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JP2018119595A - 電動弁及び冷凍サイクルシステム - Google Patents

電動弁及び冷凍サイクルシステム Download PDF

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JP2018119595A JP2017010882A JP2017010882A JP2018119595A JP 2018119595 A JP2018119595 A JP 2018119595A JP 2017010882 A JP2017010882 A JP 2017010882A JP 2017010882 A JP2017010882 A JP 2017010882A JP 2018119595 A JP2018119595 A JP 2018119595A
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Abstract

【課題】電動弁100において、弁ハウジング1に対して、支持部材2と密閉ケース3とを組み付けてなる電動弁において、支持部材2の固定金具23と密閉ケース3とを、弁ハウジング1に対して溶接不良がなく確実に溶接する。【解決手段】弁ハウジング1の開口端部の全周に段差部11を設ける。段差部11を内側の第1の環状面11aと外側の第2の環状面11bとで構成する。固定金具23を第2の環状面11bの内側に配置し、第1の環状面11aにフランジ部232を当接させる。第1の環状面11aとフランジ部232との当接部分の全周を溶接する。密閉ケース3の下端の開口端部を第2の環状面11bに当接させる。第2の環状面11bと密閉ケース3の開口端部との当接部分の全周を溶接する。弁ハウジング1(弁本体)に対して、支持部材2と密閉ケース3とを軸線L方向の異なる位置で溶接する。【選択図】図3

Description

本発明は、冷凍サイクルシステムなどに使用する電動弁及び冷凍サイクルシステムに関する。
従来、この種の電動弁として、ステッピングモータのマグネットロータ及びロータ軸の回転によりねじ送り機構を介してロータ軸と弁部材を作動し、弁部材で弁ポートを開閉するものがある。また、ロータ軸を支持する支持部材を備えたものがある。このような電動弁は例えば特許第5395775号公報(特許文献1)に開示されている。
また、この従来の電動弁では、流体の流路を密閉する必要があり、弁本体と共に密閉構造をなす円筒形状の密閉ケース(キャン)内に、モータ部のマグネットロータを収容している。そして、この弁本体と密閉ケースとは溶接等により密閉固着されている。また、ステッピングモータのロータ軸に雄ねじ部が形成され、雄ねじ部を支持部材の雌ねじ部に螺合させることにより、ロータ軸が支持部材に支持されている。そして、支持部材と密閉ケースは弁ハウジング(弁本体)の上部に組み付けられている。
特許第5395775号公報
上述した特許文献1の技術では、支持部材と密閉ケースを弁ハウジングに組み付ける際に、まず、支持部材を弁ハウジングの開口端部に嵌合して固定金具と弁ハウジングの開口端部の周辺とを溶接により固着する。次に、密閉ケースを弁ハウジングの開口端部に対して溶接により固着する。
このように、従来の技術では、弁ハウジングの開口端部の同じ端面に対して、支持部材と密閉ケースとを一般に溶接で固定しているので、以下のような問題がある。支持部材の固定金具は弁ハウジングの開口端部の端面に先に溶接されるので、密閉ケースを組み付ける際に、固定金具の溶接による溶融凝固部(ビード部)が弁ハウジングの開口端部の端面に形成されている。このため、密閉ケースと溶融凝固部とが干渉することがあり、密閉ケースが位置ずれしたり、溶接不良が生じることがある。
本発明は、弁本体に対して、ロータ軸を軸線上に支持する支持部材とマグネットロータを収容する密閉ケースとを組み付けてなる電動弁において、支持部材の固定金具と密閉ケースとを、弁本体に対して溶接不良がなく確実に溶接された電動弁を提供することを課題とする。
請求項1の電動弁は、モータ部のマグネットロータ及びロータ軸の回転により作動する弁部材を内蔵した円筒形状で金属製の弁本体に対して、前記ロータ軸を軸線上に支持する支持部材と、前記マグネットロータを収容する円筒形状で金属製の密閉ケースとを組み付けてなる電動弁であって、前記支持部材は、前記軸線回りの外周に該軸線と直交する方向に突出する突出面を成す固定金具を有し、前記弁本体は、前記支持部材を嵌合する開口端部の前記軸線回りに、前記軸線と直交する面内にそれぞれ位置する内側の第1の環状面を有し、前記軸線回りの全周に外側の第2の環状面を有するとともに、該第1の環状面と該第2の環状面とは前記軸線方向の位置が異なるように段差部を構成しており、前記弁本体の前記第1の環状面と前記支持部材の前記固定金具の当接部分が溶接されるとともに、前記弁本体の前記第2の環状面と前記密閉ケースの開口端部との当接部分が溶接されていることを特徴とする。
