以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る情報端末装置を示すブロック図である。また、図2は番組サーバとして機能するレコーダの構成を示すブロック図である。本実施の形態は、情報端末装置とレコーダとを協働して動作させることにより、情報端末装置において、テレビジョン放送の各視聴態様、即ちリアルタイムでの視聴、録画番組の視聴及び持ち出し番組の視聴を、統一されたインタフェースを用いて簡単な操作で切換えながら視聴可能にするものである。更に、情報端末装置とテレビジョン受信機との連携表示を可能にすることで、携帯性に優れた情報端末装置と大画面を有するテレビジョン受信機のそれぞれの利便性を併せ持ったシステムを構築することが可能となる。
図3は本実施の形態における情報端末装置及びレコーダにより構成されるシステムを説明するための説明図である。図3において、宅内51にはレコーダ30、テレビジョン受信機52及び宅内ルータ53が配設されている。レコーダ30とテレビジョン受信機52とは、有線又は無線により通信可能である。レコーダ30及び宅内ルータ53は無線LAN機能を備えており、レコーダ30と宅内ルータ53とは無線LANによって接続可能である。本実施の形態における情報端末装置10は、後述するように無線LAN機能を備えており、宅内ルータ53との間で無線LANにより通信することができると共に、レコーダ30との間で無線LANにより通信が可能である。なお、情報端末装置10が宅内ルータ53及びレコーダ30との間で行う通信は、例えば、WiFi(登録商標)を用いたものであり、宅内51内においてのみ通信が可能である。宅内ルータ53は所定の伝送路を介してインターネット56に接続可能である。
情報端末装置10は、宅外55においても使用することができ、破線に示すように、情報端末装置10が宅外55に位置する場合には、情報端末装置10は電話回線網を利用してインターネット56に接続可能である。インターネット56を利用することで、情報端末装置10は、インターネット56、宅内ルータ53を介してレコーダ30との間で通信を行うこともできるようになっている。
図1の情報端末装置10としては、例えばスマートフォンやタブレット端末を採用することができる。情報端末装置10には制御部11が設けられている。制御部11は、情報端末装置10の各部を制御する。制御部11は、CPU等を用いたプロセッサによって構成されて、メモリ12に記憶されたプログラムに従って動作して各部を制御するものであってもよい。メモリ12としては、例えばフラッシュメモリを採用することができ、メモリ12はプログラムや各種データを記憶する。
情報端末装置10は、通信部13を有している。通信部13は、WiFi等の無線LANによる高速通信が可能である。また、通信部13は、電話回線網を介して情報通信を行うこともできるようになっている。
アンテナ14は、LTE回線や3G回線等の電話回線網との間で無線電波によるデータの送受信が可能であると共に、IEEE802.11a/b/n規格等の無線LAN回線との間で無線電波によるデータの送受信が可能である。通信部13は、制御部11に制御されて、制御部11からの送信データをアンテナ14から送信させると共に、アンテナ14を介して受信した受信データを制御部11に供給することができるようになっている。
情報端末装置10には表示制御部15が設けられている。表示制御部15は、制御部11に制御されて、表示に関する各種処理を実行する。表示制御部15は、制御部11からの表示用データに基づく画像をLCD(液晶ディスプレイ)16に与えて表示させることができる。なお、画像を表示する表示部は、LCD16に限定されることなく、有機ELディスプレイ等であってもよい。LCD16は、表示画面上に表示用データに基づく画像を表示する。例えば、表示制御部15は、後述するように、各種メニュー表示や、テレビジョン放送のコンテンツやコンテンツリスト等をLCD16の表示画面に表示させることもできるようになっている。
情報端末装置10の音声制御部17は、制御部11に制御されて、音響出力に関する各種処理を実行する。音声制御部17は、制御部11からの音声データに基づく音声信号をスピーカ18に与えて音響出力させることができる。スピーカ18は、音声信号に基づく音響を出力する。
情報端末装置10の撮像制御部19は、制御部11に制御されて、撮像部20を駆動する。撮像部20は、CMOSセンサ等の図示しない撮像素子が設けられており、被写体光学像を光電変換して撮像画像を得る。制御部11は、撮像制御部19を介して撮像画像が与えられ、所定の画像信号処理を施した後、表示制御部15に与えてLCD16の表示画面上に表示させることができると共に、撮像画像を例えばJPEG形式で圧縮してメモリ12に与えて記録することができる。また、制御部11は、メモリ12に記録されている撮像画像を読み出して伸張処理することができる。表示制御部15は伸張処理された撮像画像をLCD16に与えることで、記録画像の再生が可能である。
情報端末装置10の周辺デバイス制御部21は、制御部11に制御されて、周辺デバイス22を駆動する。周辺デバイス22としては、例えば、図示しないブルートゥース(登録商標)送受信機、GPS(Global Positioning System)受信機、各種センサ、USB(Universal Serial Bus)インタフェース、メモリデバイス等を採用することができる。なお、周辺デバイス22には、傾きセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等によって構成される姿勢判定部22aが設けられている。姿勢判定部22aは、情報端末装置10の姿勢を判定して判定結果を制御部11に供給することができるようになっている。例えば、姿勢判定部22aは、情報端末装置10が縦配置(縦向き)か横配置(横向き)かを判定して判定結果を制御部11に供給する。なお、情報端末装置10が縦配置(縦向き)のときにはLCD16の画面の向きも縦配置(縦向き)であり、横配置(横向き)のときにはLCD16の画面の向きも横配置(横向き)であるものとして以下説明する。また、制御部11は、通信部13に代えて、周辺デバイス22であるUSBインタフェースを介して、各種データをレコーダ30との間で授受するようにしてもよい。
LCD16の表示画面上には、タッチパネル16aが設けられている。タッチパネル16aは、ユーザが指で指し示した表示画面上の位置に応じた操作信号を発生することができる。この操作信号は、制御部11に供給される。これにより、制御部11は、ユーザが表示画面上をタッチ、タップ、スワイプ、スライド、ピンチ操作を行った場合には、これらの操作及び操作位置を検出することができ、ユーザ操作に対応した処理を実行することができるようになっている。
本実施の形態においては、メモリ12には、テレビジョン放送の各種視聴態様を簡単な操作で切換えながら、LCD16の表示画面上又はテレビジョン受信機52のモニタ画面上に表示させるためのコンテンツ視聴アプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという)が格納されている。制御部11は、このアプリケーションを実行することにより、後述するリアルタイム視聴モード、録画番組視聴モード、持ち出し番組視聴モード(以下、持ち出しモードともいう)、リモコンモード、検索モード、メニューモード及び予約モードの各動作モードで情報端末装置10を動作させることができるようになっている。
(各モードの概要)
リアルタイム視聴モードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶されたリアルタイム設定情報に基づいて、レコーダ30から現在放送中のコンテンツに関する情報(以下、コンテンツ情報という)を取得する。なお、コンテンツ情報は、放送コンテンツの内容表示(画像表示)の情報及び放送コンテンツに付随する各種情報を含む。制御部11は、LCD16の表示画面上に、現在放送中の複数のチャンネルのコンテンツから選択したコンテンツの内容(映像および音声)及び現在放送中の各コンテンツのリストを表示させることができる。
リアルタイム視聴モードにおいては、制御部11は、レコーダ30からのコンテンツをストリーミング再生するようになっており、レコーダ30に対してストリーミング再生に必要なデータの送信を要求するようになっている。また、レコーダ30において、予約録画又は記録しながら再生が可能なタイムシフト録画が行われているコンテンツについては、リアルタイム視聴モードにおいてもタイムシフト再生が可能である。
なお、制御部11は、レコーダ30から受信したコンテンツ情報をメモリ12に順次記憶させるようになっていてもよい。この場合には、メモリ12に記憶されている範囲においてメモリ12に記憶されたコンテンツによるタイムシフト再生が可能である。
録画番組視聴モードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶された録画設定情報に基づいて、レコーダ30に録画されているコンテンツ情報を取得し、LCD16の表示画面上に、録画されているコンテンツから選択したコンテンツの内容(映像および音声)及び録画されているコンテンツのリストを表示させることができる。
録画番組視聴モードにおいても、制御部11は、レコーダ30からのコンテンツをストリーミング再生するようになっており、レコーダ30に対してストリーミング再生に必要なデータの送信を要求するようになっている。
持ち出し番組視聴モードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶された持ち出し設定情報に基づいて、メモリ12に記録されている持ち出しコンテンツ情報を取得し、LCD16の表示画面上に、記録されているコンテンツから選択したコンテンツの内容(映像および音声)及び記録されているコンテンツのリストを表示させることができる。
持ち出し番組視聴モードにおいては、外出する前の自宅にいるときに予めメモリ12に持ち出しコンテンツ情報を記憶させておく必要があり、制御部11は、事前にレコーダ30に対して持ち出しコンテンツ情報の転送を要求することができるようになっている。
リモコンモードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶されたリモコン設定情報に基づいて、レコーダ30からコンテンツ情報をテレビジョン受信機52に送信させ、テレビジョン受信機52に、レコーダ30からのコンテンツの内容(映像および音声)を表示させると共に、情報端末装置10をレコーダ30及びテレビジョン受信機52のリモコン装置として機能させる操作ボタン等を表示させることができる。リモコンモードでは、制御部11は、表示画面上のタッチパネル16aに対するユーザ操作に応じてレコーダ30及びテレビジョン受信機52を制御するためのコマンドを発生してそれぞれレコーダ30又はテレビジョン受信機52に送信するようになっている。また、制御部11は、電話機能等の機能使用時においては、テレビジョン受信機52に対して、音声ミュートを指示するコマンド送信を行うようになっている。
検索モードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶された検索設定情報に基づいて、レコーダ30に記録されている検索情報を取得し、LCD16の表示画面上に、検索情報に基づく検索結果を示す画面を表示させ、ユーザのコンテンツの検索を容易にすることができる。
メニューモードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶されたメニュー設定情報に基づいて、各動作モード、アカウント設定モード及び各種設定モードを選択するメニュー表示を表示させ、ユーザが選択したモードを実行することができる。なお、制御部11は、アカウント設定モードにおいて、ユーザ操作に基づいて、ユーザアカウントの設定を行い、設定モードにおいて、ユーザ操作に基づいて、連携するレコーダ30に関する設定を行うようになっている。
予約モードにおいて、制御部11は、メモリ12に記憶された予約設定情報に基づいて、レコーダ30から放送予定のコンテンツのコンテンツリストを取得し、LCD16の表示画面上に、コンテンツリストを表示させて録画予約するコンテンツを選択させて、この選択したコンテンツを録画予約させるための予約情報をレコーダ30に送信させることができる。
リアルタイム視聴モード、録画番組視聴モード及び持ち出し番組視聴モード(以下、これらを合わせて視聴モードという)においては、制御部11は、コンテンツ情報及び各視聴モードの設定情報中の表示設定情報に基づいて画面生成を行う。なお、制御部11は、姿勢判定部22aの判定結果によって縦配置が示された場合と横配置が示された場合とで、異なる表示設定情報を採用するようになっている。リアルタイム視聴モード及び録画番組視聴モード時には、制御部11は、レコーダ30からコンテンツ情報を受信して画面生成を行い、持ち出し番組視聴モード時には、制御部11は、メモリ12に記憶されているコンテンツ情報を読み出して画面生成を行うようになっている。
また、制御部11は、ユーザ毎及びコンテンツ毎に最終再生位置の情報を含む端末レジューム情報を生成してメモリ12に記憶させるようになっている。なお、ユーザ毎及びコンテンツ毎の端末レジューム情報には、この端末レジューム情報を記録した記録日時の情報も含まれており、制御部11は、所定のタイミングで、後述するレコーダ30に記憶されたレコーダレジューム情報と比較して、ユーザ毎及びコンテンツ毎の端末レジューム情報を最新のものに更新する同期処理を行うことができるようになっている。
ところで、このアプリケーションは、レコーダ30と連携することでコンテンツの視聴を可能にする。アプリケーションにおいて、例えばレコーダ30を購入していない場合等のように、連携するレコーダ30の登録が行われていないことが考えられる。そこでこのアプリケーションには、制御部11がアプリケーションを実行した場合に連携するレコーダ30が登録されていないことが示された場合には、制御部11にお試しモードを実行させるように記述されていてもよい。
お試しモードにおいて、制御部11は、このアプリケーションの紹介映像をメモリ12から読み出して、表示制御部15によりLCD16の表示画面に表示させるようにしてもよい。この紹介映像においては、各機能の紹介画面をチュートリアル形式で数枚ずつ表示するようになっていてもよい。また、この紹介映像中には、メニューモードにおける設定モードへのリンクを表示させ、ユーザのタップ操作により、制御部11は設定モードに遷移するようになっていてもよい。
また、お試しモードにおいては、制御部11は、同一ネットワーク内に連携する機器であるレコーダ30を検出すると、設定モード開始のポップアップ表示を表示させるようにしてもよい。これにより、ユーザは煩雑な操作を行うこと無く、連携する機器の設定をするための画面を表示させることができる。
次に、図2を参照してレコーダ30の構成について説明する。
レコーダ30には制御部31が設けられている。制御部31は、レコーダ30の各部を制御する。制御部31は、CPU等を用いたプロセッサによって構成されて、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作して各部を制御するものであってもよい。
レコーダ30は複数のチューナ33−1,33−2,…(以下、代表してチューナ33という)を有している。チューナ33は、デジタル放送信号が入力され(図示省略)、入力されたデジタル放送信号の中から所望のチャンネルの放送周波数の信号を選局し、この選局した信号を各々のデジタル放送の変調方式に対応して復調する。例えば、地上デジタル放送の信号はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調処理により、衛星デジタル放送の信号はPSK(Phase Shift Keying)復調処理により復調され、トランスポートストリーム(TS)形式の復調信号がTS処理部34に出力される。TS処理部34は、トランスポートストリームとして多重化されたストリームから映像ストリームや音声ストリームを分離するほか、各種制御情報を分離し、バス38に出力する。
