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JP2018120298A - 触覚フィードバック装置及び該触覚フィードバック装置を備えた電子機器 - Google Patents

触覚フィードバック装置及び該触覚フィードバック装置を備えた電子機器 Download PDF

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JP2018120298A JP2017009635A JP2017009635A JP2018120298A JP 2018120298 A JP2018120298 A JP 2018120298A JP 2017009635 A JP2017009635 A JP 2017009635A JP 2017009635 A JP2017009635 A JP 2017009635A JP 2018120298 A JP2018120298 A JP 2018120298A
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Abstract

【課題】 タッチ入力部の良好な押し込み感を得る。【解決手段】 筐体10と、タッチ操作前の初期位置とタッチ操作により押し込まれた押込位置との間で移動するタッチ入力部20と、タッチ入力部20に一体的に固定され前記タッチ操作に応じて振動する振動アクチュエータ40タと、タッチ入力部20を筐体10内側から弾発して前記初期位置側に保持する弾発部材50と、タッチ入力部20の移動をガイドするガイド機構G1とを備えた。【選択図】 図5

Description

本発明は、タッチ操作に応じてタッチ入力部を振動させるようにした触覚フィードバック装置、及び該触覚フィードバック装置を備えた電子機器に関するものである。
一般的に、タッチパネルは、タッチセンサと画像表示装置とを組み合わせたユーザインターフェース(入力装置)であり、表示画面と重なった操作面が操作者によってタッチ操作されることで、表示した画像に対応する信号を出力する。また、タッチパッドは、操作面が操作者によって触れられることで信号入力を行う入力装置であり、タッチパッドを備える電子機器は、通常、タッチパッドの操作面とは別に、表示部を備えている。これらタッチパネルやタッチパッドなどのタッチ入力部によれば、操作者は信号入力がなされたことを表示画像の表示により視認することができるが、キーボードのボタン操作のようなストロークを有する操作感が得られない。
これに対して、インターフェースの操作者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得る技術(触覚技術:haptic technology)が近年研究されており、タッチ入力部においても、操作したユーザの指などに振動をフィードバックするものが提案されている。
このような触覚フィードバック装置としては、振動部を有するタッチパネルの裏面を、弾性材料からなる弾性ダンパーを介して筐体に支持するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2013−59756号公報
しかしながら、上記従来技術によれば、タッチ操作によってタッチパネルが押し込まれた際に、このタッチパネルが押し込み方向に対する交差方向へずれたり、タッチパネルの一部分のみが深く沈み込みむとともに他の部分が浮いた状態になったり、ゴム製の弾性ダンパーによる鈍いような押し込み感になってしまったり等、良好な押し込み感が得られない。
このような課題を解決するために、本発明は以下の構成を具備するものである。
筐体と、タッチ操作前の初期位置とタッチ操作により押し込まれた押込位置との間で移動するタッチ入力部と、前記タッチ入力部に一体的に固定され前記タッチ操作に応じて振動する振動アクチュエータと、前記タッチ入力部を前記筐体内側から弾発して前記初期位置側に保持する弾発部材と、前記タッチ入力部の移動をガイドするガイド機構とを備えたことを特徴とする触覚フィードバック装置。
