JP2006094212A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク接続された複数のデジタル記録機器に記録されているファイルおよびフォルダの管理状態をユーザに分かりやすく表示する放送受信装置を提供する。
【解決手段】複数の録画手段を接続可能な接続手段と、前記複数の録画手段の中から所望の録画手段の選択を行うために機器一覧を表示する手段と、前記機器一覧の中にフォルダ用ショートカットを同時に表示するフォルダ用ショートカット表示手段とを有する。
【選択図】 図23
【解決手段】複数の録画手段を接続可能な接続手段と、前記複数の録画手段の中から所望の録画手段の選択を行うために機器一覧を表示する手段と、前記機器一覧の中にフォルダ用ショートカットを同時に表示するフォルダ用ショートカット表示手段とを有する。
【選択図】 図23
Description
この発明は、例えばデジタルテレビジョン放送等を受信する放送受信装置の改良に関し、特にネットワークを介して複数の録画機器が接続可能な環境のもとで、ファイル及びフォルダの管理性を向上させた装置に関する。
周知のように、近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されている。例えば、日本国内においては、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送及び110度CS(Communication Satellite)デジタル放送等の衛星デジタル放送だけでなく、地上デジタル放送も開始されている。
そして、このようなデジタルテレビジョン放送を受信するデジタル放送受信装置にあっては、例えばHDD(Hard Disk Drive)のような大容量のデジタル記録機器を接続することにより、受信した番組をデジタル記録したり、記録した番組を再生したりすることが可能となっている。
さらに、現在では、1台のデジタル放送受信装置に対して、複数のデジタル記録機器を接続してネットワーク化することにより、デジタル放送受信装置が、任意のデジタル記録機器を指定して番組の記録を行なわせたり、任意のデジタル記録機器を指定して番組の再生を行なわせたりすることができる。
ところで、このように、複数のデジタル記録機器(録画手段)をネットワーク接続可能としたデジタル放送受信装置においては、各デジタル記録機器に記録されている番組をユーザが容易に管理することができ、所望の記録番組を迅速に検索して再生できるようにすることが重要となる。
特許文献1には、インターネット受信機能を備えたテレビジョン受像機で、テレビジョン信号の音声をスピーカ出力している状態でも、電話回線による接続状態を認識可能とした構成が開示されている。
特開平10−136275号公報
上記のように複数のデジタル記録機器をネットワーク接続可能とした場合、各記録機器を管理する必要が生じる。特に複数のデジタル記録機器が存在した場合、機器の管理を容易に行うためにはグラフィックユーザインターフェースが必要である。
さらに複数のデジタル記録機器が存在した場合、番組及びデータを格納したファイル及びフォルダの管理が必要である。特にフォルダあるいはファイルが階層の深い位置に格納されていると、所望のファイルをサーチするのに不便である。また所望のファイルの存在が忘れられてしまうこともある。
そこでこの発明は、上記事情を考慮してなされたもので、ネットワーク接続された複数のデジタル記録機器に記録されているファイルおよびフォルダの管理状態をユーザに分かりやすく表示する放送受信装置を提供することを目的とする。
この発明に係る放送受信装置は、複数の録画手段を接続可能な接続手段と、前記複数の録画手段の中から所望の録画手段の選択を行うために機器一覧テーブルを表示する手段と、前記機器一覧テーブルの中にフォルダ用ショートカットを同時に表示するフォルダ用ショートカット表示手段とを有する。
メミュー表示手段と、このメニュー表示手段により表示されたメニュー画面のフォルダ用ショートカット作成項目を指定することで、特定されているフォルダのためのフォルダ用ショートカットを作成する手段とを有する。
上記した発明によれば、複数の録画手段である接続機器の機器一覧を表示した状態で、フォルダ用ショートカットを表示できるので、階層の深い位置にファイルがあっても、多くのステップをたどることなく、所望のファイルやフォルダをアクセスすることが可能である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するデジタルテレビジョン放送受信装置11の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置11を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。そして、キャビネット12には、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のLAN(Local Area Network)端子21、第2のLAN端子22、USB(Universal Serial Bus)端子23及びi.Link端子24を備えている。
このうち、第1のLAN端子21は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるもので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことが可能となる。
また、第2のLAN端子22は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(Personal Computer)28、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ29等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、DVDレコーダ29については、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系の情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置11との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路30を設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子22は、ハブ26に接続されたブロードバンドルータ31を介して、例えばインターネット等のネットワーク32に接続し、そのネットワーク32を介してPC33や携帯電話34等と情報伝送を行なうために使用される。