また、トランスポートストリームにスクランブルが施されている場合は、TS処理部34で分離したECMを、CAS制御部36を介してカードスロット(カードインタフェースI/F)に装着されたCASカード(ICカード)32に転送し、スクランブルを解除するためのスクランブル鍵(Ks)を得る。この場合、TS処理部34では、このスクランブル鍵(Ks)でトランスポートストリームのパケットごとに施されたスクランブルを解除してからバス38に出力する。
デスクランブルを解除された放送コンテンツの信号は、バス38を介してAVデコード部39及び記録再生処理部42に出力される。記録再生制御部41によって記録媒体45に記録する際には、記録再生処理部42で、入力された放送コンテンツの信号に対して機器固有の鍵で暗号化処理を行い、この暗号化した信号を記録媒体45に記録するようになっている。
AVデコード部39は、バス38を介して入力された放送コンテンツの信号をAV情報(映像および音声)にデコードして出力することができる。また、記録媒体45に記録されている放送コンテンツの信号を記録再生処理部42で復号化したのちにAVデコード部39に出力して再生することもできる。
記録再生処理部42は、記録媒体45への記録に際して、情報端末装置10に転送するための持ち出し番組として記録するための記録処理を行うこともできる。生成された持ち出し番組は、記録再生制御部41によって記録媒体45に記録される。なお、記録再生処理部42は、持ち出し番組の作成に際して、コマーシャル部分を削除した状態(以下、CMカット状態という)で記録を行うことができるようになっている。また、記録再生処理部42は、コンテンツを記録媒体45に記録しながら同時に再生を行うタイムシフト録画が可能であり、タイムシフト録画では再生位置を自由に変更可能なタイムシフト再生を行うことができる。
記録再生処理部42は、記録媒体45からの各コンテンツの再生時に、ユーザ毎及びコンテンツ毎に最終再生位置の情報を含むレコーダレジューム情報を生成して記録媒体45に記録させるようになっている。なお、レコーダレジューム情報には、レコーダレジューム情報を記録した記録日時の情報も含まれている。
記録媒体45は、HDD、光ディスクディスクドライブ、SD(登録商標)カード等によって構成することができ、記録再生制御部41からの放送コンテンツの信号を記録可能に構成されている。なお、記録媒体45は、レコーダ30に対して接続される外部機器であってもよい。この場合、記録再生制御部41からの出力は、IEEE1394インタフェース又はUSBインタフェースなどを介して、記録媒体45へ転送されることになる。
レコーダ30は、複数のチューナ33によって複数チャンネルのコンテンツを同時に受信すると共に、記録再生制御部41によって、受信した複数のチャンネルのコンテンツを同時に記録媒体45に記録することができるようになっている。
番組データベース処理部35には、TS処理部34からコンテンツを取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等)等が与えられる。番組データベース処理部35は、これら入力された情報に基づいて番組表(現在以降の未来に放送される番組の番組表である未来番組表)の情報を生成することができるようになっている。
更に、番組データベース処理部35は、記録再生制御部41によって記録されたコンテンツに関するデータベース(以下、番組データベースという)を生成することができるようになっている。番組データベースは、録画したコンテンツを管理する情報であり、番組タイトルや番組の放送開始日時、終了日時や番組内容等の詳細情報、さらに上記録画の指定条件やユーザから指定情報(番組の自動消去禁止等)の入力項目などの録画コンテンツに関するメタデータを含む。番組データベースは、録画コンテンツの実際の放送日時と記録媒体上の記録位置との対応関係の情報を含んでいる。番組データベース処理部35は、番組データベースを、記録再生制御部41を介して記録媒体45に記録させることができる。番組データベース処理部35は、番組データベースに基づいて、記録済コンテンツの番組表(過去番組表)の情報を生成することもできるようになっている。
ネットワーク処理部44は、情報端末装置10及びテレビジョン受信機52との間で有線又はWiFi等の無線LAN回線を介して通信が可能である。ネットワーク処理部44は、情報端末装置10及びテレビジョン受信機52に対してテレビジョン放送のコンテンツ情報を送信すると共に、自機宛の情報を取得することができるようになっている。
本実施の形態においては、レコーダ30には連携データ処理部46が設けられている。連携データ処理部46は、情報端末装置10との間で連携してテレビジョン放送(記録したものも含む)を視聴可能にするための各種データ処理、データの記録処理及びデータの転送処理を行う。即ち、連携データ処理部46は、情報端末装置10における各動作モードに対応したデータ処理を行う。連携データ処理部46は、情報端末装置10の各動作モードにおいて送信すべきデータを生成し、モード毎に記録媒体45に記録するようになっている。
情報端末装置10のリアルタイム視聴モードに対応したデータ処理として、レコーダ30の連携データ処理部46は、情報端末装置10によってチャンネルを選局させて、この選局されたチャンネルのコンテンツ情報をチューナ33で取得し、ネットワーク処理部44を介して情報端末装置10に送信させることができる。なお、コンテンツ情報はコンテンツの内容(映像および音声)及びコンテンツに付随する情報並びに現在放送中の各チャンネルのコンテンツリストに関する情報、コンテンツが予約録画又はタイムシフト録画されたものであることを示す情報等を含む。
また、リアルタイム視聴モードにおいてタイムシフト再生による再生位置の指定が情報端末装置10からネットワーク処理部44を介してあった場合には、レコーダ30は記録再生処理部42を制御して、当該指定された再生位置からコンテンツを再生させて、再生データをネットワーク処理部44から情報端末装置10に送信させるようになっている。
情報端末装置10の録画番組視聴モードに対応したデータ処理として、レコーダ30の番組データベース処理部35は、記録再生処理部42が記録したコンテンツに関する過去番組表の情報を記録媒体45に記録させる。連携データ処理部46は、録画番組視聴モードにおいて再生指定されたコンテンツ情報を記録媒体45から取得し、当該コンテンツ情報を情報端末装置10に送信させる。なお、コンテンツ情報には、過去番組表の情報も含まれる。
リモコンモードに対応したデータ処理として、連携データ処理部46は、リモコンモードの指定によって、コンテンツ情報の出力先を情報端末装置10からテレビジョン受信機52に変更する。また、連携データ処理部46は、リモコンモードにおいて情報端末装置10から送信されたコマンドに従って、レコーダ30の再生動作を制御するようになっている。また、リモコンモードが終了すると、連携データ処理部46は、コンテンツ情報の出力先をテレビジョン受信機52から情報端末装置10に変更する。なお、連携データ処理部46は、コンテンツ情報の出力先を変更する場合でもコンテンツを連続的に再生して出力することにより、視聴者が連続的にコンテンツを視聴できるようにする。
情報端末装置10の検索モードに対応したデータ処理として、連携データ処理部46は、記録再生処理部42が記録したコンテンツを検索するための各種検索情報を記録媒体45に記録させる。連携データ処理部46は、検索モードが指定されると、当該検索情報を情報端末装置10に送信する。
情報端末装置10の予約モードに対応したデータ処理として、連携データ処理部46は、記録再生制御部41によって未来番組表の情報を記録媒体に記録させる。連携データ処理部46は、予約モードが指定されると、未来番組表の情報を情報端末装置10に送信させ、情報端末装置10からの予約設定情報に基づいてコンテンツの録画予約設定を行う。そして、連携データ処理部46は、録画予約設定により設定された録画予約設定情報を、記録再生制御部41を介して記録媒体45に記録させることができる。記録再生制御部41は、録画予約設定により設定され、記録媒体45に記録された録画予約設定情報に基づいて放送されたコンテンツを記録する。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図4乃至図37を参照して説明する。図4は各モードへの遷移の関係を示す状態遷移図である。また、図5A及び図5Bは各モードへの遷移を可能にする遷移処理を示すフローチャートである。なお、図5A及び図5Bにおいては丸で囲った英字によって、対応する英字同士の処理の連結を示している。
情報端末装置10のLCD16の表示画面上には、コンテンツ視聴アプリケーションプログラムを含む各種プログラムを起動するためのアイコンを表示可能であり(図示省略)、ユーザが目的のアイコンをタップすることによって、目的のプログラムを起動することができる。本実施の形態においては、コンテンツ視聴アプリケーションプログラムを実行することにより、スマートフォン等の情報端末装置10及びテレビジョン受信機52において、各種視聴態様での視聴が可能である。本実施の形態においては、簡単な操作で、各視聴モードを含む複数のモードの切換えが行えるようになっている。
先ず、図4を参照して、各モード間の遷移の関係について説明する。
本実施の形態においては、図4に示すように、リアルタイム視聴モード、録画番組視聴モード、持ち出し番組視聴モードの3つあるいずれの視聴モードにおいても、キャストボタン操作によってリモコンモードに遷移することができ、また、リモコンモードからキャストボタン操作によって元の視聴モードに戻ることができる。また、上記した3つあるいずれの視聴モードにおいても、検索ボタン操作によって検索モードに遷移することができ、また、検索の終了操作によって元の視聴モードに戻ることができる。
そして、本実施の形態においては、リアルタイム視聴モードと録画番組視聴モード相互間で遷移可能であり、録画番組視聴モードと持ち出し番組視聴モード相互間でも遷移可能である。
また、メニューモードから各視聴モードを選択する操作によって各視聴モードに遷移することができ、メニューモードから予約モードを選択する操作によって予約モードに遷移することができる。この予約モードでは予約確認リストに加え、後述するリスト形式及び番組表形式の画面を表示することができる。また、各視聴モード及び予約モードからはメニューボタン操作によってメニューモードに遷移することができる。
次に、図5A及び図5Bを参照して各モードへの遷移処理について具体的に説明する。なお、各モードの詳細については後述する。
本実施の形態においては、例えばアプリケーションに対応するアイコンのタップ操作によってアプリケーションを実行した直後において、図5Aに示す遷移処理が実行される。先ず、制御部11は、ステップS1において連携機器が登録されているか否かを判定する。連携機器が登録されていない場合には、お試しモードに移行する。連携機器が登録されている場合には、制御部11は次のステップS2において宅内判定を行う。
図6は図5AのステップS2の宅内判定における具体的な判定処理の一例を示すフローチャートである。
情報端末装置10の制御部11は、通信部13を制御して、無線LANの通信相手を検索する。例えばWiFi接続の場合には、アクセスポイントとなる宅内ルータ53及びアドホックモードで通信可能なレコーダ30においては、所定間隔でビーコンを送信している。情報端末装置10の制御部11は、通信部13がこのビーコンを受信することで、通信相手を検出する(ステップS51)。また、情報端末装置10の通信部13は、所定間隔でプローブ要求を発生することもでき、このプローブ要求に対するプローブ応答によって、通信相手を検出することができる。制御部11は、通信部13がビーコンやプローブ応答を検出していない場合には、処理をステップS56に移行して宅外設定を行った後、処理をステップS51に戻す。
制御部11は、WiFiの無線信号を検出すると、ステップS52において、通信モードがアドホックモードであるかインフラストラクチャモードであるかを判定する。制御部11は、アプリケーションの設定モードにおいて、連携する機器を登録することができる。例えば、制御部11は、レコーダ30とアドホックモードで通信を行う場合には、レコーダ30が構成するネットワークと共通のネットワークを示すネットワーク識別子をメモリ12に記憶させており、ステップS53において、検出した通信相手が登録したネットワークに属するものであるか否かを判定する。検出した通信相手のネットワークが登録したネットワークと異なる場合には、処理をステップS56に移行して宅外設定を行った後、処理をステップS51に戻す。
また、制御部11は、レコーダ30とインフラストラクチャモードで通信を行う場合には、宅内ルータ53が構成する宅内ネットワークと共通のネットワークを示すネットワーク識別子をメモリ12に記憶させており、ステップS54において、検出した通信相手が登録したネットワークに属するものであるか否かを判定する。なお、この場合には、レコーダ30も宅内ルータ53が構成する宅内ネットワークに属するものとする。検出した通信相手のネットワークが登録した宅内ネットワークと異なる場合には、通信相手は宅内ルータ53ではないので、処理をステップS56に移行して宅外設定を行った後、処理をステップS51に戻す。
制御部11は、ステップS53において、検出した通信相手のネットワークが登録したネットワークに一致したことを検出すると、連携するレコーダ30と同一のネットワーク内に存在して通信部13により通信可能であるものと判定して、処理をステップS55に移行し、宅内設定を行った後、処理をステップS51に戻す。同様に、制御部11は、ステップS54において、検出した通信相手のネットワークが登録した宅内ネットワークに一致したことを検出すると、宅内ルータ53と同一のネットワーク内に存在して通信部13により宅内ルータ53を介してレコーダ30と通信可能であるものと判定して、処理をステップS55に移行し、宅内設定を行った後、処理をステップS51に戻す。
本実施の形態においては、制御部11は、ステップS2の宅内判定の判定結果を用いたステップS3の判定によって、リアルタイム視聴モード又は持ち出し番組視聴モードを決定するようになっている。即ち、制御部11は、情報端末装置10が宅内に存在することにより、レコーダ30によるネットワークと同一ネットワークに属してレコーダ30と通信を行うことができると判定した場合には、ステップS4において、リアルタイム視聴モードを設定する。また、制御部11は、情報端末装置10が、レコーダ30と通信を行うことができない宅外に存在すると判定した場合には、ステップS5において、持ち出し番組視聴モードを設定する。
リアルタイム視聴モードにおいては、後述するように、レコーダ30が受信している現在放送中のコンテンツが表示される。すなわち、本実施の形態においては、宅内で情報端末装置10においてアプリケーションを起動すると、起動直後において放送中のテレビジョン放送コンテンツをLCD16に表示させるようになっており、普通のテレビジョン受信機と同様の感覚で、情報端末装置10によるテレビジョン放送の視聴が可能である。また、情報端末装置10の起動時に、リアルタイム視聴モードが実行されるようになっていてもよい。なお、現在放送中のコンテンツがタイムシフト録画されている場合、情報端末装置10においてアプリケーションを起動すると、現在放送中のコンテンツの先頭から再生するようにしてもよい。