本発明に係る触覚フィードバック装置の第1実施態様を表側斜め方向から視た外観斜視図である。 第1実施態様を裏側斜め方向から視た外観斜視図である。 第1実施態様の内部構造を裏側斜め方向から視た斜視図である。 第1実施態様の分解斜視図である。 第1実施態様の要部拡大断面図であり、(a)は初期位置、(b)は押込位置を示す。 本発明に係る触覚フィードバック装置の第2実施態様を、表側斜め方向から視た斜視図である。 第2実施態様の分解斜視図である。 第2実施態様の要部拡大断面図であり、(a)は初期位置、(b)は押込位置を示す。 本発明に係る触覚フィードバック装置の第3実施態様を、裏側斜め方向から視た斜視図である。 第3実施態様の分解斜視図である。 第3実施態様の要部拡大断面図であり、(a)は初期位置、(b)は押込位置を示す。 第4実施態様の要部拡大断面図であり、(a)は初期位置、(b)は押込位置を示す。 本発明に係る触覚フィードバック装置を備えた電子機器の一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
<第1実施態様について>
図1〜図5は、本発明に係る触覚フィードバック装置の第1実施態様を示す。
この触覚フィードバック装置1は、特に図5によく示されるように、筐体10と、タッチ操作により筐体10内に押し込まれるタッチ入力部20と、タッチ入力部20の周縁側を覆うようにして筐体10に止着されたカバー部材30と、タッチ入力部20に一体的に固定され前記タッチ操作に応じて振動する振動アクチュエータ40と、タッチ入力部20を筐体10内側から弾発して前記初期位置側に保持する弾発部材50と、タッチ入力部20が前記初期位置と前記押込位置の間で移動するのをガイドするガイド機構G1と、押し込まれたタッチ入力部20を受ける弾性受け部60とを備えている。
筐体10は、例えば硬質合成樹脂や金属材料等の硬質材料から反押し込み方向側(図示のZ方向側)を開口した略箱状に形成される。
この筐体10は、矩形平板状の底壁部11と、この底壁部11の各辺から反押込方向へ突出した側壁部12とを有する。
底壁部11の裏面側には、円筒状に突出する複数の凸部13が設けられる。これら凸部13は、図示例によれば、底壁部11の四角側に位置するように4つ設けられる。
そして、各凸部13の中心側には、これら底壁部11及び凸部13を厚み方向へ貫通するようにしてガイド孔14が設けられる。
ガイド孔14は、反押込方向側に位置するストレート孔状の筒状面部14aと、この筒状面部14aの押込方向P側に連続する傾斜面部14bとからなり、後述するガイド機構G1を構成する。
筒状面部14aは、図示例によれば、内周面を円筒状に形成した孔である。
また、傾斜面部14bは、押込方向P側へ向かって拡径方向へ傾斜する傾斜面状(詳細には円錐面状)に形成されている。
タッチ入力部20は、透明なタッチパネル21と画像表示部22とを一体的に具備し、後述する弾発部材50によって初期位置側(図示のZ方向側)へ弾発されて支持される。
タッチパネル21は、露出した表面部が指などによりタッチ操作された際に信号を出力するようにした矩形平板状の透明なタッチパネルである。このタッチ入力部20には、例えば、感圧式(抵抗膜方式)センサを有するタッチパネルを用いればよいが、静電容量式センサやその他の方式のセンサを用いたタッチパネルを用いることも可能である。
このタッチパネル21の周端部は、その周囲の部材(側壁部12等)に対し、接触しないように位置する(図5参照)。また、タッチパネル21の周端側の表面部は、カバー部材30の裏面に対し近接又は接触(図示例によれば隙間を有する状態で近接)している。
画像表示部22は、反押込方向側に画像表示面22aを有する矩形板状の液晶ディスプレイ装置であり、図示しない制御回路から入力される画像信号に応じた画像を画像表示面22aに表示する。
この画像表示部22は、タッチパネル21の周縁よりも内側に位置するようにして、画像表示面22aをタッチパネル21の裏面に重ねて固定されている。
この画像表示部22の裏面側には、上述したガイド孔14に対し同芯状に位置するように、複数の凸部22bが設けられる。そして、各凸部22bには、ガイド機構G1を構成するガイド軸23が同芯状に突設されている。
ガイド軸23は、画像表示部22裏面側の凸部22b突端に、螺合等の止着手段によって固定され、筐体10のガイド孔14に挿通されている。
このガイド軸23は、ガイド孔14の筒状面部14aに挿入された軸本体部23aと、前記初期位置にてガイド孔14の傾斜面部14bに接触し、前記押込位置にて傾斜面部14bから離れる接触部23bとを一体に有する(図5(a)(b)参照)。
このガイド軸23における接触部23bよりも更に押込方向P側の部分は、図示例によれば円柱状に形成され、筐体10裏面の凸部13突端面から突出している。
