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JP2018124107A - 計測装置及び計測方法 - Google Patents

計測装置及び計測方法 Download PDF

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JP2018124107A
JP2018124107A JP2017015110A JP2017015110A JP2018124107A JP 2018124107 A JP2018124107 A JP 2018124107A JP 2017015110 A JP2017015110 A JP 2017015110A JP 2017015110 A JP2017015110 A JP 2017015110A JP 2018124107 A JP2018124107 A JP 2018124107A
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健太郎 戸倉
Kentaro Tokura
健太郎 戸倉
永元 直樹
Naoki Nagamoto
直樹 永元
孝夫 掛橋
Takao Kakehashi
孝夫 掛橋
基博 池原
Motohiro Ikehara
基博 池原
英昭 内山
Hideaki Uchiyama
英昭 内山
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Kyushu University NUC
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
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Kyushu University NUC
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

【課題】SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)を用いた計測をより高精度に行うことができるようにする計測装置及び計測方法を提供する。【解決手段】大きさ及び/又は位置関係が既知の複数のマーカを計測対象物に取り付ける。そのマーカをカメラで順次撮影する。複数の3次元点を撮影したときのカメラに映る3次元点の画像座標のうち、相対的位置関係が既知の3次元点(マーカ)を利用して、制限付き最適化を行って、3次元点の3次元座標とカメラの位置姿勢とを算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のマーカを撮影するカメラを備えた計測装置及び計測方法に関する。
従来、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)を行うための計測装置(3次元位置計測装置)及び計測方法(3次元位置計測方法)については種々のものが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
そして、これらの計測装置や計測方法にはバンドル調整なる手法が利用されていた。その手法は、一般に知られているように、3次元点iの3次元座標をXiとし、カメラjの3次元位置及び姿勢をPjとし、該カメラjの画像に写る3次元点iの画像座標をxijとし、前記3次元点Xiをカメラjの画像に投影する関数をfとした場合に、下式を最小化するPjとXiを算出するという手法である。
Figure 2018124107
特開2011−043419号公報
しかしながら、上述のようなSLAMを用いた計測をより高精度に行いたいというニーズがあった。
本発明は、上述の問題を解消することのできる計測装置及び計測方法を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の観点は、図1に例示するものであって、大きさ及び/又は位置関係が既知の複数のマーカ(1)を順次撮影するカメラ(j)と、
3次元点iの3次元座標をXiとし、3次元点mの3次元座標をXmとし、3次元点nの3次元座標をXnとし、カメラ(j)の位置姿勢をPjとし、カメラ(j)に映る3次元点iの画像座標をxijとし、3次元点Xiをカメラ(j)の画像に投影する関数をfとし、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係をCnmとし、該相対的位置関係が既知の場合はenm=1とし、該相対的位置関係が既知でない場合はenm=0として、次の式(1)と式(2)を同時に制限付き最適化の枠組みで最小化してPjとXiとを算出する算出手段(6)と、
を備えたことを特徴とする計測装置(7)に関する。
Figure 2018124107
Figure 2018124107