また、情報端末装置10の通信部13は、情報端末装置10が宅外に存在する場合であっても、インフラストラクチャモードであれば、インターネット56を経由することで宅内ルータ53を介してレコーダ30との間で通信が可能である。しかしながら、この場合には、課金が生じるネットワークを利用する場合や通信速度が低速のネットワークを利用する場合等があり、放送コンテンツをストリーミング再生しない方がよい場合がある。そこで、本実施の形態においては、宅外判定を行った場合には、宅外ネットワークを経由してコンテンツのデータ伝送を行う必要がない持ち出し番組視聴モードに設定するようになっている。
なお、制御部11は、後述するステップS11,S17,S34においてYES判定を行った場合には、ステップS6において録画番組視聴モードを設定する。本実施の形態においては、各視聴モードから他のモードに移行した後、再度元の視聴モードに戻すことを可能にするために、設定されたモードをメモリ12に記憶させるようになっている(ステップS8〜S9)。
いずれの視聴モードであっても、制御部11は、次のステップS10においてリアルタイム視聴モード遷移操作が行われたか否かを判定し、ステップS11において録画番組視聴モード遷移操作が行われたか否かを判定し、ステップS12において持ち出し番組視聴モード遷移操作が行われたか否かを判定する。リアルタイム視聴モード遷移操作が行われた場合には、制御部11は、処理をステップS4に戻してリアルタイム視聴モードを設定した後、ステップS7においてモード記憶を行う。また、録画番組視聴モード遷移操作が行われた場合には、制御部11は、処理をステップS6に戻して録画番組視聴モードを設定した後、ステップS9においてモード記憶を行う。また、持ち出し番組視聴モード遷移操作が行われた場合には、制御部11は、処理をステップS5に戻して持ち出し番組視聴モードを設定した後、ステップS8においてモード記憶を行う。
制御部11は、ステップS10〜S12において各視聴モードへの遷移操作が行われなかったものと判定した場合には、次のステップS13においてキャストボタン操作が行われたか否かを判定する。キャストボタン操作が行われると、制御部11は、次のステップS14においてリモコンモードを設定する。
リモコンモード中においては、制御部11はステップS15において、キャストボタン操作の待機状態となる。キャストボタン操作が行われると、制御部11は、次のステップS16において、メモリ12に記憶されているモードがリアルタイム視聴モードであるか否かを判定し、ステップS17において、メモリ12に記憶されているモードが録画番組視聴モードであるか否かを判定し、ステップS18において、メモリ12に記憶されているモードが持ち出し番組視聴モードであるか否かを判定する。制御部11は、メモリ12に記憶されているモードがリアルタイム視聴モードであると判定した場合には処理をステップS4に戻してリアルタイム視聴モードに戻し、メモリ12に記憶されているモードが録画番組視聴モードであると判定した場合には処理をステップS6に戻して録画番組視聴モードに戻し、メモリ12に記憶されているモードが持ち出し番組視聴モードであると判定した場合には処理をステップS5に戻して持ち出し番組視聴モードに戻す。この結果、リモコンモードが設定された後で視聴モードに戻るとき、リモコンモードとなる前の、元の視聴モードに戻ることができる。
制御部11は、ステップS13においてキャストボタン操作が行われていないと判定した場合には、次のステップS19においてメニュー操作の有無を判定する。後述するように、各視聴モード及び予約モードにおいては、メニューボタンが設けられており、制御部11は、このメニューボタンに対する操作が行われると、図5BのステップS32に処理を移行してメニューモード設定を行う。
制御部11は、ステップS19においてメニュー操作が行われていないと判定した場合には、次のステップS20において検索操作の有無を判定する。後述するように、各視聴モードにおいては、検索ボタンが設けられており、制御部11は、この検索ボタンに対する操作が行われると、ステップS21において検索モード設定を行う。制御部11は、ステップS22において検索モードの終了操作が行われたか否かを判定する。この終了操作が行われると、制御部11は、処理をステップS16〜S18に戻して、元の視聴モードに戻す。なお、制御部11は、ステップS20において検索操作が行われていないと判定した場合には、処理をステップS10に戻して、各操作の検出を繰り返す。
こうして、各視聴モードとリモコンモードとの間の遷移及び各視聴モードと検索モードとの間の遷移が行われる。
図5BのステップS32においてメニューモード設定が行われると、制御部11は、ステップS33〜S38において、メニューモードにおいて設定された各項目のいずれが選択されたかを順次判定する。即ち、制御部11は、ステップS33において、リアルタイム視聴モードを指定する操作が行われると、ステップS4に処理を戻してリアルタイム視聴モードを設定する。制御部11は、ステップS34において、録画番組視聴モードを指定する操作が行われると、ステップS6に処理を戻して録画番組視聴モードを設定する。制御部11は、ステップS35において、持ち出し番組視聴モードを指定する操作が行われると、ステップS5に処理を戻して持ち出し番組視聴モードを設定する。
こうして、メニューモードから各視聴モードへの遷移及び各視聴モードからメニューモードへの遷移が可能となる。
制御部11は、ステップS36において、予約モードを指定する予約操作が行われると、処理をステップS41に移行して予約モードを設定する。制御部11は、次のステップS42においてメニューボタンに対する操作が行われたか否かを判定しており、メニューボタンに対する操作が行われると(ステップS42のYES)、処理をステップS32に戻してメニューモード設定を行い、メニューボタンに対する操作が行われないと(ステップS42のNO)予約モードを継続する。こうして、メニューモードと予約モードとの間の遷移が可能となる。
制御部11は、ステップS37において、設定操作が行われると、処理をステップS43に移行して連携する機器の設定を行う。この設定によって、レコーダ30の登録が行われる。なお、このアプリケーションは複数台のレコーダを登録することができる。制御部11は、ステップS44において設定が終了したことを判定すると(ステップS44のYES)、処理をステップS32に戻し、判定しないと(ステップS44のYES)、連携する機器の設定を継続する。
制御部11は、ステップS38において、アカウント設定操作が行われると、処理をステップS45に移行してアカウント設定を行う。このアカウント設定によって、自機及びユーザの設定を行うことができ、制御部11はユーザ毎に視聴の管理を行うことも可能である。制御部11は、ステップS46においてアカウント設定が終了したことを判定すると(ステップS46のYES)、処理をステップS32に戻し、判定しないと(ステップS46のYES)アカウント設定を継続する。
次に、各モードにおける画面表示及び動作について説明する。
(リアルタイム視聴モード)
図7及び図8は各視聴モードに共通の処理を示しており、図7は、視聴モード開始から終了までの一連の処理の一例を示すフローチャートである。図8は、図7のステップS103の画面生成処理の一例を示すフローチャートである。図9は図8のステップS111における表示設定情報の更新処理の一例を示すフローチャートであり、図10は図7のステップS105のデータ送信・要求判定処理の一例を示すフローチャートである。図11〜図15はリアルタイム視聴モードにおける画面表示の表示例を示す説明図である。
まず、制御部11は、ステップS100においてレコーダ30又はメモリ12に対して必要なデータを要求すると、ステップS101においてレコーダ30又はメモリ12から必要なデータを受け取る。リアルタイム視聴モード及び録画番組視聴モードはストリーミング再生のため、制御部11はレコーダ30に必要なデータを要求する。一方、持ち出し番組視聴モードは情報端末装置10のメモリ12に予め記録されているコンテンツを視聴するため、制御部11はメモリ12に対して必要なデータを要求する。
次に、制御部11は、ステップS102において受け取ったデータから表示設定情報を作成する。表示設定情報は、各モードの表示の仕方に関する情報であり、画面全体のレイアウトの情報、画面の各部を構成する各種アイコンや操作ボタン等の形状及び配置の情報等を含んでいる。本実施の形態においては、メモリ12には各モードに応じた表示設定情報が記憶されており、制御部11は、取得したコンテンツ情報及びユーザ操作に基づいてモード毎の表示設定情報を更新する。上述したように、情報端末装置10の縦配置(縦向き)か横配置(横向き)に応じて異なる表示設定情報が用いられる。
制御部11は、ステップS103において、コンテンツ情報及び表示設定情報に基づいて情報端末装置10のLCD16に表示する画面を生成する画面生成処理を実行する。この画面生成処理では、後述する図8の処理に基づいて、例えば1/30秒毎に画面が更新生成される。そして、制御部11は、ステップS104においてステップS103の処理により生成された画面をLCD16に表示する。
次に、制御部11は、ステップS105においてデータ送信又はデータ要求の判定処理を行い、ステップS106に移行してステップS105においてデータ送信又はデータ要求判定があったか否かを判定する。制御部11は、データ送信又はデータ要求がなかった場合(ステップS106のNO)、ステップS104に移行してステップS103により生成された画面をLCD16に表示する処理を続ける。制御部11は、データ送信又はデータ要求があった場合(ステップS106のYES)、ステップS107に移行して視聴モードであるか否かを判定する。
この視聴モードは、リアルタイム視聴モード、録画番組視聴モード及び持ち出し番組視聴モードの3つのいずれかの視聴モードであり、制御部11は、いずれかの視聴モードである場合(ステップS107のYES)、ステップS100に移行して必要なデータを要求し、受け取ったデータに基づいて要求したデータに応じた画面を生成し、LCD16に表示する。制御部11は、いずれかの視聴モードでない場合(ステップS107のNO)、すなわち、リモコンモード、検索モード、及び、メニューモード等に移行した場合、処理を終了する。
次に、ステップS103の画面生成処理について説明する。制御部11は、ステップS110において、情報端末装置10の向きが縦向きか横向きかを判定し、ステップS111に移行して表示設定情報の更新処理を実行する。すなわち、画面生成処理では、更新された表示設定情報と、受け取ったデータに応じて、情報端末装置10が縦向きの場合、縦用の画面が生成され、情報端末装置10が横向きの場合、横用の画面が生成されることになる。
次に、制御部11は、ステップS112,S114,S116において、それぞれリアルタイム視聴モードであるか、録画番組視聴モードであるか又は持ち出し番組視聴モードであるかを判定する。制御部11は、リアルタイム視聴モードである場合(ステップS112のYES)、ステップS113においてリアルタイム視聴モード用の画面を生成し、リアルタイム視聴モードでない場合(ステップS112のNO)ステップS114へ移行する。制御部11は、録画番組視聴モードである場合(ステップS114のYES)、ステップS115において録画番組視聴モード用の画面を生成し、録画番組視聴モードでない場合(ステップS114のNO)ステップS114へ移行する。制御部11は、持ち出し番組視聴モードである場合(ステップS116のYES)、ステップS117において持ち出し番組視聴モード用の画面を生成し、持ち出し番組視聴モードでない場合(ステップS116のNO)ステップS110へ移行する。
ステップS110からステップS117の処理は、例えば1/30秒毎に繰り返し実行され、ステップS111において表示設定情報が更新される度に、また、図7のステップS106においてデータ要求が発生する度に、更新されたデータ及び表示設定情報に応じた画面が生成されることになる。
ここで、ステップS113の処理により生成されるリアルタイム視聴モード用の画面について説明する。なお、ステップS115の処理により生成される録画番組視聴モード用の画面、及び、ステップS117の処理により生成される持ち出し番組視聴モード用の画面については後述する。
図11はリアルタイム視聴モード開始直後において、初期の表示設定情報に基づいて生成されるトップ画面、即ち、ユーザ操作が行われる前の画面を示している。図11に示すように、LCD16に表示される画面100は、上側の所定の領域にビューワエリア101を備え、下側の所定の領域にコンテンツリストエリア102を備える。
ビューワエリア101は、放送中のコンテンツ(番組)のプレビューを表示するための表示エリア110、メニュー表示を行うためのメニューアイコン111、検索モードに移行するための検索アイコン112、視聴モードを切り換えるための視聴モード切り換えボタン113、114、及び、タイムバー115を備える。なお、本明細書中のアイコンについては、アイコンに限らず操作ボタンや文字からなる画像であってもよい。
表示エリア110は、放送中のコンテンツ116のプレビューを表示するとともに、放送中のコンテンツ116の上側に選局中のコンテンツの前の放送局のコンテンツ117の一部、例えば、下側の一部を表示し、放送中のコンテンツ116の下側に選局中のコンテンツの後の放送局のコンテンツ118の一部、例えば、上側の一部を表示する。
なお、表示エリア110には放送中のコンテンツを表示させており、表示エリア110の表示によって放送中のコンテンツを確認することも可能であるが、ビューワエリア101の他にコンテンツリストエリア102を表示しており、後述するように表示エリア110のスワイプ操作によって表示するコンテンツを切換えることもでき、縦配置における表示は、所謂ザッピング選局等の選局用として利用し易い構成となっている。これに対し、後述する横配置における表示時には、LCD16の表示画面の略全域に放送中のコンテンツを表示するようになっており、視聴の用途に向いている。
また、制御部11は、アプリケーション起動直後に最初に受信するチャンネルとして、端末レジューム情報又はレコーダレジューム情報に記録されている前回の最後の視聴時に視聴したチャンネルに設定するようになっていてもよい。これにより、ユーザは最後に情報端末装置10とレコーダ30のいずれで視聴を行ったかに拘わらず、最後に視聴したチャンネルからコンテンツを視聴することができる。
図11において、放送中のコンテンツ116の下側の所定の領域にはコンテンツ情報119が所定時間(例えば、チャンネルが切替えられた後10秒間)表示される。さらに、放送中のコンテンツ116の左下側の所定の領域には、このコンテンツ116の先頭から再生するための先頭ジャンプボタン120が表示される。この先頭ジャンプボタン120は、放送中のコンテンツ116が予約録画又はタイムシフト録画等により録画されている場合に表示されるものである。
タイムバー115は、チャプタ121a、121b、・・・、のように交互に色分けされて表示され、黒色と白色との色の境界にチャプタが打たれている。また、タイムバー115には、放送中のコンテンツ116が予約録画又はタイムシフト録画等により録画されている場合、スライダ&インジケータ122が表示される。タイムバー115は表示エリア110で表示しているコンテンツの番組の長さを示すバーであり、スライダ&インジケータ122はコンテンツの長さに対する再生位置に応じた位置に表示される。すなわち、このスライダ&インジケータ122は、ポインタの役割も有しており、再生位置に応じて自動的に現在の再生位置を示すように位置が変更される。このスライダ&インジケータ122はユーザが左右にスワイプ(スライド)させることができるようになっており、ユーザがスライダ&インジケータ122を左右にスワイプ(スライド)させることにより再生位置を変更することができる。このようなタイムバー115の色分け表示によって、ユーザはコンテンツ中でどの位置(時間)の表示を行っているかに加え、コンテンツ中の各チャプタ121a、121b、・・・、の長さを容易に把握することができる。例えば、コマーシャルは比較的短いチャプタで区切られている。色分け表示によってこのような短い期間のチャプタであることを確認することで、コマーシャルの期間を簡単に認識できる。また、ユーザがスライダ&インジケータ122を左右にスワイプしている間は、再生を再開するまでスワイプ直前の静止画(キャプチャ画像)を表示エリア110に表示する。さらに、ユーザがスライダ&インジケータ122を左右にスワイプしている間は、そのスワイプ位置におけるサムネイル画像を次々に表示エリア110の所定の領域に表示する。このようなタイムバー115の処理は、後述する録画番組視聴モード及び持ち出し番組視聴モード時にも行われる。