軸本体部23aは、ガイド孔14の筒状面部14aに遊挿可能な円柱軸状に形成される。
この軸本体部23aには、座金24が環状に装着されている。この座金24は、軸本体部23aを遊挿するとともに、弾発部材50の一端側を受けている。
接触部23bは、ガイド孔14の傾斜面部14bに面接触する傾斜面状(詳細には円錐面状)に形成されている。
また、カバー部材30は、筐体10の4辺側の側壁部12外面に対し、それぞれ重なり合う4つの側壁部31と、同筐体10の開口を覆うとともに周縁側を側壁部31に接続した枠状板部32とから一体に形成される。枠状板部32の中央側には、タッチ入力部20を露出する矩形状の開口部32aが形成されている。
振動アクチュエータ40は、長尺立方体状を呈し、その短手方向へ振動するように構成されている。
この振動アクチュエータ40は、タッチ入力部20の短手方向の一端側と他端側にそれぞれ配設される。各振動アクチュエータ40は、図示のY方向へ振動するようにして、タッチ入力部20の裏面側(図3によれば画像表示部22の裏面)に固定されている。
この振動アクチュエータ40の具体例としては、駆動コイルに交流電力を通電した際の磁気作用とマグネットとの間に生じる吸引力および反発力によって可動子を往復運動させる機構とすればよい。
弾発部材50は、画像表示部22の凸部22bからガイド軸23の軸本体部23aにわたって環状に装着され、タッチ入力部20の裏面と筐体10底面との間に挟まれた圧縮コイルバネである(図5参照)。
この弾発部材50の一方の座部は画像表示部22の裏面に当接し、他方の座部は、座金24を介して、筐体10の底面に当接している。
また、ガイド機構G1は、上述したガイド孔14とガイド軸23によって、タッチ入力部20が初期位置(図5(a)参照)から押込位置(図5(b)参照)へ移動するのをガイドする機構である。
図示例のガイド機構G1では、初期位置及び押込位置にて、ガイド軸23の軸本体部23aとガイド孔14の筒状面部14aとの間に隙間s1が確保されている。また、押込位置では、ガイド軸23の接触部23bとガイド孔14の傾斜面部14bとの間にも隙間s2が確保される。
隙間s1,s2は、タッチ入力部20が前記初期位置から前記押込位置まで移動して平面方向へ微動可能な状態になるように適宜に設定されている。
また、弾性受け部60は、例えばゴムやエラストマー樹脂等の弾性材料からブロック状に形成され、筐体10における底壁部11の内面に接着材を介して接着固定される。
この弾性受け部60は、例えば、画像表示部22の四つの角側等、適宜箇所に対応するように複数配設され、押込方向Pへ移動した際のタッチ入力部20の裏面を受けて、その受け面を弾性的に後退させる。
弾性受け部60と、初期位置の画像表示部22の裏面との間には、隙間s3が確保されている(図5参照)。
隙間s3は、通常のタッチ操作によりタッチ入力部20が押し込まれた際に画像表示部22の裏面が弾性受け部60に接触せず、通常よりも強めのタッチ操作によりタッチ入力部20が筐体10内側へ押し込まれた際には画像表示部22の裏面が弾性受け部60に接触するように適宜に設定されている。
そして、弾性受け部60は、タッチ入力部20が通常よりも強く押圧された場合に、画像表示部22の裏面を受けて弾性変形する。
なお、図示例以外の他例としては、弾性受け部60を省くことも可能であり、この場合には、画像表示部22の裏面と底壁部11内面との間に、適宜な隙間を設ける。
次に上記構成の触覚フィードバック装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
先ず、初期状態においては、図5(a)に示すように、タッチ入力部20と一体のガイド軸23の接触部23bが、筐体10側の傾斜面部14bに面接触しているため、外部から受ける振動等に起因して、タッチ入力部20が意図せずに振動するようなことを防ぐことができる。
そして、操作者の指によりタッチ入力部20の表面がタッチ操作されると、そのタッチ操作の際の押圧力により、タッチ入力部20が筐体10内側へ押し込まれる。
この際、タッチ入力部20は、ガイド軸23の軸本体部23aがガイド孔14の筒状面部14aに案内されるとともに、複数の弾発部材50を弾性的に圧縮させてスムーズに押し込まれ、良好な押し込み感を操作者に与える。
