合は傘歯車などを用いてもよい。
In the reference embodiment described above, the pair of
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細、及び代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲、及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。 Further effects and modifications can be easily derived by those skilled in the art. Thus, the broader aspects of the present invention are not limited to the specific details and representative embodiments shown and described above. Accordingly, various modifications can be made without departing from the spirit or scope of the general inventive concept as defined by the appended claims and their equivalents.
10a カバー
20 エンジン
30 ラジエータ
40 ラジエータファン(ファン)
60 動力切替機構
302 手動操作具
W1 第1の伝動経路
W2 第2の伝動経路
60
Claims (5)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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CN112297837A (en) * | 2020-11-04 | 2021-02-02 | 东风柳州汽车有限公司 | Power output device and automobile |
WO2021232580A1 (en) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | 江苏沃得农业机械股份有限公司 | Reversing device for heat dissipation fan of harvester |
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-
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- 2017-05-31 JP JP2017108221A patent/JP2018202939A/en active Pending
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