本発明の第2の観点は、図2に例示するものであって、前記相対的位置関係は、大きさが既知のマーカ(1)において4隅のうちの2つの隅の間の距離、又は2つのマーカ(1)間の距離が分かっている場合において該マーカ(1)間の距離であることを特徴とする。
本発明の第3の観点は、大きさ及び/又は位置関係が既知の複数のマーカ(1)を計測対象物(2)に取り付ける工程と、
該マーカ(1)をカメラ(j)で撮影する工程と、
3次元点iの3次元座標をXiとし、3次元点mの3次元座標をXmとし、3次元点nの3次元座標をXnとし、カメラ(j)の位置姿勢をPjとし、カメラ(j)に映る3次元点iの画像座標をxijとし、3次元点Xiをカメラ(j)の画像に投影する関数をfとし、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係をCnmとし、該相対的位置関係が既知の場合はenm=1とし、該相対的位置関係が既知でない場合はenm=0として、次の式(3)と式(4)を同時に制限付き最適化の枠組みで最小化してPjとXiとを算出する工程と、を備えたことを特徴とする計測方法に関する。
Figure 2018124107
Figure 2018124107
本発明の第4の観点は、前記相対的位置関係は、大きさが既知のマーカ(1)において4隅のうちの2つの隅の間の距離、又は2つのマーカ(1)間の距離が分かっている場合において該マーカ(1)間の距離であることを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
上記した第1乃至4の観点によれば、単にバンドル調整を用いたときよりも高精度に計測をすることができる。
図1は、本発明に係る計測装置及び計測方法を説明するためのブロック図である。 図2は、マーカの配置状態の一例を示す平面図である。 図3は、本発明に用いるマーカの構成の一例を示す平面図である。
以下、図1乃至図3に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に係る計測装置は、図1に符号7で例示するものであって、
・ 複数のマーカ1を順次撮影するカメラjと、
・ 該カメラjの位置姿勢Pjと3次元点iの3次元座標Xiとを算出する算出手段6と、
を備えている。
ここで、前記カメラjで撮影される複数のマーカ1は、大きさが既知か、マーカどうしの位置関係が既知か、大きさ及びマーカどうしの位置関係が既知である。また、前記算出手段6は、3次元点mの3次元座標をXmとし、3次元点nの3次元座標をXnとし、カメラjの3次元位置と姿勢をPjとし、カメラjに映る3次元点iの画像座標をxijとし、3次元点Xiをカメラjの画像に投影する関数をfとし、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係をCnmとし、該相対的位置関係が既知の場合はenm=1とし、該相対的位置関係が既知でない場合はenm=0として、次の式(1)と式(2)を同時に制限付き最適化の枠組みで最小化してPjとXiとを算出するように構成されている。つまり、2点間の距離「Xn−Xm」は本来はCnmなので、下式(2)が最小になるように計算すると精度が良くなるということである。
Figure 2018124107
Figure 2018124107
ここで、前記相対的位置関係としては次のものを挙げることができる。すなわち、
・ マーカ1のサイズが既知の場合は、該マーカ1の4隅のうちの2つの隅の間の距離(つまり、該マーカ1の一辺の長さや対角線の長さ)
・ 取り付ける2つのマーカ間の距離が既知の場合(例えば、2つのマーカを1枚の紙に同時に印刷してそれらのマーカ間の距離が分かっている場合や、別々の紙に印刷した2つのマーカであってもそれらのマーカ間の距離(例えば、マーカの中心間の距離)を作業者が実測した場合)は該マーカ間の距離
本発明に係る計測方法は、
・ 大きさ及び/又は位置関係が既知の複数のマーカを計測対象物2に取り付ける工程と、
・ 該マーカをカメラで撮影する工程と、
・ 3次元点iの3次元座標をXiとし、3次元点mの3次元座標をXmとし、3次元点nの3次元座標をXnとし、カメラjの位置姿勢をPjとし、カメラjに映る3次元点iの画像座標をxijとし、3次元点Xiをカメラjの画像に投影する関数をfとし、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係をCnmとし、該相対的位置関係が既知の場合はenm=1とし、該相対的位置関係が既知でない場合はenm=0として、次の式(3)と式(4)を同時に制限付き最適化の枠組みで最小化してPjとXiとを算出する工程と、
を備えている。
Figure 2018124107
Figure 2018124107