そして、前記のようにしてタッチ入力部20が押し込まれると、それと略同時又はその直後に振動アクチュエータ40が振動し、この振動がタッチ入力部20に伝達して、タッチ入力部20が平面方向(図示例によればY方向)へ振動する。
この振動の際、タッチ入力部20は、隙間s1,s2を介して筐体10とは分離した状態で、弾発部材50を水平方向へ撓わませて振動する。この際、筐体10をほとんど振動させることなく、タッチ入力部20のみが振動するため、操作者の指等に対し、タッチ入力部20のみの振動による独特な触覚効果を与えることができ、その応答性も良好である。
また、操作者の指がタッチ入力部20の表面から離れた際には、タッチ入力部20が弾発部材50の弾発力により、初期位置側へ戻され、ガイド軸23の接触部23bがガイド孔14の傾斜面部14bに面接触し、外部振動等の影響を受け難い安定した静止状態になる。
また、タッチ入力部20を押下げていない状態(図5(a)参照)で、例えばアラートや着信等の伝達手段として振動アクチュエータ40を振動させるように制御した場合には、振動アクチュエータ40の振動が筐体10を含めた全体におよぶため、その振動を、タッチ入力部20に触れていない操作者に対しても伝達することができる。
<第2実施態様について>
次に、本発明に係る触覚フィードバック装置の第2実施態様について説明する(図6〜図8参照)。
この触覚フィードバック装置2は、上述した触覚フィードバック装置1に対し、内部構造を一部変更したものであり、その外観形状は上記触覚フィードバック装置1(図1参照)と略同様である。
詳細に説明すれば、触覚フィードバック装置2は、上記触覚フィードバック装置1に対し、筐体10を筐体10’に置換し、ガイド軸23をガイド軸25に置換し、座金24を省き、弾性部材32bを追加したものである。
筐体10’は、上記筐体10のガイド孔14をガイド孔14’に置換したものである。
ガイド孔14’は、ストレート孔状(換言すれば円筒孔状)に形成され、上述したガイド孔14のような傾斜面部14bを有さない(図8参照)。
なお、図中符号14c’は、C面取り部であり、上記傾斜面部14bの機能を有するものではない。
ガイド軸25は、画像表示部22裏面側の凸部22b突端に、螺合等の止着手段によって固定され、ガイド孔14’に挿通されている。
このガイド軸25は、ガイド孔14’の全長にわたって摺接する軸本体部25aと、この軸本体部25aの押込方向側に接続された鍔部25bとを一体に有する(図8参照)。
軸本体部25aは、その外周面をガイド孔14’内周面に摺接可能な円柱状に形成される。鍔部25bは、凸部13の突端に接触するように軸本体部25aよりも大径に形成される。
上記構成のガイド軸25及びガイド孔14’は、タッチ入力部20を押込方向Pへ案内するガイド機構G2として機能する。
弾性部材32bは、枠状板部32の裏面側において、開口部32aの内縁に沿うように、帯状に止着されている(図7及び図8参照)。
この弾性部材32bは、タッチ入力部20表面と枠状板部32裏面との間から異物等が筐体10内へ侵入するのを防ぐものであるが、省くことも可能である。
また、この第2実施態様において、弾発部材50は、その一方の座部を画像表示部22の裏面に当接するとともに、他方の座部を、座金等を介することなく底壁部11内面に直接当接している。
よって、この触覚フィードバック装置2によれば、タッチ入力部20がタッチ操作された際に、ガイド軸25の軸本体部25aがガイド孔14’内周面に摺接して案内されるとともに、複数の弾発部材50が弾性的に圧縮して、タッチ入力部20がスムーズに押し込まれるため、良好な押し込み感を操作者に与えることができる。
<第3実施態様について>
次に、本発明に係る触覚フィードバック装置の第3実施態様について説明する(図9〜図11参照)。
この触覚フィードバック装置3は、上述した触覚フィードバック装置2に対し、内部構造を一部変更したものであり、表側の外観形状は上記触覚フィードバック装置1及び2(図1参照)と略同様である。
この触覚フィードバック装置3は、上記触覚フィードバック装置2に対し、上記筐体10’を筐体10”に置換し、上記弾発部材50を弾発部材70に置換し、ガイド軸25を省いた構成とされる。
筐体10”は、例えば硬質合成樹脂や金属材料等の硬質材料から反押し込み方向側(図示のZ方向側)を開口した略箱状に形成される。
この筐体10”は、矩形平板状の底壁部11”と、この底壁部11”の各辺から反押し込み方向へ突出した側壁部12”とを有する。