また、上記USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ35を介して、携帯電話36、デジタルカメラ37、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ38、HDD39、キーボード40等を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.Link端子24は、例えばAV−HDD41、D(Digital)−VHS(Video Home System)42等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ43で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ45で選局された放送信号は、PSK(Phase Shift Keying)復調器46に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
また地上波アナログ信号を受信するアナログチューナ68も設けられている。アナログチューナ68で受信された信号は、アナログ復調器69で復調され信号処理部47に出力される。
また、地上デジタル放送受信用のアンテナ48で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上デジタル放送用のチューナ50に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ50で選局された放送信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器51に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部47に出力される。
ここで、上記信号処理部47は、PSK復調器46から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号と、OFDM復調器51から供給されたデジタルの映像信号及び音声信号と、アナログ復調器69から供給された映像信号及び音声信号と、さらにライン入力端子からの映像信号及び音声信号とに対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部52及び音声処理部53に出力している。
このうち、グラフィック処理部52は、信号処理部47から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部54出生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。また、このグラフィック処理部52は、信号処理部47の出力映像信号と、OSD信号生成部54の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
そして、グラフィック処理部52から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部55に供給される。この映像処理部55は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換し、映像表示器14に出力して映像表示させる。
また、上記音声処理部53は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換し、スピーカ15に出力して音声再生させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部56によって統括的に制御されている。この制御部56は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を前記受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部56は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)57と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)58と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ59とを利用している。
また、この制御部56は、カードI/F(Interface)60を介して、前記第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ61に接続されている。これによって、制御部56は、カードホルダ61に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F60を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部56は、カードI/F62を介して、前記第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ63に接続されている。