コンテンツリストエリア102には、現在視聴可能なコンテンツ、すなわち、複数のコンテンツ123a、123b、・・・、123hがリスト表示される。各コンテンツ123a、123b、・・・、123hは、同様の構成をしているため、代表してコンテンツ123bについて説明する。
コンテンツ123bには、コンテンツのサムネイル画像124(コンテンツを代表する1枚)、放送局ロゴ125、コンテンツタイトル126、放送日時127、及び、コンテンツの詳細説明128が表示される。なお、コンテンツの詳細説明128に代えてコンテンツの簡易説明を表示するようになっていてもよい。さらに、サムネイル画像124の下部には、バー129が表示される。このバー129は、バー129全体の長さをコンテンツの放送時間長と見立て、このバー129の左端をコンテンツの開始位置、右端を終了位置とし、バー129全体に対する現在の放送位置を示すバー129が表示される。
現在選択中のコンテンツ123a(表示エリア110に表示されているコンテンツ116)には、フォーカス130があてられる。ユーザは、コンテンツリストエリア102を指で上下にスワイプさせることによりコンテンツリストを上下にスライドさせることができ、例えば下にスワイプさせるとコンテンツ123aの前のチャンネルのコンテンツ123が表示され、上にスワイプさせるとコンテンツ123hの後のチャンネルのコンテンツ123が表示される。ユーザは視聴したいコンテンツ123をタップすることにより表示エリア110に表示されるコンテンツを切り換えることができる。このとき、選択されたコンテンツをリスト表示の最上段にスライドインさせるようにしてもよいし、選択した位置にフォーカス130を移動するようにしてもよい。なお、フォーカスに代えてコンテンツ123の例えば左側にラジオボタン等のマークを表示するようにしてもよい。
また、コンテンツリストエリア102の上側の所定の位置には、放送種別選択ボタン131が表示されている。ユーザは、放送種別選択ボタン131をタップし、後述する放送種別選択画面132(図15参照)から放送種別(地上デジタル放送、BS放送、CS放送)を切り換えることができる。図13の例では、「地デジ」の表記により放送種別として地上デジタル放送が選択されていることを示している。なお、この放送種別選択ボタン131を"地デジ"の表記とは別に設けるのではなく、"地デジ"の表記自体を放送種別選択ボタン131としてタップすることで放送種別を"BS"や"CS"に切替えられるようにしてもよい。
図11のトップ画面は、表示設定情報が更新されることで表示が変更される。
次に、図9を参照して図8のステップS111の表示設定情報の更新処理について説明する。
制御部11は、ステップS120において所定時間(例えば、10秒間)経過したか否かを判定する。制御部11は、所定時間経過していない場合、ステップS122に移行する。一方、制御部11は、所定時間経過している場合、ステップS121においてコンテンツ情報119の表示をOFF(消去)にする設定を行う。こうして表示設定情報が更新されると、図8のステップS113において、図11に示すトップ画面が変更されて、図12に示すように、コンテンツ情報119が消去された画面100が表示される。このとき、図11に示す先頭ジャンプボタン120も同時に消去される。
リアルタイム視聴モードにおいては、レコーダ30において現在放送を受信中のコンテンツに関する表示が表示エリア110に行われる。従って、リアルタイム視聴モードでは、本来、放送中のコンテンツをリアルタイムに表示することしかできない。しかし、レコーダ30において、選局中のコンテンツを予約録画又はタイムシフト録画等により録画している場合がある。この場合には、リアルタイム視聴モードであっても、レコーダ30の録画データに基づいて、放送中のコンテンツをタイムシフト再生することも可能である。そこで、本実施の形態においては、リアルタイム視聴モードにおいてタイムシフト再生の操作を行うためのコントロールパネル140を図13に示す通り表示させるようになっている。
先ず、制御部11は、図9のステップS122において表示エリア110がタップされたか否かを判定する。制御部11は、表示エリア110がタップされていない場合、ステップS127に移行する。一方、制御部11は、表示エリア110がタップされた場合、ステップS123において視聴中のコンテンツが録画(タイムシフト録画または予約録画等)されているか否かを判定する。
制御部11は、視聴中のコンテンツが録画されている場合、ステップS126に移行し、コントロールパネル140を表示エリア110上に表示させるためのコントロールパネル表示ON設定を行う。この表示設定情報の更新により、図8のステップS113において、更新された表示設定情報に基づいて新たな画面100が生成されることなる。すなわち、このコントロールパネル表示ON設定により、図13に示すように、表示エリア110上にコントロールパネル140が表示されることになる。このとき、視聴中のコンテンツは再生を続ける、あるいは、一時停止状態となり、表示エリア110上でコントロールパネル140の後ろで透過表示された状態となる。この透過表示方法としては例えばアルファブレンディングによる透過表示とする。
コントロールパネル140は、10秒戻しボタン141、一時停止/再生ボタン142、30秒スキップボタン143、キャストボタン144、前チャプタボタン145、及び、次チャプタボタン146を備える。
また、本実施の形態においては、レコーダ30において放送中のコンテンツの録画を行っていない場合でも、タイムシフト再生のためにレコーダ30に録画要求をすることも可能である。すなわち、制御部11は、図9のステップS123において視聴中のコンテンツが録画されていない場合、ステップS124に移行し、レコーダ30に対して録画の可否の問い合わせ、及び、録画の依頼を行う。制御部11は、ステップS125において、レコーダ30からの問い合わせ結果から録画が可能か否かを判定する。制御部11は、録画が可能でない場合、ステップS127に移行する。一方、制御部11は、録画が可能な場合、ステップS126に移行し、コントロールパネル表示ON設定を行う。
なお、このような状態において、ユーザが情報端末装置10を縦向きから横向きに変更すると、図14に示す通り全画面表示に切り換わる(但し、横向きに変更する直前に通常コントロールパネル140が表示されていない場合には、コントロールパネル140が表示されていない全画面表示)。また、情報端末装置10を横向き(全画面表示)にしてコンテンツを視聴中にユーザが画面をタップした場合も図14に示す画面に切り換わる。このような横向きの全画面表示と縦向きの表示とを情報端末装置10の向きを変えただけで自動的に変更することができ、操作性に優れている。
図14に示すように、全画面表示に切り換わった画面150は、ビューワエリア101と略同じ表示であるが、タイムバー115の下側に各放送局の放送局ロゴ125が表示されている。ユーザは所望の放送局ロゴ125をタップすることで、所望の放送局による放送コンテンツに切り換えることができる。なお、図14では画面150にはコントロールパネル140が表示されている例を示しているが、コントロールパネル表示OFF設定の場合にはコントロールパネル140は表示されず、視聴に適した画面となる。これにより、わざわざ縦向きに戻すことなく横向きのままコントロールパネル140を表示することができ、操作性に優れている。
制御部11は、図9のステップS127において、表示エリア110以外がタップされたか又は視聴中のコンテンツが一時停止状態中に一時停止/再生ボタン142がタップされたか否かを判定する。なお、一時停止/再生ボタン142は、コンテンツが一時停止状態中には図13,図14に示すような再生マークのボタンとなり、逆に再生状態中には図20に示すような一時停止マークのボタンとなる。
制御部11は、表示エリア110以外がタップされたか又は視聴中のコンテンツが一時停止状態中に一時停止/再生ボタン142がタップされた場合、ステップS128に移行し、コントロールパネル表示OFF設定を行う。これにより、表示エリア110(図14では画面150内のコンテンツ表示エリア)からコントロールパネル140が消えることになる。制御部11は、表示エリア110以外がタップされておらず、また視聴中のコンテンツの一時停止状態中に一時停止/再生ボタン142がタップされていない場合、ステップS129に移行する。
制御部11は、図9のステップS129においてタイムバー操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、タイムバー115のスライダ&インジケータ122が左右にスライドされたか否かを検出している。制御部11は、タイムバー115のスライダ&インジケータ122が左右にスライドされた場合、ステップS130に移行して、操作位置におけるサムネイル画像の表示設定を行う。これにより、タイムバー115のスライダ&インジケータ122の操作位置におけるサムネイル画像が表示エリア110(図14では画面150内のコンテンツ表示エリア)に表示されることになる。制御部11は、タイムバー115のスライダ&インジケータ122が左右にスライドされていない場合、ステップS131に移行する。
制御部11は、ステップS131において、放送種別ボタン操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、放送種別選択ボタン131がタップされたか否かを判定している。制御部11は、放送種別ボタン操作がなかった場合、ステップS120に移行する。一方、制御部11は、放送種別ボタン操作があった場合、ステップS132に移行し、放送種別を選択するための画面を表示する放送種別選択画面表示ON設定を行う。これにより、図15に示すように、コンテンツリストエリア102の左上の領域に放送種別選択画面132が表示される。
制御部11は、ステップS133において、放送種別選択画面132から放送種別が選択されたか否かを判定する。制御部11は、放送種別選択画面132から放送種別が選択されていない場合、ステップS120に移行する。一方、制御部11は、放送種別選択画面132から放送種別が選択された場合、ステップS134に移行し、選択された放送種別のリスト表示設定を行う。これにより、コンテンツリストエリア102には、選択された放送種別に応じたコンテンツ情報がリスト表示されることになる。
次に、図10を参照して図7のステップS105のデータ送信・要求判定処理について説明する。
制御部11は、ステップS141において表示エリア110(図14では画面150内のコンテンツ表示エリア)でスワイプ操作があったか否かを判定する。ユーザは、表示エリア110(図14では画面150内のコンテンツ表示エリア)において例えば上下方向にスワイプ操作することにより、表示エリア110に表示しているコンテンツを切り換えることができる。このため、制御部11は、表示エリア110において上下方向のスワイプ操作があったか否かを判定している。制御部11は、スワイプ操作がない場合、ステップS143に移行する。一方、制御部11は、スワイプ操作があった場合、ステップS142に移行し、スワイプの向きに応じたデータをレコーダ30に要求する。表示エリア110上をスワイプする操作は、表示しているコンテンツをずらす(切り換える)処理として感覚的に一致するので、ユーザはコンテンツの変更操作を直感的に行えることになる。
なお、スワイプによるコンテンツの切換え時において、切換後のコンテンツが受信されて表示される迄の間、スワイプする前まで表示エリア110に表示していたコンテンツの画像を静止画として表示し続けるようになっている。これにより、コンテンツ切換え時に無画像の表示となることを防止することができる。
制御部11は、図10のステップS143において先頭ジャンプ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、先頭ジャンプボタン120がタップされた否かを判定している。制御部11は、先頭ジャンプ操作がなかった場合、ステップS145に移行する。一方、制御部11は、先頭ジャンプ操作があった場合、ステップS144に移行し、表示エリア110に表示し視聴中のコンテンツの先頭位置からのデータをレコーダ30に要求する。これにより、簡単な操作でコンテンツの先頭位置から視聴することが可能となる。
なお、レコーダ30において録画されているコンテンツについては、アプリケーション起動直後において、コンテンツの先頭位置から再生を開始し、ジャンプボタンによって現在放送中の位置にジャンプして再生を行うようになっていてもよい。
制御部11は、図10のステップS145においてコンテンツリスト操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、コンテンツリストエリア102にリスト表示された複数のコンテンツ123a〜123hのうち任意のコンテンツがタップされた否かを判定している。制御部11は、コンテンツリスト操作がなかった場合、ステップS147に移行する。一方、制御部11は、コンテンツリスト操作があった場合、ステップS146に移行し、指定されたコンテンツのデータをレコーダ30に要求する。
また、制御部11は、コンテンツリストエリア102に対する左スワイプ操作を検出すると、コンテンツリスト全体のコンテンツ情報を切換えるようになっていてもよい。これにより、コンテンツ情報を簡単でかつ直感的な操作で切り換えることができる。例えば、左スワイプ操作で異なる放送種別のコンテンツ情報を表示させるようになっていてもよく、ユーザ毎に異なるコンテンツ情報がある場合には、左スワイプ操作によって異なるユーザのコンテンツ情報を表示させるようになっていてもよく、また、特定の表示形態に従った複数のリストが存在する場合には、左スワイプ操作でこれらのリストを切換えて表示させるようになっていてもよい。
制御部11は、図10のステップS147において10秒戻し操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、コントロールパネル140の10秒戻しボタン141がタップされた否かを判定している。制御部11は、10秒戻し操作があった場合、ステップS152に移行する。
一方、制御部11は、10秒戻し操作がなかった場合、ステップS148に移行し、30秒スキップ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、コントロールパネル140の30秒スキップボタン143がタップされた否かを判定している。制御部11は、30秒スキップ操作があった場合、ステップS152に移行する。
一方、制御部11は、30秒スキップ操作がなかった場合、ステップS149に移行し、前チャプタ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、コントロールパネル140の前チャプタボタン145がタップされた否かを判定している。制御部11は、前チャプタ操作があった場合、ステップS152に移行する。
一方、制御部11は、前チャプタ操作がなかった場合、ステップS150に移行し、次チャプタ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、コントロールパネル140の次チャプタボタン146がタップされた否かを判定している。制御部11は、次チャプタ操作があった場合、ステップS152に移行する。一方、制御部11は、次チャプタ操作がなかった場合、ステップS155に移行する。