底壁部11”は、凹凸のない平坦板状に形成される。
なお、図中符号11a”は、弾発部材70をタッチ入力部20に止着するための止着具(例えばネジやボルト等)を逃がすための貫通孔である。
筐体10”の四隅側には、側壁部12”内面から筐体内側へ突出するように、ガイド面12a”が設けられる。各ガイド面12a”は、図10に示すように、平面視L字状に並ぶ二つの面からなる入隅状に形成される。
このガイド面12a”は、画像表示部22の角側の側面に摺接して、タッチ入力部20を押込方向Pへ案内するガイド機構G3として機能する。
また、弾発部材70は、タッチ入力部20の押込方向に対する交差方向(図示例にればX方向)へ延設され弾性的に撓み可能な板バネであり、前記交差方向の一端側をタッチ入力部20(詳細には画像表示部22)の裏面に止着するとともに、他端側を、底壁部11”の内面に当接させている
より詳細に説明すれば、この弾発部材70は、図示のY方向へ延設され、その一端側と他端側がそれぞれ画像表示部22の裏面に止着された水平状片部71と、この水平状片部71のY方向の両端側からそれぞれX方向へ延設され先端側が略V字状に曲げられた接触片部72,72とを備え、各接触片部72の突端を底壁部11”の内面に当接させている。
この弾発部材70の材質は、押込方向Pへの撓みを可能にする材料であればよく、例えば、バネ用金属材料や、弾性変形可能な合成樹脂材料等とすればよい。
よって、この触覚フィードバック装置3によれば、タッチ入力部20がタッチ操作された際に、タッチ入力部20の側面が筐体10”内のガイド面12a”に摺接して案内されるとともに、複数の弾発部材70が弾性的に撓み、タッチ入力部20がスムーズに押し込まれるため、良好な押し込み感を操作者に与えることができる。
<第4実施態様について>
次に、本発明に係る触覚フィードバック装置の第4実施態様について説明する(図12参照)。
この触覚フィードバック装置4は、上述した触覚フィードバック装置3に対し、内部構造を一部変更したものであり、表側の外観形状は上記触覚フィードバック装置1〜3(図1参照)と略同様である。
この触覚フィードバック装置4は、上記触覚フィードバック装置3に対し、上記筐体10’を筐体10”’に置換し、タッチ入力部20をタッチ入力部20”’に置換した構成にしている。
筐体10”’は、例えば硬質合成樹脂や金属材料等の硬質材料から反押し込み方向側(図示のZ方向側)を開口した略箱状に形成される。
この筐体10”’は、上述した筐体10”(図11参照)に対し、側壁部12”を側壁部12”’に置換して、ガイド機構G4を有する構成としている。
側壁部12”’は、底壁部11”の各辺から反押し込み方向へ突出しており、その内側面に、傾斜面部12a”’を有する。
ガイド面12a”’は、筐体10”’において対向する両辺側の側壁部12”’にそれぞれ設けられる。各傾斜面部12a”’は、押込方向P側へゆくにしたがって筐体外方向(換言すれば、筐体10”’内の空間を拡大する方向)へ傾斜する平坦な傾斜面である。
側壁部12”’における傾斜面部12a”’よりも反押込方向側の内壁部12b”’は、底壁部11”に略直交する平坦面状に形成され、タッチパネル21の周端部に対し、隙間を置いて近接している。
同様に、側壁部12”’における傾斜面部12a”’よりも押込方向P側の内壁部12c”’も、底壁部11”に略直交する平坦面状に形成され、画像表示部22”’の周端部に対し、隙間を置いて近接している。
タッチ入力部20”’は、上述したタッチ入力部20の端部側に、初期位置(図12(a)参照)にて傾斜面部12a”’に接触し、押込位置(図12(b)参照)にて傾斜面部12a”’から離れる接触部22a”’を有している。
すなわち、タッチ入力部20”’は、上述した画像表示部22を画像表示部22”’に置換した構成とされる。この画像表示部22”’は、対向する両辺側にそれぞれ接触部22a”’を有する。
各接触部22a”’は、筐体10”’の傾斜面部12a”’にならう傾斜面状に形成され、前記初期位置にて傾斜面部12a”’に面接触し、前記押込位置にて傾斜面部12a”’から離間する。
ガイド機構G4は、上述したタッチ入力部20”’の周端部形状と、側壁部12”’の内壁面形状によりタッチ入力部20”’の移動をガイドする機構である。