これにより、制御部56は、カードホルダ63に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F62を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部56は、通信I/F64を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部56は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25と、通信I/F64を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部56は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部56は、通信I/F65を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部56は、第2のLAN端子22に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F65を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部56は、USB I/F66を介して前記USB端子23に接続されている。これにより、制御部56は、USB端子23に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F66を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部56は、i.Link I/F67を介してi.Link端子24に接続されている。これにより、制御部56は、i.Link端子24に接続された各機器(図1参照)と、i.Link I/F67を介して情報伝送を行なうことができる。
図3は、上記リモートコントローラ17の外観を示している。このリモートコントローラ17には、主として、電源キー17a、入力切換キー17b、衛星デジタル放送チャンネルのダイレクト選局キー17c、地上波放送チャンネルのダイレクト選局キー17d、クイックキー17e、カーソルキー17f、決定キー17g、番組表キー17h、ページ切換キー17i、faceネット(ナビゲーション)キー17j、戻るキー17k、終了キー17l、青,赤,緑,黄のカラーキー17m、チャンネルアップダウンキー17n、音量調整キー17o等が設けられている。
図4は、このデジタルテレビジョン放送受信装置11が、その端子21〜24に接続された各機器のうちのデジタル記録機器に番組を記録する動作を説明するフローチャートを示している。すなわち、番組の記録が要求されることにより処理が開始(ステップS1)されると、制御部56は、ステップS2で、放送信号から取得したEPG(Electronic Program Guide)情報に基づいて、図5に示すような番組表を映像表示器14に表示させる。
すると、ユーザは、ステップS3で、表示された番組表に基づいて所望の番組の記録予約設定を実行する。この記録予約設定では、記録すべき番組を番組表から選択するとともに、その番組を記録させるデジタル記録機器を選択設定する ことも行なわれる。
そして、制御部56は、ステップS4で、記録予約した設定時間に達した場合、予約設定された番組を予約設定されたデジタル記録機器に記録するように、記録動作を実行する。
その後、制御部56は、ステップS5で、番組記録動作が正常に完了したか否かを判別し、正常に完了したと判断された場合(YES)、ステップS6で、記録を行なったデジタル記録機器を特定するための機器情報(機器ID、機器名、共有フォルダ名等)と、その記録番組に関するイベント情報(イベントID、チャンネル番号、タイトル、内容説明、ジャンル、記録範囲、画質モード等)とを前記不揮発性メモリ59に記録し、処理を終了(ステップS7)する。
また、上記ステップS5で番組記録動作が正常に完了しなかったと判断された場合(NO)、制御部56は、ステップS8で、番組記録動作が正常に完了しなかった旨のメッセージを映像表示器14に表示させて、処理を終了(ステップS7)する。
以上の記録動作により、ユーザは、デジタルテレビジョン放送受信装置11の各端子21〜24に接続されている複数のデジタル記録機器を任意に選択して、番組を記録させていくことが可能になる。
図6は、上記のようにして、複数のデジタル記録機器に記録された種々の番組の中から、所望の番組を迅速に検索して再生する動作を説明するためのフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS9)されると、ユーザは、ステップS10で、リモートコントローラ17のfaceネットキー17jを操作する。
すると、制御部56は、ステップS11で、faceネット(ナビゲーション)を起動させ、図7に示すようなナビゲーションメニューを映像表示器14に表示させる。このナビゲーションメニューでは、「テレビ」、「録画番組」、「写真」、「インターネット」、「Eメール」の5つの項目が選択可能に設けられる。選択された項目は、画面上では他の項目と色を変えて表示されるが、図7では、「テレビ」が選択された状態をハッチングにより示している。
ここで、ユーザは、ステップS12で、リモートコントローラ17のカーソルキー17fを操作して「録画番組」の項目を選択する。すると、制御部56は、図8にハッチングで示すように、「録画番組」の項目を選択した状態となる。
この状態で、ユーザが、ステップS13で、リモートコントローラ17の決定キー17gを操作すると、制御部56は、図9に示すように、最近録画した番組の一覧を映像表示器14に表示させる。この番組一覧では、記録されている番組を示す情報として、タイトル、放送チャンネル、記録日時、曜日、時間、ジャンル等が表示されている。
この最近録画した番組の一覧は、図4で説明した番組の予約記録時に不揮発性メモリ59に記録された、記録を行なったデジタル記録機器を特定する機器情報と記録番組に関するイベント情報とを参照することで作成される。この最近録画した番組の一覧では、記録したデジタル記録機器を問わず、最新の記録番組から溯って最大で35個の番組を示す情報を一覧表示することが可能である。図9では、7つの番組が一覧表示されているが、カーソルキー17fを操作することにより表示をスクロールさせて35個の番組一覧を見ることが可能である。また、リモートコントローラ17のページ切換キー17iを操作すれば、一覧表示されている7つの番組を一気にスキップさせることが可能である。