スキップ操作やチャプタ操作等は、連続して数回操作されることがある。この理由から、上述したように、スキップ操作等ではコントロールパネル140の表示をOFFにしないようになっている。これによりスキップ操作の利便性を向上させている。なお、制御部11は、例えば、最後のスキップ等の操作から数秒後(例えば10秒後)にコントロールパネル140の表示を消すようになっていてもよい。
また、制御部11は、次チャプタ操作がなかった場合、ステップS151に移行し、タイムバー操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、タイムバー115のスライダ&インジケータ122がスライドされたか否かを判定し、スライドされた場合にはそのスライドされた位置を判定してステップS152に移行する。制御部11は、タイムバー115のスライダ&インジケータ122が左右にスライドされていない場合、ステップS155に移行する。
制御部11は、図10のステップS147〜S151においてYES判定の場合、ステップS152において指定位置からのデータをレコーダ30に要求する。
制御部11は、図10のステップS155において放送種別選択操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、放送種別選択画面132において放送種別が切り換えられたか否かを判定している。制御部11は、放送種別選択操作がなかった場合、ステップS157に移行する。一方、制御部11は、放送種別選択操作があった場合、ステップS156に移行し、メモリ12からコンテンツのリストを読み出す要求を行う。
制御部11は、図10のステップS157において視聴モード変更操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、視聴モード切り換えボタン113又は114がタップされたか否かを判定している。本実施形態では、リアルタイム視聴モード中に視聴モード切り換えボタン114がタップされると録画番組視聴モードに移行し、録画番組視聴モード中に視聴モード切り換えボタン114がタップされると持ち出し番組視聴モードに移行する。また、持ち出し番組視聴モード中に視聴モード切り換えボタン113がタップされると録画番組視聴モードに移行し、録画番組視聴モード中に視聴モード切り換えボタン113がタップされるとリアルタイム視聴モードに移行する。
制御部11は、図10のステップS157において視聴モード変更操作がなかった場合、ステップS159に移行する。一方、制御部11は、視聴モード変更操作があった場合、ステップS158に移行し、指定された視聴モードに応じたデータをレコーダ30に要求する。
制御部11は、図10のステップS159においてキャストボタン操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、コントロールパネル140のキャストボタン144がタップされたか否かを判定している。制御部11は、キャストボタン操作がなかった場合、ステップS161に移行する。一方、制御部11は、キャストボタン操作があった場合、ステップS160に移行し、リモコンモードへのデータを要求する。具体的には、制御部11は、表示エリア110(図14では画面150内のコンテンツ表示エリア)にて視聴中のコンテンツを外部のモニタ、例えばテレビジョン受信機52に出力するようレコーダ30に対して要求し、情報端末装置10はリモコンモードに移行する。なお、リモコンモードの詳細については後述する。
制御部11は、図10のステップS161において検索ボタン操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、検索アイコン112がタップされたか否かを判定している。制御部11は、検索ボタン操作がなかった場合、ステップS163に移行する。一方、制御部11は、検索ボタン操作があった場合、ステップS162に移行し、検索モードへのデータを要求し、検索モードへ移行する。
視聴モード(リアルタイム視聴モード、録画番組視聴モード及び持ち出し番組視聴モード)中に検索モードに移行した場合、制御部11は、視聴中のコンテンツの情報から人物等のキーワードを抽出し、この抽出したキーワードを用いて、未来番組及び過去番組等を検索することができる。なお、予約モード中にも検索を行うことができるが、予約モードでの検索については、後述する予約モードで説明する。
制御部11は、図10のステップS163において電話機能による通話が開始された否かを判定する。制御部11は、通話が開始されていない場合、ステップS165に移行する。一方、制御部11は、通話が開始された場合、ステップS164に移行し、データの停止をレコーダ30に要求する。また、制御部11は、通話中コンテンツの再生をある静止画で一時停止させると共に、音声についてはミュートする。また、ステップS159の処理によりキャストボタン操作があり、外部のモニタ、例えば、テレビジョン受信機52に表示している場合には、テレビジョン受信機52による映像出力がコンテンツのある静止画で一時停止させると共に、音声についてはミュートさせる。この結果、情報端末装置10やテレビジョン受信機52の音声により、情報端末装置10による通話が邪魔すされることがなくなる。
なお、この場合には、制御部11は、レコーダ30が予約録画又はタイムシフト録画を行っていないときには、レコーダ30に対してタイムシフト録画の開始を要求する。
制御部11は、図10のステップS165において通話が終了したか否かを判定する。制御部11は、通話が終了していない場合、ステップS165に移行する。一方、制御部11は、通話が終了した場合、ステップS166に移行し、通話が開始されたときにレコーダ30が停止した停止位置からのデータをレコーダ30に要求し、ステップS141に移行する。これにより、通話が開始されたときに一時停止した位置から続けてコンテンツを再生することができる。なお、変形例としては通話前からコンテンツを録画していた場合には、通話が開始されたときの停止した停止位置から数秒前(例えば15秒)に遡った位置からのデータをレコーダ30に要求してもよい。こうすることにより通話前のコンテンツについても重複して視聴することができるため、コンテンツのストーリーの流れを把握し易くなるという効果を得ることができる。
また、制御部11は、視聴中のコンテンツの終端になった場合、録画予約、連ドラ予約、持ち出し予約等を行うための終端コントロールパネルを表示エリア110に表示することができる。ユーザは終端コントロールパネルを用いて、録画予約、連ドラ予約、持ち出し予約等をワンタッチで操作することができ、操作性に優れている。なお、終端コントロールパネルについては、録画番組視聴モードで詳細に説明する。
(録画番組視聴モード)
次に、図16乃至図23を参照して録画番組視聴モードについて説明する。
図16は、図8のステップS111の表示設定情報の更新処理の録画番組視聴モードの例を示すフローチャートである。図17及び図18は、図7のステップS105のデータ送信・要求判定処理の録画番組視聴モードの例を示すフローチャートである。なお、図16において、図9と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。また、図17において、図10と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。また、図19〜図23は録画番組視聴モードにおける画面表示を説明するための説明図である。図19は録画番組視聴モード開始後に所定時間経過した後の画面を示している。なお、図19に示す録画番組視聴モード用の画面において、図11のリアルタイム視聴モード用の画面と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図19に示すように、LCD16に表示される画面200は、上側の所定の領域にビューワエリア101を備え、下側の所定の領域にコンテンツリストエリア102を備える。録画番組視聴モードは、レコーダ30に録画されているコンテンツをストリーミング再生により視聴するためのモードであり、録画番組視聴モードに遷移すると、制御部11は、録画設定情報に基づいて、レコーダ30に録画されているコンテンツ(録画コンテンツ)の送信を要求する。なお、制御部11は、端末レジューム情報に基づいて、前回の視聴時に最後に視聴した録画コンテンツの送信を要求するようにしてもよい。制御部11は、録画番組視聴モードへの移行直後は、初期の表示設定情報に基づいて、ビューワエリア101及びコンテンツリストエリア102の表示を行う。
ビューワエリア101の表示エリア110は、選択されている録画コンテンツ210のプレビューを表示するとともに、選択されている録画コンテンツ210の上側に前の録画コンテンツ211の一部、例えば、下側の一部を表示し、選択されている録画コンテンツ210の下側に後の録画コンテンツ212の一部、例えば、上側の一部を表示する。なお、前の録画コンテンツ211及び後の録画コンテンツ212は、コンテンツリストエリア102の表示順の上下の録画コンテンツのことである。
また、録画番組視聴モードに移行した直後には、選択されている録画コンテンツ210の下側の所定の領域に、リアルタイム視聴モードと同様のコンテンツ情報119(図11参照)が所定時間(例えば、録画コンテンツを再生し始めた後(ポースからの再生再開も含む)10秒間)表示される。コンテンツ情報119は所定時間経過すると表示がOFFになる。そして、図19に示すように、選択されている録画コンテンツ210の右下にチャプタ切り換えボタン213が所定時間(例えば、録画コンテンツを再生し始めた後(ポースからの再生再開も含む)10秒間)表示される。
コンテンツリストエリア102には、現在視聴可能な録画コンテンツ、すなわち、複数の録画コンテンツ220a、220b、・・・、220hがリスト表示される。なお、現在視聴可能な録画コンテンツは、録画が完了しているコンテンツとタイムシフト録画中のコンテンツを含む。各録画コンテンツ220a、220b、・・・、220hは、同様の構成をしているため、代表して録画コンテンツ220cについて説明する。
録画コンテンツ220cには、コンテンツのサムネイル画像221(コンテンツを代表する1枚)、コンテンツタイトル222、放送日223、オプションボタン224、時短時間225、及び、コンテンツの詳細説明226が表示される。時短時間225は、例えば、「らく早見」の表記が45分で視聴でき、「らく見」の表記が60分で視聴できることを示している。さらに、端末レジューム情報に基づいてサムネイル画像221の下部には、バー227が表示される。このバー227は、バー227全体の長さをコンテンツ長と見立て、このバー227の左端をコンテンツの開始位置、右端を終了位置とし、バー227全体に対する視聴済みの位置(バー227の白い部分が未再生(未視聴)/黒い部分が再生済(視聴済))を示す。これによりコンテンツのどこまを視聴(再生)したかを容易に把握することができる。コンテンツのサムネイル画像221、コンテンツタイトル222、放送日223、及び、コンテンツの詳細説明226については、リアルタイム視聴モードと同様である。
なお、制御部11は、レコーダ30において、時短モードでの再生に関する設定情報が存在する場合には、当該設定情報を読み出すことで、情報端末装置10においてもレコーダ30と同様の時短モードを設定するようになっていてもよい。これにより、ユーザは、情報端末装置10及びレコーダ30のいずれにおいても、同様の時短モードでの視聴が可能となる。
また、コンテンツリストエリア102の上側の所定の位置には、リスト表示する録画コンテンツをカスタマイズするためのカスタマイズ用ボタン230が表示されている。ユーザは、カスタマイズ用ボタン230をタップし、後述するカスタマイズメニュー画面231(図22参照)からコンテンツリストエリア102に表示する録画コンテンツをカスタマイズすることができる。図19の例では、カスタマイズメニュー画面231にて新着順が選択されており、録画コンテンツがコンテンツリストエリア102の上側から新着順に表示されている。
また、カスタマイズ用ボタン230の右側の領域には、カテゴリを切り換えるためのカテゴリタブ232が表示されている。カテゴリタブ232には、例えば、「すべて」、「おすすめ」、「スポーツ」、「ニュース」、「ドラマ」、「おまかせ録画」等のカテゴリが表示される。ユーザは、カテゴリタブ232を左右にスワイプすることで、カテゴリタブ232に表示されるカテゴリをスクロールさせ表示されるカテゴリを切り換えることができる。そして、ユーザは、カテゴリタブ232の例えば「スポーツ」ボタンをタップすることで、コンテンツリストエリア102に表示される録画コンテンツをスポーツに関連する録画コンテンツに切り換えることができる。なお、カテゴリタブ232は、左右にスワイプされても、カスタマイズ用ボタン230の領域を浸食することがない。
次に、図16を参照して表示設定情報の更新処理について説明する。
制御部11は、表示エリア110にチャプタ切り換えボタン213を表示すると、ステップS171において所定時間(例えば、10秒間)が経過したか否かを判定する。制御部11は、所定時間が経過していない場合、ステップS122に移行する。一方、制御部11は、所定時間が経過した場合、チャプタ切換え表示OFF設定を行う。これにより、次のチャプタに切り換えるためのチャプタ切り換えボタン213の表示をOFFにすることができる。
制御部11は、表示エリア110がタップされると、ステップS126においてコントロールパネル表示ON設定を行う。これにより、図20に示すように、表示エリア110にコントロールパネル140が表示される。コントロールパネル140は、リアルタイム視聴モード時と同様の表示であり、10秒戻しボタン141、一時停止/再生ボタン142、30秒スキップボタン143、キャストボタン144、前チャプタボタン145、及び、次チャプタボタン146を備える。なお、一時停止/再生ボタン142は、コンテンツが一時停止状態中には図13,図14に示すような再生マークのボタンとなり、逆に再生状態中には図20に示すような一時停止マークのボタンとなる。この図20では、図13,図14に示すような再生マークのボタンがタップされた後、例えば、10秒間が経過するとコントロールパネル表示がOFFされるが、それ迄の10秒間には再度一時停止させるための一時停止マークとなったときの図である(このとき再生されているコンテンツ上に、コントロールパネル表示ONした状態)。この図のタイミングで一時停止マークをタップするとコンテンツの再生は一時停止し、一時停止/再生ボタン142は図13,図14に示すような再生マークのボタンとなる。
ステップS173において、制御部11は、チャプタの境界になったか否かを判定する。制御部11は、チャプタの境界になっていない場合、ステップS175に移行する。一方、制御部11は、チャプタの境界になった場合、ステップS174に移行し、スキップサムネイル一時表示ON設定を実行する。ステップS174の処理により、前のチャプタに切り換えるための前チャプタボタン145、及び、次のチャプタに切り換えるための次チャプタボタン146が表示エリア110の所定の位置に所定時間(例えば、10秒間)表示される(図20参照)。ユーザは、前チャプタボタン145又は次チャプタボタン146をタップすることで、このタップされたチャプタの位置に再生位置を変え、表示エリア110に表示する画像を新たな再生位置の画像に切り換えることができる。
制御部11は、ステップS175において録画コンテンツの終端に到達したか否かを判定する。制御部11は、録画コンテンツの終端に到達していない場合、ステップS177に移行する。一方、制御部11は、録画コンテンツの終端に到達した場合、終端コントロールパネル一時表示ON設定を行う。終端コントロールパネル一時表示ON設定により、図21に示すように、表示エリア110に終端コントロールパネル240が表示されることになる。