よって、上記構成の触覚フィードバック装置4によれば、上述した触覚フィードバック装置1と略同様に、初期位置(図12(a)参照)では、外部振動によりタッチ入力部20”’が振動するのを阻むことができ、押込位置(図12(b)参照)では、振動アクチュエータ40の振動を筐体10”’に伝達することなく、タッチ入力部20”’のみに伝達することができる。
また、初期位置(図12(a)参照)では、例えばアラートや着信等の伝達手段として振動アクチュエータ40の振動を、筐体10”’を含む全体に伝達することも可能である。
なお、上記触覚フィードバック装置4によれば、傾斜面部12a”’を側壁部12”’の長手方向(Y方向)の全長にわたって設けたが、他例としては、傾斜面部12a”’を側壁部12”’の長手方向に対し部分的に設けるようにしてもよい。
<電子機器について>
図13は、上記構成の触覚フィードバック装置1〜4の何れかを備えた電子機器Aを例示している。
この電子機器Aは、ケースa1の一つの面に開口a2を有し、この開口a2からタッチ入力部20を露出するようにして、ケースa1内に触覚フィードバック装置1,2,3又は4を装着している。
この電子機器Aの具体例としては、家電機器や、遊戯機器、各種複合電子機器、医療機器、ナビゲータを含む車載搭載機器等とすることができる。
この電子機器Aによれば、タッチ入力部20をタッチ操作する操作者に、良好な操作感を与えることができる上、その操作に対する応答性も良好である。
特に電子機器Aを車載搭載機器とした場合には、押込位置(図5(b)参照)において、車両等の外部振動に影響されることなく、タッチ入力部20の振動のみを、確実に操作者の手(指)に伝達することができる。
なお、電子機器Aの他例としては、ケースa1を具備せずに、触覚フィードバック装置1〜4の何れかを、そのまま、先に例示した機器として用いることも可能である。
さらに、他例としては、触覚フィードバック装置1〜4の何れかにより、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Asistant)、画面タッチ操作可能なパソコン、その他のウェアラブル電子機器等を構成したり、パソコン用のタッチパッドや、その他の電子機器のタッチパッドを構成したりすることも可能である。
特に、電子機器Aをスマートフォンやウェアラブル電子機器とした場合には、押込位置(図5(b)参照)において、これら機器のケースa1に触れる手や身体等に振動を伝達することなく、タッチ入力部20を操作する手(指)のみに振動を伝達して、触覚認識性を向上することができる。
詳細に説明すれば、操作する手(指)のみにタッチ入力部20の操作面によるZ方向の変位及びXまたはY方向の振動(横振動)が加えられた場合、指の皮膚表面近くに存在するマイスナー小体と呼ばれる触覚感覚受容器が皮膚表面のずれに似た感覚を受け、指の皮下組織に存在するパチニ小体と呼ばれる触覚感覚受容器が指の沈み込みに似た感覚を受ける。これらの感覚が脳に伝えられると、脳では恰も前記操作面が部分的に沈み込むような錯覚を起こし、クリック感のような心地よい操作感が得られるようになる。
また、上記実施態様によれば、タッチ入力部20を構成するタッチパネルに、タッチセンサを具備したが、他例としては、前記タッチセンサを前記タッチパネルには具備せずに画像表示部やタッチパネル以外の部位に具備した態様とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、特に好ましい一例として、振動アクチュエータ40を、タッチ入力部20における短手方向の一端側と他端側に設けたが、他例としては、その片側のみに振動アクチュエータ40を設けた態様や、タッチ入力部20における長手方向の両側又は片側に振動アクチュエータ40を設けた態様、タッチ入力部20の周端面に振動アクチュエータ40を設けた態様、タッチ入力部20の裏面における中央寄りに振動アクチュエータ40を設けた態様、振動アクチュエータ40を3以上設けた態様等、図示例以外の配置や数にて、振動アクチュエータ40を設けることも可能である。
また、上記実施態様では、それぞれ一種類のガイド機構を具備したが、他例としては、上記構成の触覚フィードバック装置1に対し、上記ガイド機構G3又はG4(図11,図12参照)を追加した態様や、上記触覚フィードバック装置3に対し、ガイド機構G1,G2を追加した態様等、複数種類のガイド機構を適宜に組み合わせて用いることも可能である。