そして、ユーザが、ステップS14で、最近録画した番組の一覧から、リモートコントローラ17のカーソルキー17fを操作して所望の番組を示す情報を選択し、決定キー17gを操作して決定すると、制御部56は、ステップS15で、不揮発性メモリ59に記録された情報から、その選択決定された番組が記録されているデジタル記録機器を特定し、その番組が再生可能であるか否かを判別する。
この判別は、例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置11と再生要求された番組を記録しているデジタル記録機器とが接続されているか否か、再生要求された番組を記録しているデジタル記録機器の電源が投入されているか否か、対象となるデジタル記録機器にその番組がまだ記録されているか否か等々、記録時と再生時とにおける諸条件を総合的に比較して再生可能か否かを判別する。
そして、上記ステップS15で再生可能であると判断された場合(YES)、制御部56は、ステップS16で、対象となるデジタル記録機器から再生要求された番組の情報を読み出し、再生するように制御して、処理を終了(ステップS17)する。
また、上記ステップS15で再生可能でないと判断された場合(NO)、制御部56は、ステップS18で、要求された番組の再生が不可能である旨のメッセージを映像表示器14に表示させて、処理を終了(ステップS17)する。
上記した再生動作によれば、記録したデジタル記録機器を問わず、最新の記録番組から溯って最大で35個の記録された番組を一覧表示するナビゲーション機能を持つようにしたので、複数のデジタル記録機器に記録されている番組をユーザが容易に管理することが可能となる。このため、一覧表示された番組から所望の番組をカーソルキー17fで選択し決定キー17gで決定することにより、迅速に検索して再生することが可能となる。
なお、複数のデジタル記録機器に記録した番組を全て一覧表示することは、接続されるデジタル記録機器の増加や、記録した番組数の増加を考慮すると、実用的でなくなる。この実施の形態のように、最新の記録番組から溯って最大で35個程度までの番組を一覧表示することが、ユーザにとって実質的な支障の生じ難い実用に適した設定となる。
ここで、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11は、写真再生機能を有している。すなわち、リモートコントローラ17のfaceネットキー17jを操作して表示させた図7に示すナビゲーションメニューから、「写真」の項目を選択し決定することにより、例えば前記カードホルダ61に装着された第1のメモリカード19であるSDメモリカードに記録されている複数の写真を、一覧表示させることができる。この場合、表示対象となる写真が記録されているデジタル記録媒体やデジタル記録機器(デジタルカメラ)をユーザが指定する必要がある。その結果、図10に示すような写真一覧が表示される。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、予め接続されているサーバに対して、定期的にEメールの着信状況を判別しに行き、着信がある場合、図11に示すように、映像表示器14の表示画面上に「新着 3件」等の着信メッセージを表示させることができる。そして、着信メッセージが表示されている状態では、リモートコントローラ17の決定キー17gを操作するだけで、図12に示すように、映像表示器14にEメールを開くことができる。
また、図7に示すナビゲーションメニューから、「Eメール」の項目を選択し決定することによっても、所望のPC28,33を指定して、Eメールの送信や着信されたEメールの読み出しを行なうことができる。
さらに、リモートコントローラ17のページ切換キー17iを操作することにより、映像表示器14の画面に表示されている映像を、ページ単位で切り換えることができる。すなわち、リモートコントローラ17のカーソルキー17fは、画面上でカーソルを上下左右に移動させるために、上下左右の各方向に対応した4つのキーで構成されている。そして、ページ切換キー17iも、4つのカーソルキー17fにそれぞれ対応した4つのキーで構成されている。
つまり、例えば、カーソルを上方向に移動させるためのカーソルキー17fに対応するページ切換キー17iを操作することにより、現在の表示画面がその上側に存在する映像に切り換えられることになる。このページ切り換え機能により、カーソルキー17fを操作して画面をスクロールさせることに比べて、所望の画面を迅速に選択することが可能となる。
また、ページ切換キー17iは、カーソルキー17fに対応させて設置されるので、移動方向を容易に認識することができる。このページ切換キー17iによって切換可能な画面としては、例えば、図5に示した番組表、図9に示した最近録画した番組の一覧表等がある。
さらに、上記リモートコントローラ17の入力切換キー17bは、アナログ系のビデオ入力端子を切り換えるキーで、+側と−側とに選択的に操作可能となっている。ビデオ入力端子の切換状況は、図13に示すように、映像表示器14の表示画面上にOSD表示される。
入力切換キー17bを+側に操作すると、ビデオ1→ビデオ2→ビデオ3→ビデオ4→ビデオ5→HDMI(High Definition Multimedia Interface)→放送→ビデオ1のように正方向に循環的に切り換えられる。また、入力切換キー17bを−側に操作すると、放送→HDMI→ビデオ5→ビデオ4→ビデオ3→ビデオ2→ビデオ1→放送のように逆方向に循環的に切り換えられる。従来では、正方向への循環切り換えしかなかったため、ユーザに不便を強いていたが、逆方向への循環切り換えを付加することにより、操作性を向上させることができる。
また、この入力切換キー17bによるビデオ入力切換は、入力切換キー17bを連続的に押圧操作している状態では、OSD表示のみが切り換わり、操作を所定時間停止することにより画面が切り換わる、いわゆる先行入力方式を採用しているので、入力切換キー17bを操作する毎に画面が変わるという煩わしさがなくなる。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、チャンネル、ジャンル、キーワードのお好み情報をユーザが入力することにより、入力した時点から1週間先までのお好み情報に対応した番組を自動的に検索し、図14に示すように、お好み番組一覧として画面表示する。このお好み番組一覧から特定の番組を選択して記録予約設定することも可能である。