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記固定金具は、板金のプレス加工によるダレ面部を有し、該ダレ面部の裏面側が前記第1の環状面に当接されて当該当接部分が溶接されていることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、前記固定金具は、前記軸線と直交する面に対して非対称な形状である
ことを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項3に記載の電動弁であって、前記支持部材は、前記弁本体の前記開口端部内に圧入される樹脂製の基部を有し、前記固定金具は、前記軸線を中心とする円筒状のリムと、前記リムの外周に軸線Lと直交する方向に突出する突出面を成すフランジ部とを有して構成され、前記固定金具は、前記基部内において、前記リムが前記弁本体の内側となるように配置しされて前記基部と共にインサート成形されていることを特徴とする。
請求項5の冷凍サイクルシステムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする。
請求項1乃至4の電動弁によれば、弁本体に対して、支持部材と密閉ケースとを組み付ける際に、固定金具を溶接する第1の環状面の位置と密閉ケースを溶接するための第2の環状面との軸線方向の位置が異なるので、密閉ケースの溶接時に、溶融凝固部が密閉ケースと干渉することなく、この密閉ケースを確実に溶接することができる。
請求項2の電動弁によれば、固定金具は、プレス加工時のバリ面部において弁本体の第1の環状面に当接させて溶接されるので、溶接時に、ダレ面部と当接した時の様な隙間が無いため 、溶接時の溶け分れや強度不足を無くした、安定した溶接性が得られる。
請求項3の電動弁によれば、固定金具が軸線と直交する面に対して非対称な形状であるので、支持部材のインサート成形時に固定金具が裏返しで入らない金型構造とすることで、バリ面が弁本体の第1環状面に必ず当接するため、安定した溶接性が得られる共に裏表の選別作業が不要となり、組立性が向上する。
請求項4の電動弁によれば、固定金具のリムが支持部材における基部内で弁本体の内側となるように配置されているので、支持部材の基部を弁本体の開口端部に圧入したときに基部に対して応力が生じても、リムの補強作用により基部の内径面の変形を防止でき、基部の内径面と摺動する弁ホルダの動きが悪化せず、弁作動性の悪化を防止できる。
請求項5の冷凍サイクルシステムによれば、請求項1乃至4と同様な効果が得られる。
本発明の第1実施形態の電動弁の縦断面図である。 第1実施形態の電動弁における固定金具の断面図及び一部拡大断面図である。 第1実施形態の電動弁における弁ハウジング、支持部材及び密閉ケースの組み付け部分の断面図である。 第2実施形態の電動弁における弁ハウジング、支持部材及び密閉ケースの組み付け部分の断面図である。 実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。
次に、本発明の電動弁及び冷凍サイクルシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の縦断面図、図2は第1実施形態の電動弁における固定金具の断面図及び一部拡大断面図、図3は第1実施形態の電動弁における弁ハウジング、支持部材及び密閉ケースの組み付け部分の断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。
この電動弁100は、「弁本体」としての弁ハウジング1と、支持部材2と、密閉ケース3と、弁ホルダ4と、「弁部材」としてのニードル弁5と、「モータ部」としてのステッピングモータ6と、を備えている。
弁ハウジング1はステンレス等で略円筒形状に形成されており、その内側に弁室1Rを有している。弁ハウジング1の外周片側には弁室1Rに導通される第1継手管101が接続されるとともに、下端から下方に延びる筒状部に第2継手管102が接続されている。また、第2継手管102の弁室1R側には弁座リング103が嵌合されている。弁座リング103の内側は弁ポート103aとなっており、第2継手管102は弁ポート103aを介して弁室1Rに導通される。なお、第1継手管101、第2継手管102及び弁座リング103は、弁ハウジング1に対してろう付け等により固着されている。