つまり、上式(4)においてenmは、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係が既知の場合は1で、該相対的位置関係が既知でない場合には0とされるので、上式(4)は、該相対的位置関係が既知の場合に制約として設計されることとなる。すなわち、本発明に係る計測方法は、従来のバンドル調整の上記(3)式に、前記相対的位置関係を既知とした制約を追加して上述のようにPjとXiとを算出するものである。
ここで、前記相対的位置関係としては次のものを挙げることができる。すなわち、
・ マーカ1のサイズが既知の場合は、該マーカ1の4隅のうちの2つの隅の間の距離(つまり、該マーカ1の一辺の長さや対角線の長さ)
・ 取り付ける2つのマーカ間の距離が既知の場合(例えば、2つのマーカを1枚の紙に同時に印刷してそれらのマーカ間の距離が分かっている場合や、別々の紙に印刷した2つのマーカであってもそれらのマーカ間の距離(例えば、マーカの中心間の距離)を作業者が実測した場合)は該マーカ間の距離
上記の(1)式だけでも3次元座標をXiは求まるが、本発明によれば、上記(2)式も同時に計算するためカメラjの位置や姿勢(つまり、上式のPij)や3次元点iの3次元座標をXiを高精度で求めることができる。
例えば、図2に例示するように、一辺の長さが20mmの2枚のマーカ1を10000mm離して配置した場合には、下式を制約に追加すれば良い。
Figure 2018124107
図1に例示するように、様々なところに様々な大きさのマーカ1を配置し、該配置されたマーカ1を手持ちのカメラjで動かしながら色々な方向から撮影すると良い。それにより、各カメラjが撮影した画像上で各マーカ1を認識し、それぞれのマーカ1の大きさの情報を使ってSLAMの最適化によって各マーカ1の3次元位置が随時算出される。
なお、本発明に用いるマーカは、、図3に符号1で例示するように、
・ 計測用のターゲット10aを表示する領域であるターゲット表示領域10と、
・ 少なくとも自身のID情報(つまり、そのマーカ1を他のマーカ1から識別できるマーカ識別情報)をコード画像として表示する領域であるコード画像表示領域11,12,13,14と、
を備えている。このマーカ1は、何らかの計測対象物2に取り付けて使用するものであって、前記ターゲット10aをカメラ(動画や静止画を撮影するカメラ)jで撮影して該ターゲット10aの位置(2次元位置や3次元位置)を算出することによって該計測対象物2の位置などを特定するためのものである。
このマーカ1はシート状(つまり、可撓性を有する薄板状)であることが好ましいが、もちろんこれに限られるものではなく、シート状以外の形状を排除するものではない。また、このマーカ1を前記計測対象物2に取り付ける方法としては、接着剤などを用いた貼着が好ましいが、貼着以外の他の公知の方法を用いても良い。
なお、図3に示す例では、前記ターゲット10aの表示は濃淡模様により行っているが(つまり、黒などの色の濃い部分の複数の角部が一点を指し示すように配置されることにより、その一点でターゲット10aを特定しているが)、もちろんこれに限られるものではなく、
・ 色分け模様によって行うようにしても、
・ 濃淡模様と色分け模様の両方によって行うようにしても、或いは、
・ 材質の違い(例えば、反射率の高い部材と反射率の低い部材との配置状態)によって行うようにしても良い。
また、図3に示す例では、前記コード画像の表示は濃淡模様(つまり、バーコードやQRコード(登録商標)のように色の濃い部分と色の薄い部分とによって形成された模様)により行っているが、もちろんこれに限られるものではなく、
・ 色分け模様によって行うようにしても、
・ 濃淡模様と色分け模様の両方によって行うようにしても、或いは、
・ 材質の違い(例えば、反射率の高い部材と反射率の低い部材との配置状態)によって行うようにしても良い。また、前記コード画像は、マーカ自身のID情報だけでなく、その他の情報(例えば、該マーカが取り付けられる計測対象物2の形状や寸法等についての情報)を担持するようにしても良い。さらに、図3に示す例では、コード画像表示領域11,12,13,14自体やその内部の模様は矩形状(つまり、長方形状や正方形状)をしているが、もちろんこれに限られるものではなく、矩形以外の形状(例えば、円形)をしていても良い。
ところで、上述したコード画像表示領域11,12,13,14は、前記ターゲット表示領域10を基準とした所定の位置に配置しておくと良い。つまり、該コード画像表示領域は、前記ターゲット表示領域を基準とした位置であって該ターゲット表示領域を基準とすることによって明確に認識できる位置であればどこの位置に配置しても良い。そのようにした場合には、前記ターゲット表示領域を基準とすることによって前記コード画像表示領域の表示位置を正確に特定でき、該コード画像表示領域が担持するデータを短時間で読み取ることができる。ここで、図3に例示するように、前記ターゲット表示領域10を、交差するように配置された複数の帯状表示領域10b,10cにより形成しておき、前記コード画像表示領域11,12,13,14は、互いに隣接する一対の前記帯状表示領域10b,10cに挟まれる位置に配置しておいても良い。