このお好み番組一覧は、図7に示したナビゲーションメニューの「テレビ」の項目をカーソルキー17fで選択し決定キー17gで決定することにより表示される。そして、このお好み番組の検索では、チャンネル、ジャンル、キーワードの組み合わせをA〜Dの4種類設定することができる。
例えば、組み合わせAでは、ジャンルがサッカー、キーワードがワールド、チャンネルがNHKであり、組み合わせBでは、ジャンルが野球、キーワードが日本、チャンネルが日本テレビというように設定できる。そして、お好み番組一覧では、図14に示すお好み番組一覧の中で右側の列に示すように、検索した各番組に対して、A〜Dのどの組み合わせによって検索されたかが示されるようになっている。お好み情報が重なった番組に対しては、A〜Dが複数個表示される。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、図5に示した番組表の表示状態で、リモートコントローラ17の黄色のカラーキー17mを操作することにより、図15に示すような、キーワード検索画面を表示する。このキーワード検索画面では、ジャンル、キーワード、日付、チャンネルの4つの項目を入力することにより、入力した時点から1週間先までの番組を自動的に検索して一覧表示することができる。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、図9に示した最近録画した番組の一覧表の右側の画面をスクロールさせることにより、図16に示すように、接続機器の一覧画面を表示させることができる。この接続機器の一覧画面では、各端子21〜24に接続されている機器を全て(但し、ブロードバンドルータ31が接続されている場合はそこまで)一覧表示することができる。
この機器一覧において、第1のLAN端子21に対応するLAN1には、それがLAN対応HDD専用ポートであることを示すアイコンが付され、第2のLAN端子22に対応するLAN2には、それが一般的なLAN対応ポートであることを示すアイコンが表示されている。
そして、この接続機器の一覧表示画面から、所望のデジタル記録機器をカーソルキー17fで選択し決定キー17gで決定すると、図17に示すように、その選択決定されたデジタル記録機器に記録されている番組の一覧がライブラリとして表示される。このときフォルダがある場合には、そのフォルダも表示される。図例であるとフォルダ17A1が表示されている。フォルダが複数ある場合には、上から新しいものから順番に表示される。
また、このライブラリ画面の表示状態で、リモートコントローラ17の黄色のカラーキー17mを操作すると、図15に示すようなキーワード検索画面が表示される。そして、このキーワード検索画面で、ジャンル、キーワード、日付、チャンネルの4つの項目を入力すると、選択決定されたデジタル記録機器に記録されている番組の中から、検索条件に対応した番組が検索されて一覧表示される。
この放送受信装置では、フォルダ管理部(図2の制御部内)が特徴的な機能を有する。このフォルダ管理部は、フォルダ用ショートカット作成部を含む。いま図17に示すフォルダ17A1をカーソルで指定し、リモートコントローラ17のクイックキー17eを押したとする。すると図18に示すように、クイックメニュー18A1が現れ、この中には、「ショートカット作成」という項目18Å2が含まれている。次に、この「ショートカット作成」という項目18Å2をカーソルで選択し、決定キー17gを押すと、フォルダ17A1に対するフォルダ用ショートカットを作成する。
ここで、フォルダ用ショートカット名を入力するための画面が現れる(例えば図19に示すような画面である)。コメントとして“フォルダ用ショートカット名を入力してください。”が現れる。ユーザはリモートコントローラのキーを利用して、あるいは、図示していないがキーボードを受信装置に接続し、フォルダ名を入力することができる。この図では例えば「フォルダ用ショートカット17A1」というフォルダ名を入力しようとしている様子を示している。
フォルダ名の入力が済んだら、決定キー17gを押すことで、フォルダ名が決定される。フォルダ用ショートカットの作成を中止するときは、中止位置にカーソルを合わせて決定キーを操作する。
フォルダ用ショートカット名を入力したとき、フォルダ名がダブっているような場合、あるいはフォルダがロックされているような場合は、警告メッセージが表示されてもよい。また同じフォルダ用ショートカット名が存在することを許容してもよい。
またフォルダ用ショートカット作成を指定したときに、ユーザが誤って、ファイルを特定しているような場合も警告メッセージが表示される。例えば図20に示すように、“ショートカットは作成できませんフォルダを指定してからやり直してください。” というふうに現れる。またこの装置では、フォルダ用ショートカットを無制限に作成できるのではなく、例えば16個を超えるときは、警告画面が表示される。例えば図21に示すように、“ショートカットがいっぱいなため、これ以上作成できません。不要なショートカットを削除してやり直してください。”というようなコメントが現れる。フォルダ用ショートカットが無事作成された場合には、図22に示すように“ショートカット作成しました。”というふうに、コメントが現れる。
上記のようにフォルダ用ショートカットが作成された場合、機器一覧表示を行うと、図23に示すように、フォルダ用ショートカット17A1というフォルダ名が現れるようになる。
図24は、上記説明に沿った動作を示すフローチャートである。ライブラリ表示状態(ステップ14A1)において、フォルダが特定される(ステップ24A2)。次にクイックメニュー操作がなれると(ステップ24A3)、図18で示したような画面が得られる。ここでショートカット作成が選択されると(ステップ24A6)、ショートカット作成条件のチェックが行われる(ステップ24A7)。ショートカット作成条件に違反していると警告表示が得られる(ステップ24A8:図20、図21)。ショットカット作成条件が満たされていれば、ショートカットを作成した旨の画面が得られる(ステップ24A9: 図22)。そして決定キーが押されると、ショートカットが作成され、ショートカット名が機器一覧表示処理部へ転送される(ステップ24A10、24A11)。