支持部材2は中央のホルダ部21とこのホルダ部21の外周の厚手の基部22と、後述の固定金具23とを有しており、固定金具23はインサート成形によりホルダ部21及び基部22と共に一体に設けられている。これにより、固定金具23は、支持部材2の軸線L回りの外周に突出して設けられている。そして、後述のように支持部材2は固定金具23を介して弁ハウジング1の上端部に溶接により固定されている。ホルダ部21の中心には、軸線Lと同軸の雌ねじ部21aとそのねじ孔が形成されるとともに、雌ねじ部21aのねじ孔よりも径の大きな円筒形状のガイド孔21bが形成されている。
密閉ケース3は、上端部が塞がれた略円筒形状に形成されており、後述のように、弁ハウジング1の上端に溶接によって気密に固定されている。密閉ケース3内の上部には、ガイド31が設けられるとともに、ガイド31の外周には回転ストッパ機構32が設けられている。
弁ホルダ4は円筒状の部材であり、支持部材2のガイド孔21b内に嵌合されて軸線L方向に摺動可能に配設されている。そして、弁ホルダ4の下端部にニードル弁5が固着されている。弁ホルダ4内には、バネ受け41が軸線L方向に移動可能に設けられ、バネ受け41とニードル弁5との間に圧縮コイルバネ42が所定の荷重を与えられた状態で取り付けられている。
ステッピングモータ6は、ロータ軸61と、密閉ケース3の内部に回転可能に配設されたマグネットロータ62と、密閉ケース3の外周においてマグネットロータ62に対して対向配置されたステータコイル63と、その他、図示しないヨークや外装部材等により構成されている。ロータ軸61はマグネットロータ62の中心に取り付けられ、このロータ軸61は支持部材2側に延設されている。ロータ軸61の支持部材2側の外周には雄ねじ部61aが形成されており、この雄ねじ部61aが支持部材2の雌ねじ部21aに螺合されている。そして、支持部材2のガイド孔21b内で、弁ホルダ4の上端部がロータ軸61の下端部に係合され、弁ホルダ4及びニードル弁5はロータ軸61によって回転可能に吊り下げた状態で支持されている。また、ロータ軸61は上端部が密閉ケース3内のガイド31内に回動自在に嵌め込まれている。
以上の構成により、ステッピングモータ6の駆動により、マグネットロータ62及びロータ軸61が回転し、ロータ軸61の雄ねじ部61aと支持部材2の雌ねじ部21aとのねじ送り機構により、ロータ軸61が軸線L方向に移動する。そして、弁部材5が軸線L方向に移動して弁座リング103に対して近接又は離間する。これにより、弁ポート103aが開閉され、第1継手管101から第2継手管102へ、あるいは第2継手管102から第1継手管101へ流れる冷媒の流量が制御される。なお、マグネットロータ62の上下の回転位置は回転ストッパ機構32により規制される。
このように電動弁100は、ステータモータ6(モータ部)のマグネットロータ62及びロータ軸61の回転により作動するニードル弁5(弁部材)を内蔵した円筒形状の金属製の弁ハウジング1(弁本体)に対して、ロータ軸61を軸線L上に支持する支持部材2と、マグネットロータ62を収容する円筒形状で金属製の密閉ケース3とを組み付けてなる電動弁である。
図2に示すように、固定金具23はステンレス製の板金のプレス加工により形成されており、軸線Lを中心とする円筒状のリム231と、リム231の外周に軸線Lと直交する方向に突出する突出面を成すフランジ部232とを一体に有している。図2の一点鎖線の円で囲った一部拡大図に示すように、フランジ部232の外周でリム231と反対側の端部には、プレス加工によるダレ面部Aが形成されている。また、この固定金具23の溶接前の状態では、ダレ面部Aと反対側の端部には、プレス加工によるバリ面部Bが形成されている。プレス加工によるバリ面部Bは、プレス加工後にバリ処理を施している為、このバリ面部Bにバリは無い。なお、固定金具23は、バリ面部Bの部分で溶接される。
図1及び図3に示すように、支持部材2はその基部22を弁ハウジング1の上端の開口端部に圧入して嵌合されている。固定金具23は、支持部材2の基部22内において、リム231が弁ハウジング1の弁室1R側となるように配置しされてこの基部22と共にインサート成形されている。また、弁ハウジング1は、支持部材2の基部22を嵌合する開口端部に段差部11を有している。この段差部11は、軸線L回りの全周に軸線Lと直交する面内にそれぞれ位置する内側の第1の環状面11aと外側の第2の環状面11bとを有している。この第1の環状面11aと第2の環状面11bとは軸線L方向の位置が異なっている。この第1実施形態では、第2の環状面11bが第1の環状面11aよりも軸線L方向の低い位置に形成されている。なお、図1及び図3では弁ハウジング1及び密閉ケース3の縦断面が図示されているが、この弁ハウジング1は第1継手管101を嵌合する孔を除いては、軸線L回りの回転対称な形状である。また、密閉ケース3は弁ハウジング1側の円筒部が軸線L回りの回転対称な形状である。