終端コントロールパネル240は、リピート再生ボタン241、次コンテンツ再生開始ボタン242、連ドラ予約ボタン243、次回予約ボタン244、及び、持ち出し予約ボタン245を備え、ボタンがタップされた場合には次に説明するボタンの機能に応じてレコーダ30に対して必要な指示が送信される。リピート再生ボタン241は、視聴が完了した録画コンテンツ210をもう一度、最初から再生するためのボタンである。次コンテンツ再生開始ボタン242は、視聴が完了した録画コンテンツ210の次の録画コンテンツを再生するためのボタンである。連ドラ予約ボタン243は、視聴が完了した録画コンテンツ210を次回から毎回(毎週、毎日、毎月曜〜金曜等の放送周期に合わせて同番組を繰り返し)録画するためのボタンである。次回予約ボタン244は、視聴が完了した録画コンテンツ210を次回のみ録画するためのボタンである。持ち出し予約ボタン245は、視聴が完了した録画コンテンツ210を持ち出し予約するためのボタンである。
制御部11は、ステップS177においてリストタブ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、ソートボタンがタップされたか否かを判定している。制御部11は、リストタブ操作がない場合、ステップS179に移行する。一方、制御部11は、リストタブ操作があった場合、ステップS178に移行し、カスタマイズメニュー表示ON設定を行う。これにより、図22に示すように、コンテンツリストエリア102の左上の所定の領域にカスタマイズメニュー画面231が表示される。
カスタマイズメニュー画面231は、コンテンツリストを所定の条件でソートやフィルタリングするためのメニューであり、図22の例では、「新着順」、「古い順」、「長い順」、「人気」、「通常録画」、「おまかせ録画」、「30分以内」及び「10分以内」を条件としてソートやフィルタリングすることができることを示している。
制御部11は、ステップS179において、カスタマイズ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、カスタマイズメニュー画面231の各ボタンのいずれかがタップされたか否かを判定している。制御部11は、カスタマイズ操作がなかった場合、ステップS181に移行する。一方、制御部11は、カスタマイズ操作があった場合、ステップS180に移行し、リスト表示ON設定を行う。例えば、ユーザが録画コンテンツを古い順にソートするための「古い順」ボタンをタップした場合、制御部11は、録画時期の古い順に録画コンテンツを並び替えてコンテンツリストエリア102の上から順に表示する。また、例えば、ユーザが「30分以内」ボタンをタップした場合、制御部11は、コンテンツの時間(又は視聴残り時間)が30分以内のコンテンツよりなるコンテンツリストをコンテンツリストエリア102の上から順に表示する。このカスタマイズ操作により、ユーザが視聴したいコンテンツの選択が極めて容易になる。
制御部11は、ステップS181においてオプションボタン操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、オプションボタン224がタップされた否かを判定している。制御部11は、オプションボタン操作がなかった場合、ステップS183に移行する。一方、制御部11は、オプションボタン操作があった場合、ステップS182に移行し、オプション表示ON設定を行う。これにより、図23に示すように、オプションボタン224がタップされた録画コンテンツ220cの下にオプション画面250が表示される。
制御部11は、ステップS183においてオプション操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、オプション画面250の各ボタンのいずれかがタップされたか否かを判定している。制御部11は、オプション操作がなかった場合、ステップS120に移行する。一方、制御部11は、オプション操作があった場合、ステップS184に移行し、オプション表示OFF設定を行い、ステップS120に移行する。これにより、オプションボタン224がタップされた録画コンテンツ220cの下からオプション画面250が消えることになる。
宅内には複数の情報端末装置10が存在する場合が考えられるが、オプション画面250中「次回放送から持ち出す」等、持ち出しの予約がなされた場合、この持ち出しの予約を行った1台の情報端末装置10のみに、持ち出しの予約が適用される。よって、レコーダ30は、情報端末装置10毎に持ち出しの予約を管理することとなる。こうすることにより、複数の情報端末装置10に対して細かな持ち出しの予約を行うことができる。
図9のリアルタイム視聴モードの表示設定情報の更新処理では、放送種別を切り換えるために、ステップS131〜ステップS134の処理を実行していたが、図16の録画番組視聴モードの表示設定情報の更新処理では、放送種別を切り換える必要がないため、図9のステップS131〜ステップS134の処理は削除されている。
次に、図17及び図18を参照してデータ送信・要求判定処理について説明する。
制御部11は、図17のステップS141において表示エリア110でスワイプ操作がなかった場合、ステップS191に移行する。一方、制御部11は、スワイプ操作があると、ステップS142に移行し、スワイプの向きに応じたデータをレコーダ30に要求する。これにより、表示エリア110に表示する録画コンテンツを切り換えることができる。
制御部11は、図17のステップS191においてチャプタ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、チャプタ切り換えボタン213がタップされた否かを判定している。制御部11は、チャプタ操作がなかった場合、ステップS145に移行する。一方、制御部11は、チャプタ操作があった場合、ステップS192に移行し、指定チャプタ位置からのデータをレコーダ30に要求し、ステップS145に移行する。ステップS145〜ステップS152の処理は、リアルタイム視聴モードと同様である。録画番組視聴モードでは放送種別を切り換える必要がないため、図17の処理では図10に対してステップS155及びステップS156の処理が削除されている。そのため、ステップS152の処理が実行されると、ステップS157の処理に移行する。ステップS157〜ステップS162の処理は、リアルタイム視聴モードと同様である。
図17のステップS193において、制御部11は、電話機能による通話が開始されたか又は一時停止の操作があったか否かを判定する。制御部11は、通話が開始されていない、かつ、一時停止の操作がなかった場合、ステップS194に移行する。一方、制御部11は、通話が開始された、又は、一時停止の操作があった場合、ステップS164に移行し、データの停止をレコーダ30に要求する。これにより、通話中又は一時停止中は、録画コンテンツの再生を一時停止し、音声をミュートする。
制御部11は、図17のステップS194において通話が終了したか又は再開(一時停止を解除して再生を再開)の操作があったか否かを判定する。制御部11は、通話が終了していない、かつ、再開の操作がなかった場合、ステップS141に移行する。一方、制御部11は、通話が終了した、又は、再開の操作があった場合、ステップS166に移行し、通話が開始されたときにレコーダ30が停止した停止位置からのデータをレコーダ30に要求し、図18のステップS201に移行する。これにより、一時停止した位置から続けて録画コンテンツを再生することができる。なお、変形例としては通話前からコンテンツを録画していた場合には、通話が開始されたときの停止した停止位置から数秒前(例えば15秒)に遡った位置からのデータをレコーダ30に要求してもよい。こうすることにより通話前のコンテンツについても重複して視聴することができるため、コンテンツのストーリーの流れを把握し易くなるという効果を得ることができる。
制御部11は、図18のステップS201において、リピート操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、終端コントロールパネル240のリピート再生ボタン241がタップされた否かを判定している。制御部11は、リピート操作がなかった場合、ステップS203に移行する。一方、制御部11は、リピート操作があった場合、視聴が完了した録画コンテンツの先頭位置からのデータをレコーダ30に要求する。これにより、ユーザは視聴が完了した録画コンテンツを再度最初(頭)から視聴することができる。
制御部11は、図18のステップS203において、次回予約操作があった否かを判定する。具体的には、制御部11は、終端コントロールパネル240の次回予約ボタン244がタップされた否かを判定している。制御部11は、次回予約操作がなかった場合、ステップS205に移行する。一方、制御部11は、次回予約操作があった場合、ステップS204に移行し、次回予約をレコーダ30に要求する。
制御部11は、図18のステップS205において、連ドラ予約操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、終端コントロールパネル240の連ドラ予約ボタン243がタップされたか否かを判定している。制御部11は、連ドラ予約操作がなかった場合、ステップS207に移行する。一方、制御部11は、連ドラ操作予約があった場合、ステップS206に移行し、連ドラ予約をレコーダ30に要求する。
制御部11は、図18のステップS207において、持ち出し予約操作があった否かを判定する。具体的には、制御部11は、終端コントロールパネル240の持ち出し予約ボタン245がタップされた否かを判定している。制御部11は、持ち出し予約操作がなかった場合、ステップS209に移行する。一方、制御部11は、持ち出し予約操作があった場合、ステップS208に移行し、持ち出し予約をレコーダ30に要求する。
制御部11は、図18のステップS209において、リストカスタマイズ操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、カスタマイズ用ボタン230がタップされた否かを判定している。制御部11は、リストカスタマイズ操作がなかった場合、ステップS211に移行する。一方、制御部11は、リストカスタマイズ操作があった場合、ステップS210に移行し、カスタイマイズ要求に従ったリスト要求をレコーダ30に対して行う。
制御部11は、図18のステップS211において、オプション操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、オプションボタン224がタップされた否かを判定している。制御部11は、オプション操作がなかった場合、図17のステップS141に移行する。一方、制御部11は、オプション操作があった場合、ステップS212に移行し、オプション操作に従った要求をレコーダ30に対して行い、図17のステップS141に移行する。
(持ち出し番組視聴モード)
次に、図24〜図28を参照して持ち出し番組視聴モードについて説明する。
図24は、図8のステップS111の表示設定情報の更新処理の持ち出し番組視聴モードの例を示すフローチャートである。図25は、図7のステップS105のデータ送信・要求判定処理の持ち出し番組視聴モードの例を示すフローチャートである。なお、図24において、図16と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。また、図25において、図18と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。図26〜図28は持ち出し番組視聴モードの画面表示を説明するための説明図である。
図26は、持ち出し番組視聴モード用の画面を示している。なお、図26に示す持ち出し番組視聴モード用の画面において、図19に示す録画番組視聴モード用の画面と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図26に示すように、LCD16に表示される画面300は、上側の所定の領域にビューワエリア101を備え、下側の所定の領域にコンテンツリストエリア102を備える。持ち出し番組視聴モードは、メモリ12に記憶されているコンテンツを再生して視聴するためのモードであり、持ち出し番組視聴モードに遷移すると、制御部11は、持ち出し設定情報に基づいて、メモリ12に記憶されているコンテンツ(持ち出し番組)の読み出しを行う。なお、制御部11は、端末レジューム情報に基づいて、前回の視聴時に最後に視聴した持ち出し番組の読み出しを行うようになっていてもよい。制御部11は、持ち出し番組視聴モードへの移行直後は、初期の表示設定情報に基づいて、ビューワエリア101及びコンテンツリストエリア102の表示を行う。
ビューワエリア101の表示エリア110は、選択されている持ち出し番組310のプレビューを表示するとともに、選択されている持ち出し番組310の上側に前の持ち出し番組311の一部、例えば、下側の一部を表示し、選択されている持ち出し番組310の下側に後の持ち出し番組312の一部、例えば、上側の一部を表示する。なお、前の持ち出し番組311及び後の持ち出し番組312は、コンテンツリストエリア102の表示順の上下の持ち出し番組のことである。
持ち出し番組視聴モードでは、CMカット状態での持ち出し、又は、CMカットしていない状態での持ち出しが可能である。CMカット状態で持ち出しが行われた場合、チャプタの場所を示すチャプタポイント313のみを備えるタイムバー314がビューワエリア101に表示される。
CMカットしていない状態で持ち出しが行われた場合、タイムバーは、チャプタポイント313のみを備えるタイムバー314に代え、録画番組視聴モード時のタイムバー、即ち、図19に示すタイムバー115がビューワエリア101に表示される。但し、持ち出し番組視聴モードでは、チャプタを跨いだ際の動作が録画番組視聴モード時と異なり、スキップ補助機能を有していない。具体的には、持ち出し番組視聴モードでは、チャプタを跨いだ際に図19のチャプタ切り換えボタン213が表示されない。しかし、変形例としてはスキップ補助機能を有し、持ち出し番組視聴モードでも図19のチャプタ切り換えボタン213を表示するようにしてもよい。
コンテンツリストエリア102には、現在視聴可能な持ち出し番組、すなわち、複数の持ち出し番組320a、320b、・・・、320hがリスト表示される。このように、持ち出し番組視聴モードでは、持ち出し確認リストを表示することができる。なお、持ち出し確認リストは、持ち出し番組視聴モード以外の他のモードでも表示することができる。更に、各視聴モード以外の場合であっても持ち出し確認リストを表示することができるようになっていてもよい。各持ち出し番組320a、320b、・・・、320hに表示される内容は、録画番組視聴モード時と同様である。例えば、持ち出し番組320cには、コンテンツのサムネイル画像221、コンテンツタイトル222、放送日223、オプションボタン224、時短時間225、及び、コンテンツの詳細説明226が表示される。
持ち出し番組視聴モードでは、メモリ12の記憶容量の関係から持ち出し番組の絶対数が少ないことが考えられる。このため持ち出し番組視聴モードでは、図19のコンテンツリストエリア102に設けられたカテゴリタブ232を設けないようにする。ただし、おすすめ持ち出しに対応した場合、図26に示すように、セレクトタブ及びおすすめタブを設ける。
また、コンテンツリストエリア102の上側の所定の位置には、録画番組視聴モードと同様に、リスト表示する持ち出し番組をカスタマイズするためのカスタマイズ用ボタン230が表示されている。ユーザは、カスタマイズ用ボタン230をタップし、図27に示すカスタマイズメニュー画面231からコンテンツリストエリア102に表示する持ち出し番組をカスタマイズすることができる。図27の例では、新着順が選択されており、持ち出し番組がコンテンツリストエリア102の上側から新着順に表示されている。