なお、図3に示す例では、前記コード画像表示領域11,12,13,14は、交差するように配置された2つの帯状表示領域10b,10cによって略十字状に形成されているが、もちろんこれに限られるものではなく、略X字状に形成されても、或いはその他の形状(つまり、3つ以上の帯状表示領域が交差するような形状)に形成されていても良い。また、図3に示す例では、前記コード画像表示領域11,12,13,14は、前記帯状表示領域10b,10cに挟まれる位置の全て(つまり、4つの部分)にそれぞれ形成されているが、もちろんこれに限られるものではなく、少なくとも1つの部分に形成されていれば良い。
一方、前記マーカ1を前記計測対象物2に取り付ける作業者が、前記ターゲット表示領域10や前記コード画像表示領域11,12,13,14と明確に区別できるマーク(以下、“識別用マーク”とする)4を、前記ターゲット表示領域10の上方、下方、左方及び右方のうちの少なくとも一方に配置しておくと良い。そのような識別用マーク4を設けた場合には、その作業者は、上下左右が正しくなるように前記マーカ1を前記計測対象物2に取り付けることができる。その結果、計測のための装置(具体的には、前記カメラjが撮影した画像を解析する装置など)は前記コード画像表示領域11,12,13,14の表示位置を高速で正確に特定でき、該コード画像表示領域11,12,13,14が担持するデータを高速で読み取ることができる。なお、図3に示す例では、前記識別用マーク4は色の濃淡の違いによって作業者が識別できるようになっているが、もちろんこれに限られるものではなく、色彩やマーク自体の形状等によって識別できるようにしても良い。
一方、前記マーカ自身の中心(好ましくは、上述したターゲット10aの位置)を指し示すと共に前記ターゲット表示領域10を挟むように表示された補助線(水平線や垂直線)5a,5b,5c,5dを設けておくと良い。そのようにした場合には、前記マーカ自身の水平や垂直やマーカの中心を作業者が容易に知ることができ、作業者は該マーカ1を計測対象物2に適切な状態(つまり、適切な位置や姿勢)に取り付けることができる。
本発明によれば、単にバンドル調整を用いたときよりも高精度に計測をすることができる。
1 マーカ
6 算出手段
7 計測装置
j カメラ

Claims (4)

  1. 大きさ及び/又は位置関係が既知の複数のマーカを順次撮影するカメラと、
    3次元点iの3次元座標をXiとし、3次元点mの3次元座標をXmとし、3次元点nの3次元座標をXnとし、カメラjの位置姿勢をPjとし、カメラjに映る3次元点iの画像座標をxijとし、3次元点Xiをカメラjの画像に投影する関数をfとし、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係をCnmとし、該相対的位置関係が既知の場合はenm=1とし、該相対的位置関係が既知でない場合はenm=0として、次の式(1)と式(2)を同時に制限付き最適化の枠組みで最小化してPjとXiとを算出する算出手段と、
    を備えたことを特徴とする計測装置。
    Figure 2018124107
    Figure 2018124107
  2. 前記相対的位置関係は、大きさが既知のマーカにおいて4隅のうちの2つの隅の間の距離、又は2つのマーカ間の距離が分かっている場合において該マーカ間の距離である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 大きさ及び/又は位置関係が既知の複数のマーカを計測対象物に取り付ける工程と、
    該マーカをカメラで撮影する工程と、
    3次元点iの3次元座標をXiとし、3次元点mの3次元座標をXmとし、3次元点nの3次元座標をXnとし、カメラjの位置姿勢をPjとし、カメラjに映る3次元点iの画像座標をxijとし、3次元点Xiをカメラjの画像に投影する関数をfとし、3次元点nと3次元点mの相対的位置関係をCnmとし、該相対的位置関係が既知の場合はenm=1とし、該相対的位置関係が既知でない場合はenm=0として、次の式(3)と式(4)を同時に制限付き最適化の枠組みで最小化してPjとXiとを算出する工程と、
    を備えたことを特徴とする計測方法。
    Figure 2018124107
    Figure 2018124107
  4. 前記相対的位置関係は、大きさが既知のマーカにおいて4隅のうちの2つの隅の間の距離、又は2つのマーカ間の距離が分かっている場合において該マーカ間の距離である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の計測方法。
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