支持部材2の固定金具23は第2の環状面11bの内側に配置され、第1の環状面11aに固定金具23のフランジ部232が当接されている。そして、この第1の環状面11aとフランジ部232との当接部分の全周が溶接され、その全周において溶融凝固部Pが形成されている。これにより、支持部材2が弁ハウジング1に固着されている。また、密閉ケース3の下端の開口端部は第2の環状面11bに当接されている。そして、この第2の環状面11bと密閉ケース3の開口端部との当接部分の全周が溶接され、その全周において溶融凝固部Qが形成されている。これにより、密閉ケース3が弁ハウジング1に固着されている。
このように、弁ハウジング1(弁本体)に対して、支持部材2と密閉ケース3とを組み付ける際に、固定金具23(フランジ部232)を溶接する位置が第2の環状面11bよりも軸線L方向の高い位置となる。したがって、密閉ケース3の溶接時に、溶融凝固部Pが密閉ケース3と干渉することなく、この密閉ケース3を確実に溶接することができる。
また、固定金具23はフランジ部232の前記バリ面部Bを弁ハウジング1の第1の環状面11aに当接させて溶接されている。仮にダレ面を当接させて溶接をしようとすると、隙間ができて溶接性が安定しないため、溶接不良が生じ易い。しかし、実施形態ではフランジ部232のバリ面部Bが第1の環状面11aに当接し、ダレ面部Aと当接した時の様な隙間が無く、被溶接形状が安定する。したがって、当接した線上を狙って溶接すれば良いため、溶接時の溶け分れや強度不足を無くした、安定した溶接性が得られる。
また、固定金具23は、片側のみにリム231を有している。すなわち、固定金具は板金のプレス加工によるダレ面部Aを有し、軸線Lと直交する面に対して非対称な形状である。したがって、支持部材2のインサート成形時に固定金具23が裏返しで入らない金型構造とすることで、バリ面が弁本体の第1環状面に必ず当接するため、安定した溶接性が得られる共に裏表の選別作業が不要となり、組立性が向上する。
また、固定金具23のリム231が支持部材2における基部22内で弁ハウジング1の弁室1R側に位置しているので、基部22を弁ハウジング1の開口端部に圧入しても、この圧入により、弁ハウジング1の開口端部から軸線Lの半径方向(内向き)に応力が生じても、リム231の補強作用により基部22の内径面の変形を防止できる。したがって、基部22の内径面と摺動する弁ホルダ4の動きが悪化せず、弁作動性の悪化を防止できる。
図4は第2実施形態の電動弁における弁ハウジング、支持部材及び密閉ケースの組み付け部分の断面図である。この第2実施形態と第1実施形態との違いは、弁ハウジングの開口端部、固定金具の外径、及び密閉ケースの高さである。その他の構造は図1と同様であり、第1実施形態と同様な要素及び対応する要素には図1乃至図3と同符号を付記して重複する説明及び全体構造の図示は省略する。
この第2実施形態における弁ハウジング1′は、基部22を嵌合する開口端部に段差部12を有している。この段差部12は、軸線L回りの全周に軸線Lと直交する面内にそれぞれ位置する内側の第1の環状面12aと外側の第2の環状面12bとを有している。この第1の環状面12aと第2の環状面12bとは軸線L方向の位置が異なっている。この第2実施形態では、第2の環状面12bが第1の環状面12aよりも軸線L方向の高い位置に形成されている。この第2実施形態における弁ハウジング1′及び密閉ケース3′、第1実施形態と同様のその要部は軸線L回りの回転対称な形状である。
支持部材2の固定金具23′は第2の環状面12bの内側に配置され、第1の環状面12aに固定金具23′のフランジ部232′が当接されている。そして、この第1の環状面12aとフランジ部232′との当接部分の全周が溶接され、その全周において溶融凝固部P′が形成されている。これにより、支持部材2が弁ハウジング1′に固着されている。また、密閉ケース3′の下端の開口端部は第2の環状面12bに当接されている。そして、この第2の環状面12bと密閉ケース3′の開口端部との当接部分の全周が溶接され、その全周において溶融凝固部Q′が形成されている。これにより、密閉ケース3′が弁ハウジング1′に固着されている。
このように、第2実施形態でも、弁ハウジング1(弁本体)に対して、支持部材2と密閉ケース3とを組み付ける際に、固定金具23′(フランジ部232′)を溶接する位置が第2の環状面12bよりも軸線L方向の低い位置となる。したがって、密閉ケース3′の溶接時に、溶融凝固部P′が密閉ケース3′と干渉することなく、この密閉ケース3′を確実に溶接することができる。
図5は実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。図において、符号100は膨張弁を構成する本発明の実施形態の電動弁、200は室外ユニットに搭載された室外熱交換器、300は室内ユニットに搭載された室内熱交換器、400は四方弁を構成する流路切換弁、500は圧縮機である。電動弁100、室外熱交換器200、室内熱交換器300、流路切換弁400、及び圧縮機500は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。なお、アキュムレータ、圧力センサ、温度センサ等は図示を省略してある。