また、オプションボタン224がタップされると、図28に示すように、オプションボタン224がタップされた持ち出し番組320cの下にオプション画面350が表示される。ユーザは、このオプション画面350の所望の項目をタップし、持ち出し番組の削除、持ち出しリストから削除又は追加、連ドラ予約等の操作を行うことができる。
持ち出し番組視聴モードでは、基本的にCMカットがされた状態で持ち出されるため、制御部11は、チャプタの境界の検出を行わない。そのため、図24のフローチャートでは、図16の録画番組視聴モードから、チャプタ境界を検出するステップS173の処理と、チャプタ切換え表示ON設定を行うステップS174の処理が削除されている。その他の処理は、録画番組視聴モード時と同様であり、説明を省略する。
また、持ち出し番組視聴モードのデータ送信・要求判定処理においては、図17のステップS166の処理の次に図25のステップS213の判定が行われる。制御部11は、ステップS213において、持ち出し番組の削除操作があったか否かを判定する。具体的には、制御部11は、オプション画面350から削除、又は、持ち出しリストから削除の項目がタップされたか否かを判定している。制御部11は、削除操作がなかった場合、ステップS201に移行する。一方、制御部11は、削除操作があった場合ステップS214に移行し、メモリ12に記憶されている持ち出し番組の削除又はメモリ12に記憶されている持ち出しリストからの削除を実行して、ステップS201に移行する。ステップS201〜ステップS210の処理は、録画番組視聴モードと同じであり、ステップS209又はステップS210の処理が行われた後、図17のステップS141の処理に移行する。
(リモコンモード)
次に、図29及び図30を参照してリモコンモードについて説明する。図29はリモコンモードを説明するためのフローチャートであり、図30はリモコンモードにおける画面表示を説明するための説明図である。
制御部11は、各視聴モードにおいてキャストボタン操作が行われると、リモコンモードに移行する。なお、リモコンモードに移行する前提として、情報端末装置10は、宅内51内に配置されて、レコーダ30及びテレビジョン受信機52との間でLAN(WiFi)等により通信が可能である必要がある。情報端末装置10が宅外に配置されている場合等のように、この通信が不能の場合には、キャストボタン144は表示されずリモコンモードへの遷移は不能となっている。
キャストボタン144がタップされると、ビューワエリア101に表示中のコンテンツを外部のモニタ、例えばテレビジョン受信機52に出力し、情報端末装置10はリモコンモードに移行し、再生制御が可能となる。即ち、リモコンモードにおいては、制御部11は、ステップS221において、レコーダ30にコンテンツ送信宛先をテレビジョン受信機52に変更する要求をする。これにより、レコーダ30の連携データ処理部46は、コンテンツ情報の出力先を情報端末装置10からテレビジョン受信機52に変更する。これにより、各視聴モードにおいて、キャストボタン144をタップするという簡単な操作のみによって、情報端末装置10のLCD16の表示画面に表示されていたコンテンツを、テレビジョン受信機52の比較的大きなモニタ画面上に継続して表示することができる。
情報端末装置10の制御部11は、次のステップS222において、リモコンモード用画面を作成して表示する。次に、制御部11は、ステップS223において、リモコンモード用画面に対するユーザ操作の有無を判定する。制御部11は、ユーザ操作がなければ処理をステップS225に移行し、ユーザ操作があると当該操作に応じたコマンドをレコーダ30に送信する(ステップS224)。
図30は、リモコンモード時の画面を示している。図30の例では、録画番組視聴モード中にリモコンモードに移行した例を示している。図30に示すように、情報端末装置10が縦向きの場合、ビューワエリア101がリモコン画面に切り換わり、コンテンツリストエリア102は、録画コンテンツがリスト表示される。ユーザは、コンテンツリストエリア102の所望の録画コンテンツをタップすることで、再生する番組録画コンテンツを切り換えることができる。なお、情報端末装置10が横向きの場合には横向き用のリモコン画面を表示するようになっていてもよい。これにより、横向きであっても、違和感のないリモコン画面を表示することができる。この場合、ビューワエリア101に表示されているリモコン画面が全画面表示され、コンテンツリストエリア102に表示されている録画コンテンツのリストは表示されない。
ビューワエリア101は、キャストボタン144、サムネイル410、チャプタサムネイル411a〜411f、タイムバー412、10秒戻しボタン413、停止/再生ボタン414、チャプタジャンプ用ボタン415、30秒スキップボタン416、ボリュームバー417、及び、複数の放送局ロゴ215を備える。
キャストボタン144は、リモコンモードを終了するためのボタンであり、ユーザによってリモコンモード中にキャストボタン144がタップされると、リモコンモードとなる前の、元の視聴モードに移行する。
サムネイル410には、外部のモニタに表示中のコンテンツのサムネイル画像が表示される。このサムネイル画像としてはコンテンツリストエリア102に表示されている録画コンテンツのサムネイルと同じものとする。サムネイル410の下側にはチャプタサムネイル411a〜411fが表示される。チャプタサムネイル411a〜411fの領域を左右にスワイプ操作することで、ビューワエリア101に表示するチャプタサムネイル411a〜411fを切り換える。そして、ユーザは、所望のチャプタサムネイルをタップすることで、このタップしたチャプタサムネイルに応じた位置に再生位置を変更することができる。なお、チャプタサムネイル411a〜411fは録画コンテンツ(タイムシフト録画中のコンテンツ及び持ち出し番組も含む)を視聴中のみ表示される。
タイムバー412には、現在の再生位置を示すスライダ&インジケータ412aが表示される。ユーザがスライダ&インジケータ412aを左右にスライドさせることにより再生位置を変更することができる。
10秒戻しボタン413は、再生位置を10秒戻すためのボタンであり、停止/再生ボタン414は、録画コンテンツの一時停止又は再生を指示するためのボタンであり、チャプタジャンプ用ボタン415は、チャプタを切り換えるためのボタンであり、30秒スキップボタン416は、再生位置を30秒進めるためのボタンである。チャプタジャンプ用ボタン415は、例えば、録画コンテンツを視聴中にCMに突入した際に表示し、ユーザにCMスキップを操作されるようにする。なお、持ち出し番組視聴モード(持ち出し番組を視聴)時にはCMがカットされているため、チャプタジャンプ用ボタン415は表示しない。また、10秒戻しボタン413、停止/再生ボタン414、及び、30秒スキップボタン416は、録画コンテンツを視聴中のみ表示される。
ボリュームバー417には、音量を変更するためのボタン417aが表示される。ユーザがボタン417aを左右にスライドさせることにより音量を変更することができる。リアルタイム視聴モードからリモコンモードに遷移した場合には、ボリュームバー417の下側に各放送局の放送局ロゴ125が表示される。ユーザは所望の放送局ロゴ125をタップすることで、所望の放送局に切換えてコンテンツを表示させることができる。
図29において、制御部11は、ステップS225において、情報端末装置10による通話が開始されたか否かを判定する。制御部11は、通話が開始されていない場合には処理をステップS227に移行する。情報端末装置10が通話機能を有している場合には、通話を妨げないように、視聴中のコンテンツの音声を小さくした方がよい。そこで、本実施の形態においては、通話時に、各視聴モードにおいてスピーカ18からの音声を小さくするだけでなく、リモコンモードにおいてテレビジョン受信機52にコンテンツを表示させている場合においても、テレビジョン受信機52からの音声を小さくするように、ミュートコマンドをテレビジョン受信機52に対して送信する(ステップS226)。
制御部11は、図29のステップS227において、電話機能による通話が終了したか否かを判定する。制御部11は、通話が終了していなければ、処理をステップS229に移行する。一方、制御部11は通話が終了すると、ステップS228においてミュート解除信号をテレビジョン受信機52に送信した後、処理をステップS229に移行する。
制御部11は、図29のステップS229において、キャストボタン操作の有無を判定する。制御部11は、キャストボタン操作が行われていなければ、処理をステップS223に戻して、ステップS223〜S229を繰り返す。制御部11は、キャストボタン操作が行われると、ステップS230に移行して、レコーダ30にコンテンツ送信宛先を情報端末装置10に変更する要求を発生する。これにより、レコーダ30の連携データ処理部46は、コンテンツ情報の出力先をテレビジョン受信機52から情報端末装置10に戻す。
制御部11は、図29のステップS231において、元の視聴モードを設定する。これにより、各視聴モードにおいて、テレビジョン受信機52のモニタ画面上に表示されていたコンテンツは、情報端末装置10のLCD16の表示画面に継続して表示されるようになる。
(予約モード)
次に、図31乃至図33を参照して予約モードについて説明する。図31乃至図33は予約モードを説明するための説明図である。
図31は、予約モード時のリスト表示形式の画面を示している。予約モードは、メニューモード時に予約ボタンがタップされることにより移行する。予約モードでは、未来番組をカテゴリ別に分類して表示することができる。ユーザは、この予約モードを用いて、宅内及び宅外において、コンテンツを選択し所望のコンテンツ、すなわち、未来番組を予約することが可能となる。
図31に示すように、予約モード時における画面500は、複数のカテゴリボタンが表示されるカテゴリタブ510を備える。複数のカテゴリボタンは、おすすめボタン511、人気ボタン512、番宣ボタン513、及び、すべてボタン514を少なくも備える。さらに、複数のカテゴリボタンは、スポーツ、ドラマ、バラエティー等のコンテンツのジャンルに対応したカテゴリボタンを備える。ユーザは、カテゴリタブ510を左右にスワイプ操作することで、表示するカテゴリボタンを変更(左右にスライド表示)することができる。そして、ユーザは、所望のカテゴリボタンをタップすることで、このタップしたカテゴリボタンに応じたカテゴリに表示するカテゴリを変更する。
例えば、おすすめボタン511がユーザによってタップされると、カテゴリタブ510の下側に、ユーザへのおすすめのコンテンツ520〜531がリスト表示される。おすすめボタン511の直ぐ下に横線が引かれているが、この横線はおすすめのタグが選択されている(フォーカスが当てられている)ことを示すマークである。ユーザは、リスト表示されている領域を上下方向にスワイプ操作することで、表示するコンテンツを変更することができる。ユーザへのおすすめのコンテンツ520〜531は、例えば過去の予約履歴等から、よく予約を行っているジャンル(スポーツ、ドラマ)及び人物がレコーダ30により割り出され、自動的に抽出されるものである。ユーザは、ユーザへのおすすめのコンテンツ520〜531から所望のコンテンツをタップすることで、このタップしたコンテンツの予約を行う。
また、カテゴリタブ510の右上には検索ボタン515が表示される。ユーザは検索ボタン515をタップすることで表示される検索キーワード入力エリアに人物、及び/または、キーワード等を直接文字入力することで、キーワードによる検索により絞られたコンテンツ、すなわち、未来番組を得することができる。
また、番宣ボタン513は、番宣のCMや、番組に含まれる番宣部分のみをピックアップしたコンテンツ(あるコンテンツの一部分を1つのコンテンツとしたもの)を表示するためのボタンである。番組に含まれる番宣部分については、人力で入力されたメタデータをネットワーク経由でレコーダ30が受信し、このメタデータを用いることで番組に含まれる番宣部分を1つのコンテンツの如く再生することが可能となる。
図32Aは、番宣ボタンがタップされた際に表示される画面を示している。図32Bは、番宣サムネイルがタップされた際に表示される画面を示している。
番宣ボタン513がタップされると、図32Aの画面に移行する。図32Aの画面500では、カテゴリタブ510の下側に番宣部分のみをピックアップしたコンテンツ540、541、542、・・・、が表示される。これらのコンテンツ540、541及び542には、それぞれ番宣サムネイル540a、541a及び542aが表示される。ユーザは、番宣サムネイル540a、541a及び542aのいずれかをタップすることで、図32Bの画面に移行する。
図32Bの画面500では、タップされた番宣サムネイル、すなわち、図32Aの番宣サムネイル540a、541a及び542aのいずれかに対応した番宣の動画を表示する番宣エリア550を備える。番宣エリア550の下側には、コンテンツの詳細な情報551が表示される。さらに、コンテンツの詳細な情報551の下側には、表示されている番宣に対応したコンテンツを、録画予約するための録画予約ボタン552、連ドラ予約するための連ドラ予約ボタン553及び、持ち出し予約するための持ち出し予約ボタン554を備える。ユーザは、番宣エリア550に流れる動画、及び、コンテンツの詳細な情報551を確認し、気に入ったコンテンツであれば、録画予約ボタン552、連ドラ予約ボタン553又は持ち出し予約ボタン554をタップすることで、録画予約、連ドラ予約又は持ち出し予約を容易に行うことができる。なお、この録画予約、連ドラ予約又は持ち出し予約するための情報(例えば放送日時、放送チャンネル、番組タイトル、放送周期等)については、例えば予めレコーダ30により各コンテンツのメタデータとして記録しておき、この情報を用いて連ドラ予約又は持ち出し予約してもよい。また、精度は落ちるかもしれないが、レコーダ30によりテロップ等や受信チャンネルから自動的に連ドラ予約又は持ち出し予約するための情報を生成するようにしてもよい。
なお、番宣ボタン513がタップされた際の制御は、上記説明に限定されるものではない。例えば、図31の画面500において番宣ボタン513がタップされた場合、図32Bの画面500に移行するようにしてもよい。そして、番宣エリア550に複数の番宣の動画を順次表示するようにしたり、番宣部分のみをピックアップしたコンテンツ540、541、542、・・・、のエリアを左右にスワイプ操作することで複数の複数の番宣の動画を順次表示するようにしてもよい。ユーザは、順次表示される番宣を見ながら、録画予約ボタン552、連ドラ予約ボタン553又は持ち出し予約ボタン554をタップすることで、対応するコンテンツを録画予約、連ドラ予約又は持ち出し予約することができる。
なお、予約モード時における画面500は、図31に示すリスト形式に限定されるものではない。図33は、予約モード時の放送時間軸とチャンネル軸を持ったラテ欄形式の番組表の画面を示している。予約モード時における画面560は、図33に示すように、複数のコンテンツ570a、570b、570c、570d、・・・、を番組表形式で表示する画面でもよい。
予約モード時における画面560は、放送種別(地上デジタル放送、BS放送、CS放送)を切り換えるための放送種別選択ボタン571、及び、予約日時を切り換えるための日時選択ボタン572を備える。
ユーザが放送種別選択ボタン571をタップして希望の放送種別を、例えば図15と同様に放送種別選択画面132を表示させて選択し、日時選択ボタン572をタップして希望の予約日時を選択すると、これら選択に対応する番組表が画面560に表示される。ユーザは、番組表が表示されているエリアを上下方向、左右方向にスワイプ操作することで画面560に表示するコンテンツを変更することができる。ユーザは、画面560に表示されている番組表から所望のコンテンツ、例えば、コンテンツ570aをタップし、例えば図32Bのような画面からコンテンツの予約を容易に行うことができる。