上記したショートカット作成機能があることで、階層の深い位置に作成されているフォルダをアクセスする場合、階層のステップを順次開く必要はなく、機器一覧画面が一挙に所望のフォルダへジャンプすることができる。上記の説明では、1つのフォルダについて説明したが、複数のフォルダが存在してもよく、また、フォルダ内の子フォルダが存在してもよい。この子フォルダに対するショートカットも作成することが可能である。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、18…受光部、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB端子、24…i.Link端子、25…HDD、26…ハブ、27…HDD、28…PC、29…DVDレコーダ、30…アナログ伝送路、31…ブロードバンドルータ、32…ネットワーク、33…PC、34…携帯電話、35…ハブ、36…携帯電話、37…デジタルカメラ、38…カードリーダ/ライタ、39…HDD、40…キーボード、41…AV−HDD、42…D−VHS、43…アンテナ、44…入力端子、45…チューナ、46…PSK復調器、47…信号処理部、48…アンテナ、49…入力端子、50…チューナ、51…OFDM復調器、52…グラフィック処理部、53…音声処理部、54…OSD信号生成部、55…映像処理部、56…制御部、57…ROM、58…RAM、59…不揮発性メモリ、60…カードI/F、61…カードホルダ、62…カードI/F、63…カードホルダ、64…通信I/F、65…通信I/F、66…USB I/F、67…i.Link I/F。
Claims (5)
- 複数の録画手段を接続可能な接続手段と、
前記複数の録画手段の中から所望の録画手段の選択を行うために機器一覧を表示する手段と、
前記機器一覧の中にフォルダ用ショートカットを同時に表示するフォルダ用ショートカット表示手段と
を有することを特徴とする放送受信装置。 - 前記フォルダ用ショートカットが選択されたとき、LAN(Local Area Network)端子を介して接続された録画手段のフォルダにジャンプしてアクセスする手段を有することを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
- 複数の録画手段を接続可能な接続手段と、
前記複数の録画手段の中から所望の録画手段の選択を行うために機器一覧テーブルを表示する機器一覧表示手段と、
前記機器一覧テーブルから選択された機器に記録されているフォルダ名および番組名を一覧標示するライブラリ表示手段と、
前記ライブラリ表示手段により表示されているフォルダ名を特定する手段と、
フォルダ管理のためのメミューを表示するメニュー表示手段と、
前記メニュー表示手段により表示されたメニュー画面の中のフォルダ用ショートカット作成項目を指定することで、前記特定されているフォルダ名のためのフォルダ用ショートカットを作成するフォルダ用ショートカット作成手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。 - 前記フォルダ用ショートカット作成手段により作成されたフォルダ用ショートカットを、前記機器一覧表示手段で管理することを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
- 前記フォルダ用ショートカット作成手段は、作成するフォルダ用ショートカットの数が制限されていることを特徴とする請求項3記載の放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004277996A JP2006094212A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004277996A JP2006094212A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006094212A true JP2006094212A (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=36234749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004277996A Pending JP2006094212A (ja) | 2004-09-24 | 2004-09-24 | 放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006094212A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007306052A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Sony Corp | 出力装置、入力装置、伝送システム及び伝送方法 |
JP2008078961A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Sharp Corp | 映像表示装置 |
JP2014219844A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
-
2004
- 2004-09-24 JP JP2004277996A patent/JP2006094212A/ja active Pending
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JP2008078961A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Sharp Corp | 映像表示装置 |
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