冷凍サイクルの流路は、流路切換弁400により冷房運転時の流路と暖房運転時の流路の2通りに切換えられる。冷房運転時には、図に実線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室外熱交換器200に流入され、この室外熱交換器200は凝縮器として機能し、室外熱交換器200から流出された液冷媒は電動弁100を介して室内熱交換器300に流入され、この室内熱交換器300は蒸発器として機能する。
一方、暖房運転時には、図に破線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室内熱交換器300、電動弁100、室外熱交換器200、流路切換弁400、そして、圧縮機500の順に循環され、室内熱交換器300が凝縮器として機能し、室外熱交換器200が蒸発器として機能する。電動弁100は、冷房運転時に室外熱交換器200から流入する液冷媒、または暖房運転時に室内熱交換器300から流入する液冷媒を、それぞれ減圧膨張し、さらにその冷媒の流量を制御する。
本発明の実施形態の説明において、固定金具と本体の前記環状面との溶接は、全周溶接としていたが、全周溶接とは限らず、部分溶接でも良い。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング(弁本体)
11 段差部
11a 第1の環状面
11b 第2の環状面
101 第1継手管
102 第2継手管
103 弁座リング
103a 弁ポート
2 支持部材
21 ホルダ部
21a 雌ねじ部
22 基部
23 固定金具
231 リム
232 フランジ部
A ダレ面部
B バリ面部
3 密閉ケース
4 弁ホルダ
5 ニードル弁(弁部材)
6 ステッピングモータ(モータ部)
61 ロータ軸
61a 雄ねじ部
62 マグネットロータ
63 ステータコイル
P 溶融凝固部
Q 溶融凝固部
1′ 弁ハウジング(弁本体)
12 段差部
12a 第1の環状面
12b 第2の環状面
23′ 固定金具
232′ フランジ部
3′ 密閉ケース
P′ 溶融凝固部
Q′ 溶融凝固部
L 軸線
100 電動弁(膨張弁)
200 室外熱交換器
300 室内熱交換器
400 流路切換弁
500 圧縮機

Claims (5)

  1. モータ部のマグネットロータ及びロータ軸の回転により作動する弁部材を内蔵した円筒形状で金属製の弁本体に対して、前記ロータ軸を軸線上に支持する支持部材と、前記マグネットロータを収容する円筒形状で金属製の密閉ケースとを組み付けてなる電動弁であって、
    前記支持部材は、前記軸線回りの外周に該軸線と直交する方向に突出する突出面を成す固定金具を有し、
    前記弁本体は、前記支持部材を嵌合する開口端部の前記軸線回りに、前記軸線と直交する面内にそれぞれ位置する内側の第1の環状面を有し、前記軸線回りの全周に外側の第2の環状面を有するとともに、該第1の環状面と該第2の環状面とは前記軸線方向の位置が異なるように段差部を構成しており、
    前記弁本体の前記第1の環状面と前記支持部材の前記固定金具の当接部分が溶接されるとともに、前記弁本体の前記第2の環状面と前記密閉ケースの開口端部との当接部分が溶接されている
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記固定金具は、板金のプレス加工によるダレ面部を有し、該ダレ面部の裏面側が前記第1の環状面に当接されて当該当接部分が溶接されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記固定金具は、前記軸線と直交する面に対して非対称な形状である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記支持部材は、前記弁本体の前記開口端部内に圧入される樹脂製の基部を有し、前記固定金具は、前記軸線を中心とする円筒状のリムと、前記リムの外周に軸線Lと直交する方向に突出する突出面を成すフランジ部とを有して構成され、
    前記固定金具は、前記基部内において、前記リムが前記弁本体の内側となるように配置しされて前記基部と共にインサート成形されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられている
    ことを特徴とする冷凍サイクルシステム。
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