なお、図31の画面500は、カテゴリタブ510に番宣ボタン513を備える構成であるが、これに限定されることなく、カテゴリタブ510に番宣ボタン513を備えない構成であってもよい。この場合、図31のリスト表示されているコンテンツ520〜531の中に番宣情報が含まれているコンテンツは、番宣アイコンを表示する。図31の例では、コンテンツ520及び522に番宣情報が含まれている。そのため、コンテンツ520及び522にそれぞれ番宣アイコン520a及び522aが表示されている。例えば、番宣アイコン520aが表示されているコンテンツ520をユーザがタップすると、図32Bの画面500が表示され、番宣エリア550に番宣の動画が表示(再生)される。ユーザは、表示される番宣を見ながら、録画予約ボタン552、連ドラ予約ボタン553又は持ち出し予約ボタン554をタップすることで、対応するコンテンツを録画予約、連ドラ予約又は持ち出し予約することができる。
なお、図33の番組表、すなわち、図33の画面560に番宣アイコンを表示するようにしてもよい。図33の例では、コンテンツ570bに番宣情報が含まれており、コンテンツ570bが表示されている欄に番宣アイコン573が表示されている。番宣アイコン573が表示されているコンテンツ570bをユーザがタップすることで、上記と同様に、図32Bの画面500が表示され、番宣エリア550に番宣の動画が表示(再生)される。ユーザは、図32Bの画面500から対応するコンテンツを録画予約、連ドラ予約又は持ち出し予約することができる。
(メニューモード)
次に、図34を参照してメニューモードについて説明する。図34はメニューモードにおける画面(メニュー画面)600を示す説明図である。メニュー画面600には、各モードをそれぞれ選択するための複数の選択領域602〜607が設けられている。各視聴モード及び予約モードにおいて、各モードの画面左上端に配置されているメニューアイコン111(図11〜図13等)をタップすることで、メニューモードに移行してメニュー画面600を表示させることかできる。このメニューモードでは、メニュー画面600は各モードの画面の上に重畳して表示され、図34では右端にメニューモードになる前の各モードの画面の右端部が表示されている。
図34の例では、メニュー画面600は、情報端末装置10を使用中のユーザを示すユーザネーム領域601、リアルタイム視聴モード(LIVE)を選択するための選択領域602、録画番組視聴モード(録画)を選択するための選択領域603、持ち出し番組視聴モード(持ち出し)を選択するための選択領域604、予約モード(予約)を選択するための選択領域605、設定を選択するための選択領域606及びユーザのアカウント設定を選択するための選択領域607を有している。これらの各選択領域602〜607上をタップすることで、対応するモードを実行させることが可能である。また、メニュー画面600にはメニューモードの終了ボタン608も表示されており、終了ボタン608をタップ操作することで、メニューモードを終了させることができるようになっている。
(自動持ち出しモード)
次に、図35及び図36を参照して自動持ち出しモードについて説明する。
図35及び図36は自動持ち出しモードを説明するためのフローチャートであり、図35は情報端末装置10の処理を示し、図36はレコーダ30の処理を示している。
本実施の形態においては、情報端末装置10は、システムAPI(Application Programming Interface)を利用することで、持ち出し番組を自動的に取得する自動持ち出しモードでの動作が可能である。
情報端末装置10においては、制御部11が、図35のステップS241において宅内に存在しているか否かを判定する。宅内に存在する場合には、制御部11は、ステップS242においてレコーダ30との接続要求を行う。ステップS241,S242は、図5AのステップS2の宅内判定と同様の判定を行うものであり、情報端末装置10の通信部13とレコーダ30のネットワーク処理部44による通信が、可能か否かが判定される。
他方、レコーダ30のネットワーク処理部44は、図36のステップS261において、接続要求の有無を判定しており、接続要求がなかった場合にはステップS261へ移行する。一方、ネットワーク処理部44は、接続要求があった場合には接続のための通信を行い(ステップS262)、ステップS263へ移行する。ネットワーク処理部44は、ステップS263において情報端末装置10との接続が確立するまでステップS261〜S263の処理を繰り返し、登録された情報端末装置10が接続されると、処理をステップS264に移行して持ち出し番組の有無を判定する。
持ち出し番組としては、例えば、ユーザの嗜好情報に応じたレコーダ30が自動的に選択する「おすすめ番組」とユーザが任意に選択した「任意持ち出し番組」の2種類がある。連携データ処理部46は、持ち出し番組が記録媒体45に記録されている場合には、ネットワーク処理部44を制御して、持ち出し番組が存在することを示すプッシュ通知を情報端末装置10に対して発行させる(ステップS265)。一方、連携データ処理部46は、持ち出し番組が記録媒体45に記録されていない場合には、ステップS261に移行する。
情報端末装置10の制御部11は、ステップS242において接続要求を行った後、ステップS243においてプッシュ通知の有無を判定しており、プッシュ通知がない場合には処理をステップS241に戻し、プッシュ通知があった場合には、ステップS244へ移行し転送可否問い合わせ表示をLCD16の表示画面にポップアップウィンドウとして表示する。
制御部11は、次のステップS245において、ポップアップウィンドウに対する転送要求操作が行われたか否かを判定する。制御部11は、転送要求操作がなかった場合には処理をステップS241に戻し、転送要求操作があった場合には、次のステップS246において、視聴済みの持ち出し番組がメモリ12に記憶されているか否かを判定する。
なお、上記した例では、転送可否問い合わせ表示をLCD16の表示画面に表示させ、転送することについてユーザに確認をとったが、事前にユーザによって確認不要の設定がなされていれば、毎回ユーザの確認をとらないようにしてもよい。こうすることにより、ユーザが宅内にいる間に、自動的に転送処理がなされるため、ユーザによる確認作業を軽減することができる。また、確認をとる場合には確認ができてからコンテンツの転送が開始されため、例えば急いで外出しなければならないときに転送可否問い合わせに気付いた場合、急いで外出できないという問題が発生する。しかし、事前にユーザによって確認不要の設定がなされていれば、毎回ユーザの確認をとらないため、急いで外出することができる。
情報端末装置10のメモリ12の容量は比較的小さいことが考えられる。このため、新たな持ち出し番組を持ち出す場合には、視聴済みの持ち出し番組についてはメモリ12から削除しておいた方がよい場合がある。そこで、制御部11は、視聴済みであって且つ保護されていない持ち出し番組が存在する場合には、ステップS247において当該持ち出し番組を削除してステップS248に処理を移行する。これにより、比較的容量が小さいメモリ12を採用した場合でも、持ち出し番組を記録できる可能性が高くなる。なお、制御部11は、視聴済みの持ち出し番組が存在しない場合に、ステップS246からステップS248に処理を移行する。
制御部11は、ステップS248において、未視聴持ち出し番組がメモリ12に記憶されているか否かを判定する。制御部11は、未視聴持ち出し番組が存在しない場合には処理をステップS252に移行する。一方、制御部11は、未視聴持ち出し番組が存在する場合には、ステップS249において、この未視聴持ち出し番組に対する削除の問い合わせ表示をLCD16の表示画面上に表示させて削除操作の有無を判定する(ステップS250)。制御部11は、削除操作がない場合には処理をステップS252に移行し、削除操作があった場合には、ステップS251において当該持ち出し番組をメモリ12から削除した後、処理をステップS252に移行する。
なお、制御部11は、未視聴の「おすすめ番組」については自動的に削除し、未視聴の「任意持ち出し番組」については、削除しない等の制御も可能である。
また、制御部11は、メモリ12の空き容量に応じて、メモリ12に記憶されている持ち出し番組の削除や削除の問い合わせの表示を行ってもよい。例えば、制御部11は、メモリ12の空き容量によっては、視聴済みの持ち出し番組を削除しなくてもよい。また、制御部11は、レコーダ30から転送される持ち出し番組が、「おすすめ番組」であるか「任意持ち出し番組」であるかに基づいて、持ち出し番組の削除や削除の問い合わせの表示を行ってもよい。例えば、制御部11は、メモリ12の空き容量によっては、「おすすめ番組」の転送の優先順位を「任意持ち出し番組」等よりも低くしてもよく、また、ユーザが指定した「任意持ち出し番組」についてはなるべく転送されるように、メモリ12に記憶されている持ち出し番組の削除を促す表示を行うようにしてもよい。また、制御部11は、持ち出し番組の転送に必要な容量がメモリ12に確保されていない場合には、「メモリ不足により転送できません」等のメッセージをLCD16の表示画面上に表示させるようになっていてもよい。
制御部11は、ステップS252において、通信部13を制御して、レコーダ30に対する転送コマンドを発行して、持ち出し番組の転送を要求する。レコーダ30の連携データ処理部46は、転送コマンドを受信すると(S266)、持ち出し番組をネットワーク処理部44から情報端末装置10に転送させる(ステップS267)。ネットワーク処理部44は、ステップS268において、転送終了と判定するまで、持ち出し番組の転送を継続し、転送が終わるとこの自動持ち出し処理を終了する。情報端末装置10の制御部11は、転送された持ち出し番組を受信してメモリ12に記憶させる(ステップS253)。
こうして、情報端末装置10がレコーダ30との間で通信可能なエリアに配置されると、プッシュ通知によって持ち出し番組の転送の可否を問い合わせ、ユーザの転送要求によって持ち出し番組を情報端末装置10に転送することが可能である。このように、極めて簡単な操作によって持ち出し番組を転送することができる。
制御部11は、ステップS254において、持ち出し番組の転送に関するノーティフィケーションを発行する。例えば、「新たに、コンテンツXXXが転送されました。」等の文字列や、「あなたが良く見ているコンテンツXXXXが転送されました。」等の文字列や、「昨日予約していたコンテンツが転送されました。」等の文字列や、「コンテンツXXXが視聴途中です。」等の文字列をLCD16の表示画面に表示させることができる。
このノーティフィケーションによって、自動持ち出しに関する新着情報がある場合には、アプリケーションの起動中でなくても、ユーザに自動持ち出しに関する情報を提示することが可能である。
なお、制御部11は、自動持ちだしモードにおける持ち出し番組の転送に際して、ユーザ毎の設定を用いてもよい。例えば、レコーダ30において、情報端末装置毎でユーザ毎に「おすすめ番組」や「任意持ち出し番組」が設定されている場合には、特定の情報端末装置10を使用中のユーザに対応した持ち出し番組についてのみ、転送するようになっていてもよい。これにより、情報端末装置毎でユーザ毎に持ち出し番組の管理が可能である。
また、制御部11は、メモリ12に記憶した持ち出し番組を削除禁止(保護)に設定した場合には、番組の削除禁止の情報をレコーダ30に転送することで、レコーダ30の対応する録画コンテンツを削除禁止に設定する、即ち削除禁止(保護)について同期するようになっていてもよい。これにより、ユーザはレコーダ30において保護操作をわざわざ行う必要がなく、利便性に優れている。
(レジューム処理)
次に、図37を参照してレジューム処理について説明する。図37はレジューム処理を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態においては、レコーダ30に録画した録画コンテンツを情報端末装置10において視聴可能である。制御部11は、再生終了時点における各録画コンテンツの再生位置をユーザ毎に端末レジューム情報としてメモリ12に記録する。また、レコーダ30を直接操作して、レコーダ30に録画された録画コンテンツをテレビジョン受信機52に出力することで、録画コンテンツの視聴が可能である。この場合には、記録再生処理部42は、再生終了時点における各録画コンテンツの再生位置をユーザ毎にレコーダレジューム情報として記録媒体45に記録する。
本実施の形態においては、図37のフローチャートに従って、端末レジューム情報とレコーダレジューム情報とを同期させることで、各ユーザは、情報端末装置10において視聴した録画コンテンツの続きの再生位置からレコーダ30の操作による再生を行うことが可能である。また、逆に、各ユーザは、レコーダ30の操作によって視聴した録画コンテンツの続きの再生位置から情報端末装置10においてコンテンツ再生を行うことができる。
図37のステップS270において、制御部11は、情報端末装置10が宅内に存在しているか否かを判定する。制御部11は、情報端末装置10が宅内に存在しない場合、ステップS271bにおいて、情報端末装置10を使用中のユーザ及び再生する録画コンテンツの判定を行い、ステップS273に移行する。一方、制御部11は、情報端末装置10が宅内に存在する場合、ステップS271aにおいて、情報端末装置10を使用中のユーザ及び再生する録画コンテンツの判定を行う。制御部11は、ステップS272において、判定した各ユーザ及び各録画コンテンツについて、レコーダ30の記録媒体45に記録されているレコーダレジューム情報とメモリ12に記憶されている端末レジューム情報とを読み出して比較し、最新の情報に更新するレジューム同期処理を行い、ステップS273に移行する。
即ち、制御部11は、判定したユーザについて再生指示された録画コンテンツが、情報端末装置10において最後に視聴された場合には端末レジューム情報でレコーダレジューム情報を更新し、レコーダ30において最後に視聴された場合にはレコーダレジューム情報で端末レジューム情報を更新する。
ステップS273において、制御部11は再生指示が発生したか否かを判定する。即ち、制御部11は、リアルタイム視聴モードにおいてタイムシフト再生の指示があったか否か、録画番組視聴モードへの移行が指示されたか否か又は持ち出しモードへの移行が指示されたか否かを判定する。制御部11は、再生指示が発生しないとステップS273へ移行する。一方、制御部11は、再生指示が発生すると、ステップS274において、同期処理後のレジューム位置から再生を開始する(ステップS274)。制御部11は、ステップS275において再生終了まで待機し、再生が終了すると、ステップS276において終了位置を判定し、ステップS277において当該終了位置を端末レジューム情報として記録する。ステップS277の処理が完了すると、ステップS270に移行し、同様の処理を実行する。
こうして本実施の形態においては、情報端末装置10及びレコーダ30のいずれにおいて再生視聴した場合では、前回終了した再生位置から連続して視聴可能である。
このように本実施の形態においては、宅内で情報端末装置を操作する場合においてアプリケーションを起動すると、普通のテレビジョン受信機と同様に動作して、放送中コンテンツの視聴が可能となる。また、情報端末装置とレコーダとを協働して動作させることにより、情報端末装置において、テレビジョン放送の各視聴態様、即ちリアルタイムでの視聴、録画コンテンツの視聴及び持ち出し番組の視聴を、統一されたインタフェースを用いて簡単な操作で切換えながら視聴可能である。更に、情報端末装置とテレビジョン受信機との連携表示を可能にすることで、携帯性に優れた情報端末装置と大画面を有するテレビジョン受信機のそれぞれの利便性を併せ持ったシステムを構築することが可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。