また、上記実施態様では、タッチ入力部20の裏面を弾発部材を介して筐体内の底面に支持するようにしたが、他例としては、タッチ入力部20の裏面又は側面を弾発部材(例えば板バネ等)を介して筐体内の側面に支持する態様とすることも可能である。
また、上記触覚フィードバック装置1(図5参照)では、特に好ましい態様として接触部23bを傾斜面部14bに面接触する円錐面状に形成したが、他例としては、ガイド軸23における筒状面部14aよりも押込方向P側の部分を拡径された円筒状に形成し、この円筒状部分の反押込方向側の縁を、傾斜面部14bに対し線接触させる態様とすることも可能である。
さらに他例としては、接触部23bと同様の機能の接触部を、傾斜面部14bに対し点接触する形状とすることも可能である。
同様に、上記触覚フィードバック装置4(図12参照)では、特に好ましい態様として接触部22a”’を傾斜面部12a”’に面接触させるように形成したが、他例としては、接触部22a”’を傾斜面部12a”’に対し、線接触させる態様や、点接触させる態様等とすることも可能である。
以上、本発明に係る実施態様について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施態様に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述した各実施態様は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1,2,3:触覚フィードバック装置 10,10’,10”:筐体
14:ガイド孔 14a:筒状面部
14b:傾斜面部 20:タッチ入力部
21:タッチパネル 22:画像表示部
23,25:ガイド軸 23a,25a:軸本体部
23b:接触部 40:振動アクチュエータ
50,70:弾発部材 60:弾性受け部
G1,G2,G3:ガイド機構 P:押込方向

Claims (8)

  1. 筐体と、タッチ操作前の初期位置とタッチ操作により押し込まれた押込位置との間で移動するタッチ入力部と、前記タッチ入力部に一体的に固定され前記タッチ操作に応じて振動する振動アクチュエータと、前記タッチ入力部を前記筐体内側から弾発して前記初期位置側に保持する弾発部材と、前記タッチ入力部の移動をガイドするガイド機構とを備えたことを特徴とする触覚フィードバック装置。
  2. 前記ガイド機構が、前記タッチ入力部の裏面から突出するガイド軸と、前記裏面に対向する筐体面に設けられて前記ガイド軸を挿入するガイド孔とを具備していることを特徴とする請求項1記載の触覚フィードバック装置。
  3. 前記ガイド軸の外周面と前記ガイド孔の内周面とのうち、少なくともその一方には、押込方向側へゆくにしたがって拡径方向へ傾斜する傾斜面部が設けられ、他方には、前記初期位置にて前記傾斜面部に接触し、前記押込位置にて前記傾斜面部から離れる接触部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の触覚フィードバック装置。
  4. 前記ガイド機構は、前記筐体の内側面と前記タッチ入力部の外側面とのうち、少なくとものその一方に設けられて押込方向側へゆくにしたがって筐体外方向へ傾斜する傾斜面部と、その他方に設けられて前記初期位置にて前記傾斜面部に接触し、前記押込位置にて前記傾斜面部から離れる接触部とを具備して構成されることを特徴とする請求項1記載の触覚フィードバック装置。
  5. 前記接触部が、前記傾斜面部に面接触する傾斜面状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の触覚フィードバック装置。
  6. 前記弾発部材は、前記タッチ入力部の裏面と前記筐体内面との間に挟まれた圧縮コイルバネであることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の触覚フィードバック装置。
  7. 前記弾発部材は、前記タッチ入力部の押込方向に対する交差方向へ延設された板バネであり、一端側を前記タッチ入力部の裏面に止着するとともに、他端側を、前記裏面に対向する前記筐体の内面に当接させていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の触覚フィードバック装置。
  8. 請求項1乃至7何れか1項記載の触覚フィードバック装置を備えた電子機器。
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